JP2006326877A - 自動車用内装部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車用内装部品の製造方法であって、軽量化及びコストダウンを図るとともに、ショートショット、樹脂バリ等の発生をなくし、成形性を高める。
【解決手段】内装部品(ドアトリムアッパー)20は、軽量で保形性を有する発泡樹脂基材21と、その内面側に一体化される樹脂モールド部22(樹脂リブ24、外周樹脂フレーム25、ウエストフランジ26)とから構成される。従って、軽量な発泡樹脂基材21を使用するとともに、樹脂モールド部22の投影面積を低減化することで軽量化、及びコストダウンを図る。更に、過充填が生じ易い部位に樹脂を供給するゲートG6から製品キャビティ外に樹脂量調節用溜り部44を設定し、この樹脂量調節用溜り部44に溶融樹脂M1をオーバーフロー後も供給し続けることによりショートショットを回避し、ゲートバランスを改善する。
【選択図】図5

Description

この発明は、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、トランクトリム、ラゲージトリム、ルーフトリム、リヤサイドトリム等の自動車用内装部品の製造方法に係り、特に、軽量な発泡樹脂基材と、その裏面に一体化される樹脂モールド部とから構成することで軽量化を達成するとともに、廉価に製作でき、しかも、成形時におけるショートショットや過充填等の成形不良を可及的に防止でき、成形性に優れた自動車用内装部品の製造方法に関する。
例えば、自動車用内装部品の構成について、ドアトリムを例示して図13,図14を基に説明する。ドアトリム1は、保形性及び車体パネルへの取付剛性を備え、製品面のほぼ全面にゆきわたっている樹脂芯材2の表面に、表面外観に優れた表皮3を積層一体化して構成されている。上記樹脂芯材2としては、タルクを混入したポリプロピレン系樹脂を素材としており、また、表皮3は、それ自体保形性を備えておらず、塩ビシート等の合成樹脂シート裏面にポリエチレンフォーム等のクッション材が積層された積層シート材料が使用され、最近では、環境面やリサイクル面を考慮して、サーモプラスチックオレフィン(以下TPOという)シート等のエラストマーシートが多用される傾向にある。
次に、上記ドアトリム1の成形方法における従来例について図15を基に説明する。まず、ドアトリム1を成形する成形金型4は、所定ストローク上下動可能な成形上型5と、成形上型5と対をなす固定側の成形下型6と、成形下型6と接続される射出機7とから大略構成されている。そして、成形上下型5,6を型締めした際、ドアトリム1の製品形状を形造るために成形上型5にはキャビティ部5aが形成され、成形下型6にはコア部6aが設けられている。上記成形上型5を所定ストローク上下動作させるために、昇降シリンダ5bが連結され、成形下型6には射出機7からの溶融樹脂の通路となるマニホールド6b、ゲート6cが設けられている。また、上下動作する成形上型5は、適正姿勢を維持させるために、成形下型6の4隅部にガイドポスト6dが設けられ、このガイドポスト6dに対応して成形上型5にはガイドブッシュ5cが設けられている。
従って、成形上下型5,6が型開き状態にある時、表皮3を金型内にセットし、その後、成形上下型5,6を型締めする直前か、又は型締めした後のいずれかのタイミングで両金型間の製品キャビティ内に射出機7からマニホールド6b、ゲート6cを通じて溶融樹脂Mを射出充填することにより、樹脂芯材2を所要の曲面形状に成形するとともに、樹脂芯材2の表面に表皮3を一体成形している(例えば、特許文献1参照。)。尚、図15では、説明の便宜上、コア部6aの型面にオープン状態で溶融樹脂Mが供給されているが、実際は、溶融樹脂Mは成形上下型5,6の型締め後にキャビティ内に射出充填されても良い。
特開平10−138268号公報 (第2頁、図3、図4)
しかしながら、従来のドアトリム1においては、樹脂芯材2の投影面積が大きいため、材料コストが高く、かつ製品が重量化するという問題点が指摘されている。また、樹脂芯材2の投影面積が大きいことから、成形時における射出圧を高く設定せざるを得ず、高い射出圧に耐え得る金型構造が必要となり、金型の作製費用も嵩み、しかも、大量の溶融樹脂を冷却固化させるため、成形サイクルが長期化し、生産性を低下させる大きな要因となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽量化を促進でき、高剛性でコストダウンを図れる自動車用内装部品を提供でき、特に、発泡樹脂基材の裏面に一体化される樹脂モールド部の成形に際して、ショートショットやバリ発生等の成形不良を確実に防止でき、成形性を向上させた自動車用内装部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために、鋭意研究の結果、従来から表皮として使用していた発泡樹脂シートに保形性を付与することで、芯材としての機能をもたせ、より以上に剛性が必要な箇所、すなわち製品の周縁部分やパネル、相手部品との合わせ部で密接可能、または一定クリアランスを確保する箇所、あるいは部品取付箇所、並びに荷重が加わる部分には、剛性に優れた樹脂モールド部を配置することで、従来の投影面積の広い樹脂芯材に比べ製品の軽量化を図るとともに、特に、樹脂モールド部の成形時において樹脂量調節用溜り部を設定することで、ショートショットや過充填等の成形不良を確実に防止できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る自動車用内装部品の製造方法は、所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面に一体化される樹脂モールド部とからなる積層構造体を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品の製造方法において、上記発泡樹脂基材の素材である発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、成形金型内に投入し、次いで、上記成形金型同士を型締めした後、発泡樹脂基材を所要形状にプレス成形する一方、成形金型の型締め直前、又は型締め後のいずれかのタイミングで成形金型の溝部内に溶融樹脂を射出充填して、樹脂モールド部を発泡樹脂基材の裏面に一体化するとともに、過充填が発生し易い箇所に溶融樹脂を供給するゲートに対して、製品キャビティの外部に位置する樹脂量調節用溜り部を連設し、上記ゲートから樹脂量調節用溜り部に溶融樹脂をオーバーフロー後も供給し続けることにより、溶融樹脂の供給時間を長期化することでショートショットを回避するとともに、余剰樹脂を樹脂量調節用溜り部で回収するようにして積層構造体を成形することを特徴とする。
ここで、自動車用内装部品としては、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、トランクトリム、ラゲージトリム、ルーフトリム、リヤサイドトリム等に適用できる。そして、軽量で、かつ保形性を有する発泡樹脂基材は、フラット形状に近い場合は、加熱軟化工程を省略して、成形型により所望形状に成形するが、三次元形状の製品に適用する場合は、発泡樹脂シートを加熱軟化処理した後、成形金型内で所要の曲面形状に成形することで、その形状を保持する。尚、ここでいう「保形性」とは、リブ等の補強材がなくても、成形後、脱型した時、その形状を保持する程度の剛性を備えていることである。また、製品形状が高展開率部分を含む場合には、発泡樹脂シートを加熱軟化処理した後、成形金型に真空吸引機構を配設して成形金型の内面に沿って発泡樹脂シートに真空吸引力を作用させるようにしても良い。
上記発泡樹脂シートとしては、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した素材を使用する。尚、熱可塑性樹脂は、1種類の熱可塑性樹脂でも2種類以上の熱可塑性樹脂からなっても良い。好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用できる。また、発泡剤としては、アゾ化合物、スルホヒドラジド化合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機発泡剤、あるいは重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤の使用が可能である。上記発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所要形状に成形して得た発泡樹脂基材は、製品の重量と強度とのバランスを考慮した場合、2〜10倍の発泡倍率が好ましい。その時の発泡樹脂基材のセル径は、0.1μm〜2.0mmの範囲であることが好ましく、厚みは0.5〜30mm、好ましくは1〜10mmのものが良い。
一方、樹脂モールド部としては、補強機能をもつ格子状に形成される樹脂リブ、クリップ座、またウエストフランジや外周樹脂フレーム等が該当する。そして、この樹脂モールド部として使用する熱可塑性樹脂材料は、広範な熱可塑性樹脂から適宜選択することができる。通常好ましく使用できるものとして、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用できる。また、これら熱可塑性樹脂中に各種充填剤を混入しても良い。使用できる充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子がある。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、低収縮剤等の各種の添加剤が配合されても良い。
そして、外観意匠性を高めるために、発泡樹脂基材の表面に加飾材が一体化されても良い。この加飾材としては、TPO、サーモプラスチックウレタン(以下TPUという)、PVC等の熱可塑性樹脂シートの単一シートか、あるいはこれら単一シートの裏面にポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等の発泡シートをクッション層として積層一体化した積層シート材料が使用でき、所望ならば、クッション層の裏面にバッキング効果をもつ不織布層を裏打ちすることもできる。尚、加飾材の製品表面は、成形金型から絞模様が転写されて良好な製品外観が得られるようにしても良い。
そして、本発明方法により製作される自動車用内装部品によれば、保形性を有する発泡樹脂基材の表面に加飾性を有する加飾材が積層され、かつ裏面側に樹脂モールド部が積層一体化されるという構成であるため、従来の樹脂芯材を廃止することができる。よって、従来の投影面積の非常に広い樹脂芯材を廃止することで製品の軽量化を図ることができ、しかも、樹脂材料を節約できることから、材料コストの低減も同時に達成できる。
ここで、本発明方法に使用する成形金型は、可動側金型、固定側金型、射出機とから大略構成されている。例えば、所定ストローク上下動可能な成形上型と、この成形上型の下方側に位置する成形下型と、成形下型に連結される射出機とから構成される。そして、成形上下型を使用した場合、射出機から供給される溶融樹脂は、成形下型に設けられたマニホールド、ゲート等の樹脂通路を通じて成形下型の型面、詳しくは成形下型の型面上に形成される溝部内に供給されるが、成形上型が下死点まで下降して、成形上下型を型締めした後、溶融樹脂を所定の射出圧で成形下型の型面に設けられた溝部内に射出充填しても良いが、溶融樹脂の射出充填のタイミングとして、成形上型の型締め前に行なっても良い。
更に、成形下型の型面に設けられる溝部は、樹脂モールド部の形状に即して形成される。この樹脂モールド部としては、交差状に形成される樹脂リブ、剛性を強化させるために製品の外周縁に位置する外周樹脂フレーム等に対応しており、所望ならば、樹脂リブの交差部分にボスを接合するか、あるいは剛性の強化された外周樹脂フレームにパネル取付用のクリップを装着するためのクリップ取付座を一体化することもできる。
そして、樹脂モールド部に溶融樹脂を射出充填する際、ショートショット等が発生し易い樹脂リブや過充填が発生し易い外周樹脂フレームのように、部位毎に性質の異なる成形不良が生じることに着目し、過充填が生じ易い他の部位よりも容積が大きい部位に溶融樹脂を供給する特定のゲートに対して、樹脂量調節用溜り部をキャビティ外に位置するように連設し、この溜り部に溶融樹脂を強制的に貯留することで、過充填を未然に防止するとともに、この樹脂量調節用溜り部に溶融樹脂を供給することを溶融樹脂のオーバーフロー後も続行することで、ゲートの開放時間を長期化でき、ショートショットを回避することができる。
従って、本発明方法によれば、従来の投影面積の広い樹脂芯材に比べ、樹脂モールド部だけを成形するため、射出圧力を従来に比べて低く設定できることにより、成形金型の負荷が少なくて済むとともに、樹脂材料を節約でき、しかも従来の樹脂芯材に比べ冷却時間も短縮化できるため、製品の成形サイクルを短縮化できる。そして、過充填が発生し易い箇所に溶融樹脂を供給する特定のゲートからキャビティ外に設定した樹脂量調節用溜り部に溶融樹脂を供給し続けることにより、全てのゲートの開放時間を長く設定することができるため、ショートショットを未然に防止できる一方、過充填の原因となる余剰の樹脂について、この樹脂量調節用溜り部内に収容することでバリ発生も未然に防止することができ、成形性を向上させることができる。
更に、本発明の好ましい実施の形態においては、所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面に一体化される樹脂モールド部とからなる積層構造体を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品の製造方法において、上記発泡樹脂基材の素材である発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、成形金型内に投入し、次いで、上記成形金型同士を型締めした後、発泡樹脂基材を所要形状にプレス成形する一方、成形金型の型締め直前、又は型締め後のいずれかのタイミングで成形金型の溝部内に溶融樹脂を射出充填して、樹脂モールド部を発泡樹脂基材の裏面に一体化するとともに、製品キャビティの外部に設定したゲートに樹脂量調節用溜り部を連設し、この樹脂量調節用溜り部に溶融樹脂をオーバーフロー後も供給し続けることにより、溶融樹脂の供給時間を長期化することでショートショットを回避しつつ、積層構造体を成形することを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、樹脂量調節用溜り部とゲートは、製品キャビティの外方に設けられているため、成形後、成形品とこの樹脂量調節用溜り部とのカット作業を廃止することができる。
以上説明した通り、本発明に係る自動車用内装部品の製造方法は、成形金型のキャビティ形状に沿って、発泡樹脂基材を所要形状に成形すると同時に、発泡樹脂基材の裏面側に樹脂モールド部を成形するという工程を採用しており、樹脂モールド部の投影面積が少ないため、従来の樹脂芯材に比べ、成形金型にかかる負荷も少なく、冷却時間も短縮化でき、歩留まりを高めることができることから、作業能率を高めることができるとともに、樹脂材料も節約でき、大幅なコストダウンを招来できるとともに、軽量な内装部品を提供できるという効果を有する。
更に、本発明に係る自動車用内装部品の製造方法は、成形金型の製品キャビティの縁部近傍部分で、かつ過充填傾向にあるゲートに樹脂量調節用溜り部を連設し、このゲートから樹脂量調節用溜り部に溶融樹脂をオーバーフロー後も供給し続けることにより、ゲートバランスを調整でき、ショートショットを回避できるとともに、過充填の原因となる余剰樹脂をこの樹脂量調節用溜り部で収容することができるため、バリ発生も未然に防止でき、成形性を高めることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る自動車用内装部品の製造方法の好適な実施例について、自動車用ドアトリムの製造方法を例示して説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図12は本発明の一実施例を示すもので、図1は本発明方法を適用して製作したツートンタイプのドアトリムを示す正面図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、図3は同ドアトリムにおけるドアトリムアッパーの樹脂モールド部とドアトリムロアとを示す正面図、図4は同ドアトリムを成形する際に使用する成形金型の全体構成を示す説明図、図5は同成形金型における成形下型を示す平面図、図6は同成形下型の要部断面図、図7乃至図10は同成形金型を使用してドアトリムを製造する各工程を示す説明図、図11は同成形金型におけるゲートバランスを示す説明図、図12は同成形金型の変形例を示す成形下型の平面図である。
まず、図1,図2において、ツートンタイプの自動車用ドアトリム10は、積層構造体からなるドアトリムアッパー20と樹脂単体品からなるドアトリムロア30との上下2分割体から構成されている。ドアトリム10に装着される機能部品としては、ドアトリムアッパー20にインサイドハンドルエスカッション11、パワーウインドウスイッチフィニッシャー12が取り付けられている。ドアトリムロア30には、ドアポケット用開口13が開設され、その背面側には、図2に示すように、ポケットバックカバー(樹脂成形体からなる)14が取り付けられており、ドアトリムロア30のフロント側にスピーカグリル15が一体成形されている。尚、符合16はドアパネルを示す。
ところで、本発明に係る自動車用ドアトリム10は、積層構造体であるドアトリムアッパー20の構造に本発明を適用し、製品の軽量化を図るとともに、成形不良を未然に防止でき、成形性能を高めたことが特徴である。すなわち、ドアトリムアッパー20は、所望の曲面形状に成形され、保形性を有する発泡樹脂基材21と、この発泡樹脂基材21の裏面側に積層一体化される樹脂モールド部22と、発泡樹脂基材21の表面側に積層一体化される加飾機能をもつ加飾材23とから大略構成されている。
更に詳しくは、上記発泡樹脂基材21としては、保形性を備えるように、発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所要形状に熱成形、例えば所望の型面を有する成形金型でコールドプレス成形を行なうことにより所要形状に成形される。上記発泡樹脂シートは、汎用の熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した構成であり、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用でき、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤や重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤が使用できる。この実施例では、ポリプロピレン系樹脂に発泡剤として重炭酸ナトリウムを適宜添加した発泡樹脂シートを使用している。また、この発泡樹脂基材21の発泡倍率は、2〜10倍に設定され、厚みは0.5〜30mm、特に1〜10mmの範囲に設定されている。
次いで、発泡樹脂基材21の裏面に一体化される樹脂モールド部22としては、図2,図3に示すように、ドアトリム10の製品形状を保持するように補強機能をもつ樹脂リブ24、外周縁を補強する外周樹脂フレーム25、ドアインナーシール(図示せず)を取り付けるためのウエストフランジ26、図示はしないが車体パネルに取り付けるためのクリップを装着する際に使用するクリップ取付座(図示せず)等が該当する。例えば、樹脂リブ24としては、交差状に延びる所定パターン形状に設定されている。尚、このパターン形状は、縦横方向、斜め方向、あるいはその組み合わせ等、交差状であれば任意のパターン形状に設定されて良い。これら樹脂モールド部22は、汎用の合成樹脂成形体からなり、通常好ましく使用できる合成樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等から適宜選択されて良く、本実施例では、環境面、リサイクル面を考慮してポリプロピレン系樹脂が使用されている。また、この樹脂モールド部22には、上記熱可塑性樹脂中に適宜フィラー、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子の充填剤が混入されていても良い。
次いで、加飾材23としては、TPO、TPU、PVC等の熱可塑性樹脂シートから選択される単一シート材料か、あるいはこれら単一シート材料の裏面にポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等のクッション層を裏打ちした積層シート材料が使用される。本実施例においては、TPOシートからなる単一シート材料が使用されている。尚、所望により、裏面不織布を単一シート材料か、あるいはクッション層の裏面に裏打ちすることも可能である。
このように、ドアトリムアッパー20は、保形性を有する発泡樹脂基材21と、この発泡樹脂基材21の裏面に一体化される樹脂モールド部22(樹脂リブ24、外周樹脂フレーム25、ウエストフランジ26)、加飾性を有する加飾材23とから構成されているため、従来のように、製品の全面に亘り占有していた樹脂芯材を廃止でき、かつ軽量な発泡樹脂基材21を使用することに加えて、樹脂モールド部22の大半部分を占める樹脂リブ24は、格子状であり、荷重が加わる部位、例えばクリップ座、ウエスト部上面、アームレスト部上面等を除いた部位は肉抜き構造となっているため、製品の重量について、従来例の構造のものに比べ40%以上の軽量化を図ることができるとともに、樹脂材料も大幅に節約でき、コストダウンに貢献できるという利点がある。
次に、図1乃至図3に示すドアトリム10の製造方法について以下に説明する。まず、図4乃至図6に基づいて、成形金型40の構成について説明する。ドアトリム10の成形に使用する成形金型40は、所定ストローク上下動可能な成形上型41と、成形上型41と対をなす固定側の成形下型42と、成形下型42に接続される2基の射出機43a,43bとから大略構成されている。
更に詳しくは、成形上型41は、製品形状に合致したキャビティ部411が形成されており、成形上型41の上面に連結された昇降シリンダ412により所定ストローク上下駆動される。また、成形上型41の4隅部には、ガイド機構となるガイドブッシュ413が設けられている。
一方、成形下型42には、成形上型41のキャビティ部411に対応するコア部421が設けられている。また、このコア部421の型面に溶融樹脂を供給するために、マニホールド422a,422b、ゲート423a,423bが設けられており、このマニホールド422a,422b、ゲート423a,423bの樹脂通路を経て射出機43a,43bから供給される溶融樹脂M1,M2がコア部421の上面に供給される。
そして、本発明方法においては、図5,図6に示すように、ドアトリムアッパー20に対応する部位の成形下型42には、3種類の溝部424,425,426が設定されている。まず、一番目の溝部424は樹脂リブ形成用溝部であり、二番目の溝部425は外周樹脂フレーム形成用溝部であり、三番目の溝部426はウエストフランジ形成用溝部であり、各溝部424,425,426に溶融樹脂M1を供給できるように、ゲートG1,G2がウエストフランジ形成用溝部426に設けられており、樹脂リブ形成用溝部424には、ゲートG3,G4,G5が設定され、外周樹脂フレーム形成用溝部425には、ゲートG6が設定されている。また、ドアトリムロア30に対応する部位の成形下型42には、ロア形成用キャビティ427が設定されているとともに、4隅部にはガイドポスト428が設定され、成形上下型41,42の上下動作時、このガイドポスト428が成形上型41のガイドブッシュ413内に案内されて適正なプレス姿勢が維持されている。
そして、本発明は、図5に示すように、特に、バリが発生し易い過充填の傾向を示す外周樹脂フレーム形成用溝部425に溶融樹脂M1を供給するゲートG6に着目し、このゲートG6に樹脂量調節用溜り部44が製品キャビティの縁部から製品外に位置するように連設されている。そして、この樹脂量調節用溜り部44の作用効果は、ドアトリム10の製造方法において後で詳細に記載するが、ショートショットが生じ易い樹脂リブ24に溶融樹脂M1を供給するゲートG3,G4,G5から十分な量の溶融樹脂M1を供給することができ、ショートショットを回避することができるとともに、バリが発生し易い外周樹脂フレーム25についても、過充填の原因となる余剰樹脂を樹脂量調節用溜り部44で収容することでバリ発生を未然に防止することができるということが特徴である。
以下、上記ドアトリム10の製造方法における各工程について説明する。まず、図7に示すように、ヒーター装置50により発泡樹脂シートSの一方面に加飾材23をラミネートしたものを所定温度に加熱軟化させる。この実施例では、発泡樹脂シートSとして、ポリプロピレン製発泡シート(住化プラステック製、商品名:スミセラー発泡PPシート、発泡倍率=3倍、厚み3mm)が使用されている。
次いで、図8に示すように、加熱軟化処理した発泡樹脂シートS(加飾材23をラミネートしている)をドアトリムアッパー20対応箇所における成形上型41のキャビティ部411と成形下型42のコア部421で画成されるキャビティの上半部分にセットする。
そして、発泡樹脂シートSをセットした後、図9に示すように、成形上型41の昇降シリンダ412が動作して、成形上型41が所定ストローク下降して、成形上下型41,42が型締めされ、発泡樹脂シートSがキャビティ形状に沿って賦形、冷却され、発泡樹脂基材21が所要形状に成形される。この発泡樹脂基材21の成形時、樹脂モールド部22(樹脂リブ24、外周樹脂フレーム25、ウエストフランジ26)の一体化が行なわれる。すなわち、第1の射出機43aからマニホールド422a、ゲート423a(図5で示すゲートG1〜G6)を通じて成形下型42の溝部424,425,426内に溶融樹脂M1が射出充填され、樹脂モールド部22が形成される。この時、図10に示すように、ゲートG5を通じて溝部424に溶融樹脂M1が供給され、樹脂リブ24が発泡樹脂基材21の裏面に所定パターン形状に成形されるとともに、ゲートG6を通じて溶融樹脂M1が溝部425並びに樹脂量調節用溜り部44内に供給される。また、溶融樹脂M1の射出タイミングは、上述したように、成形上下型41,42の型締め後に行なっても良いが、成形上下型41,42の型締め前に設定することもできる。
同時に、ドアトリムロア30を成形するために、第2の射出機43bからマニホールド422b、ゲート423bを通じてキャビティ427に溶融樹脂M2が射出充填され、ドアトリムロア30が所要形状に成形される。尚、この溶融樹脂M1,M2としては、住友ノーブレンBUE81E6(住友化学工業製ポリプロピレン、メルトインデックス=80g/10分)でタルク等のフィラーが適宜割り合いで混入されている。
従って、第1の射出機43aから溶融樹脂M1を溝部424、425、426内に射出充填する一方、第2の射出機43bの溶融樹脂M2からキャビティ427内に射出充填することにより、ドアトリムアッパー20における樹脂モールド部22(樹脂リブ24、外周樹脂フレーム25、ウエストフランジ26)を所要形状に成形するとともに、ドアトリムアッパー20と一体にドアトリムロア30が一体成形される。その後、成形されたドアトリム10を成形金型40から脱型し、樹脂量調節用溜り部44に充填された固化樹脂44aをカット除去すれば良い。
このように、この樹脂モールド部22の成形時には、ゲート423aの各ゲートG1〜G6から成形下型42の型面に形成されている溝部424,425,426内に溶融樹脂M1が供給されるが、特に、ゲートG6から溝部425内に溶融樹脂M1を供給する際、同時に樹脂量調節用溜り部44に溶融樹脂M1が供給され、図11に示すように、この樹脂量調節用溜り部44内に溶融樹脂M1がオーバーフロー後も供給が続行されるため、他のゲートG1〜G5からの溶融樹脂M1の供給も続行させることができ、溝部424内へ溶融樹脂M1を十分にゆきわたらせることができるので、ショートショットが生じることがなく、かつこの樹脂量調節用溜り部44内に余剰の樹脂が収容されるため、樹脂バリ等が発生することもなく、ショートショットやバリ発生等の成形不良を未然に防止することができる。
次に、図12に示すように、樹脂量調節用溜り部45をキャビティCの外部に設定して、別途ゲートG7により溶融樹脂M1を供給する構成を採用することもできる。そして、この場合においても、樹脂量調節用溜り部45により、各ゲートG1〜G6のゲートバランスを有効に調整することができ、ショートショットを回避でき、成形性を向上させることができるとともに、特に、キャビティCの外部にゲートG7、及び樹脂量調節用溜り部45を設けることで、成形後、溜り部45の固化樹脂をカット除去する必要がなく、次工程を簡素化できるという利点がある。
以上説明した実施例は、ツートンタイプの自動車用ドアトリム10におけるドアトリムアッパー20に適用したものであるが、一体型のドアトリムに適用することもでき、また、ドアトリム10以外の内装部品として、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、トランクトリム、ラゲージトリム、ルーフトリム、リヤサイドトリム等、内装部品全般に適用することができる。
本発明に係る自動車用内装部品の一実施例であるツートンタイプの自動車用ドアトリムを示す正面図である。 図1中II−II線断面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおける発泡樹脂基材を省略した樹脂モールド部とドアトリムロアを示す正面図である。 図1に示すドアトリムの製造に使用する成形金型の概要を示す側面図である。 図4に示す成形金型における成形下型を示す平面図である。 図4に示す成形金型における樹脂量調節用溜り部の構成を示す断面図である。 図1に示すドアトリムの製造方法における発泡樹脂シートの予熱工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムの製造方法における発泡樹脂シートの型内セット工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムの製造方法における発泡樹脂基材の成形工程を示す説明図である。 図1に示すドアトリムの製造方法における外周樹脂フレームの成形工程を示す説明図である。 本発明方法により改善されたゲートバランスを示す説明図である。 本発明に係る成形金型の変形例を示す説明図である。 従来のドアトリムを示す正面図である。 図13中XIV −XIV線断面図である。 従来のドアトリムの製造方法に使用する成形金型の概要図である。
符号の説明
10 ツートンタイプの自動車用ドアトリム
20 ドアトリムアッパー
21 発泡樹脂基材
22 樹脂モールド部
23 加飾材
24 樹脂リブ
25 外周樹脂フレーム
26 ウエストフランジ
30 ドアトリムロア
40 成形金型
41 成形上型
42 成形下型
423a 樹脂モールド部成形用ゲート
423b ドアトリムロア成形用ゲート
424 溝部(樹脂リブ形成用)
425 溝部(外周樹脂フレーム形成用)
426 溝部(ウエストフランジ形成用)
427 キャビティ
428 ガイドポスト
43(43a,43b) 射出機
44,45 樹脂量調節用溜り部
50 ヒーター装置
S 発泡樹脂シート
M1,M2 溶融樹脂
G1〜G7 ゲート

Claims (2)

  1. 所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材(21)と、この発泡樹脂基材(21)の裏面に一体化される樹脂モールド部(22)とからなる積層構造体(20)を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品(10)の製造方法において、
    上記発泡樹脂基材(21)の素材である発泡樹脂シート(S)を加熱軟化処理後、成形金型(41,42)内に投入し、次いで、上記成形金型(41,42)同士を型締めした後、発泡樹脂基材(21)を所要形状にプレス成形する一方、成形金型(41,42)の型締め直前、又は型締め後のいずれかのタイミングで成形金型(41,42)の溝部(424,425,426)内に溶融樹脂(M1)を射出充填して、樹脂モールド部(22)を発泡樹脂基材(21)の裏面に一体化するとともに、過充填が発生し易い箇所に溶融樹脂(M1)を供給するゲート(G6)に対して、製品キャビティの外部に位置する樹脂量調節用溜り部(44)を連設し、上記ゲート(G6)から樹脂量調節用溜り部(44)に溶融樹脂(M1)をオーバーフロー後も供給し続けることにより、溶融樹脂(M1)の供給時間を長期化することでショートショットを回避するとともに、余剰樹脂を樹脂量調節用溜り部(44)で回収するようにして積層構造体(20)を成形することを特徴とする自動車用内装部品の製造方法。
  2. 所要形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材(21)と、この発泡樹脂基材(21)の裏面に一体化される樹脂モールド部(22)とからなる積層構造体(20)を全体、あるいは一部に採用してなる自動車用内装部品(10)の製造方法において、
    上記発泡樹脂基材(21)の素材である発泡樹脂シート(S)を加熱軟化処理後、成形金型(41,42)内に投入し、次いで、上記成形金型(41,42)同士を型締めした後、発泡樹脂基材(21)を所要形状にプレス成形する一方、成形金型(41,42)の型締め直前、又は型締め後のいずれかのタイミングで成形金型(41,42)の溝部(424,425,426)内に溶融樹脂(M1)を射出充填して、樹脂モールド部(22)を発泡樹脂基材(21)の裏面に一体化するとともに、製品キャビティ(C)の外部に設定したゲート(G7)に樹脂量調節用溜り部(45)を連設し、この樹脂量調節用溜り部(45)に溶融樹脂(M1)をオーバーフロー後も供給し続けることにより、溶融樹脂(M1)の供給時間を長期化することでショートショットを回避しつつ、積層構造体(20)を成形することを特徴とする自動車用内装部品の製造方法。
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