JP2007291706A - 水洗便器 - Google Patents
水洗便器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007291706A JP2007291706A JP2006120136A JP2006120136A JP2007291706A JP 2007291706 A JP2007291706 A JP 2007291706A JP 2006120136 A JP2006120136 A JP 2006120136A JP 2006120136 A JP2006120136 A JP 2006120136A JP 2007291706 A JP2007291706 A JP 2007291706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- flush toilet
- switch
- movable trap
- rotated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
【課題】断水モードであっても可動トラップを排水位置に回動させることでボウル部内の汚物を排出できるようにして、緊急避難的に使用が可能となるようにした水洗便器を提供する。
【解決手段】断水検出センサー32が断水を検出した時に、洗浄スイッチ29のオン操作で電動モータ23を駆動させない断水モードが設けられている水洗便器であっても、断水動作モードを設けることで、断水動作モードスイッチ30のオン操作後の洗浄スイッチ29のオン操作で、電動モータ23で可動トラップ17を封水位置Uから排水位置Dに回動させた後に、封水位置Uに回動させて停止させることにより、給水が無いもののボウル部12内の汚物が可動トラップ17から排出可能になるので、断水時のような場合でも水洗便器10の使用が緊急避難的にできるようになる。
【選択図】図4
【解決手段】断水検出センサー32が断水を検出した時に、洗浄スイッチ29のオン操作で電動モータ23を駆動させない断水モードが設けられている水洗便器であっても、断水動作モードを設けることで、断水動作モードスイッチ30のオン操作後の洗浄スイッチ29のオン操作で、電動モータ23で可動トラップ17を封水位置Uから排水位置Dに回動させた後に、封水位置Uに回動させて停止させることにより、給水が無いもののボウル部12内の汚物が可動トラップ17から排出可能になるので、断水時のような場合でも水洗便器10の使用が緊急避難的にできるようになる。
【選択図】図4
Description
本発明は、可動式排出機構を備えた水洗便器に関する。
従来、図7(a)(b)に示すように、ボウル部1の排水路2に接続された可動トラップ3が略上向きの封水位置Uと略下向きの排水位置Dとに反転回動される可動式排出機構4を備えた水洗便器5がある(特許文献1参照)。
そして、ケース7内で可動トラップ3が排水位置Dに下向き回動されることで、ボウル部1内の汚物は、洗浄水とともに可動トラップ3の排出口3aから外部排出管6に排出されるようになる。
特許文献1の技術は、断水が発生している断水モードでは、可動トラップ3を封水位置Uに復帰させることで封水が破れないようにして、臭気等が上がらないようにしている。
特開2002−47717号公報
しかしながら、断水が長時間に亘って発生しているような場合、やむを得ず別の使用者が用を足し終わって洗浄スイッチをオンしても、可動トラップ3が排水位置Dに回動しないので、ボウル部1内の汚物が排出されないという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、断水モードであっても可動トラップを排水位置に回動させることでボウル部内の汚物を排出できるようにして、緊急避難的に使用が可能となるようにした水洗便器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、洗浄スイッチのオン操作で、ボウル部の排水路に接続された可動トラップが略上向きの封水位置から略下向きの排水位置に回動された後に、封水位置に復帰して停止するように、電動モータで反転駆動されるようにした可動式排出機構を備える一方、断水検出センサーが断水を検出した時に、洗浄スイッチのオン操作で電動モータを駆動させない断水モードを設けた水洗便器において、断水動作モードスイッチを設けて、断水動作モードスイッチのオン操作後の洗浄スイッチのオン操作で、電動モータで可動トラップを封水位置から排水位置に回動させた後に、封水位置に回動させて停止させる断水動作モードを設けたことを特徴とする水洗便器を提供するものである。
請求項2のように、断水モード時に、断水モードを報知する報知手段を設けた構成とすることが好ましい。
請求項3のように、前記洗浄スイッチは、断水動作モードスイッチを兼ねている構成とすることができる。
請求項4のように、断水解除時に、給水量を通常動作時よりも増加させなから、可動トラップが封水位置から排水位置に回動された後に、封水位置に復帰して停止する給水復帰動作を行うように制御する構成とすることが好ましい。
請求項5のように、断水解除後、規定回数だけ給水復帰動作を繰り返すように制御する構成とすることが好ましい。
本発明によれば、断水検出センサーが断水を検出した時に、洗浄スイッチのオン操作で電動モータを駆動させない断水モードが設けられている水洗便器であっても、断水動作モードを設けることで、断水動作モードスイッチのオン操作後の洗浄スイッチのオン操作で、電動モータで可動トラップを封水位置から排水位置に回動させた後に、封水位置に回動させて停止させるようにできる。これにより、給水が無いもののボウル部内の汚物が可動トラップから排出可能になるので、断水時のような場合でも水洗便器の使用が緊急避難的にできるようになる。
請求項2によれば、報知手段で断水モードを報知するので、使用者は、水洗便器の使用前にバケツ等で水の準備ができるようになる。
請求項3によれば、洗浄スイッチが断水動作モードスイッチを兼ねているので、断水動作モードスイッチを省略できてコスト安になる。
請求項4によれば、断水解除時に、給水量を通常動作時よりも増加させることにより、断水動作モードでは給水が無いので、ボウル部、可動トラップ、外部排出管における汚物の排出性が劣ることから、これらの内部に残った汚物を強制的に排出させることができる。
請求項5によれば、給水復帰動作が断水解除時の1回だけでは、ボウル部等の内部に残った汚物を完全に排出させることができない場合があることから、断水が解除され後も、規定回数(例えば2〜5回)だけ給水復帰動作を繰り返すことで、汚物を完全に排出させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)(b)に示すように、水洗便器10は、スカート部11とボウル部12とリム部13とで構成されて、リム部13の上面部分には、開閉可能な蓋14が取り付けられている。
スカート部11内にはケース15が設けられて、このケース15内で、ボウル部12の排水路16に接続された可動トラップ17が略上向きの封水位置Uと略下向きの排水位置D〔図2(a)参照〕とに反転回動されるようになる。可動トラップ17は、屈曲可能なジャバラ状に形成されている。
ケース15の側壁を水密に貫通する駆動軸18が設けられ、ケース15の内部において、駆動軸18と可動トラップ17の排出口17aとがリンク19で連結されるとともに、ケース15の外部において、駆動軸18に電動モータ(図3参照)23が連結されている。ここで、可動トラップ17、駆動軸18、リンク19、電動モータ23等は、可動式排出機構22を構成する。
そして、図1(a)の状態から水洗便器5の使用者が洗浄スイッチ29(図3参照)をオン操作すると、図1(b)のように、電磁弁20が開いてボウル部12の内部に洗浄水が供給され(矢印a参照)、次いで図2(a)のように、電動モータ23の正転により、駆動軸18を介してリンク19が時計回り回動されると、リンク19に連動して可動トラップ17が封水位置Uから排水位置Dに回動されることで、ボウル部12内の汚物は、洗浄水とともに可動トラップ17の排出口17aから外部排出管21に排出されるようになる。
その後、図2(b)のように、電動モータ23の逆転により、駆動軸18を介してリンク19が反時計回り回動されると、リンク19に連動して可動トラップ17が排水位置Dから封水位置Uに回動され、次いでボウル部12の内部の給水ラインまで洗浄水が供給されると、電磁弁20が閉じて洗浄水の供給が停止されることで、図1(a)の状態に戻るようになる。
図3は、水洗便器10に対して設けられた制御システムであって、便所内には、使用者が操作可能な操作パネル26が取り付けられ、操作パネル26の操作面には、液晶表示部(報知手段)27、スピーカー(報知手段)28、洗浄スイッチ29、断水動作モードスイッチ30等が設けられている。
また、操作パネル26の内部には、制御ユニット31が設けられ、この制御ユニット31には、電磁弁20、電動モータ23,断水検出センサー32等が接続されているとともに、液晶表示部(報知手段)27、スピーカー(報知手段)28、洗浄スイッチ29,断水動作モードスイッチ30等が接続されている。
そして、図6のフローチャートに示すように、ステップS1で洗浄スイッチ29をオンすると、ステップS2で、「給水あり」かどうか(断水検出センサー32で断水が検出されないで、電磁弁20から給水されているかどうか)を判断し、YESであれば、ステップS3で、可動トラップ17が封水位置Uから排水位置Dに回動された後、排水位置Dから封水位置Uに回動されるという通常動作が行われる。また、ステップS2でNOであれば、「給水なし」、つまり断水モードであるから、ステップS4で、操作パネル26の液晶表示部27やスピーカー28で断水を報知するとともに、洗浄スイッチ29をオンしても可動トラップ17の通常動作が行われなくなる。
前述の特許文献1では、ステップS1〜4のように、断水が発生している断水モードでは、ステップS1で洗浄スイッチ29をオンしても、可動トラップ17を封水位置Uから排水位置Dに回動させないようにすることで封水が破れないようにして、臭気等が上がらないようにしている。
しかしながら、断水が長時間に亘って発生しているような場合、やむを得ず別の使用者が用を足し終わって洗浄スイッチ29をオンしても、可動トラップ17が排水位置Dに回動しないので、ボウル部12内の汚物が排出されない、つまりボウル部12内に汚物が溜まることで、水洗便器5の使用ができなくなるという不具合がある。
そこで、本実施形態では、以下のようなステップで、ボウル部12内の汚物を排出することが可能となる。
すなわち、操作パネル26の液晶表示部27やスピーカー28で断水が報知されている断水モードにおいては、使用者は、水洗便器10の使用前にバケツ35等(図5参照)で水の準備ができるようになる。
そして、ステップS5で、断水動作モードスイッチ30をオンすると、ステップS6で、断水動作モードに切り替わり、ステップS7で、洗浄スイッチ29をオンすると、ステップS8で、「給水あり」かどうかを判断し、NOであれば、「給水なし」、つまり断水モードが継続しているから、ステップS9で、図4(a)のように、可動トラップ17が封水位置Uから排水位置Dに回動された後、図4(b)のように、排水位置Dから封水位置Uに回動されるという断水用動作が行われる。
これにより、給水が無いもののボウル部12部内の汚物が可動トラップ17から排出可能になるので、断水時のような場合でも水洗便器10の使用が緊急避難的にできるようになる。
図4(b)のように、可動トラップ17が排水位置Dから封水位置Uに回動されても、給水が無いことから、臭気等が上がるおそれがある。
そこで、ステップS10で、操作パネル26の液晶表示部27等で溜水不足(断水モード)が報知されるので、図5のように、使用者は、使用前に準備したバケツ35等の水を、使用後にボウル部12に給水することで、可動トラップ17に溜水を補給して臭気等が上がってくることを回避することができる。また、可動トラップ17に溜水分を給水するだけであるので、バケツ35等による給水量が少なくて済み、使用者の負担が軽減するようになる。
また、バケツ35等による給水の結果、溜水不足が解消されて溜水不足が報知されなくなっても、断水状態は続いているので、ステップS11で、操作パネル26の液晶表示部27やスピーカー28で断水を報知し続けることになる。
なお、ステップS5で、断水動作モードスイッチ30がオフのままであると、ステップS12で、操作パネル26の液晶表示部27やスピーカー28で断水を報知し続けることになる。
一方、ステップS7で、洗浄スイッチ29をオンした時点で断水が解消されている時には、ステップS8で、「給水あり」のYESと判断し、ステップS13で、電磁弁20からの給水量を通常動作時よりも増加させながら、可動トラップ17が封水位置Uから排水位置Dに回動された後に、封水位置Uに復帰する給水復帰動作が行われる。ここで、給水量を通常動作時よりも増加させるのは、断水動作モードでは、給水が無いので、ボウル部12、可動トラップ17、外部排出管21における汚物の排出性が劣ることから、これらの内部に残った汚物を強制的に排出させるためである。
また、ステップS13の給水復帰動作が1回だけでは、これらの内部に残った汚物を完全に排出させることができない場合があることから、断水が解除された後も、規定回数(例えば2〜5回)だけ給水復帰動作を繰り返すように、制御ユニット31にプログラムされている。
前記実施形態では、洗浄スイッチ29とは別に断水動作モードスイッチ30を設けたが、断水動作モードスイッチ30を省略して、洗浄スイッチ29を例えば2度押しした時に、断水動作モードに切り替わるようにすることもできる。
10 水洗便器
12 ボウル部
15 ケース
16 排水路
17 可動トラップ
20 電磁弁
21 外部排出管
22 可動式排出機構
23 電動モータ
26 操作パネル
27 液晶表示部(報知手段)
28 スピーカー(報知手段)
29 洗浄スイッチ
30 断水動作モードスイッチ
31 制御ユニット
32 断水検出センサー
D 排水位置
U 封水位置
12 ボウル部
15 ケース
16 排水路
17 可動トラップ
20 電磁弁
21 外部排出管
22 可動式排出機構
23 電動モータ
26 操作パネル
27 液晶表示部(報知手段)
28 スピーカー(報知手段)
29 洗浄スイッチ
30 断水動作モードスイッチ
31 制御ユニット
32 断水検出センサー
D 排水位置
U 封水位置
Claims (5)
- 洗浄スイッチのオン操作で、ボウル部の排水路に接続された可動トラップが略上向きの封水位置から略下向きの排水位置に回動された後に、封水位置に復帰して停止するように、電動モータで反転駆動されるようにした可動式排出機構を備える一方、断水検出センサーが断水を検出した時に、洗浄スイッチのオン操作で電動モータを駆動させない断水モードを設けた水洗便器において、
断水動作モードスイッチを設けて、断水動作モードスイッチのオン操作後の洗浄スイッチのオン操作で、電動モータで可動トラップを封水位置から排水位置に回動させた後に、封水位置に回動させて停止させる断水動作モードを設けたことを特徴とする水洗便器。 - 断水モード時に、断水モードを報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗便器。
- 前記洗浄スイッチは、断水動作モードスイッチを兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の水洗便器。
- 断水解除時に、給水量を通常動作時よりも増加させなから、可動トラップが封水位置から排水位置に回動された後に、封水位置に復帰して停止する給水復帰動作を行うように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水洗便器。
- 断水解除後、規定回数だけ給水復帰動作を繰り返すように制御することを特徴とする請求項4に記載の水洗便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120136A JP2007291706A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 水洗便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120136A JP2007291706A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 水洗便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007291706A true JP2007291706A (ja) | 2007-11-08 |
Family
ID=38762588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006120136A Pending JP2007291706A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 水洗便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007291706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013028956A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Toto Ltd | 便器装置 |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006120136A patent/JP2007291706A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013028956A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Toto Ltd | 便器装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009249819A (ja) | トイレ装置 | |
JP2008174944A (ja) | 水洗大便器 | |
JP2008267001A (ja) | ターントラップ式水洗便器 | |
JP2007291706A (ja) | 水洗便器 | |
JP3514097B2 (ja) | 水洗便器 | |
JP2008267002A (ja) | ターントラップ式水洗便器 | |
JP2006200266A (ja) | 便器装置 | |
JP4736975B2 (ja) | 水洗便器 | |
JP3511932B2 (ja) | 便器における断水検知装置 | |
KR101198900B1 (ko) | 비데의 제어방법 및 워터햄머 방지방법 | |
JP2022011026A (ja) | 洋風便器装置および便座装置 | |
JP7482428B2 (ja) | 便器装置 | |
JP6749581B2 (ja) | 水洗大便器装置 | |
JP2009155871A (ja) | 仮設トイレ | |
JP7432113B2 (ja) | 水洗大便器 | |
JP4188272B2 (ja) | 便器装置 | |
WO2022050194A1 (ja) | 便器装置および便座装置 | |
WO2022030257A1 (ja) | 便器装置および便座装置 | |
JP3427715B2 (ja) | 自動排出機構式水洗便器の断水検知方法 | |
JP2006045775A (ja) | 便器洗浄方法及び便器洗浄装置 | |
JP5507899B2 (ja) | 仮設トイレ | |
TW200823338A (en) | Circulating flush toilet for men | |
JP6497610B2 (ja) | 便器装置 | |
JP4352553B2 (ja) | 強制圧送装置付き便器システム | |
JP2011074689A (ja) | 洗落し式水洗便器 |