JP2000247823A - 粉末化粧料 - Google Patents

粉末化粧料

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JP2000247823A
JP2000247823A JP11051929A JP5192999A JP2000247823A JP 2000247823 A JP2000247823 A JP 2000247823A JP 11051929 A JP11051929 A JP 11051929A JP 5192999 A JP5192999 A JP 5192999A JP 2000247823 A JP2000247823 A JP 2000247823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に塗擦すると液化して乳液様の特性が
生じる粉末化粧料であって、特に低温保存安定性に優
れ、みずみずしい使用性を有するとともに、水存在下不
安定成分を配合した場合でも、これら成分を安定に配合
し、該成分の機能を十分に発揮し得る粉末化粧料を提供
する。 【解決手段】 (a)表面積60m2/g以上の疎水化
無水ケイ酸、(b)水溶性高分子を1種または2種以
上、および(c)水を含有し、塗擦により液化する粉末
化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗擦により液化する
粉末化粧料に関する。さらに詳しくは、使用時に塗擦す
ると液化して乳液様の特性が生じる粉末化粧料であっ
て、特に低温保存安定性に優れ、みずみずしい使用性を
有するとともに、水の存在下で不安定な成分や、水に溶
解した状態で製品の物性に悪影響を及ぼしたりする成分
(以下、「水存在下不安定成分」と総称)を配合した場
合でも、これら成分を安定に配合し、該成分の機能を十
分に発揮し得る粉末化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるドライウォーターと称さ
れる粉末化粧料では、水や、水以外の水性成分を、疎水
化処理した粉末等で被覆して粉末化し、使用時に塗擦す
ると液化するようになされている。これら粉末化粧料と
して、白粉、美白パウダー等が知られているが、仕上が
りが粉っぽく、肌が乾燥しやすい等の問題があった。
【0003】また、一般に化粧料には、薬剤など種々の
有効成分が配合されているが、この薬剤の肌への浸透性
促進、保湿性、エモリエント性の付与等を目的として、
粉末化粧料を水、油、液状化粧料等と混合して使用する
方法も行われているが、使用性などの点で問題があっ
た。さらに、この有効成分が、水の存在下で容易に分
解、変質するなど不安定で製品の物性に悪影響を及ぼし
たりするような場合、その配合は、化粧料の剤型のみな
らず、容器形態、保存条件、取り扱い等において種々の
制約を受ける。
【0004】このような問題に対処すべく種々の技術が
提案されている。例えば、特開平6−211620号公
報には、特定の表面積を有する疎水化無水ケイ酸、フッ
素化合物被覆処理化粧料粉体、油性成分、水性成分、お
よび不安定有効成分(水存在下不安定成分)を特定量配
合することによって、これら水存在下不安定成分の安定
な配合を図った粉末化粧料が開示されている。
【0005】しかしながら、上記公報に記載の粉末化粧
料においては、0℃若しくはそれ以下の低温で保存した
際に水性成分が凍結するため、室温に戻すと融解に伴い
離水が生じることから、製品の低温保存安定性の点にお
いて問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、粉末形態の化粧料でありながら使
用時に塗擦すると液化して化粧水または乳液様の特性が
生じる粉末化粧料であって、優れた低温保存安定性を有
するとともに、みずみずしい使用性を有し、さらに、水
存在下不安定成分を配合した場合でもこれら成分を安定
に配合し、それらの機能を十分に発揮し得る塗擦により
液化する粉末化粧料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)表面積
60m2/g以上の疎水化無水ケイ酸、(b)水溶性高
分子を1種または2種以上、および(c)水を含有し、
塗擦により液化する粉末化粧料に関する。
【0008】また本発明は、上記粉末化粧料にさらに
(d)水存在下不安定成分を含有する、塗擦により液化
する粉末化粧料に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明に用いられる(a)成分としての疎
水化無水ケイ酸は、微粒子無水ケイ酸表面を疎水化処理
したものである。
【0011】疎水化処理の方法としては、無水ケイ酸に
撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよ
く、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オ
ートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理
方法を用いることができる。
【0012】例えば疎水化処理剤を原料粉末に添加して
処理を行う場合、適当な溶媒(ジクロルメタン、クロロ
ホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリ
コーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添
加してもよい。粉末と処理剤の混合攪拌には、ボールミ
ル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アト
ライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミ
キサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウタ
ーミキサー等も使用することができる。この他にも、粉
末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の
低温で環状オルガノシロキサンを粉末表面上で重合させ
る方法(特公平1−54380号)や、前記方法の後に
表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロー
ルモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方
法(特公平1−54381号)等も用いることができ
る。
【0013】疎水化処理剤としては、特に限定されるも
のではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチ
ルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキ
シ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉
末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、
ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状
ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉
末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フ
ッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉
末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシ
ラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラ
ン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシ
ラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合
物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチ
ルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プ
ロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラ
ン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキ
シシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキ
ルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれ
らのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロ
キサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、
フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。
【0014】本発明では、例えば微粒子無水ケイ酸の表
面をオルガノシラン系化合物、シリコーン化合物等で覆
うことにより調製することができる。具体的には、トリ
メチルシロキシル化無水ケイ酸、ジメチルシロキシル化
無水ケイ酸、オクチルシロキシル化無水ケイ酸、シリコ
ーンオイル処理無水ケイ酸、メチルポリシロキサン処理
無水ケイ酸等が例示される。
【0015】本発明では、疎水化無水ケイ酸は表面積が
60m2/g以上であることが必要であり、表面積がこ
れより小さいと、疎水化無水ケイ酸の粒径が大きくな
り、(c)成分である水の表面に多量に配向することが
できず、水を安定に粉末化することが難しくなる。
【0016】(a)成分の配合量は、その上限が好まし
くは20重量%であり、特には10重量%である。また
その下限が好ましくは2重量%であり、特には3重量%
である。配合量が少なすぎると、(c)成分である水を
十分に粉末化できず、意図する粉末形態を得ることがで
きなくなるおそれがあり、一方、配合量が多すぎると、
多量の水を粉末化することができるようにはなるが、使
用時塗擦しても液化が困難となり、官能上好ましくな
い。
【0017】(b)成分は、水溶性高分子の1種または
2種以上であり、これらは本発明粉末化粧料の低温保存
安定性の向上のためのものである。
【0018】水溶性高分子としては、化粧品に配合され
得るものであれば特に限定されるものでなく、例えば天
然の水溶性高分子、半合成の水溶性高分子、合成の水溶
性高分子、無機の水溶性高分子等が挙げられる。
【0019】天然の水溶性高分子としては、例えばアラ
ビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、
ローカストビンガム、キャロブガム、カラヤガム、カラ
ギーナン、ペクチン、マンナン、カンテン、クインスシ
ード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキ
ス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コ
ムギ)、グリチルリチン酸等の植物系水溶性高分子;キ
サンタンガム、ヒアルロン酸、デキストラン、サクシノ
グルカン、カードラン、プルラン等の微生物系水溶性高
分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等
の動物系水溶性高分子等が挙げられる。
【0020】半合成の水溶性高分子としては、例えばカ
ルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデ
ンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロー
ス、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(C
MC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース
系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プ
ロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高
分子等が挙げられる。
【0021】合成の水溶性高分子としては、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(商品名
「カーボポール」)等のビニル系水溶性高分子;ポリエ
チレングリコール(分子量20,000、600,000、4,000,00
0)等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系水溶
性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアク
リレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高
分子;ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げ
られる。
【0022】無機の水溶性高分子としては、例えばベン
トナイト、ケイ酸AlMg(商品名「ビーガム」)、ラ
ポナイト、ヘクトライト等が挙げられる。
【0023】(b)成分は1種または2種以上を用いる
ことができる。中でも、キサンタンガム、ヒアルロン
酸、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、プ
ルラン等の微生物系水溶性高分子;メチルセルロース、
ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロ
ピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分
子などが好ましく用いられる。
【0024】(b)成分は、後述する(c)成分中に溶
解した後、(a)成分と均一混合して用いる。
【0025】(b)成分の配合量は、その上限が好まし
くは10重量%であり、特には5重量%である。またそ
の下限が好ましくは0.001重量%であり、特には
0.1重量%である。配合量が少なすぎると、低温安定
性が得られ難くなり、一方、配合量が多すぎると、使用
時塗擦しても液化が困難となり、官能上好ましくない。
【0026】(c)成分としては、通常の化粧料に用い
られる水であれば特に限定することなく用いることがで
きる。
【0027】(c)成分の配合量は、本発明化粧料に含
まれる他の必須成分、任意添加成分の総配合量の残量分
配合することができるが、本発明では、その上限が好ま
しくは98重量%であり、特には90重量%であり、ま
た、その下限が好ましくは70重量%であり、特には8
0重量%である。配合量が少なすぎると塗擦した時に液
化が困難となり、一方、配合量が多すぎると粉末化が難
しくなり、官能上好ましくない。
【0028】上記(a)〜(c)成分を必須成分として
含有する本発明粉末化粧料は、優れた低温保存安定性を
有し、また粉末化が良好で、塗擦時に容易に液化し、良
好な使用感を与え、みずみずしさに優れる。
【0029】本発明では、上記(a)〜(c)成分に加
えて、さらに(d)成分として水存在下不安定成分を配
合してもよい。
【0030】(d)成分としての水存在下不安定成分
は、例えば、化粧料、医薬品等に薬剤等として配合さ
れ、その機能を発揮するためには水の介在が不可欠であ
る水溶性の成分であるが、水との接触、光、熱等の影響
により分解、失活、結晶析出、変退色、異臭を生じる
等、水の存在下で不安定で、そのまま水性ないし乳化型
化粧料に配合すると分離、凝集、増粘等を生じさせるも
のをいう。このような成分としては、例えば、美白剤、
抗炎症剤、抗菌剤、ホルモン剤、ビタミン類、酵素など
の薬剤が挙げられる。具体的には、アルブチン等のハイ
ドロキノン誘導体、コウジ酸、ビタミンC、L−アスコ
ルビン酸−2−グリコシドやリン酸L−アスコルビルマ
グネシウム、ビタミンCジパルミテート、ビタミンCス
テアレート等のビタミンC誘導体、パントテニールエチ
ルエーテル、トラネキサム酸およびその誘導体、グリチ
ルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム等のグリチル
リチン酸誘導体、レゾルシン、イオウ、サリチル酸およ
びその誘導体、エストラジオール、ビタミンB6、ビタ
ミンB6塩酸塩等のビタミンB6誘導体、ニコチン酸、ニ
コチン酸アミド等のニコチン酸誘導体、トリプシンやヒ
アルロニダーゼ等の酵素などが例示される。
【0031】(d)成分の配合量は、その上限が10重
量%が好ましく、より好ましくは7重量%であり、特に
は5重量%である。またその下限が0.001重量%が
好ましく、より好ましくは0.005重量%であり、特
には0.01重量%である。配合量が少なすぎると、有
効成分たる(d)成分の機能を十分に発揮することが難
しく、一方、配合量が必要以上に多すぎても、配合量の
増加に見合った効果の増強を見込むことが困難となる。
本発明粉末化粧料では、(d)成分を配合した場合で
も、これら成分の安定化を図ることができ、それらの機
能を十分に発揮し得る。
【0032】本発明の粉末化粧料には、上記成分以外
に、通常の化粧料に用いられる各種の任意成分、例え
ば、多価アルコール(グリセリンなど)等の保湿剤、香
料、pH調整剤、防腐剤、紫外線吸収剤、各種粉末、上
記以外の水溶性高分子等を、本発明の効果を妨げない範
囲で配合することができる。
【0033】本発明化粧料は、粉末の化粧料であるが、
塗擦により液化するものであり、みずみずしさを有し、
きわめて良好な使用性を示し、かつ優れた低温保存安定
性を有するとともに、水存在下不安定成分を安定に保持
することができる。
【0034】本発明の粉末化粧料は、(a)成分によ
り、(b)〜(c)成分、さらには(d)成分を粉末化
したものであり、塗擦により力を加えると、この吸着状
態が破壊され、粉末化されていた(b)〜(c)、
(d)成分がにじみ出て液化するとともに、(b)成分
の添加効果である使用感触の向上、および(d)成分の
有効性が発揮されるものである。
【0035】本発明の粉末化粧料は、(a)成分により
(b)〜(c)成分、(d)成分を粉末化するものであ
れば特にその製造方法は限定されるものでない。例え
ば、(b)成分を(c)成分に溶解したもの、あるいは
ここにさらに(d)成分を溶解したものに(a)成分を
添加、混合する;(c)成分中に(d)成分を溶解した
ものに(b)成分を溶解させ、ここに(a)成分を添
加、混合する、等の製造方法が挙げられるが、これらの
例示に限定されるものではない。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、配合量はすべて重量%で示す。
【0037】実施例に先立ち、本発明で用いた試験法お
よび評価法を説明する。
【0038】[製品の保存安定性試験]各実施例品、比
較例品を、−10℃、0℃、室温、露光(日光照射)
下、40℃で6ヵ月間保存したサンプルについて下記基
準により評価した。 (評価) ◎: 化粧料は変化しなかった ○: 容器に粉末または水滴が若干付着した △: 若干離水を起こした ×: 離水が著しく製剤破壊が起こった [薬剤(水存在下不安定成分)安定性試験]
【0039】各実施例品について、40℃で保存(1ヵ
月、3ヵ月、6ヵ月)したときの水存在下不安定成分の
残存量を、HPLCにより測定し、これから残存率を調
べた。
【0040】(実施例1、比較例1)下記表1に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例1、比較例1の保存安定性を評価した。なお、表1
中、ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸(*)は、
「アエロジルR−812S」(日本アエロジル社製;表
面積220m2/g)を用いた。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】(製法) (1)〜(7)を混合、溶解し、ここに(8)を加え、
混合、攪拌し、容器に充填した。
【0043】表1の結果より明らかなように、実施例1
の粉末化粧料は、比較例1に比べ特に低温での保存安定
性に極めて優れた効果を示し、各保存条件下いずれにお
いても6ヵ月間経過後も製剤の形態がほとんど変化な
く、経時の製品安定性において問題のないものであっ
た。
【0044】(実施例2、比較例2)下記表2に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例2、比較例2の保存安定性を評価した。なお、表2
中、ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸(**)は、
「アエロジルR−202」(日本アエロジル社製;表面
積100m2/g)を用いた。結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】(製法) (1)〜(6)を混合、溶解し、ここに(7)を加え、
混合、攪拌し、容器に充填した。
【0047】表2の結果より明らかなように、実施例1
の粉末化粧料は、比較例2に比べ特に低温での保存安定
性に極めて優れた効果を示し、各保存条件下いずれにお
いても6ヵ月間経過後も製剤の形態がほとんど変化な
く、経時の製品安定性において問題のないものであっ
た。
【0048】(実施例3、比較例3)下記表3に示す組
成で粉末化粧料を調製した。上記試験方法により、実施
例3、比較例3の保存安定性を評価した。なお、表3
中、ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸(*)は、
「アエロジルR−812S」(日本アエロジル社製;表
面積220m2/g)を用いた。結果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】(製法) (1)〜(6)を混合、溶解し、ここに(7)を加え、
混合、攪拌し、容器に充填した。
【0051】表3の結果より明らかなように、実施例3
の粉末化粧料は、比較例3に比べ特に低温での保存安定
性に極めて優れた効果を示し、各保存条件下いずれにお
いても6ヵ月間経過後も製剤の形態がほとんど変化な
く、経時の製品安定性において1問題のないものであっ
た。
【0052】〈薬剤(水存在下不安定成分)の安定性〉
実施例1〜3で調製した本発明粉末化粧料について、上
記した薬剤(水存在下不安定成分)安定性試験方法によ
り、水存在下不安定成分の安定性を評価した。結果を表
4に示す。
【0053】
【表4】
【0054】表4から明らかなように、実施例1〜3の
粉末化粧料のいずれにおいても、40℃で6ヵ月経過後
も不安定有効成分がほとんど残存しており、経時の薬剤
安定性において問題のないものであった。
【0055】 (実施例4) (配 合 成 分) (重量%) (1)キサンタンガム 0.2 (2)1,3−ブチレングリコール 5.0 (3)クエン酸 0.05 (4)クエン酸ナトリウム 0.05 (5)防腐剤 0.2 (6)水酸化カリウム 0.02 (7)精製水 残 余 (8)L−アスコルビン酸−2−グリコシド 1.0 (9)ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸 5.0 (「アエロジルR-202」、表面積100m2/g) (製法) (1)〜(8)を混合、溶解し、ここに(9)を加え、
混合、攪拌し、容器に充填した。
【0056】実施例4の粉末化粧料は、特に低温での保
存安定性に極めて優れた効果を示すものであった。
【0057】 (実施例5) (配 合 成 分) (重量%) (1)ヒドロキシエチルセルロース 0.2 (2)トレハロース 2.0 (3)クエン酸 0.05 (4)クエン酸ナトリウム 0.05 (5)防腐剤 0.2 (6)水酸化カリウム 0.02 (7)精製水 残 余 (8)L−アスコルビン酸−2−グリコシド 1.0 (9)ジメチルシリコーンオイル処理無水ケイ酸 5.0 (「アエロジルR-202」、表面積100m2/g) (製法) (1)〜(8)を混合、溶解し、ここに(9)を加え、
混合、攪拌し、容器に充填した。
【0058】実施例5の粉末化粧料は、特に低温での長
期保存安定性に極めて優れた効果を示すものであった。
【0059】なお、上記実施例1〜5の粉末化粧料は、
いずれも良好な粉末化が得られ、また塗擦時の液化も良
好で、みずみずしい使用性を示した。
【0060】
【発明の効果】本発明の粉末化粧料は、粉末でありなが
ら、使用時塗擦によって液化し、使用中に清涼感、しっ
とり感を与え、しかも肌への親和性に優れ、エモリエン
ト性、水分等を付与することができるとともに、特に低
温での保存安定性に優れ、みずみずしさのある、きわめ
て良好な使用感および仕上がりを得ることができる。ま
た、従来化粧品への配合が難しいとされていた水存在下
不安定成分を組成中に長期間に亘り安定に保持すること
ができるので、新しいタイプの化粧料として広く利用が
可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 L X 7/40 7/40 7/48 7/48 (72)発明者 西山 聖二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 梁木 利男 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB111 AB171 AB172 AC122 AC302 AC471 AC641 AC851 AD212 AD282 AD302 AD352 AD471 AD531 AD591 AD611 AD631 AD642 BB36 BB48 BB51 CC01 DD17 DD50 EE01 EE12 FF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)表面積60m2/g以上の疎水化
    無水ケイ酸、(b)水溶性高分子を1種または2種以
    上、および(c)水を含有し、塗擦により液化する粉末
    化粧料。
  2. 【請求項2】 (b)成分が、微生物系水溶性高分子、
    セルロース系水溶性高分子、アルギン酸系水溶性高分子
    の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1
    記載の粉末化粧料。
  3. 【請求項3】 (a)成分を2〜20重量%含有する、
    請求項1または2記載の粉末化粧料。
  4. 【請求項4】 (b)成分を0.001〜10重量%含
    有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉末化粧
    料。
  5. 【請求項5】 さらに(d)水存在下不安定成分を含有
    する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉末化粧
    料。
  6. 【請求項6】 (d)成分が、美白剤、抗炎症剤、抗菌
    剤、ホルモン剤、ビタミン類、酵素の中から選ばれる1
    種または2種以上である、請求項5記載の粉末化粧料。
  7. 【請求項7】 (d)成分が、ハイドロキノン誘導体、
    コウジ酸、ビタミンCおよびその誘導体、パントテニー
    ルエチルエーテル、トラネキサム酸およびその誘導体、
    グリチルリチン酸およびその酸誘導体、レゾルシン、イ
    オウ、サリチル酸およびその誘導体、エストラジオー
    ル、ビタミンB6およびその誘導体、ニコチン酸および
    その誘導体、トリプシン、ヒアルロニダーゼの中から選
    ばれる1種または2種以上である、請求項5または6記
    載の粉末化粧料。
  8. 【請求項8】 (d)成分を0.001〜10重量%含
    有する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の粉末化粧
    料。
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