JPH0422180Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0422180Y2
JPH0422180Y2 JP1987002094U JP209487U JPH0422180Y2 JP H0422180 Y2 JPH0422180 Y2 JP H0422180Y2 JP 1987002094 U JP1987002094 U JP 1987002094U JP 209487 U JP209487 U JP 209487U JP H0422180 Y2 JPH0422180 Y2 JP H0422180Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
air conditioner
piece
ceiling
plate piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987002094U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63110835U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987002094U priority Critical patent/JPH0422180Y2/ja
Publication of JPS63110835U publication Critical patent/JPS63110835U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0422180Y2 publication Critical patent/JPH0422180Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は天井吊空調機を確実かつ容易に天井面
に吊架支持することが可能な吊支持構造に関す
る。
(従来の技術) 従来の天井吊空調機の吊支持構造でもつとも一
般的なものを第7図及び第8図に示しているが天
井吊空調機1における左右両側の上縁枠部の各2
個所にアングル鋼片からなる吊金具2を溶接又は
ボルト締めにより固着して、前記吊金具2により
天井梁部にボルト締めを行わせ吊架固定させてい
た。
この場合、吊金具2はボルト締め作業の点を考
慮すれば、図示の如く天井吊空調機1の対して外
方に張り出すように固着せざる得なかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述する従来の吊支持構造では、製品寸法Wに
対して取付け寸法W′が大きくなつて据付スペー
スを広くとるのと、吊金具2が下方から目視可能
で体裁上問題があり、さらに、前記空調機1が高
重量のものである場合に、ボルト締めを行うまで
の仮支持を必要とするのと、ボルトとボルト孔と
の位置合わせが容易でないために作業性が悪いな
どの種々の問題点を有していた。
本考案は、このような問題点に対処して成され
たものであつて、予めブラケツトを天井側に固定
せしめることにより、高重量物である天井吊空調
機を吊架支持する際にはスライド操作だけでボル
ト締め作業を省略し得る如き吊支持構造となした
点を特徴とするもので、吊支持のための据付け作
業の簡略化をはかると共に、据付スペースの縮小
化を果させることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は天井吊空調機の吊支持構造と
して、天井吊空調機1における左右両側の上縁枠
部の左右間では対称をなす各2個所にそれぞれ固
着した4個の吊金具2,2…と、左右対称関係の
2個の前記吊金具2,2を組として支持するた
め、互いに平行させて天井梁部に固定せしめる2
本のブラケツト3,3とから構成したものであ
る。さらに本考案は前記各吊金具2…を、縦板片
4及び横板片5が直角に折曲つて有するアングル
鋼片により形成して、縦板片4を前記上縁枠部の
所定個所に沿わせ固着すると共に、横板片5を前
記空調機1の頂板に所定間隔を存する平行、かつ
該頂板の中央方向に延長せしめてなり、一方、前
記ブラケツト3,3は、天井梁部に沿わせ固定せ
しめる固定板6,該固定板6の長手側縁部の少く
とも一方から直角に折曲せしめた垂直板7、該垂
直板7からさらに同方向に折曲せしめてなり前記
横板片5を支承せしめる支承板8を、前記空調機
1の左右方向幅寸法に略々合致させた長さの一体
に有する形鋼材により形成せしめて、両端部にお
ける固定板6・支承板8間に、前記横板片5を同
じ側の横方向から滑り込ませて支承板8上に導入
し得る空隙10を設け、さらに、前記空隙10を
掩わせる板片を有する脱落防止金具9を前記固定
板6の端部に着脱可能に取着した構成を特徴とす
る。
(作用) 本考案は、2本のブラケツト3,3を、天井吊
空調機1に固着されてなる片側2個の吊金具2,
2の間隔に対応させた平行に保持して天井梁部に
ボルト等により固着せしめた後、前記空調機1を
水平に吊り上げ又は持ち上げて4個の吊金具2,
2…の各横板片5を前記空隙10からブラケツト
3,3内に滑り込ませて支承板8上に載せ、その
後、脱落防止金具9を固定板6の端部に取着する
ことにより、各横板片5はブラケツト3の長手方
向、幅方向の何れにも脱落することはなくなつて
ゲラケツト3内に確実に収められる結果、前記空
調機1はブラケツト3,3を介し耐荷重的に天井
に吊架支持される。
(実施例) 以下、本考案は実施例を添付図面によつて説明
する。
第1図において、1は天井吊空調機(以下空調
機と称す)、例えば室外ユニツトで方形状をなす
本体の側面に吸込口及び吹出口が設けられて、天
井梁部に対し頂板が若干の間隙を保つようにさせ
て吊架支持される。
上記空調機1の左右両側の上縁枠部には4個の
吊金具2,2…が片側2個所で左右間では対称を
なす位置にそれぞれ固着されている。
吊金具2は、例えばプレス成型された膨出リブ
を有するアングル鋼片からなつていて、縦板片4
と横板片5とを直角に折れ曲つた鈎状に連ねて一
体に有しており、これを縦板片4により前記上縁
枠部に溶接又はボルト締めで強固に取着せしめる
が、吊金具2が空調機1の頂板から若干浮上がつ
た状態となるよう固着して、横板片5が前記頂板
に対し所定間隔を存し平行にかつ、該頂板の中央
方向に延長するよう、従来の空調機の場合とは反
対側に向けて取りつけられる。
一方、第1図において3ブラケツトであつて形
鋼材から形成され、左右対称関係となる2個の吊
金具2,2を組として支持するために2本を必要
とし、図示の如く、天井梁部の所定個所に互いに
平行させた状態で各2本のアンカーボルトB及び
ナツトにより、前記梁部下面に固定せしめる。
上記ブラケツト3は第2図乃至第4図に構造例
を示しているが、厚肉のリツプミゾ形鋼を基材と
なして、空調機1の左右方向幅寸法Wに略々合致
させた長さで、かつ、空調機1の荷重に十分耐え
得る厚さのものを使用している。
このブラケツト3は、所定個所に取付孔11を
穿設して有し、天井梁部に沿わせて固定させる固
定板6、該固定板6の長手側両縁部から夫々直角
に折曲せしめた垂直板7,7、この垂直板7,7
からさらに同方向に適当長折曲せしめてなり、前
記横板片5を支承せしめる支承板8を一体に有す
る構造であつて、図示例はリツプミゾ形鋼を基材
としているので、ブラケツト3の両端部には、支
承板8としての並列するリツプ部間に同じ厚さの
板を面一にさせて嵌め合わせ、溶接等により一体
に連結することにより、この部分が角筒状をなし
て、固定板6に対向する全面を支承板8に形成し
ている。
さらに前記ブラケツト3は、前記固定板6の長
手側両端を若干長延長して下方に直角に折り曲
げ、かつこの折り曲つた部分にねじ孔14を設け
て、この折り曲つた部分を耳片12に形成してい
る。
さらにブラケツト3は、片側の垂直板7におけ
る両端部で固定板6との境界をなす上辺側部分
に、吊金具2の前記横板片5を水平状態下で挿入
することが可能なスリツト状の切り込みを設けて
いて、この切り込んだ部分を前記吊金具2の横板
片5を滑り込ませる空隙10に形成している。
また、第1図及び第3図において9は細い帯鋼
をコ字状に折曲して形成した脱落防止金具であつ
て、第3図図示の如く相対向する両端部9A,9
Aを、前記垂直板7の内面側に当て合わせるよう
にして前記耳片12にボルト締めにより中間部9
Bを固定せしめるが、かくすることにより、一方
の端部9Aが前記空隙10を内側から塞がせるよ
うになる。
叙上の構成を有する吊支持構造は、2本のブラ
ケツト3,3を前記固定板6に設けた取付孔11
を利用して天井梁部のアンカーボルトBにナツト
締めして強固に固定せしめるが、取付孔1の真下
の部分は支承板8が存在しなく開口しているので
取付作業が容易に行える。
そして空調機1を吊り上げあるいは押し上げて
前記吊金具2,2…の各横板片5を同じ側からそ
れぞれ対応する空隙10に滑り込ませて、支承板
8上に載置する。
その後、脱落防止金具9を前述の要領にもとづ
いて固定板6の両端部に取着すると、各吊金具2
はブラケツト3,3の内部空間で支承板8上に載
置された状態となり、また、対称関係の吊金具2
における縦板片4,4相互でブラケツト3を挟み
つける状態となり、かくして空調機1は確実に固
定されて、ゲラケツト3の長手方向及び該方向に
直交する幅方向の移動が規制され、ブラケツト3
からの脱落が全然生じない。
また、空調機1を防振的に支持したい場合に
は、吊金具2の横板片5の下面側及び前記耳片1
2の内面側に夫々防振ゴム板15を密着させれば
よく、空調機1とブラケツト3とは固定関係にし
ていないので、空調機1側の振動がブラケツツト
3に直接伝播しなくて、防振的に吊架支持させる
ことができる。
なお、空調機1が特に高重量である場合には、
支承板8が荷重により延ばされて歪みを生じるこ
とがないようにするため、第3図、第4図に示す
如くチヤネル鋼を基材として形成した補強板13
をブラケツト3の両端部における垂直板7と支承
板8とに沿わせて合着し、溶接などにより一体固
着せしめれば高強度のものが得られる。
次に第5図及び第6図は本考案の他実施例を示
しており、長手方向に直交する横断面がコ字状を
なす形鋼材を使用してブラケツト3を形成してい
る。
このブラケツト3は固定板6と、該固定板6の
長手側縁部の一部から直角に折れ曲がつた垂直板
7と、第垂直板7からさらに同方向に折曲させ固
定板6に対向させた支承板8とからなり、固定板
6と支承板8とにおける前記垂直板7とは反対側
の長手側縁部間が前記吊金具2の横板片5を横方
向から滑り込ませる空隙10となつている。
しかして上記ブラケツト3は前記空隙10を掩
わせると共に耐荷重構造に形成するために、アン
グル鋼片からなる脱落防止金具9を両端部におい
て固定板6にボルト締めなどにより固着せしめ
て、この金具9の水平方向に延びる板片部で支承
板8の空隙10側縁部を下方から支えるようにさ
せているが、このブラケツト3の諸機能は第1図
乃至第4図に示した例と同じであることは言うま
でもない。
(考案の効果) 以上説明した構成、作用を有する本考案の効果
は次の通りである。
(イ) ブラケツト3,3を天井梁部にアンカーボル
トなどにより固定した後、高重量物の空調機1
をブラケツト3,3に横方向からスライドさせ
ればよく空調機1の天井部への据付けに際して
ボルト締め作業が直接必要としないので作業が
簡単に行える。
(ロ) さらに、吊金具2及びブラケツト3が空調機
1の機幅寸法内におさめられるので、据付け有
効スペースが最少限にとどめられると共に、吊
支持構造が空調機1の頂板上に隠れてしまうの
で体裁も頗る整う利点を有する。
(ハ) 脱落防止金具9を取着することにより、空調
機1はブラケツト3に引つ掛つた状態で該ブラ
ケツト3に対する長手方向のみならず、該方向
に直交する方向にスライドして脱落することは
完全に防止される。
(ニ) 空調機1が直接ボルトによつて天井梁部に固
定される従来方式に比して空調機1の振動が直
接建造物に伝播しなく防振的に吊架支持するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1例を吊支持前の分離状態で
示す外観斜視図、第2図は第1図図示例のブラケ
ツト端部拡大斜視図、第3図及び第4図は本考案
の他実施例に係るブラケツトの部分示斜視図、第
5図及び第6図は本考案の今一つの例に係るブラ
ケツトと脱落防止金具の斜視図及び吊支持状態を
示す斜視図である。第7図及び第8図は従来の吊
支持構造例の斜視図及び据付状態示正面図であ
る。 1……天井吊空調機、2……吊金具、3……ブ
ラケツト、4……縦板片、5……横板片、6……
固定板、7……垂直板、8……支承板、9……脱
落防止金具、10……空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井吊空調機1における左右両側の上縁枠部の
    左右間では対称をなす各2個所にそれぞれ固着し
    た4個の吊金具2,2…と、左右対称関係の2個
    の前記吊金具2,2を組として支持するため、互
    いに平行させて天井梁部に固定せしめる2本のブ
    ラケツト3,3とからなり、各吊金具2,2…
    は、縦板片4及び横板片5が直角に折曲つて有す
    るアングル鋼片により形成して、縦板片4を前記
    上縁枠部の所定個所に沿わせ固着すると共に、横
    板片5を前記空調機1の頂板に所定間隔を存する
    平行、かつ該頂板の中央方向に延長せしめてな
    り、一方、前記ブラケツト3,3は、天井梁部に
    沿わせ固定せしめる固定板6、該固定板6の長手
    側縁部の少くとも一方から直角に折曲せしめた垂
    直板7、該垂直板7からさらに同方向に折曲せし
    めてなり前記横板片5を支承せしめる支承板8
    を、前記空調機1の左右方向幅寸法に略々合致さ
    せた長さの一体に有する形鋼材により形成せしめ
    て、両端部における固定板6・支承板8間に、前
    記横板片5を同じ側の横方向から滑り込ませて支
    承板8上に導入し得る空隙10を設け、さらに、
    前記空隙10を掩わせる板片を有する脱落防止金
    具9を前記固定板6の端部に着脱可能に取着した
    ことを特徴とする天井吊空調機の吊支持構造。
JP1987002094U 1987-01-09 1987-01-09 Expired JPH0422180Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987002094U JPH0422180Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987002094U JPH0422180Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63110835U JPS63110835U (ja) 1988-07-16
JPH0422180Y2 true JPH0422180Y2 (ja) 1992-05-20

Family

ID=30780611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987002094U Expired JPH0422180Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0422180Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63110835U (ja) 1988-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4630423A (en) Suspended-ceiling framework assembly
JPH0422180Y2 (ja)
JP3616614B2 (ja) 吊りボルト支持装置
JP3522948B2 (ja) 吹抜部の天井構造
JPH0728264Y2 (ja) 天井ボード取付装置
JP2568635Y2 (ja) 天井パネル支持構造
JP2567539Y2 (ja) システム天井へのパーティションの固定構造
JP3649806B2 (ja) 鋼製天井フレームの連結金具
JPH09296940A (ja) エアコン室外機の取付装置
JP3342618B2 (ja) トンネル内装板の取付構造
JP2877250B2 (ja) 防煙用仕切壁の取付構造
JP3346435B2 (ja) カバーフレームの取付け用ホルダーの連結金具
JPH0710142U (ja) 野縁受取付金物
JPH08128252A (ja) 移動壁用アルミレールの吊設構造及びブラケット
JPH07279301A (ja) 天井パネルの固定構造
JPH0633540A (ja) 天井バーの吊持構造
JP3196089B2 (ja) 天井パネルの取付構造
JP2781721B2 (ja) 床パネルの連結構造
JPH08114096A (ja) トンネル内装板の取付構造
JPS6310026Y2 (ja)
JPH0612098Y2 (ja) 吊 子
JPH03172447A (ja) 壁パネルの建付構造
JP2586590Y2 (ja) プレハブ式冷蔵庫の天井パネル吊りトラス用吊り金具
JP2506840Y2 (ja) アネモボックス
JP3106326B2 (ja) 天井バーの接合構造