JP2002217823A - 移動機及び間欠受信制御方法 - Google Patents

移動機及び間欠受信制御方法

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JP2002217823A
JP2002217823A JP2001010768A JP2001010768A JP2002217823A JP 2002217823 A JP2002217823 A JP 2002217823A JP 2001010768 A JP2001010768 A JP 2001010768A JP 2001010768 A JP2001010768 A JP 2001010768A JP 2002217823 A JP2002217823 A JP 2002217823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け時に間欠受信動作を行う移動機及び
間欠受信制御方法に関し、受信動作開始時にシンボル同
期がとれた再生クロック信号を生成する。 【解決手段】 アンテナ1,2,受信無線部3,送信無
線部4,MODEM部6等を含み、間欠受信動作を行う
移動機であって、非受信動作開始時に、クロック再生回
路22の位相データを保持し、タイマ回路25により時
計部15からの時計用クロック信号をカウントして非受
信動作期間を計測し、間欠受信動作の受信動作開始時
に、ロードデータ生成部23に於いて時計用クロック信
号の周波数偏差の補正値と、タイマ回路25のカウント
値と、保持した位相データとを基にロードデータを生成
して、間欠制御回路24の制御によりクロック再生回路
22にロードし、このロードデータを基にマスタクロッ
ク信号をカウントして再生クロック信号を生成し、検波
回路21に入力して受信キャリアデータから受信データ
を復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に於ける移動機の呼出し前や発信前の待ち受け状態の時
等のように、受信動作と非受信動作とを所定の周期で交
互に行う間欠受信動作によって消費電力を低減し、電池
を電源とした送受信動作可能時間を延長できるようにし
た移動機及び間欠受信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話機等の通話又はデータ
の送受信が可能の移動機を用いた移動無線通信システム
に於いては、移動機に対する着信時の呼出しは、狭い範
囲について行うことにより、電波の有効利用を図ること
ができる。そこで、基地局から位置登録エリア情報を含
む報知情報を送信し、移動機は、この報知情報を受信し
て、位置登録要求を行い、ホームロケーションレジスタ
等に移動機の位置を登録する。その時の位置登録エリア
情報を移動機は記憶しておき、その後に受信した位置登
録エリア情報と比較して、異なる場合は、位置登録エリ
ア間を移動したと判定して、今回受信した位置登録エリ
ア情報を基に位置登録要求を行い、その時の位置登録エ
リア情報を記憶する。それによって、移動機の現在位置
を位置登録エリアの範囲で判定することができる。
【0003】又移動機が通話又はデータの送受信を行っ
ていない時は、呼出しの待ち受け状態となる。この待ち
受け状態の時に、間欠受信動作を行わせて、消費電力を
低減する手段が採用されている。そして、発信又は呼出
しに応答した時には、連続受信動作に移行する。
【0004】図5は従来例の移動機の説明図であり、5
1,52はアンテナ、53は受信無線部、54は送信無
線部、55は基準クロック信号を発生する発振器(VC
TCXO)、56は変調,復調を行うMODEM部、5
7はTDMA方式に対応してデータを処理するTDMA
部、58は符号化,復号化を行うCODEC部、59は
A/D,D/A変換等の機能を有するAIU部、60は
各部を制御するプロセッサやメモリを含むCPU部、6
1はスピーカ、62はマイクロホン、63はDEM部、
64はMOD部、65は検波回路、66はクロック再生
回路、67は間欠制御回路を示す。
【0005】発振器55からの基準クロック信号を受信
無線部53と送信無線部54とMODEM部56とに供
給し、受信無線部53は、アンテナ51により受信した
変調波信号を復調し、且つベースバンド帯域まで周波数
変換して受信キャリアデータとし、MODEM部56の
DEM部63に転送する。このDEM部63は、検波回
路65とクロック再生回路66と間欠制御回路67とを
含み、基準クロック信号を分周したマスタクロック信号
に従って動作する。
【0006】又検波回路65は、クロック再生回路66
からの再生クロック信号を基に受信キャリアデータの識
別処理を行って受信データを出力するものであり、ベー
スバンド周波数帯域の受信キャリアデータのレベル識別
によりデータを復元するデータ識別回路に相当し、受信
データと、それにシンボル同期した受信クロック信号と
をTDMA部57に転送する。又間欠制御部67は、間
欠受信時に、クロック再生回路66に対する位相制御等
を行うものである。
【0007】TDMA部57は、時分割の受信データ
を、連続したデータ列に変換した受信データをCODE
C部58に転送する。又間欠受信動作を行う為の例えば
720ms毎の起動信号をDEM部63に加える機能等
を備えている。又CODEC部58は、受信データを復
号して音声データとし、AIU部59に転送して、アナ
ログ音声信号とし、スピーカ61に加えて音声を再生す
る。
【0008】又マイクロホン62からの音声信号を送信
する経路は、AIU部59に於いてディジタル化して音
声データとし、CODEC部58に於いて符号化して送
信データとし、TDMA部57に於いて時分割して送信
する送信データと送信クロック信号とをMODEM部5
6のMOD部64に転送し、送信キャリアデータとして
送信無線部54に転送し、この無線送信部54に於いて
変調,周波数変換により、無線周波数としてアンテナ5
2から送信する。
【0009】又待ち受け状態となると、例えば、時計機
能等の動作を継続させるが、殆どの動作を停止させて、
消費電力を低減する。この時、TDMA部57の間欠起
動部(図示せず)が、例えば、720ms毎にDEM部
63を起動し、又受信無線部53とMODEM部56と
TDMA部57とCPU部60とが少なくとも電源供給
により受信動作状態となり、基地局からの報知情報や呼
出信号の受信処理を可能とする。
【0010】図6はDEM部の説明図であり、移動機が
継続して受信状態となっている通話中は、受信キャリア
データと、基準クロック信号を分周したマスタクロック
信号とが、検波回路65と、クロック再生回路66と、
間欠制御回路67とに加えられる。そして、クロック再
生回路66からの再生クロック信号により、検波回路6
5は、受信キャリアデータのレベル識別を行って受信デ
ータを再生して送出し、又その受信データにシンボル同
期した受信クロック信号を送出する。
【0011】又通話が終了して移動機が間欠受信動作に
入り、非受信動作期間では受信キャリアデータ及びマス
タクロック信号も停止している。そして、受信動作期間
に入ると、受信無線部53や発振器55(図5参照)が
動作状態に入るから、受信キャリアデータ及びマスタク
ロック信号が入力される。間欠制御回路67は、マスタ
クロック信号を基に受信キャリアデータの位相変化点に
同期したクロック生成を行い、この生成されたクロック
信号の立下がりに同期したリセット信号をクロック再生
回路66に入力する。
【0012】クロック再生回路66は、リセット信号に
よって初期状態にリセットされ、受信キャリアデータの
変化点に同期した再生クロック信号を生成し、検波回路
65に入力する。検波回路65は、再生クロック信号の
立上がりを検波(データ識別)のタイミングとして、受
信データのレベル識別を行い、受信データと、この受信
データにシンボル同期した受信クロック信号とを送出す
る。
【0013】図7は受信データの再生タイミングの説明
図であり、DEM部65(図5参照)に於ける受信キャ
リアデータと、受信クロック信号と、マスタクロック信
号とのそれぞれ一例を示す。受信キャリアデータは、ベ
ースバンド帯域のアイパターンとして示し、間欠受信動
作に於ける受信動作開始時には、再生クロック信号の位
相が未確定であるから、正規の受信データを復元するこ
とができない。そこで、間欠制御回路67及びクロック
再生回路66は、受信キャリアデータをマスタクロック
信号によってサンプリングし、少なくとも受信クロック
信号の1周期Tに於けるサンプリング値をサンプリング
・タイミング対応に積分する。
【0014】それによって、アイパターンの開口部の中
心のタイミングを、データ識別のタイミングとすること
ができる。間欠制御回路67は、このタイミングでクロ
ック再生回路66にリセット信号を加えるもので、クロ
ック再生回路66は、アイパターンの開口部をデータ識
別タイミングとする再生クロック信号を検波回路65に
入力する。検波回路65は、受信キャリアデータのレベ
ル識別による受信データと受信クロック信号とをTDM
A部57に送出する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】間欠受信動作を行うこ
とにより、移動機の消費電力を低減して、電源の電池に
よる動作可能時間を延長することができる。その場合、
必要な情報を受信できる期間のみ受信動作を行うことが
望ましい。しかし、従来例の移動機に於ける間欠受信動
作に於ける非受信動作時は、時計機能等は動作を継続す
るが、基準クロック信号等を発生する発振器65等も動
作を停止する。
【0016】従って、間欠受信動作に於ける受信動作開
始時は、受信データキャリアのレベル識別を行って受信
データを再生するタイミングを見つける為に、間欠制御
回路67に於けるサンプリングによる積分期間等が必要
となる。即ち、再生クロック信号のシンボル同期位相に
引込む為の期間が必要となる。それによって、所望の情
報を受信する期間より前に受信動作を開始するように制
御する必要がある。又間欠受信動作に入っている時に、
発信操作を行った場合も同様に、基地局からの情報を受
信処理する為のシンボル同期をとる必要があり、その為
の時間が必要である。
【0017】本発明は、間欠受信動作に於ける受信動作
開始時及び通話開始時に、受信キャリアデータにシンボ
ル同期した再生クロック信号を生成して、受信データの
復元を可能とすることにより、間欠受信動作の場合の非
受信動作期間の延長を可能とし、且つ通話開始を迅速に
可能とすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の移動機は、図1
を参照して説明すると、受信無線部3,送信無線部4,
MODEM部5等を含むと共に、受信信号を復調してベ
ースバンド帯域に周波数変換した受信キャリアデータ
を、この受信キャリアデータとマスタクロック信号とを
基にシンボル同期して再生した再生クロック信号により
受信データに復元する構成を含む移動機であって、受信
キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル
同期した再生クロック信号を出力するクロック再生回路
22と、再生クロック信号により前記受信キャリアデー
タから受信データを復元する検波回路21と、間欠受信
動作の非受信動作期間を、時計部15からの時計用クロ
ック信号をカウントして計測するタイマ回路25と、間
欠受信動作の非受信動作開始時に保持させた再生クロッ
ク信号の位相データと、タイマ回路25からの非受信動
作期間を示すカウント値とを基に、クロック再生回路2
2にロードするロードデータを生成するロードデータ生
成部23と、間欠受信動作の非受信動作開始によりクロ
ック再生回路22の再生クロック信号の位相データを保
持させ、受信動作開始によりロードデータ生成部23か
らのロードデータをクロック再生回路22にロードさせ
る制御を行う間欠制御回路24とを備えている。
【0019】又発振器5からの基準クロック信号を用い
て、時計部15からの時計用クロック信号の周波数偏差
データを出力する周波数偏差検出部と、タイマ回路のカ
ウント値と周波数偏差データとを基に間欠受信動作の非
受信動作期間内に於ける時計用クロック信号の周波数偏
差補正値を読出す演算ROMと、基準クロック信号を分
周して形成したマスタクロック信号をカウントして再生
クロック信号を出力するクロック再生回路と、このクロ
ック再生回路の間欠受信動作の非受信動作開始時のカウ
ント値を内部位相データとして保持し、且つ間欠受信動
作の受信動作開始時に、この保持した内部位相データと
してのカウント値と、周波数偏差補正値と、タイマ回路
からの非受信動作期間を示すカウント値とを基に、クロ
ック再生回路のロードデータを生成するロードデータ生
成部とを含む構成を備えることができる。
【0020】又本発明の間欠受信制御方法は、受信信号
を復調してベースバンド帯域に周波数変換した受信キャ
リアデータを、受信キャリアデータとマスタクロック信
号とを基にシンボル同期して再生した再生クロック信号
により検波回路に於いて受信データに復元する構成を含
む移動機に於ける間欠受信制御方法であって、間欠受信
動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路の再生ク
ロック信号の位相データを保持し、タイマ回路により時
計部からの時計用クロック信号のカウントを開始して非
受信動作期間を計測する過程と、間欠受信動作の受信動
作開始時に、非受信動作期間を計測したカウント値と、
時計用クロック信号の周波数偏差の補正値と、保持した
位相データとを基に、再生クロック信号を出力する為の
ロードデータを生成して、クロック再生回路にロードす
る過程とを含むものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1,2はアンテナ、3は受信無線部、4は送
信無線部、5は基準クロック信号を発生する電圧制御水
晶発振器等の発振器(VCTCXO)、6は変調,復調
を行うMODEM部、7はTDMA方式に対応してデー
タを処理するTDMA部、8は符号化,復号化を行うC
ODEC部、9はA/D,D/A変換等の機能を有する
AIU部、10は各部を制御するプロセッサやメモリを
含むCPU部、11はスピーカ、12はマイクロホン、
13はDEM部、14はMOD部、15は時計部、21
は検波回路、22はクロック再生回路、23はロードデ
ータ生成部、24は間欠制御回路、25はタイマ回路を
示す。
【0022】この実施の形態は、時計部15からのクロ
ック信号を利用して、間欠受信動作に於ける非受信動作
期間を求め、受信動作開始時のクロック再生回路22か
らの再生クロック信号位相をこの非受信動作期間に従っ
て補正して、受信信号にシンボル同期した再生クロック
信号を検波回路21に入力し、この検波回路21に於け
る受信キャリアデータのレベル識別を直ちに開始させ
て、正規の受信データを復元するものである。
【0023】又マイクロホン12からの音声信号を、送
信無線部4からアンテナ2を介して送信する過程の処理
及びアンテナ1を介して受信無線部3により受信してス
ピーカ11から音声を再生する過程は、図5について説
明した従来例と同様であるから、重複した説明は省略す
る。
【0024】又時計部15は、時間表示やカレンダ機能
を有するもので、間欠受信動作に於ける非受信動作期間
中も動作を継続するもので、内部に於ける時間表示用等
の為の時計用クロック信号をロードデータ生成部23と
タイマ回路25とに供給する。そして、タイマ回路25
は、時計用クロック信号をカウントして、間欠受信動作
時の非受信動作期間を計測する。
【0025】又ロードデータ生成部23は、タイマ回路
25による非受信動作期間を示すカウント値と、時計用
クロック信号の周波数偏差と、非受信動作開始時点のク
ロック再生回路22に於ける再生クロック信号の位相デ
ータとを基に、間欠受信動作の受信動作開始時点に、ロ
ードデータを生成してクロック再生回路22にロードす
る。このロードデータは、非受信動作開始時点の再生ク
ロック信号の位相に対して、非受信動作期間を示すタイ
マ回路25のカウント値を、時計用クロック信号の周波
数偏差によって補正して、受信動作開始時点のシンボル
同期した再生クロック信号の位相を示すものとする。従
って、受信動作開始時点で、シンボル同期した再生クロ
ック信号を検波回路21に加えて、受信キャリアデータ
を正規の受信データとして復元することができる。
【0026】図2は図1に於けるMODEM部6内のD
EM部21の要部を示すもので、図1と同一符号は同一
部分を示し、26は周波数ドリフト部である。時計用ク
ロック信号を図1に示すように、直接ロードデータ生成
部23に入力することも可能であるが、時計用クロック
信号は、基準クロック信号やマスタクロック信号に比較
して精度が低いので、周波数ドリフト部26に於いて、
精度の高いマスタクロック信号を用いて、時計用クロッ
ク信号の周波数偏差を求め、この周波数偏差に応じたタ
イマ回路25のカウント値の補正値をロードデータ生成
部23に入力する。この周波数偏差の補正値は、時計用
クロック信号の周波数偏差データを基に、ロードデータ
生成部23に於いて生成することも可能である。
【0027】通話中及び間欠受信動作に於ける受信動作
期間に於いては、クロック再生回路22から受信キャリ
アデータとシンボル同期がとれた再生クロック信号を検
波回路21に入力するものであり、検波回路21から受
信データとこの受信データに同期した受信クロック信号
とを出力する。又時計用クロック信号とマスタクロック
信号とを周波数ドリフト部26に入力して、マスタクロ
ック信号を基準とした時計用クロック信号の周波数偏差
を求めることができる。
【0028】又タイマ回路25は、時計用クロック信号
をカウントするもので、間欠受信動作の非受信動作期間
のみカウントする構成とすることもできる。又間欠制御
回路24は、タイマ回路25のカウント値によって、間
欠受信動作の受信動作期間と非受信動作期間を識別する
ことも可能であるが、前述のように、間欠制御回路24
等からの起動信号を基に間欠受信動作に於ける受信動作
開始として制御を行う構成とするもできる。
【0029】又クロック再生回路22は、マスタクロッ
ク信号をカウントして再生クロック信号を出力するもの
で、マスタクロック信号を分周することになるが、その
場合の再生クロック信号の位相は、マスタクロック信号
をカウントする時のロードデータによって制御すること
ができる。間欠制御回路24は、間欠受信動作の非受信
動作開始時に、ロードデータ生成部23に対して位相保
持信号を入力し、非受信動作開始時のクロック再生回路
22のカウント値を、再生クロック信号の位相データと
してロードデータ生成部23に保持させる。
【0030】非受信動作期間が終了して、次の受信動作
に入る時に、休止していた各部に電源が供給されてマス
タクロック信号が入力されるから、周波数ドリフト部2
6は、時計用クロック信号に比較して精度及び周波数が
高いマスタクロック信号を基準にして、時計用クロック
信号の周波数偏差補正値を求めてロードデータ生成部2
3に入力する。
【0031】又間欠制御回路24は、タイマ回路25の
カウント値(非受信動作開始時から受信動作開始時まで
の期間を示す値)をロードデータ生成部23にタイマカ
ウント値として入力する。又ロードデータをクロック再
生回路22にロードするタイミングでロード信号を出力
する。即ち、ロードデータ生成部23は、非受信動作開
始から受信動作開始までの間に再生クロック信号が継続
した場合に、この再生クロック信号が進と考えられる位
相量を算出し(例えば、タイマカウント値をアドレスと
して、そのタイマカウント値に対応する再生クロック信
号の位相(マスタクロック信号のカウント値)をメモリ
に記憶しておき、タイマカウント値に対応する再生クロ
ック信号の位相を読出し)、非受信動作開始時に保持し
た再生クロック信号の位相に、算出した位相量を加えた
位相をロードデータとしてクロック再生回路22に与え
る。なお、周波数偏差補正値を加算してからクロック再
生回路22にロードデータとして与えると、より好適で
ある。又クロック再生回路22は、受信動作開始と共
に、再生クロック信号を受信信号にシンボル同期した状
態として出力することができ、検波回路21は、受信信
号にシンボル同期した再生クロック信号によって検波を
行うことができる。
【0032】タイマ回路25は、TDMA部7,間欠制
御回路24からの非受信動作開始の通知を受けてリセッ
トされ、カウントを開始する。そのカウント値は、間欠
制御回路24を介してロードデータ生成部23に与えら
れる。ロードデータ生成部23は、TDMA部7,間欠
制御回路24から受信動作開始の通知を受けて、タイマ
回路25のカウント値をマスタクロック信号のカウント
値に対応する値に変換し、非受信動作開始時に保持して
おいたマスタクロック信号のカウント値を加算し、ロー
ドデータとして出力し、クロック再生回路22に与え
る。なお、周波数偏差補正値を加算してから、クロック
再生回路22にロードデータとして当たると、より好適
である。このようにして、シンボル同期引込みに要する
時間を必要となることなく、直ちに受信キャリアデータ
から受信データを復元することができる。これは、非受
信動作期間を従来例に比較して延長できることを示すも
のであり、それによって、一層消費電力の低減を図るこ
とができる。
【0033】図3は本発明の実施の形態のDEM部の具
体的構成の説明図であり、31は検波回路、32はクロ
ック再生回路、33はロードデータ生成部、34は間欠
制御回路、35はタイマ回路、36は周波数偏差検出
部、37は演算ROM、38は分周回路を示す。
【0034】分周回路38は、例えば、発振器5(図1
参照)からの16.8MHzの基準クロック信号を、
1.3MHzのマスタクロック信号に分周して、検波回
路31とクロック再生回路32と間欠制御回路34とに
入力する場合を示す。又時計用クロック信号は、時計部
15(図1参照)の発振器から発生するもので、マスタ
クロック信号に比較して周波数が低く、秒単位程度の時
間計測が可能の、例えば、数ms程度の周期とすること
ができる。
【0035】又演算ROM37は、周波数偏差補正値を
読出すリードオンリーメモリROMにより構成したもの
で、この演算ROM37と周波数偏差検出部36とは図
2の周波数ドリフト部26の機能に相当することにな
る。しかし、この実施の形態に於いては、更に正確な周
波数偏差補正値をロードデータ生成部23に入力するこ
とができるものである。
【0036】即ち、周波数偏差検出部36に於いて、時
計用クロック信号の周波数偏差を、マスタクロック信号
より高速の基準クロック信号を用いて求め、この周波数
偏差データと、タイマ回路35からの非受信動作期間を
示すカウント値とを、演算ROM37のアクセスアドレ
スとし、この演算ROM37から、非受信動作期間経過
による周波数偏差補正値を読出してロードデータ生成部
33に入力する。
【0037】又ロードデータ生成部33に、各部の処理
遅延に関連した固定処理遅延補正データを入力する。又
クロック再生回路32のマスタクロック信号をカウント
して再生クロック信号を出力する為のカウント値を内部
位相データとして、間欠受信動作の非受信動作開始時点
に、間欠制御回路34から位相保持信号を入力すること
によって保持する。
【0038】又周波数偏差検出部36は、マスタクロッ
ク信号の分周前の基準クロック信号を入力して、例え
ば、時計用クロック信号の1周期について高速の基準ク
ロック信号をカウントし、そのカウント値が、時計用ク
ロック信号の周波数と基準クロック信号の周波数との比
に従った値の場合、周波数偏差無しとし、周波数比に従
ったカウント値でない場合に、周波数比に従ったカウン
ト値との差分を周波数偏差データとすることができる。
【0039】又間欠制御回路34は、前述のように、例
えば、TDMA部7(図1参照)からの図示を省略した
720ms間隔の起動信号に従って間欠受信動作を識別
し、この間欠受信動作に於ける非受信動作開始時に、タ
イマ回路35にカウンタリセット信号を入力して、時計
用クロック信号をカウントするカウンタをリセットした
後、カウント動作を開始させる。即ち、タイマ回路35
により時計用クロック信号をカウントさせて、非受信動
作期間を計測させる。
【0040】間欠受信動作の非受信動作開始により、前
述のように、間欠制御回路34は、ロードデータ生成部
33に位相保持信号を入力して、クロック再生回路32
の内部位相データを保持させる。例えば、マスタクロッ
ク信号をカウントしたカウント値は、マスタクロック信
号を基準とした再生クロック信号の位相を示すことなる
から、位相保持信号に従って、その時点のカウント値を
内部位相データとして、ロードデータ生成部33に保持
する。又間欠制御回路34は、タイマ回路35にカウン
タリセット信号を入力してリセットし、時計用クロック
信号のカウントを開始させる。それにより、時計用クロ
ック信号の精度で非受信動作期間を計測することにな
る。又時計部15とTDMA部7の間欠受信動作の起動
部等以外は動作を停止し、基準クロック信号も停止し、
受信キャリアデータも停止する。
【0041】次に、非受信動作期間が終了して、受信動
作開始により、少なくとも受信系の動作が開始され、又
間欠制御回路34は、タイマ回路35のカウント値をタ
イマカウント値としてロードデータ生成部33に入力
し、又演算ROM37に、アクセスアドレスの一部とし
て入力し、又クロック再生回路32にロードデータが入
力されたタイミングでロード信号を入力する。又周波数
偏差検出部36は、基準クロック信号を用いて時計用ク
ロック信号の周波数偏差を求め、その周波数偏差データ
を演算ROM37のアクセスアドレスの一部として入力
する。
【0042】演算ROM37は、前述のように、時計用
クロック信号の周波数偏差データと、タイマ回路35の
カウント値による非受信状態期間とを基に周波数偏差補
正値を読出してロードデータ生成部33に入力する。こ
のロードデータ生成部33は、位相保持信号に従って保
持したクロック再生回路32の内部位相データと、間欠
制御回路34からのタイマカウント値と、固定処理遅延
補正データと、周波数偏差補正値とを基に、ロードデー
タを生成してクロック再生回路32に入力する。この場
合、ロードデータ生成部33は、例えば、タイマカウン
ト値をクロック再生回路32の内部位相データを示すカ
ウント値に対応させる変換を行い、変換後に、正又は負
の符号の周波数偏差補正値と、正の符号の固定処理遅延
補正データと、保持したクロック再生回路32の内部位
相データを示すカウント値とを加算することにより、ロ
ードデータを生成することができる。
【0043】このロードデータをクロック再生回路32
に入力したタイミングで、間欠制御回路34からのロー
ド信号がクロック再生回路32に入力され、クロック再
生回路32は、このロードデータを基にマスタクロック
信号のカウントを開始し、そのカウント値に従った位相
の再生クロック信号を検波回路31に入力する。即ち、
間欠受信動作の非受信動作開始時点の再生クロック信号
の位相を保持し、非受信動作期間の長さと、時計用クロ
ック信号の周波数偏差とに対応して補正した位相で、受
信動作開始時点の再生クロック信号を検波回路31に入
力する。
【0044】それにより、受信動作開始と同時的に、受
信キャリアデータにシンボル同期した再生クロック信号
を生成し、受信データを復元することが可能となるか
ら、非受信動作期間を極限まで延長することが可能とな
り、消費電力の一層の低減が可能となる。又待ち受け状
態から発信操作を行った場合も、同様に、シンボル同期
の引込みに要する時間をほぼ零とすることが可能とな
る。
【0045】図4は本発明の実施の形態の動作説明図で
あり、(a)は基準クロック信号を分周した例えば1.
3MHzのマスタクロック信号、(b)は例えば32k
Hzの時計用クロック信号、(c)は時計用クロック信
号をカウントするタイマ回路25のカウント値、(d)
はクロック再生指示信号、(e)はロード信号を示す。
【0046】(a)のマスタクロック信号は、(b)の
時計用クロック信号に比較して高速であるから、波形を
表示できないので一点鎖線で示している。又(c)のカ
ウント値は、時計用クロック信号を1〜210のカウン
ト範囲でカウントする場合を示し、空白部分はカウント
値の表示を省略しているものである。又(e)のロード
信号は、(d)のクロック再生指示信号がハイレベルと
なった時に、(b)の時計用クロック信号の立上がりタ
イミングで発生させて、クロック再生回路32に入力す
る場合を示す。
【0047】それにより、間欠受信動作の非受信動作期
間経過後の受信動作開始時、又は待ち受け状態からの発
信操作による受信動作開始時に、シンボル同期がとれた
再生クロック信号を直ちに発生して検波回路31に入力
し、受信キャリアデータから受信データを復元すること
ができる。従って、シンボル同期引込みに要する時間を
必要となることなく、受信動作開始と同時に受信データ
を復元できるから、非受信動作期間を延長して消費電力
の一層の低減を図ることができる。
【0048】(付記1)受信信号を復調してベースバン
ド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信
キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル
同期して再生した再生クロック信号により受信データに
復元する構成を含む移動機に於いて、前記受信キャリア
データと前記マスタクロック信号とを基に受信信号にシ
ンボル同期した前記再生クロック信号を出力するクロッ
ク再生回路と、前記再生クロック信号により前記受信キ
ャリアデータから受信データを復元する検波回路と、間
欠受信動作の非受信動作期間を、時計部からの時計用ク
ロック信号をカウントして計測するタイマ回路と、間欠
受信動作の非受信動作開始時に保持させた前記再生クロ
ック信号の位相データと、前記タイマ回路からの非受信
動作期間を示すカウント値とを基に、前記クロック再生
回路にロードするロードデータを生成するロードデータ
生成部と、間欠受信動作の非受信動作開始により前記ク
ロック再生回路の再生クロック信号の位相データを保持
させ、受信動作開始により前記ロードデータ生成部から
のロードデータを前記クロック再生回路にロードさせる
制御を行う間欠制御回路とを備えたことを特徴とする移
動機。
【0049】(付記2)受信信号を復調してベースバン
ド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信
キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル
同期して再生した再生クロック信号により受信データに
復元する構成を含む移動機に於いて、前記受信キャリア
データと前記マスタクロック信号とを基にシンボル同期
した前記再生クロック信号を出力するクロック再生回路
と、前記再生クロック信号により前記受信キャリアデー
タから受信データを復元する検波回路と、間欠受信動作
の非受信動作期間を、時計部からの時計用クロック信号
をカウントして計測するタイマ回路と、前記時計用クロ
ック信号の周波数偏差を求める周波数ドリフト部と、間
欠受信動作の非受信動作開始時に保持させた前記再生ク
ロック信号の位相データと、前記タイマ回路からの非受
信動作期間を示すカウント値と、前記周波数ドリフト部
からの前記時計用クロック信号の周波数偏差を示すデー
タとを基に、前記クロック再生回路にロードするロード
データを生成するロードデータ生成部と、間欠受信動作
の非受信動作開始により前記クロック再生回路の再生ク
ロック信号の位相情報を保持させ、受信動作開始により
前記ロードデータ生成部からのロードデータを前記クロ
ック再生回路にロードさせる間欠制御回路とを備えたこ
とを特徴とする移動機。
【0050】(付記3)前記間欠制御回路は、間欠受信
動作の非受信動作開始時に、前記タイマ回路をリセット
して前記時計用クロック信号のカウントを開始させ、且
つ前記クロック再生回路の再生クロック信号位相データ
を保持させる制御を行い、受信動作開始時に、前記タイ
マ回路のカウント値をロードデータ生成部に入力し、且
つ該ロードデータ生成部により生成したロードデータを
ロード信号によって前記クロック再生回路にロードさせ
る制御を行う構成を備えたことを特徴とする付記1記載
の移動機。 (付記4)基準クロック信号を用いて前記時計用クロッ
ク信号の周波数偏差データを出力する周波数偏差検出部
と、前記タイマ回路のカウント値と前記周波数偏差デー
タとを基に間欠受信動作の非受信動作期間の前記時計用
クロック信号の周波数偏差補正値を読出す演算ROM
と、前記基準クロック信号を分周して形成したマスタク
ロック信号をカウントして前記再生クロック信号を出力
するクロック再生回路と、該クロック再生回路の前記間
欠受信動作の非受信動作開始時のカウント値を内部位相
データとして保持し、且つ前記間欠受信動作の受信動作
開始時に、保持した前記内部位相データと、前記周波数
偏差補正値と、前記タイマ回路からの非受信動作期間を
示すカウント値とを基に、前記クロック再生回路のロー
ドデータを生成するロードデータ生成部とを含む構成を
備えたことを特徴とする付記1記載の移動機。
【0051】(付記5)前記ロードデータ生成部は、前
記演算ROMからの周波数偏差補正値と、前記間欠制御
回路を介した前記タイマ回路のカウント値と、前記クロ
ック再生回路の内部位相データとして保持したカウント
値と、処理遅延時間を補正する固定処理遅延補正データ
とを入力して、間欠受信動作の受信動作開始時点にロー
ドデータを生成し、該ロードデータを前記間欠制御回路
からのロード信号によって前記クロック再生回路にロー
ドする構成を備えたことを特徴とする付記3記載の移動
機。 (付記6)受信信号を復調してベースバンド帯域に周波
数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリアデー
タとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して再生
した再生クロック信号により検波回路に於いて受信デー
タに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制御方
法に於いて、間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロ
ック再生回路の前記再生クロック信号の位相データを保
持し、タイマ回路により時計部からの時計用クロック信
号のカウントを開始して非受信動作期間を計測する過程
と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前記非受信動作
期間を計測したカウント値と、前記保持した位相データ
とを基に、再生クロック信号を出力する為のロードデー
タを生成して前記クロック再生回路にロードする過程と
を含むことを特徴とする間欠受信制御方法。
【0052】(付記7)受信信号を復調してベースバン
ド帯域に周波数変換した受信キャリアデータを、該受信
キャリアデータとマスタクロック信号とを基にシンボル
同期して再生した再生クロック信号により検波回路に於
いて受信データに復元する構成を含む移動機に於ける間
欠受信制御方法に於いて、間欠受信動作の非受信動作開
始時に、クロック再生回路の前記再生クロック信号の位
相データを保持し、タイマ回路により時計部からの時計
用クロック信号のカウントを開始して非受信動作期間を
計測する過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前
記非受信動作期間を計測したカウント値と、前記時計用
クロック信号の周波数偏差の補正値と、前記保持した位
相データとを基に、再生クロック信号を出力する為のロ
ードデータを生成して前記クロック再生回路にロードす
る過程とを含むことを特徴とする間欠受信制御方法。
【0053】(付記8)間欠受信動作の非受信動作開始
時に、クロック再生回路に於けるマスタクロック信号を
カウントして再生クロック信号を出力するカウント値を
位相データとして保持し、且つタイマ回路をリセットし
た後、時計部からの時計用クロック信号のカウントを開
始させる過程と、間欠受信動作の受信動作開始時に、前
記時計用クロック信号の周波数偏差データを基準クロッ
ク信号を用いて求め、該周波数偏差データと、前記タイ
マ回路の非受信動作期間を計測したカウント値とによ
り、非受信動作期間中の前記時計用クロック信号の周波
数偏差の補正値を求め、該補正値と、前記タイマ回路の
カウント値と、前記保持した位相データのカウント値と
を基に、ロードデータを生成して前記クロック再生回路
にロードし、前記マスタクロック信号のカウントを開始
させて、再生クロック信号を検波回路に入力し、受信キ
ャリアデータから受信データを復元する過程とを含むこ
とを特徴とする付記5記載の間欠受信制御方法。
【0054】(付記9)前記クロック再生回路にロード
データを入力するロードデータ生成部は、時計用クロッ
ク信号の周波数偏差の補正値と、間欠受信動作の非受信
動作開始時に保持したクロック再生回路のカウント値
と、間欠受信動作の受信動作開始時のタイマ回路のカウ
ント値と、各部の処理遅延を補正する固定処理遅延補正
データとを基に、間欠受信動作の受信動作開始時点のロ
ードデータを求めて、前記クロック再生回路にロードす
る過程を含むことを特徴とする付記6記載の間欠受信制
御方法。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、移動機
に於ける間欠受信動作に於いて、非受信動作期間中に、
時計部15からの時計用クロック信号を用いて、その非
受信動作期間を計測し、この計測結果を時計用クロック
信号の周波数偏差を求めて補正し、正確な非受信動作期
間を求めて、非受信動作開始時点で保持した再生クロッ
ク信号の位相データを、非受信動作期間に従ったロード
データとして、受信動作開始時点でクロック再生回路に
ロードするものであり、従って、受信動作開始と同時
に、シンボル同期した再生クロック信号を検波回路に入
力して受信データを復元することができる。それによっ
て、非受信動作期間の延長が可能となり、消費電力の一
層の低減を図ることができる。又発信操作時にも、直ち
に受信処理が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のDEM部の要部説明図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態のDEM部の具体的構成の
説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図5】従来例の移動機の説明図である。
【図6】DEM部の説明図である。
【図7】受信データの再生タイミングの説明図である。
【符号の説明】
1,2 アンテナ 3 受信無線部 4 送信無線部 5 発振器(VCTCXO) 6 MODEM部 7 TDMA部 8 CODEC部 9 AIU部 10 CPU部 11 スピーカ 12 マイクロホン 13 DEM部 14 MOD部 21 検波回路 22 クロック再生回路 23 ロードデータ生成部 24 間欠制御回路 25 タイマ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 BA00 DA06 DA15 DA26 DA28 JA01 KA03 5K028 AA00 BB06 CC05 DD01 DD02 HH03 NN31 SS27 5K047 AA02 BB01 CC06 GG10 GG11 HH03 MM12 MM55 MM56 5K067 AA43 BB04 CC22 DD25 EE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を復調してベースバンド帯域に
    周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリア
    データとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して
    再生した再生クロック信号により受信データに復元する
    構成を含む移動機に於いて、 前記受信キャリアデータと前記マスタクロック信号とを
    基に受信信号にシンボル同期した前記再生クロック信号
    を出力するクロック再生回路と、 前記再生クロック信号により前記受信キャリアデータか
    ら受信データを復元する検波回路と、 間欠受信動作の非受信動作期間を、時計部からの時計用
    クロック信号をカウントして計測するタイマ回路と、 間欠受信動作の非受信動作開始時に保持させた前記再生
    クロック信号の位相データと、前記タイマ回路からの非
    受信動作期間を示すカウント値とを基に、前記クロック
    再生回路にロードするロードデータを生成するロードデ
    ータ生成部と、 間欠受信動作の非受信動作開始により前記クロック再生
    回路の再生クロック信号の位相データを保持させ、受信
    動作開始により前記ロードデータ生成部からのロードデ
    ータを前記クロック再生回路にロードさせる制御を行う
    間欠制御回路とを備えたことを特徴とする移動機。
  2. 【請求項2】 基準クロック信号を用いて前記時計用ク
    ロック信号の周波数偏差データを出力する周波数偏差検
    出部と、前記タイマ回路のカウント値と前記周波数偏差
    データとを基に間欠受信動作の非受信動作期間の前記時
    計用クロック信号の周波数偏差補正値を読出す演算RO
    Mと、前記基準クロック信号を分周して形成したマスタ
    クロック信号をカウントして前記再生クロック信号を出
    力するクロック再生回路と、該クロック再生回路の前記
    間欠受信動作の非受信動作開始時のカウント値を内部位
    相データとして保持し、且つ前記間欠受信動作の受信動
    作開始時に、保持した前記内部位相データと、前記周波
    数偏差補正値と、前記タイマ回路からの非受信動作期間
    を示すカウント値とを基に、前記クロック再生回路のロ
    ードデータを生成するロードデータ生成部とを含む構成
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動機。
  3. 【請求項3】 受信信号を復調してベースバンド帯域に
    周波数変換した受信キャリアデータを、該受信キャリア
    データとマスタクロック信号とを基にシンボル同期して
    再生した再生クロック信号により検波回路に於いて受信
    データに復元する構成を含む移動機に於ける間欠受信制
    御方法に於いて、 間欠受信動作の非受信動作開始時に、クロック再生回路
    の前記再生クロック信号の位相データを保持し、タイマ
    回路により時計部からの時計用クロック信号のカウント
    を開始して非受信動作期間を計測する過程と、 間欠受信動作の受信動作開始時に、前記非受信動作期間
    を計測したカウント値と、前記保持した位相データとを
    基に、再生クロック信号を出力する為のロードデータを
    生成して前記クロック再生回路にロードする過程とを含
    むことを特徴とする間欠受信制御方法。
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