JP4001686B2 - 受信機及び間欠フレーム同期方法及び携帯端末 - Google Patents

受信機及び間欠フレーム同期方法及び携帯端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等に用いられる受信機及び間欠フレーム同期方法及びそれらを用いた携帯端末に係り、特に消費電力を低減でき、コストを低減できる受信機及び間欠フレーム同期方法及び携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯電話機やページャ等の移動無線機では、時計機能や電話帳機能など高機能化が図られている。
また、その一方で、限られた容量のバッテリーで長時間の使用を可能にするために、さまざまな方法で消費電力の低減を図っている。このような消費電力の低減の方法は、バッテリーセービングと呼ばれている。
【0003】
バッテリーセービングは、例えば、待ち受け時には、基地局から信号を受信するタイミング以外では、受信機に電源を供給しない等の手段によって実現されている。待ち受け時における、このようなバッテリーセービングの方法は、基地局から送信される信号がフレームと呼ばれる時間の単位に分割されていることに着目したもので、「間欠フレーム同期方法」とも呼ばれている。
【0004】
従来の間欠フレーム同期方法では、専用の水晶発振子を用いてクロックを発生させ、当該クロックの信号に基づいて、受信すべきフレームが到来するタイミング(間欠受信タイミング)を検出していた。
【0005】
また、従来の携帯無線電話として、制御モード中に、低周波発振器と前回受信したタイミング情報とに基づいて、遠隔トランシーバからページング情報を受信しないスリープ期間の時間を算出し、該スリープ期間の間は装置の一部をシャットダウンして、遠隔トランシーバからページング情報を間欠的に受信することにより消費電力を低減するようにしたものもあった(特表平8―504075号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の間欠フレーム同期方法では、間欠タイミング用のクロックを発生するための専用の水晶発振子が必要であり、MPU用の水晶発振子と、時計機能のための水晶発振子とを考慮すると、合計3つの水晶発振子を用いることとなって、コストがかかり、移動無線機を小型にできず、また、特に受信すべきフレームの間隔が長い場合には高い精度が要求され、さらに、クロックが高速である場合には、消費電力が十分低減できないという問題点があった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、間欠受信タイミング生成の精度を維持しつつ、消費電力を低減でき、さらにコストを低減できる受信機及び間欠フレーム同期方法及び携帯端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための請求項1記載の発明は、受信機において、クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、前記低速クロック生成手段から入力されるクロック信号を各々別の周期で分周し、前記それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を出力する平均化手段と、前記スロットタイミング信号が入力される度にカウント値をインクリメントし、前記カウント値が予め設定された値に一致すると、一致したことを表す一致信号を出力するセービングカウンタと、前記一致信号が入力されてから1スロット時間だけ受信を行う受信手段とを有することを特徴としており、消費電力を低減でき、コストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0009】
上記従来例の問題点を解決するための請求項2記載の発明は、請求項1記載の受信機において、平均化手段は、低速クロック生成手段からクロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第1の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第2の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、前記第1のデコーダと前記第2のデコーダとが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する平均化手段であることを特徴としており、消費電力を低減でき、コストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0010】
上記従来例の問題点を解決するための請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の受信機において、時計用のクロックを具備し、前記低速クロック生成手段は、前記時計用のクロックであることを特徴としており、消費電力を低減でき、コストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0011】
上記従来例の問題点を解決するための請求項4記載の発明は、間欠フレーム同期方法において、時計用のクロックから入力されるクロック信号を各々別の周期で分周し、それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間あたりに1つのパルス信号となるスロットタイミング信号を生成し、前記スロットタイミング信号をカウントして、予め設定した一定の数に達するごとに、1スロット時間だけ受信を行うことを特徴としており、消費電力を低減でき、コストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0012】
上記従来例の問題点を解決するための請求項5記載の発明は、受信機において、クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、前記クロック信号を各々別々の周期で分周し、前記それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を生成する平均化手段と、前記スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力するセービングカウンタと、前記一致信号が出力されてから1スロットの時間だけ受信を行う受信手段と、為すべき処理がない状態になると、停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて、処理を再開するMPUを備え、前記MPUが停止状態になると、高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力する制御手段と、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けると、予め設定された一定時間が経過してから前記MPUに割り込み信号を出力するディレイ回路と、前記高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けて、高速クロックの生成を停止し、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けて、高速クロックの生成を開始する高速クロック生成手段とを有することを特徴としており、消費電力を低減でき、コストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0013】
上記従来例の問題点を解決するための請求項6記載の発明は、携帯端末において、無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、音声を出力する音声出力部と、音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項1記載の受信機であることを特徴としており、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減でき、かつ平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0014】
上記従来例の問題点を解決するための請求項7記載の発明は、携帯端末において、無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、音声を出力する音声出力部と、音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項2記載の受信機であることを特徴としており、携帯端末において、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減でき、また、各々別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を高めることができる。
【0015】
上記従来例の問題点を解決するための請求項8記載の発明は、携帯端末において、無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、音声を出力する音声出力部と、音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項3記載の受信機であることを特徴としており、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を時計用のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減でき、間欠受信タイミングの精度を維持することができる。
【0016】
上記従来例の問題点を解決するための請求項9記載の発明は、携帯端末において、無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、音声を出力する音声出力部と、音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項5記載の受信機であることを特徴としており、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、かつ為すべき処理がない間は、MPUに対するクロック信号の供給を停止できるため、消費電力を低減でき、コストを低減でき、平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる。
【0017】
上記従来例の問題点を解決するための請求項10記載の発明は、受信機において、クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、前記クロック信号から1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を生成する平均化手段と、前記スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力するセービングカウンタと、前記一致信号が出力されてから予め設定された1スロット時間だけ受信を行う受信手段と、為すべき処理がない状態になると、停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて、処理を再開するMPUを備え、前記MPUが停止状態になると、高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力する制御手段と、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けると、予め設定された一定時間が経過してから前記MPUに割り込み信号を出力するディレイ回路と、前記高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けて、高速クロックの生成を停止し、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けて、高速クロックの生成を開始する高速クロック生成手段とを有し、前記平均化手段が、前記低速クロック生成手段からクロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第1の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第2の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、前記第1のデコーダと前記第2のデコーダとが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する平均化手段であり、前記受信手段が、受信信号中から同期ワードを検出して前記同期ワードを検出したことを表すパルス信号を出力するSW検出器と、前記SW検出器から前記パルス信号が入力されると、前記予め設定された1スロット時間を計時してから終了タイミング信号を出力するスロットカウンタとを有する受信手段であることをを特徴としており、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、かつ為すべき処理がない間は、MPUに対するクロック信号の供給を停止できるため、消費電力を低減でき、かつコストを低減することができ、また、各々別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を高めることができる。
【0018】
上記従来例の問題点を解決するための請求項11記載の発明は、請求項10記載の受信機において、SW検出器が複数の通信方式毎に対応して複数設けられたSW検出器であり、
制御手段が、前記複数の通信方式毎に対応して、第1のデコーダと、第2のデコーダと、セービングカウンタと、スロットカウンタとに設定するデータの組を記憶している記憶部を備えた制御手段であり、MPUが、外部から入力された通信方式を選択する信号に基づいて、前記記憶部を参照して、前記選択された通信方式に対応するデータの組を選択し、前記組に含まれるデータを前記第1のデコーダと、前記第2のデコーダと、前記セービングカウンタと、前記スロットカウンタとに設定し、前記複数のSW検出器の中から、前記選択された通信方式に対応するSW検出器を選択して動作させるMPUであることを特徴としており、複数の通信方式の内、選択された通信方式に対応した間欠受信タイミングを生成することにより、1台の受信機で複数の通信方式の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる。
【0019】
上記従来例の問題点を解決するための請求項12記載の発明は、携帯端末において、無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、音声を出力する音声出力部と、音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項11記載の受信機であることを特徴としており、携帯端末において、複数の通信方式の内、選択された通信方式に対応した間欠受信タイミングを生成することにより、1台の受信機で複数の通信方式の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる。
【0020】
上記従来例の問題点を解決するための請求項13記載の発明は、請求項12記載の携帯端末において、複数の通信方式として、パーソナル・ディジタル・セルラー方式と、パーソナル・ハンディホン・システム方式を含むことを特徴としており、1台の携帯端末でPDC方式とPHS方式の両方の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る受信機及びそれにおける間欠フレーム同期方法は、例えば時計用の低速なクロック信号を用いて、間欠受信のタイミングを生成し、間欠的な受信の動作を行って、消費電力を低減でき、コストを低減できるものであり、さらに、平均化手段を用いて間欠受信タイミングの精度を維持しているものである。
【0022】
本発明の第1の実施の形態に係る受信機(第1の本受信機)について、図1を参照しつつ説明する。図1は、第1の本受信機の構成ブロック図である。
第1の本受信機は、図1に示すように、低速クロック生成手段1と、平均化手段2と、セービングカウンタ3と、受信手段4とから主に構成されている。
【0023】
以下、各部を具体的に説明する。
低速クロック生成手段1は、32kHz前後の低速なクロック信号を発生して出力するものである。このような低速なクロックとしては、具体的には、時計用のクロック(発振周波数が32.768kHzのもの)が考えられる。但し、低速クロック生成手段13はこれに限るものではなく、装置の基準クロックとなる高速クロックの周波数より低い周波数を生成するものであれば構わない。
【0024】
平均化手段2は、低速クロック生成手段1からクロック信号の入力を受けて、分周、平均化して、1スロット時間あたり1つのパルス信号を出力するものである。
当該パルス信号を以下、「スロットタイミング信号」と称する。
尚、平均化手段2についての詳細は、後述する。
【0025】
セービングカウンタ3は、平均化手段2からスロットタイミング信号の入力を受けるたびにカウント値をインクリメントするものである。
また、セービングカウンタ3は、カウント値と予め設定された値とが一致すると、一致したことを表す信号(一致信号)を出力するものである。
受信手段4は、一致信号の入力を受けて起動し、受信動作を行うものである。
【0026】
ここで、平均化手段2について、より具体的に説明する。平均化手段2は、図1に示すように、スロットカウンタ21と、第1のデコーダ22aと、第2のデコーダ22bと、セレクタ23とから基本的に構成されている。
【0027】
以下、平均化手段2の各部を具体的に説明すると、スロットカウンタ21は、低速クロック生成手段1からクロック信号の入力を受けると、カウント値をインクリメントして、当該カウント値を出力し、1スロット分の時間をカウントするとカウント値をリセットするものである。
すなわち、低速なクロック信号として32.768kHzのものを用いるとすると、スロットカウンタ21は、1/32768秒ごとにカウント値をインクリメントするようになる。
【0028】
第1のデコーダ22aは、スロットカウンタ21からカウント値の入力を受けて、予め設定されたデコーダ値(第1のデコーダ値)と比較し、当該デコーダ値と一致すると、一致したことを表すパルス信号を出力するものである。
【0029】
第2のデコーダ22bは、スロットカウンタ21からカウント値の入力を受けて、予め設定されたデコーダ値(第2のデコーダ値)と比較し、当該デコーダ値と一致すると、一致したことを表すパルス信号を出力するものである。
ここで、第1のデコーダ値と第2のデコーダ値とは、後に説明するように、一般に異なるものである。
【0030】
すなわち、第1,第2のデコーダ22は、入力されたクロック信号をそれぞれ異なる周期で分周するものである。
【0031】
セレクタ23は、第1,第2のデコーダ22からそれぞれパルス信号の入力を受けて、交互に選択して、そのままスロットタイミング信号として出力するものである。
すなわち、セレクタ23は、第1,第2のデコーダ22が分周したクロック信号を平均化するものである。
【0032】
第1,第2のデコーダ22に設定するデコーダ値は、次のようにして決められているものである。尚、以下の説明では、低速クロック生成手段1は32.768kHzのクロック信号を出力しているとし、第1の本受信機をPDC(Personal Digital Cellular )方式に適用する場合を例にとって説明する。
【0033】
PDC方式では、108個のスロットあたり、1個のスロットを受信することとなる。
すなわち、スーパーフレームは、108個のスロットを備えている。
また、PDC方式では、1個のスーパーフレームが720ミリ秒(ms)の時間で受信されるので、1スロットあたりの時間は、720/108ms、つまり、およそ6.67msとなる。
【0034】
そこで、デコーダ値として、16進数で「DAh」としたとき、すなわち、10進数で「218」としたときには、デコーダ22は以下の[数1]に表される時刻にパルス信号を出力するようになる。
【0035】
【数1】
Figure 0004001686
【0036】
また、デコーダ値として、16進数で「DBh」、つまり、10進数で「219」を設定した場合には、デコーダは以下の[数2]に表される時刻にパルス信号を出力するようになる。
【0037】
【数2】
Figure 0004001686
【0038】
そこで、第1のデコーダ22aには、第1のデコーダ値として16進数の「DAh」を、第2のデコーダ22bには、第2のデコーダ値として16進数の「DBh」をそれぞれ設定し、セレクタ23にて交互に選択するようにすれば、[数1]及び[数2]に表されるパルス信号を出力する時刻が平均化されて、次の[数3]に示すように、数マイクロ秒(μs)程度のずれしか生じないようになる。この時間は、およそ3シンボル分程度である。
【0039】
【数3】
Figure 0004001686
【0040】
次に第1の本受信機の動作について説明する。
低速クロック生成手段1が出力する低速なクロック信号は、平均化手段2によって平均化されて、スロットタイミング信号として出力される。
【0041】
すると、セービングカウンタ3がスロットタイミング信号の入力を受けるたびに、カウント値をインクリメントし、予め設定されている値に一致するようになると、一致信号を出力する。
ここで、セービングカウンタ3に予め設定されている値は、1個のスーパーフレームあたりのスロットの数であり、上記のPDCの例では、「108」となる。つまり、一致信号は、108スロットあたり一度立ち上がるパルス信号であり、間欠受信タイミングを表す信号である。
【0042】
そして、受信手段4が、セービングカウンタ3から一致信号の入力を受けて起動し、受信動作を行うようになっている。
【0043】
第1の本受信機によれば、例えば時計用の低速クロックを流用して、間欠受信タイミングを生成し、当該タイミングによって間欠フレーム同期を行うことで、バッテリーセービングを達成しているので、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果がある。
【0044】
また、平均化手段の2つのデコーダに設定するデコーダ値を適切に変えれば、種々のデジタル通信方式にも対応できる効果がある。更に、平均化手段のデコーダの数を多くすれば、より精度の高い間欠受信タイミングを生成できる効果がある。
【0045】
尚、本来ならば、受信手段4は、受信周波数の設定等を行うために、受信動作を行うよりも少々早く起動していなければならない。
そこで、第1の本受信機は制御手段を備え、平均化手段2の2つのデコーダ22に設定するデコーダ値を少々小さめに調整するようにしておくことも考えられる。
【0046】
また、本発明の第2の実施の形態に係る受信機は、第1の実施の形態に係る受信機を基に、専用の水晶発振子を用いずに間欠受信を実現するとともに、受信機を制御する制御手段が処理を行わないときには、当該制御手段に供給されるべきクロック信号の生成を一時的に停止するものであり、消費電力をより低減し、製造コストを低減できるものである。
【0047】
本発明の第2の実施の形態に係る受信機(第2の本受信機)は、図2に示すように、低速クロック生成手段1と、平均化手段2と、セービングカウンタ3と、受信手段4と、制御手段5と、第1のORゲート6と、第2のORゲート7と、ディレイ回路8と、高速クロック生成手段9とから主に構成されている。図2は、第2の本受信機の構成ブロック図である。
【0048】
以下、各部を具体的に説明するが、低速クロック生成手段1と、セービングカウンタ3とは、既に説明した第1の本受信機と同様のものであるので、説明を省略する。
但し、低速クロック生成手段13は、高速クロック生成手段より低い周波数を生成するものとする。
【0049】
また、平均化手段2は、第1の本受信機の平均化手段2とほぼ同様のものであるが、後に説明する第1のORゲート6からリセット信号の入力を受けて、スロットカウンタ21とセービングカウンタ3とがカウント値を「0」とする(リセットする)ようになっている点が少々異なっている。
【0050】
また、セービングカウンタ3に設定されている値は、後に説明する制御手段5のMPU51から入力を受けて設定が為されるようになっている。
【0051】
受信手段4は、セービングカウンタ3から間欠受信タイミングを表す一致信号の入力を受けて起動し、受信動作を行うものである。
具体的には、受信手段4は、受信した信号から同期ワード(Sync Word 、以下「SW」と略称する)を検出し、SWを検出したことを表す信号を出力するSW検出器41を備え、SWが検出されてから1スロット時間だけ信号を受信するようになっているものである。
【0052】
また、受信手段4は、SW検出器41からSWを検出したことを表す信号の入力を受けてから上記の1スロット分の時間を計時し、SWが検出されてから1スロット時間が経過すると、受信が終了したことを表す終了タイミング信号を出力するスロットカウンタ42を備えているものである。
【0053】
ここで、スロットカウンタ42は、外部から入力されるシンボルクロック(TECLK)をカウントすることにより、1スロット時間を計時するようになっていることが考えられる。尚、シンボルクロックは、低速クロック生成手段1が出力するクロック信号そのものであっても構わない。
【0054】
制御手段5は、後に説明する高速クロック生成手段9から高速なクロック信号(MPUCLK)の供給を受けて動作するMPU51と、クリアレジスタ52と、NAND回路53と、フリップフロップ回路54とを具備し、本受信機を制御するものである。
【0055】
また、制御手段5は、セービングカウンタ3から一致信号の入力を受けて、若しくは、外部からリセットを行う信号の入力を受けて、MPU51に入力されるクロック信号の開始又は停止を制御する信号(高速クロック制御信号)を出力するようになっている。
【0056】
ここで、制御手段5の各部について説明する。
MPU51は、制御手段5を停止させるべき指示(停止命令)を定期的に出力し、停止状態となるものである。
また、MPU51は、外部から割り込み信号(MPUINT)の入力を受けて、動作を再開するものである。
【0057】
クリアレジスタ52は、MPU51から停止命令の入力を受けると、一定の時間が経過した後に、リセット信号を出力するものである。
つまり、具体的には、クリアレジスタ52は、通常「1」の信号を出力しており、リセット信号を出力する際には、「0」となるようになっている。
【0058】
NAND回路53は、クリアレジスタ52から入力される信号と、外部から入力される信号との論理積を演算し、さらに当該演算の結果を論理的に反転して出力するものである。
ここで、外部から入力される信号は、通常は「1」となっており、ハードウエア・リセットが行われると、「0」となるようになっている。
【0059】
従って、NAND回路53が出力する信号は、通常は「0」となっているものであり、クリアレジスタ52からリセット信号の入力を受けるか、又は、ハードウエア・リセットの信号の入力を受けると、「1」となるようになっている。
【0060】
また、フリップフロップ回路54の入力端子(T)は、セービングカウンタ3に接続されており、また、クリア端子(CLR)は、反転入力端子となっており、NAND回路53から信号の反転入力を受けるようになっている。さらに、フリップフロップ回路54の出力端子(Q)から出力される信号は、そのまま高速クロック制御信号となる。
【0061】
従って、フリップフロップ回路54は、NAND回路53が「1」を出力している間は、出力端子(Q)から「0」の高速クロック制御信号を出力し、NAND回路53が「0」を出力しているときに、一致信号が立ち上がるタイミングで、高速クロック制御信号を反転するようになっている。
【0062】
第1のORゲート6は、受信手段4のスロットカウンタ42から入力される終了タイミング信号と、平均化手段2から入力されるスロットタイミング信号との論理和を演算することで、いずれかの信号が「1」となると、そのタイミングでリセットの信号(リセット信号)を、平均化手段2のスロットカウンタ21に出力するものである。
【0063】
第2のORゲート7は、制御手段5から入力される高速クロック制御信号と、外部から入力される、MPU51の動作を開始すべき要因が発生したことを表す信号(復帰要因発生信号)との論理和を演算し、当該演算の結果をスイッチ信号として、高速クロック生成手段9に出力するものである。復帰要因発生信号としては、キー入力信号を含むものとする。
【0064】
ディレイ回路8は、制御手段5から「1」の高速クロック制御信号が入力され、又は外部から復帰要因発生信号が入力されてから、一定時間が経過した後に、割り込み信号(MPUINT)を制御手段5のMPU51に出力するものである。
ここで、一定時間の経過を待つのは、後に説明する高速クロック発生手段9が生成するクロックが安定するまでの時間を考慮したものである。
【0065】
具体的には、上記の一定時間は、1スロット時間であることが考えられる。その場合には、「1」の高速クロック制御信号、又は復帰要因発生信号が入力されてから、次に平均化手段2からスロットタイミング信号の入力を受けるタイミングまで待って、割り込み信号を出力するようにしておけばよい。
【0066】
高速クロック生成手段9は、第2のORゲート7からスイッチ信号の入力を受けて、スイッチ信号が「1」であるときには、高速クロックを生成して、制御手段5のMPU51に供給し、スイッチ信号が「0」であるときには、高速クロックの生成を停止するようになっているものである。
【0067】
具体的には、高速クロック生成手段9は、NAND回路91と、高速クロック用の水晶発振子(X’tal)92と、2つのコンデンサと、インバータ93とから構成されていることが考えられる。
【0068】
NAND回路91は、2入力のもので、一方の入力端子には水晶発振子92の一端が、他方の入力端子には第2のORゲート7の出力端子が接続されている。また、NAND回路91の出力端子には、水晶発振子92の他端が接続されている。
【0069】
水晶発振子92の各端子は、それぞれコンデンサを介して接地されている。
インバータ93は、NAND回路91が出力する信号を反転して外部に高速クロック信号(MPUCLK)として出力するようになっている。
【0070】
つまり、高速クロック生成手段9は、第2のORゲート7から「1」のスイッチ信号の入力を受けている間は、NAND回路91の出力が水晶発振子92が発生するクロック信号を反転したものとなり、インバータ93が、当該NAND回路91から出力される信号を反転して、高速クロック信号を出力しているようになる。
【0071】
次に、第2の本受信機の動作について、図3を参照しつつ説明する。図3(a)は、第2の本受信機の動作を表すタイミングチャート図であり、図3(b)は、図3(a)に示すタイミングチャートの1スロット時間を拡大したタイミングチャート図である。
尚、セービングカウンタ3に予め設定されている値は、「106」であるとする。ここで、設定した値を「108」でなく「106」としたのは、回路の起動時間等を考慮したものである。
【0072】
低速クロック生成手段1が出力する低速なクロック信号(図3(b)のTECLK)は、平均化手段2のスロットカウンタ21(図3(b)のSAVESUBCNT)でカウントされ、デコーダ22で分周される。
尚、ここで、平均化手段2のデコーダ22には、それぞれ「D9h」と「DAh」とが設定されているものとしている。
【0073】
そして、セレクタ23が第1,第2のデコーダ22から入力される分周されたクロック信号を交互に選択することで平均化し、スロットタイミング信号(図3(b)のSAVECLK)として出力する。このスロットタイミング信号は、1スロット時間当たり1度だけ立ち上がるパルス信号であり、スロットの開始点からおよそ3シンボル時間程度のずれを有するパルス信号である。
【0074】
すると、スロットタイミング信号の入力を受けて、第1のORゲート6の出力が立ち上がり、平均化手段2のスロットカウンタ21がリセットされる。
【0075】
また、セービングカウンタ3がスロットタイミング信号の入力を受けてカウント値(図3(a)のカウント値)をインクリメントし、当該カウント値が予め設定された「106」となると、一致信号を出力する。
そして、受信手段4が、一致信号の入力を受けて、起動する。
【0076】
やがて、受信手段4のSW検出器41がSWを検出すると、受信手段4のスロットカウンタ42が、当該検出のタイミングから1スロット時間を計時し、受信手段4が受信の動作を行うようになっている。
また、スロットカウンタ42が、受信が終了するタイミングで、終了タイミング信号(図3(b)のSUBFCLK)を出力する。
このようにして、間欠フレーム同期が実現されているようになる。
【0077】
また、MPU51が処理を終了すると(為すべき処理がない状態になると)、停止命令をクリアレジスタ52に出力し、停止状態(図3(a)のSTANDBY)となる。
一方、クリアレジスタ52は一定の時間経過した後にリセット信号を出力するようになる。
すると、NAND回路53と、フリップフロップ回路54との働きにより、「0」の高速クロック制御信号が出力されるようになる。
【0078】
すると、復帰要因発生信号も「0」の状態であるため、第2のORゲート7が出力する信号も「0」となっており、高速クロック生成手段9がクロック信号を出力しないようになる。
【0079】
やがて、セービングカウンタ3が一致信号を出力するタイミングとなり、フリップフロップ回路54の入力端子Tに一致信号が入力されると、フリップフロップ回路54が出力Qを反転して、「1」の高速クロック制御信号が出力されるようになる。
【0080】
すると、第2のORゲート7が出力する信号が「1」となって、高速クロック生成手段9がクロック信号を出力する状態(図3(a)のACTIVE)となる。
また、ディレイ回路8が「1」の高速クロック制御信号の入力を受けて、一定時間が経過した後に、割り込み信号(MPUINT)を制御手段5のMPU51に出力する。
そして、MPU51が動作を再開するようになる。
【0081】
第2の本受信機によれば、時計用としても兼用できる低速クロックを用いて間欠受信タイミングを高い精度で生成でき、かつ、受信すべきスロットの前後でのみ制御手段を動作させ、それ以外の時間では、制御手段の動作を停止させることができ、消費電力を低減でき、コストを低減できる効果がある。
【0082】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)について説明する。
本携帯端末は、上述した第1の本受信機又は第2の本受信機を携帯端末に適用したものであり、特に通信方式としてPDC方式とPHS方式のいずれにも対応可能とした携帯端末であり、専用の水晶発振子を用いずに間欠的に受信動作を行うと共に、受信機を制御する制御手段が処理を行わないときには、当該制御手段に供給されるべきクロック信号の生成を一時的に停止して、消費電力及び製造コストを低減することができるものである。
【0083】
まず、本携帯端末の概略構成について図4を用いて説明する。図4は、本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)の概略構成を示す構成ブロック図である。
図4に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)は、基本的な構成は一般の携帯端末と同様であり、無線信号の送受信を行うアンテナ10と、送信データを変調してアンテナ10に出力する送信機16と、アンテナ10にて受信された信号を復調する受信機11と、送信信号の符号化及び受信信号の復号化や装置全体の制御を行う制御部12と、音声とディジタルデータとの変換を行う音声信号処理部13と、音声を入力するマイクと14と、音声を出力するスピーカ15と、操作キーを備えたキー入力部17と、処理プログラムを記憶する記憶部18とから構成されており、受信機11の構成及び動作が本携帯端末の特徴となっている。
【0084】
本携帯端末の特徴部分である受信機11は、上述したPDC方式の他、PHS(Personal Handy Phone System)方式にも対応可能としているものであり、受信機11が、キー入力部17から制御部12を介して入力される選択信号に従って通信方式を選択し、選択された方式に対応したデータを各構成部に設定して、間欠受信動作を行うものである。尚、受信機11の詳細については図5を用いて後述する。
【0085】
また、制御部12は、従来と同様に通話に伴う信号処理や、キー入力部17からの入力信号に従って処理を行うものであり、また、本携帯端末では、PDC方式とPHS方式とを切り替えて選択する選択信号が入力された場合には、選択信号を受信機11に出力するものである。
【0086】
本携帯端末の通話時の動作は、一般の携帯端末の動作と同様であり、送信時には、マイク14から入力された音声は、音声信号処理部13においてアナログ/ディジタル変換されて制御部12に入力され、制御部12において送信フォーマットに変換されて符号化され、受信機16において変調されてアンテナ10から無線信号として送信される。
【0087】
また、受信時には、アンテナ10で受信された信号は受信機11にて復調され、制御部12において復号化されて、更に携帯端末内部の信号フォーマットに変換され、音声信号処理部13においてディジタル/アナログ変換されてスピーカ15から出力されるようになっている。
そして、本携帯端末は、非通話時(待ち受け時)には間欠受信動を行って消費電力の低減を図るようにしている。
【0088】
次に、本携帯端末の特徴部分である受信機11の構成について図5を用いて具体的に説明する。図5は、第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)の受信機11の構成を示す構成ブロック図である。尚、図1及び図2と同様の構成部分については同一の符号を用いて説明する。
【0089】
図5に示すように、受信機11の基本的な構成は、図2に示した第2の本受信機の構成とほぼ同様であり、低速クロック生成手段1と、平均化手段2と、セービングカウンタ3と、と、制御手段5と、第1のORゲート6と、第2のORゲート7と、ディレイ回路8と、高速クロック生成手段9とを備えている。
【0090】
上記構成部分の内、低速クロック生成手段1と、セービングカウンタ3と、第1のORゲート6と、第2のORゲート7と、ディレイ回路8と、高速クロック生成手段9とは第2の本受信機と同様のものであり、動作も同様となっている。また、平均化手段2と、制御手段5と、受信手段4の構成及び動作が第2の本受信機とは一部異なっている。
【0091】
まず、平均化手段2のデコーダ22a及び22bは、制御手段5のMPU51によって設定されたデコーダ値に従って動作するものであり、スロットカウンタ21から入力されたカウント値が、MPU51によって設定されたデコーダ値に一致するとパルス信号を出力するものである。ここで、デコーダ22aとデコーダ22bのデコーダ値は、通常、異なる値である。
【0092】
また、本携帯端末の特徴部分である制御手段5は、第2の本受信機と同様のクリアレジスタ52と、NAND回路53と、フリップフロップ回路54に加えて、本携帯端末の特徴として、受信機11の各構成部にデータの設定を行うMPU51と、データを記憶するROM55とを備えている。
【0093】
ROM55には、PDC用の設定データの組と、PHS用の設定データの組とが記憶されており、設定データとしては、デコーダ22a及び22bに設定するデコーダ値と、セービングカウンタ3のカウント値と、スロットカウンタ42に設定するカウント値とを備えている。
また、MPU51には、現在選択されている方式がPDC方式であるかPHS方式であるかを記憶する方式記憶エリア(図示せず)が設けられている。
【0094】
また、受信手段4は、PDC方式の受信信号中のSWを検出するPDC用SW検出器41aと、PHS方式の受信信号中のSWを検出するPHS用SW検出器41bと、スロットカウンタ42とを備えている。そして、制御手段5のMPU51からの指示に従ってPDC用SW検出器41a又はPHS用SW検出器41bのいずれかが動作するようになっている。
また、スロットカウンタ42には、MPU51によってPDC又はPHSに対応した1スロット時間が設定されるようになっている。
【0095】
次に、本携帯電話機の動作について説明する。
MPU51は、キー入力部17から入力された選択信号が制御部12を介して入力されると、方式記憶エリアに記憶されている方式(PDC又はPHS)を選択された方式に更新し、ROM55から新たに選択された方式に対応するデータを読み取って、平均化手段2のデコーダ22a,22bと、セービングカウンタ3と、スロットカウンタ42とに設定すると共に、受信手段の2つのSW検出器41の内、選択された方式に対応するSW検出器41を選択して動作させるようになっている。
【0096】
また、他の構成部分の動作は図2に示した第2の本受信機の動作と同様であり、間欠受信動作を行い、処理がない場合には高速クロックの生成及びMPU51の動作を停止するようになっている。
【0097】
これにより、本携帯端末では、PDC方式又はPHS方式の内、選択された通信方式に対応した値でデコーダ22a,22b及びセービングカウンタ3、スロットカウンタ42を動作させ、また、選択された方式に対応したSW検出器41a又は41bを動作させて適切にSWを検出することができ、PDC方式又はPHS方式に対応した間欠フレーム同期が行われるものである。
【0098】
尚、ここでは、受信機11における間欠受信動作の制御を、受信機11内部に備えたMPU51が行うようにしているが、受信機11の一部、例えば、制御手段5及び高速クロック生成手段9を図4に示した制御部12に設けても構わない。更に、受信手段4を除く全てを制御部12に設けても構わない。
【0099】
次に、ROM55に格納されるPDC用データとPHS用データの具体例を表1〜表4を用いて説明する。
PDC方式において、1サブフレーム時間は6.6666667msであり、シンボルレートは21ksps(symbol per sec)であり、間欠受信間隔は720msとしている。PHS方式において、1フレーム時間は5msであり、シンボルレートは192kspsであり、間欠受信間隔は1.2s(秒)としている。
【0100】
ROM55に格納される各データの内容としては、各デコーダ22a,22bのカウント値、セービングカウンタ3のカウント値、スロットカウンタ42のカウント値となる。但し、スロットカウンタ42に設定される値は1スロット時間と同等で、PDC方式では6.6666667ms、PHS方式では5msであり、ここでは説明を省略している。尚、本実施の形態においては、デコーダを2個用いた場合を説明しているが、デコーダが3個以上であっても構わない。従って、表1,表3においてはデコーダを2個使用する場合について記述しており、表2、表4においては、デコーダを3個使用する場合について記述している。
【0101】
PDC用データに関する[表1]では、デコーダ1のカウント値を219とし、デコーダ2のカウント値を218とし、セービングカウンタのカウント値を108として設定した場合の、デコーダ間隔、タイマー時間、時間ずれ、シンボルずれを示している。
【0102】
【表1】
Figure 0004001686
【0103】
PDC用データに関する[表2]では、デコーダ1のカウント値を226とし、デコーダ2のカウント値を224とし、デコーダ3のカウント値を224とし、セービングカウンタのカウント値を105として設定した場合の、デコーダ間隔、タイマー時間、時間ずれ、シンボルずれを示している。
【0104】
【表2】
Figure 0004001686
【0105】
PHS用データに関する[表3]では、デコーダ1のカウント値を165とし、デコーダ2のカウント値を164とし、セービングカウンタのカウント値を239として設定した場合の、デコーダ間隔、タイマー時間、時間ずれ、シンボルずれを示している。
【0106】
【表3】
Figure 0004001686
【0107】
PHS用データに関する[表4]では、デコーダ1のカウント値を20とし、デコーダ2のカウント値を20とし、デコーダ3のカウント値を21とし、セービングカウンタのカウント値を1934として設定した場合の、デコーダ間隔、タイマー時間、時間ずれ、シンボルずれを示している。
【0108】
【表4】
Figure 0004001686
【0109】
以上の設定値について、デコーダで換算する間隔は、高速クロックの立ち上がり時間を考慮する必要があり、通常、5ms前後となる。そのためデコーダ間隔も5ms前後でなければならない。可能ならPDCシステムの場合、サブフレーム時間に近傍な時間であった方が使い易く、PHSシステムの場合、フレーム時間が適当である。
【0110】
ずれ時間は、間欠受信の時に同期ワードの捕捉において誤同期とならない水準(程度)である必要がある。但し、どの程度で誤同期になるかはシステムの作り方に非常に起因するため、例えば、予め周波数の偏差を含んで、間欠フレーム制御でのずれ時間を予め逆算しておき、間欠受信用の本実施の形態に係るカウンタの起動を逆算してずらす等を行えば問題にならないものとなる。
【0111】
本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)によれば、受信機として第2の本受信機を備え、更に、予めROM55にPDC方式とPHS方式のそれぞれの方式に対応したデコーダ22a及び22bのデコーダ値と、セービングカウンタ3のカウンタ値と、スロットカウンタ42のカウンタ値のデータとをROM55に記憶しておき、また、受信手段4にPDC用SW検出器41a及びPHS用SW検出器41bを備え、制御手段5のMPU51が、外部からの入力により選択された方式に対応したデータをROM55から読み取って、デコーダ22a,22bと、セービングカウンタ3と、スロットカウンタ42とに設定し、また、選択された方式に対応したSW検出器41を選択して動作させるようにしているので、時計用としても兼用できる低速クロックを用いて、PDC方式又はPHS方式の双方に対応した間欠受信タイミングを高い精度で生成でき、且つ、受信すべきスロットの前後でのみ制御手段5を動作させ、それ以外の時間では制御手段5の動作を停止させて消費電力を低減し、コストを低減することができる効果がある。
【0112】
また、PDC及びPHSだけでなく、他のディジタル通信方式に対しても、当該方式に対応するデコーダ22a及び22bのデコーダ値と、セービングカウンタ3の設定値と、スロットカウンタ42の設定値のデータとを記憶しておき、当該方式に対応するSW検出器を備えておけば、PDC及びPHSと同様に間欠フレーム同期を行うことができ、同様の効果を得ることができる。
【0113】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、平均化手段が任意の周期で発振するクロック信号を各々別の周期で分周し、それぞれ分周したクロック信号を平均化してスロットタイミング信号を生成し、セービングカウンタが当該スロットタイミング信号をカウントして、当該カウント値が予め設定された値に一致すると、一致信号を出力し、受信手段が一致信号の入力を受けてから、1スロット時間だけ受信を行う受信機としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、かつ平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる効果がある。
【0114】
請求項2記載の発明によれば、平均化手段が、クロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、カウント値と予め設定されている第1の値とを比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、カウント値と予め設定されている第2の値とを比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、第1,第2のデコーダが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する請求項1記載の受信機としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、また、各々別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を高めることができる効果がある。
【0115】
請求項3記載の発明によれば、クロック信号が時計用のクロックが出力する請求項1又は請求項2記載の受信機としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を時計用のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、間欠受信タイミングの精度を維持することができる効果がある。
【0116】
請求項4記載の発明によれば、時計用のクロックから入力されるクロック信号を各々別の周期で分周し、それぞれ分周したクロック信号を平均化して、スロットタイミング信号を生成し、当該スロットタイミング信号をカウントして、予め設定した一定の数に達するごとに、1スロット時間だけ受信を行う間欠フレーム同期方法としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を時計用のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を維持できる効果がある。
【0117】
請求項5記載の発明によれば、平均化手段が、低速クロック生成手段から入力されるクロック信号からスロットタイミング信号を生成し、セービングカウンタが、スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力し、受信手段が一致信号が出力されてから1スロットの時間だけ受信を行うとともに、制御手段が、為すべき処理がない状態になると停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて処理を再開するMPUを備え、MPUが停止状態になると高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力し、高速クロック信号生成部が、当該高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けると、クロック信号の生成を停止し、一致信号の入力を受けるとクロック信号の生成を開始し、一方、ディレイ回路が一致信号の入力を受けてから一定の時間が経過してから割り込み信号をMPUに出力する受信機としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、かつ為すべき処理がない間は、MPUに対するクロック信号の供給を停止できるため、消費電力を低減でき、コストを低減できる効果があり、平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる効果がある。
【0118】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の受信機を備えた携帯端末としているので、携帯端末において、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、かつ平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる効果がある。
【0119】
請求項7記載の発明によれば、請求項2記載の受信機を備えた携帯端末としているので、携帯端末において、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、また、各々別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を高めることができる効果がある。
【0120】
請求項8記載の発明によれば、請求項3記載の受信機を備えた携帯端末としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を時計用のクロック信号と共用することができ、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、間欠受信タイミングの精度を維持することができる効果がある。
【0121】
請求項9記載の発明によれば、請求項5記載の受信機を備えた携帯端末としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、かつ為すべき処理がない間は、MPUに対するクロック信号の供給を停止できるため、消費電力を低減でき、コストを低減できる効果があり、平均化手段を用いることで、間欠受信タイミングの精度を維持できる効果がある。
【0122】
請求項10記載の発明によれば、平均化手段が、低速クロック生成手段から入力されるクロック信号からスロットタイミング信号を生成し、セービングカウンタが、スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力し、受信手段が一致信号が出力されてから予め設定された1スロット時間だけ受信を行うとともに、制御手段が、為すべき処理がない状態になると停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて処理を再開するMPUを備え、MPUが停止状態になると高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力し、高速クロック信号生成部が、当該高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けると、クロック信号の生成を停止し、一致信号の入力を受けるとクロック信号の生成を開始し、一方、ディレイ回路が一致信号の入力を受けてから一定の時間が経過してから割り込み信号をMPUに出力し、平均化手段が、クロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、カウント値と予め設定されている第1の値とを比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、カウント値と予め設定されている第2の値とを比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、第1,第2のデコーダが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する受信機としているので、バッテリーセービングを実現するためのクロック信号を他のクロック信号と共用することができ、かつ為すべき処理がない間は、MPUに対するクロック信号の供給を停止できるため、消費電力を低減でき、かつコストを低減できる効果があり、また、各々別の周期で分周したクロック信号を平均化することで、間欠受信タイミングの精度を高めることができる効果がある。
【0123】
請求項11記載の発明によれば、SW検出器が複数の通信方式毎に対応して複数設けられ、制御手段が、複数の通信方式毎に対応して、第1のデコーダと、第2のデコーダと、セービングカウンタと、スロットカウンタとに設定するデータの組を記憶した記憶部を備え、MPUが、外部から入力された通信方式を選択する信号に基づいて、記憶部を参照して、選択された通信方式に対応するデータの組を選択し、当該組に含まれるデータを第1のデコーダと、第2のデコーダと、セービングカウンタと、スロットカウンタとに設定し、複数のSW検出器の中から、選択された通信方式に対応するSW検出器を選択して動作させる請求項10記載の受信機としているので、複数の通信方式の内、選択された通信方式に対応した間欠受信タイミングを生成することにより、1台の受信機で複数の通信方式の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる効果がある。
【0124】
請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の受信機を備えた携帯端末としているので、携帯端末において、複数の通信方式の内、選択された通信方式に対応した間欠受信タイミングを生成することにより、1台の受信機で複数の通信方式の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる効果がある。
【0125】
請求項13記載の発明によれば、通信方式として、パーソナル・ディジタル・セルラー(PDC)方式と、パーソナル・ハンディホン・システム(PHS)方式を含む請求項12記載の携帯端末としているので、1台の携帯端末でPDC方式とPHS方式の両方の信号を間欠受信することができ、消費電力及びコストを低減し、更に利便性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本受信機の構成ブロック図である。
【図2】第2の本受信機の構成ブロック図である。
【図3】図3(a)は、第2の本受信機の動作を表すタイミングチャート図であり、図3(b)は、図3(a)に示すタイミングチャートの1スロット時間を拡大したタイミングチャート図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)の概略構成を示す構成ブロック図である。
【図5】第3の実施の形態に係る携帯端末(本携帯端末)の受信機11の構成を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…低速クロック生成手段、 2…平均化手段、 3…スロットカウンタ、 4…受信手段、 5…制御手段、 6…第1のORゲート、 7…第2のORゲート、 8…ディレイ回路、 9…高速クロック生成手段、 10…アンテナ、11…受信機、 12…制御部、 13…音声信号処理部、 14…マイク、15…スピーカ、 16…送信機、 17…キー入力部、 18…記憶部、 21…スロットカウンタ、 22…デコーダ、 23…セレクタ、 41…SW検出器、 41a…PDC用SW検出器、 41b…PHS用SW検出器、 42…スロットカウンタ、 51…MPU、 52…クリアレジスタ、 53…NAND回路、 54…フリップフロップ回路、 91…NAND回路、 92…水晶発振子、 93…NOR回路

Claims (13)

  1. クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、
    前記低速クロック生成手段から入力されるクロック信号を各々別の周期で分周し、前記それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を出力する平均化手段と、
    前記スロットタイミング信号が入力される度にカウント値をインクリメントし、前記カウント値が予め設定された値に一致すると、一致したことを表す一致信号を出力するセービングカウンタと、
    前記一致信号が入力されてから1スロット時間だけ受信を行う受信手段とを有することを特徴とする受信機。
  2. 平均化手段は、低速クロック生成手段からクロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、
    前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第1の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、
    前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第2の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、
    前記第1のデコーダと前記第2のデコーダとが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する平均化手段であることを特徴とする請求項1記載の受信機。
  3. 時計用のクロックを具備する受信機であって、
    前記低速クロック生成手段は、前記時計用のクロックであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の受信機。
  4. 時計用のクロックから入力されるクロック信号を各々別の周期で分周し、それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間あたりに1つのパルス信号となるスロットタイミング信号を生成し、前記スロットタイミング信号をカウントして、予め設定した一定の数に達するごとに、1スロット時間だけ受信を行うことを特徴とする間欠フレーム同期方法。
  5. クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、
    前記クロック信号を各々別々の周期で分周し、前記それぞれ分周したクロック信号を交互に選択することで平均化して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を生成する平均化手段と、
    前記スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力するセービングカウンタと、
    前記一致信号が出力されてから1スロットの時間だけ受信を行う受信手段と、
    為すべき処理がない状態になると、停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて、処理を再開するMPUを備え、
    前記MPUが停止状態になると、高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力する制御手段と、
    前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けると、予め設定された一定時間が経過してから前記MPUに割り込み信号を出力するディレイ回路と、
    前記高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けて、高速クロックの生成を停止し、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けて、高速クロックの生成を開始する高速クロック生成手段とを有することを特徴とする受信機。
  6. 無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、
    ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、
    前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、
    前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部とを備え、
    前記受信機が請求項1記載の受信機であることを特徴とする携帯端末。
  7. 無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、
    ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、
    前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、
    前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部とを備え、
    前記受信機が請求項2記載の受信機であることを特徴とする携帯端末。
  8. 無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、
    ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、
    前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、
    前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部とを備え、
    前記受信機が請求項3記載の受信機であることを特徴とする携帯端末。
  9. 無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、
    ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、
    前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、
    前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部とを備え、前記受信機が請求項5記載の受信機であることを特徴とする携帯端末。
  10. クロック信号を出力する低速クロック生成手段と、
    前記クロック信号から1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を生成する平均化手段と、
    前記スロットタイミング信号をカウントし、予め設定された値になると、一致信号を出力するセービングカウンタと、
    前記一致信号が出力されてから予め設定された1スロット時間だけ受信を行う受信手段と、
    為すべき処理がない状態になると、停止状態となり、割り込み信号の入力を受けて、処理を再開するMPUを備え、
    前記MPUが停止状態になると、高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号を出力する制御手段と、
    前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けると、予め設定された一定時間が経過してから前記MPUに割り込み信号を出力するディレイ回路と、
    前記高速クロックの生成を停止するための高速クロック制御信号の入力を受けて、高速クロックの生成を停止し、前記セービングカウンタから一致信号の入力を受けて、高速クロックの生成を開始する高速クロック生成手段とを有し、
    前記平均化手段が、前記低速クロック生成手段からクロック信号の入力を受ける度にカウント値をインクリメントするスロットカウンタと、
    前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第1の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第1のデコーダと、
    前記スロットカウンタのカウント値を予め設定されている第2の値と比較して、一致すると一致したことを表すパルス信号を出力する第2のデコーダと、
    前記第1のデコーダと前記第2のデコーダとが出力するパルス信号を交互に選択して、1スロット時間に1度立ち上がるパルス信号となるスロットタイミング信号を外部に出力するセレクタとを有する平均化手段であり、
    前記受信手段が、受信信号中から同期ワードを検出して前記同期ワードを検出したことを表すパルス信号を出力するSW検出器と、
    前記SW検出器から前記パルス信号が入力されると、前記予め設定された1スロット時間を計時してから終了タイミング信号を出力するスロットカウンタとを有する受信手段であることを特徴とする受信機。
  11. SW検出器が複数の通信方式毎に対応して複数設けられたSW検出器であり、
    制御手段が、前記複数の通信方式毎に対応して、第1のデコーダと、第2のデコーダと、セービングカウンタと、スロットカウンタとに設定するデータの組を記憶している記憶部を備えた制御手段であり、
    MPUが、外部から入力された通信方式を選択する信号に基づいて、前記記憶部を参照して、前記選択された通信方式に対応するデータの組を選択し、前記組に含まれるデータを前記第1のデコーダと、前記第2のデコーダと、前記セービングカウンタと、前記スロットカウンタとに設定し、前記複数のSW検出器の中から、前記選択された通信方式に対応するSW検出器を選択して動作させるMPUであることを特徴とする請求項10記載の受信機。
  12. 無線信号を受信してディジタル信号に復調する受信機と、ディジタル信号を変調して無線信号として送信する送信部と、
    前記ディジタル信号の信号処理を行う制御部と、
    前記ディジタル信号と音声信号との変換を行う音声処理部と、
    音声を出力する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部とを備え、
    前記受信機が請求項11記載の受信機であることを特徴とする携帯端末。
  13. 複数の通信方式として、パーソナル・ディジタル・セルラー方式と、パーソナル・ハンディホン・システム方式を含むことを特徴とする請求項12記載の携帯端末。
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