JP6800434B2 - 水洗大便器 - Google Patents

水洗大便器 Download PDF

Info

Publication number
JP6800434B2
JP6800434B2 JP2018158423A JP2018158423A JP6800434B2 JP 6800434 B2 JP6800434 B2 JP 6800434B2 JP 2018158423 A JP2018158423 A JP 2018158423A JP 2018158423 A JP2018158423 A JP 2018158423A JP 6800434 B2 JP6800434 B2 JP 6800434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
water
bowl
supply unit
flush toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018158423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020033701A (ja
Inventor
真樹 森
真樹 森
周 頭島
周 頭島
貴寛 原
貴寛 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2018158423A priority Critical patent/JP6800434B2/ja
Priority to CN201910588507.6A priority patent/CN110863551B/zh
Priority to US16/528,482 priority patent/US10982421B2/en
Publication of JP2020033701A publication Critical patent/JP2020033701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6800434B2 publication Critical patent/JP6800434B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D11/00Other component parts of water-closets, e.g. noise-reducing means in the flushing system, flushing pipes mounted in the bowl, seals for the bowl outlet, devices preventing overflow of the bowl contents; devices forming a water seal in the bowl after flushing, devices eliminating obstructions in the bowl outlet or preventing backflow of water and excrements from the waterpipe
    • E03D11/02Water-closet bowls ; Bowls with a double odour seal optionally with provisions for a good siphonic action; siphons as part of the bowl
    • E03D11/08Bowls with means producing a flushing water swirl
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D1/00Water flushing devices with cisterns ; Setting up a range of flushing devices or water-closets; Combinations of several flushing devices
    • E03D1/38Adaptations or arrangements of flushing pipes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D11/00Other component parts of water-closets, e.g. noise-reducing means in the flushing system, flushing pipes mounted in the bowl, seals for the bowl outlet, devices preventing overflow of the bowl contents; devices forming a water seal in the bowl after flushing, devices eliminating obstructions in the bowl outlet or preventing backflow of water and excrements from the waterpipe
    • E03D11/02Water-closet bowls ; Bowls with a double odour seal optionally with provisions for a good siphonic action; siphons as part of the bowl
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D11/00Other component parts of water-closets, e.g. noise-reducing means in the flushing system, flushing pipes mounted in the bowl, seals for the bowl outlet, devices preventing overflow of the bowl contents; devices forming a water seal in the bowl after flushing, devices eliminating obstructions in the bowl outlet or preventing backflow of water and excrements from the waterpipe
    • E03D11/13Parts or details of bowls; Special adaptations of pipe joints or couplings for use with bowls, e.g. provisions in bowl construction preventing backflow of waste-water from the bowl in the flushing pipe or cistern, provisions for a secondary flushing, for noise-reducing

Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、洗浄水により便器を洗浄する水洗大便器に関する。
従来から、例えば特許文献1に記載されているように、ボウル部と、リム部に沿って洗浄水を吐水するリム吐水口部と、を備え、リム吐水口部からリム部に沿って吐水される洗浄水がボウル部を旋回流で洗浄する水洗大便器が知られている。
更に詳しくは、特許文献1において、リム吐水口部に(ボウル部内に)洗浄水を導くための導水路は、当該導水路に対して給水がなされる給水部(分岐部)を始点として、ボウル部の左右の一方側へと延在する第1導水部と、ボウル部の左右の他方側へと延在する第2導水部と、を有している。そして、当該給水部は、ボウル部に対して左右中央の位置に設けられている。
特許第6332606号公報
近年、デザイン性を更に向上させるため、水洗大便器のより一層のコンパクト化が検討されている。例えば、前後方向のコンパクト化を図り、いわゆる「前出」の小さな水洗大便器を実現することが検討されている。
従来においては、特許文献1に示されているように、給水部(分岐部)はボウル部に対して左右中央の位置に設けられていた。本件発明者は、当該給水部(分岐部)をボウル部に対して左右いずれかの偏った位置にずらすことによって、前後方向のコンパクト化を図ることを検討してきた。
本発明は、以上のような背景の下になされたものである。本発明の目的は、前後方向にコンパクト化できる水洗大便器を提供することである。
本発明は、ボウル部を規定する便器本体と、前記便器本体の内部に形成され、前記ボウル部内に洗浄水を導くための導水路と、を備えた水洗大便器であって、前記導水路は、当該導水路に対して給水がなされる給水部を始点として、前記ボウル部の左右の一方側に配置された第1吐水口まで延在する第1導水部と、前記ボウル部の左右の他方側に配置された第2吐水口まで延在する第2導水部と、を有しており、前記給水部は、前記ボウル部に対して左右の一方側に偏った位置に設けられており、前記給水部への給水は、平面視において、前後方向に対して左右の他方側に傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向になされることを特徴とする水洗大便器である。
本発明によれば、給水部がボウル部に対して左右の一方側に偏った位置に設けられており、給水部への給水は、平面視において、前後方向に対して左右の他方側に傾斜して給水部の内側面と交わる方向になされるため、水洗大便器を前後方向にコンパクト化することができる。
なお、本発明において、給水部への給水の角度を調整することによって、第1導水部への導水量(すなわち第1吐水口からの吐水量)と第2導水部への導水量(すなわち第2吐水口からの吐水量)との比率(分配比率)を所望の値に調整することもできる。
前記給水部への給水は、前記給水部の内側面の接線方向に対して略直交する方向になされることが好ましい。略直交とは、本明細書においては、75°〜105°程度を意味する。
具体的な構成について、好適な一例においては、前記給水部への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる直線ノズルによってなされ、前記直線ノズルには、給水管が接続されており、前記給水管は、前後方向に延びる基端部と、前記直線ノズルに接続され当該直線ノズルと同一方向に延びる先端部と、前記基端部から前記先端部まで屈曲する屈曲部と、を有している。
このような例では、ノズルの取り付け作業が容易であり、また、ノズル設置場所のスペースについてもコンパクト化が図れる。
あるいは、別の好適な一例においては、前記給水部への給水は、前後方向に延びる基端部と、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる先端部と、前記基端部から前記先端部まで屈曲する屈曲部と、を有する屈曲ノズルによってなされ、前記屈曲ノズルには、前後方向に延びる給水管が接続されている。
このような例でも、ノズルの取り付け作業が容易であり、また、ノズル設置場所のスペースについてもコンパクト化が図れる。
あるいは、更に別の好適な一例においては、前記給水部への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる給水路によってなされ、前記給水路には、洗浄水が一時的に滞留可能なバッファ室を介して、給水管が接続されている。
このような例では、バッファ室において洗浄水が一時的に滞留可能であることにより、給水管からバッファ室までの給水方向による影響を低減させることができ、給水部までより高精度に給水路の方向に沿って給水することができる。
この場合、更に好ましくは、前記バッファ室は、前記給水管から当該バッファ室内への洗浄水の給水方向に対向する位置に形成された壁を有する。
これによれば、給水管からバッファ室までの給水方向による影響をより一層低減させることができ、給水部まで更に高精度に給水路の方向に沿って給水することができる。
なお、前記バッファ室の底面は、前記給水部に向けて傾斜していることが好ましい。
これによれば、バッファ室内に残水が滞留することが抑制できる。
本発明によれば、給水部がボウル部に対して左右いずれかに偏った位置に設けられているため、水洗大便器を前後方向にコンパクト化することができる。
本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。 図1のIII−III線に沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。 本発明の第3実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。 本発明の第4実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の第1実施形態による水洗大便器について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿って見た断面図である。
以下の説明において、便器本体2を前方から見た時の右側を「右側」とし、便器本体2を前方から見た時の左側を「左側」としている。
図1乃至図3に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器1は、陶器等からなる便器本体2を有する。便器本体2の後方側の上方には、洗浄水源である貯水タンク4が設置されている。貯水タンク4は、上水道等の給水源(図示せず)に接続されている。
貯水タンク4に設けられた操作レバー(図示せず)を操作することにより、洗浄操作が開始されるようになっている。具体的には、操作レバーの操作によって貯水タンク4の排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6リットル)が、便器本体2の後方側に設けられた供給口(図示せず)に供給されるようになっている。
本実施形態の水洗大便器1は、貯水タンク4から供給される洗浄水量が3リットル乃至6リットルの範囲である節水タイプの水洗大便器、好ましくは4.8リットル乃至6リットルの範囲である節水タイプの水洗大便器、に使用することができる。
貯水タンク4に代えて、規定の洗浄水量を供給できるフラッシュバルブ等の他の給水装置が利用されてもよい。
便器本体2の前方上部には、ボウル部8が形成されている。ボウル部8の下方には、溜水部12が形成され、所定量の溜水が貯留されている。初期水位の溜水面が、W0で示されている。溜水部12の下端には、排水トラップ管路14の入口14aが接続されており、排水トラップ管路14は、その入口14aから後方へと延び、その後端14bが床面に設置された排出管(図示せず)に接続されている。
便器本体2の内部には、当該便器本体2の後方側に設けられた前記供給口から導入される洗浄水をボウル部8内に導くための導水路60が設けられている。
導水路60は、当該導水路60に対して給水がなされる給水部70を始点として、ボウル部8の左側(左右の一方側)に配置された第1吐水口38まで延在する第1導水部61と、ボウル部8の右側(左右の他方側)に配置された第2吐水口40まで延在する第2導水部62と、を有している。そして、本実施形態の特徴の1つとして、給水部70が、ボウル部8に対して左側(左右いずれか)に偏った位置に設けられている。
図2に示すように、第1導水部38と第2導水部40とは、平面視において、それぞれ、給水部70の内側面(及びボウル部8の外周面の外側)に沿うように延在している。そして、給水部70の給水は、平面視において、前後方向に対して傾斜して給水部70の内側面(及びボウル部8の外周面)と交わる方向になされるようになっている。特に、本実施形態における給水部70への給水は、給水部70の内側面の接線方向に対して略直交する方向になされるようになっている。
第1導水部61は、給水部70から概ね便器本体2の前方側へと延びるように形成されている。第2導水部62は、給水部70から概ね便器本体2の右側へと延びた後、折り返されて、第2吐水口40に至るように形成されている。
また、本実施形態では、図2に示すように、第1導水部61と第2導水部62とは滑らかに連続しており、第1導水部61の給水部70における接線方向と第2導水部62の前記給水部における接線方向とが略同一方向となっている。そして、給水部70への給水は、両接線方向に対しても略直交する方向になされるようになっている。
そして、本実施形態では、給水部70への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して給水部70の内側面(及びボウル部8の外周面)と交わる方向に延びる直線ノズル71によってなされるようになっている。直線ノズル71には、給水管72が接続されており、当該給水管72は、前後方向に延びる基端部72aと、直線ノズル71に接続され当該直線ノズル71と同一方向に延びる先端部72cと、基端部71aから先端部71cまで屈曲する屈曲部72bと、を有している。
ボウル部8は、ボウル形状に形成されている汚物受け面16と、その上縁部に形成されて汚物受け面16に洗浄水を吐水するリム部18と、を有している。
より詳細には、リム部18は、ボウル部8の上縁部の略全周に形成されていて、ボウル部8内の各領域にバランス良く洗浄水を導くことができるようになっている。リム部18は、汚物受け面16の上方に位置し、その内壁面であるリム通水路外側壁面34の上部が内側に向って張り出すように形成されている。また、リム部18は、リム部18のリム通水路底面24が内方に向って水平方向に延びるように形成されている。これにより、リム通水路底面24上にリム通水路20が形成されている。
リム通水路底面24は、ボウル部8のほぼ全周に亘って略平坦な棚状に略水平に形成されている。このような構成により、リム通水路20においてリム通水路底面24上を流れる洗浄水が、ボウル部8の上部を一周するような流れを形成することができる。
また、本実施形態では、第1導水部61とリム通水路20とが接続される領域において、第1導水部61の外側壁面61cと、リム部18のリム通水路外側壁面34とが、ほぼ平坦に連続して形成されている。これにより、洗浄水が、第1導水部61の外側壁面61cからリム部18のリム通水路外側壁面34へと滑らかに流れることができる。
同様に、第2導水部62とリム通水路20とが接続される領域においては、第2導水部62の外側壁面62cと、リム部18のリム通水路外側壁面34とが、ほぼ平坦に連続して形成されている。これにより、洗浄水が、第2導水部62の外側壁面62cからリム部18のリム通水路外側壁面34へと滑らかに流れることができる。
本実施形態では、第1吐水口38近傍において、第1導水部61の中心軸線A4の向きと、ボウル部8の左側領域においてリム通水路20上を周回しようとする洗浄水の流線A5の向きとが、ほぼ一致するようになっている。これにより、第1吐水口38から流出する洗浄水が、リム通水路20上をほぼ同じ旋回方向に向かって流れ、水の勢いを保った状態(流量及び流速をほぼ維持した状態)でリム通水路20上を周回することができる。
また、本実施形態では、第2吐水口40近傍においても、第2導水部62の中心軸線A6の向きと、ボウル部8の右側後方領域においてリム通水路20上を周回しようとする洗浄水の流線A7の向きとが、ほぼ一致するようになっている。これにより、第2吐水口40から流出する洗浄水が、リム通水路20上をほぼ同じ旋回方向に向かって流れ、水の勢いを保った状態(流量及び流速をほぼ維持した状態)でリム通水路20上を周回することができる。
次に、本実施形態による水洗大便器の作用(動作)を説明する。
便器洗浄のため洗浄操作パネル(図示せず)の操作ボタン(図示せず)が操作されると、貯水タンク4に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、6.0リットル)が便器本体2の後方側の供給口(不図示)から便器本体2内へと供給され、給水管72及び直線ノズル71を介して給水部70へと供給される。
そして、給水部70から導水路60へと給水された洗浄水は、第1導水部61と第2導水部62とに分岐されて更に導水される。
第1導水部61を経て第1吐水口38から吐水される洗浄水は、流線A5に沿ってリム通水路20上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面24から汚物受け面16に下降して、ボウル部8を洗浄する。
第2導水部62を経て第2吐水口40から吐水される洗浄水は、流線A7に沿ってリム通水路20上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面24から汚物受け面16に下降して、ボウル部8を洗浄する。
ボウル部8を洗浄しながら下降した洗浄水は、汚物とともに排水トラップ管路14から排出されて、便器本体2の一連の洗浄動作が終了する。
以上のような本実施形態の水洗大便器1によれば、給水部70がボウル部8に対して左側(左右いずれか)に偏った位置に設けられているため、水洗大便器1を前後方向にコンパクト化することができる。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、第1導水部61と第2導水部62とが滑らかに連続しており、第1導水部61の給水部70における接線方向と第2導水部62の給水部70における接線方向とが略同一方向であり、給水部70への給水は両接線方向に対して略直交する方向になされる。これにより、洗浄水を適切な比率で第1導水部61と第2導水部62とに分配することができ、各洗浄水の水勢(流量及び流速)も十分に維持できる。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、給水部70への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して給水部70の内側面(及びボウル部8の外周面)と交わる方向に延びる直線ノズル71によってなされ、直線ノズル71には給水管72が接続されており、当該給水管72は、前後方向に延びる基端部72aと、直線ノズル71に接続され当該直線ノズル71と同一方向に延びる先端部72cと、基端部71aから先端部71cまで屈曲する屈曲部72bと、を有している。これによれば、直線ノズル71の取り付け作業が容易であり、また、ノズル設置場所のスペースについてもコンパクト化が図れる。
なお、本実施形態の水洗大便器1において、給水部70への給水の角度を調整することによって、第1導水部61への導水量(すなわち第1吐水口38からの吐水量)と第2導水部62への導水量(すなわち第2吐水口40からの吐水量)との比率(分配比率)を所望の値に調整することもできる。この調整も、給水部70に対する直線ノズル71の設置角度を変更することにより、比較的容易に実施することができる。
次に、図4は、本発明の第2実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。本実施形態では、直線ノズル71及び屈曲給水管72の代わりに、屈曲ノズル81及び直線給水管82が用いられている。
具体的には、本実施形態では、給水部70への給水は、前後方向に延びる基端部81aと、平面視において前後方向に対して傾斜して給水部70の内側面(及びボウル部8の外周面)と交わる方向に延びる先端部81cと、基端部81aから先端部81cまで屈曲する屈曲部81bと、を有する屈曲ノズル81によってなされ、当該屈曲ノズル82には、前後方向に延びる直線給水管82が接続されている。
また、屈曲ノズル81の設置作業を容易にするべく、給水部70近傍の導水路60が拡張されている。
本実施形態のその他の構成については、図1乃至図3を用いて説明した第1実施形態と略同様である。図4において、第1実施形態と同様の部分については、同様の符号を付している。また、本実施形態の第1実施形態と同様の部分については、詳しい説明を省略する。
本実施形態においても、屈曲ノズル81の取り付け作業が容易であり、また、ノズル設置場所のスペースについてもコンパクト化が図れる。
次に、図5は、本発明の第3実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。本実施形態では、内部に屈曲した流路が形成された部材(前記の給水管72や屈曲ノズル81等)を用いる代わりに、洗浄水が一時的に滞留可能なバッファ室を利用して、給水部70への給水方向の整流を実現する。
具体的には、本実施形態では、給水部70への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して給水部70の内側面(ボウル部8の外周面)と交わる方向に延びる給水路91によってなされ、当該給水路91に、洗浄水が一時的に滞留可能なバッファ室92を介して、直線給水管93が接続されている。
図5の例では、給水管93からバッファ室92内への洗浄水の給水方向に、給水路91の入口が設けられている。
本実施形態のその他の構成については、図1乃至図3を用いて説明した第1実施形態と略同様である。図5において、第1実施形態と同様の部分については、同様の符号を付している。また、本実施形態の第1実施形態と同様の部分については、詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、バッファ室92において洗浄水が一時的に滞留可能であることにより、給水管93からバッファ室92までの給水方向による影響を低減させることができ、給水部70までより高精度に給水路91の方向に沿って給水することができる。
ここで、給水管93からバッファ室92内への洗浄水の給水方向に対向する位置に、当該洗浄水の給水速度を減速させる壁が設けられていることが更に好ましい。このような例を、本発明の第4実施形態として、図6に示す。図6は、本発明の第4実施形態による水洗大便器の便器本体の平面図である。
本実施形態によれば、給水管93からバッファ室92内への洗浄水の給水方向に対向する位置に当該洗浄水の給水速度を減速させる壁94が設けられていることにより、給水管93からバッファ室92までの給水方向による影響をより一層低減させることができ、給水部70まで更に高精度に給水路91の方向に沿って給水することができる。バッファ室92の壁94の内壁面は、給水管93からバッファ室92内への洗浄水の給水方向に略垂直であることが好ましい。
なお、第3実施形態及び第4実施形態の水洗大便器において、バッファ室92の底面は給水部70に向けて傾斜していることが好ましい。これによれば、バッファ室92内に残水が滞留することを抑制できる。
1 水洗大便器
2 便器本体
4 貯水タンク
8 ボウル部
12 溜水部
14 排水トラップ管路
14a 入口
14b 後端
16 汚物受け面
18 リム部
20 リム通水路
24 リム通水路底面
34 リム通水路外側壁面
38 第1吐水口
40 第2吐水口
60 導水路
61 第1導水部
61c 外側壁面
62 第2導水部
62c 外側壁面
70 給水部
71 直線ノズル
72 給水管
72a 基端部
72b 屈曲部
72c 先端部
81 屈曲ノズル
81a 基端部
81b 屈曲部
81c 先端部
82 給水管
91 給水路
92 バッファ室
93 給水管
94 壁
A4 中心軸線
A5 流線
A6 中心軸線
A7 流線

Claims (7)

  1. ボウル部を規定する便器本体と、
    前記便器本体の内部に形成され、前記ボウル部内に洗浄水を導くための導水路と、
    を備えた水洗大便器であって、
    前記導水路は、当該導水路に対して給水がなされる給水部を始点として、前記ボウル部の左右の一方側に配置された第1吐水口まで延在する第1導水部と、前記ボウル部の左右の他方側に配置された第2吐水口まで延在する第2導水部と、を有しており、
    前記給水部は、前記ボウル部に対して左右の一方側に偏った位置に設けられており、
    前記給水部への給水は、平面視において、前後方向に対して左右の他方側に傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向になされる
    ことを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記給水部への給水は、前記給水部の内側面の接線方向に対して略直交する方向になされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記給水部への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる直線ノズルによってなされ、
    前記直線ノズルには、給水管が接続されており、
    前記給水管は、前後方向に延びる基端部と、前記直線ノズルに接続され当該直線ノズルと同一方向に延びる先端部と、前記基端部から前記先端部まで屈曲する屈曲部と、を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗大便器。
  4. 前記給水部への給水は、前後方向に延びる基端部と、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる先端部と、前記基端部から前記先端部まで屈曲する屈曲部と、を有する屈曲ノズルによってなされ、
    前記屈曲ノズルには、前後方向に延びる給水管が接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗大便器。
  5. 前記給水部への給水は、平面視において前後方向に対して傾斜して前記給水部の内側面と交わる方向に延びる給水路によってなされ、
    前記給水路には、洗浄水が一時的に滞留可能なバッファ室を介して、給水管が接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗大便器。
  6. 前記バッファ室は、前記給水管から当該バッファ室内への洗浄水の給水方向に対向する位置に形成された壁を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器。
  7. 前記バッファ室の底面は、前記給水部に向けて傾斜している
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の水洗大便器。
JP2018158423A 2018-08-27 2018-08-27 水洗大便器 Active JP6800434B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158423A JP6800434B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 水洗大便器
CN201910588507.6A CN110863551B (zh) 2018-08-27 2019-07-02 冲水大便器
US16/528,482 US10982421B2 (en) 2018-08-27 2019-07-31 Flush toilet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158423A JP6800434B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 水洗大便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020033701A JP2020033701A (ja) 2020-03-05
JP6800434B2 true JP6800434B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=69583420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018158423A Active JP6800434B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 水洗大便器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10982421B2 (ja)
JP (1) JP6800434B2 (ja)
CN (1) CN110863551B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11668085B2 (en) * 2019-02-28 2023-06-06 Kohler Co. Rim jet nozzle system for toilets
US11299877B2 (en) * 2019-02-28 2022-04-12 Kohler Co. Fluid connector for toilet
JP6778404B1 (ja) 2019-05-27 2020-11-04 Toto株式会社 水洗大便器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5964336A (ja) 1983-07-08 1984-04-12 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の射出工程制御方法および装置
JP2001152530A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Inax Corp タンクレス便器
JP2005248581A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Hideaki Matsunaga 人工肛門用パウチ洗浄装置
CN201593232U (zh) * 2009-09-22 2010-09-29 董兰田 便器水箱分离式、短径坐便器
JP6332606B2 (ja) 2014-03-07 2018-05-30 Toto株式会社 水洗大便器
JP6573066B2 (ja) 2015-02-04 2019-09-11 Toto株式会社 水洗大便器
JP2017057611A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 Toto株式会社 大便器
JP6628083B2 (ja) * 2015-09-30 2020-01-08 Toto株式会社 水洗大便器装置
US10053849B2 (en) 2016-02-19 2018-08-21 Toto Ltd. Flush toilet
JP6768195B2 (ja) 2016-02-19 2020-10-14 Toto株式会社 水洗大便器
JP6793461B2 (ja) * 2016-03-31 2020-12-02 株式会社Lixil 便器装置
JP6455500B2 (ja) * 2016-12-07 2019-01-23 Toto株式会社 水洗大便器
JP6790852B2 (ja) * 2017-01-16 2020-11-25 Toto株式会社 大便器および大便器装置
CN107740472A (zh) * 2017-09-20 2018-02-27 佛山市乐华恒业卫浴有限公司 一种隐藏水箱式马桶
JP6778404B1 (ja) * 2019-05-27 2020-11-04 Toto株式会社 水洗大便器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020033701A (ja) 2020-03-05
CN110863551A (zh) 2020-03-06
CN110863551B (zh) 2021-09-10
US10982421B2 (en) 2021-04-20
US20200063418A1 (en) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6800434B2 (ja) 水洗大便器
JP5935970B2 (ja) 水洗大便器
JP2013044180A (ja) 水洗大便器
JP2013019242A (ja) 水洗大便器
JP7438482B2 (ja) 水洗大便器
JP2013044178A (ja) 水洗大便器
JP2013044176A (ja) 水洗大便器
JP6778404B1 (ja) 水洗大便器
JP5510881B2 (ja) 水洗大便器
JP6862690B2 (ja) 水洗大便器
JP2013044179A (ja) 水洗大便器
JP6898582B2 (ja) 水洗大便器
JP6701513B2 (ja) 水洗大便器
JP7055274B2 (ja) 水洗大便器
JP2014062431A (ja) 水洗大便器
JP7118355B2 (ja) 水洗大便器
JP5979595B2 (ja) 水洗大便器
JP6908870B2 (ja) 水洗大便器
JP2020026699A (ja) 水洗大便器
JP7158650B2 (ja) 水洗大便器
JP7353805B2 (ja) 水洗式便器
JP6802516B2 (ja) 水洗大便器
JP7158657B2 (ja) 水洗大便器
JP6260796B2 (ja) 水洗大便器
JP2015068123A (ja) 水洗大便器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200624

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6800434

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150