JP2000255549A - 被梱包物の付属品等の交換方法 - Google Patents

被梱包物の付属品等の交換方法

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JP2000255549A JP11058817A JP5881799A JP2000255549A JP 2000255549 A JP2000255549 A JP 2000255549A JP 11058817 A JP11058817 A JP 11058817A JP 5881799 A JP5881799 A JP 5881799A JP 2000255549 A JP2000255549 A JP 2000255549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被梱包物40とともに梱包箱60に収納され
ている被梱包物の付属品76等を、開梱することなく交
換できる方法を提案する。 【解決手段】 被梱包物40とその付属品76等を収納
した矩形状梱包箱60の短辺側の側面60a所定位置
に、舌片状の破断容易な部位63を設け、側面の破断容
易な部位63を破断して形成した開口部68を介して、
付属品76等の出し入れを行う。梱包箱60を開梱する
ことなく、付属品76等の交換ができる。したがって、
段積みした形態で、それぞれの梱包箱60における付属
品76等の交換を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包箱内に被梱包
物とともに梱包されている付属品等の一部を必要に応じ
て取り替えたり交換したりする、被梱包物の附属品等の
交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロジェクターなどの電子機器
は、段ボール箱等の梱包箱内にその付属品や取り扱い説
明書とともに梱包されて、運搬や保管等される。そし
て、電子機器の付属品の一部や取り扱い説明書は仕向地
毎に異なる場合があり、仕向地毎に対応した付属品や取
り扱い説明書を、梱包箱内に収納し梱包することが必要
である。しかし、被梱包物の梱包の際に、その仕向地毎
に対応するように付属品や取り扱い説明書を梱包箱に収
納するように対処したのでは、被梱包物である電子機器
のモデル数が増加するにしたがって、管理すべき附属品
や取り扱い説明書の種類が増えて、出荷管理や在庫管理
がそれだけ煩雑化する。
【0003】そこで、従来では、一旦、主要な仕向地に
対応した付属品や取り扱い説明書を被梱包物とともに収
納梱包し、特定の仕向地向けの梱包が必要になった場合
には、必要に応じて開梱し、その付属品の一部や取り扱
い説明書を適切なものに交換するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の方法では、第1に、特定の仕向地向けの梱包が必要に
なった場合に、いちいち開梱して、付属品や取り扱い説
明書を交換しなければならず、非常に面倒であるという
問題があった。
【0005】第2に、被梱包物等を収納し梱包した梱包
箱は、一般に段積みされて保管されるが、段積み状態の
梱包箱内の付属品や取り扱い説明書を交換することは、
困難で、後の付属品等の交換作業の可能性を考えると、
被梱包物を梱包した梱包箱を段積みできず、それだけ保
管スペースをとられるという問題もあった。
【0006】本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑
みなされたもので、その目的は、被梱包物とともに梱包
用箱に収納されている被梱包物の付属品等を、開梱する
ことなく交換できる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段,作用および効果】前記目
的を達成するために、本発明に係る被梱包物の付属品等
の交換方法においては、被梱包物とその付属品等を収納
した矩形状梱包箱の短辺側の側面所定位置に舌片状の破
断容易な部位を設け、前記側面の破断容易な部位を破断
して形成した開口部を介して付属品等の出し入れを行う
ようにしたものである。
【0008】矩形状梱包箱の短辺側の側面を破断して開
口部を形成し、この開口部を介して付属品等の出し入れ
を行うので、梱包箱を開梱することなく、梱包箱内の付
属品等の交換ができる。また、梱包箱の側面方向から付
属品等の交換を行うので、段積み状態の梱包箱に対して
も付属品等の交換が可能となる。
【0009】したがって、後に付属品等の交換作業の可
能性があっても、梱包箱の側面方向から付属品等の交換
が可能、即ち、段積みした形態のままの梱包箱に対し、
付属品などの交換ができるので、被梱包物とその付属品
等を収納した梱包箱を段積み状態に保管でき、それだけ
梱包箱の保管スペースがいらなくなる。
【0010】また、本発明においては、前記側面の舌片
状の破断容易な部位を、ミシン目状の切り込みにより構
成することが望ましい。
【0011】ミシン目状の切り込みは、側面の破断を容
易にし、ミシン目状の切り込みに沿って側面を舌片状に
破断することで、簡単に所定の大きさの開口部を形成で
きるとともに、破断した舌片状領域を元に戻すことで、
簡単に開口部を閉塞できる。
【0012】したがって、所定の大きさの側面開口部を
スムーズに形成できるので、付属品等の交換作業を迅速
に遂行できる。また、一旦形成した側面開口部を閉塞で
きるので、付属品等の交換作業の済んだ梱包箱の外観体
裁もよい。
【0013】また、本発明においては、前記側面の破断
容易な舌片状領域の付け根に、ヒンジを形成することが
望ましい。
【0014】ヒンジとしては、薄肉部やミシン目状の切
り込み等が考えられ、このヒンジは、破断された舌片状
領域の折り曲げを容易にする。
【0015】したがって、舌片状領域をヒンジに沿って
折り曲げることで、所定の大きさの側面開口部をスムー
ズに形成できるので、付属品等の交換作業を迅速に遂行
できる。
【0016】また、本発明においては、前記梱包箱の側
面の破断容易な部位に、指や手を掛けて側面を舌片状に
破断するための孔を設けることが望ましい。
【0017】側面に設けられている孔に指や手を掛け
て、孔の周縁部を外側に引っ張ることで、側面を舌片状
に簡単に破断できる。
【0018】したがって、指や手を使って簡単に梱包箱
の側面に開口部を形成できるので、それだけ付属品等の
交換作業を迅速に遂行できる。
【0019】また、本発明においては、前記孔を、前記
側面のほぼ中央部に設けた手掛け孔で構成し、前記手掛
け孔の周縁部の一部を含む側面下方領域を舌片状に破断
し外側に折り曲げて、前記開口部を形成することが望ま
しい。
【0020】梱包箱を支え持つための手掛け孔が、側面
を舌片状に破断する際の指や手を掛けるための孔として
も機能する。
【0021】したがって、梱包箱の側面を破断し開口部
を形成する際に必要な指や手を掛けるための孔を別途設
ける必要がなく、それだけ梱包箱の構造が簡潔となる。
【0022】また、本発明においては、前記梱包箱内
に、付属品等の出し入れ可能な開口部の設けられた付属
品収納箱を、前記破断容易な部位の形成された短辺側の
側面内側に密着するように配置することが望ましい。
【0023】梱包箱内に配置された付属品収納箱は、破
断容易な部位や指,手を掛ける孔が設けられることで強
度的に弱くなった短辺側の側面における強度(特に、圧
縮強度)の低下を抑制する。
【0024】したがって、破断容易な部位等が形成され
てそれだけ強度的に弱くなった短辺側の側面における強
度(特に、圧縮強度)が、側面内側に密着するように配
置された付属品収納箱によってバックアップされるの
で、破断容易な部位等の形成された側面側の壁面強度は
それほど低下せず、梱包箱を段積み等してもこの短辺側
が潰れる等の不具合がない等、梱包箱の耐久性が保証さ
れる。
【0025】また、本発明においては、前記付属品収納
箱に設けた付属品等の出し入れ可能な開口部を、前記梱
包箱の側面に形成された破断容易な部位に整合する大き
さに形成することが望ましい。
【0026】梱包箱の側面の強度をバックアップするた
めには、付属品収納箱に設ける付属品等の出し入れ可能
な開口部は小さい方がよい。しかし、付属品等の出し入
れの容易性を考えると、開口部は大きい方がよい。そし
て、壁面強度を保持し、かつ付属品等を出し入れする作
業性も良好とするには、付属品収納箱に設ける開口部の
大きさを、梱包箱の側面に形成する開口部に整合させる
ことが、もっとも好ましい。
【0027】また、本発明においては、前記付属品収納
箱に設けられた開口部の周縁部の一部を、前記梱包箱の
側面に形成された、指や手を掛ける孔に整合する形状に
形成することが望ましい。
【0028】指や手を掛けるための孔が手掛け孔の場合
には、手掛け孔の周縁部が梱包箱の側面壁と付属品等収
容箱の側面壁との二重壁構造となって、手掛け孔周辺に
おける強度が確保される。
【0029】したがって、手掛け孔を手で持って梱包箱
を持ち上げても、手掛け孔周縁部が壊れにくく、それだ
け耐久性が保証される。
【0030】また、本発明においては、前記付属品収納
箱を、前記被梱包物を容器状の緩衝材で梱包した緩衝材
梱包ユニットと、前記舌片状の破断容易な部位の形成さ
れた梱包箱の側面間に隙間なく収納することが望まし
い。
【0031】梱包箱内には、緩衝材梱包ユニットと付属
品収納箱が隙間なく収納されて、梱包箱全体の強度が高
められており、これにより梱包箱の耐久性が保証され
る。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0033】図1〜図7は、本発明方法を電子機器であ
るプロジェクターの梱包に適用した場合の実施例を示す
もので、図1は、被梱包物であるプロジェクター梱包用
の梱包箱であるダンボール箱内に収納される梱包緩衝部
材の全体構成を示す斜視図、図2は、被梱包物であるプ
ロジェクターおよび緩衝材の斜視図、図3は、被梱包物
であるプロジェクターを梱包した緩衝材の断面図、図4
は、ダンボール箱の短辺側の側面に形成した破断容易な
部位と付属品収納箱に形成した附属品等出し入れ用の開
口部の位置関係を示す斜視図、図5は、付属品収納箱の
分解斜視図、図6は、ダンボール箱の短辺側の側面の一
部を破断し形成した側面開口部を示す斜視図、図7は、
ダンボール箱の付属品収納箱配置位置における断面図
(図6に示す線VII-VIIに沿う断面図)である。
【0034】これらの図において、図2,3における符
号40は、被梱包物である電子機器(プロジェクタ)
で、プロジェクタ40は、緩衝材である容器状の上下の
パッド10,20で挟まれた状態で、梱包箱であるダン
ボール箱60に収納される。上下のパッド10,20に
は、凸部11,21と凹部12,22とで囲まれた空間
が形成されており、上下のパッド10,20を互いにそ
の凸部11,21が接触するように重ねてできる空間内
に、被梱包物40である電子機器(プロジェクタ40)
が収納される。
【0035】符号14,24は、各パッド10,20の
プロジェクタ収納部に形成された、プロジェクタ40の
上下平面に接触する平坦部であり、平坦部14,24か
らプロジェクター40と離れる方向に位置する部分を凹
部12,22とする。また、凸部11,21の下部に位
置するスカート13,23が各パッド10,20の外周
で連続して、各パッド10,20の強度向上に寄与して
いる。そして、凸部12,21と凹部12,22とスカ
ート13、23が協働して、ダンボール箱60を介して
プロジェクター40に加わる衝撃を吸収するべく作用す
る。
【0036】さらに、下パッド20の下方には、凸部3
1の形成された補強パッド30が配置され、この補強パ
ッド30も上下のパッド10,20と同様、ダンボール
箱60を介してプロジェクター40に加わる衝撃を吸収
するべく作用する。
【0037】また、プロジェクター40は、上下のパッ
ド10,20で梱包されて、緩衝材梱包ユニットUとし
て一体化された後、付属品収納箱70とともに、ダンボ
ール箱60に収納されて、運搬あるいは保管等される。
【0038】即ち、プロジェクタ40を梱包する手順と
しては、まずダンボール箱60内底部にダンボール製の
当て板8を敷き、その上に、補強パッド30をその凸部
31が上向きとなるように載せる。その上に、プロジェ
クタ40を上下のパッド10,20で梱包一体化した緩
衝材梱包ユニットUを、ダンボール箱60の一方の側面
60bに密着するように載せる。そして、緩衝材梱包ユ
ニットUとダンボール箱60の他方の側面60a間の隙
間に、所定の付属品76等を収納した付属品収納箱70
を収納し、最後にダンボール製の当て板9を配し、ダン
ボール箱60の蓋を閉じ、テープ止めすることで、プロ
ジェクタ40の梱包が完了する。そして、図8に示すよ
うに、段積み状態にして保管する。
【0039】なお、プロジェクタ40の梱包手順として
は、当て板8上に補強パッド30と付属品収納70を収
納し、次いで、補強パッド30上に下パッド20を載
せ、そして、下パッド20のプロジェクタ収納部にプロ
ジェクタ40を収納した後、上パッド10を被せるよう
にしてもよい。
【0040】次に、パッド10,20,30による衝撃
力の吸収作用について説明する。
【0041】プロジェクタ40がダンボール箱60に収
納された状態で、落下等により外部から衝撃が加わる
と、プロジェクタ40の底面(下パッド20側)を下に
して落下した場合は、主に平坦部24を介してプロジェ
クタ40の重量が下パッド20に伝わる。この時、下パ
ッド20の凹部22や、凸部21の下部のスカート23
が変形することにより、落下の衝撃がプロジェクタ40
に伝わることを防ぎ、緩衝材としての役割を果たすわけ
であるが、パッドをパルプモールドで構成した場合や、
被梱包物40が比較的重い場合は、各パッドが破損して
しまう場合もある。そこで、凸部21や凹部22にテー
パーを設けず、平坦部24に対して垂直な壁面を持つよ
うに構成し、パッドに強度を持たせることも考えられる
が、その場合はパッドの変形が起り難くプロジェクタに
衝撃が伝わり、最悪プロジェクタ40が破損する場合も
有り得る。
【0042】従って、凸部21や凹部22にテーパーを
設けて、凸部21や凹部22が変形しやすくし、衝撃が
プロジェクタ40に伝わりにくくする。さらに、ダンボ
ール箱60と下パッド20の間に、凹部22に当接する
位置に形成された凸部31を有する補強パッド30を入
れることにより、落下時の衝撃は、凸部31によっても
吸収される。
【0043】補強パッド30の凸部31の数と大きさ
は、各パッド10,20,30の材質や被梱包物40の
重量によって適宜設定すれば良い。凸部31の配置は、
凹部22の平面が略長方形の場合、同一形状にして凹部
22と重なるように配置するよりは、図1〜3に示すよ
うに、略直交するように配置した方が良い。前者の場合
は、凸部31と凹部22の剛性が高まり、被梱包物40
に衝撃が伝わりやすくなるためである。後者の場合は、
図3に示されるように、凹部22の荷重を凸部31の狭
い部分で受けることにより前者に比べ剛性が低くなり衝
撃が緩和される。ここで凹部22の深さ(平坦部24を
基準とする)と、凸部31の高さ(平坦部34を基準と
する)とを概略等しくすれば、互いの変形量を最大にす
ることができ、緩衝材としての機能が高まる。
【0044】また、各パッド10,20,30の材質
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロ
ピレン(PP)等のエンジニアリングプラスチックを用
いることができるが、環境を配慮すれば容易に再生処理
あるいは廃棄処理が可能なパルプモールドが好ましく、
パッドとしての強度を確保するためにはバージンパルプ
よりは再生パルプを用いたパルプモールドにより構成す
ることが望ましい。
【0045】また下パッド20とダンボール箱60の間
に補強パッド30を入れる他、必要に応じて上パッド1
0とダンボール箱60の間に補強パッド30を入れ、上
パッド10の凹部12と補強パッド30の凸部31を同
様に当接させることもできる。この場合は天地を無視し
て、ダンボール箱60が逆さまに置かれた場合や、上パ
ッド10が下側になって落下する場合に特に有効であ
る。
【0046】また、梱包箱であるダンボール箱60の短
辺側の側面60a,60bには、ミシン目状の切り込み
61により囲まれた、手掛け孔形成用の舌片状の破断容
易な領域63が設けられている。符号62は、側面
(壁)60a,60bがプレスされて形成されたヒンジ
で、切り込み61で囲まれた舌片状領域63を、図7矢
印Aに示すように、内側に押し込んで切り込み61に沿
って破断し、ヒンジ62位置で折り曲げることで、手掛
け孔64を形成できる。そして、この手掛け孔64に手
を掛けて、プロジェクター40を梱包したダンボール箱
60を持ち運びできる。また、手掛け孔64(切り込み
61)は、側面(壁)における圧縮強度を低下させる上
で影響の少ない、側面ほぼ中央部に設けられている。
【0047】また、一方の側面60aの、手掛け孔形成
用の舌片状領域63を取り囲む下方位置には、ミシン目
状の切り込み65で囲まれた、側面開口部68を形成す
る比較的に大きい破断容易な舌片状領域67が設けられ
ている。符号66は、側面(壁)60aがプレスされて
形成されたヒンジ(図4,7参照)で、図7矢印Bに示
すように、手掛け孔64の下側周縁部64b(図6,7
参照)を外側に引っ張って、切り込み65で囲まれた舌
片状領域67を切り込み65に沿って破断し、ヒンジ6
6位置で折り曲げることで、側面開口部68を形成でき
る。そして、この側面開口部68を介して、ダンボール
箱60に梱包されている付属品等の交換を行うことがで
きる。なお、側面開口部68(切り込み65)も、手掛
け孔64(切り込み61)の場合と同様、側面(壁)に
おける圧縮強度を低下させる上で影響の少ない、側面ほ
ぼ中央部に設けられている。
【0048】また、ダンボール箱60の側面60aの内
側には、付属品収納箱70が密着するように配置され
て、切り込み61,65(手掛け孔64,側面開口部6
8)を形成することで弱くなったダンボール箱70の側
面60aにおける圧縮強度の低下を補うようになってい
る。さらに、付属品収納箱70は、ダンボール箱60の
側面60a側に作用する衝撃力を緩和する作用もある。
【0049】付属品収納箱70の詳細は、図5において
示されている。付属品収納箱70は、ダンボール箱60
の側面60aと緩衝材梱包ユニットUとの間に密着して
収納できる大きさに形成された、開閉蓋72a付きの矩
形状の付属品箱本体72と、この付属品箱本体72内に
収容される枠体構造の中敷き74とから構成されてい
る。
【0050】中敷き74には、3個の矩形筒状部75が
並設されており、電源ケーブル,メインケーブル,オー
ディオケーブル,コンピュータケーブル等の各種ケーブ
ル類や、リモコン,アダプター,乾電池等の各種付属品
76が、図7に示すように、付属品箱本体72内におい
て区分けして収納できるようになっている。
【0051】また、中敷き74の長さLは、図5に示
すように、付属品箱本体72の長さLよりも短く形成
されて、付属品箱本体72内を左右方向にも区画するべ
く作用し、これにより、付属品76を付属品箱本体72
の左右方向にも区分けして収納できるようになってい
る。
【0052】また、中敷き74(筒状部75)の高さh
は、付属品箱本体72内の深さhよりも低く形成さ
れて、付属品箱本体72内において蓋72aと中敷き7
4との間に隙間Sが形成され、この隙間Sに、基本
マニュアルである取り扱い説明書77(図7参照)を収
納できるようになっている。
【0053】付属品箱本体72および中敷き74は、所
定形状に切断したダンボールをそれぞれ折り曲げて、図
5に示す形状に組み立てたもので、非常に安価に製造で
きる。
【0054】また、ダンボール箱60の側面60aと密
着する付属品収納箱70(付属品箱本体72)の側面7
0aには、ダンボール箱60の側面60aに形成されて
いる破断容易な舌片状領域63,67(手掛け孔64お
よび側面開口部68)に整合する大きさの開口部73が
形成されており、この開口部73を介して所定の付属品
76の出し入れが可能となっている。
【0055】また、この開口部73の周縁部の一部73
a(図4,5参照)は、手掛け孔64の上側周縁部64
aに整合し、手掛け孔64の周縁部がダンボール箱60
の側面(壁)60aと付属品収納箱70の側面(壁)7
0aとの二重壁構造となって、それだけ手掛け孔64の
耐久性が確保されている。
【0056】次に、プロジェクターとその付属品および
基本マニュアルである取り扱い説明書を梱包して構成し
た主要な仕向地向けの梱包箱を、開梱することなく、特
定の仕向地向けに適合するように、梱包箱内の一部の付
属品を交換しかつ所定の取り扱い説明書を挿入する場合
について説明する。
【0057】図8には、プロジェクター40をその取り
扱い説明書77と付属品収納箱70と一緒にダンボール
箱60に梱包して構成した、主要な仕向地向けの梱包箱
(ダンボール箱)が、側面60aを同一方向に向けた形
態に、段積みされて保管されている状態が示されてい
る。
【0058】これらの梱包箱の側面60aには、梱包後
の梱包箱を段積みする際に形成した手掛け孔64がすで
に開けられている。また、手掛け孔64が開いていない
場合には、舌片領域63を押圧して切り込み61に沿っ
て破断し、ヒンジ62位置で内側に折り曲げることで、
手掛け孔64を簡単に形成できる。
【0059】そして、作業者は、側面60aの手掛け孔
64の下側周縁部64bに手を掛けて、舌片状領域67
を切り込み65に沿って破断して、側面開口部68を形
成する。そして、この開口部68を介して、付属品収納
箱70内の付属品の1つである電源ケーブル76aを取
り出すとともに、この開口部68を介して、特定仕向地
用の電源ケーブル(図示せず)を付属品収納箱70内に
挿入する。さらに、この開口部68を介して、付属品収
納箱70内の側面(壁)70aと中敷き74間に形成さ
れる隙間S(図7参照)に、特定仕向地向け取り扱い
説明書(図示せず)を挿入する。最後に、舌片状領域6
3,67を元の位置に戻して、手掛け孔64および開口
部68を閉塞する。
【0060】このように、プロジェクターとその付属品
および取り扱い説明書を梱包して構成した梱包箱が、図
8に示すように、段積み状態にされていたとしても、梱
包箱の短辺側の側面に形成した開口部68を介して、側
方から付属品の一部を交換したり、所定の取り扱い説明
書を挿入したりできる。したがって、従来では、その後
の開梱による付属品等の交換作業の必要性を考慮して、
梱包箱を段積み状態にして保管できず、大きな保管スペ
ースをとられていたのに対し、本発明方法を用いること
で、プロジェクターを梱包した梱包箱を段積み状態にし
て保管することが可能となって、狭いスペースに多くの
梱包箱を保管することができる。
【0061】図9,10は、ダンボール箱60の短辺側
の側面60aに形成する開口部形成用の切り込みの他の
実施例を示すものである。
【0062】前記実施例では、プロジェクター40のよ
うに比較的重量がある被梱包物の梱包に用いるダンボー
ル箱60の側面60aに、手掛け孔形成用のミシン目状
の切り込み61と、側面開口部形成用のミシン目状の切
り込み65とが設けられていたが、本実施例では、比較
的軽量でコンパクトな被梱包物の梱包に用いられる小型
のダンボール箱60Aを示しており、被梱包物を収納し
た梱包箱全体が計量かつコンパクトであることから、ダ
ンボール箱60Aの側面には手掛け孔が設けられていな
い。
【0063】即ち、ダンボール箱60Aの短辺側の側面
には、付属品等交換用の側面開口部68Aを形成するた
めの、破断容易なミシン目状の切り込み65に囲まれた
舌片状領域67Aだけが形成されている。
【0064】そして、側面開口部68Aを形成するに
は、まず図10矢印Aに示すように、舌片状領域67A
の先端部を内側に押し込んで、側面(壁)を切り込み6
5の水平位置65a(図9,10参照)で破断し、この
破断部に手を差し入れ、図10矢印Bに示すように、舌
片状領域67Aを外側に引っ張って切り込み65に沿っ
て破断し、ヒンジ66位置で折り曲げるようにすればよ
い。
【0065】また、図6,7に示すダンボール箱60の
側面60aに、舌片状領域67Aを外側に引き出すため
に用いる指挿入孔形成用の破断容易な舌片状領域を、ミ
シン目状の切り込み線によって設けるようにしてもよ
く、このようにすれば側面開口部68Aの形成が容易で
ある。
【0066】なお、前記実施例では、被梱包物として電
子機器(プロジェクター)の梱包について説明したが、
被梱包物としては、電子機器の他に、例えば光学機器や
精密機器があり、これらの梱包にも本発明を適用できる
ことは、いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】被梱包物であるプロジェクター梱包用の梱包箱
であるダンボール箱内に収納される梱包緩衝材の全体構
成を示す斜視図。
【図2】被梱包物であるプロジェクターおよび緩衝材の
斜視図。
【図3】被梱包物であるプロジェクターを梱包した緩衝
材の断面図。
【図4】ダンボール箱の短辺側の側面に形成した破断容
易な部位と付属品収納箱に形成した附属品等出し入れ用
の開口部の位置関係を示す斜視図。
【図5】付属品収納箱の分解斜視図。
【図6】ダンボール箱の短辺側の側面の一部を破断し形
成した側面開口部を示す斜視図。
【図7】ダンボール箱の付属品収納箱配置位置における
断面図(図6に示す線VII-VIIに沿う断面図)。
【図8】被梱包物を梱包したダンボール箱を段積み状態
にした正面図。
【図9】本発明の他の実施例である被梱包物を梱包した
ダンボール箱の短辺側の正面図。
【図10】同ダンボール箱の付属品収納箱位置における
断面図(図9に示す線X−Xに沿う断面図)。
【符号の説明】
10,20,30 緩衝材である容器状のパッド 40 被梱包物であるプロジェクター 60 矩形状の梱包箱であるダンボール箱 60a,60b 梱包箱の短辺側の側面 62 ヒンジ 63 破断容易な舌片状領域 64 手掛け孔 64a 手掛け孔の周縁部 65 ミシン目状の切り込み 66 ヒンジ 67 側面開口部を形成する破断容易な舌片状領域 68,68A 側面開口部 70 付属品収納箱 73 付属品収納箱に設けた付属品等の出し入れ可能な
開口部 76 プロジェクターの付属品 76a 付属品である電源ケーブル U 緩衝材梱包ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被梱包物とその付属品等を収納した矩形状
    梱包箱の短辺側の側面所定位置に舌片状の破断容易な部
    位を設け、前記側面の破断容易な部位を破断して形成し
    た開口部を介して付属品等の出し入れを行うことを特徴
    とする被梱包物の付属品等の交換方法。
  2. 【請求項2】前記側面の舌片状の破断容易な部位は、ミ
    シン目状の切り込みにより構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の被梱包物の付属品等の交換方法。
  3. 【請求項3】前記側面の破断容易な舌片状領域の付け根
    には、ヒンジが形成されたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の被梱包物の付属品等の交換方法。
  4. 【請求項4】前記梱包箱の側面の破断容易な部位には、
    指や手を掛けて側面を舌片状に破断するための孔が設け
    られたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかにに記
    載の被梱包物の付属品等の交換方法。
  5. 【請求項5】前記孔は、前記側面のほぼ中央部に設けら
    れた手掛け孔であり、前記手掛け孔の周縁部の一部を含
    む側面下方領域を舌片状に破断し外側に折り曲げて、前
    記開口部を形成することを特徴とする請求項4に記載の
    被梱包物の付属品等の交換方法。
  6. 【請求項6】前記梱包箱内には、付属品等の出し入れ可
    能な開口部の設けられた付属品収納箱が、前記破断容易
    な部位の形成された短辺側の側面内側に密着するように
    配置されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の被梱包物の付属品等の交換方法。
  7. 【請求項7】前記付属品収納箱に設けられた付属品等の
    出し入れ可能な開口部には、前記梱包箱の側面に形成さ
    れた破断容易な部位に整合する大きさに形成されたこと
    を特徴とする請求項6に記載の被梱包物の付属品等の交
    換方法。
  8. 【請求項8】前記付属品収納箱に設けられた開口部の周
    縁部の一部が、前記梱包箱の側面に形成された指や手を
    掛ける孔に整合する形状に形成されたことを特徴とする
    請求項6または7に記載被梱包物の付属品等の交換方
    法。
  9. 【請求項9】前記付属品収納箱は、前記被梱包物を容器
    状の緩衝材で梱包した緩衝材梱包ユニットと、前記舌片
    状の破断容易な部位の形成された梱包箱の側面間に隙間
    なく収納されたことを特徴とする請求項6〜8のいずれ
    かに記載の被梱包物の付属品等の交換方法。
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