JP2014114678A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時において、使い勝手の良い便器装置を提案する。
【解決手段】本発明は、ボウル部を有する便器本体1と、便器本体1の外部に設ける電池9内蔵型の遠隔操作機器8aとを備え、便器本体1が遠隔操作機器8aからの指示に応じて封水状態と排水状態とを切り替える便器装置であって、便器本体1は、その内部に設ける内部機器3として、前記封水状態と前記排水状態とに切り替えるトラップ部4と、トラップ部4の駆動部42に外部電源8の電力を供給する第1給電部6と、電池9が脱着自在でその装着時に電池9の電力を駆動部42に供給する第2給電部7とを備え、第2給電部7は、遠隔操作機器8aの電池9(91)又は電池9(91)と同形の電池9(92)が脱着自在なホルダー71と、電池9から駆動部42への給電とその停止とを切り替える切替部72とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔操作機器からの指示に応じて封水状態と排水状態とを切り換える便器装置に関する。
特許文献1には、モータの駆動によって、トラップ筒を回動させて、ボウル部内を、封水状態と排水状態とを切り替える便器装置が開示されている。この便器装置では、停電等での外部電源からの給電停止時用に、トラップ筒を手動で回動させるハンドルが設けてある。
特開2009−263994公報
ところで、特許文献1等の便器装置では、外部電源の停止時(停電時)に、ハンドルを介した手動操作によって、トラップ筒を回動させて、封水状態と排水状態とを切り替える。このとき、トラップ筒は、便器本体の外殻に覆われているため、その姿(姿勢)を利用者が視認することが困難である。そして、従来の便器装置では、前記ハンドルがボウル部より後方の部位の側面に設けてあるため、利用者が前記ハンドルを視認しながら回すことが難しく、規定の操作量(回転量)で操作することが困難である。このため、従来の便器装置は、前記操作量に過剰や不十分を生じ易く、これによってトラップ筒や駆動部に支障をきたしたり、排水状態や封水状態の規定の位置(駆動部での駆動時の位置)に位置せずに、排水や貯水(封水)に支障をきたしたり等する恐れがある。また、従来の便器装置では、過剰や不十分等で前記操作量にムラを生じ易いため、例えば停電が長引いた際等に、この操作量のムラの蓄積等によって、前記規定の位置への配置(回動)が更に困難になる恐れがある。このように、従来の便器装置では、前記停電時において、利用者の使い勝手があまり良くないという問題がある。
そこで、前記事情を鑑みて、本発明は、前記停電時において、使い勝手の良い便器装置を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、ボウル部を有する便器本体と、この便器本体の外部に設ける電池内蔵型の遠隔操作機器とを備え、前記便器本体が前記遠隔操作機器からの指示に応じて封水状態と排水状態とを切り替える便器装置であって、前記便器本体は、その内部に設ける内部機器として、前記封水状態と前記排水状態とに切り替えるトラップ部と、このトラップ部の駆動部に外部電源の電力を供給する第1給電部と、電池が脱着自在でこの電池の装着時においてこの電池の電力を前記駆動部に供給する第2給電部とを備え、前記第2給電部は、前記電池として前記遠隔操作機器の電池又はこの電池と同形の電池が脱着自在なホルダーと、前記電池の装着時においてこの電池から前記駆動部への給電とその停止とを切り替える切替部とを備えるものであることを特徴とする。
また、前記内部機器として、前記ボウル部に水を供給する給水経路と、この給水経路の通水・止水を切り替える給水弁とを備え、前記第2給電部は、前記給水弁にも給電するものであることが好ましい。
また、前記内部機器として、前記駆動部の駆動を制御する制御部を備え、前記第2給電部は、前記制御部にも給電するものであることが好ましい。
また、前記内部機器として、前記ホルダーに装着された前記電池の電力量を検知する検知部を備え、前記制御部は、前記検知部で検知された前記電力量が閾値以下の場合に、前記排水状態に保持する時間を、前記電力量が前記閾値を超過する場合に比べて、短くする制限を行うものであることが好ましい。
本発明は、第2給電部を備えたことで、例えば、外部電源の停止時(停電時)等に、第2給電部に電池を装着させて、この電池の電力を用いて、トラップ部の駆動部を駆動させることができる。このため、本発明は、前記停電時にあっても、駆動部を駆動させて、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。そして、本発明は、第2給電部の電池として、遠隔操作機器の電池を用いることができる。このため、本発明は、遠隔操作機器の電池をホルダーに取り付けることで、例えば、前記停電時等に、便器装置を設置したトイレルームから利用者が出なくても、第2給電部で駆動部を駆動可能な状態にすることができる。このように、本発明は、停電時等における便器装置の使い勝手を良くし易くすることができる。
実施形態の便器装置の回路図である。 (a)は便器本体の上カバー閉成状態の斜視図であり、(b)は上カバー開成状態における箱体の天面部周辺の拡大図である。 便器本体の一部を簡略化した断面図である。 変形例の便器装置の回路図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態の便器装置は、使用者が着座して使用する椅子型の便器、所謂洋式便器である。便器装置は、図3に示すように、ボウル部11を有した便器本体1と、ボウル部11の上方に載置可能な便座12及び便蓋13と、便器本体1外部に設けた外部機器8とを備える。便器本体1は、例えばトイレルーム等の床面に固定される。また、便座12及び便蓋13は、便器本体1上の一端部に枢支される。
以下、前後方向は、利用者が便器装置に着座した状態から見た方向で定義する。すなわち、以下の説明では、便器本体1において、便座12や便蓋13を連結した部分(便器本体1上の前記一端部)から、ボウル部11側に向かう方向を、前方として定義する。そして、以下の説明では、便器本体1において、ボウル部11から、前記便座12や便蓋13を連結した部分(便器本体1上の前記一端部)側に向かう方向を、後方として定義する。
便器本体1は、ボウル部11を有する外殻2と、床面に載置・固定されるフレーム14と、外殻2より内側(便器本体1内部)に設けられた内部機器3とを備える。フレーム14には、外殻2が取り付けられる。このため、外殻2は、フレーム14を介して床面に支持される。そして、外殻2は、図2や図3に示すように、その前部を形成する前パーツ2aと、外殻2の後部を形成する後パーツ2bとを備える。言い換えると、便器本体1は、その前部の外殻2が前パーツ2aで形成され、前部より後方に位置する後部の外殻2が後パーツ2bで形成される。
前パーツ2aは、ボウル部11と、ボウル部11の上方に配置されるリム部21と、ボウル部11及びリム部21の外周を覆うスカートとで形成される。ボウル部11は、上方に開口した椀状となっている。ボウル部11の底部には、筒部11aが形成されている。筒部11aは、ボウル部11の底部から後外方に突出しており、後方に開口する。ボウル部11の開口縁(上端縁)には、リム部21が一体に設けてある。リム部21は、その前部上面が、便座12を載置するための便座載置面となっている。スカート部22は、リム部21及びボウル部11の外側に配置される。そして、スカート部22は、ボウル部11を囲むようにして設けてある。このため、スカート部22は、便器本体1の前側の側壁となっている。
後パーツ2bは、内部機器3を覆っている。言い換えると、内部機器3は、便器本体1内部において、後パーツ2bで外殻2の形成された前記後部側に配置される。そして、後パーツ2bは、内部機器3の側方(左右)を夫々覆う二つのサイドカバー24と、内部機器3の後方を覆う後カバー25と、内部機器3の上方を覆う箱体27と、箱体27の天面部27aを覆う開閉自在の上カバー26とで形成される。そして、便器本体1の後部側の内部(後パーツ2bで囲まれた空間)には、図3に示すように、仕切り板15が設けてあり、この後部側の内部(前記空間)は、仕切り板15によって、上方空間と下方空間とに区画される。この上方空間は、仕切り板15の上面側の空間であり、例えば、仕切り板15と箱体27とで囲まれた空間となっている。下方空間は、仕切り板15の下面側の空間であり、例えば、仕切り板15とサイドカバー24と後カバー25とで囲まれた空間となっている。
各サイドカバー24は、スカート部22の後方に設けてあり、スカート部22の後端に連続して取り付けられる。このため、外殻2の各側面は、サイドカバー24及びスカート部22で夫々形成される。そして、各サイドカバー24は、脱着自在となっており、取り外すことで、一部の内部機器3を露出させることができる。後カバー25は、両サイドカバー24の後端の間に亘って設けてあり、外殻2の背面を形成する。
箱体27は、下方に開口した矩形の箱状となっている。そして、箱体27の両側面部の下端は、サイドカバー24に当接され、箱体27の前面部の下端は、リム部21の後端上部に当接され、箱体27の後面部の下端は、後カバー25の上端に当接される。このため、内部機器3のうち、箱体27内部に配置された一部機器は、ボウル部11や前記便座載置面に比べて、後方で且つ上方に位置する。
更に、箱体27は、上方を閉塞した天面部27aを有しており、天面部27aは、その上面が上カバー26によって覆われる。上カバー26は、例えば板状に形成されており、後端が天面部27aの後端に回動自在で取り付けてある。このため、上カバー26は、前記後端を支点として上下に回動させることで、図2に示すように、天面部27a(その上面)を覆う閉成状態と、天面部27a(その上面)を開放する開成状態とに切り替わる。
また、便器装置は、図3に示すように、内部機器3として、ボウル部11に水を供給する給水経路31と、ボウル部11内の水を排出する排水経路34と、電装機器33とを備える。給水経路31は、例えば、前記下方空間の上部と前記上方空間とに亘って配置される。排水経路34は、例えば、前記下方空間に配置されており、給水経路31より下方に位置する。電装機器33は、例えば、前記上方空間に配置される。
給水経路31の上流端は、便器本体1(サイドカバー24後部或いは後カバー25)から外方に突出する。そして、この上流端は、外部の水道管(図示せず)に接続してあり、水道圧によって、この水道管から給水経路31に前記水が流入される。給水経路31の下流端は、ボウル部11の上端部に配置してあり、ボウル部11内に臨ませて設けてある。そして、この下流端は、水道管から給水経路31に流入した水を、ボウル部11内に吐出する。このため、給水経路31の前記下流端は、ボウル部11洗浄用の吐出口31aになっている。
更に、給水経路31の途中には、給水経路31を開閉する給水弁32が設けてある。給水経路31は、給水弁32を開成させることで、通水状態になり、給水弁32を閉成させることで、止水状態になる。言い換えると、給水経路31は、給水弁32の開閉によって、ボウル部11への吐水とその停止とが切り替わる。そして、給水弁32の開閉の切替は、内部機器3の一つである制御部51(詳細は後述する)によって、制御される。
排水経路34は、筒部11aの下流端に設けたトラップ部4と、外部の排水管(図示せず)に接続された排出部(図示せず)とを備える。そして、排水経路34は、ボウル部11の水等を、筒部11aからトラップ部4を介して前記排出部に流し、この排出部から前記排水管に排出する。
トラップ部4は、図3に示すように、弾性変形可能なトラップ筒41と、トラップ筒41の後方側の部位を収納したトラップ室(不図示)と、トラップ筒41の後方側の先端を上下に回動(上下動)させる駆動部42(図1参照)とを備える。
トラップ筒41は、その前方側の先端が筒部11aに連通接続される。また、トラップ筒41は、その後方側の先端が駆動部42によって上下動されることで、前記後方側の先端を上方に向けた姿勢と、前記後方側の先端を下方或いは後下方に向けた姿勢とに切り替わる。
そして、トラップ筒41は、前記後方側の先端を上方に向けた姿勢となることで、トラップ部4にトラップ構造を形成する。これによって、便器装置は、給水経路31からの水やバケツ等で外部から利用者が持ち込んだ水等をボウル部11に貯留可能な封水状態となる。そして、便器装置は、この封水状態において、ボウル部11に水を貯留することで、前記排出部側の臭い等のボウル部11側への流入を抑制することができる。
また、トラップ筒41は、前記後方側の先端を下方或いは後下方に向けた姿勢となることで、この後方側の先端が排出部に連通する。これによって、便器装置は、ボウル部11の水(封水)を例えば汚物等と共に排出部に排出可能な排水状態となる。
すなわち、トラップ部4は、トラップ筒41の上下動によって、封水状態(図3に示す状態)と排水状態とに切替可能な所謂回動式(ターントラップ方式)のトラップ装置となっている。以下の説明では、トラップ筒41において、前記封水状態となる姿勢を、封水姿勢とし、前記排水状態となる姿勢を、排水姿勢とする。
駆動部42は、その駆動が制御部51によって、制御される。言い換えると、トラップ部4は、制御部51によって封水状態と排水状態との切替(トラップ筒41の上下動)が制御される。
例えば、駆動部42は、駆動時に、位置検知信号を制御部51に出力しており、この位置検知信号は、例えば、トラップ筒41の前記後方側の先端の上下における位置情報となっている。このため、制御部51は、この位置検知信号に応じて、駆動部42の回動やその停止、或いは回動方向の切替等の制御を行うことで、トラップ筒41に封水姿勢と排水姿勢とを切替させる。
また、トラップ部4は、前記トラップ室の外側面に、所謂手動回動用のハンドル(図示せず)が設けてある。トラップ部4は、前記ハンドルを回転させることで、駆動部42を駆動させなくても、トラップ筒41を上下動させることができる。そして、前記ハンドルは、サイドカバー24を外すことで、露出させることができて、この状態で回転操作が可能となる。
便器装置は、図1に示すように、電装機器33として、給水弁32や駆動部42を制御する制御部51と、制御部51及び駆動部42の電源となる給電部53と、給電部53の電力を制御部51及び駆動部42に送電する第1送電部52とを備える。そして、便器装置は、給電部53として、商用電源等の外部電源64と電気的に接続することで給電部53として機能する第1給電部6と、第1給電部6(外部電源64)の代りに駆動部42の電源として利用可能な第2給電部7(詳細は後述する)とを備える。
第1給電部6は、外部電源64と電気的に接続可能な接続部61と、接続部61を介して外部電源64の電力を第1送電部52に送電する第2送電部63とを備える。第2送電部63には、第1回路部62が設けてある。第1回路部62は、例えば、外部電源64(商用電源)からの交流の電力を直流の電力に変換する変換部を有しており、この変換部は、例えば、スイッチング回路やトランス等となっている。そして、この変換部で変換等された(第1回路部62を介した)前記電力は、第2送電部63から第1送電部52を介して、制御部51及び駆動部42に供給される。
このため、第1給電部6は、直流の電力を制御部51及び駆動部42に供給する。更に、第1給電部6は、第2送電部63を介して、前記直流の電力を給水弁32に供給しており、この電力によって給水弁32が開閉駆動する。なお、第1回路部62は、前記変換部のみに限らず、整流部等を有してもよい。
また、第1給電部6は、接続部61と外部電源64との電気的な接続を切る(解除する)ことで、外部電源64から第1送電部52(制御部51、駆動部42)及び給水弁32への給電を停止することができる。
外部機器8は、便器本体1の外部に設けてあり、例えば便器本体1を設けたトイレルームの壁面等に取り付けられる。そして、外部機器8は、内部機器3と電源が異なる機器となっている。この電源は、電池9で形成されており、電池9は、例えば、乾電池となっている。
詳しくは、外部機器8が、電池9を脱着自在で収納する収納部81と、収納部81に収納した電池9からの電力によって作動する作動部82とを有する。このため、外部機器8は、電源内蔵型の機器となっている。
例えば、外部機器8は、電池内蔵型の遠隔操作機器8aとなっている。遠隔操作機器8aは、作動部82として、前記排水動作を行わせるための操作部82aと、操作部82aでの操作結果を制御部51に伝達する通信部82bとを有する。操作部82a及び通信部82bは、収納部81の電池9を前記電源として作動する。
操作部82aは、利用者に操作されることで、前記排水動作を行わせる指令等の操作結果を、通信部82bに出力する。通信部82bは、前記操作結果(例えば指令信号)を、無線通信や有線通信等で、制御部51に出力する。これによって、制御部51は、前記操作結果に基づき、前記排水動作や、駆動部42の駆動の開始や、給水弁32の開閉等の制御を行う。
第2給電部7は、電池9が脱着自在なホルダー71と、ホルダー71に電池9を装着させた際に電池9から第1送電部52に送電する第3送電部76とを備える。第3送電部76には、ホルダー71に装着された電池9から第1送電部52への送電のオン・オフを切り替える切替部72と、前記装着された電池9の電力量を検知する検知部74と、第2回路部73とが設けてある。
切替部72は、切替操作部(図示せず)を操作することで、前記送電のオン・オフを切り替える。言い換えると、切替部72は、第3送電部76の通電とその停止とを切り替える。前記切替操作部は、例えば、天面部27aに設けてあり、前記切替操作部は、上カバー26で天面部27aを覆うことで、隠蔽可能となっている。
第2回路部73及び検知部74は、第3送電部76において、切替部72と第1送電部52との間に設けてある。このため、第2回路部73及び検知部74は、切替部72によって送電がオンの状態(第3送電部76を前記通電とした状態)で、前記装着された電池9からの電力が印可される。そして、第2回路部73及び検知部74は、切替部72によって送電がオフの状態(第3送電部76を前記停止とした状態)で、前記装着された電池9からの電力が印可されない。このため、便器装置は、前記送電がオフの状態において、第2回路部73や検知部74による前記装着された電池9の電力消費(この電池9の消耗)を抑制することができる。
検知部74は、例えば、前記電力量として、電池9の電圧(電池電圧)を検知する。すなわち、検知部74は、例えば、前述の通り、前記送電がオンの状態(前記通電とした状態)でのみ、前記電池電圧を検知する。そして、検知部74の検知結果(検知した電池電圧)は、例えば電圧検知信号として、制御部51に入力されており、この電圧検知信号は、前記検知結果(電池電圧の値)に応じて変動する。
第2回路部73は、第3送電部76において、検知部74より第1送電部52側に設けてある。第2回路部73は、例えば、昇圧部を有する。そして、この昇圧部で昇圧等された(第2回路部73を介した)前記電力は、第3送電部76から第1送電部52を介して、制御部51及び駆動部42に供給される。
ホルダー71は、電池9を保持する保持部75と、導電部77とを備える。導電部77は、保持部75に保持された電池9と第3送電部76とを電気的に接続する。
保持部75は、例えば、天面を有した矩形の箱状に形成される。保持部75は、箱内に電池9を取り付けることで、電池9を脱着自在で保持する。そして、保持部75は、電池9を保持した状態において、電池9の上方を天面で覆う。更に、保持部75は、天面部27aに脱着自在で取り付けられる。このため、箱体27は、保持部75(ホルダー71)取付用の凹部28を天面部27aに有する。凹部28は、上方に開口した矩形状で、下方に凹んで形成される。
そして、保持部75の前端部には、天面部27aに嵌め込む嵌め込み部75aが設けてあり、凹部28の前端縁には、嵌め込み部75aを嵌め込む被嵌め込み部28aが設けてある。このため、ホルダー71は、嵌め込み部75aを被嵌め込み部28aに嵌め込むことで、保持部75を凹部28に取り付けることができる。そして、ホルダー71は、この取り付けた状態から嵌め込み部75aを被嵌め込み部28aから外すことで、保持部75を凹部28から取り出すことができる。すなわち、保持部75は、嵌め込み部75aと被嵌め込み部28aとの嵌り合いによって、凹部28に対して脱着自在となっている。言い換えると、電池9は、ホルダー71を介して、凹部28(便器本体1)に脱着自在となっている。また、保持部75は、天面部27a(凹部28)に水密状態で取り付けられることが好ましい。
なお、保持部75は、便器本体1に固定して設けてもよい。この場合、保持部75は、電池9を脱着自在で取り付けるための取付口を、例えば上面等に有する。このため、保持部75は、この取付口を覆い電池9を保護する保護カバーを脱着自在で更に備え、この保護カバーを取り外すことで、電池9の脱着が可能となる。そして、前記保護カバーは、前記取付口に水密状態で取り付けられる(覆う)ことが好ましい。
また、保持部75で保持される(保持部75に装着される)電池9は、例えば、所謂乾電池となっている。このため、第2給電部7は、ホルダー71に電池9を脱着自在で装着させる(取り付ける)ことで、この装着された電池9を電源として、直流の電力を制御部51及び駆動部42に供給する。
そして、前記装着される電池9は、外部機器8の電池9(収納部81の電池9)と同形となっている。言い換えると、保持部75には、外部機器8の電池9と、これと同形の電池9とのいずれかを選択して装着可能(選択的に取り付け可能)となっている。以下、外部機器8の電池9を、第1の電池91とし、これと同形の電池9を、第2の電池92とする。
このように、第1の電池91と第2の電池92とは、互いに同形となっている。言い換えると、第1の電池91と第2の電池92とは、互いに入れ替えて取付可能な形状となっている。このため、収納部81は、第1の電池91の代りに、第2の電池92を取り付け可能となっており、ホルダー71は、第2の電池92の代りに、第1の電池91を取り付け可能となっている。言い換えると、収納部81とホルダー71とは夫々、同形の電池9が取り付けられており、互いの電池9を入れ替え可能となっている。なお、第2給電部7と外部機器8は、取り付けて利用可能な電池9の定格電圧が同じ、或いはこの定格電圧の許容範囲が同じであることが好ましい。この場合、第1の電池91及び第2の電池92は各々、同じ定格電圧、或いは前記許容範囲に収まる定格電圧となる。
また、便器装置は、第2給電部7用の排水操作部(図示せず)を備える。この排水操作部は、例えば、箱体27の天面部27aに設けてある。更に、前記排水操作部は、第2給電部7の電力を制御部51及び駆動部42に送電する場合に利用することができる。
この排水操作部は、利用者に操作されることで、トラップ部4に排水動作を行わせる指令(例えば指令信号)を制御部51に出力する。この排水動作とは、封水姿勢のトラップ筒41を排水姿勢に切り替えさせた後、封水姿勢に戻させる動作となっている。言い換えると、前記排水動作は、封水状態から排水状態に切り替えた後、封水姿勢に切り替える動作となっている。なお、第2給電部7は、制御部51に給電しないものであってもよい。この場合、前記排水操作部は、例えば、制御部51を介さずに、直接駆動部42を制御して前記排水動作を行わせるものとなる。言い換えると、前記排水操作部は、トラップ部4に排水動作を行わせる指令を駆動部42に出力することで、駆動部42を駆動させる。
ここで、前記排水動作の一例を説明する。この排水動作は、駆動部42及び制御部51に第1給電部6からの電力が供給される場合と、駆動部42及び制御部51に第2給電部7からの電力が供給される場合とで一部が異なる。以下の説明では、前記第1給電部6からの電力が供給される場合を、第1給電の場合とし、前記第2給電部7からの電力が供給される場合を、第2給電の場合とする。
まずは、第1給電の場合を説明する。なお、この場合、第2給電部7は、切替部72によって、第1送電部52への送電が停止された状態(前記送電がオフの状態)となっている。言い換えると、第1給電の場合では、駆動部42及び制御部51に第2給電部7から電力が供給されない状態となっている。
制御部51は、封水状態において、遠隔操作機器8aから排水動作を行うよう指令信号が入力されると、駆動部42を駆動させる制御を行う。駆動部42は、この制御によって、トラップ筒41を下方に回動させて、トラップ筒41を排水姿勢に切り替える。これによって、便器装置は、排水状態となり、ボウル部11の水(貯水)等が前記排出部に排出される。また、制御部51は、給水弁32を開成させる制御を行う。給水弁32は、この制御によって、給水経路31を止水状態から通水状態に切り替える(給水経路31の通水を開始する)。このため、便器装置は、ボウル部11に給水経路31から水が供給されて、前記排出部に排出される。これによって、便器装置は、排水状態の際に前記排出部からの臭気の上昇(ボウル部11側への流入)を抑制することができる。
そして、制御部51は、この排水状態を一定時間保持して、ボウル部11の水を排出させた後(排水状態に切り替わって一定時間経過後)、駆動部42を駆動させる制御を行う。駆動部42は、この制御によって、トラップ筒41を上方に回動させて、トラップ筒41を封水姿勢に切り替える。これによって、便器装置は、封水状態となり(封水状態に戻り)、ボウル部11に水が貯留される。言い換えると、制御部51は、排水状態に保持する保持時間が一定時間(第1保持時間)に達すると、駆動部42によってトラップ筒41を回動させて、便器装置を封水状態に戻す。
更に、制御部51は、例えば給水弁32の開成時間や給水経路31の通水量等の条件値が設定値に達すると、給水弁32を閉成させる制御を行う。給水弁32は、この制御によって、給水経路31を止水状態に切り替える(給水経路31の通水を停止する)。これによって、便器装置は、前記設定値に応じた一定量の水がボウル部11に貯留される。なお、制御部51は、この第1給電の場合の制御中に、第1給電部6からの給電が停止されて第2給電部7から給電されると、後述の第2給電の場合の制御に切り替わる。
このように、便器装置は、制御部51が駆動部42を制御することで、利用者が手で前記ハンドルを回さなくも、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。そして、便器装置は、制御部51が給水弁32を制御することで、封水状態において、利用者がバケツ等でボウル部11に水を供給しなくても、ボウル部11に水を貯留することができる。
次に、第2給電の場合を説明する。なお、この場合、第1給電部6は、外部電源64から接続部61に電力が供給されていない状態(接続部61と外部電源64との電気的な接続を解除した状態を含む)となっている。言い換えると、第2給電の場合とは、駆動部42及び制御部51及び給水弁32に第1給電部6から電力が供給されない状態となっている。
制御部51による制御は、第2給電の場合、第2給電部7の電力量(検知部74からの検知結果)が閾値を超える場合(閾値超過の場合)と、この検知結果が閾値以下(閾値を含む)の場合(閾値以下の場合)とで内容が異なる。
まず、閾値超過の場合を説明する。この場合、制御部51は、封水状態において、前記排水操作部から排水動作を行わせる指令が入力されると、駆動部42を駆動させる制御を行う。駆動部42は、この制御によって、トラップ筒41を下方に回動させて、トラップ筒41を排水姿勢に切り替える。これによって、便器装置は、排水状態となり、ボウル部11の水(貯水)等が前記排出部に排出される。
そして、制御部51は、第1給電の場合と同様に、排水状態を一定時間保持して、ボウル部11の水を排出させた後、駆動部42を駆動させる制御を行う。駆動部42は、この制御によって、トラップ筒41を上方に回動させて、トラップ筒41を封水姿勢に切り替える。これによって、便器装置は、封水状態に戻り、ボウル部11に水を貯留可能となる。そして、閾値超過の場合では、前記排水状態に保持する時間(保持時間)が、前記第1給電の場合の前記保持時間(第1保持時間)と同じ時間となっている。なお、制御部51は、閾値超過の場合の制御中に、検知結果が閾値以下になると、後述の閾値以下の場合の制御に切り替わり、第1給電部6から給電されると、前述の第1給電の場合の制御に切り替わる。
閾値以下の場合、制御部51は、制限制御を行う。この制限制御は、排水状態に保持する保持時間を、前述の第1給電の場合や検知結果が閾値を超過する第2給電の場合に比べて、短くする制御となっている。言い換えると、前記制限制御では、排水状態において、その保持時間が、第1保持時間に比べて短い第2保持時間に達すると、封水状態への切替動作を開始する。
そして、閾値以下となる時期が、排水状態において第2保持時間経過前の場合(トラップ筒41が下方に回動中の場合を含む)と、排水状態で第2保持時間経過後の場合(経過時の場合を含む)とで、前記制限制御は、その内容が一部異なる。なお、制御部51は、前記制限制御中に、検知結果が閾値を超過すると、前述の閾値超過の場合の制御に切り替わり、第1給電部6から給電されると、前述の第1給電の場合の制御に切り替わる。
まず、前記閾値以下となる時期が前記第2保持時間経過前の場合、制御部51は、排水状態における経過時間が第2保持時間に達すると、駆動部42を駆動させて、封水状態に切り替える制御を行う。そして、前記閾値以下となる時期が第2保持時間経過後の場合、制御部51は、直ちに(前記第1保持時間の経過を待たずに)、駆動部42を駆動させて、封水状態に切り替える制御を行う。なお、第2給電の場合において、第2給電部7が制御部51に給電しないものでは、前記排水操作部が直接駆動部42を駆動させる点や閾値以下の場合の動作を行わない点を除き、駆動部42に前述の閾値超過の場合と略同様の駆動を行わせるため、説明は省略する。
このように、便器装置は、駆動部42に給電可能な第2給電部7を備えることで、第2給電の場合においても、第2給電部7(ホルダー71)に装着された電池9の電力によって駆動部42を駆動させて、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。このため、便器装置は、例えば、停電時や第1給電部6の故障時等の第1給電部6から給電できない場合(第2給電の場合)において、利用者が前記ハンドルを回さなくも、第2給電部7からの電力を用いて、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。これによって、便器装置は、停電時等における使い勝手を良くし易くすることができる。
そして、便器装置は、第2給電部7が、駆動部42の他に、制御部51にも給電することで、第2給電の場合においても、制御部51で駆動部42を制御して、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。このため、便器装置は、例えば、停電時等の第1給電部6からの給電が停止した場合において、利用者が前記ハンドルを回さなくも、第1給電の場合と同様に、駆動部42の駆動を制御して、封水状態と排水状態とを切り替えることができる。これによって、便器装置は、停電時等における使い勝手を良くし易くすることができる。
更に、便器装置は、第2給電部7の電池9として、遠隔操作機器8aの電池9(第1の電池91)を用いることができる。このため、便器装置は、第1の電池91を遠隔操作機器8aから取り外して、第1の電池91をホルダー71に取り付けることで、第2給電部7から駆動部42に給電可能な状態(第2給電部7で駆動部42を駆動可能な状態)にすることができる。言い換えると、第2給電部7は、予め電池9を装着させていない状態であっても、停電時に、保持部9に装着させる電池9として、第1の電池91を用いることができる。これによって、便器装置は、例えば、停電時等に、便器装置を設置したトイレルームから利用者が出なくても、第2給電部7で駆動部42を駆動させることができて、停電時等における使い勝手を良くし易くすることができる。そして、第2給電部7は、第1の電池91を装着可能としたことで、第1給電部6から駆動部42等に給電可能な状態において、保持部75に電池9を取り付けていない状態(前記予め電池9を装着させていない状態)であってもよい。
また、便器装置は、例えば、予め第2の電池92をホルダー71に装着させておいてもよい。この場合では、停電時に第1の電池92を取り外さなくても、前記切替操作部を操作することで、容易に第2給電部7から給電する状態に切り替えることができる。そして、便器装置は、この状態で停電が長引く等で、第2の電池92が消耗した際に、第1の電池91に交換することで、前記トイレルームから出なくても、第2給電部7を駆動させることができる。これによって、便器装置は、例えば、停電時が長引いた際にあっても、第2給電部7で駆動部42を駆動させることができて、停電時等における使い勝手を良くし易くすることができる。
更に、外部機器8(外部操作機器8a)は、第1の電池91の代りに第2の電池92を取り付けることができる。このため、第1給電の場合では、予めホルダー71に第2の電池92を装着させた状態において、外部機器8の第1の電池91が消耗した際に、第2の電池92を取り外して、これを外部機器8に取り付けることができる。これによって、便器装置は、第1給電の場合において、外部機器8の電池9の消耗時に、前記トイレルームから出なくても、外部機器8の作動部82を作動可能な状態にすることができる。
ところで、前述の通り、電池9は、外部電源64と異なり、駆動部42、制御部51や、外部機器8等を作動させることで、消耗する(電力量が低下する)。そして、前記装着された電池9の電力量が低下した場合では、この電力量の低下によって、駆動部42が駆動し難くなり、排水状態で停止したり回動途中で停止したりして、封水状態に復帰しなくなる(し難くなる)ことがある。この場合では、トラップ筒41やボウル部11に貯水し難くなるため、所謂封水切れを生じて、前記排出部側の臭い等がボウル部11側に流出し易くなる。
これに対して、本例の便器装置では、前記装着された電池9の電力量が低下した際である閾値以下の場合に、前記制限制御を行うため、電力量の低下で封水状態へ復帰し難くなることを抑制することができる。このため、便器装置は、閾値以下の場合に、封水状態を確保し易くする(封水切れを生じ難くする)ことができて、前記封水切れに伴う排出部側の臭い等のボウル部11側への流出を抑制することができる。これによって、便器装置は、停電時等における使い勝手を良くし易くすることができる。
なお、制御部51は、前記制限制御によって封水状態に切替後(封水状態や封水状態に切り替わる際に閾値以下となった場合を含む)、所定の解除条件を満たすまで封水状態に保持する保持制御を行うことが好ましい。この保持制御では、制御部51に前記排水操作部から前記排水動作を行わせる指令が入力されても、駆動部42を駆動させる制御を行わない制御となっている。そして、前記解除条件は、例えば、保持制御中に第1給電部6から駆動部42等に給電される場合や、電池9が新たな電池9に交換されて検知結果が閾値を超過する場合等となっている。
このように、便器装置は、制御部51で保持制御を行うことで、封水姿勢と排水姿勢との間の姿勢(切替途中の姿勢)でのトラップ筒41の停止を抑制することができる。このため、便器装置は、第2給電部7での駆動部42の駆動が困難な状態になった際に、トラップ筒41の姿勢を規定することができる。言い換えると、便器装置は、前記保持制御によって、第2給電部7での駆動部42の駆動が困難となった際において、視認できないトラップ筒41を所定の姿勢(封水姿勢)に規定することができる。
このため、便器装置は、第2給電部7での駆動部42の駆動が困難となり、前記ハンドルによってトラップ筒41を回動させる際に、このハンドルの回転方向や回転量等の操作条件を一定条件に規定し易くすることができる。これによって、利用者は、トラップ筒41の停止した姿勢位置の差に伴う操作条件の違いを生じ難くすることができて、この違いによる過剰操作や操作不足等を生じ難くすることができる。
また、図4に示す変形例では、第2給電部7が、駆動部42や制御部51の他に、給水弁32にも電力を供給するものとなっている。この例では、第1送電部52に給水弁32が電気的に接続してある。このため、第2給電部7からの電力は、第3送電部76から第1送電部52を介して、給水弁32に供給することができる。これによって、第2給電の場合、第2給電部7が、駆動部42と制御部51と給水弁32とに電力を供給する。なお、この場合、第1給電部6は、第2送電部63から第1送電部52を介して、給水弁32に供給される。
制御部51は、前記制限制御において、前記排水操作部から排水動作を行わせる指令が入力されると、給水弁32を開成させる制御を行う。給水弁32は、この制御によって、給水経路31の通水を開始する。これによって、便器装置は、給水経路31からボウル部11に水が供給される。そして、制御部51は、例えば前記条件値が前記設定値に達すると、給水弁32を閉成させる制御を行う。給水弁32は、この制御によって、給水経路31の通水を停止する。これによって、便器装置は、前記設定値に応じた一定量の水がボウル部11に貯留される。
また、制御部51は、前記条件値が設定値に達する前に前記検知結果が所定値に達すると、給水弁32を閉成させる制御を行い、第2給電部7の電力量の低下によって給水弁32を閉成できなくなることを抑制してもよい。なお、給水弁32は、給電部53から給電されないと閉成するものとすることで、前記所定値による判定を行わなくても、開成したままになり難くできて好ましい。
ところで、ボウル部11に溜める水の前記一定量は、一般的に2リットル程度となっている。このため、利用者は、前記一定量となるまで、一度或いは複数回に分けて水をバケツ等で運搬し、このバケツ等を上方に持ち上げて、ボウル部11に供給することになる。そして、利用者が高齢者である場合等には、一度に全量を運搬したり持ち上げたりすることが困難であり、また複数回に分けても、その回数分の移動や持ち上げを行うこととなり、利用者への負担が大きくなり易い。
これに対して、本例では、第2給電の場合において、第2給電部7から給水弁32に電力を供給して、この電力で給水弁32を開閉駆動させることができる。このため、便器装置は、第2給電の場合の封水状態において、利用者がバケツ等でボウル部11に水を供給しなくても、ボウル部11に水を貯留することができる。これによって、便器装置は、停電時等において、前記水の運搬やバケツ等の上げ下ろし等の利用者の負担を軽減し易くすることができて、使い勝手を良くし易くすることができる。
なお、電池9は、一次電池に限らず、二次電池であってもよく、また乾電池に限らず、所謂電池パック等であってもよい。また、本発明は、前述した実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。
1 便器本体
11 ボウル部
28 凹部
3 内部機器
31 給水経路
32 給水弁
4 トラップ部
41 トラップ筒
42 駆動部
51 制御部
53 給電部
6 第1給電部
61 接続部
7 第2給電部
71 ホルダー
72 切替部
74 検知部
75 保持部
8 外部機器
8a 遠隔操作機器
81 収納部
82 作動部
82a 操作部
9 電池
91 第1の電池
92 第2の電池

Claims (4)

  1. ボウル部を有する便器本体と、この便器本体の外部に設ける電池内蔵型の遠隔操作機器とを備え、前記便器本体が前記遠隔操作機器からの指示に応じて封水状態と排水状態とを切り替える便器装置であって、
    前記便器本体は、その内部に設ける内部機器として、前記封水状態と前記排水状態とに切り替えるトラップ部と、このトラップ部の駆動部に外部電源の電力を供給する第1給電部と、電池が脱着自在でこの電池の装着時においてこの電池の電力を前記駆動部に供給する第2給電部とを備え、
    前記第2給電部は、前記電池として前記遠隔操作機器の電池又はこの電池と同形の電池が脱着自在なホルダーと、前記電池の装着時においてこの電池から前記駆動部への給電とその停止とを切り替える切替部とを備えるものであることを特徴とする便器装置。
  2. 前記内部機器として、前記ボウル部に水を供給する給水経路と、この給水経路の通水・止水を切り替える給水弁とを備え、
    前記第2給電部は、前記給水弁にも給電するものであることを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  3. 前記内部機器として、前記駆動部の駆動を制御する制御部を備え、
    前記第2給電部は、前記制御部にも給電するものであることを特徴とする請求項1または2記載の便器装置。
  4. 前記内部機器として、前記ホルダーに装着された前記電池の電力量を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部で検知された前記電力量が閾値以下の場合に、前記排水状態に保持する時間を、前記電力量が前記閾値を超過する場合に比べて、短くする制限を行うものであることを特徴とする請求項3記載の便器装置。
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