JP2000249160A - 動力伝達機構 - Google Patents
動力伝達機構Info
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- JP2000249160A JP2000249160A JP11052819A JP5281999A JP2000249160A JP 2000249160 A JP2000249160 A JP 2000249160A JP 11052819 A JP11052819 A JP 11052819A JP 5281999 A JP5281999 A JP 5281999A JP 2000249160 A JP2000249160 A JP 2000249160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- pulley
- leaf spring
- power transmission
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/20—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure
- F16D43/202—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type
- F16D43/2028—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by torque, e.g. overload-release clutches, slip-clutches with means by which torque varies the clutching pressure of the ratchet type with at least one part moving radially between engagement and disengagement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D7/00—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
- F16D7/04—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
- F16D7/042—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with at least one part moving axially between engagement and disengagement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H2055/366—Pulleys with means providing resilience or vibration damping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、コストが安価で、しかも、設
定値を越えた動力伝達の遮断の信頼性を有する動力伝達
機構を提供する。 【解決手段】 プーリ１のリム１ａの内周面には、一対
の板ばね用取付突出部１ｂが、等間隔に３組形成されて
いる。一対の各板ばね用取付突出部には、３角形状の切
欠部１ｃが、対向するように形成されている。ハブ２の
リム２ａの外周面２ｂには、３箇所の湾曲凹部２ｃが、
等間隔に形成されている。３枚の板ばね７をそれぞれ撓
ませ、各板ばね７の各端部７ｂを各切欠部に係合させ、
また、中央部７ａを各湾曲凹部に圧接させる。ハブに設
定値に越えた回転力が作用すると、各板ばねの中央部
は、ハブのリムの外周面（各湾曲凹部が形成されていな
い部分）に押圧されるため、各板ばねは、その撓み方向
を反転する。この結果、各板ばねは、ハブに接触しない
ため、動力がプーリからハブへ伝達されない。
定値を越えた動力伝達の遮断の信頼性を有する動力伝達
機構を提供する。 【解決手段】 プーリ１のリム１ａの内周面には、一対
の板ばね用取付突出部１ｂが、等間隔に３組形成されて
いる。一対の各板ばね用取付突出部には、３角形状の切
欠部１ｃが、対向するように形成されている。ハブ２の
リム２ａの外周面２ｂには、３箇所の湾曲凹部２ｃが、
等間隔に形成されている。３枚の板ばね７をそれぞれ撓
ませ、各板ばね７の各端部７ｂを各切欠部に係合させ、
また、中央部７ａを各湾曲凹部に圧接させる。ハブに設
定値に越えた回転力が作用すると、各板ばねの中央部
は、ハブのリムの外周面（各湾曲凹部が形成されていな
い部分）に押圧されるため、各板ばねは、その撓み方向
を反転する。この結果、各板ばねは、ハブに接触しない
ため、動力がプーリからハブへ伝達されない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の空気調和
用の圧縮機、一般産業用機器等のトルクリミッターとし
て使用する動力伝達機構に関する。
用の圧縮機、一般産業用機器等のトルクリミッターとし
て使用する動力伝達機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】まず、実公平６−３９１０５号公報に記
載された圧縮機の動力伝達機構について図４を参照して
説明する。
載された圧縮機の動力伝達機構について図４を参照して
説明する。
【０００３】圧縮機２１のハウジング２２のフロントノ
ーズ２３に球軸受２４を介してプーリ２５を回転可能に
装着する。圧縮機２１のシャフト２６に回転伝達板２７
を固定し、回転伝達板２７の４箇所に合成樹脂製の過負
荷可破断材２８を固定する。各過負荷可破断材２８の先
端をプーリ２５の４箇所に設けられた穴２５Ａにそれぞ
れ挿入する。
ーズ２３に球軸受２４を介してプーリ２５を回転可能に
装着する。圧縮機２１のシャフト２６に回転伝達板２７
を固定し、回転伝達板２７の４箇所に合成樹脂製の過負
荷可破断材２８を固定する。各過負荷可破断材２８の先
端をプーリ２５の４箇所に設けられた穴２５Ａにそれぞ
れ挿入する。
【０００４】通常時は、外部の駆動源（図示せず）から
プーリ２５に回転力が作用すると、プーリ２５は、４箇
の過負荷可破断材２８、回転伝達板２７及びシャフト２
６を介して圧縮機２１を駆動する。
プーリ２５に回転力が作用すると、プーリ２５は、４箇
の過負荷可破断材２８、回転伝達板２７及びシャフト２
６を介して圧縮機２１を駆動する。
【０００５】圧縮機２１に異常が発生し、回転伝達板２
７に設定値を越えた回転力が作用すると、過負荷可破断
材２８は破断する。したがって、動力はプーリ２５から
回転伝達板１７へ伝達されないので、動力伝達機構が保
護される。
７に設定値を越えた回転力が作用すると、過負荷可破断
材２８は破断する。したがって、動力はプーリ２５から
回転伝達板１７へ伝達されないので、動力伝達機構が保
護される。
【０００６】次に、実開昭６３−１４２４６０号公報に
記載された圧縮機の動力伝達機構について図５を参照し
て説明する。
記載された圧縮機の動力伝達機構について図５を参照し
て説明する。
【０００７】圧縮機３１のハウジング３２のフロントノ
ーズ３３に球軸受３４を介してプーリ３５を回転可能に
装着する。圧縮機３１のシャフト３６にハブ３７を固定
し、ハブ３７の４箇所にリベット３８を中心としてドラ
イブレバー３９を回転可能に取り付ける。ハブ３７の外
周には、４箇所の係合凹部３７Ａが設けられ、環状の金
属製板ばね４０がハブ３７の外周に係合凹部３７Ａに陥
入するように配設されている。各ドライブレバー３９の
内端円形係合部３９Ａは、板ばね４０を介してハブ３７
の各係合凹部３７Ａに係合し、各ドライブレバー３９の
外端円形係合部３９Ｂは、プーリ３５の各係合凹部３５
Ａに係合する。
ーズ３３に球軸受３４を介してプーリ３５を回転可能に
装着する。圧縮機３１のシャフト３６にハブ３７を固定
し、ハブ３７の４箇所にリベット３８を中心としてドラ
イブレバー３９を回転可能に取り付ける。ハブ３７の外
周には、４箇所の係合凹部３７Ａが設けられ、環状の金
属製板ばね４０がハブ３７の外周に係合凹部３７Ａに陥
入するように配設されている。各ドライブレバー３９の
内端円形係合部３９Ａは、板ばね４０を介してハブ３７
の各係合凹部３７Ａに係合し、各ドライブレバー３９の
外端円形係合部３９Ｂは、プーリ３５の各係合凹部３５
Ａに係合する。
【０００８】通常時は、外部の駆動源（図示せず）から
プーリ３５に回転力が作用すると、プーリ３５は、４本
のドライブレバー３９、４本のリベット３８、ハブ３７
及びシャフト３６を介して圧縮機３１を駆動する。
プーリ３５に回転力が作用すると、プーリ３５は、４本
のドライブレバー３９、４本のリベット３８、ハブ３７
及びシャフト３６を介して圧縮機３１を駆動する。
【０００９】圧縮機３１に異常が発生し、ハブ３７に設
定値を越えた回転力が作用すると、各ドライブレバー３
９が各リベット３８を中心として回転するから、各内端
円形係合部３９Ａと各外端円形係合部３９Ｂは、それぞ
れハブ３７の各係合凹部３７Ａとプーリ３５の各係合凹
部３５Ａから離脱する。したがって、動力はプーリ３５
からハブ３７へ伝達されないので、動力伝達機構が保護
される。
定値を越えた回転力が作用すると、各ドライブレバー３
９が各リベット３８を中心として回転するから、各内端
円形係合部３９Ａと各外端円形係合部３９Ｂは、それぞ
れハブ３７の各係合凹部３７Ａとプーリ３５の各係合凹
部３５Ａから離脱する。したがって、動力はプーリ３５
からハブ３７へ伝達されないので、動力伝達機構が保護
される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】前記第１の従来の技術
では、圧縮機の駆動によって、繰り返し応力が過負荷可
破断材に発生し、破断回転力が一定値を維持し難く、経
時的に低下するという欠点がある。
では、圧縮機の駆動によって、繰り返し応力が過負荷可
破断材に発生し、破断回転力が一定値を維持し難く、経
時的に低下するという欠点がある。
【００１１】前記第２の従来の技術は、部品点数が多
く、また、構造が複雑である。更に、ドライブレバーが
長いため、プーリ径の小型化が困難である。更に、圧縮
機の駆動によって、ドライブレバーには曲げ応力が加わ
るので、ドライブレバーの適宜な設計が困難である。
く、また、構造が複雑である。更に、ドライブレバーが
長いため、プーリ径の小型化が困難である。更に、圧縮
機の駆動によって、ドライブレバーには曲げ応力が加わ
るので、ドライブレバーの適宜な設計が困難である。
【００１２】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、過負荷可破断材やドライブレバーを採用せず
に、構造が簡単で、コストが安価で、しかも、設定値を
越えた動力伝達の遮断の信頼性を有する動力伝達機構を
提供しようとするものである。
を改良し、過負荷可破断材やドライブレバーを採用せず
に、構造が簡単で、コストが安価で、しかも、設定値を
越えた動力伝達の遮断の信頼性を有する動力伝達機構を
提供しようとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
決するため、次の手段を採用する。
【００１４】１．プーリと、前記プーリと同心に配置さ
れたシャフトと、前記シャフトに固定されたハブとから
構成され、前記プーリの内周面には一対の板ばね用取付
部又は湾曲凹部が形成され、前記ハブの外周面には前記
湾曲凹部又は前記一対の板ばね用取付部が形成され、板
ばねを撓ませてその各端部を前記各板ばね用取付部に係
合させると共に、その中央部を前記湾曲凹部に圧接させ
た動力伝達機構。
れたシャフトと、前記シャフトに固定されたハブとから
構成され、前記プーリの内周面には一対の板ばね用取付
部又は湾曲凹部が形成され、前記ハブの外周面には前記
湾曲凹部又は前記一対の板ばね用取付部が形成され、板
ばねを撓ませてその各端部を前記各板ばね用取付部に係
合させると共に、その中央部を前記湾曲凹部に圧接させ
た動力伝達機構。
【００１５】２．前記ハブは、板ばね圧接部材と、ボス
と、前記板ばね圧接部材と前記ボスとの間に固定された
弾性部材とから構成される前記１記載の動力伝達機構。
と、前記板ばね圧接部材と前記ボスとの間に固定された
弾性部材とから構成される前記１記載の動力伝達機構。
【００１６】３．前記弾性部材の一部が、前記プーリと
前記ボスとの間に挾持されている前記２記載の動力伝達
機構。
前記ボスとの間に挾持されている前記２記載の動力伝達
機構。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明の２つの実施の形態例の動
力伝達機構について説明する。
力伝達機構について説明する。
【００１８】まず、本発明の第１実施の形態例について
図１を参照して説明する。
図１を参照して説明する。
【００１９】圧縮機１１のハウジング１２には、球軸受
９の内輪が固定され、球軸受９の外輪には、プーリ１が
固定されている。ハブ２の中央部２ａは、プーリ１と同
心に配置されたシャフト６の小径部６ａに嵌合し、シャ
フト６の端部６ｂに切られたねじにナット８をねじ込む
ことによって、ハブ２は、シャフト６に固定される。
９の内輪が固定され、球軸受９の外輪には、プーリ１が
固定されている。ハブ２の中央部２ａは、プーリ１と同
心に配置されたシャフト６の小径部６ａに嵌合し、シャ
フト６の端部６ｂに切られたねじにナット８をねじ込む
ことによって、ハブ２は、シャフト６に固定される。
【００２０】プーリ１のリム１ａの内周面には、一対の
板ばね用取付突出部１ｂが、等間隔に３組形成されてい
る。一対の各板ばね用取付突出部１ｂには、３角形状の
切欠部１ｃが、対向するように形成されている。ハブ２
のリム２ａの外周面２ｂには、３箇所の湾曲凹部２ｃ
が、等間隔に形成されている。３枚の板ばね７をそれぞ
れ撓ませ、各板ばね７の各端部７ｂを各切欠部１ｃに係
合させ、また、各板ばね７の中央部７ａを各湾曲凹部２
ｃに圧接させる。
板ばね用取付突出部１ｂが、等間隔に３組形成されてい
る。一対の各板ばね用取付突出部１ｂには、３角形状の
切欠部１ｃが、対向するように形成されている。ハブ２
のリム２ａの外周面２ｂには、３箇所の湾曲凹部２ｃ
が、等間隔に形成されている。３枚の板ばね７をそれぞ
れ撓ませ、各板ばね７の各端部７ｂを各切欠部１ｃに係
合させ、また、各板ばね７の中央部７ａを各湾曲凹部２
ｃに圧接させる。
【００２１】通常時は、外部の駆動源（図示せず）から
プーリ１に回転力が作用すると、プーリ１は、図１に示
される状態で、３枚の板ばね７、ハブ２及びシャフト６
を介して圧縮機１１を駆動する。
プーリ１に回転力が作用すると、プーリ１は、図１に示
される状態で、３枚の板ばね７、ハブ２及びシャフト６
を介して圧縮機１１を駆動する。
【００２２】圧縮機１１に異常が発生し、ハブ２に設定
値を越えた回転力が作用すると、３枚の板ばね７の各中
央部７ａは、ハブ２のリム２ａの外周面２ｂ（各湾曲凹
部２ｃが形成されていない部分）に押圧されるため、各
板ばね７は、その撓み方向を反転する（図３（ｂ）参
照）。この結果、各板ばね７は、ハブ２に接触しないた
め、動力がプーリ１からハブ２へ伝達されないので、動
力伝達機構は、保護される。以後、動力伝達の遮断状態
が、維持される。
値を越えた回転力が作用すると、３枚の板ばね７の各中
央部７ａは、ハブ２のリム２ａの外周面２ｂ（各湾曲凹
部２ｃが形成されていない部分）に押圧されるため、各
板ばね７は、その撓み方向を反転する（図３（ｂ）参
照）。この結果、各板ばね７は、ハブ２に接触しないた
め、動力がプーリ１からハブ２へ伝達されないので、動
力伝達機構は、保護される。以後、動力伝達の遮断状態
が、維持される。
【００２３】圧縮機１１の故障を修繕した後、各板ばね
７の撓み方向を再度反転し、図１に示される状態に復帰
させる。この結果、動力伝達機構は、通常時に戻る。こ
の際、各板ばね７等の部品を交換する必要がない。
７の撓み方向を再度反転し、図１に示される状態に復帰
させる。この結果、動力伝達機構は、通常時に戻る。こ
の際、各板ばね７等の部品を交換する必要がない。
【００２４】次に、本発明の第２実施の形態例について
図２と図３を参照して説明する。第２実施の形態例は、
第１実施の形態例と対比して、ハブの構成の点で相違
し、その他の構成の点では同様である。したがって、主
としてハブのみについて説明する。
図２と図３を参照して説明する。第２実施の形態例は、
第１実施の形態例と対比して、ハブの構成の点で相違
し、その他の構成の点では同様である。したがって、主
としてハブのみについて説明する。
【００２５】第２実施の形態例のハブ２、環状の板ばね
圧接部材３と、ボス４と、板ばね圧接部材３の内周面３
ｃとボス４のリム４ａの外周面４ｂとの間に溶着又は接
着剤等により固定された環状の弾性部材５とから構成さ
れる。
圧接部材３と、ボス４と、板ばね圧接部材３の内周面３
ｃとボス４のリム４ａの外周面４ｂとの間に溶着又は接
着剤等により固定された環状の弾性部材５とから構成さ
れる。
【００２６】板ばね圧接部材３の外周面３ａには、３箇
所の湾曲凹部３ｂが、等間隔に形成されている。
所の湾曲凹部３ｂが、等間隔に形成されている。
【００２７】板ばね圧接部材３とボス４の材料には、剛
性の大きい金属又は樹脂を採用し、弾性部材５には、ゴ
ム又は剛性の小さい樹脂を採用する。弾性部材５の内周
面には、突出部５ａが形成され、突出部５ａは、プーリ
１とボス４とに挾持されて、ガタの発生を防止する。
性の大きい金属又は樹脂を採用し、弾性部材５には、ゴ
ム又は剛性の小さい樹脂を採用する。弾性部材５の内周
面には、突出部５ａが形成され、突出部５ａは、プーリ
１とボス４とに挾持されて、ガタの発生を防止する。
【００２８】通常時は、図２に示される状態が維持され
て、プーリ１は、３枚の板ばね７、ハブ２（板ばね圧接
部材３、弾性部材５及びボス４）並びにシャフト６を介
して圧縮機１１を駆動する。
て、プーリ１は、３枚の板ばね７、ハブ２（板ばね圧接
部材３、弾性部材５及びボス４）並びにシャフト６を介
して圧縮機１１を駆動する。
【００２９】圧縮機１１に異常が発生し、板ばね圧接部
材３に設定値を越えた回転力が作用すると、３枚の板ば
ね７の各中央部７ａは、板ばね圧接部材３の外周面３ａ
（各湾曲凹部３ｂが形成されていない部分）に押圧され
るため、各板ばね７は、その撓み方向を反転して図３の
状態に至る。弾性部材５は、各板ばね７と板ばね圧接部
材３との間の回転力の伝達及び遮断をスムーズに行う機
能を営む。
材３に設定値を越えた回転力が作用すると、３枚の板ば
ね７の各中央部７ａは、板ばね圧接部材３の外周面３ａ
（各湾曲凹部３ｂが形成されていない部分）に押圧され
るため、各板ばね７は、その撓み方向を反転して図３の
状態に至る。弾性部材５は、各板ばね７と板ばね圧接部
材３との間の回転力の伝達及び遮断をスムーズに行う機
能を営む。
【００３０】なお、以上に説明した２つの実施の形態例
においては、板ばね、湾曲凹部及び一対の板ばね用取付
突出部の組が３組用いられた構成であったが、これは３
組に限らず、２以上の複数組の構成でもよい。また、湾
曲凹部をプーリ側に、一対の板ばね用取付突出部をハブ
側に、それぞれ形成する構成でもよい。
においては、板ばね、湾曲凹部及び一対の板ばね用取付
突出部の組が３組用いられた構成であったが、これは３
組に限らず、２以上の複数組の構成でもよい。また、湾
曲凹部をプーリ側に、一対の板ばね用取付突出部をハブ
側に、それぞれ形成する構成でもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果を奏することができる。
によれば、次の効果を奏することができる。
【００３２】１．過負荷可破断材もドライブレバーも採
用しておらず、構造が簡単で、コストが安価で、しか
も、小型化を図ることができる。
用しておらず、構造が簡単で、コストが安価で、しか
も、小型化を図ることができる。
【００３３】２．回転力が設定値を越えた場合には、板
ばねがハブから確実に離脱するので、動力伝達の遮断の
信頼性を向上することができる。また、騒音、発熱や振
動が発生しない。
ばねがハブから確実に離脱するので、動力伝達の遮断の
信頼性を向上することができる。また、騒音、発熱や振
動が発生しない。
【００３４】３．動力伝達の遮断後、簡単な操作で動力
伝達の可能な状態に復旧することができ、また、部品交
換が不要である。
伝達の可能な状態に復旧することができ、また、部品交
換が不要である。
【図１】本発明の第１実施の形態例の動力伝達機構の動
力伝達状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
力伝達状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
【図２】本発明の第２実施の形態例の動力伝達機構の動
力伝達状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
力伝達状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
【図３】本発明の第２実施の形態例の動力伝達機構の動
力遮断状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
力遮断状態を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図で
ある。
【図４】第１の従来の圧縮機の動力伝達機構を示し、
（ａ）は断面図、（ｂ）は要部の正面図、（ｃ）は要部
の断面図である。
（ａ）は断面図、（ｂ）は要部の正面図、（ｃ）は要部
の断面図である。
【図５】第２の従来の圧縮機の動力伝達機構を示し、
（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図である。
（ａ）は断面図、（ｂ）は正面図である。
１ プーリ １ａ リム １ｂ 板ばね用取付突出部 １ｃ 切欠部 ２ ハブ ２ａ リム ２ｂ 外周面 ２ｃ 湾曲凹部 ３ 板ばね圧接部材 ３ａ 外周面 ３ｂ 湾曲凹部 ３ｃ 内周面 ４ ボス ４ａ リム ４ｂ 外周面 ５ 弾性部材 ５ａ 突出部 ６ シャフト ６ａ 小径部 ６ｂ 端部 ７ 板ばね ７ａ 中央部 ７ｂ 端部 ８ ナット ９ 球軸受 １１ 圧縮機 １２ ハウジング
Claims (3)
- 【請求項１】 プーリと、前記プーリと同心に配置され
たシャフトと、前記シャフトに固定されたハブとから構
成され、前記プーリの内周面には一対の板ばね用取付部
又は湾曲凹部が形成され、前記ハブの外周面には前記湾
曲凹部又は前記一対の板ばね用取付部が形成され、板ば
ねを撓ませてその各端部を前記各板ばね用取付部に係合
させると共に、その中央部を前記湾曲凹部に圧接させた
ことを特徴とする動力伝達機構。 - 【請求項２】 前記ハブは、板ばね圧接部材と、ボス
と、前記板ばね圧接部材と前記ボスとの間に固定された
弾性部材とから構成されることを特徴とする請求項１記
載の動力伝達機構。 - 【請求項３】 前記弾性部材の一部が、前記プーリと前
記ボスとの間に挾持されていることを特徴とする請求項
２記載の動力伝達機構。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052819A JP2000249160A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 動力伝達機構 |
| DE2000108604 DE10008604B4 (de) | 1999-03-01 | 2000-02-24 | Kraftübertragungssystem |
| FR0002531A FR2790525B1 (fr) | 1999-03-01 | 2000-02-29 | Mecanisme de transmission de couple dans un compresseur avec limitation du couple transmis |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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