JP3439448B2 - 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体 - Google Patents

効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体

Info

Publication number
JP3439448B2
JP3439448B2 JP2000322519A JP2000322519A JP3439448B2 JP 3439448 B2 JP3439448 B2 JP 3439448B2 JP 2000322519 A JP2000322519 A JP 2000322519A JP 2000322519 A JP2000322519 A JP 2000322519A JP 3439448 B2 JP3439448 B2 JP 3439448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillation frequency
frequency signal
signal
symbol clock
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000322519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001177591A (ja
Inventor
久芳 臼井
Original Assignee
埼玉日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉日本電気株式会社 filed Critical 埼玉日本電気株式会社
Priority to JP2000322519A priority Critical patent/JP3439448B2/ja
Publication of JP2001177591A publication Critical patent/JP2001177591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3439448B2 publication Critical patent/JP3439448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延検波回路を含
むデジタル復調回路に関し、特に、前記復調回路におけ
る消費電力を節約するための、シンボルタイミング保持
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル携帯電話装置等において
は、まず、アンテナによって信号が受信され、その受信
された信号のうち必要な周波数の信号のみが選択され、
更に、その選択された信号が復調される。復調された信
号は音声信号に変換され、最終的に携帯電話等のレシー
バ等から音声として出力される。
【0003】従来のデジタル携帯電話システムでは、変
調方式として一般的にπ/4シフトDQPSKが用いら
れている。また、このような変調方式によって生成され
た信号を復調する方式として、遅延検波方式が用いられ
ることもある。
【0004】従来の遅延検波方式を使用した受信機は、
位相検波回路、位相差検出回路、及びクロック再生回路
によって構成されている。位相検波回路は、前記選択さ
れた信号とクロック再生回路が再生した(シンボル)ク
ロック信号とから、前記選択された信号の位相を検出し
て位相信号を生成する。位相差検出回路は、前記位相信
号をシンボルクロック信号のあるタイミングで保持し、
次の位相信号を次のシンボルクロック信号のタイミング
で取り込み、両方の位相信号の差を位相誤差信号として
出力する。クロック再生回路は、前記位相信号からシン
ボルクロック信号を再生し、上述の通り、前記位相検波
回路と位相差検出回路に供給する。
【0005】上記選択された信号は、シンボル点ごとに
±π/4又は±3π/4だけ位相が変化しており、その
変化からデジタル値が復調される。
【0006】同様の構成の復調装置は、「特開平6−6
398」、「特開平6−261085」にも開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、信号の復調を
正確に行うためには、クロック再生回路の出力であるシ
ンボルクロック信号が、上記選択された信号のシンボル
タイミングに合致している必要がある。
【0008】従って、間欠受信方法によってデータを受
信等する際に、必要なタイミング以外の期間に回路の電
源供給を停止する場合は、その後で電源供給を開始した
時に、シンボルクロック信号のタイミングが上記選択さ
れた信号のシンボルタイミングとずれることになる。こ
のような場合は、クロック再生回路によって改めてタイ
ミングの引き込み(シンボルクロック信号のタイミング
と上記選択された信号のシンボルタイミングを一致させ
る調整)をするまでは、上記選択された信号を受信する
ことが出来ない。
【0009】そのため、こうしたデジタル携帯電話等で
は、主要な回路の電源供給を止めている間でも、クロッ
ク再生回路だけは動作させておく必要がある。更に、シ
ンボルクロック信号は、より周波数の高い復調用クロッ
ク信号を基に生成されるため、この復調用クロック信号
も動作させておく必要がある。また更に、復調用クロッ
ク信号は、より周波数の高い基準周波数を基に生成され
るため、この基準周波数の発振回路も動作させておく必
要がある。
【0010】このように多くの回路を動作させたままに
することは、消費電流の増加をもたらすこととなる。発
振回路は、周波数が高いほど消費電流が大きいので(従
来の回路では、通常、基準周波数が14.4MHzであ
り、復調用クロック信号が2.688MHzである)、
上記復調用クロック信号や基準周波数信号の発振回路を
動作させておくことは、とりわけ消費電流を増加させる
ことになる。
【0011】携帯電話等の携帯型データ通信装置は、そ
の性質上、長時間可搬性を有していることが条件とされ
るので、消費電流を少なくして、電池の寿命を延ばすこ
とは重要な問題である。
【0012】従って、本発明は、消費電流を小さくし
て、電池を交換することなく長時間携帯可能な携帯電話
装置を提供することを目的とする。
【0013】更に、本発明は、呼び出し信号を受けるタ
イミングを除いて回路の電源供給を止めることによっ
て、待ち受け時における消費電流を少なくできる携帯電
話装置を提供することを目的とする。
【0014】また更に、本発明は、非通話時における消
費電力を低減できると共に、通話再開の際に、最適なシ
ンボルクロック信号を迅速に発生できる携帯電話装置を
提供することを目的とする。
【0015】本発明の他の目的は、デジタル携帯電話装
置に使用され、通話再開時に、正確且つ迅速にシンボル
クロック信号を発生できるシンボルタイミング保持回路
を提供することである。
【0016】本発明の更に他の目的は、デジタル携帯電
話装置等の通信装置における無線信号の間欠受信のため
に用いる時間を、低い周波数と高い周波数を使用するこ
とによって、消費電流を低減させながら精緻に求めるこ
とができる、時間計測手段を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態によ
れば、無線によりデジタルデータの受信を行う通信装置
において、第一の周波数を有する第一の発振周波数信号
を発生する第一の発振器と、前記第一の発振周波数信号
を基準として、第二の周波数を有する第二の発振周波数
信号を発生する第二の発振器と、前記第二の発振周波数
信号を使用して、シンボルクロック信号を発生するシン
ボルクロック回路と、前記デジタルデータの受信を行わ
ない場合に、所定期間の間、前記シンボルクロック回路
への前記第二の発振周波数信号の供給を中断して前記シ
ンボルクロック信号の発生を停止するとともに、前記所
定期間内の、より短い予め定められた期間に亘って、前
記第一の発振器及び第二の発振器の電源供給を停止する
よう制御する制御部とを有し、前記制御部が、前記デジ
タルデータの受信を行わない場合に、所定期間の間、前
記デジタルデータ受信時でない場合には必要のない回路
の電源供給を停止するよう制御し、前記シンボルクロッ
ク回路が、前記第二の発振周波数信号の供給が中断され
た際、前記シンボルクロック信号の位相の値を保持する
第一のカウンタを有し、前記シンボルクロック回路への
第二の発振周波数信号の供給が再開されたときに、前記
シンボルクロック回路が、前記第一のカウンタに保持さ
れた位相の値を用いて、位相のずれを生じさせることな
く前記シンボルクロック信号の発生を再開するよう構成
される。
【0018】上記構成によって、非通話時に不要な回路
の電源が遮断されるため、通信装置における消費電流を
低減させることができると同時に、消費電流の低減のた
めに一旦中断されたシンボルクロックが、位相のずれを
生じさせることなく、必要なときに迅速に再開される。
【0019】本発明の更に別の実施態様によれば、前記
通信装置が更に、前記第二の周波数より低い第三の周波
数を有する第三の発振周波数信号を発生する第三の発振
器と、前記第二の発振周波数信号の繰り返し回数と前記
第三の発振周波数信号の繰り返し回数をカウントするこ
とによって前記所定期間を計測するタイマー部を有する
ように構成される。
【0020】上記構成によって、シンボルクロック信号
の発生の再開までの時間を、僅かな消費電流で正確に計
測することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るシンボルタイミング
保持回路は、例えば、デジタル携帯電話装置のようなデ
ジタル信号の復調に用いるシンボルクロック信号のタイ
ミングの保持に利用することができる。このことを考慮
して、ここでは、まず、デジタル携帯電話装置について
説明する。
【0022】図1に示されたデジタル携帯電話装置は、
アンテナ101、無線部102、復調部103、AFC
部104、クロック部105、音声処理部106、基準
発振器108、制御部109、操作部110、表示部1
11、マイク112、及びレシーバ113より構成され
ている。
【0023】図1に示すデジタル携帯電話装置は、最初
に、アンテナ101を介して受信された受信信号を無線
部102に与える。次に、無線部102は、受信信号か
ら受信対象の周波数を選択して、周波数変換を行い、更
にその結果を増幅してIF信号を生成し、それを復調部
103に出力する。復調部103は、IF信号を復調し
て、制御部109に受信データを出力する。
【0024】デジタル携帯電話システムでは、変調方式
として、π/4シフトDQPSKが用いられており、そ
の復調方式として、遅延検波方式と同期検波方式が用い
られることが多い。前記復調部103は、遅延検波方式
の復調回路を備えるものである。一般的な遅延検波方式
の復調回路は、「特願平9−265607」に記載され
ている。
【0025】次に、制御部109は、復調部103から
の受信データを処理し、音声処理部106に音声信号を
出力する。音声処理部106は、前記音声信号をアナロ
グ信号に変換し、レシーバ113に送信する。レシーバ
113は、前記アナログ信号を受信すると、それに対応
する音声を出力する。
【0026】一方、マイク112から入力された音声
は、音声処理部106でデジタル信号に変換され、制御
部109を経由した後、無線部102で変調され、予め
定められた周波数の搬送波を使用してアンテナ101か
ら送信される。当該送信処理は、本発明と直接関連しな
いため、これ以上の説明は省略する。
【0027】また、操作部110は、ユーザ・インタフ
ェースを制御し、電話番号等、ユーザの指示内容を制御
部109に渡す。表示部111は、着信電話番号等、各
種表示を行う。
【0028】クロック部105は通常、時刻表示等の為
のクロック信号を発生する。この信号はまた、本発明に
おける間欠受信のための各構成要素の電源供給のタイミ
ングの制御にも用いられる。
【0029】基準発振器108は、無線部102、制御
部109、復調部103、及びクロック部で基準周波数
として使用される、正確な周波数を発生する。この発振
器108は、TCXO(温度制御のXATL発振器)で
あるため、発生する周波数は極めて正確である。
【0030】AFC(自動周波数制御)部104は、受
信した基地局の正確な周波数に合致するように、基準発
振器108を制御する。
【0031】次に、図2を参照して、前記復調部103
の詳細な構成について説明する。
【0032】復調部103に備えられた位相検出部12
1は、IF信号127、基準周波数(14.4MHz)
128、及びシンボルクロック信号136を受け、シン
ボルクロック信号136のタイミングでIF信号127
の位相データ129を、データ再生部122、位相補正
部123、及びクロック再生部124に出力する。IF
信号127は、図1の無線部102から、基準周波数1
28は図1の基準周波数108から、シンボルクロック
信号136はクロック再生部124からそれぞれ与えら
れる。
【0033】データ再生部122は、前記位相検出部1
21で得られた位相データ129を入力し、受信データ
137を作成し、図1の制御部109に出力する。
【0034】位相補正部123は、入力した位相データ
129に位相補正を加え、それを補正出力130として
図1のAFC部104に出力する。
【0035】復調クロック部125はPLL回路構成で
あり、図1の基準発振器108からの基準周波数128
を用いて、復調用クロック信号133(2.688MH
z)を、クロック再生部124及びタイマー部126に
出力する。
【0036】クロック再生部124は、復調用クロック
信号133を128分周して、シンボルクロック信号1
36(21kHz)を生成し、前記位相検出部121に
供給する。クロック再生部124は更に、復調用クロッ
ク信号133を64分周した、データ・クロック信号1
31(42kHz)を出力する。
【0037】また、クロック再生部124は、位相デー
タ129の前半と後半のシンボル区間の位相移動量の差
から、シンボルクロック信号136及びデータ・クロッ
ク信号131の位相タイミングを調整し、これらのタイ
ミングをIF信号127のシンボルタイミングに合致さ
せる。
【0038】タイマー部126は、クロック信号134
及び復調用クロック信号133をカウントして、制御部
信号135で指定されたカウント数分の間隔で制御信号
132を出力し、クロック再生部124内のカウンタへ
のクロック信号入力を制御する。
【0039】図2の復調部103を、図9に示された従
来の復調部203と比較すると、図2に示された復調部
103は、タイマー部126を有しており、そこからク
ロック再生部124に、制御信号132が出力されてい
るところに大きな違いがある。
【0040】次に、図3を参照して、図2で示したクロ
ック再生部124の説明を行う。
【0041】遅れ/進み検出部141は、位相検出部1
21からの位相データ129の値と、クロック再生部1
24内の加算器144で生成されるデータ・クロック信
号131を入力し、シンボルクロック信号136で示さ
れるシンボル区間の前半/後半に関してデータ・クロッ
ク信号131のタイミングで位相移動量の差を求め、そ
れを進み/遅れ信号146としてUP/DOWNカウン
タ142に出力する。
【0042】スイッチ(SW)145は、復調クロック
部125からの復調用クロック信号133とタイマー部
126からの制御信号132を入力し、前記制御信号1
32の値に従って、前記復調用クロック信号133のU
P/DOWNカウンタ142及びカウンタ143への送
信を制御する。
【0043】カウンタ143は、復調用クロック信号
(2.688MHz)をカウントする7ビットカウンタ
である。UP/DOWNカウンタ142は、進み/遅れ
信号146の指示に従って、復調用クロック信号のタイ
ミングで加算又は減算されるカウンタである。
【0044】加算器144は、カウンタ143とUP/
DOWNカウンタ142の出力を加算し、7ビットの値
を出力する。7ビット目は、シンボルクロック信号13
6として、位相検出器121に供給される。6ビット目
は、データ・クロック信号131として出力され、クロ
ック再生部124内の遅れ/進み検出部141に再び戻
されると同時に、制御部109に供給される。
【0045】図3のクロック再生部124を、図10に
示された従来のクロック再生部224と比較すると、ク
ロック再生部124は、復調用クロック信号133と、
カウンタ143及びUP/DOWNカウンタ142の間
に、新たに、制御信号132で制御されるスイッチ(S
W)145を有していることが分かる。
【0046】次に、図4を参照して、図2に示されたタ
イマー部126の詳細な構成を説明する。
【0047】カウンタ151は、図1に示されたクロッ
ク部105からのクロック信号134をクロック信号と
するカウンタである。もう1つのカウンタ153は、復
調クロック部125からの復調用クロック信号133を
クロック信号とするカウンタである。
【0048】カウンタ151は、制御部109からの制
御部信号135により、スタートする。
【0049】比較器152及び比較器154には、あら
かじめ制御部109から制御信号135を介して、所定
の値が設定される。
【0050】比較器152は、上述した制御部109に
より設定された値とカウンタ151の出力155の値が
一致したことを検知すると、リセット信号157をカウ
ンタ151に出力してカウンタ151の値を0にリセッ
トすると共に、カウンタ151を停止させる。更に比較
器152は、スタート信号156をカウンタ153に出
力して、カウンタ153をスタートさせる。
【0051】比較器154は、上述した制御部109に
より設定された値とカウンタ153の出力157の値が
一致したことを検知すると、リセット信号158をカウ
ンタ153に出力し、カウンタ153の値を0にリセッ
トすると共に、カウンタ153を停止させる。更に比較
器154は、制御信号132をクロック再生部124に
出力する。図3に関して述べたとおり、この制御信号1
32はクロック再生部124のスイッチ145に与えら
れ、復調用クロック信号のカウンタ143への入力を制
御する。
【0052】また、制御部109によって、前記2つの
カウンタに設定される値については、後で詳しく説明す
る。
【0053】次に、図5を参照してクロック部105の
構成を詳細に説明する。
【0054】発振器161は、水晶発振子を用いた発振
回路で32.768kHzの周波数のクロック信号13
4を出力する。
【0055】カウンタ162は、クロック信号134を
クロック信号として2752クロック分カウントする毎
に出力165を、もう1つのカウンタ163に送出す
る。
【0056】カウンタ163は、図1の基準発振器10
8から基準周波数128(14.4MHz)を入力し、
それを前記出力165のインターバル区間分カウント
し、カウント結果を補正値164として、制御部109
に出力する。
【0057】基準周波数128は、前述の通りきわめて
正確である。また、ここでは詳細な説明を省略するが、
AFC部104が、復調部103から供給される補正出
力を基に、基準発振器108による基準周波数128を
基地局周波数に近づけている為、更に正確なものとなっ
ている。
【0058】従って、発振器161の周波数に偏差が有
った場合に補正値164の値によって偏差を把握でき
る。
【0059】ここで、図6を参照して、本発明の一実施
形態のデジタル携帯電話装置の全体動作について説明す
る。
【0060】最初に、ステップS10で、データ受信を
行うにあたって、制御部109は、無線部102、基準
発振器108、復調クロック部125等、必要な回路ブ
ロック全ての電源を立ち上げる。
【0061】次に、ステップS11で、データ受信が開
始され、復調部103のクロック再生部124が、受信
信号のシンボルタイミングに合致するようにシンボルク
ロック信号136のタイミングを調整する。
【0062】次に、ステップS12で、制御部109
が、タイマー部126内の比較器152と比較器154
に設定する値を計算し、それぞれの値を前記比較器15
2と比較器154に設定する。これらの比較器の各値
は、上述のように、比較器152に関しては、クロック
信号134のカウントのストッパとして、比較器154
に関しては、復調用クロック信号133のカウントのス
トッパとして機能し、全体で、ある一定の時間が経過し
たことを知らせるタイマーとして機能する。また、クロ
ック信号134は、復調用クロック信号133に比べて
非常に低い周波数であり、当該クロック信号134で、
前記一定の時間のほとんどをカウントし、クロック信号
134の1周期分以下となった残りの僅かな時間を、精
度良く復調用クロック信号133でカウントする。
【0063】このことは、電流消費の少ない、周波数の
低いクロック信号が長く動作し、電流消費の多い周波数
の高いクロック信号が僅かだけ動作するため、消費電流
の低減に効果的である。各値の求め方については、後で
詳述する。
【0064】次に、ステップS13で、制御部109
が、比較器154を制御して制御信号132により、ス
イッチ145をOFFにする。次に再びクロック再生部
124の動作を再開するまでの時間を、例えば710m
sとする。この期間は、図7に関して後述する、デジタ
ル携帯電話システム(PDC)の3スロットTDMAに
おける、1つの通信装置がデータの受信をする必要のな
い期間(713.3ms)から余裕時間を差し引いて設
定した期間である。
【0065】カウンタ143には、復調用クロック信号
133が入力されなくなるので、この時点のカウンタの
値がそのまま保持される。カウンタ143の値は正の整
数であり、通常1から128まで周期的に変化する。1
から128までが、シンボルクロック信号の1周期分に
あたる。スイッチ145がOFFにされた時点の値を保
持することにより、シンボルクロック信号を再開すると
きに、同じ位相で開始することができる。
【0066】次に、ステップS14で、制御部109
が、無線部102、基準発振器108、復調クロック部
125の電源供給を停止させる。ここでは、フローを簡
略化するために、各装置の電源供給の停止をステップS
14に纏めて記載したが、無線部102と他の装置は、
厳密には異なるタイミングで処理される。無線部102
は、スイッチ145のOFFと同時に、即ち、データの
受信が終了すると同時に不要となるので、このタイミン
グで電源が停止される。一方、基準発振器108、復調
クロック部125の電源は、無線部102よりも遅れて
停止される(以下のステップS15より後の可能性もあ
る)。基準発振器108に関しては、そこからの基準周
波数信号が、データを受信した後で、そのデータの並べ
替えや脱暗号化処理に使用されるためであり、復調クロ
ック部125に関しては、当該クロックが、データを受
信した後の他の装置のタイミング制御などに用いられる
ためである。
【0067】その後、ステップS15において、制御部
109は、カウンタ151でクロック信号134のカウ
ントを開始する。ステップS13からS15までの各ス
テップは、説明の都合上、順次行われるように表されて
いるが、これらの処理はほとんど同時に行われうること
に注意しなければならない。
【0068】ステップS16で、カウンタ151が比較
器152に設定されている値−αと同じかどうか判定さ
れる。αは、カウンタ151が比較器152に設定され
ている値となったとき、次に動作するカウンタ153が
すぐに機能できるように、基準発振器108や復調クロ
ック部125を前もって起動しておくための余裕時間で
ある。この時間は、言い換えれば、基準発振器108や
復調クロック部125が、電源投入から安定に動作する
ようになるまでの時間であり、通常は、3ms程度であ
る。
【0069】ステップS16において、カウンタ151
の値が比較器152の値−αと等しい場合、ステップS
22に進み、前述のように、基準発振器108及び復調
クロック部125の電源供給が再開される。
【0070】ステップS16の判定がNOである場合、
ステップS17において、カウンタ151が比較器15
2に設定されている値−βと同じかどうか判定される。
βは、カウンタ151が比較器152に設定されている
値となったとき、すぐに受信データの復調ができるよう
に、無線部102を前もって起動しておくための余裕時
間である。無線部102は、実際には後述するステップ
S20で、カウンタ153が比較器154と等しくなる
ときに、正常に動作するように、前もって起動されるこ
とが必要であるので、本来は図6に示す第2のループ
(ステップS19とステップS20からなるループ)内
で判断されるべきものである。しかし、後述するよう
に、カウンタ153でカウントされる時間は2.6μs
程度で極めて短く、一方、無線部102が電源投入から
安定に動作するようになるまでの時間は、約100μs
である。従って、ここでは、無線部102の電源供給の
再開は、図6に示す第1のループ(ステップS15ない
しステップS18からなるループ)内で判定される。
【0071】また、こうした電源供給の再開を判断する
時点は、将来的に、無線部102等の性能に応じて変動
する可能性があるので、図6に示したフローチャートに
厳密に制限されるものではない。
【0072】ステップS17で、カウンタ151の値が
比較器152の値−βと等しい場合、ステップS23に
進み、前述のように、無線部102の電源供給が再開さ
れる。
【0073】ステップS17の判定がNOである場合、
ステップS18において更に、カウンタ151の値が比
較器152の値と等しいか判定される。
【0074】ステップS18で等しくない(NO)と判
定された場合、ステップS15に戻り、クロック信号1
34のカウントを繰り返す。
【0075】ステップS18で等しい(YES)と判定
された場合、ステップS19に進み、カウンタ153を
起動して復調用クロック信号133をカウントする。
【0076】次に、ステップS20に進み、カウンタ1
53の値が比較器154の値と等しいか判定される。
【0077】等しくない場合、ステップS19に戻り、
復調用クロック信号133のカウントを繰り返す。等し
い場合、ステップS21に進み、スイッチ145をON
にし、カウンタ143が復調用クロック信号133のカ
ウントを再開する。カウンタ143は、前述のとおり、
スイッチ145がOFFにされた710ms前の値を保
持しているので、その値から続けてカウントが行われ、
前と同じ位相でシンボルクロック信号136を出力でき
る。
【0078】次に、図7を参照して、本発明の一実施形
態の通信装置で使用するタイムスロットについて説明す
る。前記通信装置は、日本のデジタル携帯電話システム
(PDS)での使用を前提としている。このシステムは
3スロットTDMAを採用している。これは、図7に示
すように、連続するスーパーフレーム内に(移動機番号
毎に)第1群から第36群を有し、そのそれぞれの群は
3つのスロットを有する。また、ここで、1スロットの
長さは20/3ms(以下6.7msと略記する)であ
る。従って、1つの群は3つのスロット分、即ち20/
3×3=20msの長さであり、1つのスーパーフレー
ムは36の群、即ち20×36=720msの長さであ
る。
【0079】この1つのスロットの期間が、ある通信装
置の呼び出し信号の受信に割り当てられており、従っ
て、その1つの通信装置に割り当てられる呼び出し信号
の受信スロットは、720msの間隔で繰り返される。
このスロット以外の時間(720−6.7=713.3
ms)には、その通信装置が呼び出されることはないの
で、受信に関する装置の電源をOFFにしておくことが
可能となるのである。
【0080】本明細書では、3スロットTDMAへの適
用を例として本発明の実施形態を説明しているが、上記
のように、一定あるいは規則的な間隔で通信装置に対す
る信号の送受信が約束されている間欠受信方式であれ
ば、他の通信方法でも本発明を応用することが可能であ
る。
【0081】次に、図8を参照して、図6で説明した全
体フローのタイミングを説明する。
【0082】図8は、無線部102、基準発振器10
8、及び復調クロック部125の電源のオン/オフ、カ
ウンタ151及び153の動作の有無、及びクロック再
生部124のスイッチ145のオン/オフをそれぞれ時
系列に表したものである。この例では、データ受信タイ
ミングは、最初のAと、その直後のBについて示されて
おり、その期間はいずれも6.7msである。2つのデ
ータ受信タイミングA、Bの開始時の間隔は、720m
sである。
【0083】図7に関して説明したように、本発明の一
実施形態の通信装置は、このデータ受信タイミングA、
Bの間で、データの受信を行っていない期間内に(71
3.3ms)、できるだけ不要な回路の電源を停止させ
ようと言うものである。
【0084】図6の各ステップに対応させて、図8のタ
イミングチャートを説明する。図6のステップS13
は、スイッチ145に関する最初の立ち下がりに対応す
る。図6のステップS10からS12は、それ以前に行
われており、この時点で最初のデータ受信タイミングA
も終了する。
【0085】図6のステップS14は、図8における、
無線部102、基準発振器108、及び復調クロック部
125のそれぞれの最初の立ち下がりに対応する。図6
に関して説明したように、無線部102の電源が停止さ
れた少し後に、基準発振器108と復調クロック部12
5の電源が停止される。
【0086】ステップS15において、カウンタ151
が起動されるが、これは、図8に関しては、カウント1
51の最初の立ち上がりの時点である。ここから、クロ
ック信号134のカウントが開始される。
【0087】図6のステップS19でカウンタ153の
カウントが開始される時点は、図8では、カウンタ15
3の2度目の立ち上がりである。このとき同時に、カウ
ンタ151の動作が停止しているのが分かる。また、こ
の時点以前に図6のステップS22及びS23によっ
て、基準発振器108、及び復調クロック部125、及
び無線部102の電源が投入されていることも分かる。
【0088】図6のステップS21で、受信データの復
調の準備ができるのは、図8における、カウンタ153
の2度目の立ち下がりの時点である。このとき同時にス
イッチ145がオンにされているのが分かる。
【0089】この例では、データ受信タイミングAの終
了時から再びデータ受信が可能となる中断時間は710
msに設定されているが、この場合、受信可能となって
からデータ受信タイミングBの開始時点まで、実際に
は、720−710−6.7=3.3msの余裕時間が
ある。この余裕時間は、各構成要素の起動動作時間のぶ
れ等を考慮したものであるが、これらの問題を解決すれ
ば、余裕時間をより0msに近づけることが可能であ
る。ただし、その場合でも、前記中断時間は、シンボル
タイミングの周波数(21kHz)の整数倍であること
が条件となる。
【0090】次に、図6のステップS12の処理内容、
即ちタイマー部126内の比較器152、154に設定
する値を求める手順について詳細に説明する。
【0091】最初に、制御部109は、クロック部10
5から補正値164を読み出す。クロック信号134が
正確な周波数、即ち32.768kHzであれば、補正
値164の数字は、2,752×14,400,000/32,768=1,209,
375となる。ここで、読み出した補正値164の値をH
とする。
【0092】次に、クロック信号134の偏差を計算す
る。クロック部105の補正値164を出力する原理
(時計補正回路の原理)より、偏差X(ppm)=−1
×(H−1,209,375)×(100/120)である。従って、
クロック信号134の周波数F1(kHz)=32.768×
(1+X/1,000,000)である。通常、32.768kHzの
クロック信号は偏差が比較的大きく、このような偏差を
考慮することは、非常に重要な要素である。
【0093】シンボルクロック信号136を任意の位相
θの時に止め、ある時間後に同じ位相で復活させるに
は、位相θの時点のカウンタ(クロック再生部124の
カウンタ143)の値を保持し、その後正確にn周期後
のタイミングで、カウンタ143を再度動作させなけれ
ばならない。従って、クロック再生部124の動作保持
時間は、シンボルクロック136の周波数(21kHz)
のちょうどn倍である必要がある。この場合、動作保持
時間を710msとしているが、これは、nd=710ms/
(1/21kHz)=14,910となって割りきれ、n=14,9
10、T=710msとなる。
【0094】次に、このTなる時間を、32.768kHzの
クロック信号134のn1周期分(=T1)と、2.688
MHzの復調用クロック信号133のn2周期分(=T
2)で表す ことを考える。即ちT=T1+T2とな
る。
【0095】32.768kHzのクロック信号134でのカ
ウント値は、n1d=710ms/(1/F1)である。
ここで、H=1,209,365であるとすると、X=−1×
(1,209,365−1,209,375)×(100/120)=8.333333p
pmとなる。
【0096】F1=32.768×(1+8.333333/1,000,00
0)=32.76772693kHzであり、n1d=710ms/
(1/F1)=710ms×F1=710x32.78772693=23,
265.08612である。
【0097】n1dの小数点以下を切り捨てて、n1=
23,265とすると、T1=n1x(1/32.76772693)=7
09.9973718msとなる。
【0098】残り時間は、T2=710−709.9973718=0.
0026282msである。ここから、2.688MHzの復調用ク
ロック信号133でのカウント値は、n2d=0.002628
2ms/(1/2,688kHz)=7.06となる。n2dの小
数点以下を切り捨てて、n2=7である。
【0099】以上の計算より、T1とT2が求められ
る。Tは、2種類の周波数のクロック信号を利用して構
成されるため、T1+T2が正確なTの値とはならない
場合も考えられる。しかし、シンボルクロック信号1周
期分の3/128、即ち(1/21kHz)×(3/12
8)=1.1μsまでは、データ復調を行う上で許され
るシンボル点時間誤差の範 囲内であるという設計をし
てあるような場合には、当該誤差は問題とならない。な
ぜなら、Tを表すために、2.688MHzの復調用クロッ
ク信号133を使用しているため、誤差 は、1/2.688
MHz=0.37μs以下となるからである。
【0100】最終的に、比較器152の設定値は、232,
365、比較器154の設定値は、7と求められる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、必要なデータを受信す
るタイミング以外のところで、無線部102、基準発振
器108、復調部103の供給電源を停止することが可
能であるので、消費電流を低減できる。
【0102】更に、本発明によれば、上記電源供給を停
止している際に、一番周波数の低いクロック信号のみを
動作させる構造をとることができるので、消費電流をよ
り低減できる。
【0103】また更に、本発明によれば、再び電源を供
給する場合に、シンボルクロック信号の位相がずれない
ように、複数のカウンタを設けて、最適なシンボルクロ
ック信号を再現できる。
【0104】また更に、本発明によれば、無線信号の間
欠受信のために用いる時間を、低い周波数と高い周波数
を利用することによって、消費電流を低減させながら精
緻に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル携帯電話の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1で示された復調部103の詳細な構成を表
すブロック図である。
【図3】図2で示されたクロック再生部124の詳細な
構成を表すブロック図である。
【図4】図2で示されたタイマー部126の詳細な構成
を表すブロック図である。
【図5】図1で示されたクロック部105の詳細な構成
を表すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態のデジタル携帯電話装置の
全体の動作を示すフローチャートである。
【図7】3スロットTDMAで用いられるスロットの構
成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態のデジタル携帯電話装置の
一部の動作タイミングを示すチャートである。
【図9】従来の復調部203の詳細な構成を表すブロッ
ク図である。
【図10】従来のクロック再生部224の詳細な構成を
表すブロック図である。
【符号の説明】
101 アンテナ 102 無線部 103 復調部 104 AFC部 105 クロック部 106 音声処理部 108 基準発振器 109 制御部 110 操作部 111 表示部 112 マイク 113 レシーバ 121 位相検出部 122 データ再生部 123 位相補正部 124 クロック再生部 125 復調クロック部 126 タイマー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/22 H04B 7/26 H04L 7/00 H04L 27/227 H04L 29/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線によりデジタルデータの受信を行う
    通信装置において、 第一の周波数を有する第一の発振周波数信号を発生する
    第一の発振器と、 前記第一の発振周波数信号を基準として、第二の周波数
    を有する第二の発振周波数信号を発生する第二の発振器
    と、 前記第二の発振周波数信号を使用して、シンボルクロッ
    ク信号を発生するシンボルクロック回路と、 前記デジタルデータの受信を行わない場合に、所定期間
    の間、前記シンボルクロック回路への前記第二の発振周
    波数信号の供給を中断して前記シンボルクロック信号の
    発生を停止するとともに、前記所定期間内の、より短い
    予め定められた期間に亘って、前記第一の発振器及び第
    二の発振器の電源供給を停止するよう制御する制御部
    と、前記第一の発信周波数信号で補正され、かつ、 前記第二
    の周波数より低い第三の周波数を有する第三の発振周波
    数信号を発生する第三の発振器と、 前記第二の発振周波数信号の繰り返し回数と前記第三の
    発振周波数信号の繰り返し回数をカウントすることによ
    って前記所定期間を計測するタイマー部を有し、前記シ
    ンボルクロック回路が、前記第二の発振周波数信号の供
    給が中断された際、前記シンボルクロック信号の位相の
    値を保持する第一のカウンタを有し、前記シンボルクロ
    ック回路への第二の発振周波数信号の供給が再開された
    ときに、前記シンボルクロック回路が、前記第一のカウ
    ンタに保持された位相の値を用いて、位相のずれを問題
    とすることなく前記シンボルクロック信号の発生を再開
    することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記タイマー部が、
    前記第二の発振周波数信号の繰り返し回数をカウントす
    る第二のカウンタと、 前記第二のカウンタの値と第一の比較値とを比較する第
    一の比較器と、 前記第三の発振周波数信号の繰り返し回数をカウントす
    る第三のカウンタと、 前記第三のカウンタの値と第二の比較値とを比較する第
    二の比較器を有することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第一及び第二の
    比較値が、前記第二の発振周波数信号の1周期分の時間
    と前記第一の比較値とを掛けたものと、前記第三の発振
    周波数信号の1周期分の時間と前記第二の比較値とを掛
    けたものとの和が前記所定期間と一致するかまたは、前
    記所定期間の範囲内で近似されるように求められて、前
    記第一及び第二の比較器にそれぞれ設定され、 前記所定期間の開始時において、前記第三のカウンタに
    よる前記第三の発振周波数信号の繰り返し回数のカウン
    トを開始し、第三のカウンタの値が前記第二の比較値と
    等しくなった場合に、前記第二のカウンタによる前記第
    二の発振周波数信号の繰り返し回数のカウントを開始
    し、第二のカウンタの値が第一の比較値と等しくなった
    ときを判定し、それを前記所定期間の終了とすることに
    より、前記所定期間の計測を行うことを特徴とする通信
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において前記通信装置が更に、 前記第三の発振周波数信号の繰り返し回数を、所定の数
    だけカウントする第四のカウンタと、 前記第一の発振周波数信号の繰り返し回数を、前記第
    のカウンタの値が前記所定の数になるまでカウントす
    る、第五のカウンタとを有し、 前記制御部が、前記第五のカウンタの値から、前記第三
    の発振器の周波数偏差を計算し、前記第三の周波数を補
    することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記第三の発振器の
    周波数偏差から、精度の高い前記第三の発振周波数信号
    の周波数を求め、前記第一及び第二の比較値を求める際
    に、第三の発振周波数信号に関して前記精度の高い周波
    数を用いることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記第一及び第二の
    比較値を求める際に、第二の比較値が大きくなるように
    計算を行うことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記所定期間の計測
    において、前記第二の発振周波数信号の繰り返し回数の
    カウントを開始する前に、前記第一及び第二の発振器の
    電源供給を行うことを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記所定期間の計測
    において、前記第二の発振周波数信号の繰り返し回数の
    カウントが終了する前に、前記デジタルデータ受信時で
    ない場合には必要のない回路の電源供給を行うことを特
    徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記第一の発振器が
    自動周波数制御されていることを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記通信装置が、携帯電話装置であることを特徴と
    する通信装置。
  11. 【請求項11】 無線によりデジタルデータの受信を行
    い、第一の周波数を有する第一の発振周波数信号を発生
    する第一の発振器と、前記第一の発振周波数信号を基準
    として、第二の周波数を有する第二の発振周波数信号を
    発生する第二の発振器と、前記第二の周波数を使用して
    シンボルクロック信号を発生するシンボルクロック回路
    とを有する通信装置内の回路の電源供給を制御する方法
    において、 前記第二の発振周波数信号の前記シンボルクロック回路
    への供給を、所定期間の間中断することによって、シン
    ボルクロック信号の発生を中断させるステップと、 前記所定期間内の、より短い予め定められた期間に亘っ
    て、前記第一及び第二の発振器の電源供給を中断するス
    テップと、 前記第二の発振周波数信号の前記シンボルクロック回路
    への供給が中断される際に、前記シンボルクロック信号
    の位相の値を保持するステップと、 前記所定期間が経過した際に、前記第二の発振周波数信
    号の前記シンボルクロック回路への供給を再開するステ
    ップと、 前記供給を再開する際に、前記保持されたシンボルクロ
    ック信号の位相の値を用いて、位相のずれを生じさせる
    ことなく前記シンボルクロック信号の発生を再開するス
    テップと、 前記第二の周波数より低い周波数を有する第三の発振周
    波数信号を前記第一の周波数を参照して補正するステッ
    プと、 前記 第三の発振周波数信号の繰り返しと、前記第二の発
    振周波数信号の繰り返しの組み合わせが、前記所定期間
    と一致または所定期間を越えない範囲で近似するよう
    に、前記第三の発振周波数信号に関する第一の繰り返し
    回数と前記第二の発振周波数信号に関する第二の繰り返
    し回数を決定する決定ステップと、 前記第三の発振周波数信号を前記第一の繰り返し回数だ
    け繰り返し、更に前記第二の発振周波数信号を前記第二
    の繰り返し回数だけ繰り返すことによって、前記所定期
    間を計測する計測ステップとを有する制御方法。
  12. 【請求項12】 無線によりデジタルデータの受信を行
    い、第一の周波数を有する第一の発振周波数信号を発生
    する第一の発振器と、前記第一の発振周波数信号を基準
    として、第二の周波数を有する第二の発振周波数信号を
    発生する第二の発振器と、前記第二の周波数を使用して
    シンボルクロック信号を発生するシンボルクロック回路
    とを有する通信装置内の回路の電源供給を制御する方法
    を実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、前記第
    二の発振周波数信号の前記シンボルクロック回路への供
    給を、所定期間の間中断することによって、シンボルク
    ロック信号の発生を中断させるステップと、 前記所定期間内の、より短い予め定められた期間に亘っ
    て、前記第一及び第二の発振器の電源供給を中断するス
    テップと、 前記第二の発振周波数信号の前記シンボルクロック回路
    への供給が中断される際に、前記シンボルクロック信号
    の位相の値を保持するステップと、 前記所定期間が経過した際に、前記第二の発振周波数信
    号の前記シンボルクロック回路への供給を再開するステ
    ップと、 前記供給を再開する際に、前記保持されたシンボルクロ
    ック信号の位相の値を用いて、位相のずれを生じさせる
    ことなく前記シンボルクロック信号の発生を再開するス
    テップと、前記第二の周波数より低い周波数を有する第三の発振周
    波数信号を前記第一の周波数を参照して補正するステッ
    プと、 前記 第三の発振周波数信号の繰り返しと、前記第二の発
    振周波数信号の繰り返しの組み合わせが、前記所定期間
    と一致または所定期間を越えない範囲で近似するよう
    に、前記第三の発振周波数信号に関する第一の繰り返し
    回数と前記第二の発振周波数信号に関する第二の繰り返
    し回数を決定する決定ステップと、 前記第三の発振周波数信号を前記第一の繰り返し回数だ
    け繰り返し、更に前記第二の発振周波数信号を前記第二
    の繰り返し回数だけ繰り返すことによって、前記所定期
    間を計測する計測ステップとを有することを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000322519A 2000-10-23 2000-10-23 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3439448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322519A JP3439448B2 (ja) 2000-10-23 2000-10-23 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322519A JP3439448B2 (ja) 2000-10-23 2000-10-23 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02716399A Division JP3560489B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001177591A JP2001177591A (ja) 2001-06-29
JP3439448B2 true JP3439448B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=18800388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000322519A Expired - Fee Related JP3439448B2 (ja) 2000-10-23 2000-10-23 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3439448B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005212A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Hitachi Ltd ネットワーク装置、プログラム及び電源制御方法
US8064932B2 (en) * 2008-04-11 2011-11-22 Mediatek Inc. Methods for scheduling a receiving process and communication apparatuses utilizing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001177591A (ja) 2001-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3560489B2 (ja) 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体
JP4481495B2 (ja) ワイヤレス通信装置における低電力クロックの同期化
US7680071B2 (en) Method and apparatus for managing power during a discontinuous reception mode
JP3689021B2 (ja) タイミング制御装置及びタイミング制御方法
US6049708A (en) Mobile communication apparatus for intermittently receiving a broadcasting signal at a corrected reception timing
WO2012092866A1 (zh) 终端的频偏的调整方法、终端以及tdd系统
JP2000244351A (ja) 受信制御装置及びその方法
JP3439448B2 (ja) 効率的に電源供給を制御する通信装置、制御方法、及び記録媒体
JP4001686B2 (ja) 受信機及び間欠フレーム同期方法及び携帯端末
JP3753307B2 (ja) 携帯無線端末装置
JP4225706B2 (ja) 移動通信端末における間欠受信方法
JP3288196B2 (ja) 移動体通信端末
JP3389140B2 (ja) 間欠受信装置
JP2008005336A (ja) 受信装置、受信処理方法、及びベースバンドプロセッサ
JP3440286B2 (ja) 携帯端末
JP2000049682A (ja) 携帯電話端末
JPH0897741A (ja) デジタルデータ受信装置
JPH07312549A (ja) クロック補正方法及びその装置
JP3876405B2 (ja) 移動機及び間欠受信制御方法
JP3047345B2 (ja) バッテリーセービング機能付き選択呼出受信機
TWI306718B (en) Precise sleep timer using a low-cost and low-accuracy clock
JP2001060865A (ja) クロック生成回路および周波数補正方法
JP2001268219A (ja) 携帯端末および携帯端末の制御方法
JP2001102906A (ja) 自動周波数制御方式
JP2003511951A (ja) Cdmaモバイル電話内に電力を保存する方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees