JP3876405B2 - 移動機及び間欠受信制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信システムに於ける移動機の呼出し前や発信前の待ち受け状態の時等のように、受信動作と非受信動作とを所定の周期で交互に行う間欠受信動作によって消費電力を低減し、電池を電源とした送受信動作可能時間を延長できるようにした移動機及び間欠受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、携帯電話機等の通話又はデータの送受信が可能の移動機を用いた移動無線通信システムに於いては、移動機に対する着信時の呼出しは、狭い範囲について行うことにより、電波の有効利用を図ることができる。そこで、基地局から位置登録エリア情報を含む報知情報を送信し、移動機は、この報知情報を受信して、位置登録要求を行い、ホームロケーションレジスタ等に移動機の位置を登録する。その時の位置登録エリア情報を移動機は記憶しておき、その後に受信した位置登録エリア情報と比較して、異なる場合は、位置登録エリア間を移動したと判定して、今回受信した位置登録エリア情報を基に位置登録要求を行い、その時の位置登録エリア情報を記憶する。それによって、移動機の現在位置を位置登録エリアの範囲で判定することができる。
【0003】
又移動機が通話又はデータの送受信を行っていない時は、呼出しの待ち受け状態となる。この待ち受け状態の時に、間欠受信動作を行わせて、消費電力を低減する手段が採用されている。そして、発信又は呼出しに応答した時には、連続受信動作に移行する。
【0004】
図5は従来例の移動機の説明図であり、51,52はアンテナ、53は受信無線部、54は送信無線部、55は基準クロック信号を発生する発振器(VCTCXO)、56は変調,復調を行うMODEM部、57はTDMA方式に対応してデータを処理するTDMA部、58は符号化,復号化を行うCODEC部、59はA/D,D/A変換等の機能を有するAIU部、60は各部を制御するプロセッサやメモリを含むCPU部、61はスピーカ、62はマイクロホン、63はDEM部、64はMOD部、65は検波回路、66はクロック再生回路、67は間欠制御回路を示す。
【0005】
発振器55からの基準クロック信号を受信無線部53と送信無線部54とMODEM部56とに供給し、受信無線部53は、アンテナ51により受信した変調波信号を復調し、且つベースバンド帯域まで周波数変換して受信キャリアデータとし、MODEM部56のDEM部63に転送する。このDEM部63は、検波回路65とクロック再生回路66と間欠制御回路67とを含み、基準クロック信号を分周したマスタクロック信号に従って動作する。
【0006】
又検波回路65は、クロック再生回路66からの再生クロック信号を基に受信キャリアデータの識別処理を行って受信データを出力するものであり、ベースバンド周波数帯域の受信キャリアデータのレベル識別によりデータを復元するデータ識別回路に相当し、受信データと、それにシンボル同期した受信クロック信号とをTDMA部57に転送する。又間欠制御部67は、間欠受信時に、クロック再生回路66に対する位相制御等を行うものである。
【0007】
TDMA部57は、時分割の受信データを、連続したデータ列に変換した受信データをCODEC部58に転送する。又間欠受信動作を行う為の例えば720ms毎の起動信号をDEM部63に加える機能等を備えている。又CODEC部58は、受信データを復号して音声データとし、AIU部59に転送して、アナログ音声信号とし、スピーカ61に加えて音声を再生する。
【0008】
又マイクロホン62からの音声信号を送信する経路は、AIU部59に於いてディジタル化して音声データとし、CODEC部58に於いて符号化して送信データとし、TDMA部57に於いて時分割して送信する送信データと送信クロック信号とをMODEM部56のMOD部64に転送し、送信キャリアデータとして送信無線部54に転送し、この無線送信部54に於いて変調,周波数変換により、無線周波数としてアンテナ52から送信する。
【0009】
又待ち受け状態となると、例えば、時計機能等の動作を継続させるが、殆どの動作を停止させて、消費電力を低減する。この時、TDMA部57の間欠起動部(図示せず)が、例えば、720ms毎にDEM部63を起動し、又受信無線部53とMODEM部56とTDMA部57とCPU部60とが少なくとも電源供給により受信動作状態となり、基地局からの報知情報や呼出信号の受信処理を可能とする。
【0010】
図6はDEM部の説明図であり、移動機が継続して受信状態となっている通話中は、受信キャリアデータと、基準クロック信号を分周したマスタクロック信号とが、検波回路65と、クロック再生回路66と、間欠制御回路67とに加えられる。そして、クロック再生回路66からの再生クロック信号により、検波回路65は、受信キャリアデータのレベル識別を行って受信データを再生して送出し、又その受信データにシンボル同期した受信クロック信号を送出する。
【0011】
又通話が終了して移動機が間欠受信動作に入り、非受信動作期間では受信キャリアデータ及びマスタクロック信号も停止している。そして、受信動作期間に入ると、受信無線部53や発振器55(図5参照)が動作状態に入るから、受信キャリアデータ及びマスタクロック信号が入力される。間欠制御回路67は、マスタクロック信号を基に受信キャリアデータの位相変化点に同期したクロック生成を行い、この生成されたクロック信号の立下がりに同期したリセット信号をクロック再生回路66に入力する。
【0012】
クロック再生回路66は、リセット信号によって初期状態にリセットされ、受信キャリアデータの変化点に同期した再生クロック信号を生成し、検波回路65に入力する。検波回路65は、再生クロック信号の立上がりを検波(データ識別)のタイミングとして、受信データのレベル識別を行い、受信データと、この受信データにシンボル同期した受信クロック信号とを送出する。
【0013】
図7は受信データの再生タイミングの説明図であり、DEM部65(図5参照)に於ける受信キャリアデータと、受信クロック信号と、マスタクロック信号とのそれぞれ一例を示す。受信キャリアデータは、ベースバンド帯域のアイパターンとして示し、間欠受信動作に於ける受信動作開始時には、再生クロック信号の位相が未確定であるから、正規の受信データを復元することができない。そこで、間欠制御回路67及びクロック再生回路66は、受信キャリアデータをマスタクロック信号によってサンプリングし、少なくとも受信クロック信号の1周期Tに於けるサンプリング値をサンプリング・タイミング対応に積分する。
【0014】
それによって、アイパターンの開口部の中心のタイミングを、データ識別のタイミングとすることができる。間欠制御回路67は、このタイミングでクロック再生回路66にリセット信号を加えるもので、クロック再生回路66は、アイパターンの開口部をデータ識別タイミングとする再生クロック信号を検波回路65に入力する。検波回路65は、受信キャリアデータのレベル識別による受信データと受信クロック信号とをTDMA部57に送出する。
【0015】
間欠受信動作を行うことにより、移動機の消費電力を低減して、電源の電池による動作可能時間を延長することができる。その場合、必要な情報を受信できる期間のみ受信動作を行うことが望ましい。しかし、従来例の移動機に於ける間欠受信動作に於ける非受信動作時は、時計機能等は動作を継続するが、基準クロック信号等を発生する発振器55等も動作を停止する。
【0016】
従って、間欠受信動作に於ける受信動作開始時は、受信データキャリアのレベル識別を行って受信データを再生するタイミングを見つける為に、間欠制御回路67に於けるサンプリングによる積分期間等が必要となる。即ち、再生クロック信号のシンボル同期位相に引込む為の期間が必要となる。それによって、所望の情報を受信する期間より前に受信動作を開始するように制御する必要がある。又間欠受信動作に入っている時に、発信操作を行った場合も同様に、基地局からの情報を受信処理する為のシンボル同期をとる必要があり、その為の時間が必要である。
【0017】
本発明は、間欠受信動作に於ける受信動作開始時及び通話開始時に、受信キャリアデータにシンボル同期した再生クロック信号を生成して、受信データの復元を可能とすることにより、間欠受信動作の場合の非受信動作期間の延長を可能とし、且つ通話開始を迅速に可能とすることを目的とする。
【0018】
本発明の移動機は、図1を参照して説明すると、受信無線部4,MODEM部等を含むと共に、基準クロック信号を出力する発振器5と、受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータと基準クロック信号を分周したマスタクロック信号とを基に、受信信号にシンボル同期した再生クロック信号を出力するクロック再生回路22と、再生クロック信号により受信キャリアデータから受信データを復元する検波回路21と、時計用クロック信号を出力し、間欠受信動作に於ける非受信動作期間中も動作を継続する時計部15と、基準クロック信号に基づいて時計用クロック信号の周波数偏差を求め、周波数偏差補正値を出力する周波数偏差補正値出力手段(図2の周波数ドリフト部26又は図3の周波数偏差検出部36と演算ROM37)と、非受信動作開始時より時計用クロック信号をカウントするタイマ回路25と、非受信動作開始時にクロック再生回路22のカウント値を保持することにより再生クロック信の位相データを保持し、非受信動作終了時に、タイマ回路25のカウント値、前記周波数偏差検出部からの周波数偏差値、及びクロック再生回路22のカウント値を基に、クロック再生回路22にロードするロードデータを生成するロードデータ生成部23とを備え、前記再生クロック信号の位相は、クロック再生回路22にロードされたロードデータに基づき制御される構成を有するものである。
【0019】
又発振器5からの基準クロック信号を用いて、時計部15からの時計用クロック信号の周波数偏差データを出力する周波数偏差検出部と、タイマ回路のカウント値と周波数偏差データとを基に間欠受信動作の非受信動作期間内に於ける時計用クロック信号の周波数偏差補正値を読出す演算ROMと、基準クロック信号を分周して形成したマスタクロック信号をカウントして再生クロック信号を出力するクロック再生回路と、このクロック再生回路の間欠受信動作の非受信動作開始時のカウント値を内部位相データとして保持し、且つ間欠受信動作の受信動作開始時に、この保持した内部位相データとしてのカウント値と、周波数偏差補正値と、タイマ回路からの非受信動作期間を示すカウント値とを基に、クロック再生回路のロードデータを生成するロードデータ生成部とを含む構成を備えることができる。
【0020】
又本発明の間欠受信制御方法は、受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により検波回路に於いて受信データに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制御方法であって、間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路の再生クロック信号の位相データを保持し、タイマ回路により時計部からの時計用クロック信号のカウントを開始して非受信動作期間を計測する過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、非受信動作期間を計測したカウント値と、時計用クロック信号の周波数偏差の補正値と、保持した位相データとを基に、再生クロック信号を出力する為のロードデータを生成して、クロック再生回路にロードする過程とを含むものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、1,2はアンテナ、3は受信無線部、4は送信無線部、5は基準クロック信号を発生する電圧制御水晶発振器等の発振器(VCTCXO)、6は変調,復調を行うMODEM部、7はTDMA方式に対応してデータを処理するTDMA部、8は符号化,復号化を行うCODEC部、9はA/D,D/A変換等の機能を有するAIU部、10は各部を制御するプロセッサやメモリを含むCPU部、11はスピーカ、12はマイクロホン、13はDEM部、14はMOD部、15は時計部、21は検波回路、22はクロック再生回路、23はロードデータ生成部、24は間欠制御回路、25はタイマ回路を示す。
【0022】
この実施の形態は、時計部15からのクロック信号を利用して、間欠受信動作に於ける非受信動作期間を求め、受信動作開始時のクロック再生回路22からの再生クロック信号位相をこの非受信動作期間に従って補正して、受信信号にシンボル同期した再生クロック信号を検波回路21に入力し、この検波回路21に於ける受信キャリアデータのレベル識別を直ちに開始させて、正規の受信データを復元するものである。
【0023】
又マイクロホン12からの音声信号を、送信無線部4からアンテナ2を介して送信する過程の処理及びアンテナ1を介して受信無線部3により受信してスピーカ11から音声を再生する過程は、図5について説明した従来例と同様であるから、重複した説明は省略する。
【0024】
又時計部15は、時間表示やカレンダ機能を有するもので、間欠受信動作に於ける非受信動作期間中も動作を継続するもので、内部に於ける時間表示用等の為の時計用クロック信号をロードデータ生成部23とタイマ回路25とに供給する。そして、タイマ回路25は、時計用クロック信号をカウントして、間欠受信動作時の非受信動作期間を計測する。
【0025】
又ロードデータ生成部23は、タイマ回路25による非受信動作期間を示すカウント値と、時計用クロック信号の周波数偏差と、非受信動作開始時点のクロック再生回路22に於ける再生クロック信号の位相データとを基に、間欠受信動作の受信動作開始時点に、ロードデータを生成してクロック再生回路22にロードする。このロードデータは、非受信動作開始時点の再生クロック信号の位相に対して、非受信動作期間を示すタイマ回路25のカウント値を、時計用クロック信号の周波数偏差によって補正して、受信動作開始時点のシンボル同期した再生クロック信号の位相を示すものとする。従って、受信動作開始時点で、シンボル同期した再生クロック信号を検波回路21に加えて、受信キャリアデータを正規の受信データとして復元することができる。
【0026】
図2は図1に於けるMODEM部6内のDEM部21の要部を示すもので、図1と同一符号は同一部分を示し、26は周波数ドリフト部である。時計用クロック信号を図1に示すように、直接ロードデータ生成部23に入力することも可能であるが、時計用クロック信号は、基準クロック信号やマスタクロック信号に比較して精度が低いので、周波数ドリフト部26に於いて、精度の高いマスタクロック信号を用いて、時計用クロック信号の周波数偏差を求め、この周波数偏差に応じたタイマ回路25のカウント値の補正値をロードデータ生成部23に入力する。この周波数偏差の補正値は、時計用クロック信号の周波数偏差データを基に、ロードデータ生成部23に於いて生成することも可能である。
【0027】
通話中及び間欠受信動作に於ける受信動作期間に於いては、クロック再生回路22から受信キャリアデータとシンボル同期がとれた再生クロック信号を検波回路21に入力するものであり、検波回路21から受信データとこの受信データに同期した受信クロック信号とを出力する。又時計用クロック信号とマスタクロック信号とを周波数ドリフト部26に入力して、マスタクロック信号を基準とした時計用クロック信号の周波数偏差を求めることができる。
【0028】
又タイマ回路25は、時計用クロック信号をカウントするもので、間欠受信動作の非受信動作期間のみカウントする構成とすることもできる。又間欠制御回路24は、タイマ回路25のカウント値によって、間欠受信動作の受信動作期間と非受信動作期間を識別することも可能であるが、前述のように、間欠制御回路24等からの起動信号を基に間欠受信動作に於ける受信動作開始として制御を行う構成とするもできる。
【0029】
又クロック再生回路22は、マスタクロック信号をカウントして再生クロック信号を出力するもので、マスタクロック信号を分周することになるが、その場合の再生クロック信号の位相は、マスタクロック信号をカウントする時のロードデータによって制御することができる。間欠制御回路24は、間欠受信動作の非受信動作開始時に、ロードデータ生成部23に対して位相保持信号を入力し、非受信動作開始時のクロック再生回路22のカウント値を、再生クロック信号の位相データとしてロードデータ生成部23に保持させる。
【0030】
非受信動作期間が終了して、次の受信動作に入る時に、休止していた各部に電源が供給されてマスタクロック信号が入力されるから、周波数ドリフト部26は、時計用クロック信号に比較して精度及び周波数が高いマスタクロック信号を基準にして、時計用クロック信号の周波数偏差補正値を求めてロードデータ生成部23に入力する。
【0031】
又間欠制御回路24は、タイマ回路25のカウント値(非受信動作開始時から受信動作開始時までの期間を示す値)をロードデータ生成部23にタイマカウント値として入力する。又ロードデータをクロック再生回路22にロードするタイミングでロード信号を出力する。即ち、ロードデータ生成部23は、非受信動作開始から受信動作開始までの間に再生クロック信号が継続した場合に、この再生クロック信号が進と考えられる位相量を算出し(例えば、タイマカウント値をアドレスとして、そのタイマカウント値に対応する再生クロック信号の位相(マスタクロック信号のカウント値)をメモリに記憶しておき、タイマカウント値に対応する再生クロック信号の位相を読出し)、非受信動作開始時に保持した再生クロック信号の位相に、算出した位相量を加えた位相をロードデータとしてクロック再生回路22に与える。なお、周波数偏差補正値を加算してからクロック再生回路22にロードデータとして与えると、より好適である。又クロック再生回路22は、受信動作開始と共に、再生クロック信号を受信信号にシンボル同期した状態として出力することができ、検波回路21は、受信信号にシンボル同期した再生クロック信号によって検波を行うことができる。
【0032】
タイマ回路25は、TDMA部7,間欠制御回路24からの非受信動作開始の通知を受けてリセットされ、カウントを開始する。そのカウント値は、間欠制御回路24を介してロードデータ生成部23に与えられる。ロードデータ生成部23は、TDMA部7,間欠制御回路24から受信動作開始の通知を受けて、タイマ回路25のカウント値をマスタクロック信号のカウント値に対応する値に変換し、非受信動作開始時に保持しておいたマスタクロック信号のカウント値を加算し、ロードデータとして出力し、クロック再生回路22に与える。なお、周波数偏差補正値出力手段の機能を有する周波数ドリフト部26からの周波数偏差補正値を加算してから、クロック再生回路22にロードデータとして与えると、より好適である。このようにして、シンボル同期引込みに要する時間を必要とすることなく、直ちに受信キャリアデータから受信データを復元することができる。これは、非受信動作期間を従来例に比較して延長できることを示すものであり、それによって、一層消費電力の低減を図ることができる。
【0033】
図3は本発明の実施の形態のDEM部の具体的構成の説明図であり、31は検波回路、32はクロック再生回路、33はロードデータ生成部、34は間欠制御回路、35はタイマ回路、36は周波数偏差検出部、37は演算ROM、38は分周回路を示す。
【0034】
分周回路38は、例えば、発振器5(図1参照)からの16.8MHzの基準クロック信号を、1.3MHzのマスタクロック信号に分周して、検波回路31とクロック再生回路32と間欠制御回路34とに入力する場合を示す。又時計用クロック信号は、時計部15(図1参照)の発振器から発生するもので、マスタクロック信号に比較して周波数が低く、秒単位程度の時間計測が可能の、例えば、数ms程度の周期とすることができる。
【0035】
又演算ROM37は、周波数偏差補正値を読出すリードオンリーメモリROMにより構成したもので、この演算ROM37と周波数偏差検出部36とは図2の周波数ドリフト部26と同様の周波数偏差補正値出力手段に相当する機能を有するものであり、この実施の形態に於いては、正確な周波数偏差補正値をロードデータ生成部23に入力することができる。
【0036】
即ち、周波数偏差検出部36に於いて、時計用クロック信号の周波数偏差を、マスタクロック信号より高速の基準クロック信号を用いて求め、この周波数偏差データと、タイマ回路35からの非受信動作期間を示すカウント値とを、演算ROM37のアクセスアドレスとし、この演算ROM37から、非受信動作期間経過による周波数偏差補正値を読出してロードデータ生成部33に入力する。
【0037】
又ロードデータ生成部33に、各部の処理遅延に関連した固定処理遅延補正データを入力する。又クロック再生回路32のマスタクロック信号をカウントして再生クロック信号を出力する為のカウント値を内部位相データとして、間欠受信動作の非受信動作開始時点に、間欠制御回路34から位相保持信号を入力することによって保持する。
【0038】
又周波数偏差検出部36は、マスタクロック信号の分周前の基準クロック信号を入力して、例えば、時計用クロック信号の1周期について高速の基準クロック信号をカウントし、そのカウント値が、時計用クロック信号の周波数と基準クロック信号の周波数との比に従った値の場合、周波数偏差無しとし、周波数比に従ったカウント値でない場合に、周波数比に従ったカウント値との差分を周波数偏差データとすることができる。
【0039】
又間欠制御回路34は、前述のように、例えば、TDMA部7(図1参照)からの図示を省略した720ms間隔の起動信号に従って間欠受信動作を識別し、この間欠受信動作に於ける非受信動作開始時に、タイマ回路35にカウンタリセット信号を入力して、時計用クロック信号をカウントするカウンタをリセットした後、カウント動作を開始させる。即ち、タイマ回路35により時計用クロック信号をカウントさせて、非受信動作期間を計測させる。
【0040】
間欠受信動作の非受信動作開始により、前述のように、間欠制御回路34は、ロードデータ生成部33に位相保持信号を入力して、クロック再生回路32の内部位相データを保持させる。例えば、マスタクロック信号をカウントしたカウント値は、マスタクロック信号を基準とした再生クロック信号の位相を示すことなるから、位相保持信号に従って、その時点のカウント値を内部位相データとして、ロードデータ生成部33に保持する。又間欠制御回路34は、タイマ回路35にカウンタリセット信号を入力してリセットし、時計用クロック信号のカウントを開始させる。それにより、時計用クロック信号の精度で非受信動作期間を計測することになる。又時計部15とTDMA部7の間欠受信動作の起動部等以外は動作を停止し、基準クロック信号も停止し、受信キャリアデータも停止する。
【0041】
次に、非受信動作期間が終了して、受信動作開始により、少なくとも受信系の動作が開始され、又間欠制御回路34は、タイマ回路35のカウント値をタイマカウント値としてロードデータ生成部33に入力し、又演算ROM37に、アクセスアドレスの一部として入力し、又クロック再生回路32にロードデータが入力されたタイミングでロード信号を入力する。又周波数偏差検出部36は、基準クロック信号を用いて時計用クロック信号の周波数偏差を求め、その周波数偏差データを演算ROM37のアクセスアドレスの一部として入力する。
【0042】
演算ROM37は、前述のように、時計用クロック信号の周波数偏差データと、タイマ回路35のカウント値による非受信状態期間とを基に周波数偏差補正値を読出してロードデータ生成部33に入力する。このロードデータ生成部33は、位相保持信号に従って保持したクロック再生回路32の内部位相データと、間欠制御回路34からのタイマカウント値と、固定処理遅延補正データと、周波数偏差補正値とを基に、ロードデータを生成してクロック再生回路32に入力する。この場合、ロードデータ生成部33は、例えば、タイマカウント値をクロック再生回路32の内部位相データを示すカウント値に対応させる変換を行い、変換後に、正又は負の符号の周波数偏差補正値と、正の符号の固定処理遅延補正データと、保持したクロック再生回路32の内部位相データを示すカウント値とを加算することにより、ロードデータを生成することができる。
【0043】
このロードデータをクロック再生回路32に入力したタイミングで、間欠制御回路34からのロード信号がクロック再生回路32に入力され、クロック再生回路32は、このロードデータを基にマスタクロック信号のカウントを開始し、そのカウント値に従った位相の再生クロック信号を検波回路31に入力する。即ち、間欠受信動作の非受信動作開始時点の再生クロック信号の位相を保持し、非受信動作期間の長さと、時計用クロック信号の周波数偏差とに対応して補正した位相で、受信動作開始時点の再生クロック信号を検波回路31に入力する。
【0044】
それにより、受信動作開始と同時的に、受信キャリアデータにシンボル同期した再生クロック信号を生成し、受信データを復元することが可能となるから、非受信動作期間を極限まで延長することが可能となり、消費電力の一層の低減が可能となる。又待ち受け状態から発信操作を行った場合も、同様に、シンボル同期の引込みに要する時間をほぼ零とすることが可能となる。
【0045】
図4は本発明の実施の形態の動作説明図であり、(a)は基準クロック信号を分周した例えば1.3MHzのマスタクロック信号、(b)は例えば32kHzの時計用クロック信号、(c)は時計用クロック信号をカウントするタイマ回路25のカウント値、(d)はクロック再生指示信号、(e)はロード信号を示す。
【0046】
(a)のマスタクロック信号は、(b)の時計用クロック信号に比較して高速であるから、波形を表示できないので一点鎖線で示している。又(c)のカウント値は、時計用クロック信号を1〜210のカウント範囲でカウントする場合を示し、空白部分はカウント値の表示を省略しているものである。又(e)のロード信号は、(d)のクロック再生指示信号がハイレベルとなった時に、(b)の時計用クロック信号の立上がりタイミングで発生させて、クロック再生回路32に入力する場合を示す。
【0047】
それにより、間欠受信動作の非受信動作期間経過後の受信動作開始時、又は待ち受け状態からの発信操作による受信動作開始時に、シンボル同期がとれた再生クロック信号を直ちに発生して検波回路31に入力し、受信キャリアデータから受信データを復元することができる。従って、シンボル同期引込みに要する時間を必要となることなく、受信動作開始と同時に受信データを復元できるから、非受信動作期間を延長して消費電力の一層の低減を図ることができる。
【0048】
(付記1)受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により受信データに復元する構成を含む移動機に於いて、前記受信キャリアデータと前記マスタクロック信号とを基に受信信号にシンボル同期した前記再生クロック信号を出力するクロック再生回路と、前記再生クロック信号により前記受信キャリアデータから受信データを復元する検波回路と、間欠受信動作の非受信動作期間を、時計部からの時計用クロック信号をカウントして計測するタイマ回路と、間欠受信動作の非受信動作開始時に保持させた前記再生クロック信号の位相データと、前記タイマ回路からの非受信動作期間を示すカウント値とを基に、前記クロック再生回路にロードするロードデータを生成するロードデータ生成部と、間欠受信動作の非受信動作開始により前記クロック再生回路の再生クロック信号の位相データを保持させ、受信動作開始により前記ロードデータ生成部からのロードデータを前記クロック再生回路にロードさせる制御を行う間欠制御回路とを備えたことを特徴とする移動機。
【0049】
(付記2)受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により受信データに復元する構成を含む移動機に於いて、前記受信キャリアデータと前記マスタクロック信号とを基にシンボル同期した前記再生クロック信号を出力するクロック再生回路と、前記再生クロック信号により前記受信キャリアデータから受信データを復元する検波回路と、間欠受信動作の非受信動作期間を、時計部からの時計用クロック信号をカウントして計測するタイマ回路と、前記時計用クロック信号の周波数偏差を求める周波数ドリフト部と、間欠受信動作の非受信動作開始時に保持させた前記再生クロック信号の位相データと、前記タイマ回路からの非受信動作期間を示すカウント値と、前記周波数ドリフト部からの前記時計用クロック信号の周波数偏差を示すデータとを基に、前記クロック再生回路にロードするロードデータを生成するロードデータ生成部と、間欠受信動作の非受信動作開始により前記クロック再生回路の再生クロック信号の位相情報を保持させ、受信動作開始により前記ロードデータ生成部からのロードデータを前記クロック再生回路にロードさせる間欠制御回路とを備えたことを特徴とする移動機。
【0050】
(付記3)前記間欠制御回路は、間欠受信動作の非受信動作開始時に、前記タイマ回路をリセットして前記時計用クロック信号のカウントを開始させ、且つ前記クロック再生回路の再生クロック信号位相データを保持させる制御を行い、受信動作開始時に、前記タイマ回路のカウント値をロードデータ生成部に入力し、且つ該ロードデータ生成部により生成したロードデータをロード信号によって前記クロック再生回路にロードさせる制御を行う構成を備えたことを特徴とする付記1記載の移動機。
(付記4)基準クロック信号を用いて前記時計用クロック信号の周波数偏差データを出力する周波数偏差検出部と、前記タイマ回路のカウント値と前記周波数偏差データとを基に間欠受信動作の非受信動作期間の前記時計用クロック信号の周波数偏差補正値を読出す演算ROMと、前記基準クロック信号を分周して形成したマスタクロック信号をカウントして前記再生クロック信号を出力するクロック再生回路と、該クロック再生回路の前記間欠受信動作の非受信動作開始時のカウント値を内部位相データとして保持し、且つ前記間欠受信動作の受信動作開始時に、保持した前記内部位相データと、前記周波数偏差補正値と、前記タイマ回路からの非受信動作期間を示すカウント値とを基に、前記クロック再生回路のロードデータを生成するロードデータ生成部とを含む構成を備えたことを特徴とする付記1記載の移動機。
【0051】
(付記5)前記ロードデータ生成部は、前記演算ROMからの周波数偏差補正値と、前記間欠制御回路を介した前記タイマ回路のカウント値と、前記クロック再生回路の内部位相データとして保持したカウント値と、処理遅延時間を補正する固定処理遅延補正データとを入力して、間欠受信動作の受信動作開始時点にロードデータを生成し、該ロードデータを前記間欠制御回路からのロード信号によって前記クロック再生回路にロードする構成を備えたことを特徴とする付記3記載の移動機。
(付記6)受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により検波回路に於いて受信データに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制御方法に於いて、間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路の前記再生クロック信号の位相データを保持し、タイマ回路により時計部からの時計用クロック信号のカウントを開始して非受信動作期間を計測する過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前記非受信動作期間を計測したカウント値と、前記保持した位相データとを基に、再生クロック信号を出力する為のロードデータを生成して前記クロック再生回路にロードする過程とを含むことを特徴とする間欠受信制御方法。
【0052】
(付記7)受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により検波回路に於いて受信データに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制御方法に於いて、間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路の前記再生クロック信号の位相データを保持し、タイマ回路により時計部からの時計用クロック信号のカウントを開始して非受信動作期間を計測する過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前記非受信動作期間を計測したカウント値と、前記時計用クロック信号の周波数偏差の補正値と、前記保持した位相データとを基に、再生クロック信号を出力する為のロードデータを生成して前記クロック再生回路にロードする過程とを含むことを特徴とする間欠受信制御方法。
【0053】
(付記8)間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路に於けるマスタクロック信号をカウントして再生クロック信号を出力するカウント値を位相データとして保持し、且つタイマ回路をリセットした後、時計部からの時計用クロック信号のカウントを開始させる過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前記時計用クロック信号の周波数偏差データを基準クロック信号を用いて求め、該周波数偏差データと、前記タイマ回路の非受信動作期間を計測したカウント値とにより、非受信動作期間中の前記時計用クロック信号の周波数偏差の補正値を求め、該補正値と、前記タイマ回路のカウント値と、前記保持した位相データのカウント値とを基に、ロードデータを生成して前記クロック再生回路にロードし、前記マスタクロック信号のカウントを開始させて、再生クロック信号を検波回路に入力し、受信キャリアデータから受信データを復元する過程とを含むことを特徴とする付記5記載の間欠受信制御方法。
【0054】
(付記9)前記クロック再生回路にロードデータを入力するロードデータ生成部は、時計用クロック信号の周波数偏差の補正値と、間欠受信動作の非受信動作開始時に保持したクロック再生回路のカウント値と、間欠受信動作の受信動作開始時のタイマ回路のカウント値と、各部の処理遅延を補正する固定処理遅延補正データとを基に、間欠受信動作の受信動作開始時点のロードデータを求めて、前記クロック再生回路にロードする過程を含むことを特徴とする付記6記載の間欠受信制御方法。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、移動機に於ける間欠受信動作に於いて、非受信動作期間中に、時計部15からの時計用クロック信号を用いて、その非受信動作期間を計測し、この計測結果を時計用クロック信号の周波数偏差を求めて補正し、正確な非受信動作期間を求めて、非受信動作開始時点で保持した再生クロック信号の位相データを、非受信動作期間に従ったロードデータとして、受信動作開始時点でクロック再生回路にロードするものであり、従って、受信動作開始と同時に、シンボル同期した再生クロック信号を検波回路に入力して受信データを復元することができる。それによって、非受信動作期間の延長が可能となり、消費電力の一層の低減を図ることができる。又発信操作時にも、直ちに受信処理が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のDEM部の要部説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のDEM部の具体的構成の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図5】従来例の移動機の説明図である。
【図6】DEM部の説明図である。
【図7】受信データの再生タイミングの説明図である。
【符号の説明】
1,2 アンテナ
3 受信無線部
4 送信無線部
5 発振器(VCTCXO)
6 MODEM部
7 TDMA部
8 CODEC部
9 AIU部
10 CPU部
11 スピーカ
12 マイクロホン
13 DEM部
14 MOD部
21 検波回路
22 クロック再生回路
23 ロードデータ生成部
24 間欠制御回路
25 タイマ回路

Claims (2)

  1. 基準クロック信号を出力する発振器と、
    受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータと前記基準クロック信号を分周したマスタクロック信号とを基に前記受信信号にシンボル同期した再生クロック信号を出力するクロック再生回路と、
    前記再生クロック信号により前記受信キャリアデータから受信データを復元する検波回路と、
    時計用クロック信号を出力し、間欠受信動作に於ける非受信動作期間中も動作を継続する時計部と、
    前記基準クロック信号に基づき前記時計用クロック信号の周波数偏差を求めて、周波数偏差補正値を出力する周波数偏差補正値出力手段と、
    前記非受信動作開始時より前記時計用クロック信号をカウントするタイマ回路と、
    前記非受信動作開始時に前記クロック再生回路のカウント値を保持することにより前記再生クロック信の位相データを保持し、前記非受信動作終了時に前記タイマ回路のカウント値、前記周波数偏差補正値出力手段からの周波数偏差補正値、及び前記クロック再生回路のカウント値を基に、前記クロック再生回路にロードするロードデータを生成するロードデータ生成部とを備え、
    前記再生クロック信号の位相は、前記クロック再生回路にロードされた前記ロードデータに基づき制御されることを特徴とする移動機。
  2. 受信信号を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により、検波回路に於いて受信データに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制御方法に於いて、
    間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路の前記再生クロック信号の位相データを保持し、タイマ回路により時計部からの時計用クロック信号のカウントを開始して非受信動作期間を計測する過程と、
    間欠受信動作の受信動作開始時に、前記時計用クロック信号の周波数偏差データを、基準クロック信号を用いて求め、該周波数偏差データと、前記タイマ回路の非受信動作期間を計測したカウント値とにより、非受信動作期間中の前記時計用クロック信号の周波数偏差の補正値を求め、該補正値と、前記タイマ回路のカウント値と、前記保持した位相データのカウント値とを基に、ロードデータを生成して前記クロック再生回路にロードし、前記マスタクロック信号のカウントを開始させて、再生クロック信号を検波回路に入力し、受信キャリアデータから受信データを復元する過程と
    を含むことを特徴とする間欠受信制御方法。
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