JP4097073B2 - 自動車用内装部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム等の自動車用内装部品及びその製造方法に係り、特に、軽量でかつ廉価に製作できるとともに、造形上の自由度を高めた自動車用内装部品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用内装部品の構成をドアトリムを例示して図12,図13を基に説明する。ドアトリム1は、保形性及び車体パネルへの取付剛性を備え、製品面のほぼ全体にいきわたっている樹脂芯材2の表面に、表面外観に優れた表皮3を積層一体化して構成されている。尚、ドアトリム1の表面略中央部には、乗員が肘を掛けて休めるようにアームレスト1aが室内側に向けて膨出状に形成されている。
【0003】
上記樹脂芯材2としては、タルクを混入したポリプロピレン系樹脂を素材としており、また、表皮3は、それ自体保形性を備えておらず、塩ビシート等の合成樹脂シートの裏面にポリエチレンフォーム等のクッション材が積層された積層シート材料が使用され、最近では、環境面やリサイクル面を考慮して、TPO(サーモプラスチックオレフィン)シート等のエラストマーシートの裏面にポリエチレンフォーム等のクッション材が積層された積層シート材料が多用される傾向にある。
【0004】
次に、上記ドアトリム1の成形方法における従来例について図14を基に説明する。まず、ドアトリム1を成形する成形金型4は、所定ストローク上下動可能な成形上型5と、成形上型5と対をなす固定側の成形下型6と、成形下型6と接続される射出機7とから大略構成されている。
【0005】
そして、成形上下型5,6を型締めした際、ドアトリム1の製品形状を形造るために成形上型5にはキャビティ部5aが形成され、成形下型6にはコア部6aが設けられている。上記、成形上型5を所定ストローク上下動作させるために、昇降シリンダ5bが連結され、成形下型6には射出機7からの溶融樹脂の通路となるマニホールド6b、ゲート6cが設けられている。
【0006】
また、上下動作する成形上型5は、適正姿勢を維持させるために、成形下型6の4隅部にガイドポスト6dが設けられ、このガイドポスト6dに対応して成形上型5にはガイドブッシュ5cが設けられている。
【0007】
従って、成形上下型5,6が型開き状態にあるとき、表皮3を金型内にセットし、その後、成形上下型5,6を型締めした後、両金型間の製品キャビティ内に射出機7からマニホールド6b、ゲート6cを通じて溶融樹脂Mを射出充填することにより、樹脂芯材2を所要の曲面形状に成形するとともに、樹脂芯材2の表面に表皮3を一体成形している(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
尚、図14では、説明の便宜上、コア部6aの型面にオープン状態で溶融樹脂Mが供給されているが、実際は、溶融樹脂Mは成形上下型5,6の型締め後にキャビティ内に射出充填されても良い。
【0009】
更に、ドアトリム1のほぼ中央に車室内側に向けて膨出形成されるアームレスト1aについては、成形金型4の型締めにより樹脂芯材2を成形する際、図15に示すように、矢印で示す型抜き方向に対してアンダーカット構造にならないように抜き角αを必要とするとともに、また、図16に示すように、アームレスト1aにプルハンドルやパワーウインドウスイッチフィニッシャー等を取り付けるためのエンボス凹部1bを形成するのが望ましいが、エンボス凹部1bの一部が図示するように、矢印で示す型抜き方向に対するアンダーカット部Bとして形成されるため、実用に供していないのが実情である。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−138268号公報 (第2頁、図3、図4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のドアトリム1においては、樹脂芯材2の投影面積が大きいため、材料コストが高く、かつ製品が重量化するという問題点が指摘されている。
【0012】
また、樹脂芯材2の投影面積が大きいことから、成形時における射出圧を高く設定せざるを得ず、高い射出圧に耐え得る金型構造が必要となり、金型の作製費用も嵩み、しかも、大量の溶融樹脂を冷却固化させるため、成形サイクルが長期化し、生産性を低下させる大きな要因となっている。
【0013】
更に、ドアトリム1を成形金型4により成形する際、アームレスト1aがアンダーカット形状にならないように造形上の工夫が必要であり、また、アームレスト1aに開口を施す際、ドアトリム1の製品表面と取付部品との製品表面とを面一に調整するために、開口相当箇所はエンボス凹部1bとして形成するのが好ましいが、特に、アームレスト1aの上面にエンボス凹部1bを形成するにはアンダーカット形状となるため、成形上、困難であり、上述した抜き角αの設定等を含めて造形上の制約を受けるという問題点が指摘されている。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽量化を促進でき、高剛性でコストダウンを図れる自動車用内装部品を提供でき、開口周縁部に段部を設定するためのエンボス凹部や、取付座として有用なエンボス凹部をアンダーカット形状になることなく提供することで、造形自由度を著しく高めることができる自動車用内装部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために、鋭意研究の結果、従来から表皮として使用していた発泡樹脂シートに保形性を付与することで、素材としての機能をもたせ、より以上に剛性が必要な箇所、すなわち、製品の周縁部分やパネル、あるいは部品取付箇所、並びに荷重が加わる部位には、剛性に優れた樹脂リブを配置することで、従来の投影面積の広い樹脂芯材に比べ、軽量でかつコストが廉価な内装トリム部品を提供するとともに、樹脂リブが発泡樹脂基材の裏面の全面ではなく、一部分に提供され、この樹脂リブと連接するように樹脂充填部を発泡樹脂基材の所定箇所に廻し込むことで、アンダーカット構造を回避することにより、開口縁部や取付座等の造形自由度を高めることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0016】
すなわち、本発明に係る自動車用内装部品は、成形金型のキャビティ形状に沿って所要形状にプレス成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、成形金型のキャビティ内に射出充填され、発泡樹脂基材の裏面に所定パターン形状に沿って一体化される樹脂リブとからなる自動車用内装部品であって、前記発泡樹脂基材のアンダーカット部の内面に樹脂リブの溶融樹脂を流し込む樹脂充填部が設けられていることにより、自動車用内装部品脱型時におけるアンダーカット構造を回避できるようにしたことを特徴とする。
【0017】
ここで、自動車用内装部品としては、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム等に適用できる。
【0018】
保形性を有する発泡樹脂基材は、フラット形状に近い場合は、加熱軟化工程を省略して、成形型により所望形状に成形するが、三次元形状の製品に適用する場合は、発泡樹脂シートを加熱軟化処理した後、成形金型内で所望の曲面形状に成形することで、リブ等の補強材がなくても、成形後、型から脱型した際、形状を保持する程度の剛性(保形性)を有している。また、製品形状が高展開率部分を含む場合には、発泡樹脂シートを加熱軟化処理した後、成形金型に真空吸引機構を配設して成形金型の内面に沿って発泡樹脂シートに真空吸引力を作用させるようにしても良い。
【0019】
上記発泡樹脂シートとしては、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した素材を使用する。尚、熱可塑性樹脂は、1種類の熱可塑性樹脂でも2種類以上の熱可塑性樹脂からなっても良い。好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂などが使用できる。
【0020】
また、発泡剤としては、アゾ化合物、スルホヒドラジド化合物、ニトロソ化合物、アジド化合物等の有機発泡剤、あるいは重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤の使用が可能である。
【0021】
上記発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所要形状に成形して得た発泡樹脂基材は、製品の重量と強度とのバランスを考慮した場合、2〜10倍の発泡倍率が好ましい。そのときの発泡樹脂基材のセル径は、0.1μm〜2.0mmの範囲であることが好ましく、厚みは0.5〜30mm、好ましくは1〜10mmのものが良い。
【0022】
また、外観意匠性を高めるために、発泡樹脂基材の表面に加飾材を積層しても良い。加飾材としては、織布、不織布、編布、シート、フィルム、発泡体、網状物などが使用できる。これら加飾材を構成する材料は特に限定されないが、例えば、塩ビシート、発泡塩ビシート、TPO(サーモプラスチックオレフィン)シート、発泡TPOシート、また塩ビシート、あるいはTPOシートの裏面にポリエチレンフォームを裏打ちした積層シート材料が使用できる。尚、織布、不織布、編布等、通気性を有する素材を使用したほうが、発泡樹脂基材の吸音性能を生かす上で好ましい。
【0023】
一方、樹脂リブとして使用する熱可塑性樹脂材料は、広範な熱可塑性樹脂から適宜選択することができる。通常好ましく使用できるものとして、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート樹脂等が使用できる。
【0024】
また、これら熱可塑性樹脂中に各種充填剤を混入しても良い。使用できる充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子などがある。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、低収縮剤等の各種の添加剤が配合されても良い。
【0025】
更に、発泡樹脂基材に設けられる開口周縁、あるいは取付座面周縁に沿う段部の裏面側には、樹脂リブの素材である溶融樹脂を廻し込んだ樹脂充填部が設けられているが、この樹脂充填部は、成形後の脱型時にアンダーカットとなる部位に設けられていれば良い。また、開口周縁の全周に樹脂充填部を設定すれば、アンダーカット構造を回避できることに加えて、開口縁部の剛性を強化することができ好ましい。
【0026】
そして、本発明に係る自動車用内装部品によれば、保形性を有する発泡樹脂基材の裏面側に剛性を補強する意味で樹脂リブが積層一体化されるという構成であるため、従来の樹脂芯材を廃止することができる。従って、従来の投影面積の非常に広い樹脂芯材を廃止することで、製品の軽量化を図ることができ、しかも、樹脂材料を節約できることから、材料コストの低減化も同時に達成できる。
【0027】
また、発泡樹脂基材の多孔質吸音機能により、吸音性能に優れた積層構造体が得られるとともに、発泡樹脂基材及び樹脂リブの素材として、ポリオレフィン系樹脂を使用した場合、オールオレフィン系樹脂に統一されるため、分離工程が廃止でき、リサイクル作業を簡素化できる。
【0028】
更に、樹脂リブのリブ厚みは、例えば製品に外力が大きく加わる部位などはリブ厚みを厚く設定し、比較的外力が加わりにくい部位はリブ厚みを薄肉にするなど、リブ厚みを適宜可変させることができる。従って、必要最小限度の樹脂材料を使用すれば足り、製品の軽量化やコストダウンに寄与できる。また、樹脂リブにクリップ座、あるいは各種エスカッション部品を取り付けるための取付座を一体に形成することもできる。
【0029】
更に、発泡樹脂基材に形成される開口周縁、あるいは取付座面周縁に沿う段部の裏面側に溶融樹脂が廻り込む樹脂充填部が設定されているため、内装部品を成形金型から脱型する際、発泡樹脂基材単体では、成形金型に対してアンダーカット形状であっても、このアンダーカット部に樹脂充填部が設けられていることから、樹脂充填部と発泡樹脂基材がほぼ面一になり、内装部品全体としては、アンダーカット構造が回避できる。
【0030】
次いで、本発明に係る自動車用内装部品の製造方法は、成形金型のキャビティ形状に沿って所要形状にプレス成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、成形金型のキャビティ内に射出充填され、発泡樹脂基材の裏面に所定パターン形状に沿って一体化される樹脂リブとからなる自動車用内装部品の製造方法において、成形金型内に、発泡樹脂基材の素材である発泡樹脂シートをセットする発泡樹脂シートのセット工程と、成形金型同士を型締めして、成形金型のキャビティ形状に沿って発泡樹脂シートを沿わせて、発泡樹脂基材を所要形状に成形するとともに、成形金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して、発泡樹脂基材の裏面に樹脂リブを積層一体化し、かつ発泡樹脂基材におけるアンダーカット部の内面に溶融樹脂を廻し込んで、樹脂充填部を形成し、成形下型に対する自動車用内装部品のアンダーカット構造を回避する発泡樹脂基材及び樹脂リブの成形工程とからなることを特徴とする。
【0031】
ここで、成形金型は、上下動可能な成形上型と、成形上型の下方側に位置する固定式の成形下型と、成形下型に連結される射出機から構成され、射出機から供給される溶融樹脂は、成形下型に設けられたマニホールド、ゲート等の樹脂通路を通じて成形下型の型面上に形成されている溝部や空隙部に供給される。
【0032】
更に、溝部は、樹脂リブに対応し、かつ空隙部は樹脂充填部に対応するため、射出機から供給される溶融樹脂は、成形下型の型面上に形成されている溝部内に導入され、所定パターンの樹脂リブが成形されるとともに、この溝部を通して空隙部内に充填され、アンダーカット構造を回避する樹脂充填部が一体に形成されるとともに、成形金型の型締めにより発泡樹脂シートは成形金型の型面形状に沿って賦形される。
【0033】
従って、溶融樹脂が成形下型の溝部及び空隙部内に射出充填されることにより、発泡樹脂基材の裏面側に所定パターン形状に沿う樹脂リブが一体化されるとともに、発泡樹脂基材に開設される開口周縁、あるいは取付座面周縁の段部の一部、あるいは全周にアンダーカット構造を回避する樹脂充填部が一体化される。
【0034】
また、内装部品の製品外形状が三次元形状に設定されている場合には、成形工程の前工程でヒーター等により加熱軟化処理を行なった後、加熱軟化状態の発泡樹脂シートを成形金型内にセットすれば、成形金型を型締めすれば型面形状に沿って発泡樹脂シートを成形することができ、保形性を有する発泡樹脂基材が得られる。尚、最終製品形状が高展開状に設定されていれば、成形金型の型締めを複数回行ない、最終の型締め工程で溶融樹脂の射出を行なうと良い。
【0035】
更に、製品形状がより高展開率部分を含む場合には、成形上型に真空吸引機構を配設し、成形上型の型面に沿って真空吸引力により発泡樹脂基材を所要形状に成形するようにしても良い。
【0036】
従って、本発明方法によれば、従来の投影面積の広い樹脂芯材に比べ、樹脂リブと樹脂充填部だけを成形すれば良いため、射出圧力を従来に比べて低く設定することにより、成形上型の負荷が少なくて済むとともに、樹脂量も少なく、材料費を節約でき、しかも従来の樹脂芯材に比べ冷却時間も少ないため、内装部品の成形サイクルも短縮化できる。
【0037】
更に、本発明方法によれば、発泡樹脂基材に形成されるアンダーカット部の内面側に樹脂充填部が廻り込み、発泡樹脂基材と樹脂充填部により成形下型との間の干渉が回避できる。従って、アンダーカット構造を回避するための形状的制約を解消でき、造形自由度を高め、かつ剛性強化にも貢献できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動車用内装部品及びその製造方法の好適な実施の形態について、自動車用ドアトリム及びその製造方法を例示して説明する。
【0039】
図1は本発明を適用した自動車用ドアトリムの一実施形態を示す正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面図、図3は同自動車用ドアトリムにおける樹脂リブの配設パターンを示す正面図、図4,図5は同自動車用ドアトリムの成形工程を示す各説明図、図6は同自動車用ドアトリムにおけるアームレスト部の成形要領を示す説明図、図7は同アームレスト部の斜視図である。また、図8,図9は本発明を適用した自動車用ドアトリムの別実施形態を示すもので、アームレスト付近の構成説明図並びに成形時の断面図、図10,図11は同ドアトリムの変形例を示す各説明図である。
【0040】
図1乃至図3において、自動車用ドアトリム10には、インサイドハンドルエスカッション11が中接部分のフロント側に取り付けられているとともに、乗員が肘を掛けて休めるアームレスト12の上面には、パワーウインドウスイッチフィニッシャー13、プルハンドル14が設けられている。また、アームレスト12の下側には、ドアポケット15が開設され、そのフロント側にスピーカグリル16が一体あるいは別体に形成されている。
【0041】
更に詳しくは、ドアトリム10としては、所望の曲面形状に成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材20と、この発泡樹脂基材20の裏面側に積層される所定パターン形状を有する樹脂リブ30とから構成されている。
【0042】
ところで、上記発泡樹脂基材20は、保形性を備えるように発泡樹脂シートを加熱軟化処理後、所望形状に熱成形、例えば、所望の型面を有する成形金型でコールドプレス成形されるが、更に高展開率部分については、真空成形により発泡樹脂基材20を賦形しても良い。
【0043】
上記発泡樹脂シートは、汎用の熱可塑性樹脂に発泡剤を添加した構成であり、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用でき、発泡剤としては、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤や重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤が使用できる。この実施形態では、ポリプロピレン系樹脂に重炭酸ナトリウムを適宜添加した発泡樹脂シートを使用している。また、この発泡樹脂基材20の発泡倍率は、2〜10倍に設定され、厚みは0.5〜30mm、特に1〜10mmの範囲に設定されている。
【0044】
次いで、樹脂リブ30は、汎用の合成樹脂成形体からなり、通常好ましく使用できる合成樹脂として、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アイオノマー系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート樹脂等から適宜選択されて良く、本実施形態では、環境面、リサイクル面を考慮してポリプロピレン系樹脂が使用されている。
【0045】
また、この樹脂リブ30には、上記熱可塑性樹脂中に適宜フィラー、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維や、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子等の充填剤が混入されていても良い。
【0046】
更に、この樹脂リブ30は、図3に示すように、発泡樹脂基材20を取り外した状態では、製品のほぼ全面に亘り縦横方向、斜め方向、あるいはその組み合わせ等、相互に交差する方向に延びるように配設されており、所望ならば、ドアトリム10の外周縁に沿う外周フレームを追加して、ドアトリム10周縁部の剛性を補強するようにしても良く、その場合には、車体パネル50との間にスキ等が発生することがない。
【0047】
本発明に係る自動車用ドアトリム10の構成上の特徴部分は、製品の造形自由度を高めたことにある。すなわち、アームレスト12の上面にパワーウインドウスイッチフィニッシャー13が嵌め込み固定されているが、このパワーウインドウスイッチフィニッシャー13はアームレスト12の上面に開設されている開口17内に嵌め込まれ、外観見栄えや手触り感を考慮して、パワーウインドウスイッチフィニッシャー13の厚みに相当する段部18が開口17の周縁に沿って設けられている。
【0048】
更に、上記開口17の手前側縁部に沿う段部18aの内面凹凸を埋めるように樹脂充填部31が樹脂リブ30と一体に設けられている。このことは、発泡樹脂基材20単体であれば、開口17における手前側縁部の段部18aが型抜き方向(図2中A方向)に対してアンダーカット部となるのに対して、樹脂充填部31によりこのアンダーカット構造を回避できる。
【0049】
このように、図1乃至図3に示す自動車用ドアトリム10は、保形性を有する発泡樹脂基材20と、この発泡樹脂基材20の裏面に一体化される樹脂リブ30と、発泡樹脂基材20のアンダーカット形状を是正する樹脂充填部31とから構成されているため、従来のように、製品の全面に亘り占有していた樹脂芯材を廃止でき、軽量な発泡樹脂基材20を使用する関係で、製品の重量について、従来例に比べ40%以上の軽量化を達成することができるとともに、樹脂材料も大幅に節約でき、コストダウンにも貢献できる。
【0050】
加えて、発泡樹脂基材20の裏面の適宜位置に樹脂リブ30から延設するように樹脂を廻り込ませることにより、発泡樹脂基材20のアンダーカット構造を是正するというものであるから、例えば、パワーウインドウスイッチフィニッシャー13を取り付けるための開口17周縁に段部18を設定できるなど、造形自由度を飛躍的に高めることができるという利点がある。
【0051】
また、本実施形態では、加飾性を高めるために発泡樹脂基材20の表面に加飾材21がラミネートされているが、この加飾材21は、織布、不織布、編布等の通気性を備えたシート材料の他に、塩ビシートやTPO(サーモプラスチックオレフィン)シート、または発泡塩ビシートや発泡TPOシート、あるいは、これら表層シート裏面にポリエチレンフォーム等のクッション材を積層した積層シート材料等の合成樹脂シート、合成樹脂フィルム、発泡体、網状体等、あるいはこれらの複合体を使用することができる。また、TPOを使用すれば、オールオレフィン系樹脂で統一できるため、リサイクルが容易に行なえる。尚、廉価構成として、加飾材21を省略し、発泡樹脂基材20の表面に塗装や印刷処理を施すようにしても良い。
【0052】
また、発泡樹脂基材20は、多孔質構造であるため、吸音性能に優れ、車室内外の騒音を低減することができるが、特に、車室内騒音を対象とした吸音性能を高めるためには、加飾材21を使用する場合は、通気性シート材料が好ましい。
【0053】
次いで、図4乃至図7を基に上述したドアトリム10の製造方法について説明する。まず、発泡樹脂基材20の素材である発泡樹脂シートSに加飾材21をラミネートした積層シート材料を図示しないヒーター装置により加熱軟化処理を施した後、図4に示す成形金型40に内にセットする。
【0054】
この成形金型40は、所定ストローク上下動可能な成形上型41と、成形上型41と対をなす固定側の成形下型42と、成形下型42に接続される射出機43とから大略構成されている。
【0055】
更に詳しくは、成形上型41は、製品形状に合致したキャビティ部411が形成されており、成形上型41の上面に連結された昇降シリンダ412により所定ストローク上下駆動される。また、成形上型41の4隅部には、ガイド機構となるガイドブッシュ413が設けられている。
【0056】
一方、成形下型42には、成形上型41のキャビティ部411に対応するコア部421が設けられている。また、このコア部421の型面に溶融樹脂を供給するために、マニホールド422、ゲート423が設けられており、このマニホールド422、ゲート423の樹脂通路を経て射出機43から供給される溶融樹脂Mがコア部421の上面に供給される。尚、樹脂リブ30を形成するために、コア部421上面に溶融樹脂Mが供給される溝部424が穿設されている。
【0057】
また、成形下型42の4隅部には、ガイド機構となるガイドポスト425が突設され、このガイドポスト425は、成形上下型41,42が型締めされる際、ガイドブッシュ413内に案内されることで成形上型41のプレス姿勢を適正に維持できる。
【0058】
そして、この実施形態では、発泡樹脂シートSとして、ポリプロピレン製発泡シート(住化プラステック製、商品名:スミセラー発泡PPシート、発泡倍率=3倍、厚み3mm)が使用されている。
【0059】
上記発泡樹脂シートS及び加飾材21のラミネートシート材料は、成形金型40の型内にセットされた後、図5に示すように、成形上型41の昇降シリンダ412が動作して、成形上型41が所定ストローク下降して、成形上下型41,42が型締めされた発泡樹脂シートSが所望の型面形状に沿って賦形され、発泡樹脂基材20が所要形状に成形されるとともに、射出機43からマニホールド422、ゲート423を通じて樹脂リブ30を形成するために溶融樹脂Mが溝部424内に供給されることで、発泡樹脂基材20の裏面に樹脂リブ30が一体化される。
【0060】
そして、本発明方法においては、図6に示すように、ドアトリム10を成形上下型41,42で成形する際、アームレスト12におけるパワーウインドウスイッチフィニッシャー13取付部は、開口17及びその周縁に段部18を形成するために、発泡樹脂基材20は、成形上型41に設けたスライドコア414によりエンボス凹部22が形成される。
【0061】
更に、このエンボス凹部22の縦壁部は、図2に示す段部18に相当し、特に、手前側段部18aは成形下型42に対してアンダーカット部となるため、成形下型42には、溝部424と連通する空隙部426が設定され、この空隙部426に溶融樹脂Mが充填され、特に縁部426aに溶融樹脂Mが充填されることにより、図6中矢印Aで示す型抜き方向に対して発泡樹脂基材20がアンダーカット形状となる部分に樹脂が流れ込むため、この樹脂充填部31における縁部31aが発泡樹脂基材20のエンボス凹部22の底面とほぼ面一となり、アンダーカット是正部として作用し、アンダーカット構造を回避することができる。この樹脂充填部31は、図7に示すように、発泡樹脂基材20における凹部22の手前側縁部を含む部位で図7中斜線で示す箇所に相当する。
【0062】
このように、発泡樹脂基材20のエンボス凹部22の特にアンダーカット部18aに樹脂充填部31を設定して、溶融樹脂Mを廻り込ませることにより、アンダーカット構造を是正することができるため、ドアトリム10の造形自由度を飛躍的に向上させることができる。
【0063】
次いで、図8,図9は、本発明を適用した自動車用ドアトリム10の変形例を示すもので、同様にアームレスト12におけるパワーウインドウスイッチフィニッシャー13を取り付けるための開口17周縁部の構造に特徴があり、開口17の周縁部全周に亘り、樹脂充填部31を設定することで、上述したように、発泡樹脂基材20のアンダーカット構造を是正するとともに、特に、開口17の全周に亘り樹脂充填部31を設定することで、パワーウインドウスイッチフィニッシャー13の保持強度を強固に維持できるという効果がある。
【0064】
以上説明した実施形態は、パワーウインドウスイッチフィニッシャー13等の附属部品取付用の開口17周りの段部18に適用したものであるが、例えば、図10に示すように、発泡樹脂基材20の表面に取付座面23を設けた場合、この取付座面23の周縁部分の段部18に樹脂充填部31を発泡樹脂基材20の裏面側に設定することでアンダーカット構造を回避することができる。
【0065】
更に、図11に示すように、開口17や取付座面23の他に、補強を目的としたビード状補強エンボス部24における周縁の段部18に発泡樹脂基材20の内面に樹脂充填部31を設けることでアンダーカット構造を回避することも可能である。
【0066】
このように、本発明はドアトリム10に限定されるものではなく、また、開口17、取付座面23、ビード状補強エンボス部24など、成形金型40の型抜き方向から見てアンダーカット部となる部位全てに適用することができ、応用範囲の広いものである。
【0067】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る自動車用内装部品は、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材と、この発泡樹脂基材の裏面で、かつ製品の外周縁など、剛性が要求される部位に積層一体化される樹脂リブとから構成されるため、従来の重量の嵩む樹脂芯材を廃止できることから、軽量で低コスト、しかも、多孔質素材であるため、吸音性能に優れた自動車用内装部品を提供できるという作用効果を有する。
【0068】
更に、成形金型のキャビティ形状に沿って、発泡樹脂基材を所要形状に成形すると同時に発泡樹脂基材の裏面側に樹脂リブを成形するという工程を採用すれば、樹脂成形体である樹脂リブの投影面積が少ないため、従来の樹脂芯材に比べ、成形金型にかかる負荷も少なく、かつ冷却時間も短縮化でき、歩留まりを高めることができることから、作業能率を高めることができるとともに、大幅なコストダウンを招来できるという作用効果を有する。
【0069】
更に、本発明に係る自動車用内装部品は、成形金型の型抜き上、発泡樹脂基材のアンダーカット部に対応して成形金型内に溶融樹脂を流し込み、樹脂充填部を配置したため、発泡樹脂基材のアンダーカット部を是正し、全体としてアンダーカット構造を回避することができることから、自動車用内装部品の造形自由度を高めることができるとともに、成形金型からの円滑な脱型操作が期待できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用内装部品を自動車用ドアトリムに適用した一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムにおける発泡樹脂基材を取り外した、樹脂リブの配設パターンを示す正面図である。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法における材料のセット工程を示す説明図である。
【図5】図1に示す自動車用ドアトリムの製造方法におけるプレス成形工程を示す説明図である。
【図6】図5に示すドアトリムの成形工程におけるアームレスト近傍部分の成形状態を示す説明図である。
【図7】図1に示すドアトリムにおけるパワーウインドウスイッチフィニッシャー取付部分を示す説明図である。
【図8】本発明に係る自動車用内装部品を自動車用ドアトリムに適用した別実施形態を示すもので、パワーウインドウスイッチフィニッシャー取付部分を示す説明図である。
【図9】図8に示すパワーウインドウスイッチフィニッシャー取付部分の成形状態を示す説明図である。
【図10】本発明を取付座面に適用した変形例を示す説明図である。
【図11】本発明をビード状補強エンボス部に適用した変形例を示す説明図である。
【図12】従来のドアトリムを示す正面図である。
【図13】図12中XIII−XIII線断面図である。
【図14】従来のドアトリムを成形する成形金型の構成を示す概要図である。
【図15】従来のドアトリムにおけるアームレストの成形状態を示す説明図である。
【図16】従来のドアトリム成形時のアンダーカット形状を示す説明図である。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム
11 インサイドハンドルエスカッション
12 アームレスト
13 パワーウインドウスイッチフィニッシャー
14 プルハンドル
15 ドアポケット
16 スピーカグリル
17 開口(パワーウインドウスイッチフィニッシャー取付用)
18 段部
18a アンダーカット部
20 発泡樹脂基材
21 加飾材
22 エンボス凹部
23 取付座面
24 ビード状補強エンボス部
30 樹脂リブ
31 樹脂充填部
31a アンダーカット是正部
40 成形金型
41 成形上型
411 キャビティ部
412 昇降シリンダ
414 スライドコア
42 成形下型
421 コア部
422 マニホールド
423 ゲート
424 溝部(樹脂リブ用)
425 ガイドポスト
426 空隙部(樹脂充填部用)
S 発泡樹脂シート
M 溶融樹脂

Claims (3)

  1. 成形金型(41,42)のキャビティ形状に沿って所要形状にプレス成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材(20)と、成形金型(41,42)のキャビティ内に射出充填され、発泡樹脂基材(20)の裏面に所定パターン形状に沿って一体化される樹脂リブ(30)とからなる自動車用内装部品(10)であって、
    前記発泡樹脂基材(20)のアンダーカット部(18a)の内面に樹脂リブ(30)の溶融樹脂(M)を流し込む樹脂充填部(31)が設けられていることにより、自動車用内装部品(10)脱型時におけるアンダーカット構造を回避できるようにしたことを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 前記樹脂充填部(31)は発泡樹脂基材(20)に開設される開口(17)の周縁の全周に亘り設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 成形金型(41,42)のキャビティ形状に沿って所要形状にプレス成形され、軽量でかつ保形性を有する発泡樹脂基材(20)と、成形金型(41,42)のキャビティ内に射出充填され、発泡樹脂基材(20)の裏面に所定パターン形状に沿って一体化される樹脂リブ(30)とからなる自動車用内装部品(10)の製造方法において、
    成形金型(41,42)内に、発泡樹脂基材(20)の素材である発泡樹脂シート(S)をセットする発泡樹脂シート(S)のセット工程と、
    成形金型(41,42)同士を型締めして、成形金型(41,42)のキャビティ形状に沿って発泡樹脂シート(S)を沿わせて、発泡樹脂基材(20)を所要形状に成形するとともに、成形金型(41,42)の溝部(424)内に溶融樹脂(M)を射出充填して、発泡樹脂基材(20)の裏面に樹脂リブ(30)を積層一体化し、かつ発泡樹脂基材(20)におけるアンダーカット部(18a)内面に設けた空隙部(426)内に溶融樹脂(M)を廻し込んで、樹脂充填部(31)を形成し、成形下型(42)に対する自動車用内装部品(10)のアンダーカット構造を回避する発泡樹脂基材(20)及び樹脂リブ(30)の成形工程と、
    からなることを特徴とする自動車用内装部品の製造方法。
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