JP2000240135A - 便器装置 - Google Patents

便器装置

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JP2000240135A
JP2000240135A JP4102399A JP4102399A JP2000240135A JP 2000240135 A JP2000240135 A JP 2000240135A JP 4102399 A JP4102399 A JP 4102399A JP 4102399 A JP4102399 A JP 4102399A JP 2000240135 A JP2000240135 A JP 2000240135A
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toilet seat
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Takaya Minamiyama
貴哉 南山
Yasushi Sato
靖史 佐藤
Masato Suzuki
眞人 鈴木
Katsuyuki Okumura
勝之 奥村
Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Yoshihiro Nishizaki
喜弘 西崎
Yoshiro Matsushita
芳朗 松下
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電時にトラップ駆動手段、便座、便蓋開閉
駆動手段を駆動するに当たり、バックアップ用電源とし
て電流容量の大きなものが必要でなく、停電時でも確実
に水封ができる。 【解決手段】 トラップ駆動手段7と便座、便蓋開閉駆
動手段35の電源を同一電源36とする。停電時にトラ
ップ駆動手段7、便座、便蓋開閉駆動手段35を駆動す
るためのバックアップ用電源36aを設ける。洗浄スイ
ッチ10を操作した一連の洗浄動作において、便座、便
蓋開閉駆動操作スイッチ37を操作してもトラップ部3
の後端が上向きとなっていない状態ではトラップ駆動手
段7のみの動作が行われ、一連の洗浄動作においてトラ
ップ部3の後端が上向きとなっているときには便座、便
蓋開閉駆動手段35による便座33、便蓋34の開閉を
行うように制御する制御部15を設け。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からボウルから延びる排水路にトラ
ップ部を配設した水洗便器において、トラップ部は自由
端とした後端が上下方向に反転自在となり、このトラッ
プ部が外部排水管に連通するケース本体内に収容され、
トラップ部の自由端とした後端を上下方向に反転するた
めのトラップ駆動手段を設け、ボウルに給水するための
給水手段を設け、洗浄スイッチがオンとなると給水手段
がオンとなってボウルへの給水を行い、トラップ駆動手
段を駆動してトラップ部の自由端となった後端が下方に
回動して排水をし、その後、トラップ駆動手段を駆動し
てトラップ部の自由端となった後端が上方に回動し、そ
の後ボウル内に水を溜めた後に給水手段がオフとなるよ
うにした水洗便器が特開平9−256447号公報など
により知られている。
【0003】本発明者は本発明に至る過程で、上記のよ
うな水洗便器に開閉自在に取付ける便座、便蓋を電動で
自動的に開閉することを考え、便座、便蓋を駆動する便
座、便蓋開閉駆動手段とトラップ駆動手段の電源を同一
電源とし、停電時にトラップ駆動手段、便座、便蓋開閉
駆動手段を駆動するためのバックアップ用電源を設ける
ことを考えた。
【0004】そして、水洗動作中に停電となるとバック
アップ用電源によりトラップ駆動手段を駆動してトラッ
プ部の後端が上向きとなる初期状態となるようにした。
【0005】一方、水洗動作中に停電となった際にも便
座、便蓋開閉駆動操作スイッチを操作するとバックアッ
プ用電源により便座、便蓋駆動手段を駆動して便座、便
蓋を開閉操作することができるようにすると、上記トラ
ップ駆動手段を駆動している時又はトラップ部の後端が
下向きとなる姿勢で保持されている時に、便座、便蓋開
閉駆動操作スイッチがオンになると、負荷が大きくな
り、バックアップ用電源により便座、便蓋の回動とトラ
ップ部の後端が上向きとなるような初期位置への回動を
同時に行うには電流容量の大きなバックアップ用電源が
必要となり、装置が大型化すると共にコストが高くなる
という問題が生じることが判明した。
【0006】また、便座、便蓋駆動手段を電動で駆動し
て便座、便蓋を自動的に開閉するようにした場合、便
座、便蓋駆動手段を駆動する駆動力が大きいと便座と便
器上面、便座と便蓋、便蓋とタンクとが衝突して大きな
衝撃音が発生するという問題があり、また、便座、便蓋
駆動手段を駆動する駆動力が小さいと十分に開閉できな
いことがある。
【0007】また、瞬停時にマイコンがリセットされな
いように瞬停モードを設け、電圧があるしきい値まで低
下すると瞬停モードとなってバックアップ用電源に切り
換えるようにすることが考えられる。ここで、トラップ
部の後端が上向きでない場合(つまりトラップ部が駆動
している時、またはトラップ部の後端が下向きとなって
いる場合)に電圧が低下して上記しきい値になると、バ
ックアップ用電源に切り替わり、トラップ部を駆動して
初期位置である後端が上向きとなる位置まで復帰される
ものである。ところで、上記のようにトラップ部は初期
位置まで復帰させなければ水封が破れるので、瞬停か停
電かいずれかにかかわらず、上記しきい値を高く設定し
て電圧の低下を検知すると復帰電力を確保してトラップ
駆動手段を駆動して初期位置に復帰させる必要がある。
しかしながら、しきい値を高く設定するとトラップ部が
すでに初期位置に位置している時にもすぐに高いしきい
値でバックアップ用電源に切り替わってしまい、バック
アップ用電源が使用可能な状態を長く維持することがで
きないという問題がある。
【0008】また、従来にあっては、トラップ部に汚物
が詰まった場合の詰まり除去作業が大変である。
【0009】更に、従来、トラップ部の動作中にトラッ
プ部がロックすると、以降の正常な動作ができなくなっ
て故障の原因となるという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、停電時にトラップ駆動手段、
便座、便蓋開閉駆動手段を駆動するに当たって、バック
アップ用電源として電流容量の大きなものが必要でな
く、停電時でも確実に水封ができ、また、便座や便蓋の
開閉に当たって大きな衝撃音が発生することなく、スム
ーズな開閉ができ、また、電圧が低下した際に、トラッ
プ部の後端が上向きでない場合には確実にトラップ駆動
手段を駆動してトラップ部を初期位置に復帰させる復帰
電力を確保できるとともにトラップ部がすでに初期位置
に位置している時にはバックアップ用電源が使用可能な
状態を長く維持でき、また、トラップ部に汚物が詰まっ
た場合に簡単に汚物の詰まりを解消することができ、ま
た、トラップ部の動作中にトラップ部がロックした際に
ロックを解消して正常なトラップ部の動作が可能となる
便器装置を提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る便器装置は、ボウル1から延びる排水路
2にトラップ部3を配設した水洗便器4において、トラ
ップ部3は自由端とした後端が上下方向に反転自在とな
り、このトラップ部3が外部排水管5に連通するケース
本体6内に収容され、トラップ部3の自由端とした後端
を上下方向に反転するためのトラップ駆動手段7を設
け、ボウル1に給水するための給水手段9を設け、洗浄
スイッチ10がオンとなると給水手段9がオンとなって
ボウル1への給水を行い、トラップ駆動手段7を駆動し
てトラップ部3の自由端となった後端が下方に回動して
排水をし、その後トラップ駆動手段7を駆動してトラッ
プ部3の自由端となった後端が上方に回動し、その後ボ
ウル1内に水を溜めた後に給水手段9がオフとなるよう
にし、水洗便器4に便座33、便蓋34を開閉自在とす
る便座、便蓋開閉駆動手段35を設けるとともに便座、
便蓋開閉駆動手段35を操作するための便座、便蓋開閉
駆動操作スイッチ37を設け、トラップ駆動手段7と便
座、便蓋開閉駆動手段35の電源を同一電源36とし、
停電時にトラップ駆動手段7、便座、便蓋開閉駆動手段
35を駆動するためのバックアップ用電源36aを設
け、洗浄スイッチ10を操作した上記一連の洗浄動作に
おいて、便座、便蓋開閉駆動操作スイッチ37を操作し
てもトラップ部3の後端が上向きとなっていない状態で
はトラップ駆動手段7のみの動作が行われ、上記一連の
洗浄動作においてトラップ部3の後端が上向きとなって
いるときには便座、便蓋開閉駆動手段35による便座3
3、便蓋34の開閉を行うように制御する制御部15を
設けて成ることを特徴とするものである。このような構
成とすることで、洗浄動作中に停電になった場合でトラ
ップ部3の後端が上向き姿勢の初期位置に位置していな
い場合(つまりトラップ部3が駆動している時、または
トラップ部3の後端が下向きとなっている場合)には、
バックアップ用電源36aによりトラップ駆動手段7に
通電されてトラップ部3の後端が上向きとなる初期位置
に復帰する。そして、洗浄動作中に便座、便蓋開閉駆動
操作スイッチ37を操作すると、トラップ部3の後端が
上向き姿勢の初期位置に位置している場合にはバックア
ップ用電源36aにより便座、便蓋開閉駆動手段35に
通電されて便座33や便蓋34が回動して開閉するが、
トラップ部3の後端が上向き姿勢の初期位置に位置して
いない場合には便座、便蓋開閉駆動手段35には通電さ
れずトラップ駆動手段7に優先的に通電され、トラップ
部3が初期位置に復帰した後に便座、便蓋開閉駆動手段
35に通電されて便座33や便蓋34が回動して開閉す
るものである。このように、便座、便蓋開閉駆動手段3
5とトラップ駆動手段7とが同時に駆動することがない
ので、バックアップ用電源36aの電流容量を小さくで
きるものである。
【0012】また、便座、便蓋開閉駆動手段35により
便座33、便蓋34の開閉動作を行うに当たり、初めに
便座、便蓋開閉駆動手段35が正転して便座33、便蓋
34を回動し、次に、便座、便蓋開閉駆動手段35への
通電を停止して空走させ、次に、便座、便蓋開閉駆動手
段35を逆転してブレーキをかけ、次に、便座、便蓋開
閉駆動手段35への通電を停止して空走させ、次に、便
座、便蓋開閉駆動手段35を正転するように便座、便蓋
開閉駆動手段35を駆動するための制御部15を設ける
ことが好ましい。このような構成とすることで、便座、
便蓋開閉駆動手段35により便座33や便蓋34を駆動
して自動的に開閉するに当たり、開閉動作の途中で通電
停止による空走、逆転によるブレーキ、空走があるの
で、便座33や便蓋34が衝撃的に当たることがなく、
衝撃音を防止できる。そして、便座、便蓋開閉駆動手段
35の正転運転とブレーキをかけるための逆転運転との
間に通電を停止して慣性のみで動く空走を設けるので、
正転からいきなり逆転に切り換える時のように電流を逆
に流すことによる逆起電力の発生を防止し、電子素子を
破壊しないようにできる。
【0013】また、瞬停時に制御部15を構成するマイ
コンがリセットされないように瞬停モードを設け、この
瞬停モードは、トラップ部3の自由端である後端が上を
向いていない状態ではしきい値を高くし、トラップ部3
の自由端である後端が上を向いている状態ではしきい値
を低くすることが好ましい。このような構成とすること
で、洗浄動作中に停電になった場合でトラップ部3の後
端が上向き姿勢の初期位置に位置していない場合(つま
りトラップ部3が駆動している時、またはトラップ部3
の後端が下向きとなっている場合)には、瞬停か停電か
のいずれかにかかわらず、高く設定したしきい値で電圧
の低下を検知して、バックアップ用電源36aに切換え
て復帰電力を確保してトラップ駆動手段7を駆動してト
ラップ部3初期位置に復帰させるものであり、洗浄動作
中に停電になった場合でトラップ部3の後端が上向き姿
勢の初期位置に位置している場合には、低く設定したし
きい値で電圧の低下を検知してバックアップ用電源に切
り替わることでバックアップ用電源が使用可能な状態を
長く維持するようにしている。
【0014】また、トラップ部3に汚物が詰まった場合
に、トラップ部3の自由端となった後端が下を向くよう
に反転駆動させるようにトラップ駆動手段7を駆動する
ための詰まり除去操作部38を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、洗浄動作を行っていない
ときにトラップ部3に汚物が詰まっている場合には、詰
まり除去操作部38を操作してトラップ部3の自由端と
なった後端が下を向くように反転駆動させてトラップ部
3に詰まっている汚物を後端から排出して汚物の詰まり
を除去できるものである。
【0015】また、トラップ部3の動作中にトラップ部
3がロックした際に、ロック時点におけるトラップ部3
の正規の回動方向と反対方向にいったんトラップ部3を
回動したのち再び正規の回動方向にトラップ部3を回動
するようにトラップ駆動手段7を制御するための制御部
15を設けることが好ましい。このような構成とするこ
とで、トラップ部3の動作中にトラップ部3がロックし
た場合には、ロック時点におけるトラップ部3の正規の
回動方向と反対方向にいったんトラップ部3を回動さ
せ、その後再び正規の回動方向にトラップ部3を回動す
ることで、汚物などが引っ掛かることで生じるロック現
象を解消してトラップ部3の正規の回動が可能となるも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0017】図1、図2には水洗便器4が示してある。
水洗便器4内には上方が開口1aとなったボウル1が形
成してあり、さらに水洗便器4の後部の内部には収納空
所部17が設けてあり、この収納空所部17内にケース
本体6が内装してある。ケース本体6の一側壁には取付
け孔18が設けてあり、取付け孔18に回動且つ上下反
転自在なトラップ部3が挿入して取付けてあり、トラッ
プ部3の大部分はケース本体6内に配置されると共にト
ラップ部3の前端部の接続部19がケース本体6から外
部に突出している。このトラップ部3の接続部19をボ
ウル1の後端部に形成したボウル排水口20にはめ込ん
で接続してある。
【0018】ケース本体6内に配置したトラップ部3は
トラップ駆動手段7によりトラップ部3の自由端とした
後端が上下方向に反転自在に回動されるようになってい
る。添付図面に示す実施形態ではトラップ部3は軟質の
材料で形成し且つ蛇腹状をしており、ケース本体6に回
動自在に取付けた回動体21はトラップ部3の後端部に
連結してあり、また、回動体21はケース本体6の外部
に配設したトラップ駆動手段7を構成するモータにより
回動するように連結してある。したがって、モータを一
方向に回転するとトラップ部3の自由端とした後端が下
向きとなるように回動し、上記と逆にモータを回転する
とトラップ部3の自由端とした後端が上向きとなるよう
に回動する。
【0019】ケース本体6の下部には排出孔23が設け
てあり、排出孔23に外部排水管5が接続される。した
がって、ボウル1のボウル排出口20、トラップ部3、
ケース本体6、外部排水管5によりボウル1から延びる
排水路2が構成してある。
【0020】水洗便器4の後部上面には図1に示すよう
に装置ケース24が設けてあり、この装置ケース24内
にボウル1に給水するための給水路8が配置してあり、
この給水路8は先端部が便器1のボウル1の上端開口縁
部に形成された通水用のリム部に連通し、他端部が水道
管に接続されるものである。給水路8の途中には給水路
8を開閉するための給水電磁弁よりなる給水手段9が設
けてある。
【0021】装置ケース24には便挫33、便蓋34が
回動自在に取付けてあり、便座33、便蓋34は便座、
便蓋開閉駆動手段35により自動的に回動されるように
なっている。添付図面に示す実施形態では便座、便蓋開
閉駆動手段35としては、便座33を回動駆動して開閉
するためのモータにより構成される便座用開閉駆動手段
35aと、便蓋34を回動駆動して開閉するためのモー
タにより構成される便蓋用開閉駆動手段35bとがあ
る。
【0022】装置ケース24内には、上記便座用開閉駆
動手段35aと便蓋用開閉駆動手段35bからなる便
座、便蓋開閉駆動手段35が内装され、更に、トラップ
部3の自由端となった後端を上下方向に反転自在に駆動
するためのトラップ駆動手段7や、給水路8を開閉する
給水手段9や、便座、便蓋開閉駆動手段35の駆動を制
御するための制御部15が内装してある。また、装置ケ
ース24内には図示を省略してあるが温水洗浄装置が内
装してあり、肛門洗浄ノズル、ビデ洗浄ノズルを備え、
人体の局部を洗浄することができるようになっている。
【0023】図5には制御ブロック図が示してある。図
5において36は電源であり、トラップ駆動手段7と便
座、便蓋開閉駆動手段35が同一電源となっている。ま
た、36aはバックアップ用電源であって、停電時にト
ラップ駆動手段7、便座、便蓋開閉駆動手段35を駆動
するための電源である。
【0024】また、本発明においては、瞬停時に制御部
15を構成するマイコンがリセットされないように瞬停
モードを設けてある。瞬停の検知は瞬停検知手段39に
より検出するようになっている。この瞬停検知手段39
は電圧の低下を検知するものである。瞬停検知手段39
により検知した値に基づいてバックアップ用電源36a
に切り換える必要があると検知された場合には、切換手
段40によりバックアップ用電源36aに切り換えられ
てバックアップ用電源36aから給電されるようになっ
ている。
【0025】以下本発明の動作につき説明する。初期状
態ではトラップ部3の後端部は図2のように上向きとな
っていてボウル1内及びトラップ部3内には水32が溜
まっているので、この状態で大便や小便等の用便を行
い、用便が終了した後、洗浄スイッチ10を操作する。
洗浄スイッチ10を操作して洗浄スイッチ10のオン信
号が制御部15に入力されると、給水手段9が開にな
り、水が給水路8からリム部を介して図3の矢印のよう
にボウル1に供給される。給水手段9のオンから数秒
(例えば約6〜8秒)後にトラップ駆動手段7を駆動し
てトラップ部3を後端が下向きとなるように反転駆動す
る。トラップ部3の後端が下向きとなるように反転駆動
し、更にトラップ部3の後端が下向きとなったままの状
態を数秒(例えば3秒程度)保持して図4のようにして
排水を行う。排水が終わるとトラップ駆動手段7が上記
と逆に駆動してトラップ部3の後端が上向きとなるよう
に駆動し、その後、ボウル1、トラップ部3内に所定水
量の水が溜まるまで給水を続け、所定水量の水が溜まる
と給水手段9がオフとなるものである。
【0026】便座、便蓋開閉駆動操作スイッチ37は便
座開閉用駆動操作スイッチ37aと便蓋開閉駆動操作ス
イッチ37bとで構成してあり、便座開閉用駆動操作ス
イッチ37aや便蓋開閉駆動操作スイッチ37bを操作
すると、便座、便蓋開閉駆動手段35を構成する便座用
開閉駆動手段35aや便蓋用開閉駆動手段35bに通電
されて便座33や便蓋34を回転駆動して開閉するよう
になっている。
【0027】ここで本発明においては、洗浄スイッチ1
0を操作した上記一連の洗浄動作において、便座、便蓋
開閉駆動操作スイッチ37を操作してもトラップ部3の
後端が上向きとなっていない状態ではトラップ駆動手段
7のみの動作が行われ、上記一連の洗浄動作においてト
ラップ部3の後端が上向きとなっているときには便座、
便蓋開閉駆動手段35による便座33、便蓋34の開閉
を行うように制御部15により制御されるように設定し
てある。もちろん、上記一連の洗浄動作でないとき(つ
まり非洗浄動作中)においては便座、便蓋開閉駆動操作
スイッチ37を操作すると便座、便蓋開閉駆動手段35
による便座33、便蓋34の開閉を行うことができるよ
うに制御部15により制御されるものである。
【0028】しかして、上記のように、洗浄スイッチ1
0を操作した上記一連の洗浄動作において、便座、便蓋
開閉駆動操作スイッチ37を操作してもトラップ部3の
後端が上向きとなっていない状態ではトラップ駆動手段
7のみの動作が行われ、上記一連の洗浄動作においてト
ラップ部3の後端が上向きとなっているときには便座、
便蓋開閉駆動手段35による便座33、便蓋34の開閉
を行うように制御部15により制御されるように設定し
てあるので、一連の洗浄動作において、図6に示すよう
に、トラップ部3の後端が上向きとなっていない状態の
時に停電となると、この時便座、便蓋開閉駆動操作スイ
ッチ37を操作しても便座、便蓋開閉駆動手段35には
給電されず、トラップ駆動手段7に優先的にバックアッ
プ用電源36aから給電されてトラップ部3の後端が上
向きとなって初期位置に復帰し、該トラップ部3の後端
が上向きとなって初期位置に復帰した後に、バックアッ
プ用電源36aから便座、便蓋開閉駆動手段35に給電
されて便座33、便蓋34の開閉を行うように制御され
ることになる。もちろん、一連の洗浄動作中において、
トラップ部3の後端が上向きとなった初期状態の場合、
あるいは非洗浄動作中に停電となると、バックアップ用
電源36aから便座、便蓋開閉駆動手段35に給電され
て便座33、便蓋34の開閉を行うものである。このよ
うに、本発明においては、便座、便蓋開閉駆動手段35
とトラップ駆動手段7とが同時に駆動することがないの
で、バックアップ用電源36aの電流容量を小さくでき
るものである。
【0029】また、一連の洗浄動作中、停電があると、
非停電時と同じようにバックアップ用電源36aから給
水手段9に給電され、トラップ部3の後端が上向きとな
るように駆動して初期位置に復帰した後にボウル1、ト
ラップ部3に所定水量が溜まると給電が停止されるよう
に制御されるものである。
【0030】ここで、本発明においては、前述のように
瞬停時に制御部15を構成するマイコンがリセットされ
ないように瞬停モードを設けてあり、瞬停の検知は瞬停
検知手段39により検知するようになっているが、図8
に示すように、上記瞬停モードは、トラップ部3の自由
端である後端が上を向いていない状態では検出電圧のし
きい値を高くし、トラップ部3の自由端である後端が上
を向いている状態では検出電圧のしきい値を低く設定し
てある。
【0031】したがって、洗浄運転中でトラップ部3の
後端が上を向いていない時(つまりトラップ部3が駆動
している時、またはトラップ部3の後端が下向きとなっ
ている時)には瞬停か停電かのいずれかにかかわらず、
高く設定したしきい値で電圧の低下を検知して、バック
アップ用電源36aに切換えて復帰電力を確保してトラ
ップ駆動手段7を駆動してトラップ部3を初期位置に復
帰させるものである。また、洗浄動作中に停電になった
場合でトラップ部3の後端が上向き姿勢の初期位置に位
置している場合には、低く設定したしきい値で電圧の低
下を検知してバックアップ用電源に切り替わることでバ
ックアップ用電源が使用可能な状態を長く維持するよう
にしている。
【0032】ところで、本発明においては、便座、便蓋
開閉駆動手段35を構成する便座用開閉駆動手段35a
や便蓋用開閉駆動手段35bを制御部15により制御し
て便座33や便蓋34を回転して開閉するに当たり、図
7に示すように便座33や便蓋34の回動の初めに図7
のAの範囲だけ便座、便蓋開閉駆動手段35が正転(こ
の場合、閉じる操作をする場合には閉じる方向への回転
が正転であり、開く操作をする場合には開く方向への回
転が正転である)するように制御部15により便座用開
閉駆動手段35aや便蓋用開閉駆動手段35bを制御す
る。一定角度便座33や便蓋34が回動すると、次に、
便座、便蓋開閉駆動手段35への通電を停止するように
制御部15により制御して便座33や便蓋34を慣性に
より空走させる(図7のBの範囲)。慣性により空走さ
せた後、図7のCの位置で便座、便蓋開閉駆動手段35
を逆転するように制御部15により制御して便座33や
便蓋34の回動にブレーキをかける。次に、便座、便蓋
開閉駆動手段35への通電を停止するように制御部15
により制御して慣性により空走させ(図7のDの範
囲)、次に、図7のEの範囲を便座、便蓋開閉駆動手段
35を正転するように制御部15により制御して便座3
3や便蓋34を開または閉とするものである。このよう
にすることで、便座、便蓋開閉駆動手段35の駆動力を
大きくしても、便座33と水洗便器4上面、便座33と
便蓋34、便蓋34と装置ケース24またはタンクとが
強く衝突して大きな衝撃音を発生するというようなこと
がなく、したがって、便座、便蓋駆動手段35を駆動す
る駆動力を大きくしてスムーズな開閉ができるようにし
たにもかかわらず、衝突音を著しく低減できるものであ
る。
【0033】また、本発明においては図5に示すよう
に、詰まり除去操作部38が設けてある。この詰まり除
去操作部38は、トラップ部3に汚物が詰まった場合
に、非洗浄動作時にトラップ部3の自由端となった後端
が下を向くように反転駆動させるようにトラップ駆動手
段7を駆動するためのものである。つまり、非洗浄動作
時にトラップ部3に汚物が詰まっていることを発見した
場合、詰まり除去操作部38を操作することで、後端が
上向きとなっているトラップ部3をトラップ駆動手段7
により駆動して後端を下向きとしてトラップ部3に詰ま
っている汚物を溜まっている水とともに下方に落下させ
て排出するものである。詰まり除去操作部38を操作し
て汚物を排出させた後は、初期復帰用スイッチを操作す
ることで、トラップ部3を後端が上を向くように復帰さ
せるとともに給水手段9によりボウル1及びトラップ部
3に所定水量の水を溜めて水封するものである。
【0034】なお、詰まり除去操作部38としては専用
のスイッチを設けてもよいが、本発明装置に備わってい
る他の複数のスイッチを同時に押すことで上記詰まり除
去の動作が行われるように設定してもよい(この場合に
は同時に押される複数のスイッチが詰まり除去操作部3
8となる)。また、初期復帰用スイッチとしては、専用
のスイッチを設けてもよく、あるいは、本発明装置に備
わっている他の任意のスイッチを操作することで、初期
状態に復帰するようにしてもよい(この場合には任意の
スイッチが初期復帰用スイッチを兼ねることになる)。
【0035】また、本発明においては、トラップ部3を
反転回動する際、トラップ部3の動作中にトラップ部3
がロックすると、ロック時点におけるトラップ部3の正
規の回動方向と反対方向にいったんトラップ部3を回動
したのち再び正規の回動方向にトラップ部3を回動する
ように制御部15によりトラップ駆動手段7が制御され
るように設定してある。すなわち図9(a)の状態から
トラップ部3が反転駆動する際に、トラップ部3の駆動
途中で図9(b)のように汚物50が詰まってトラップ
部3の回動が途中で停止してロックした際には、該ロッ
クを検知して(例えばモータロック状態を検知して)制
御部15でトラップ駆動手段7を制御して図9(c)の
ようにトラップ部3の正規の回動方向と反対方向にいっ
たんトラップ部3を回動させ(これによりロックの原因
となっている汚物50の詰まりを解消する)、その後、
再び正規の回動方向にトラップ部3を回動することで、
汚物などが引っ掛かることで生じるロック現象を解消し
て図9(d)のようにトラップ部3の正規の回動が可能
となるようにしている。
【0036】なお、図9に示す実施形態では後端が上向
きの状態から下向きなるようにトラップ部3を反転回動
している途中でトラップ部3がロックした場合につき説
明したが、後端が下向きの状態から上向きなるようにト
ラップ部3を反転回動している途中でトラップ部3がロ
ックした場合も、ロック時点におけるトラップ部3の正
規の回動方向(上向きへの回動)と反対方向にいったん
トラップ部3を回動したのち再び正規の回動方向にトラ
ップ部3を回動するように制御部15によりトラップ駆
動手段7が制御されるものである。
【0037】
【発明の効果】上記の請求項1記載の発明にあっては、
トラップ駆動手段と便座、便蓋開閉駆動手段の電源を同
一電源とし、停電時にトラップ駆動手段、便座、便蓋開
閉駆動手段を駆動するためのバックアップ用電源を設
け、洗浄スイッチを操作した上記一連の洗浄動作におい
て、便座、便蓋開閉駆動操作スイッチを操作してもトラ
ップ部の後端が上向きとなっていない状態ではトラップ
駆動手段のみの動作が行われ、上記一連の洗浄動作にお
いてトラップ部の後端が上向きとなっているときには便
座、便蓋開閉駆動手段による便座、便蓋の開閉を行うよ
うに制御する制御部を設けてあるので、洗浄動作中に停
電になった場合でトラップ部の後端が上向き姿勢の初期
位置に位置している場合には、便座、便蓋開閉駆動操作
スイッチを操作するとバックアップ用電源により便座、
便蓋開閉駆動手段に通電されて便座や便蓋が回動して開
閉するが、洗浄動作中に停電になった場合でトラップ部
の後端が上向き姿勢の初期位置に位置していない場合に
は、便座、便蓋開閉駆動操作スイッチを操作しても、バ
ックアップ用電源により便座、便蓋開閉駆動手段には通
電されずトラップ駆動手段に優先的に通電され、トラッ
プ部が初期位置に復帰した後に便座、便蓋開閉駆動手段
に通電されて便座や便蓋が回動して開閉することにな
り、このように、便座、便蓋開閉駆動手段とトラップ駆
動手段とが同時に駆動することがないので、停電時にト
ラップ駆動手段、便座、便蓋開閉駆動手段を駆動するに
当たって、バックアップ用電源として電流容量の大きな
ものが必要でなく、停電時でも確実にトラップ部の後端
が上を向くように回動できて確実に水封ができるもので
ある。
【0038】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、便座、便蓋開閉
駆動手段により便座、便蓋の開閉動作を行うに当たり、
初めに便座、便蓋開閉駆動手段が正転して便座、便蓋を
回動し、次に、便座、便蓋開閉駆動手段への通電を停止
して空走させ、次に、便座、便蓋開閉駆動手段を逆転し
てブレーキをかけ、次に、便座、便蓋開閉駆動手段への
通電を停止して空走させ、次に、便座、便蓋開閉駆動手
段を正転するように便座、便蓋開閉駆動手段を駆動する
ための制御部を設けてあるので、便座や便蓋を便座、便
蓋開閉駆動手段により駆動して自動的に開閉するように
したにもかかわらず、便座や便蓋の開閉に当たって大き
な衝撃音が発生することなく、スムーズな開閉ができる
ものである。
【0039】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、瞬停時に制御部
を構成するマイコンがリセットされないように瞬停モー
ドを設け、この瞬停モードは、トラップ部の自由端であ
る後端が上を向いていない状態ではしきい値を高くし、
トラップ部の自由端である後端が上を向いている状態で
はしきい値を低くしてあるので、電圧が低下した際に、
トラップ部の先端が上向きでない場合には確実にトラッ
プ駆動手段を駆動してトラップ部を初期位置に復帰させ
る復帰電力を確保できるとともに、トラップ部がすでに
初期位置に位置している時にはバックアップ用電源が使
用可能な状態を長く維持できるものである。
【0040】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、トラップ部に汚
物が詰まった場合に、トラップ部の自由端となった後端
が下を向くように反転駆動させるようにトラップ駆動手
段を駆動するための詰まり除去操作部を設けてあるの
で、トラップ部に汚物が詰まった場合に簡単に汚物の詰
まりを解消することができるものである。
【0041】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、トラップ部の動
作中にトラップ部がロックした際に、ロック時点におけ
るトラップ部の正規の回動方向と反対方向にいったんト
ラップ部を回動したのち再び正規の回動方向にトラップ
部を回動するようにトラップ駆動手段を制御するための
制御部を設けてあるので、トラップ部の動作中にトラッ
プ部がロックした際にロックを解消して正常なトラップ
部の動作が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便器の全体斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の洗浄動作を示し、トラップ部の後端が上
を向いている状態で給水している状態の断面図である。
【図4】同上の洗浄動作を示し、トラップ部の後端を下
向きにして汚物、汚水を排出している状態の断面図であ
る。
【図5】同上の制御ブロック図である。
【図6】同上の停電時におけるバックアップ用電源によ
るトラップの駆動と、便座、便蓋の駆動制御を示す説明
図である。
【図7】同上の便座(便蓋)の回動の制御を示す説明図
である。
【図8】同上の瞬停モードにおいてトラップ部の自由端
である後端が上を向いていない状態ではしきい値を高く
し、トラップ部の自由端である後端が上を向いている状
態ではしきい値を低くすることを説明する説明図であ
る。
【図9】(a)乃至(d)は同上のトラップ部を回動し
ている途中でトラップ部がロックした場合におけるロッ
ク解除の順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボウル 2 排水路 3 トラップ部 4 水洗便器 5 外部排水管 6 ケース本体 7 トラップ駆動手段 9 給水手段 10 洗浄スイッチ 15 制御部 33 便座 34 便蓋 35 便座、便蓋開閉駆動手段 36 電源 36a バックアップ用電源 37 便座、便蓋開閉駆動操作スイッチ 38 詰まり除去操作部
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 眞人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西崎 喜弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松下 芳朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB10 2D039 AC03 AD04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウルから延びる排水路にトラップ部を
    配設した水洗便器において、トラップ部は自由端とした
    後端が上下方向に反転自在となり、このトラップ部が外
    部排水管に連通するケース本体内に収容され、トラップ
    部の自由端とした後端を上下方向に反転するためのトラ
    ップ駆動手段を設け、ボウルに給水するための給水手段
    を設け、洗浄スイッチがオンとなると給水手段がオンと
    なってボウルへの給水を行い、トラップ駆動手段を駆動
    してトラップ部の自由端となった後端が下方に回動して
    排水をし、その後トラップ駆動手段を駆動してトラップ
    部の自由端となった後端が上方に回動し、その後ボウル
    内に水を溜めた後に給水手段がオフとなるようにし、水
    洗便器に便座、便蓋を開閉自在とする便座、便蓋開閉駆
    動手段を設けるとともに便座、便蓋開閉駆動手段を操作
    するための便座、便蓋開閉駆動操作スイッチを設け、ト
    ラップ駆動手段と便座、便蓋開閉駆動手段の電源を同一
    電源とし、停電時にトラップ駆動手段、便座、便蓋開閉
    駆動手段を駆動するためのバックアップ用電源を設け、
    洗浄スイッチを操作した上記一連の洗浄動作において、
    便座、便蓋開閉駆動操作スイッチを操作してもトラップ
    部の後端が上向きとなっていない状態ではトラップ駆動
    手段のみの動作が行われ、上記一連の洗浄動作において
    トラップ部の後端が上向きとなっているときには便座、
    便蓋開閉駆動手段による便座、便蓋の開閉を行うように
    制御する制御部を設けて成ることを特徴とする便器装
    置。
  2. 【請求項2】 便座、便蓋開閉駆動手段により便座、便
    蓋の開閉動作を行うに当たり、初めに便座、便蓋開閉駆
    動手段が正転して便座、便蓋を回動し、次に、便座、便
    蓋開閉駆動手段への通電を停止して空走させ、次に、便
    座、便蓋開閉駆動手段を逆転してブレーキをかけ、次
    に、便座、便蓋開閉駆動手段への通電を停止して空走さ
    せ、次に、便座、便蓋開閉駆動手段を正転するように便
    座、便蓋開閉駆動手段を駆動するための制御部を設けて
    成ることを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  3. 【請求項3】 瞬停時に制御部を構成するマイコンがリ
    セットされないように瞬停モードを設け、この瞬停モー
    ドは、トラップ部の自由端である後端が上を向いていな
    い状態ではしきい値を高くし、トラップ部の自由端であ
    る後端が上を向いている状態ではしきい値を低くして成
    ることを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  4. 【請求項4】 トラップ部に汚物が詰まった場合に、ト
    ラップ部の自由端となった後端が下を向くように反転駆
    動させるようにトラップ駆動手段を駆動するための詰ま
    り除去操作部を設けて成ることを特徴とする請求項1記
    載の便器装置。
  5. 【請求項5】 トラップ部の動作中にトラップ部がロッ
    クした際に、ロック時点におけるトラップ部の正規の回
    動方向と反対方向にいったんトラップ部を回動したのち
    再び正規の回動方向にトラップ部を回動するようにトラ
    ップ駆動手段を制御するための制御部を設けて成ること
    を特徴とする請求項1記載の便器装置。
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