JP2000254946A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2000254946A
JP2000254946A JP11058031A JP5803199A JP2000254946A JP 2000254946 A JP2000254946 A JP 2000254946A JP 11058031 A JP11058031 A JP 11058031A JP 5803199 A JP5803199 A JP 5803199A JP 2000254946 A JP2000254946 A JP 2000254946A
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JP
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gate
resin
runner
cavity
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Atsuhiro Suzuki
淳広 鈴木
Shigeo Naganami
繁男 長南
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Tohoku Munekata Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Munekata Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • B29C2045/0032Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks sequential injection from multiple gates, e.g. to avoid weld lines

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 多点ゲートにより製品を射出成形する
際、成形品にウェルドラインやヒケ、反り、変形を発生
させないようにする。 【解決手段】 複数のランナー4、5に夫々続く複数の
ゲート2、3をキャビティ1に設けると共に、第1番目
のゲート2からキャビティ1内に注入した樹脂の流頭
が、第2番目のゲート3を通過した後に、第2番目のゲ
ート3からキャビティ1内に樹脂の注入が開始されるよ
うに、第2番目のゲート3に続くランナー8の長さを第
1番目よりも長く形成し、以下順番にこの注入タイミン
グで降順位のゲート3から樹脂が順次に注入されるよう
に、降順位のゲート3に続くランナー8の長さを順次長
くなるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂注入用のゲー
トをキャビティ内に複数設置しなければならない成形品
に用いられる射出成形用金型であり、更に詳しくは、複
数のランナー及び、これに続くゲートを通じてキャビテ
ィ内に樹脂を注入したときに、ゲート間にウェルドライ
ンが発生しないように成形できる射出成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にTVキャビネットや、コンピュー
タディスプレイ及び、自動車のバンパーなど、その大き
さに対して比較的肉厚が薄く、大型の樹脂成形品を射出
成形にて成形を行う場合、樹脂をキャビティ全体に過不
足なく行き渡らせる為に複数のゲートから樹脂を注入す
るいわゆる多点ゲート方式が公知である。
【0003】この方式の場合、複数のゲートから同時に
樹脂をキャビティに注入すると、各ゲートからの樹脂が
合流する位置に於いて、溝状の外観不良であるウェルド
ラインが発生するという欠点がある。このウェルドライ
ンは、成形品に形成されると強度がこの部分で小さくな
り、破断しやすくなったり、また、外観上からも、溝状
の後が残るため、好ましくない。また、このウェルドラ
インを生じさせない為に、1点のゲートのみで充填する
と、末端まで十分な圧力が伝わらないため、充填が不十
分であったり、流動末端部にヒケが生じる。さらには、
ゲート部と流動末端部の圧力の差が大きいため、樹脂の
収縮が不均一となり、反り変形が生じやすくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、この様な欠
点を解消する射出成形法として、キャビティに接続した
多点ゲートの注入順位をあらかじめ定めておき、第1番
目のゲートからキャビティ内に注入された溶融樹脂の流
頭が、第2番目のゲートの位置に達した後に第2番目の
ゲートから樹脂を注入する成形法が、特開昭57−45
039号公報や、特公昭63−237920号公報に記
載されている。しかし、これらの方法では、ゲートを開
閉する手段を金型に付与しなければならず、また、ゲー
ト開閉のタイミングを制御するための装置が別途必要と
なる。
【0005】このようにして各々のゲートからの樹脂注
入を制御する方法は、油圧シリンダや、バルブなどの設
置により金型構造が複雑になり、金型の作成費用が高く
なるのみならず、生産を行うための付帯設備も必要とな
り、製造コストの増大を招く。さらには、多点のゲート
を制御するための条件設定が複雑となり、成形条件の設
定に熟練を要するなどの問題がある。
【0006】本発明は、各々のゲートからキャビティに
充填される樹脂の注入タイミングを、機械的なゲート部
の開閉で制御するのではなく、ランナーを流れる樹脂の
注入樹脂の流頭が、樹脂注入口からゲートに到達する間
での時間を遅らせる為の構造をあらかじめ金型に付与
し、複雑なゲート開閉機構を金型に設けることなく、か
つ、ゲートの開閉装置を必要とせずに、ウェルドライン
を発生させず、かつ、ヒケ,反りの少ない成品を成形す
ることが出来る射出成形用金型を提供するのが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、射出成形用金型
において、複数のランナーに夫々続く複数のゲートをキ
ャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキャビ
ティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲートを通
過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に樹脂
の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続くラ
ンナーの長さを第1番目よりも長く形成し、以下順番に
この充填タイミングで降順位のゲートから樹脂が順次に
注入されるように、降順位のゲートに続くランナーの長
さを順次長くなるように形成して、ゲート間にウェルド
ラインが発生するのを防止することを特徴とするもので
ある。
【0008】また、請求項2に記載の発明においては、
射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続く複
数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目のゲ
ートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番
目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートからキャ
ビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番目の
ゲートに続くランナー内の流動抵抗を第1番目よりも大
きくなるように形成し、以下順番にこの充填タイミング
で降順位のゲートから樹脂が順次に注入されるように、
降順位のゲート内の流動抵抗を大きくなるように形成し
て、ゲート間にウェルドラインが発生するのを防止する
ことを特徴とするものである。
【0009】更には、請求項3に記載の発明において
は、射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続
く複数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目
のゲートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートから
キャビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番
目のゲートに続くランナーに樹脂の流量を分散させる為
の空隙を設け、以下順番にこの充填タイミングで降順位
のゲートから樹脂が順次に注入されるように、降順位の
ゲートに続くランナーに、降順位に行くにしたがって容
量が大きくなる空隙を設けることにより、ゲート間にウ
ェルドラインが発生するのを防止することを特徴とする
ものである。
【0010】更には、請求項4に記載の発明において
は、射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続
く複数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目
のゲートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートから
キャビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番
目のゲートに続くランナーの長さを第1番目よりも長く
形成すると共に、ランナー内の流動抵抗を大きく形成
し、以下順番にこの充填タイミングで降順位のゲートか
ら樹脂が順次に注入されるように、降順位のゲートに続
くランナーの長さを順次長くなるように形成すると共
に、ランナー内の流動抵抗を大きく形成して、ゲート間
にウェルドラインが発生するのを防止することを特徴と
するものである。
【0011】更には、請求項5に記載の発明において
は、射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続
く複数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目
のゲートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートから
キャビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番
目のゲートに続くランナーの長さを第1番目よりも長く
形成すると共に、ランナーに樹脂の流量を分散させるた
めの空隙を設け、以下順番にこの充填タイミングで降順
位のゲートから樹脂が順次に注入されるように、降順位
のゲートに続くランナーの長さを長く形成すると共に、
ランナーに樹脂の流量を分散させる空隙を設け、更にこ
の空隙は降順位に行くにしたがって容量が大きくなるよ
うに形成して、ゲート間にウェルドラインが発生するの
を防止することを特徴とするものである。
【0012】更には、請求項6に記載の発明において
は、射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続
く複数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目
のゲートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートから
キャビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番
目のゲートに続くランナー内の流動抵抗を大きくなるよ
うに形成すると共に、2番目のゲートに続くランナーに
樹脂の流量を分散させる為の空隙を設け、以下順番にこ
の充填タイミングで降順位のゲートから樹脂が順次に注
入されるように、降順位のゲートに続くランナー内の流
動抵抗を大きくなるように形成すると共に、2番目のゲ
ートに続くランナーに、降順位に行くにしたがって容量
が大きくなる空隙を設けることにより、ゲート間にウェ
ルドラインが発生するのを防止することを特徴とするも
のである。
【0013】更には、請求項7に記載の発明において
は、射出成形用金型において、複数のランナーに夫々続
く複数のゲートをキャビティに設けると共に、第1番目
のゲートからキャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した後に、第2番目のゲートから
キャビティ内に樹脂の注入が開始されるように、第2番
目のゲートに続くランナーの長さを第1番目よりも長く
形成すると共に、ランナーの流動抵抗を大きくなるよう
に形成し、更に2番目のゲートに続くランナーに樹脂の
流量を分散させる為の空隙を設け、以下順番にこの充填
タイミングで降順位のゲートから樹脂が順次に注入され
るように、降順位のゲートに続くランナーの長さを第1
番目よりも長く形成すると共に、ランナーの流動抵抗を
大きくなるように形成し、更に2番目のゲートに続くラ
ンナーに、降順位に行くにしたがって容量が大きくなる
空隙を設けることにより、ゲート間にウェルドラインが
発生するのを防止することを特徴とするものである。
【0014】これらの手段を用いることより、ウェルド
ラインの発生を防止し、かつ、ゲート部と末端部の圧力
差を少なくすることにより、製品の反り、流動末端部の
ヒケを低減することが出来る。さらには、金型に油圧バ
ルブや、ゲート開閉機構を有さず、かつ、それらの開閉
を制御する装置を必要としない。
【0015】
【作用】キャビティ内を流れる樹脂は、まず第1番目の
ゲートから注入される。その時点では、第2番目のゲー
トや、その降順のゲートから注入されるべき樹脂の流頭
は、まだ当該ゲートに続くランナー部に位置する。次い
で、第1番目のゲートから注入された樹脂の流頭が、第
2番目のゲートを通過した直後に第2番目のゲートから
の樹脂がキャビティに注入される。この樹脂は、第1番
目のゲートから注入された樹脂の流頭が第2番目のゲー
トを通過した直後から注入されるため、ウェルドライン
の発生原因たる流頭同士の衝突という現象が生じない。
このようにして、降順のゲートから順次に樹脂がキャビ
ティに注入される。
【0016】また、樹脂を充填するための圧力は、各々
のゲートを介してキャビティに伝搬されるため、製品末
端部の未充填や、ヒケを生じることもない。さらには、
ゲート部と末端部の圧力差が小さくなることから、収縮
が均一化され、反り,変形が低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者らは、金型構造や、樹脂
流動に関する鋭意な研究・分析の結果、上記目的を達成
するために、例えば、図1に示すようなキャビティ1に
対してゲート2,3の3点ゲートを設置した場合、その
両端のゲート3に続くランナー5の長さをランナー4の
長さより長くすることにより、第1番目のゲート2から
充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート3を通過した
直後に、第2番目のゲート3から樹脂の注入が開始され
るようにゲート3の長さを設定した。
【0018】また、樹脂注入口からゲートまでの到達時
間を遅らせる手段として、図2に示すように、両端の第
2番目のゲート3に続くランナー8の断面形状を第1番
目のゲート2に続くランナー7の断面形状と異なるもの
とし、ランナー7よりも流動抵抗を大きくすることによ
り、ランナー8内の流頭の速度を遅くし、第1番目のゲ
ート2から充填された樹脂が、第2番目のゲート3を通
過した直後に第2番目のゲート3から樹脂がキャビティ
に注入されるように形成した。なお、第1番目のゲート
2に続くランナー7よりも第2番目のゲート3に続くラ
ンナー8の流動抵抗を大きくする手段としては、ランナ
ー8内に部分的に抵抗板、突起等を形成してもよい。
【0019】さらには、図3に示すように、第2番目の
ゲート3に続くランナー8に接続される第2のキャビテ
ィ9を設置し、ランナー8を流れる樹脂の流量を第2の
キャビティ9側に分散させることにより、分岐部からゲ
ート3に向かって流れるランナー8内の樹脂流頭の速度
を遅くし、第1番目のゲート2から充填された樹脂の流
頭が、第2番目のゲート3を通過した直後に第2番目の
ゲート3から樹脂がキャビティに注入されるようにして
もよい。
【0020】なお、キャビティ内に樹脂を注入するタイ
ミングの調整は、上記流路の長さで又は抵抗で又は空隙
(第2のキャビティ)で夫々単独で行うこともできる
が、これらの方法を適宜組み合わせることでも可能であ
る。
【0021】以上の説明から明らかなように、本発明
は、複数のランナー4,5に続くゲート2,3をキャビ
ティ1に設けた成形法に於いて、金型に油圧バルブや、
ゲート開閉機構を有さず、かつ、それらの開閉を制御す
る装置を必要とせずに、ウェルドラインの発生を防止
し、かつ、ゲート部と末端部の圧力差を少なくすること
により、製品の反り,流動末端部のヒケのない成形品を
得ることができる。
【0022】この結果、成形コストを著しく増大させる
ことなく、高品位の成形品を得ることが可能となる。さ
らには、ゲート開閉制御装置の条件を設定するための熟
練を要しない。
【0023】
【実施例1】(請求項1に対応)図4は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5の
長さを、第1番目のゲート2に連続するランナー4より
も長く設定してある。このランナー5の長さは、第1番
目のゲート2からキャビティ内に注入された樹脂の流頭
が、第2番目のゲート3を通過した時点で第2番目のゲ
ート3より樹脂がキャビティ内に注入されるように予め
調整してある。
【0024】この金型を用い、PS樹脂(出光石油化学
抹式会社HT一560)を使用し、射出成形機(東芝機
械抹式会社製 ISL−450/1600)を使用して
成形した。
【0025】まず、樹脂注入ロ6より注入された樹脂
が、ランナー4,5の3方向に分岐する。ランナー4
は、長さが短いため、先に第1番目のゲート2を通過し
てキャビティ1内に注入される。第1番目のゲート2よ
り充填された樹脂の流頭は、フローパターン10に示さ
れる形状を呈しながらキャビティ内に順次注入されてい
く。キャビティ内の流頭が、第2番目のゲート3を通過
した後に、ランナー5を流動している樹脂が第2番目の
ゲート3を通過してキャビティ1内に注入されることに
より、キャビティ1内が樹脂で満たされる。その後、樹
脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂注入口6
より、更に樹脂を注入し、ゲート2,3を介して樹脂を
キャビティ1内へ注入した。
【0026】この結果、ウェルドラインの発生がなく、
末端部にヒケが生じない良質な製品を得ることが出来
た。
【0027】
【実施例2】(請求項2に対応)図5は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5の
直径を、第1番目のゲート2に連続するランナー4より
も細く設定してある。このランナー5の直径は、第1番
目のゲート2からキャビティ1内に注入された樹脂の流
頭が、第2番目のゲート3を通過した時点で第2番目の
ゲート3より樹脂がキャビティ内に注入されるように予
め調整してある。
【0028】この金型を用い、PS樹脂(出光石油化学
株式会社 HT−560)を使用し、射出成形機(東芝
機械株式会社製 ISL−450/1600)を使用し
て成形した。
【0029】まず、樹脂注入口6より注入された樹脂
が、ランナー4,5の3方向に分岐する。ランナー4
は、長さが短いため、先に第1番目のゲート2を通過し
てキャビティ1内に注入される。第1番目のゲート2よ
り注入された樹脂の流頭は、フローパターン10に示さ
れる形状を呈しながらキャビティ1内に順次注入されて
いく。キャビティ1内の流頭が、第2番目のゲート3を
通過した後に、ランナー5を流動している樹脂が第2番
目のゲート3を通過してキャビティ1内に注入されるこ
とにより、キャビティ1内が樹脂で満たされる。その
後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂注
入口6より、更に樹脂を注入し、ゲート2,3を介して
樹脂をキャビティ1内へ注入した。
【0030】この結果、ウェルドラインの発生がなく、
末端部にヒケが生じない良質な製品を得ることが出来
た。
【0031】
【実施例3】(請求項3に対応)図6は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5
に、流量を分散させる為の調整キャビティ9と、それに
続くランナー8を設置してある。
【0032】このランナー8の直径と、調整キャビティ
9の大きさは、第1番目のゲート2からキャビティ1内
に注入された樹脂の流頭が、第2番目のゲート3を通過
した時点で第2番目のゲート3より樹脂がキャビティ1
内に注入されるように予め調整してある。
【0033】この金型を用い、PS樹脂(出光石油化学
株式会社 HT−560)を使用し、射出成形機(東芝
機械株式会社製 ISL−450/1600)を使用し
て成形した。
【0034】まず、樹脂注入ロ6より充填された樹脂
が、ランナー4,5の3方向に分岐する。ランナー4
は、長さが短いため、先に第1番目のゲート2を通過し
てキャビティ1内に注入される。第1番目のゲート2よ
り注入された樹脂の流頭は、フローパターン10に示さ
れる形状を呈しながらキャビティ1内に順次注入されて
いく。その間、樹脂は、ランナー5を流れ、ランナー8
で分岐し、調整キャビティ9内に注入されるため、ラン
ナー5を流れる樹脂の速度は遅くなる。
【0035】キャビティ1内の流頭が、第2番目のゲー
ト3を通過した後に、ランナー5を流動している樹脂が
第2番目のゲート3を通過してキャビティ1内に注入す
ることにより、キャビティ1内が樹脂で満たされる。そ
の後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂
注入口6より、更に樹脂を注入し、ゲート2,3を介し
て樹脂をキャビティ1内へ注入した。
【0036】この結果、ウェルドがなく、末端部にヒケ
が生じない良質な製品を得ることが出来た。
【0037】
【実施例4】(請求項4に対応)図7は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5の
長さ及び直径を、第1番目のゲート2に連続するランナ
ー4よりも長く、且つ細く設定して第1番目のゲート2
からキャビティに注入された樹脂の流頭が、第2番目の
ゲート3を通過した時点で第2番目のゲート3より樹脂
がキャビティ1内に注入されるように予め調整してあ
る。
【0038】この金型を用い、使用樹脂には、PS樹脂
(出光石油化学株式会社 HT−560)を使用し、射
出成形機(東芝機械株式会社製ISL−450/160
0)を使用して成形した。
【0039】まず、樹脂注入口6より充填された樹脂
が、ランナー4、5の3方向に分岐する。ランナー4
は、長さが短く、径が太いため、先に第1番目のゲート
2を通過してキャビティ1内に注入される。第1番目の
ゲート2より注入された樹脂の流頭は、フローパターン
10に示される形状を呈しながらキャビティ1内に順次
注入されて行く。
【0040】キャビティ1内の流頭が、第2番目のゲー
ト3を通過した後に、ランナー5を流動している樹脂が
第2番目のゲート3を通過してキャビティ1内に注入す
ることにより、キャビティ1内が樹脂で満たされる。そ
の後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂
注入口6より、更に樹脂を注入し、ゲート2、3を介し
て樹脂をキャビティ1内へ注入した。その結果、ウェル
ドがなく、末端部にヒケが生じない良品の製品を得るこ
とが出来た。
【0041】
【実施例5】(請求項5に対応)図8は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5の
長さを、第1番目のゲート2に連続するランナー4より
も長く設定してある。また、ランナー5には、流量を分
散させる為の調整キャビティ(空隙)9と、それに続く
ランナー8が設置してある。ランナー5の長さと、ラン
ナー8の直径と、調整キャビティ9の大きさは、第1番
目のゲート2からキャビティ1内に注入された樹脂の流
頭が、第2番目のゲート3を通過した時点で第2番目の
ゲート3より樹脂がキャビティ1内に注入されるように
予め調整してある。
【0042】この金型を用い、使用樹脂には、PS樹脂
(出光石油化学株式会社HT−560)を使用し、射出
成形機(東芝機械株式会社製ISL−450/160
0)を使用して成形した。
【0043】まず、樹脂注入口6より注入された樹脂
が、ランナー4、5の3方向に分散する。ランナー4
は、長さが短いため、先に第1番目のゲート2を通過し
てキャビティ1内に注入される。第1番目のゲート2よ
り注入された樹脂の流頭は、フローパターン10に示さ
れる形状を呈しながらキャビティ1内に順次注入されて
いく。
【0044】その間、ランナー5を流れる樹脂は、ラン
ナー8で分岐し、調整キャビティ9に注入されるため、
ランナー5を流れる樹脂の速度は遅くなる。キャビティ
1内の流頭が、第2番目のゲート3を通過した後に、ラ
ンナー5を流動している樹脂が第2番目のゲート3を通
過してキャビティ1内に注入されることにより、キャビ
ティ1内が樹脂で満たされる。
【0045】その後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補
うために、樹脂注入口6より、更に樹脂を注入し、ゲー
ト2、3を介して樹脂をキャビティ1内へ注入した。そ
の結果、ウェルドがなく、末端部にヒケが生じない良品
の製品を得ることが出来た。
【0046】
【実施例6】(請求項6に対応)図9は、平板形状の成
形品であって、これを成形するための金型に設けてある
樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲート
2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3点
を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5の
直径を、第1番目のゲート2に連続するランナー4より
も細く設定してある。また、ランナー5には、流量を分
散させる為の調整キャビティ(空隙)9と、それに続く
ランナー8が設置してあり、ランナー5の直径と、ラン
ナー8の直径と、調整キャビティ9の大きさは、第1番
目のゲート2からキャビティ1内に注入された樹脂の流
頭が、第2番目のゲート3を通過した時点で第2番目の
ゲート3より樹脂がキャビティ1内に注入されるように
予め調整してある。
【0047】この金型を用い、使用樹脂には、PS樹脂
(出光石油化学株式会社HT−560)を使用し、射出
成形機(東芝機械株式会社製ISL−450/160
0)を使用して成形した。
【0048】まず、樹脂注入口6より充填された樹脂
が、ランナー4、5の3方向に分岐する。ランナー4
は、ランナー5より径が細いため、先に第1番目のゲー
ト2を通過してキャビティ1内に注入される。第1番目
のゲート2より注入された樹脂の流頭は、フローパター
ン10に示される形状を呈しながらキャビティ1内に順
次注入されていく。その間、ランナー5を流れる樹脂
は、ランナー8で分岐し、調整キャビティ9に充填され
るため、ランナー5を流れる樹脂の速度は遅くなる。キ
ャビティ1内の流頭が、第2番目のゲート3を通過した
後に、ランナー5を流動している樹脂が第2番目のゲー
ト3を通過してキャビティ1内に注入されることによ
り、キャビティ1内が樹脂で満たされる。その後、樹脂
の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂注入口6よ
り、更に樹脂を注入し、ゲート2、3を介して樹脂をキ
ャビティ1内へ注入した。その結果、ウェルドがなく、
末端部にヒケが生じない良品の製品を得ることが出来
た。
【0049】
【実施例7】(請求項7に対応)図10は、平板形状の
成形品であって、これを成形するための金型に設けてあ
る樹脂を注入するためのゲートとして、第1番目のゲー
ト2を中央にして、左右に第2番目のゲート3の合計3
点を設置し、第2番目のゲート3に連続するランナー5
の長さを、第1番目のゲート2に連続するランナー4よ
りも長く設定してある。また、ランナー5の直径を、第
1番目のゲート2に連続するランナー4よりも細く設定
してある。更には、ランナー5には、流量を分散させる
為の調整キャビティ9と、それに続くランナー8が設置
してあり、ランナー5の長さと、ランナー5の直径と、
ランナー8の直径と、調整キャビティ(空隙)9の大き
さは、第1番目のゲート2からキャビティ1内に注入さ
れた樹脂の流頭が、第2番目のゲート3を通過した時点
で第2番目のゲート3より樹脂がキャビティ1内に注入
されるように予め調整してある。
【0050】この金型を用い、使用樹脂には、PS樹脂
(出光石油化学株式会社HT−560)を使用し、射出
成形機(東芝機械株式会社製ISL−450/160
0)を使用して成形した。
【0051】まず、樹脂注入口6より注入された樹脂
が、ランナー4、5の3方向に分岐する。ランナー4
は、長さが短く、径が細いため、先に第1番目のゲート
2を通過してキャビティ1内に注入される。第1番目の
ゲート2より注入された樹脂の流頭は、フローパターン
10に示される形状を呈しながらキャビティ1内に順次
注入されていく。
【0052】その間、ランナー5を流れる樹脂は、ラン
ナー8で分岐し、調整キャビティ9に充填されるため、
ランナー5を流れる樹脂の速度は遅くなる。キャビティ
1内の流頭が、第2番目のゲート3を通過した後に、ラ
ンナー5を流動している樹脂が第2番目のゲート3を通
過してキャビティ1内に注入されることにより、キャビ
ティが樹脂で満たされる。
【0053】その後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補
うために、樹脂注入口6より、更に樹脂を注入し、ゲー
ト2、3を介して樹脂をキャビティ1内へ注入した。そ
の結果、ウェルドがなく、末端部にヒケが生じない良品
の製品を得ることが出来た。
【0054】
【比較例1】図11は、上記した各実施例と同じ形状
の、平板状の成形品であって、これを成形するための金
型に設けてある樹脂を注入するためのゲートとして、ゲ
ート2,3の合計3点を設置した。
【0055】この金型を用い、PS樹脂(出光石油化学
株式会社 HT−560)を使用し、射出成形機(東芝
機械株式会社製 ISL−450/1600)を使用し
て成形した。
【0056】まず、樹脂注入ロ6より注入された樹脂の
流頭は、フローパターン10に示される形状を呈しなが
ら、キャビティ1内に充填される。その際に、第1番目
のゲート2と、第2番目のゲート3から注入される樹脂
が衝突し、その部位に、ウェルドライン12か生じた。
その後、樹脂の冷却に伴う樹脂の収縮を補うために、樹
脂注入ロ14より、更に樹脂を注入した。この結果、製
品部にはウェルドライン12が生じ、良品を得ることが
出来なかった。
【0057】
【比較例2】図12は、各実施例と同し形状の、平板状
の成形品であって、これを成形するための金型に設けて
ある樹脂を注入するためのゲートとして、中央部に設置
されている第1番目のゲート13の1点のみである。
【0058】この金型を用い、PS樹脂(出光石油化学
株式会社 HT−560)を使用し、射出成形機(東芝
機械株式会社製 ISL−450/1600)を使用し
て成形した。
【0059】まず、樹脂注入口6より注入された樹脂の
流頭は、フローパターン10に示される形状を呈しなが
ら、キャビティ1内に満たされる。その後、樹脂の冷却
に伴う樹脂の収縮を補うために、樹脂注入口6より、更
に樹脂を注入した。この結果、製品部にはウェルドライ
ンは生じないが、製品に反りが生じており、また、製品
未端部にヒケ11が発生し、良品を得ることが出来なか
った。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上のように、比較的大型で
長尺な成形品を成形するキャビティにおいて、複数のラ
ンナーに続くゲートを設け、樹脂を注入する際、第1番
目のゲートから充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲー
トを通過した後に、第2番目のゲートから樹脂の注入が
開始されるように形成し、以下順番にこの注入タイミン
グで降順のゲートから樹脂が注入されるように調整し
た。この結果、成形品において、ゲート間にウェルドラ
インが発生するのを防止し、さらには、流動末端に生じ
るヒケや、成形品の反り,変形を低減させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランナーの長さを樹脂の注入順位を決定するた
めに、順次長く形成した請求項1に記載の本発明の説明
図。
【図2】ランナーの断面積を樹脂の注入順位を決定する
ために、順次小さく形成した請求項2に記載の本発明の
説明図。
【図3】樹脂の注入順位を決定するために、ランナーに
調整キャビティを設けた請求項3に記載の本発明の説明
図。
【図4】実施例1の説明図。
【図5】実施例2の説明図。
【図6】実施例3の説明図。
【図7】実施例4の説明図。
【図8】実施例5の説明図。
【図9】実施例6の説明図。
【図10】実施例7の説明図。
【図11】比較例1の説明図。
【図12】比較例2の説明図。
【符号の説明】
1 キャビティ 2 ゲート 3 ゲート 4 ランナー 5 ランナー 6 樹脂注入ロ 7 ランナー 8 ランナー 9 調整キャビティ 10 フローパターン 11 ヒケ 12 ウェルドライン 13 ゲート 14 樹脂注入ロ
フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AA13 AH24 AH42 AM36 AR12 AR14 AR20 CA11 CB01 CK02 CK06 4F206 AA13 AH24 AH42 AM36 AR12 AR14 AR20 JA07 JL02 JM04 JN14 JQ81

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナーの長さを第1番目よりも長く形成し、以下順
    番にこの充填タイミングで降順位のゲートから樹脂が順
    次に注入されるように、降順位のゲートに続くランナー
    の長さを順次長くなるように形成して、ゲート間にウェ
    ルドラインが発生するのを防止するように構成して成る
    射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナー内の流動抵抗を第1番目よりも大きくなるよ
    うに形成し、以下順番にこの充填タイミングで降順位の
    ゲートから樹脂が順次に注入されるように、降順位のゲ
    ート内の流動抵抗を大きくなるように形成して、ゲート
    間にウェルドラインが発生するのを防止するように構成
    して成る射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナーに樹脂の流量を分散させる為の空隙を設け、
    以下順番にこの充填タイミングで降順位のゲートから樹
    脂が順次に注入されるように、降順位のゲートに続くラ
    ンナーに、降順位に行くにしたがって容量が大きくなる
    空隙を設けることにより、ゲート間にウェルドラインが
    発生するのを防止するように構成して成る射出成形用金
    型。
  4. 【請求項4】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナーの長さを第1番目よりも長く形成すると共
    に、ランナー内の流動抵抗を大きく形成し、以下順番に
    この注入タイミングで降順位のゲートから樹脂が順次に
    充填されるように、降順位のゲートに続くランナーの長
    さを順次長くなるように形成すると共に、ランナー内の
    流動抵抗を大きく形成して、ゲート間にウェルドライン
    が発生するのを防止するように構成して成る射出成形用
    金型。
  5. 【請求項5】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナーの長さを第1番目よりも長く形成すると共
    に、ランナーに樹脂の流量を分散させるための空隙を設
    け、以下順番にこの充填タイミングで降順位のゲートか
    ら樹脂が順次に注入されるように、降順位のゲートに続
    くランナーの長さを長く形成すると共に、ランナーに樹
    脂の流量を分散させる空隙を設け、更にこの空隙は降順
    位に行くにしたがって容量が大きくなるように形成し
    て、ゲート間にウェルドラインが発生するのを防止する
    ように構成して成る射出成形用金型。
  6. 【請求項6】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナー内の流動抵抗を大きくなるように形成すると
    共に、2番目のゲートに続くランナーに樹脂の流量を分
    散させる為の空隙を設け、以下順番にこの充填タイミン
    グで降順位のゲートから樹脂が順次に注入されるよう
    に、降順位のゲートに続くランナー内の流動抵抗を大き
    くなるように形成すると共に、2番目のゲートに続くラ
    ンナーに、降順位に行くにしたがって容量が大きくなる
    空隙を設けることにより、ゲート間にウェルドラインが
    発生するのを防止するように構成して成る射出成形用金
    型。
  7. 【請求項7】 複数のランナーに夫々続く複数のゲート
    をキャビティに設けると共に、第1番目のゲートからキ
    ャビティ内に充填した樹脂の流頭が、第2番目のゲート
    を通過した後に、第2番目のゲートからキャビティ内に
    樹脂の注入が開始されるように、第2番目のゲートに続
    くランナーの長さを第1番目よりも長く形成すると共
    に、ランナーの流動抵抗を大きくなるように形成し、更
    に2番目のゲートに続くランナーに樹脂の流量を分散さ
    せる為の空隙を設け、以下順番にこの充填タイミングで
    降順位のゲートから樹脂が順次に注入されるように、降
    順位のゲートに続くランナーの長さを第1番目よりも長
    く形成すると共に、ランナーの流動抵抗を大きくなるよ
    うに形成し、更に2番目のゲートに続くランナーに、降
    順位に行くにしたがって容量が大きくなる空隙を設ける
    ことにより、ゲート間にウェルドラインが発生するのを
    防止するように構成して成る射出成形用金型。
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