JP2017206942A - 衛生設備機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニット収容部内へのアクセスが容易である一方、制御ユニット等の水濡れを引き起こす可能性が低い壁掛け式の衛生設備機器を提供すること。【解決手段】本発明は、外部に露出するボウル部と、当該ボウル部の下方に位置するユニット収容部と、当該ユニット収容部の側方を覆う側壁部と、を有する衛生設備機器本体と、前記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、給水管接続部から前記吐水部に至る給水経路と、前記給水経路の途中に設けられ前記吐水部への洗浄水の供給及び供給停止のために作動するバルブユニットと、前記バルブユニットの作動を制御する制御ユニットと、前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に前記衛生設備機器本体の前記側壁部に固定された固定トレイ部と、前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に前記衛生設備機器本体の前記固定トレイ部に回動可能に取り付けられた開閉トレイ部と、を備えた衛生設備機器である。【選択図】図5

Description

本発明は、壁面に固定される壁掛け式衛生設備機器であって、外部に露出するボウル部と、当該ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、を有する衛生設備機器に関する。
壁面に固定される壁掛け式衛生設備機器であって、外部に露出するボウル部と、当該ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、を有する衛生設備機器は、従来からよく使用されている。代表的なものは、男性用の水洗式小便器である。
このような衛生設備機器において、吐水部への洗浄水の供給及び供給停止のために作動するバルブユニットや当該バルブユニットの作動を制御する制御ユニット等は、従来はボウル部の下方に設けられていなかった。特に、制御ユニットは、一般に水濡れに対する保護が必要であるところ、洗浄水が供給されるボウル部より下方に設けられていると、洗浄水が何らかの理由で制御ユニットの水濡れを引き起こす懸念があったためである。
一方、特許文献1は、ボウル部の下方に制御ユニット等を配置した構成を示している。この構成では、制御ユニットの水濡れを防止すべく、ボウル部の下方において制御ユニット等を収容するユニット収容部が閉塞空間となっていて、ユニット収容部のメンテナンス作業等が容易にはできない。
US2015/029996A1
前述の通り、特許文献1の構成では、ユニット収容部が閉塞空間となっているため、制御ユニット等のメンテナンス作業を行ない難い。しかしながら、ユニット収容部へのアクセスのためにユニット収容部の上方部等に開口を設ければ、制御ユニットの水濡れを引き起こす可能性が生じてしまう。
本件発明者は、以上のような問題点を克服すべく、鋭意検討を重ねる中で、下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能な開閉機構を採用すれば、ユニット収容部内へのアクセスが容易となる一方、制御ユニットの水濡れを引き起こす可能性も低く維持できることを知見した。
本発明は、以上のような背景に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、ユニット収容部内へのアクセスが容易である一方、制御ユニット等の水濡れを引き起こす可能性が低い壁掛け式の衛生設備機器を提供することである。
本発明は、壁面に固定される衛生設備機器であって、外部に露出するボウル部と、当該ボウル部の下方に位置するユニット収容部と、当該ユニット収容部の側方を覆う側壁部と、を有する衛生設備機器本体と、前記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、給水管接続部から前記吐水部に至る給水経路と、前記給水経路の途中に設けられ、前記吐水部への洗浄水の供給及び供給停止のために作動するバルブユニットと、前記バルブユニットの作動を制御する制御ユニットと、前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に、前記衛生設備機器本体に固定された固定トレイ部と、前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に、前記衛生設備機器本体及び/または前記固定トレイ部に、下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能に取り付けられた開閉トレイ部と、を備え、前記バルブユニット及び前記制御ユニットの少なくとも一方が、前記開閉トレイ部上に取り付けられていることを特徴とする衛生設備機器である。
本発明によれば、開閉トレイ部が、下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能に取り付けられていることにより、ユニット収容部内へのアクセスが容易であり、且つ、制御ユニットの水濡れを引き起こす可能性も低い。
好ましくは、前記開閉トレイ部は、前記固定トレイ部に回動可能に取り付けられており、前記開閉トレイ部が回動可能に取り付けられた前記固定トレイ部が、前記衛生設備機器本体の前記側壁部に固定されている。このような態様では、固定トレイ部と開閉トレイ部とを一体的に取り扱うことができるため、製造、取付、修理、交換等の各種作業が容易である。
また、好ましくは、前記バルブユニットが、前記開閉トレイ部上に取り付けられ、前記制御ユニットは、前記固定トレイ部上に取り付けられている。一般に、バルブユニットはメンテナンス頻度が比較的高いため、開放時にアクセス容易となる開閉トレイ部上に当該バルブユニットを設けておくことが便利である一方、制御ユニットはメンテナンス頻度が低く水濡れリスクを回避する必要性も高いため、開放しない固定トレイ部上に当該制御ユニットを設けておくことが有利である。
また、好ましくは、前記制御ユニットは、前記開閉トレイ部とは別体であって、前記固定トレイ部に対して着脱可能に固定されている。制御ユニットが固定トレイ部に対して着脱可能であることにより、制御ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、制御ユニットが開閉トレイ部とは別体であることにより、開閉トレイの開閉動作に伴う制御ユニットの水漏れリスクを回避することができる。
この場合、前記制御ユニットは、前記固定トレイ部から下方に引き抜かれることで当該固定トレイ部から取り外し可能となっており、前記制御ユニットには、当該制御ユニットが前記固定トレイ部から下方に引き抜かれる途中の途中状態を保持可能な保持手段が設けられていることが更に好ましい。このような保持手段によって、制御ユニットが固定トレイ部から一気に取り外されることが抑制される。これにより、制御ユニットが取り外される際の勢いで制御ユニットに接続されているハーネスが断線してしまうことを回避することができる。なお、制御ユニットの下方部に設けられたDIPSW(ディップスイッチ)を操作するような作業は、制御ユニットを固定トレイ部から完全に取り外すことなく、保持手段によって保持された引き抜かれる途中の途中状態において行うことも可能である。
また、前記固定トレイ部には、前記制御ユニットを覆って当該制御ユニットの被水を防止する被水防止カバーが設けられていることが好ましい。この場合、制御ユニットの水漏れリスクを効果的に回避することができる。
また、好ましくは、前記給水経路は、前記給水管接続部から前記バルブユニットまでの一次側経路と、前記バルブユニットから前記吐水部までの二次側経路と、を有しており、前記バルブユニットと前記一次側経路との接続部、及び/または、前記バルブユニットと前記二次側経路との接続部に、自在継手が設けられている。この場合、開閉トレイの回動動作にも拘わらず、給水経路の一次側経路及び/または二次側経路においてキンク(ねじれ)が発生することを回避できる。
また、好ましくは、前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部の底面の高さは、前記衛生設備機器本体の底面の高さと比較して、同じであるかより高くなっている。この場合、ボウル部の溢れ水等が衛生設備機器本体を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部の内部に浸入することが効果的に抑制される。また、施工時等に当該衛生設備機器を床面等に置いた際において、各トレイ部に不所望の負荷がかかって破損してしまうこと等を防ぐこともできる。
また、好ましくは、前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部の外周縁部には、上方に向けて突出する堰部が設けられている。この場合も、ボウル部の溢れ水等が衛生設備機器本体を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部の内部に浸入することが効果的に抑制される。
また、好ましくは、前記固定トレイ部と前記開閉トレイ部との間に、スリットが設けられる。更に、前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部に、スリットが設けられ得る。これらの場合、各トレイ部の内部(ないし上部)にもし水が浸入してしまった場合であっても、当該水はスリットを介して排出され得て、各トレイ部の内部(ないし上部)に溜まってしまうことが抑制される。
本発明によれば、開閉トレイ部が、下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能に取り付けられていることにより、ユニット収容部内へのアクセスが容易であり、且つ、制御ユニットの水濡れを引き起こす可能性も低い。
本発明の一実施形態による水洗式小便器の斜視図である。 図1の水洗式小便器の前面側壁を一部切り欠いて示した正面図である。 図2のIII−III線拡大断面図である。 図1の水洗式小便器の側面側壁を一部切り欠いて示した斜視図である。 開閉トレイ部が開放状態にある時の図4に対応する斜視図である。 図1乃至図5の水洗式小便器の内部の斜視図である。 制御ユニットが固定トレイ部から下方に引き抜かれる途中の途中状態にある時の図6に略対応する斜視図である。 制御ユニット及び固定トレイ部の拡大断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水洗式小便器を説明する。当該水洗式小便器1は、壁面に固定される壁掛け式衛生設備機器であって、外部に露出するボウル部と、当該ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、を有する衛生設備機器の一例である。本発明が水洗式小便器1に限定されないことは、言うまでもない。
図1は、本発明の一実施形態による水洗式小便器の斜視図であり、図2は、図1の水洗式小便器の前面側壁を一部切り欠いて示した正面図であり、図3は、図2のIII−III線拡大断面図であり、図4は、図1の水洗式小便器の側面側壁を一部切り欠いて示した斜視図であり、図5は、開閉トレイ部が開放状態にある時の図4に対応する斜視図である。
図1乃至図5に示すように、本実施形態の水洗式大便器1は、外部に露出するボウル部11と、当該ボウル部11の下方に位置するユニット収容部12と、ユニット収容部12の側方を覆う側壁部13と、を有する小便器本体10(衛生設備機器本体の一例)を備えている。ボウル部11には、当該ボウル部11内に洗浄水を吐水する吐水部14が設けられている。本実施形態の側壁部13は、ユニット収容部12の側方を完全に覆っているので、美観に優れる(デザイン性が高い)。
小便器本体10の内部において、特に図2に示すように、不図示の給水管接続部から吐水部14に至る給水経路21、22が設けられている。給水管接続部は、通常、水洗式小便器1が設置される壁の壁面ないし当該壁面近傍の床面に設置されている。
給水経路21、22の途中には、吐水部14への洗浄水の供給及び供給停止のために作動するバルブユニット32が設けられている。すなわち、本実施形態の給水経路21、22は、不図示の給水管接続部からバルブユニット32までの一次側経路21と、バルブユニット32から吐水部14までの二次側経路22と、を有している。一次側経路21は、例えば樹脂製のホースからなり、図2の状態でバルブユニット32側が左右方向に配置されていて、バルブユニット32と一次側経路21との接続部に自在継手25が設けられている。一方、二次側経路22も、例えば樹脂製のホースからなるが、図2の状態でバルブユニット32側が鉛直方向に配置されている。
バルブユニット32には、当該バルブユニット32の作動を制御する制御ユニット31が電気的に接続されている。
図2乃至図5に示すように、本実施形態においては、ユニット収容部12の底面が固定トレイ部41と開閉トレイ部42とによって規定されている。特に本実施形態においては、固定トレイ部41の外周縁が小便器本体10の側壁部13に固定されていて、固定トレイ部41の外周縁に対して内側の領域に(入れ子状に)、当該固定トレイ部41に対して回動可能に、開閉トレイ部42が取り付けられている。
特に図4及び図5に示すように、本実施形態の開閉トレイ部42は、前方側領域Fが下向きに回動することで開放可能であって、且つ、当該前方側領域Fを上向きに戻すことで閉鎖可能であるように、固定トレイ部41に対して回動可能に取り付けられている。
また、本実施形態では、バルブユニット32が、開閉トレイ部42上に取り付けられており、制御ユニット31が、固定トレイ部41上に取り付けられている。その他、本実施形態では、除菌水供給ユニット33も開閉トレイ部42上に取り付けられている。除菌水供給ユニット33は、除菌水供給経路34を介して、除菌水をボウル部11内に供給するようになっている。
図3に示されているように、固定トレイ部41の底面41bの高さ、及び、開閉トレイ部42の底面42bの高さが、小便器本体10の側壁部13の底面13bの高さと比較して、より高くなっている。また、本実施形態では、固定トレイ部41と開閉トレイ部42との間に、スリット43が設けられている。
更に、本実施形態では、固定トレイ部41の外周縁部に、上方に向けて突出する堰部41uが設けられており、開閉トレイ部42の外周縁部に、略同様に上方に向けて突出する堰部42uが設けられている。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の作用について説明する。
前述の通り、本実施形態の水洗式小便器1においては、固定トレイ部41の底面41bの高さ及び開閉トレイ部42の底面42bの高さが、小便器本体10の側壁部13の底面13bの高さと比較してより高くなっている。従って、施工時等に当該水洗式小便器1を床面等に置いた際において、各トレイ部41、42に不所望の負荷がかかって破損してしまうこと等が効果的に防止される。
また、本実施形態の水洗式小便器1においては、開閉トレイ部42が、固定トレイ部41の外周縁に対して内側の領域に取り付けられており、開閉トレイ部42が回動可能に取り付けられた固定トレイ部41が小便器本体10の側壁部13に固定されているため、製造時において、固定トレイ部41と開閉トレイ部42とを一体的に取り扱うことができ、作業が容易である。
そして、通常の使用時においては、固定トレイ部41の底面41bの高さ及び開閉トレイ部42の底面42bの高さが小便器本体10の側壁部13の底面13bの高さと比較してより高くなっていることにより、ボウル部11の溢れ水等が小便器本体10を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部41、42の内部に浸入することが効果的に抑制される。
また、本実施形態の水洗式小便器1においては、固定トレイ部41の外周縁部に上方に向けて突出する堰部41uが設けられ、開閉トレイ部42の外周縁部に略同様に上方に向けて突出する堰部42uが設けられていることによっても、ボウル部11の溢れ水等が小便器本体10を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部41、42の内部に浸入することが効果的に抑制される。
また、本実施形態の水洗式小便器1においては、固定トレイ部41と開閉トレイ部42との間にスリット43が設けられているため、各トレイ部41、42の内部にもし水が浸入してしまった場合であっても、当該水はスリット43を介して排出され得て、各トレイ部41、42の内部に溜まってしまうことが抑制される。
次に、メンテナンス作業時においては、開閉トレイ部42の前方側領域Fが下向きに回動することで開放可能、且つ、上向きに戻すことで閉鎖可能であることにより、ユニット収容部12内へのアクセスが容易である。
特に、本実施形態によれば、バルブユニット32が開閉トレイ部42上に取り付けられ、制御ユニット31が固定トレイ部41上に取り付けられていることにより、メンテナンス頻度が比較的高いバルブユニット32のメンテナンス作業において有利である一方、メンテナンス頻度が比較的低い制御ユニット41の水濡れリスクを回避する上で有利である。
また、本実施形態によれば、バルブユニット32と一次側経路21との接続部に自在継手25が設けられているため、開閉トレイ部41の回動動作にも拘わらず、給水経路の一次側経路21においてキンク(ねじれ)が発生することを回避できる(図5参照)。(なお、本実施形態の配置例では、給水経路の二次側経路22の方は、図2の状態で少し長さに余裕を持たせておくだけで、図5の状態に対応することができる。)
以上の通り、本実施形態によれば、開閉トレイ部42が、前方側領域Fが下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能に取り付けられていることにより、ユニット収容部12内へのアクセスが容易であり、且つ、制御ユニット31の水濡れを引き起こす可能性も低い。
また、開閉トレイ部42が固定トレイ部41に回動可能に取り付けられており、開閉トレイ部42が回動可能に取り付けられた固定トレイ部41が小便器本体10の側壁部13に固定されているため、固定トレイ部41と開閉トレイ部42とを一体的に取り扱うことができ、製造、取付、修理、交換等の各種作業が容易である。
また、バルブユニット32が開閉トレイ部42上に取り付けられ、制御ユニット31が固定トレイ部41上に取り付けられているため、メンテナンス頻度が比較的高いバルブユニット32のメンテナンス作業において有利である一方、メンテナンス頻度が比較的低い制御ユニット41の水濡れリスクを回避する上で有利である。
また、バルブユニット32と一次側経路21との接続部に自在継手25が設けられているため、開閉トレイ部41の回動動作にも拘わらず、給水経路の一次側経路21においてキンク(ねじれ)が発生することを回避できる。もっとも、自在継手は、バルブユニット32と一次側経路21との接続部の代わりに、あるいはこれに加えて、バルブユニット32と二次側経路22との接続部に設けられてもよい。
また、固定トレイ部41の底面41bの高さ及び開閉トレイ部42の底面42bの高さが小便器本体10の側壁部13の底面13bの高さと比較してより高くなっていることにより、ボウル部11の溢れ水等が小便器本体10を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部41、42の内部に浸入することが効果的に抑制される。この高さのギャップは、例えば10mm〜20mm程度が好ましい。但し、少なくとも本願出願の時点では、面一の状態(ギャップが0の状態)を排除することは意図していない。
また、固定トレイ部41の外周縁部に上方に向けて突出する堰部41uが設けられ、開閉トレイ部42の外周縁部に略同様に上方に向けて突出する堰部42uが設けられていることによっても、ボウル部11の溢れ水等が小便器本体10を伝ってきた際において、当該溢れ水等が各トレイ部41、42の内部に浸入することが効果的に抑制される。各堰部41u、42uの高さは、例えば5mm〜10mm程度が好ましい。
また、固定トレイ部41と開閉トレイ部42との間にスリット43が設けられているため、各トレイ部41、42の内部にもし水が浸入してしまった場合であっても、当該水はスリット43を介して排出され得て、各トレイ部41、42の内部に溜まってしまうことが抑制される。もっとも、スリットは、固定トレイ部41において、及び/または、開閉トレイ部42において、設けられていてもよい。スリットの形状ないし配置態様は、公知の種々のものが採用され得る。
続いて、図6は、本実施形態の水洗式小便器1の内部の斜視図であり、図7は、制御ユニット31が固定トレイ部41から下方に引き抜かれる途中の途中状態にある時の図6に略対応する斜視図であり、図8は、制御ユニット31及び固定トレイ部41の拡大断面図である。
図6乃至図8に示すように、本実施形態の水洗式小便器1において、制御ユニット31は、開閉トレイ部42とは別体であって、固定トレイ部41に対して着脱可能に固定されている。具体的には、制御ユニット31は、略直方体状の形状を有しており、固定トレイ部41には、制御ユニット31を覆って当該制御ユニット31の被水を防止する被水防止カバー41cが設けられていて、特に図8に示すように、制御ユニット31の外形輪郭の少なくとも一部が、被水防止カバー41cの内壁面の少なくとも一部に対して上下方向に摺動移動可能となっている。そして、制御ユニット31は、固定トレイ部41の被水防止カバー41cから下方に引き抜かれることで、当該固定トレイ部41から取り外し可能となっている。
ここで、本実施形態の制御ユニット31には、当該制御ユニット31が固定トレイ部41から下方に引き抜かれる途中の途中状態を保持可能な保持手段が設けられている。本実施形態の保持手段は、略直方体状の制御ユニット31から側方に突出した爪状部材31hによって構成されている。このような爪状部材31h(保持手段)が、固定トレイ部41の対応するストッパ部41sに当接することで、制御ユニット31は、固定トレイ部41から下方に引き抜かれる途中の途中状態に保持されるようになっている。
また、当該爪状部材31h(保持手段)は、作業者の指等によって押圧されることによって略直方体状の制御ユニット31の内部へと退没できるように、例えばバネ機構を介して支持されている。このような押圧操作による爪状部材31h(保持手段)の退没動作により、爪状部材31h(保持手段)とストッパ部41sとの当接状態を解除することができ、作業者は、制御ユニット31を固定トレイ部41から完全に下方に引き抜くことができる。また、作業者は、同様の押圧操作による爪状部材31h(保持手段)の退没動作を介して、制御ユニット31(交換のための新たな(別個の)制御ユニットでもよい)を固定トレイ部41の被水防止カバー41c内に戻すことができる。
以上のように、本実施形態の水洗式小便器1によれば、制御ユニット31が固定トレイ部41に対して着脱可能(取り外し可能)であることにより、制御ユニット31のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、制御ユニット31が開閉トレイ部41とは別体であることにより、開閉トレイ41の開閉動作に伴う制御ユニット31の水漏れリスクも回避されている。
また、爪状部材31h(保持手段)が設けられていることによって、制御ユニット31が固定トレイ部41から一気に取り外されることが抑制されている。これにより、制御ユニット31が取り外される際の勢いで当該制御ユニット31に接続されているハーネスが断線してしまうことが効果的に回避されている。
なお、制御ユニット31の下方部に設けられたDIPSW(ディップスイッチ)を操作するような作業は、制御ユニット31を固定トレイ部41から完全に取り外すことなく、爪状部材31h(保持手段)とストッパ部41sとが当接している状態において行うことも可能である。
また、固定トレイ部41には、制御ユニット31を覆って当該制御ユニット31の被水を防止する被水防止カバー41cが設けられているため、制御ユニット31の水漏れリスクが効果的に回避されている。
1 水洗式小便器
10 小便器本体
11 ボウル部
12 ユニット収容部
13 側壁部
13b 底面
14 吐水部
21 給水経路(一次側経路)
22 給水経路(二次側経路)
25 自在継手
31 制御ユニット
31h 爪状部材(保持手段)
32 バルブユニット
33 除菌水供給ユニット
34 除菌水供給経路
41 固定トレイ部
41b 底面
41u 堰
41c 被水防止カバー
41s ストッパ部
42 開閉トレイ部
42b 底面
42u 堰
43 スリット

Claims (11)

  1. 壁面に固定される衛生設備機器であって、
    外部に露出するボウル部と、当該ボウル部の下方に位置するユニット収容部と、当該ユニット収容部の側方を覆う側壁部と、を有する衛生設備機器本体と、
    前記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部と、
    給水管接続部から前記吐水部に至る給水経路と、
    前記給水経路の途中に設けられ、前記吐水部への洗浄水の供給及び供給停止のために作動するバルブユニットと、
    前記バルブユニットの作動を制御する制御ユニットと、
    前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に、前記衛生設備機器本体に固定された固定トレイ部と、
    前記ユニット収容部の底面の一部を規定すると共に、前記衛生設備機器本体及び/または前記固定トレイ部に、下向きに回動することで開放可能且つ上向きに戻すことで閉鎖可能に取り付けられた開閉トレイ部と、
    を備え、
    前記バルブユニット及び前記制御ユニットの少なくとも一方が、前記開閉トレイ部上に取り付けられている
    ことを特徴とする衛生設備機器。
  2. 前記開閉トレイ部は、前記固定トレイ部に回動可能に取り付けられており、
    前記開閉トレイ部が回動可能に取り付けられた前記固定トレイ部が、前記衛生設備機器本体の前記側壁部に固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生設備機器。
  3. 前記バルブユニットが、前記開閉トレイ部上に取り付けられ、
    前記制御ユニットは、前記固定トレイ部上に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生設備機器。
  4. 前記制御ユニットは、前記開閉トレイ部とは別体であって、前記固定トレイ部に対して着脱可能に固定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の衛生設備機器。
  5. 前記制御ユニットは、前記固定トレイ部から下方に引き抜かれることで当該固定トレイ部から取り外し可能となっており、
    前記制御ユニットには、当該制御ユニットが前記固定トレイ部から下方に引き抜かれる途中の途中状態を保持可能な保持手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の衛生設備機器。
  6. 前記固定トレイ部には、前記制御ユニットを覆って当該制御ユニットの被水を防止する被水防止カバーが設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の衛生設備機器。
  7. 前記給水経路は、
    前記給水管接続部から前記バルブユニットまでの一次側経路と、
    前記バルブユニットから前記吐水部までの二次側経路と、
    を有しており、
    前記バルブユニットと前記一次側経路との接続部、及び/または、前記バルブユニットと前記二次側経路との接続部に、自在継手が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の衛生設備機器。
  8. 前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部の底面の高さは、前記衛生設備機器本体の底面の高さと比較して、同じであるかより高くなっている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の衛生設備機器。
  9. 前記固定トレイ部と前記開閉トレイ部との間に、スリットが設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の衛生設備機器。
  10. 前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部において、スリットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の衛生設備機器。
  11. 前記固定トレイ部及び/または前記開閉トレイ部の外周縁部には、上方に向けて突出する堰部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の衛生設備機器。
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