JP3427715B2 - 自動排出機構式水洗便器の断水検知方法 - Google Patents

自動排出機構式水洗便器の断水検知方法

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JP3427715B2
JP3427715B2 JP01236198A JP1236198A JP3427715B2 JP 3427715 B2 JP3427715 B2 JP 3427715B2 JP 01236198 A JP01236198 A JP 01236198A JP 1236198 A JP1236198 A JP 1236198A JP 3427715 B2 JP3427715 B2 JP 3427715B2
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眞人 鈴木
靖史 佐藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動排出機構式
水洗便器の断水検知方法に関するものである。さらに詳
しくは、この発明は、断水時に排出動作が入力されても
封水を確保し、ボウルが空になるのを防止することので
きる自動排出機構式水洗便器の断水検知方法に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来より、住宅等のトイレに設置される
水洗便器には、様々な構成と構造を有する各種のものが
提供されているが、その中に、図3及び図4に例示され
る自動排出機構を備えた水洗便器がこの出願の出願人よ
り提案されてもいる(特願平8−67573号、特開平
9−256447号)。 【0003】この自動排出機構式の水洗便器では、モー
タ(1)に接続された回転軸(2)に支持され、自由端
とした終端が上下方向に回転及び反転自在とされた可動
トラップ(3)が、ボウル(4)から延びる排水路
(5)に配設されている。この可動トラップ(3)は、
外部排水管に連通する、シュートと呼ばれるケース体
(6)内に収容されている。このような可動トラップ
(3)は、たとえば蛇腹ホース等の屈曲自在な部材から
形成することができる。 【0004】また、この水洗便器では、リム(7)等に
洗浄水を供給する給水路に電磁弁(8)が配設されても
いる。モータ(1)及び電磁弁(8)は、制御部(9)
に電気的に接続されており、動作制御可能となってい
る。たとえば以上の構成を有する水洗便器では、通常
は、可動トラップ(3)の自由端が上方を向いて配置さ
れ、ボウル(4)の内部にこの自由端までの高さ(給水
ライン)に水が溜められ、封水される。 【0005】用便後に排出動作がスイッチ等を介して入
力されると、電磁弁(8)が開動作し、ここを通じてボ
ウル(4)内に洗浄水が供給される。その後、モータ
(1)が動作し、回転軸(2)が回転して可動トラップ
(3)の自由端を下方に回転させる。この可動トラップ
(3)の自由端の回転にともなってボウル(4)内の汚
物が洗浄水とともに外部排水管に向かって流出し、便器
外に排出される。 【0006】汚物が完全に排出された後には、モータ
(1)により回転軸(2)が逆回転し、可動トラップ
(3)を反転させて初期状態に戻し、再び、ボウル
(4)の内部に給水ラインまで貯水して封水する。そし
て、電磁弁(8)が閉動作する。以上の動作をタイムチ
ャートとして示したのが図5である。このような自動排
出機構式の水洗便器は、従来の水洗便器のように、汚物
排出時に汚物の排出に直接関与せず、サイフォン作用を
起こすためのみに使用される洗浄水を必要としないた
め、節水型であり、また、静音型の水洗便器として注目
されるものである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この節
水化及び静音化に優れた水洗便器ではあっても、機構式
の水洗便器であるが故に、実用化するにあたっては幾つ
かの細かな技術的な問題を解消しなければならないのも
実際である。その一つに断水時の対応が上げられる。 【0008】断水時には、電気系統に異常がない場合に
は、排出動作が入力されると、給水されないのにもかか
わらず、可動トラップ(3)が動作してしまい、汚物は
排出されるものの、ボウル(4)内の貯水も同時に排出
されるため、この後にはボウル(4)は空となり、封水
することができない。これにより、外部排水管内の臭気
が、ケース体(6)及び可動トラップ(3)を通じてト
イレ室内に漏れるおそれがある。 【0009】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、自動排出機構式水洗便器における断
水時の上記問題を解消し、断水時に排出動作が入力され
ても封水を確保し、ボウルが空になるのを防止すること
のできる自動排出機構式水洗便器の断水検知方法を提供
することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、モータに接続された回転軸に支
持されるとともに自由端とした終端が上下方向に回転及
び反転自在とされた可動トラップが、ボウルから延びる
排水路に配設される、かつ、外部排水管に連通するケー
ス体内に収容されており、給水路には電磁弁が配設さ
れ、モータ及び電磁弁が制御部に電気的に接続されて動
作制御される自動排出機構式水洗便器において、電磁弁
の一次側に圧力センサを設け、これを制御部に電気的に
接続し、可動トラップが回転するまでの初期通水時の給
水路内の水圧を圧力センサで検出し、その変化を制御部
で監視して、水圧変化が断水に起因するものと判断され
る時に制御部は断水を検知し、この断水検知に基づいて
可動トラップの回転を制止することを特徴とする自動排
出機構式水洗便器の断水検知方法を提供する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に沿ってこの発明の自
動排出機構式水洗便器の断水検知方法についてさらに詳
しく説明する。図1は、この発明の自動排出機構式水洗
便器の断水検知方法における装置構成の一例を示したブ
ロック図である。 【0012】たとえばこの図1に示すことができるよう
に、この発明の自動排出機構式水洗便器の断水検知方法
では、給水路(10)に配設された電磁弁(8)の一次
側に圧力センサ(11)が設けられる。この圧力センサ
(11)は、水洗便器の制御部(11)に電気的に接続
される。そして、圧力センサ(11)で、図5のタイム
チャートに示した初期通水時の給水路(10)内の水圧
を検出し、その変化を制御部(9)で監視する。水圧変
化が断水に起因するものと判断される時には、制御部
(9)は断水を検知する。同時に、制御部(9)は、こ
の断水検知に基づいて、図3及び図4に示した可動トラ
ップ(3)の回転を制止する。 【0013】初期通水時の給水路(10)内の水圧は、
たとえば図2の圧力センサの波形図に示すことができ
る。この図2に示したように、可動トラップ(3)が回
転するまでの初期通水時の給水路(10)内の水圧は、
断水時には水流が途絶えることから、通常時より大きく
変化する。したがって、初期通水時の給水路(10)内
の水圧を検出し、これを監視することで通常時か断水時
かを判別することができるのである。判別は、制御部
(9)に、たとえば、電磁弁(8)開放後の給水路(1
0)内の水圧を閾値として通常時及び断水時の両方につ
いて入力したり、あるいは、電磁弁(8)の開放前後の
水圧の変化量を閾値として通常時及び断水時の両方につ
いて入力しておき、圧力センサ(11)で検出される水
圧の変化に対比させることにより行うことができる。通
常時及び断水時の給水路(10)内の水圧は、たとえ
ば、使用する水道圧、水洗便器の洗浄水量等に応じて適
宜に定まる。 【0014】こうして、この発明の自動排出機構式水洗
便器の断水検知方法では、断水検知を確実に行うことが
でき、この断水検知に基づいて可動トラップ(3)の回
転を制止することにより、断水時に排出動作が入力され
ても可動トラップ(3)は回転せず、その自由端を上方
を向いたままの状態に保持することができる。ボウル
(4)の内部には、図4に示した所定の給水ラインにま
で水を溜めることができ、封水は確保され、ボウル
(4)が空になることはない。断水時に懸念されるトイ
レ室内への外部排水管内の臭気の拡散流出が防止され
る。 【0015】なお、可動トラップ(3)の回転の制止
は、たとえば制御部(9)において、入力された排出動
作をキャンセルしたり、排出動作の入力を受け付けなく
するなどにより行うことができる。また、可動トラップ
(3)の回転が制止された上記状態では、汚物の自動排
出は不可能であるが、たとえば、バケツに汲みおいた水
をボウル(4)内に投入することで、汚物を投入した水
とともに可動トラップ(3)を越えてケース体(6)内
に押し流すことができ、便器外に排出することができ
る。この後にもボウル(4)内部に貯水して封水を確保
することができる。 【0016】もちろんこの発明は、以上の実施形態によ
って限定されるものではない。電磁弁、圧力センサ及び
制御部の構成及び構造等の細部については様々な態様が
可能であることは言うまでもない。 【0017】 【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、断水時に排出動作が入力されても封水が確保さ
れ、ボウルが空になるのが防止される。断水時に排出動
作が行われることにより懸念される、トイレ室内への外
部排水管内の臭気の拡散流出という問題が解消される。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の自動排出機構式水洗便器の断水検知
方法における装置構成の一例を示したブロック図であ
る。 【図2】圧力センサの波形図である。 【図3】自動排出機構式水洗便器を示した断面図であ
る。 【図4】自動排出機構式水洗便器を示した断面図であ
る。 【図5】自動排出機構式水洗便器の動作のタイムチャー
トである。 【符号の説明】 1 モータ 2 回転軸 3 可動トラップ 4 ボウル 5 排水路 6 ケース体 7 リム 8 電磁弁 9 制御部 10 給水路 11 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−256447(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 5/012 E03D 5/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 モータに接続された回転軸に支持される
    とともに自由端とした終端が上下方向に回転及び反転自
    在とされた可動トラップが、ボウルから延びる排水路に
    配設され、外部排水管に連通するケース体内に収容され
    ており、給水路には電磁弁が配設され、モータ及び電磁
    弁が制御部に電気的に接続されて動作制御される自動排
    出機構式水洗便器において、電磁弁の一次側に圧力セン
    サを設け、これを制御部に電気的に接続し、可動トラッ
    プが回転するまでの初期通水時の給水路内の水圧を圧力
    センサで検出し、その変化を制御部で監視して、水圧変
    化が断水に起因するものと判断される時に制御部は断水
    を検知し、この断水検知に基づいて可動トラップの回転
    を制止することを特徴とする自動排出機構式水洗便器の
    断水検知方法。
JP01236198A 1998-01-26 1998-01-26 自動排出機構式水洗便器の断水検知方法 Expired - Lifetime JP3427715B2 (ja)

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