JP6939033B2 - オストメイト用流し装置 - Google Patents

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本発明の態様は、一般に、オストメイト用流し装置に関する。
人工肛門や人工膀胱などの保持者であるオストメイトと呼ばれる人々は、身体の腹部に排泄物(以下、汚物という)を溜めておくための袋、いわゆるパウチを装着しており、時折、トイレにおいて溜まった汚物を廃棄したり、パウチの内面、ストーマ(腹部に造設された排泄口)、ストーマ付近の腹部などに付着した汚物を洗い流すなどの作業を行う必要がある。
近年、オストメイトと呼ばれる人々が外出先で気兼ねをすることなくこれらの作業を行うことのできる施設(以下、多機能トイレという)の設置が進められている。
この多機能トイレには、大便器とは別にオストメイト用流し装置が設けられている。オストメイト用流し装置には、ボウルが設けられ、ボウルの上方には、水栓、ボウルに投入された汚物を排出させるための操作ボタン、液体石鹸供給器などがさらに設けられている(特許文献1を参照)。
ここで、多機能トイレには、オストメイト用流し装置の他に、例えば、乳児用の設備や大型ベッドなどが併せて設けられる場合が多い。
この様に、多機能トイレの内部には、多種類の設備が設けられたり、車いす用の転回スペースが必要となったりする。
そのため、多機能トイレの内部に設けられるオストメイト用流し装置に対してコンパクト化が要求されている。
特開2016−77594号公報
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、コンパクト化を図ることができるオストメイト用流し装置を提供する。
第1の発明は、ライニングの前方の面に設けられたボールと、前記ライニングから引き出し可能に設けられ、吐水ヘッドが接続されたホースと、前記ライニングの内部に設けられ、前記ボールに供給する水を収納するタンクと、前記ライニングの内部に設けられ、前記ホースの一部を収納するトレイと、を備え、前記トレイの前方の側面は、前記タンクの前方の側面よりも後方に配置されているオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、ライニングの前後方向の寸法を小さくすることができるのでオストメイト用流し装置のコンパクト化を図ることができる。
ここで、オストメイト用流し装置が設けられる多機能トイレには、多種類の設備が設けられる。例えば、多機能トイレには、オストメイト用流し装置の他に、例えば、乳児用の設備や大型ベッドなどが併せて設けられる場合が多い。そのため、多機能トイレの内部には、配置した設備とは別に車いす用の転回スペースが必要となる。このオストメイト用流し装置によれば、ライニングの前後方向の寸法を小さくすることができるので、車いす用の転回スペースを確保するのが容易となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ライニング、および、前記トレイの少なくともいずれかと着脱可能に設けられ、前記ライニングの内部に押し戻された前記ホースを前記トレイの内部に導くガイドをさらに備えたオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、メンテナンスなどの際に、ライニングの内部にあるトレイの取り出しが容易となる。
第3の発明は、第1の発明において、前記タンクの前方の側面の少なくとも一部は、前記ライニングの内部に押し戻された前記ホースを前記トレイの内部に導く傾斜面となっているオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、タンクの側面に、ホースをガイドする機能を持たせることができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記ガイドの前記トレイ側の端部は、前記トレイの上端から離間しているオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、トレイをライニングから取り出す際に、ガイドとトレイとが干渉するのを抑制することができる。そのため、トレイをライニングから容易に取り出すことができる。
第5の発明は、第2または第4の発明において、前記ガイドの前記トレイ側の端部は、前記トレイの前方の側面の内壁を含む平面内にあるオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、ホースの表面に凹凸がある場合であっても、トレイからホースを引き出す際に、ガイドの端部にホースが引っかかるのを抑制することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記ボールと、前記ライニングと、の間に設けられた第1のパネルと、前記第1のパネルの右側方または左側方に、前記ライニングの前方の面と着脱可能に設けられた第2のパネルと、をさらに備えたオストメイト用流し装置である。
このオストメイト用流し装置によれば、第2のパネルが着脱可能に設けられているので、メンテナンスなどの際に第2のパネルをライニングから取り外すことができる。そのため、作業者が、作業性の良いライニングの前方からライニングの内部にあるトレイなどを容易に取り出すことができる。
本発明の態様によれば、コンパクト化を図ることができるオストメイト用流し装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るオストメイト用流し装置1を前方(正面側)から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るオストメイト用流し装置1を後方(背面側)から見た斜視図である。 (a)〜(c)は、トレイ16と、ガイド15のトレイ16側の端部との位置関係を例示するための断面図である。 (a)、(b)は、トレイ16の前方の側面16aを例示するための断面図である。 (a)〜(c)は、タンク14の前方の側面14bと、トレイ16の前方の側面16aとの位置関係を例示するための側面図である。 (a)、(b)は、他の実施形態に係るタンク14を例示するための斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。尚、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本願明細書においては、オストメイト用流し装置のボウルの前に立った使用者からみて上方を「上方」とし、下方を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。また、オストメイト用流し装置の使用者側を「前方」とし、その反対方向を「後方」とする。
図1は、本発明の実施形態に係るオストメイト用流し装置1を前方(正面側)から見た斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係るオストメイト用流し装置1を後方(背面側)から見た斜視図である。
図1および図2に示すように、オストメイト用流し装置1には、ライニング2、パネル3(第1のパネルの一例に相当する)、パネル4(第2のパネルの一例に相当する)、天板5、ボウル6、水栓7、液体石鹸供給器8、水栓操作ハンドル9、トイレットペーパーホルダ10、鏡11、ボウル洗浄ボタン12、排水配管13、タンク14、ガイド15、およびトレイ16が設けられている。
ライニング2は、骨組構造を有している。ライニング2は、ネジなどの締結部材を用いて多機能トイレの壁面などに取り付けることができる。
また、ライニング2の内部の上方には、載置台2aが設けられている。載置台2aは、ボウル6の上端よりも高い位置に設けられている。載置台2aの上にはタンク14が載置される。
ライニング2の内部には、載置台2bが設けられている。載置台2bの上にはトレイ16が載置される。載置台2bにはトレイ16の位置が動くのを抑制するためのガイド2b1を設けることができる。ガイド2b1は、例えば、トレイ16が載置台2bの上に載置された際に、トレイ16の近傍に位置するように設けることができる。
載置台2bは、載置台2aより低い位置に設けることもできるし、載置台2aと同じ高さの位置に設けることもできるし、載置台2aより高い位置に設けることもできる。図2に例示をした載置台2bは、載置台2aより低い位置に設けられている。なお、載置台2bが載置台2aと同じ高さの位置に設けられる場合には、載置台2aにトレイ16を載置することができる。この場合、載置台2bは省くことができる。
また、平面視において(ライニング2を上方から見て)、載置台2bは載置台2aと重なる位置に設けることもできるし、載置台2aと重ならない位置に設けることもできる。
パネル3は、ライニング2の前方の面に設けられている。パネル3は、ネジなどの締結部材を用いてライニング2に取り付けることができる。パネル3は、ボール6とライニング2との間に設けられている。
パネル4は、ライニング2の前方の面に設けられている。パネル4は、ネジなどの締結部材や引掛け金具などを用いてライニング2に取り付けることができる。この場合、パネル4は、ライニング2に着脱可能に取り付けられている。パネル4が着脱可能に取り付けられていれば、メンテナンスなどの際にパネル4をライニング2から容易に取り外すことができる。そのため、作業者が、作業性の良いライニング2の前方からライニング2内部にあるトレイ16などを容易に取り出すことができる。
パネル3とパネル4は、左右方向に並べて設けられている。この場合、パネル4は、パネル3の右側方に設けることもできるし、パネル3の左側方に設けることもできる。
天板5は、ライニング2の上方の面に設けられている。天板5は、マジックテープ(登録商標)などの締結部材を用いてライニング2に取り付けることができる。
なお、図示は省略したが、ライニング2の右側方の面、および左側方の面にもパネルを設けることができる。
ボウル6は、ライニング2の前方の面に設けられている。ボウル6は、パネル3を介してライニング2に取り付けることができる。ボウル6は、例えば、陶器、合成樹脂、合成樹脂にセラミック材や陶器粉を混入させたものなどから形成することができる。
ボウル6は、汚物の洗浄や投入がしやすいように上面が大きく開口し、前方にはリップ部6aが設けられている。リップ部6aは、背の高いオストメイトであってもこのリップ部6aに腹部を押し当てて容易に汚物の処理ができるような形状となっている。すなわち、オストメイトが前かがみになり腹部をリップ部6aに押し当てた状態で汚物を処理している最中に汚物が漏出しても、汚物がボウル6の中に自然に入っていくように、ボウル6の前方に向けて凸状に湾曲した形状となっている。また、ボウル6の開口の下方には図示しない封水部が設けられている。封水部は屈曲した流路を有し、サイホン現象が発現可能とされている。ボウル6の後方の下部には、封水部と連通する排水口6bが設けられている。そのため、封水部により悪臭の発生を抑制しつつ、排水口6bから汚物と水の排出ができるようになっている。また、ボウル6の開口の近傍には図示しない案内部が設けられている。案内部は供給された水をボウル6の内壁に沿って流すことで旋回流を形成する。ボウル6の後方の上部には、案内部と連通する給水口6cが設けられている。
水栓7は、ホルダ7a、吐水ヘッド7b、およびホース7cを有する。
ホルダ7aは、筒状を呈し、孔の内部に挿入された吐水ヘッド7bを保持することができるようになっている。ホルダ7aの一方の端部は、パネル3の前方の面に露出している。ホルダ7aの他方の端部は、ライニング2に取り付けることができる。例えば、ホルダ7aは、ネジなどの締結部材を用いてライニング2の前方の面に取り付けることができる。
吐水ヘッド7bは、例えば、シャワー状の吐水を行うものとすることができる。吐水ヘッド7bは、ボウル6の開口の上方に設けられ、シャワー状の吐水がボウル6の開口内に入るようになっている。なお、吐水ヘッド7bの吐水形態はシャワー状に限定されるわけではなく適宜変更することができる。
ホース7cの一端は吐水ヘッド7bに接続され、ライニング2の内部において、ホース7cの他端は水栓操作ハンドル9を介して水源に接続されている。ホース7cは、可撓性を有している。ホース7cは、例えば、フレキシブル金属ホースとすることができる。ホース7cが接続された吐水ヘッド7bをホルダ7aに装着した際には、ライニング2の内部においてホース7cが撓むようになっている。そのため、ホース7cが接続された吐水ヘッド7bをホルダ7aから引き出すことができる。すなわち、ホース7cは、ライニング2から引き出し可能に設けられ、吐水ヘッド7bと接続されている。また、ホース7cが接続された吐水ヘッド7bをホルダ7aに再び装着することができる。ライニング2の内部においてホース7cの撓んだ部分は、トレイ16の内部に収納されるようになっている。また、ホース7cの移動は、ガイド15に沿って行われるようになっている。
液体石鹸供給器8は、パネル3の前方の面に設けられている。液体石鹸供給器8は、ボウル6の開口の上方に設けられている。液体石鹸供給器8は、少量の液体石鹸を吐出可能とするものである。液体石鹸供給器8は、液体石鹸を収容するためのタンクと、タンクの下方に設けられた吐出手段とを有する。
水栓操作ハンドル9は、パネル3の前方の面に設けられている。水栓操作ハンドル9は、吐水ヘッド7bからの吐水の開始、吐水の停止、および吐水量の調整を行う。また、ライニング2の内部に図示しない温調機構および電気温水器を設け、水栓操作ハンドル9の操作量に応じて吐水の温度調整と吐水量の調整ができるようにしてもよい。
トイレットペーパーホルダ10は、パネル4の前方の面に設けられている。トイレットペーパーホルダ10は、トイレットペーパーを保持する。
鏡11は、パネル3の前方の面に設けられている。鏡11は、例えば、ストーマ及びその周辺を視認することができる位置に設けることができる。
ボウル洗浄ボタン12は、パネル4の前方の面に設けられている。
排水配管13は、ライニング2の内部に設けられている。排水配管13の一端はボウル6の排水口6bに接続され、排水配管13の他端は外部の下水配管などに接続されている。排水配管13は、可撓性を有する配管とすることができる。排水配管13は、例えば、蛇腹タイプの配管とすることができる。
タンク14は、ボール6に供給する水を収納する。タンク14は、ライニング2の内部に設けられている。タンク14は、ボウル6の上端より高い位置に設けられている。タンク14は、配管14aおよび図示しない電磁バルブを介してボウル6の給水口6cに接続されている。そのため、タンク14の内部に収納された水の位置エネルギーを利用して、ボウル6の内部に水を供給することができる。
使用者がボウル洗浄ボタン12を押すと、電磁バルブが所定の時間の間開いて、タンク14に収納されていた水がボウル6の内部に供給される。ボウル6の内部に供給された水は案内部により旋回流となり、ボウル6の内壁面に付着した汚物などを洗い流す。ボウル6の下部に落下した水と汚物は、水の勢いと封水部において発現したサイホン現象により、排水配管13を介して外部の下水配管などに排出される。
ガイド15は、ホース7cの撓み部分をトレイ16の内部に収納したり、ホース7cの撓み部分をトレイ16の内部から引き出したりする際にガイドの役割を果たす。またさらに、ホース7cに付着した水がガイド15に伝わった場合には、ガイド15に付着した水をトレイ16の内部に導く。
ガイド15は、板材から形成することができる。ガイド15は、例えば、ステンレスなどの金属板を折り曲げて形成することができる。ガイド15は、傾斜面15aを有する。傾斜面15aは、トレイ16側になるに従いパネル3から離れる方向に傾斜している。
図2に例示をしたように、ガイド15のパネル3側の端部には取付座15bを設けることができる。取付座15bは、ネジなどの締結部材を用いてライニング2に取り付けられる。この場合、ガイド15のトレイ16側の端部は、トレイ16に固定しない。そのため、トレイ16はライニング2から容易に取り出すことができる。
また、ガイド15のトレイ16側の端部に保持部を設け、保持部をトレイ16に着脱可能に保持させることもできる。例えば、保持部をトレイ16の開口の縁に差し込んで、ガイド15をトレイ16に着脱可能に保持させることができる。この場合、ガイド15のパネル3側の端部は、ライニング2に固定する必要はないので取付座15bを省くことができる。また、ガイド15のパネル3側の端部にも保持部を設け、保持部をライニング2に着脱可能に保持させることもできる。すなわち、ガイド15は、ライニング2およびトレイ16の少なくともいずれかと着脱可能に設けられ、ライニング2の内部に押し戻されたホース7cをトレイ16の内部に導く。
この様にすれば、トレイ16をライニング2から容易に取り出すことができる。
図3(a)〜(c)は、トレイ16と、ガイド15のトレイ16側の端部との位置関係を例示するための断面図である。
図3(a)に示すように、ガイド15のトレイ16側の端部15cは、トレイ16の内部に設けることができる。この様にすれば、ホース7cに付着した水がガイド15に伝わった場合であっても、ガイド15に付着した水をトレイ16の内部に確実に導入することができる。
この場合、図3(b)に示すように、ガイド15の端部15cは、トレイ16の上端から離間している様にすることができる。すなわち、ガイド15の端部15cと、トレイ16の上端との間に隙間L1を設けることができる。この様にすれば、トレイ16をライニング2から取り出す際に、ガイド15とトレイ16とが干渉するのを抑制することができる。そのため、トレイ16をライニング2から容易に取り出すことができる。
前述したように、ホース7cがフレキシブル金属ホースとされる場合がある。フレキシブル金属ホースの表面には凹凸があるため、トレイ16からフレキシブル金属ホースを引き出す際に、ガイド15の端部15cにフレキシブル金属ホースが引っかかる場合がある。
図3(c)に示すように、ガイド15の端部15cが、トレイ16の前方の側面16aの内壁16bを含む平面内にある様にすれば、ガイド15の端部15cにフレキシブル金属ホースが引っかかるのを抑制することができる。この場合、ガイド15の端部15cとトレイ16の上端とが接触する様にすれば、ガイド15の端部15cとトレイ16との位置関係がずれるのを抑制することができる。
トレイ16は、ライニング2の内部に設けられている。トレイ16は、ホース7cの撓んだ部分の収納、および、ホース7cおよびガイド15を伝わって滴下する水の貯留を行う。トレイ16は、上端が開口した箱状を呈している。
トレイ16の前方の側面16aと底面16cとがなす角度θは、90°以上とすることができる。
図4(a)、(b)は、トレイ16の前方の側面16aを例示するための断面図である。
図4(a)に示すように、トレイ16の前方の側面16aと底面16cとがなす角度θは、90°とすることができる。この様にすれば、トレイ16の製造が容易となる。
図4(b)に示すように、トレイ16の前方の側面16aと底面16cとがなす角度θは、90°を超えるものとすることができる。トレイ16の内部へのホース7cの収納と、トレイ16の内部からのホース7cの引き出しのたびに、ホース7cと側面16aの内壁16bとが擦れることになる。そのため、ホース7cがフレキシブル金属ホースである場合には、側面16aの内壁16bが損傷するおそれがある。この場合、側面16aと底面16cとがなす角度θが90°を超えるものとすれば、側面16aの内壁16bの損傷を抑制することができる。また、トレイ16の内部にホース7cを収納する際に誘い込みとなるので、ホース7cの収納を円滑に行うことができる。
本発明者らの得た知見によれば、側面16aと底面16cとがなす角度θを105°程度とすれば、内壁16bの損傷のさらなる軽減と、ホース7cの収納のさらなる円滑化を図ることができる。
次に、タンク14の前方の側面14bと、トレイ16の前方の側面16aとの位置関係について説明する。
図5(a)〜(c)は、タンク14の前方の側面14bと、トレイ16の前方の側面16aとの位置関係を例示するための側面図である。
本実施の形態に係るオストメイト用流し装置1においては、トレイ16の前方の側面16aは、タンク14の前方の側面14bよりも後方に配置されている。この様にすれば、ライニング2の前後方向の寸法を小さくすることができるのでオストメイト用流し装置1のコンパクト化を図ることができる。
この場合、図5(a)〜(c)に示すように、トレイ16の前方の側面16aの最も前方の部分16a1が、タンク14の前方の側面14bの最も前方の部分14b1よりも後方に配置される様にすることができる。
この場合、タンク14の前方の側面14bの最も前方の部分14b1と、トレイ16の前方の側面16aの最も前方の部分16a1との間の距離をL2とした場合に、L2≧0とすればよい。
また、図5(a)に示すように、トレイ16はタンク14の下方に設けることもできる。図5(b)に示すように、トレイ16はタンク14の左側方または右側方に設けることもできる。図5(c)に示すように、トレイ16はタンク14の上方に設けることもできる。
なお、トレイ16の後方の側面16dの位置には特に限定がなく、ライニング2の内部であればよい。
ここで、オストメイト用流し装置1が設けられる多機能トイレには、多種類の設備が設けられる。例えば、多機能トイレには、オストメイト用流し装置1の他に、例えば、乳児用の設備や大型ベッドなどが併せて設けられる場合が多い。そのため、多機能トイレの内部には、配置した設備とは別に車いす用の転回スペースが必要となる。本実施の形態に係るオストメイト用流し装置1とすれば、ライニング2の前後方向の寸法を小さくすることができるので、車いす用の転回スペースを確保するのが容易となる。
図6(a)、(b)は、他の実施形態に係るタンク14を例示するための斜視図である。 図6(a)、(b)に示すように、タンク14の前方の側面14bの一部には凹部14b2が設けられている。凹部14b2はタンク14の底面14cに開口している。図6(a)に示すように、凹部14b2の下方にはトレイ16を設けることができる。図6(b)に示すように、凹部14b2の内部には、トレイ16を設けることができる。
また、凹部14b2の前方の面14b2aは傾斜面となっている。面14b2aは、タンク14の底面14c側になるに従い前方の側面14bから後方に離れる方向に傾斜している。
この様にすれば、タンク14の面14b2aに、前述したホース7cをガイドする機能を持たせることができる。
すなわち、タンク14の前方の側面の少なくとも一部は、ライニング2の内部に押し戻されたホース7cをトレイ16の内部に導く傾斜面とすることができる。
また、図6(b)に例示をしたように、凹部14b2の内部にトレイ16を設ければ、オストメイト用流し装置1をさらにコンパクトにすることが可能となる。
以上、実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 オストメイト用流し装置、2 ライニング、3 パネル、4 パネル、6 ボウル、7 水栓、7a ホルダ、7b 吐水ヘッド、7c ホース、14 タンク、14b 側面、14b1 部分、14b2 凹部、14b2a 面、15 ガイド、15a 傾斜面、15c 端部、16 トレイ、16a 側面、16a1 部分、16b 内壁、16c 底面

Claims (4)

  1. ライニングの前方の面に設けられたボールと、
    前記ライニングから引き出し可能に設けられ、吐水ヘッドが接続されたホースと、
    前記ライニングの内部に設けられ、前記ボールに供給する水を収納するタンクと、
    前記ライニングの内部に設けられ、前記ホースの一部を収納するトレイと、
    を備え、
    前記トレイの前方の側面は、前記タンクの前方の側面よりも後方に配置され
    前記タンクの前方の側面の少なくとも一部は、前記ライニングの内部に押し戻された前記ホースを前記トレイの内部に導く傾斜面となっているオストメイト用流し装置。
  2. ライニングの前方の面に設けられたボールと、
    前記ライニングから引き出し可能に設けられ、吐水ヘッドが接続されたホースと、
    前記ライニングの内部に設けられ、前記ボールに供給する水を収納するタンクと、
    前記ライニングの内部に設けられ、前記ホースの一部を収納するトレイと、
    を備え、
    前記ライニング、および、前記トレイの少なくともいずれかと着脱可能に設けられ、前記ライニングの内部に押し戻された前記ホースを前記トレイの内部に導くガイドをさらに備え
    前記ガイドの前記トレイ側の端部は、前記トレイの前方の側面の内壁を含む平面内にあるオストメイト用流し装置。
  3. 前記ガイドの前記トレイ側の端部は、前記トレイの上端から離間している請求項2記載のオストメイト用流し装置。
  4. 前記ボールと、前記ライニングと、の間に設けられた第1のパネルと、
    前記第1のパネルの右側方または左側方に、前記ライニングの前方の面と着脱可能に設けられた第2のパネルと、
    をさらに備えた請求項1〜のいずれか1つに記載のオストメイト用流し装置。
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