JP2000237337A - 防煙垂れ壁の取付構造および取付方法 - Google Patents

防煙垂れ壁の取付構造および取付方法

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JP2000237337A JP11038693A JP3869399A JP2000237337A JP 2000237337 A JP2000237337 A JP 2000237337A JP 11038693 A JP11038693 A JP 11038693A JP 3869399 A JP3869399 A JP 3869399A JP 2000237337 A JP2000237337 A JP 2000237337A
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光 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防煙垂れ壁を施工する取付作業を容易にし、位
置調整を自在に行う。 【解決手段】架材1に係合しかつパネル材を吊り下げる
取付金物2は、2個に分割され、架材を両側面より挟持
し、互いに密着固定する固定部13を有し、一方に差込
み部14、他方に受け部15を有し、互いをスライド差
込みさせて嵌合することにより架材に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内に設置さ
れる防煙垂れ壁の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築基準法で規定される劇場
やホテルなどの特定建築物では、延べ面積500m2
に防煙区画を設け、排煙口を設けなければならない。室
内を間仕切りなどの壁面で区画できる場合には必要ない
が、室内を連続した大空間とする場合には、一般的に
は、天井壁面より下方に50cm以上突き出した防煙壁
(防煙垂れ壁ともいう)で区画する必要がある。該防煙
壁には主として板ガラスが使用されている。
【0003】図5に、架材1により天井板7が支持され
るシステム天井にガラス製防煙垂れ壁を取付けた従来例
を示す。天井の構造部材(図示せず)よりフック22に
より吊設された架材1の上部に、防煙垂れ壁を吊るため
の支持躯体23が配設され、支持躯体23に固定された
吊りボルト26により、防煙垂れ壁用枠3が支持され
る。ガラス板4の固定は、枠3内に吊り元24を引っか
けて吊り下げられた吊り金物5の下部の受け部25(図
2参照)にガラス板下辺両端を置いてガラス板の自重を
支え、ガラス板上辺を枠3内に入れ、シール材(枠用)
11を充填して取付けることにより行う。なお、防煙垂
れ壁の下部には化粧カバー6が取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、防煙垂れ壁を取付けるための支持躯体23が別
途必要になる。また、枠を取付けるために架材1を切断
する必要があり、切断した架材1を補強材29により補
強しなければならなかった。上記構成を採る場合、施工
が複雑で手間がかかり、時間を要するうえにコストアッ
プとなる。このように従来技術は改善すべき課題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決しようとするものであり、天井部分に配設された架材
より吊るされた複数枚のパネル材が天井面の下方に取付
けられて防煙壁が形成されてなる防煙垂れ壁の取付構造
において、上記架材に係合し、かつ上記パネル材を吊り
下げる取付金物は2個に分割され、該架材を両側面より
挟持し、かつ上部では互いに密着固定する固定部を有
し、一方の固定部に差込み部、他方の固定部に受け部を
有し、互いをスライド差込みさせて嵌合することにより
架材に固定されていることを特徴とする防煙垂れ壁の取
付構造を提供する。
【0006】また、上記取付金物は、上記架材の側面に
沿った形状で、該架材の長手方向に対して移動可能であ
り、下部に雄ネジ部を有し、かつ上記パネル材を組込む
防煙垂れ壁用枠の上部に明けられた長孔に前記雄ネジ部
を挿入し反対側よりナットによって螺着される構造であ
ることが好ましい。
【0007】また、上記取付金物のうち少なくとも一方
の挟持部の架材との接触部には、該架材に押し当てて位
置を固定するネジ部を有することをが好ましい。このよ
うな構成を採ることで、短時間でコストを抑えた施工が
できるという顕著な効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4に、本発明の実施例の
防煙垂れ壁の取付構造を示す。なお、本発明の実施例に
おいて、パネル材にはガラス板が使用されている。
【0009】図4は、本発明における防煙垂れ壁の施工
状態を示す、下から見上げた状態の斜視図である。格子
状に配設された架材1により天井板7が支持され、シス
テム天井が形成される。そして、架材1に、取付金物2
を介して本発明による防煙垂れ壁が取付けられている。
防煙垂れ壁の隣り合うガラス板4、4間はシール材(ガ
ラス板間用)12が充填され、壁面28と防煙垂れ壁の
係合部には端部ガスケット27が配設されている。
【0010】また、万一のガラス板破損時の脱落防止の
ために化粧カバー6がガラス板4の下部端辺に取付けら
れている。該化粧カバー6はゴム製またはアルミニウム
製の断面がU字状の部材であるが、これに限定されず、
他の材質であっても、異なる断面形状であってもよい。
【0011】図2に本発明による防煙垂れ壁の概略正面
図を、図3に図2のA−A線断面図をそれぞれ示す。ガ
ラス板4の支持構造は従来例とほぼ同様であり、枠3内
に吊り元24を引っかけて吊り下げられた吊り金物5の
下部に取付けられた受け部25にガラス板4の下辺両端
部を置き、ガラス板4の上辺は枠3内に入り、バックア
ップ材10、シール材(枠用)11により固定される。
そして、枠3は取付金物2により架材1より吊るされ
る。
【0012】図1に本発明における、取付金物2の構成
図を示す。架材1は、T字を倒立した形の断面形状の金
属製の長尺部材である。取付金物2は、上方より吊設さ
れる架材1に取付けられる一対の挟持片2a、2bから
構成され、架材1の両側面より挟持するようにして取付
けられる。
【0013】挟持片2a、2bはいずれも架材の側面に
沿った形状で、挟持片上部ではいずれも架材より上に突
出し、互いに密着する固定部13a、13bを有し、一
方の固定部13aに差込み部14を、他方の固定部13
bに、差込み部に対応する、コの字状に切り欠いた受け
部15を有し、互いをスライド差込みし嵌合して固定さ
れ得る構成としている。差込み部14と受け部15は、
固定部13bに設けられた、相対する方向に突出する凸
部18で楔効果により繋止され、差込み後の脱落防止が
なされている。
【0014】一方、挟持片2a、2b下部の水平片16
a、16bはいずれも架材1の断面部下辺の全幅を覆う
幅で、かつ所定長さの形状とする。挟持片2a下部の水
平片16aには雄ねじ部8が垂設され、挟持片2b下部
の水平片16bには、前記スライド差込み方向である架
材の長手方向に開口するスリット17が形成されてい
る。そして、挟持片2a、2bの両者が組み合わされる
ときには、水平片16bが水平片16aの下側にくる構
造とする。このような組合わせとすることで、雄ねじ部
8にかかるパネル材等の重量を水平片16a、16bの
両者で負担することができる。
【0015】一対の挟持片2a、2bから構成される取
付金物2は、上部の固定部13a、13bおよび下部の
雄ねじ部8、スリット17により、ねじなどを用いるこ
となく、架材1から外れることなく、架材1の長手方向
に移動自在となるように取付けられる。そして、取付金
物2の位置調整終了後は、挟持片2a、2bのいずれか
に設けられたネジ孔に固定ボルト9を螺着し、該固定ボ
ルト9の先端を架材1に押し当てて取付金物2が架材1
にスライド移動しないように固定することもできる。
【0016】枠3上部の水平部21には、取付金物2の
前記雄ねじ部8を貫通できる長手方向に長径を有する長
孔19を複数有しており、雄ねじ部8を長孔19に貫通
させた後、ナット20を螺着することにより枠3が取付
金物2を介して架材1に螺合される。
【0017】
【発明の効果】本発明により、従来技術で問題となって
いた、防煙垂れ壁を取付けるため必須となる支持躯体が
不要になり、また、枠を取付けるために架材を切断する
必要がなくなったことで切断した架材の補強も不要とな
った。これにより施工が簡単になり、大幅なコストダウ
ンが可能となる。
【0018】また、防煙垂れ壁を施工する際、架材に支
持金物をスライド差込みさせて嵌合して固定することに
より、防煙垂れ壁用枠の取付けの際の位置調整が、工具
を全く用いることなく自在にできるようになり施工作業
が容易になる。さらに、防煙垂れ壁の位置を固定したい
場合は、位置調整終了後に、少なくとも一方の挟持部
の、架材との接触部に設置したボルトを締めることで架
材と支持金物が固定され、固定作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における取付金物の構成図
【図2】本発明による防煙垂れ壁の概略正面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】本発明による防煙垂れ壁の施工状態を示す、下
から見上げた状態の斜視図
【図5】従来例を示す説明図
【符号の説明】
1:架材 2:取付金物 3:防煙垂れ壁用枠 4:ガラス板(パネル材) 5:吊り金物 6:化粧カバー 7:天井板 8:雄ねじ部 9:固定ボルト 10:バックアップ材 11:シール材(枠用) 12:シール材(ガラス板間用) 13:固定部 14:差込み部 15:受け部 16:水平片 17:スリット 18:凸部 19:長孔 20:ナット 21:水平部 22:フック 23:支持躯体 24:吊り元 25:受け部 26:吊りボルト 27:端部ガスケット 28:壁面 29:補強材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井部分に配設された架材より吊るされた
    複数枚のパネル材が天井面の下方に取付けられて防煙壁
    が形成されてなる防煙垂れ壁の取付構造において、 上記架材に係合し、かつ上記パネル材を吊り下げる取付
    金物は2個に分割され、該架材を両側面より挟持し、か
    つ上部では互いに密着固定する固定部を有し、一方の固
    定部に差込み部、他方の固定部に受け部を有し、互いを
    スライド差込みさせて嵌合することにより架材に固定さ
    れていることを特徴とする防煙垂れ壁の取付構造。
  2. 【請求項2】上記取付金物は、上記架材の側面に沿った
    形状で、該架材の長手方向に対して移動可能であり、下
    部に雄ネジ部を有し、かつ上記パネル材を組込む防煙垂
    れ壁用枠の上部に明けられた長孔に前記雄ネジ部を挿入
    し反対側よりナットによって螺着される構造であること
    を特徴とする請求項1に記載の防煙垂れ壁の取付構造。
  3. 【請求項3】上記取付金物のうち少なくとも一方の挟持
    部の架材との接触部には、該架材に押し当てて位置を固
    定するネジ部を有することを特徴とする請求項2に記載
    の防煙垂れ壁の取付構造。
  4. 【請求項4】天井部分に配設された架材より吊るされた
    複数枚のパネル材が天井面の下方に取付けられて防煙壁
    が形成されてなる防煙垂れ壁の取付方法において、 架材に係合しかつパネル材を吊り下げる取付金物は、2
    個に分割され、架材を両側面より挟持し、かつ上部では
    互いに密着固定する固定部を有し、一方の固定部に差込
    み部、他方の固定部に受け部を有し、互いをスライド差
    込みさせて嵌合することにより架材に固定されることを
    特徴とする防煙垂れ壁の取付方法。
JP11038693A 1999-02-17 1999-02-17 防煙垂れ壁の取付構造および取付方法 Withdrawn JP2000237337A (ja)

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