JP2000244351A - 受信制御装置及びその方法 - Google Patents

受信制御装置及びその方法

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JP2000244351A
JP2000244351A JP11041160A JP4116099A JP2000244351A JP 2000244351 A JP2000244351 A JP 2000244351A JP 11041160 A JP11041160 A JP 11041160A JP 4116099 A JP4116099 A JP 4116099A JP 2000244351 A JP2000244351 A JP 2000244351A
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JP
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clock
signal
clock signal
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timing
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JP11041160A
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Tetsuya Kikuchi
哲也 菊地
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0261Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話移動機において、間欠受信待ち受け時
の消費電力を下げることの可能な構成を提供する。 【解決手段】時計クロック5は、MMI(マン−マシン
インタフェース)部3を駆動するために常時動いてい
る。TCXO4は、信号を正確に受信するために精度の
良いクロックを提供するが、消費電力が大きい。従っ
て、待ち受け時間中は、時計クロック5のみを動かし、
TCXO4を停止させる。そして、時計クロック5で信
号が受信される前のタイミングを取得し、TCXO4を
起動させる。それまで時計クロック5によってMMI部
3とタイミング処理部2が駆動されていたが、TCXO
4の起動後は、無線部1とタイミング処理部2がTCX
O4からのマスタクロックに基づいて起動される。そし
て、該マスタクロックに基づいて信号を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線装置及びその
受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタル方式の携帯電話移動機に
おいては、BB(ベースバンド)信号処理における時間
分解性能の向上と部品点数削減を目的として、図13に
示すようにBB処理のマスタクロックを無線部1400
の基準周波数発振器であるTCXO(温度補償水晶発振
器)1401から供給する方式となっている。
【0003】この方式では、通常の通信時はBB信号処
理におけるクロックジッタが減少するため、送受信性能
は向上する。しかし、間欠受信待ち受け時も比較的消費
電流の大きい基準クロック1403を動作させ、高精度
のクロックをリファレンスとして使い、間欠受信のタイ
ミング制御を実施していた。
【0004】図13は、従来の携帯電話移動機のクロッ
クの使用態様を示す概略ブロック図である。まず、無線
部1400は、受信した信号の搬送波を再生し、高周波
信号をIF帯域あるいは、ベースバンド帯域に変換する
構成となっている。この構成においては、搬送波の再生
が十分正確に行われないと、IF帯域の信号あるいはベ
ースバンド帯域の信号の振幅に大きな劣化を起こしてし
まうので、最も精度の良いTCXO1401により生成
されるクロック信号をマスタクロックとして使用し、搬
送波の再生を行っている。
【0005】一方、タイミング処理部1402は、無線
部1400で変換されたベースバンド信号の振幅から2
値化されたデータを取り出す部分である。タイミング処
理部1402を動作させる場合、TCXO1401から
のクロック信号の周波数を分周して使用する場合と、T
CXO1401とは別に基準クロック(基準クロック発
振回路)1403を設けてタイミング処理部1402の
動作を行わせる場合がある。TCXO1401のクロッ
ク信号の周波数を分周して利用する場合には、実際に通
話を行っていない場合にも、TCXO1401を駆動し
ている必要がある。TCXO1401は精度が高く、消
費電力が大きいので、TCXO1401を待ち受け時間
(信号を受信していないが、いつでも信号を受信可能な
状態にある時間)中も駆動しているとそれだけ余分に電
力を消費してしまう。そこで、従来の携帯電話移動機の
中には、待ち受け時間の間TCXO1401を止め、そ
れとは別に設けられた、精度はTCXO1401より劣
るものの、TCXO1401よりも低消費電力の基準ク
ロック1402を使って、タイミング処理部1402を
駆動する方法を採っているものもある また、MMI(マン−マシンインターフェース)部14
04は、携帯電話移動機のディスプレイに文字を表示し
たりする部分であり、上記TCXO1401、基準クロ
ック1402よりも精度の低い時計クロック(時計クロ
ック発振回路)1405によって駆動されている。この
MMI部1404は、ユーザからの操作に常に応答でき
るようになっている必要があり、また、ディスプレイに
時刻を表示する必要があるため、常に動作している時計
クロック1405によって駆動されている。時計クロッ
ク1405は、TCXO1401や基準クロック140
3に比べ精度は非常に落ちるが、消費電力が最も小さ
く、常に動いていても携帯電話移動機の待ち受け時間を
大きく減少させることはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PHS/PDC/CD
MAなど方式によらず、携帯電話において待ち受け時間
は、性能比較の観点において、大きなウェートを占めて
いる。
【0007】しかし、携帯電話においては重量/容積も
性能比較上の観点からは、同様に重要なファクターであ
り、電池容量をむやみに増やして待ち受け時間を増やす
わけにはいかない。
【0008】また、TDMA(Time Division Multip
le Access)のシステムにおいては、BB信号処理時に
おいて、基準クロック1403の精度が高い方がBTR
(受信クロックの再生)時のジッタ頻度が減少するた
め、送受信特性とも原理的に有利である。また、このよ
うな基準クロック1403の採用は、部品など性能のバ
ラツキによらず一定の改善効果があるため、大量生産品
の総合性能を向上させる上で非常に有効な手段となる。
【0009】しかし、基準クロック1403を別途設け
ることにより、受信特性を向上することはできるもの
の、基準クロック1403は時計クロック1405に比
べて消費電力が大きいので、消費電力が増大してしま
う。このため、携帯電話移動機の消費電力を小さくし、
かつ、待ち受け時間を長くすることが望まれている。
【0010】本発明の課題は、携帯電話移動機におい
て、間欠受信待ち受け時の消費電力を下げることの可能
な構成を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の受信制御装置
は、高精度の第1のクロック信号を生成するマスタクロ
ック手段と、該マスタクロック手段よりも小さい消費電
力で、該マスタクロック手段の生成するクロック信号よ
り低精度の第2のクロック信号を生成する時計クロック
手段と、送信されてきた信号を受信する受信手段と、通
常の通信中は該マスタクロック手段の生成する第1のク
ロック信号に基づいて、該受信手段を駆動して信号を受
信し、待ち受け中は、該マスタクロック手段を停止し、
該時計クロック手段の生成する第2のクロック信号に基
づいて間欠受信タイミングを管理/制御し、待ち受け状
態から通信状態へ移行する場合には、該時計クロック手
段の生成する第2のクロック信号に基づいて該マスタク
ロック手段の起動を行い、該マスタクロック手段の動作
が安定した後に該受信手段で信号の受信を開始するよう
に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明の受信制御方法は、(a)高精度の
第1のクロック信号を生成するステップと、(b)該ス
テップ(a)よりも小さい消費電力で、該ステップ
(a)のクロック信号より低精度の第2のクロック信号
を生成するステップと、(c)送信されてきた信号を受
信するステップと、(d)通常の通信中は該ステップ
(a)で生成する第1のクロック信号に基づいて、該ス
テップ(c)で信号を受信し、待ち受け中は、該ステッ
プ(a)によるクロック信号の生成を停止し、該ステッ
プ(b)で生成する第2のクロック信号に基づいて間欠
受信タイミングを管理/制御し、待ち受け状態から通信
状態へ移行する場合には、該ステップ(b)で生成する
第2のクロック信号に基づいて該ステップ(a)の処理
を開始し、該ステップ(a)の動作が安定した後に該ス
テップ(c)で信号の受信を開始するように制御するス
テップとを備えることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、待ち受け時間中は時計ク
ロック手段のみ動作させ、高精度のクロックを出力する
マスタクロック手段を動作させていないので、消費電力
を削減することができる。また、受信データを受信する
ときは、受信データを受信する前に、時計クロック手段
から出力される第2のクロック信号のカウント値に基づ
いて、該マスタクロック手段を起動し、このマスタクロ
ック手段により生成される高精度のクロック信号に基づ
いて信号を受信するので、常にマスタクロック手段を動
作させ受信する場合と同様に精度良く信号を受信するこ
とができる。
【0014】また、本発明の他の側面においては、時計
クロック手段の生成する第2のクロック信号のマスタク
ロック手段の生成する第1のクロック信号に対する周波
数偏差の検出値と、受信データから抽出された受信クロ
ックと時計クロック手段の生成する台2のクロック信号
との位相差とを記憶する手段を設け、該記憶された周波
数偏差と位相差を考慮して、マスタクロック手段を起動
するタイミングを調整する。従って、受信データを正し
く受信できることを保証すると共に、必要以上に早くマ
スタクロック手段を起動して、電力が無駄に消費されな
いように制御することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理構成を示す
ブロック図である。無線部1が動作する場合には、従来
と同様に、基準周波数発振器としてTCXO4を使用し
て搬送波を再生し、高周波信号をIF帯域あるいはベー
スバンド帯域に変換する。これは、受信精度を維持する
ために必要である。また、MMI部3には、常時動作し
ている時計クロック(時計クロック発振器)5からクロ
ックが供給され、待ち受け時間に於いても常に信号が受
信可能としている。タイミング処理部2は、信号がいつ
受信されても良いように、待ち受け時間に於いては時計
クロック5からクロック信号の供給を受けて、動作して
いる。そして、信号が受信されると、TCXO4からの
クロック信号の供給に切り替えられて、精度の良い受信
を行う。
【0016】このように、従来設けられていた基準クロ
ックを削除することによって、待ち受け時間中に動作し
ているクロックを時計クロック5のみとすることによ
り、消費電力の低減を図り、待ち受け時間の伸長を図る
ものである。
【0017】図2は、本発明の実施形態のシステム構成
を示すブロック図である。本実施形態に於いても、従来
と同様に通常通信時(間欠待ち受け以外の時)は無線部
の基準周波数発振器(TCXO)11で生成されるクロ
ックを基に、その他の回路ブロック(例えば17,1
8,19)で必要となるクロックを生成し、各ブロック
に分配している。上記構成によりクロックジッタが減少
するため、本発明でもBB処理における性能は従来の場
合と同様である。
【0018】しかし、従来方式の場合は待ち受け中も基
準タイミング信号としてTCXO11から出力されるマ
スタクロックあるいは、基準クロックを参照している
(クロックを使用している)ため、待ち受け中も基準周
波数発振器11あるいは基準クロックを停止させること
はできなかった。
【0019】ここで、移動機において、無線部が送受信
動作をしている時は、TCXO11を停止することは原
理的に無理であるが、間欠受信待ち受け時の非受信時の
ように比較的長時間に渡って無線部が停止している場
合、TCXO11が発振動作を続けているということは
消費電流の観点からは非常に不利となる。
【0020】したがって、本実施形態に於いては、図2
中に示すようにのTCXO11の発振を制御する発振制
御ブロック22、時計用発振器24からのクロックをベ
ースにして、時計用発振器24のクロックの周波数偏差
を検出する周波数偏差検出回路23、間欠受信時の該第
一段階の起動タイミングを生成する間欠起動タイミング
生成部26、更に第一段階の起動タイミングを受けてT
CXO11からのクロックをベースにして第二段階のタ
イミングを作り、そこから一定のオフセットを持たせ
て、無線部16、モデム部17、CPU部18、DSP
19及びベースbバンド信号処理部20の実際の動作タ
イミング信号を生成する間欠タイミング監視部21を備
えている。
【0021】上記第一段階の起動タイミングと上記第二
段階の起動タイミングとの間隔は、周波数偏差記録部2
5に保存されたデータに従い可変される。基本的にこの
ような構成により、時計タイマ28の誤差を補正する
が、本実施形態では更に誤差を小さくするため、同期検
出したタイミングで間欠起動タイミング生成部26を再
起動して誤差の蓄積を防ぐ構成とすると共に、同期確認
時の受信クロックと時計クロックの位相差をTCXO1
1からのマスタクロックをベースにカウント/保持して
おく機能も追加して、該位相差を間欠タイミング監視部
21での補正の情報としてクロックの偏差と合わせて利
用するようにしている。これにより、待ち受け中はTC
XO11を停止し、変わりに時計タイマ用のクロック
(時計用発振器24のクロック)を基準とすることを可
能としている。
【0022】各部に渡される間欠受信制御信号は、起動
タイミング信号を受信してから精度の高いマスタクロッ
クをベースにして生成されるため、同期保護などの基本
性能には影響を与えない。
【0023】一般に携帯電話は、無線キャリア生成のた
めの基準周波数発振器と時計タイマ用の発振器を備える
が、両者は目的が完全に異なるため共用することはでき
ない。
【0024】前者は高精度でなければならず、後者は超
低消費電流であることが求められるからである。本実施
形態では、待ち受け中の消費電流の低減のため、消費電
流の小さい時計タイマ用のクロックを使って待ち受け時
の間欠タイミングを作る。
【0025】しかしながら時計用発振器24は精度が低
く、単体のバラツキが無視できない。このため、そのま
までは、時計用発振器24のクロックを精度の高い時分
割制御に使用することはできないので、基準周波数発振
器11から供給される高精度クロックを使い、個体の偏
差を測定して実際の制御タイミングをつくる時にその値
を基にして補正をかける。また、時計用のクロックは周
波数が低く、そのため時間分解能が低いが、これに対し
ても対策を講じる。
【0026】同図において、基準周波数発振器(TCX
O)11は発振制御部22によって、起動/停止の制御
を受ける。TCXO11が起動すると、自動周波数制御
部(AFC部)12によって、TCXO11が発振する
マスタクロック信号の基準周波数が一定となるように制
御をかける。TCXO11から出力されるマスタクロッ
ク信号は、PLL13に入力される。PLL13は、内
部に発振器(VCO)を持っており、このVCOから発
信されるクロックの位相をTCXO11から出力される
マスタクロック信号の位相と一致(同期)させて、無線
部16に出力する。これにより、無線部16は、搬送波
を再生し、高周波信号をIF帯域あるいはベースバンド
帯域に変換する。
【0027】また、TCXO11から発振されるマスタ
クロック信号は、分周器14によって分周され、D−P
LL15に入力される。D−PLL15では、分周器1
4から出力されるクロック信号の位相がある程度以上ず
れたら、カウント値を調整して、該クロック信号の位相
を制御するものである。D−PLL15から出力された
クロック信号は、モデム部17、CPU部18、DSP
19、ベースバンド信号処理部20に入力され、各部に
おいて、該クロック信号を基に受信された信号の処理が
行われる。また、D−PLL15から出力されるクロッ
ク信号は、間欠タイミング監視部21にも入力される。
【0028】時計用発振器24から出力されるクロック
信号は、精度が良くないが、TCXO11が動作してい
ない時には、時計用発振器24のみが動いている。従っ
て、間欠受信を行う場合に、時計用発振器24から出力
されるクロック信号に基づいて、TCXO11を起動
し、正確な受信を行わなくてはならない。そこで、時計
用発振器24から出力されるクロック信号は、周波数偏
差検出回路23に入力され、周波数偏差検出回路23に
おいて、同じくTCXO11から入力されるマスタクロ
ック信号との周波数の偏差が検出される。この検出結果
は、周波数偏差記録部25に記録される。
【0029】時計用発振器24から出力されるクロック
信号は、クロック偏差補正回路27にも入力される。ク
ロック偏差補正回路27は、周波数偏差記録部25に記
録されている、周波数偏差値を取得して、時計用発振器
24から入力されるクロック信号の周波数を補正して、
該補正されたクロック信号を時計タイマ28に出力す
る。これにより、時計タイマ28がより正確に動作する
ようになる。
【0030】また、時計用発振器24から出力されるク
ロック信号は、更に、間欠起動タイミング生成部26に
も入力される。間欠起動タイミング生成部26では、時
計用発振器24から入力されるクロック信号を使って、
TCXO11を起動する第一段階のタイミング信号を生
成する。この第一段階のタイミング信号は、間欠タイミ
ング監視部21に入力される。間欠タイミング監視部2
1は、周波数偏差記録部25及びデータ・時計クロック
位相差記録部32から、時計用発振器24の周波数偏差
及びデータクロックとの位相差を読み取り、発振制御部
22にTCXO11をどのタイミングで起動するかを指
示する第2段階のタイミング信号を出力する。これによ
り、発振制御部22によってTCXO11が起動され
る。TCXO11が起動されると、TCXO11から出
力される精度の良いマスタクロック信号が分周器14に
入力されるようになる。TCXO11のマスタクロック
信号は、分周器14により分周された後、D−PLL1
5に入力される。D−PLL15で位相調整されたクロ
ック信号は、間欠タイミング監視部21に入力され、間
欠タイミング監視部21は、無線部16,モデム部1
7,CPU部18、DSP19、及びベースバンド信号
処理部20にそれぞれ実動作タイミング信号を与える。
また、間欠タイミング監視部21は、間欠受信の終了と
共に、発振制御部22を介して、TCXO11を停止さ
せるように制御する。
【0031】周波数偏差検出回路23は、AFC部12
の起動と共に起動し、TCXO11から入力されるマス
タクロック信号と、時計用発振器24から入力されるク
ロック信号との周波数偏差が検出されたら、周波数偏差
記録部25に記録する周波数偏差値を更新する。周波数
偏差検出回路23は、AFC部12の動作の停止と共に
停止する。このように、間欠受信によって、TCXO1
1が起動される間、時計用発振器24のクロック信号
(時計クロック)の上記マスタクロック信号に対する周
波数偏差を毎回計測し、時計用発振器24のクロック信
号の上記マスタクロック信号に対する周波数偏差の経年
変化等を補償するように動作する。
【0032】また、データ・時計クロック位相差検出回
路31には、時計用発振器24から出力されるクロック
信号と、BTRクロック信号(受信データから再生され
たクロック信号)及び、TCXO11から出力されるマ
スタクロック信号が入力される。データ・時計クロック
位相差検出回路31は、該マスタクロック信号を基に、
時計用発振器24から出力されるクロック信号の位相
と、BTRクロック信号の位相のずれの値を検出し、そ
の検出値をデータ・時計クロック位相差記録部32に記
録する。該検出値は、間欠タイミング監視部21に読み
出しされる。これは、時計用発振器24の発振するクロ
ック信号の周波数と、BTRクロック信号(以下、BT
Rクロックと呼ぶ)の周波数が倍数の関係になっていな
いために、位相差がだんだんずれていってしまうことを
考慮して、TCXO11の立ち上げタイミングを調整す
るファクターの1つとするためである。
【0033】このように、本実施形態では、間欠タイミ
ング監視部21、周波数偏差検出回路23、周波数偏差
記録部25、間欠起動タイミング生成部26、データ・
時計クロック位相差検出部31及びデータ・時計クロッ
ク位相差記録部32から構成されるタイミング補正部3
3において、時計クロックの周波数偏差及び位相偏差を
検出し、これを用いて、TCXO11を起動する場合の
タイミングを調整するようにしている。
【0034】また、本実施形態は、時計用発振器24の
みならず、モデム用発振器29に対しても適用すること
ができる。すなわち、モデム用発振器29の発振するク
ロック信号を周波数偏差検出回路23に入力させ、この
クロック信号とTCXO11から出力されるマスタクロ
ック信号の周波数の偏差を取得し、これを周波数偏差記
録部25に記録しておくようにする。モデム用発振器2
9から出力されるクロック信号を入力するクロック偏差
補正回路30は、該周波数偏差記録部25に記憶されて
いる、上記モデム用発振器29のクロック信号の上記マ
スタクロック信号との周波数偏差値を取得し、該周波数
偏差値を用いてモデム用発振器29のクロック信号の周
波数偏差を補正して、該補正により得られたクロック信
号をモデムクロックとしてモデム部17に出力する。
【0035】図3は、図2に示すタイミング補正部33
の詳細な回路構成を示すブロック図である。同図のカウ
ンタ40,分周器41、周波数偏差特定部44,及びマ
スタクロック値設定部43が図2の周波数偏差検出回路
23を構成する。カウンタ40には、TCXO11から
マスタクロック信号(以下、マスタクロックと呼ぶ)が
入力されると共に、分周器41によって一定間隔で分周
された時計用発振器24からの時計クロック信号(以
下、時計クロックと呼ぶ)がイネーブル信号として入力
される。カウンタ40は、マスタクロックの入力パルス
をカウントするが、そのイネーブル信号は、上述したよ
うな時計クロックの分周信号である。カウンタ40は、
該イネーブル信号の一周期におけるカウント値を出力す
る。このカウント値は、上記イネーブル信号の間にカウ
ンタ40によって計数されたマスタクロックのパルス数
である。このカウント値は、周波数偏差特定部44に入
力される。周波数偏差特定部44には、マスタクロック
値設定部43からマスタクロックの周波数が入力され
る。イネーブル信号は時計クロックを分周したものであ
るので、時計クロックのパルスが所定個数出力される間
に、マスタクロックのパルスは何個発生したかがカウン
タ40のカウント値によって示される。このカウント値
をマスタクロック値設定部43に設定された周波数で除
算すると、イネーブル信号の一周期の時間が得られる。
周波数偏差特定部44は、該一周期の時間、上記マスタ
クロックの周波数及び上記カウンタ40のカウント値を
基に、時計クロックの周波数がマスタクロックの周波数
に対して、単位時間当たりどの程度ずれているかを算出
し、この偏差を周波数偏差記録部45(図2の周波数偏
差記録部25)に記録する。
【0036】同図の時計クロックベース起動タイミング
制御部46は、図2の間欠起動タイミング生成部26に
対応する。時計クロックベース起動タイミング制御部4
6は、時計クロックをベースにして、これを分周するこ
とにより、間欠受信起動用の第一のタイミング信号(第
1段階起動タイミング信号)を出力する。この第1のタ
イミング信号はその後の補正動作を考慮して、実際の間
欠タイミングより短めに設定される。例えば、非受信間
隔が700msだとすると695msというようにして
おき、5msの間に予め測定しておいた補正値を参照し
て正確なタイミングに戻り、再同期確立動作などを行
う。
【0037】図3中、マスタクロックベース起動タイミ
ング制御部47と間欠タイミングコントローラ48は、
図2の間欠タイミング監視部21に相当する。マスタク
ロックベース起動タイミング制御部47は、上記再同期
確立動作などのため補正動作を行い、同期ワードの検出
窓などの、実際の制御タイミング信号を生成している間
欠タイミングコントローラ48に対して第二のタイミン
グ信号(第2段階起動タイミング信号)を出力する。間
欠タイミングコントローラ48以降はTCXO11から
のマスタクロックをベースに動作しており、時計用クロ
ックの偏差の影響は及ばないので、通常の受信動作を行
うことができる。
【0038】また、マスタクロックベース起動タイミン
グ制御部47には、時計クロック位相カウント保持部5
0からカウント値が入力される。時計クロック位相カウ
ント保持部50は、図2のデータ・時計クロック位相差
記録部32に対応する。また、時計クロック位相トリガ
生成部49は、図2のデータ・時計クロック位相差検出
回路31に相当する。時計クロック位相トリガ生成部4
9には、マスタクロック及び時計クロックが入力され
て、時計クロック位相トリガ生成部49は時計クロック
の立ち上がりエッジ、あるいは、パルスの立ち下がりエ
ッジ等の時計クロックの位相のトリガとなるパルスの変
化タイミングを検出し、該変化タイミングを示す信号を
位相トリガ信号として時計クロック位相カウント保持部
50に出力する。同期判定部51(図2では不図示)に
は受信データと、該受信データから再生された受信クロ
ックと、マスタクロックとが入力され、受信データの同
期信号を検出して、同期検出タイミング信号(同期検出
リタイミング信号)を時計クロック位相カウント保持部
50に入力する。時計クロック位相カウント保持部50
は、該同期検出タイミング信号が入力されてから、時計
クロック位相トリガ生成部49から上記時計クロックの
位相トリガ信号が入力されるまでの期間中のマスタクロ
ックの発生パルス数をカウントし、そのカウント値を保
持する。このカウント値は、時計クロックと受信クロッ
クの位相差を示している。マスタクロックベース起動タ
イミング制御部47は、時計クロック位相カウント保持
部50に保持されているカウント値を参照して、時計ク
ロックの位相が受信クロック(BTRクロック)の位相
からどれほどずれているかを判断する。また、マスタク
ロックベース起動タイミング制御部47は、周波数偏差
記録部45も参照して、マスタクロックのどのタイミン
グで間欠受信を開始すべきかを決定する。
【0039】以上のような処理は、マスタクロックがT
CXO11から出力されている間に実施され、周波数偏
差記録部45や時計クロック位相カウント保持部50に
データが書き込まれるのは、間欠受信している間であ
る。間欠受信が終わると、これらの処理は終了し、次の
間欠受信の開始のために、周波数偏差記録部45や時計
クロック位相カウント保持部50に保持されているデー
タが使用される。
【0040】すなわち、時計クロックからのクロック信
号(時計クロック)は一定間隔で分周器41で分周さ
れ、TCXO11からのマスタクロックのパルス数の計
測時間を決定するイネーブル信号に変換される。この一
定間隔により上記周波数偏差を計測するための処理時間
が決定されるが、該偏差の測定にリアルタイム性は要求
されないので、任意に設定すればよい。例えば、ここで
は、1秒とする。
【0041】AFCによる制御後にTCXO11から出
力されるマスタクロックのパルス数をカウンタ40によ
りカウントし、偏差が“0”の時のカウント値との差分
を周波数偏差記録部45に格納しておく。TCXO11
の発振周波数が12.6MHzの場合、1260000
0からの差分となる。AFCによる制御後のTCXO1
1の精度は0.3ppm程度になっているのでほぼ正確
な偏差が得られる。実際に各制御信号を出力するブロッ
クは、前記偏差値を参照して出力タイミングを補正して
いるだけであり、カウント動作中、他の動作に影響を与
えることはないため、該カウント動作は比較的時間をか
けて自由に実施できる。該カウント値は、TCXO11
の基準周波数によって意味合いが変わってくるため、移
動機は自分の基準周波数を固定値として保有している。
【0042】図4は、本実施形態の間欠受信タイミング
制御処理の全体を示すタイミングチャートである。同図
(a)に示すように、受信データ60は、パケット形式
で間欠的に送信されてくる。受信データには、同期信号
(SW:シンクワード)が含まれており、受信側で、送
信データと同期を取ることができるようになっている。
時計クロックは常時動作しており、受信データが受信さ
れる充分前に時計クロックのカウント値に基づいて、第
一段階の起動タイミング信号を出力する。これにより、
同図(c)に示すようにマスタクロックが起動を始め
る。次に、分周器41は時計クロックのマスタクロック
に対する周波数偏差及び時計クロックの受信クロックと
の位相差等、予め記憶しておいた値を参照して、マスタ
クロックをベースに適切なタイミングで第二段階の起動
タイミング信号を出力する。すなわち、上記周波数偏
差、上記位相差を基に、上記第1段階のタイミング信号
が出力されてからっ時間TC経過後に、第2段階のタイ
ミング信号を出力する(同図(e)参照)。この第二段
階の起動タイミング信号が出力されてから、ハードウェ
ア構成によって決まる一定時間T0後に実際の動作が開
始される。この実動作が開始されることにより、同図
(g)に示すように受信イネーブル状態になり、受信デ
ータ60を取り込むことができるようになる。受信デー
タ60を取り込み、同図(h)に示すように同期検出窓
をマスタクロックに基づいて開くことによって、受信デ
ータ60の同期信号を用いて同期検出を行うことができ
る。また、同図(i)に示すように受信データ60から
受信クロック(BTRクロック)を再生する。そして、
同図(j)に示すように受信データ60から得られた同
期信号を基に同期検出リタイミングを行い、時計クロッ
クのカウント値がいくつの時に同期したかを検出する。
【0043】また、前述したように、受信データ60を
受信し、BTRクロックが得られている間に、時計クロ
ックのマスタクロックに対する周波数偏差、及びBTR
クロックに対する位相偏差を検出し、それらを周波数偏
差記録部25及びデータ時計クロック位相差記録部32
に記録しておく。受信データ60の受信が終わると、受
信イネーブルが解除され、マスタクロックも停止される
(同図(d)、(g)参照)。次の受信データ60を受
信するための受信イネーブルのタイミングは、今回、周
波数偏差記録部25及びデータ時計クロック位相差記録
部32にそれぞれ記録された周波数偏差値及び位相差に
基づいて次の第一段階起動タイミング信号を時計クロッ
クのカウント値に基づいて生成することによって決定さ
れる。以下同様にして、受信データ60を受信すると共
に、時計クロックのマスタクロックに対する周波数偏差
と、受信クロックに対する位相差を、それぞれ周波数偏
差記録部25及びデータ時計クロック位相差記録部32
に記録する。
【0044】図5は、上記周波数偏差測定動作の概要を
説明するタイミングチャートである。同図(a)には、
時計クロックが分周され、1秒間隔で1つのパルスがイ
ネーブル信号として、カウンタ40(図3)に入力され
る場合が示されている。該イネーブル信号のパルスの立
ち上がりにより、カウンタ40は、マスタクロックに従
って、その入力パルスのカウントを開始する。このカウ
ントは、次のイネーブル信号のパルスの立ち下がりまで
継続され、カウンタ40は、該カウント値を周波数偏差
特定部44へ出力する。マスタクロック値設定部43
(図3)には、マスタクロックの周波数が保持されてお
り、周波数偏差特定部44(図3)は、この周波数から
時計クロックの1秒がマスタクロックの何パルスに相当
するかを特定し、実際のマスタクロックのパルスカウン
ト値から時計クロックの周波数偏差(誤差)を決定す
る。
【0045】同図では、マスタクロックが14.4MH
zの場合(同図(b))と、12.6MHzの場合(同
図(c))が示されている。マスタクロックが14.4
MHzの場合には、1秒間のカウント数は、14400
000となるはずである。ここで、カウンタ40の実際
のカウント値がこの値より±αだけ異なっていた場合に
は、時計クロックの誤差(周波数偏差)は、±α/14
400000であると決定する。また、同様に、マスタ
クロックが12.6MHzの場合には、1秒間のカウン
ト数は、12600000となるはずである。ここで、
カウンタ40の実際のカウント値がこの値より±βだけ
異なっていた場合には、時計クロックの誤差は±β/1
2600000と決定する。そして、この誤差の値を周
波数偏差記録部45(図3)に記録する。
【0046】図6は、起動タイミングの補正方法の概略
を示すタイミングチャートである。同図には、時計タイ
マ28の偏差が+30ppmの場合と−40ppmの場
合を示している。時計クロックに基づいたカウントは、
前回の同期検出(同図(a))から連続して行われてお
り、カウント値がある値になったら、第一段階の起動タ
イミング信号を出力する。ところが、時計クロックの周
波数偏差が+(プラス)方向の場合、正規の時よりも早
く、−(マイナス)方向の場合は正規の時よりも遅れて
時計ベースの間欠起動タイミング生成部26より第一段
階の起動タイミング信号が出力される。
【0047】同図(d)、(h)に示したように、第二
段階の起動タイミング信号出力(実際はこのタイミング
で各制御信号が出力される)までの補正は前記ずれを吸
収する方向で制御される。その際、偏差の測定値が参照
されるが、時計クロックの周波数は低く、間欠受信の時
分割制御に直接使用することは困難である。
【0048】それを補うため、本実施形態では同期検出
時に受信データに同期したBTRクロックと時計クロッ
クの位相差を時計クロック位相カウント保持部50(図
3)で測定し、これを前記補正の際に考慮することによ
り分解能不足を補っている。
【0049】具体的には、位相が合っている時に想定さ
れるカウント値を基本とし、測定された位相差分のマス
タクロックでのカウント値を、偏差を補正する際の定数
から差し引いて第二段階の起動タイミング信号を出力す
る。
【0050】図7は、時計クロックとBTRクロック
(受信クロック)の位相差の測定方法を説明する図であ
る。まず、同期検出が行われるが、これは、受信クロッ
ク(BTRクロック)の立ち上がりと高い精度で一致し
ている(同図(a)、(b)参照)。そこで、同期判定
部51が同期検出のタイミングで時計クロック位相カウ
ント保持部50にマスタクロックのパルスのカウントア
ップを開始させ、カウントアップ後の最初の時計クロッ
クの立ち上がりエッジにおいて、時計クロック位相カウ
ント保持部50にマスタクロックのパルスのカウントア
ップを停止させる(同図(b)、(c)、(e)参
照)。これにより、受信クロックと時計クロックの位相
差が、時計クロック位相カウント保持部50によりマス
タクロックのパルス数のカウント値として取得・保持さ
れる。
【0051】同期確立後、BTRクロックと時計クロッ
クの立ち上がりエッジの間隔をTCXO11からのマス
タクロックでカウントするが、同期確立後、最初のBT
Rクロックの立ち上がりは高い精度で保証されるので、
本動作により時計クロックの分解能不足の問題は解決さ
れる(同図(a)〜(d)参照)。また、偏差が蓄積さ
れないよう前記の位相差測定開始時(つまり同期確立
時)に時計ベースのカウンタ、すなわち、時計クロック
位相カウント保持部50のカウント値はリセットする。
これらの処理により、従来どうりのタイミングで間欠受
信を実施することができる。
【0052】また、2次的な効果として、上記測定した
時計クロックの偏差に関する情報を利用して時計タイマ
28の見かけ上の精度を向上させることができる。図8
は、時計タイマ28の見かけ上の精度を向上させる方法
を説明するタイミングチャートである。
【0053】時計タイマ用クロック(1秒)を挿抜する
機構を設け(同図(a)、(b)参照)、測定された偏
差により、数時間(数日)単位で時計クロックを挿抜す
る時を制御することにより補正動作を実現する(同図
(c)、(d)参照)。なお、時計クロックを1パルス
分あるいは所定パルス分挿抜する構成は当業者によって
適宜構成されるべきものである。
【0054】具体例を挙げると、+10ppm相当であ
れば約28時間で1秒進み、−20ppm相当であれば
約14時間で−1秒遅れることになる。前者の場合、2
8時間毎に、図8(b)に示すように時計タイマ用クロ
ックのパルス入力を1個マスクし(削除し)、後者の場
合は14時間毎に、図8(a)の時計タイマ用クロック
の挿入動作を実施する。ここで、参照する偏差は、移動
機の温度変化の影響を避けるため、電源投入時に最初に
測定されたものを使う。
【0055】時計タイマ28は、所定の時刻が到来した
とき、上記時計用タイマの挿抜処理をするタイミングで
前記補正値を更新することにより、短期的に不適切な数
値で動作したとしても正常に戻ることができる。時計タ
イマ28の補正という機能に限定した場合、工場出荷時
に特殊コマンドの使用により常温での偏差を測定し、そ
の測定値を端末固有情報として不揮発メモリ内に格納し
ておいても問題はない。
【0056】この場合もAFC12を起動中に上記偏差
の測定を行う必要がある。更に、本実施形態で提案して
いる制御を他のクロック源に応用することも可能であ
る。図2には、モデムのマスタクロック(データクロッ
クBTR用)への適用例を示している。この例の場合、
BTR動作の際、あらかじめ予測されている偏差を考慮
することができるため、受信信号が無くなった場合の送
信タイミングの保持などの時に有効となる。
【0057】図9は、本実施形態の時計クロック偏差測
定動作を示すフローチャートである。まず、ステップS
1で、電源がオンされる。次にステップS2でAFC1
2を起動する。ステップS3でAFC12の動作が完了
して、AFC12〜出力されるマスタクロックの発信周
波数が安定したら、ステップS4で、周波数偏差検出回
路23により時計クロックの周波数偏差をカウントす
る。ステップS5で、周波数偏差特定部44によりステ
ップS7でマスタクロック値設定部43に設定された基
準周波数情報設定値(マスタクロックの周波数値)を参
照して、時計クロックの偏差を補正するための補正値を
確定する。そして、ステップS6で該補正値を周波数偏
差記録部45に記録し、ステップS2に戻る。
【0058】図10は、時計タイマ補正動作を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS10において、時
計カウンタ28を起動する。ステップS11で、時計カ
ウンタ28への割り込みが生じたか否かを検出する。こ
こでは、1秒間で割り込みが入ると仮定している。ステ
ップS12で、検出の結果、割り込みが入ったか否かを
判断する。ステップS12で、割り込みが入っていない
と判断された場合には(S12、NO)、ステップS1
1に戻って、ステップS12の判断を繰り返す。ステッ
プS12で、割り込みが入ったと判断された場合には
(S12、YES)、ステップS13で、カウンタ(不
図示)のカウントアップを始める。ステップS14で、
時計クロックの補正条件が成り立っているか否かを検出
する。ここで、電源オン時あるいは工場出荷時に設定さ
れた補正値を参照する(ステップS15)。ステップS
16で、補正条件が成立したか否かが判断され、補正条
件が成立していない場合には(S16、NO)、ステッ
プS21で、時計表示を更新する(すなわち、時計の表
示を進める)。この場合、補正は行われない。そして、
ステップS11に戻る。一方、ステップS16で、補正
条件が成立したと判断された場合には(S16、YE
S)、ステップS18で、補正値が+1秒であるか否か
が判断される。+1秒であると判断された場合には(S
18、YES)、ステップS21で時計表示を更新して
(時計表示の値、すなわち、秒の値を1つとばして計時
表示を行い)、ステップS11に戻る。ステップS18
で、+1秒でないと判断された場合には(S18、N
O)、ステップS20で、補正値が−1秒と判断され
る。ステップS20で、補正値が−1秒であると判断さ
れると、ステップS21で、時計表示を更新し(同じ秒
の表示を2回繰り返して表示し、以降通常通り計時表示
を行う)、ステップS11に戻る。
【0059】なお、ここで、ステップS14における補
正条件とは、所定時間間隔で例えば、20時間に1回、
あるいは、30時間に1回、+1秒もしくは−1秒補正
する等という、時計タイマ28の計時時刻の補正を行う
タイミング及びその補正値に関する条件である。
【0060】図11は、間欠受信の動作を示すフローチ
ャートである。まず、ステップS25で、間欠受信モー
ドに入る。ステップS26で、TCXO11を停止し、
ステップS27で、時計クロックのパルスカウント値を
参照する。ステップS28で、該カウント値を基にTC
XO11の起動条件が成り立っているか否かを判断す
る。すなわち、次のデータパケットが送られてくる時刻
が近づいているか否かを判断する。近づいていない場合
には(S28、NO)、ステップS27に戻って、TC
XO11の起動条件が成り立つまで上記処理を繰り返
す。ステップS28で、TCXOの起動条件が成り立っ
た場合(S28、YES)、ステップS29で、間欠起
動タイミング生成部26は第一段階起動タイミング信号
を間欠タイミング監視部21へ出力し、ステップS30
で、間欠タイミング監視部21は発振制御部22を介し
てTCXO11を起動する。ステップS31で、マスタ
クロックベースのタイミング制御部47を起動し、ステ
ップS32で、タイミング制御部47は補正後の間欠タ
イミングを決定する。このとき、ステップS33で、タ
イミング制御部47は時計クロックの周波数偏差値や時
計クロックの位相値等の補正値を参照する。
【0061】ステップS34で、タイミング制御部47
は補正後の間欠タイミングに従った動作タイミングが来
たか否かを判断し、まだ動作すべきタイミングでないと
判断された場合には(S34、NO)、ステップS32
に戻る。ステップS34で、動作を開始すべきタイミン
グになったと判断された場合には(S34、YES)、
ステップS35で、タイミング制御部47は第二段階起
動タイミング信号を間欠タイミングコントローラ48へ
出力し、ステップS36で、間欠タイミングコントロー
ラ48は実制御信号を無線部16〜ベースバンド信号処
理部20へ出力する。
【0062】そして、ステップS37で、同期判定部5
1はデータを受信し、BTRクロック(受信クロック)
を再生する。ステップS38で、同期判定部51は該受
信データの同期信号を使って、同期検出を行い、ステッ
プS39で、同期が確立されたか否かを判断する。同期
が確立されていない場合には(S39、NO)、ステッ
プS38に戻って、同期が確立されるまでステップS3
8〜S39の処理を繰り返す。ステップS39で、同期
が確立されたと判断された場合には(S39、YE
S)、ステップS40で、時計クロック位相トリガ生成
部49及び時計クロック位相カウント保持部50により
BTRクロックと時計クロックの位相差を測定し、ステ
ップS41で、位相差の測定値の更新を行う。ステップ
S42で、データ受信が完了したか否かを調べ、ステッ
プS43で、データ受信が完了したか否か(フレームの
終わりを検出したか否か)を判断する。データ受信が完
了していない場合には(S43、NO)、ステップS4
2に戻って処理を繰り返す。ステップS43で、データ
受信が完了したと判断された場合には(S43、YE
S)、ステップS44で、時計クロック位相カウント保
持部50に保持されている時計クロックベースの間欠受
信用のカウント値をリセットし、ステップS45で、間
欠受信モードの最初(ステップS25)に戻る。
【0063】図12は、従来のクロック構成と本実施形
態のクロック構成における消費電流のを比較・説明する
ための図である。同図(a)は、従来の方式であって、
TCXOを停止するために別の専用クロック源を設ける
方式の場合を示す。同図(b)は、TCXOを常に動作
させている従来技術を示す。同図(c)は、本実施形態
の場合を示す。
【0064】同図において、各記号の意味は以下の通り
である。 Irx:間欠受信の受信中の消費電流。 Ipr:実際に受信動作に入る前の準備段階での消費電
流。
【0065】Iclk:専用のクロック源を搭載した場
合の非受信時の消費電流。 Itcxo:TCXOからのクロックを基準にした場合
の非受信時の消費電流。
【0066】Itimer:時計用発振器24からのク
ロックを基準にした場合の非受信時の消費電流。なお、
時計タイマ28は全てのタイミングで動作しており、上
記消費電流は全て時計タイマ28の消費電流を含む。
【0067】T受信:受信時間。 T間欠1:従来方式(同図(a)のTCXOを常に起動
しておく方式)での受信時間。
【0068】T間欠2:本実施形態における受信時間 T間欠3:従来方式(同図(b)の専用のクロック源を
設けてTCXOを停止する方式)での受信時間。
【0069】Tpr1:従来方式(TCXOを使う方
式)での受信準備時間。 Tpr2:本実施形態での受信準備時間。 Tosc:TCXO発振安定時間。
【0070】T:間欠待ち受け時間。ここで、同図
(b)の従来方式では、T=T間欠1+Tpr1であ
り、同図(c)の本実施形態の方式ではT=T間欠2+
Tpr2+Toscである。
【0071】一般に、間欠受信動作ではT間欠が圧倒的
に長いため、非受信時の消費電流が支配的であり、消費
電流×動作時間を1周期の期間積分したものが待ち受け
中の消費電流となる。
【0072】PDC(Personal Digital Celluar)を
例にあげて性能比較をしたものを以下に示す。(単純化
のため、ソフト動作等、共通的なアイテムは考慮から省
く) Irx:80mA Ipr:20mA Iclk:1mA Itcxo:2mA Itimer:0.1mA Icom(各方式で共通な電流):1.0mA T受信:6.6ms T間欠1:712.4ms T間欠2:708.4ms T間欠3:709。4ms Tpr1:1ms Tpr2:2ms(補正動作を含む) Tosc:3ms T:720ms 本実施形態の消費電流は次式(1)で表される。
【0073】 Itotal =1/T{Itcxo×Tosc +Irx×T受信+Ipr×Tpr2 +(Icom +Itimer )×T間欠2}・・・(1) 実際に消費電流を評価してみると、 Itotal (図12(a)の従来の専用クロック方式)=
2.75mA (220H) Itotal (同図12(b)の従来のTCXO方式)=
3.74mA (160H) Itotal (図12(c)の本実施形態)=1.90mA
(310H) ここで、括弧内の時間は、一般的な電池(600mA
H)での待ち受け時間。
【0074】実際の待ち受け時間は、上記以外の動作で
消費する電流にも左右されるが、上記で説明したよう
に、本実施形態を採用すれば、デジタル方式の携帯電話
において、待ち受け時間を大幅に伸ばすことが可能とな
る。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば携帯電話移動機において
通常の通信時は、高精度の基準周波数発生器からのクロ
ックを基準にしてベースバンド(BB)信号処理を行
う。従って、BB信号処理における高性能を維持したま
ま、待ち受け中は時計タイマのクロックを基準にして間
欠タイミングを生成することにより消費電流を大幅に低
減させることができる。
【0076】更に、本発明の別の側面によれば、時計タ
イマ用のクロックの偏差をカウントし、それにより時計
タイマの動作をコントロールすることにより、個別の調
整なしに携帯電話の時計の精度を大幅に向上させること
が可能となる。
【0077】また、更に、クロックの部品点数も削減で
きるので、コストの削減、及び軽量・小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図3】図2におけるタイミング補正部33の詳細なブ
ロック構成を示す図である。
【図4】本実施形態の間欠受信タイミング制御処理の全
体を説明する図である。
【図5】周波数偏差測定時のタイミングの概要を示すタ
イミングチャートである。
【図6】起動タイミングの補正方法の概略を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】時計クロックとBTRクロックの位相差の測定
方法を説明する図である。
【図8】時計タイマの見かけ上の精度を向上する動作を
説明するタイミングチャートである。
【図9】クロック偏差測定動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】時計タイマ補正動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】間欠受信の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】従来の構成と本実施形態の構成における消費
電流の変化の様子を示した図である。
【図13】従来の携帯電話移動機のクロックの使用態様
を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 無線部 2 タイミング処理部 3 MMI部 4 TCXO 5 時計クロック 11 基準周波数発振器(TCXO) 12 AFC部 13 PLL 14 分周器 15 D−PLL 16 無線部 17 モデム部 18 CPU部 19 DSP 20 ベースバンド信号処理部 21 間欠タイミング監視部 22 発振制御部 23 周波数偏差検出回路 24 時計用発振器 25 周波数偏差記録部 26 間欠起動タイミング生成部 27 クロック偏差補正回路 28 時計タイマ 29 モデム用発振器 30 クロック偏差補正回路 31 データ・時計クロック位相差検出回路 32 データ・時計クロック位相差記録部 33 タイミング補正部 40 カウンタ 41 分周器 43 マスタクロック値設定部 44 周波数偏差特定部 45 周波数偏差記録部 46 時計クロックベース起動タイミング制御部 47 マスタクロックベース起動タイミング制御部 48 間欠タイミングコントローラ 49 時計クロック位相トリガ生成部 50 時計クロック位相カウント保持部 51 同期判定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高精度の第1のクロック信号を生成するマ
    スタクロック手段と、 該マスタクロック手段よりも小さい消費電力で、該マス
    タクロック手段の生成するクロック信号より低精度の第
    2のクロック信号を生成する時計クロック手段と、 送信されてきた信号を受信する受信手段と、 通常の通信中は該マスタクロック手段の生成する第1の
    クロック信号に基づいて、該受信手段を駆動して信号を
    受信し、待ち受け中は、該マスタクロック手段を停止
    し、該時計クロック手段の生成する第2のクロック信号
    に基づいて間欠受信タイミングを管理/制御し、待ち受
    け状態から通信状態へ移行する場合には、該時計クロッ
    ク手段の生成する第2のクロック信号に基づいて該マス
    タクロック手段の起動を行い、該マスタクロック手段の
    動作が安定した後に該受信手段で信号の受信を開始する
    ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
    受信制御装置。
  2. 【請求項2】前記マスタクロック手段の動作が安定した
    後に、前記時計タイマ手段が生成する第2のクロック信
    号の分周クロック信号の一周期における該マスタクロッ
    ク手段の生成する第1のクロック信号の発生パルス数を
    計数することにより、該時計タイマ手段の生成する第2
    のクロック信号の該第1のクロック信号に対する周波数
    偏差を検出する周波数偏差検出手段と、 該周波数偏差検出手段で検出された周波数偏差値をデー
    タとして格納する格納手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記マスタクロック手段を起動するタ
    イミングを、該格納手段に格納されているデータに基づ
    いて補正することを特徴とする請求項1に記載の受信制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記格納手段に格納されているデータに従
    い、前記時計クロック手段が生成する第2のクロック信
    号を基に生成される時計タイマ手段用のクロックパルス
    を所定時間間隔で挿抜して、該時計タイマ手段の計数信
    号に基づいて生成される時計表示のずれを補正すること
    を特徴とする請求項2に記載の受信制御装置。
  4. 【請求項4】受信データから受信クロックを再生する受
    信クロック手段を更に備え、 前記制御手段は、前記マスタクロック手段を起動する際
    に、該受信クロックと前記時計クロック手段の生成する
    第2のクロック信号の位相差を特定し、該位相差と前記
    格納手段に格納されているデータとに基づいて、該マス
    タクロック手段を起動するタイミングを制御することを
    特徴とする請求項2に記載の受信制御装置。
  5. 【請求項5】復調器の有する復調用クロックの、前記マ
    スタクロック手段の生成する第1のクロック信号に対す
    る周波数偏差を検出する周波数偏差検出手段を更に備
    え、 該検出結果に基づいて上記復調用クロックを補正するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の受信制御装置。
  6. 【請求項6】(a)高精度の第1のクロック信号を生成
    するステップと、 (b)該ステップ(a)よりも小さい消費電力で、該ス
    テップ(a)のクロック信号より低精度の第2のクロッ
    ク信号を生成するステップと、 (c)送信されてきた信号を受信するステップと、 (d)通常の通信中は該ステップ(a)で生成する第1
    のクロック信号に基づいて、該ステップ(c)で信号を
    受信し、待ち受け中は、該ステップ(a)によるクロッ
    ク信号の生成を停止し、該ステップ(b)で生成する第
    2のクロック信号に基づいて間欠受信タイミングを管理
    /制御し、待ち受け状態から通信状態へ移行する場合に
    は、該ステップ(b)で生成する第2のクロック信号に
    基づいて該ステップ(a)の処理を開始し、該ステップ
    (a)の動作が安定した後に該ステップ(c)で信号の
    受信を開始するように制御するステップと、を備えるこ
    とを特徴とする受信制御方法。
  7. 【請求項7】(e)前記ステップ(a)の動作が安定し
    た後に、該前記ステップ(b)で生成する第2のクロッ
    ク信号の分周クロック信号の一周期におけるステップ
    (a)で生成する第1のクロック信号の発生パルス数を
    計数することにより、該ステップ(b)で生成する第2
    のクロック信号の該第1のクロック信号に対する周波数
    偏差を検出するステップと、 (f)該ステップ(e)で検出された周波数偏差値をデ
    ータとして格納するステップとを更に備え、 前記ステップ(d)では、前記ステップ(a)の処理を
    開始するタイミングを、該ステップ(f)で格納された
    データに基づいて補正することを特徴とする請求項6に
    記載の受信制御方法。
  8. 【請求項8】前記ステップ(f)で格納されたデータに
    従い、前記ステップ(b)で生成する第2のクロック信
    号を基に生成される時計タイマ手段用のクロックパルス
    を所定時間間隔で挿抜して、該ステップ(b)の計数信
    号に基づいて生成される時計表示のずれを補正すること
    を特徴とする請求項7に記載の受信制御方法。
  9. 【請求項9】(g)受信データから受信クロックを再生
    するステップを更に備え、 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)の処理を開
    始する際に、該受信クロックと前記ステップ(b)で生
    成される第2のクロック信号の位相差を特定し、該位相
    差と前記ステップ(f)で格納されたデータとに基づい
    て、該ステップ(a)の処理を開始するタイミングを制
    御することを特徴とする請求項7に記載の受信制御方
    法。
  10. 【請求項10】復調器の有する復調用クロックの前記ス
    テップ(a)で生成する第1のクロック信号に対する周
    波数偏差を検出する周波数偏差検出手段を更に備え、 該検出結果に基づいて上記復調用クロックを補正するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の受信制御方法。
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