JP2000255280A - 作業車両のpto制御装置 - Google Patents
作業車両のpto制御装置Info
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- JP2000255280A JP2000255280A JP11061073A JP6107399A JP2000255280A JP 2000255280 A JP2000255280 A JP 2000255280A JP 11061073 A JP11061073 A JP 11061073A JP 6107399 A JP6107399 A JP 6107399A JP 2000255280 A JP2000255280 A JP 2000255280A
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- Japan
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- pto
- power
- power transmission
- switching means
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業機を上昇させて車体が高速走行するとき
は、オペレータの操作の有無に拘らず、PTO系の動力
伝達切換手段を切り側へ操作して、安全性を確保すると
ともに環境を保全する。 【解決手段】 エンジンの回転動力は、駆動軸40から
走行系の伝達経路41とPTO系の伝達経路31に分岐
される。PTO系の伝達経路31にはPTOクラッチ3
2が設けられ、該PTOクラッチ32の入り切りにてP
TO軸50への動力を伝達または遮断する。車体の走行
速度が設定速度を超えたときは、コントローラの指令に
よって該PTOクラッチ32を切り側へ変更する。
は、オペレータの操作の有無に拘らず、PTO系の動力
伝達切換手段を切り側へ操作して、安全性を確保すると
ともに環境を保全する。 【解決手段】 エンジンの回転動力は、駆動軸40から
走行系の伝達経路41とPTO系の伝達経路31に分岐
される。PTO系の伝達経路31にはPTOクラッチ3
2が設けられ、該PTOクラッチ32の入り切りにてP
TO軸50への動力を伝達または遮断する。車体の走行
速度が設定速度を超えたときは、コントローラの指令に
よって該PTOクラッチ32を切り側へ変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタをはじめと
する作業車両のPTO制御装置に関するものであり、特
に、PTO系動力伝達の入り切り操作の自動化に関する
ものである。
する作業車両のPTO制御装置に関するものであり、特
に、PTO系動力伝達の入り切り操作の自動化に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トラク
タ等の作業車両では、エンジンの回転動力が変速装置へ
伝達され、該変速装置にて変速された後に、後輪または
前後輪へ伝達している。一方、車体に連結した作業機へ
動力を伝えるために走行系とは別にPTO系の伝達経路
を設けてあり、該PTO系の伝達経路に分岐された動力
がPTO軸を経て作業機へ伝達される。PTO系の伝達
経路にはシフタやクラッチ等の動力伝達切換手段を設
け、必要に応じてオペレータが手動にて該動力伝達切換
手段を入り切りし、エンジンの回転動力を作業機へ伝達
若しくは遮断するように形成されている。
タ等の作業車両では、エンジンの回転動力が変速装置へ
伝達され、該変速装置にて変速された後に、後輪または
前後輪へ伝達している。一方、車体に連結した作業機へ
動力を伝えるために走行系とは別にPTO系の伝達経路
を設けてあり、該PTO系の伝達経路に分岐された動力
がPTO軸を経て作業機へ伝達される。PTO系の伝達
経路にはシフタやクラッチ等の動力伝達切換手段を設
け、必要に応じてオペレータが手動にて該動力伝達切換
手段を入り切りし、エンジンの回転動力を作業機へ伝達
若しくは遮断するように形成されている。
【0003】例えば、路上走行する場合は、前記作業機
を所定高さに上昇させるとともに、前記動力伝達切換手
段を切り側へ操作して作業機の駆動を停止する。しか
し、手動にて動力伝達切換手段を操作するため、オペレ
ータが操作を怠った場合には作業機が回転した状態で高
速走行することになり、極めて危険であるとともに作業
機に付着した泥土が飛散して路面を汚損する。
を所定高さに上昇させるとともに、前記動力伝達切換手
段を切り側へ操作して作業機の駆動を停止する。しか
し、手動にて動力伝達切換手段を操作するため、オペレ
ータが操作を怠った場合には作業機が回転した状態で高
速走行することになり、極めて危険であるとともに作業
機に付着した泥土が飛散して路面を汚損する。
【0004】そこで、作業機を上昇させて車体が高速走
行するときは、オペレータの操作の有無に拘らず、PT
O系の動力伝達切換手段を切り側へ操作して、安全性を
確保するとともに環境を保全するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決
することを目的とする。
行するときは、オペレータの操作の有無に拘らず、PT
O系の動力伝達切換手段を切り側へ操作して、安全性を
確保するとともに環境を保全するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、車体に連結した作業
機へPTO軸を介してエンジンの回転動力を伝達する作
業車両に於いて、前記PTO系の伝達経路に動力伝達切
換手段を設け、該動力伝達切換手段を入り切りする制御
手段と、車体の走行速度を検出する手段と、車体の走行
速度が設定速度を超えると前記動力伝達切換手段を切り
側へ変更する制御手段を備えた作業車両のPTO制御装
置、及び、前記制御手段によって動力伝達切換手段を切
り側へ変更した後に、予め設定された操作を検出したと
きは、前記動力伝達切換手段を再度入り側へ変更する制
御手段を備えた作業車両のPTO制御装置を提供するも
のである。
するために提案されたものであり、車体に連結した作業
機へPTO軸を介してエンジンの回転動力を伝達する作
業車両に於いて、前記PTO系の伝達経路に動力伝達切
換手段を設け、該動力伝達切換手段を入り切りする制御
手段と、車体の走行速度を検出する手段と、車体の走行
速度が設定速度を超えると前記動力伝達切換手段を切り
側へ変更する制御手段を備えた作業車両のPTO制御装
置、及び、前記制御手段によって動力伝達切換手段を切
り側へ変更した後に、予め設定された操作を検出したと
きは、前記動力伝達切換手段を再度入り側へ変更する制
御手段を備えた作業車両のPTO制御装置を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラ
クタ10を示し、エンジン11の回転動力はミッション
ケース12内に収められた変速装置13へ伝達され、該
変速装置13にて変速された後に後輪14へ伝達され
る。走行系動力の一部は、該変速装置13から分岐され
て前輪15にも伝達され、後輪のみの二駆走行若しくは
前後輪の四駆走行が可能となっている。車体の後部には
リンク機構16を介してロータリ作業機17が連結され
ている。
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラ
クタ10を示し、エンジン11の回転動力はミッション
ケース12内に収められた変速装置13へ伝達され、該
変速装置13にて変速された後に後輪14へ伝達され
る。走行系動力の一部は、該変速装置13から分岐され
て前輪15にも伝達され、後輪のみの二駆走行若しくは
前後輪の四駆走行が可能となっている。車体の後部には
リンク機構16を介してロータリ作業機17が連結され
ている。
【0007】該リンク機構16はトップリンク18と左
右のロワリンク19,19とからなり、ミッションケー
ス12の後上部に回動可能に設けられた左右のリフトア
ーム20,20の先端部と左右のロワリンク19,19
とが、夫々リフトロッド21,21を介して連結されて
いる。そして、ミッションケース12の上部に内蔵され
たリフトシリンダ22の伸縮により、前記リフトアーム
20,20が上下に回動すれば、リフトロッド21,2
1を介してロワリンク19,19が上下動する。斯くし
て、該リンク機構15の回動支点であるロワリンク1
9,19の先端部を回動中心にして、前記ロータリ作業
機17が昇降する。
右のロワリンク19,19とからなり、ミッションケー
ス12の後上部に回動可能に設けられた左右のリフトア
ーム20,20の先端部と左右のロワリンク19,19
とが、夫々リフトロッド21,21を介して連結されて
いる。そして、ミッションケース12の上部に内蔵され
たリフトシリンダ22の伸縮により、前記リフトアーム
20,20が上下に回動すれば、リフトロッド21,2
1を介してロワリンク19,19が上下動する。斯くし
て、該リンク機構15の回動支点であるロワリンク1
9,19の先端部を回動中心にして、前記ロータリ作業
機17が昇降する。
【0008】リフトアーム20の回動基部にはリフトア
ーム角センサ23が設けられ、このリフトアーム角セン
サ23にてリフトアーム20の回動角を検出し、ロータ
リ作業機17の昇降高さを演算する。また、ロータリ作
業機17のリヤカバー24の回動基部にリヤカバー角セ
ンサ25が設けられ、このリヤカバー角センサ25にて
リヤカバー24の角度を検出し、耕耘爪26の耕深量を
演算する。
ーム角センサ23が設けられ、このリフトアーム角セン
サ23にてリフトアーム20の回動角を検出し、ロータ
リ作業機17の昇降高さを演算する。また、ロータリ作
業機17のリヤカバー24の回動基部にリヤカバー角セ
ンサ25が設けられ、このリヤカバー角センサ25にて
リヤカバー24の角度を検出し、耕耘爪26の耕深量を
演算する。
【0009】一方、運転席27の近くには、変速レバー
28や作業機昇降レバー29等の各種操作レバーと、二
駆四駆切換スイッチやPTO制御スイッチ(何れも図示
せず)等の各種スイッチ等が配置されている。前記変速
レバー28の操作にて前記変速装置13のギヤの組合せ
が切り換わり、車体の走行速度に適した変速比に変更さ
れる。また、作業機昇降レバー29の操作にて前記リフ
トシリンダ22が伸縮し、リフトアーム20,20が上
下に回動して、ロータリ作業機17を短時間で地面から
所定高さまで上昇、または所定高さから地面まで下降で
きるように形成してある。
28や作業機昇降レバー29等の各種操作レバーと、二
駆四駆切換スイッチやPTO制御スイッチ(何れも図示
せず)等の各種スイッチ等が配置されている。前記変速
レバー28の操作にて前記変速装置13のギヤの組合せ
が切り換わり、車体の走行速度に適した変速比に変更さ
れる。また、作業機昇降レバー29の操作にて前記リフ
トシリンダ22が伸縮し、リフトアーム20,20が上
下に回動して、ロータリ作業機17を短時間で地面から
所定高さまで上昇、または所定高さから地面まで下降で
きるように形成してある。
【0010】ここで、前記ミッションケース12内では
エンジン11の回転動力が走行系の伝達経路41とは別
にPTO系の伝達経路31に分岐され、分岐されたPT
O動力がロータリ作業機17へ伝達される。該PTO系
の伝達経路31には、動力伝達切換手段として油圧式の
PTOクラッチ32が設けられており、動力伝達切換手
段を入り切りする制御手段として、前記PTOクラッチ
32に供給される圧力油を制御する電磁弁33が、左右
何れか一方のフェンダ34にダンパを介して取り付けら
れている。該フェンダ34は軽量化された合成樹脂にて
成形されており、前記電磁弁33を容易且つ確実に固定
できる。尚、符号35は車体の走行速度を検出する手段
としての車速センサである。
エンジン11の回転動力が走行系の伝達経路41とは別
にPTO系の伝達経路31に分岐され、分岐されたPT
O動力がロータリ作業機17へ伝達される。該PTO系
の伝達経路31には、動力伝達切換手段として油圧式の
PTOクラッチ32が設けられており、動力伝達切換手
段を入り切りする制御手段として、前記PTOクラッチ
32に供給される圧力油を制御する電磁弁33が、左右
何れか一方のフェンダ34にダンパを介して取り付けら
れている。該フェンダ34は軽量化された合成樹脂にて
成形されており、前記電磁弁33を容易且つ確実に固定
できる。尚、符号35は車体の走行速度を検出する手段
としての車速センサである。
【0011】図2及び図3に示すように、前記エンジン
11の回転動力は主クラッチ39を経て駆動軸40へ入
力される。走行系の伝達経路41には前述した変速装置
13が設けられており、走行系の動力は該変速装置13
にて変速された後にリヤデファレンシャルギヤ42へ伝
達され、リヤデファレンシャルギヤ42から左右のリヤ
アクスル軸43,43を経て後輪14,14が駆動され
る。また、走行系の動力の一部が前記変速装置13から
分岐され、二駆四駆切換クラッチ44を経て駆動軸45
へ伝達され、フロントデファレンシャルギヤ46から左
右のフロントアクスル軸47,47を経て前輪15,1
5が駆動される。
11の回転動力は主クラッチ39を経て駆動軸40へ入
力される。走行系の伝達経路41には前述した変速装置
13が設けられており、走行系の動力は該変速装置13
にて変速された後にリヤデファレンシャルギヤ42へ伝
達され、リヤデファレンシャルギヤ42から左右のリヤ
アクスル軸43,43を経て後輪14,14が駆動され
る。また、走行系の動力の一部が前記変速装置13から
分岐され、二駆四駆切換クラッチ44を経て駆動軸45
へ伝達され、フロントデファレンシャルギヤ46から左
右のフロントアクスル軸47,47を経て前輪15,1
5が駆動される。
【0012】一方、前記駆動軸40に入力されたエンジ
ンの回転動力は、走行系の伝達経路41とは別にPTO
系の伝達経路31に分岐される。PTO系の伝達経路3
1には動力伝達切換手段として油圧式のPTOクラッチ
32が設けられており、前述した電磁弁33を経て圧力
油が導入されたときに該PTOクラッチ32が入り側に
切り換わり、エンジンの動力がPTO伝導軸49を経て
ミッションケース12の後部に突出したPTO軸50に
伝達される。また、圧力油がタンクへ抜けたときは該P
TOクラッチ32が切り側に切り換わり、エンジンの動
力が遮断されてPTO伝導軸49には伝わらない。
ンの回転動力は、走行系の伝達経路41とは別にPTO
系の伝達経路31に分岐される。PTO系の伝達経路3
1には動力伝達切換手段として油圧式のPTOクラッチ
32が設けられており、前述した電磁弁33を経て圧力
油が導入されたときに該PTOクラッチ32が入り側に
切り換わり、エンジンの動力がPTO伝導軸49を経て
ミッションケース12の後部に突出したPTO軸50に
伝達される。また、圧力油がタンクへ抜けたときは該P
TOクラッチ32が切り側に切り換わり、エンジンの動
力が遮断されてPTO伝導軸49には伝わらない。
【0013】図4はPTO制御装置のブロック図であ
り、前記変速レバー27が操作されたときは位置検出セ
ンサにて変速位置が検出され、この検出信号がコントロ
ーラ51へ入力されて、変速装置13が高速位置に切り
換えられたか否かをコントローラ51が判別する。ま
た、車速センサ35の検出信号によりコントローラ51
は車体の走行速度を演算し、予め設定した速度を超えた
か否かを判別する。
り、前記変速レバー27が操作されたときは位置検出セ
ンサにて変速位置が検出され、この検出信号がコントロ
ーラ51へ入力されて、変速装置13が高速位置に切り
換えられたか否かをコントローラ51が判別する。ま
た、車速センサ35の検出信号によりコントローラ51
は車体の走行速度を演算し、予め設定した速度を超えた
か否かを判別する。
【0014】一方、前記作業機昇降レバー29の操作に
応じて作業機上げ信号若しくは下げ信号がコントローラ
51へ入力され、リフトシリンダ用電磁弁の上昇用ソレ
ノイド52または下降用ソレノイド53へ指令信号が出
力される。然るときは、前記リフトシリンダ22が伸縮
してロータリ作業機17が昇降する。該ロータリ作業機
17の高さはリフトアーム角センサ23の検出信号にて
算出される。
応じて作業機上げ信号若しくは下げ信号がコントローラ
51へ入力され、リフトシリンダ用電磁弁の上昇用ソレ
ノイド52または下降用ソレノイド53へ指令信号が出
力される。然るときは、前記リフトシリンダ22が伸縮
してロータリ作業機17が昇降する。該ロータリ作業機
17の高さはリフトアーム角センサ23の検出信号にて
算出される。
【0015】PTO制御スイッチ36は前記電磁弁33
を制御するものであり、該PTO制御スイッチ36のオ
ン信号によりコントローラ51から電磁弁33の昇圧用
ソレノイド54へ指令信号が出力されたときは、前記P
TOクラッチ32が入り側へ変更されてPTO軸50へ
動力が伝達される。これに対して、該PTO制御スイッ
チ36がオフであるときは、コントローラ51から電磁
弁33の降圧用ソレノイド55へ指令信号が出力された
ときは、前記PTOクラッチ32が切り側に変更されて
PTO軸50へ動力が伝達される。
を制御するものであり、該PTO制御スイッチ36のオ
ン信号によりコントローラ51から電磁弁33の昇圧用
ソレノイド54へ指令信号が出力されたときは、前記P
TOクラッチ32が入り側へ変更されてPTO軸50へ
動力が伝達される。これに対して、該PTO制御スイッ
チ36がオフであるときは、コントローラ51から電磁
弁33の降圧用ソレノイド55へ指令信号が出力された
ときは、前記PTOクラッチ32が切り側に変更されて
PTO軸50へ動力が伝達される。
【0016】次に、図5のフローチャートに従って、P
TO制御装置の制御手順を説明する。PTO制御が開始
されると、先ず各種センサやスイッチ等の状態を読み込
む(ステップ1)。作業機が上昇位置にあり(ステップ
2)、且つ車速が高速であるときは(ステップ3)、作
業機昇降レバー29の操作によりロータリ作業機17を
上昇させて路上等を高速走行している場合であり、然る
ときは、前記PTO制御スイッチ36の操作状態に拘ら
ず、前記電磁弁33の降圧用ソレノイド55へPTOク
ラッチ切りの信号を出力する(ステップ4)。従って、
オペレータの誤操作で路上走行中に作業機が回転するの
を防止できる。
TO制御装置の制御手順を説明する。PTO制御が開始
されると、先ず各種センサやスイッチ等の状態を読み込
む(ステップ1)。作業機が上昇位置にあり(ステップ
2)、且つ車速が高速であるときは(ステップ3)、作
業機昇降レバー29の操作によりロータリ作業機17を
上昇させて路上等を高速走行している場合であり、然る
ときは、前記PTO制御スイッチ36の操作状態に拘ら
ず、前記電磁弁33の降圧用ソレノイド55へPTOク
ラッチ切りの信号を出力する(ステップ4)。従って、
オペレータの誤操作で路上走行中に作業機が回転するの
を防止できる。
【0017】ステップ4にてPTOクラッチ32を強制
的に切り側へ操作した後は、前記PTO制御スイッチ3
6を再度オンにする等、予め設定された操作を行うまで
はPTOクラッチ32を切り状態に保持する。そして、
路上走行が終了した後にオペレータの意図で前記PTO
制御スイッチ36をオンしたときは(ステップ5)、前
記電磁弁33の昇圧用ソレノイド54へPTOクラッチ
入りの信号を出力して(ステップ6)、ロータリ作業機
17を再び駆動することができる。尚、ステップ3に於
いては、車体の走行速度が設定速度を超えたか否かを判
断しているが、前記変速レバー27のシフト位置が高速
位置にシフトされたときにステップ4へ進むようにして
もよい。
的に切り側へ操作した後は、前記PTO制御スイッチ3
6を再度オンにする等、予め設定された操作を行うまで
はPTOクラッチ32を切り状態に保持する。そして、
路上走行が終了した後にオペレータの意図で前記PTO
制御スイッチ36をオンしたときは(ステップ5)、前
記電磁弁33の昇圧用ソレノイド54へPTOクラッチ
入りの信号を出力して(ステップ6)、ロータリ作業機
17を再び駆動することができる。尚、ステップ3に於
いては、車体の走行速度が設定速度を超えたか否かを判
断しているが、前記変速レバー27のシフト位置が高速
位置にシフトされたときにステップ4へ進むようにして
もよい。
【0018】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、PTO系の伝達経路に動力伝達切換手段を設け、
車体の走行速度が設定速度を超えたときは該動力伝達切
換手段を切り側へ変更することにより、車体が高速走行
している場合にはPTO動力が遮断される。従って、例
えば、作業機を上昇して路上走行している場合には、オ
ペレータの操作の有無に拘らず自動的に作業機の回転が
停止し、安全性が確保されるとともに、作業機に付着し
た泥土の飛散を防止して環境保全にも寄与できる。
うに、PTO系の伝達経路に動力伝達切換手段を設け、
車体の走行速度が設定速度を超えたときは該動力伝達切
換手段を切り側へ変更することにより、車体が高速走行
している場合にはPTO動力が遮断される。従って、例
えば、作業機を上昇して路上走行している場合には、オ
ペレータの操作の有無に拘らず自動的に作業機の回転が
停止し、安全性が確保されるとともに、作業機に付着し
た泥土の飛散を防止して環境保全にも寄与できる。
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】トラクタの側面図。
【図2】動力伝達経路を示す解説図。
【図3】PTO系伝達経路への分岐部分を示す要部断面
図。
図。
【図4】PTO制御装置のブロック図。
【図5】PTO制御装置の制御手順を示すフローチャー
ト。
ト。
10 トラクタ 11 エンジン 17 ロータリ作業機 31 PTO系の伝達経路 32 PTOクラッチ 33 電磁弁 35 車速センサ 36 PTO制御スイッチ 50 PTO軸 51 コントローラ 54 電磁弁の昇圧用ソレノイド 55 電磁弁の降圧用ソレノイド
フロントページの続き Fターム(参考) 3D037 CA02 CA05 CA10 CB09 CB12 CB13 CB19 CB36 3D043 AA10 AB12 BA06 BC03 BC05 BC09 BC11 BC13 BD06 BE01 BF03 BF04 BF08
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に連結した作業機へPTO軸を介し
てエンジンの回転動力を伝達する作業車両に於いて、前
記PTO系の伝達経路に動力伝達切換手段を設け、該動
力伝達切換手段を入り切りする制御手段と、車体の走行
速度を検出する手段と、車体の走行速度が設定速度を超
えると前記動力伝達切換手段を切り側へ変更する制御手
段を備えたことを特徴とする作業車両のPTO制御装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段によって動力伝達切換手段
を切り側へ変更した後に、予め設定された操作を検出し
たときは、前記動力伝達切換手段を再度入り側へ変更す
る制御手段を備えた請求項1記載の作業車両のPTO制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061073A JP2000255280A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 作業車両のpto制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061073A JP2000255280A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 作業車両のpto制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255280A true JP2000255280A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13160605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061073A Pending JP2000255280A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 作業車両のpto制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000255280A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102167000A (zh) * | 2011-04-18 | 2011-08-31 | 中国一拖集团有限公司 | 拖拉机动力输出控制系统及控制方法 |
RU2708117C1 (ru) * | 2018-07-06 | 2019-12-04 | Марат Турарович Турумкулов | Коробка отбора мощности |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061073A patent/JP2000255280A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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