JP2000232276A - 防振ファンカバー及び電子機器 - Google Patents

防振ファンカバー及び電子機器

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JP2000232276A
JP2000232276A JP11033098A JP3309899A JP2000232276A JP 2000232276 A JP2000232276 A JP 2000232276A JP 11033098 A JP11033098 A JP 11033098A JP 3309899 A JP3309899 A JP 3309899A JP 2000232276 A JP2000232276 A JP 2000232276A
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JP
Japan
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fan
cover
vibration
frame
main body
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JP11033098A
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English (en)
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Sakae Imaizumi
栄 今泉
Masahito Kishi
雅仁 岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の装置は、ファンユニットを取付ブラケ
ットに直に締付固定する構成となっていたため、ファン
を回転するモータの駆動により発生した振動がファンユ
ニットから取付ブラケットに直接伝達され、騒音が大き
くなるという課題があった。 【解決手段】 空気が流通する空胴37a内に配置され
たモータを支持するフレームと、空胴内においてモータ
により回転駆動されるファン38と、を有するファンユ
ニット36に装着される防振ファンカバー40である。
フレーム37の外周面の略全体を覆うカバー本体41
と、このカバー本体41と一体に設けられ且つファンユ
ニット36を装置本体に対して弾性支持させる2点以上
の支持凸部42a,42bとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンによって装
置本体内を強制的に空気冷却させるようにした電子機器
に使用されるファン装置の防振ファンカバー及び、この
防振ファンカバーを使用してファンユニットを支持する
ファン装置を備えたデジタルビデオカセットレコーダ、
パーソナルコンピュータ、デジタルビデオデッキ、液晶
プロジェクタ等の電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、この種の電子機器に使用
されているファン装置としては、例えば、図15に示す
ようなものが知られている。このファン装置1は、ファ
ンユニット2と取付ブラケット3とを備えている。ファ
ンユニット2は、略中央部に空胴4が設けられたフレー
ム5と、このフレーム5の空胴4内に支持されたモータ
6と、このモータ6の回転軸に取り付けられたファン7
とを有している。
【0003】取付ブラケット3はL字状に形成された板
体からなり、一方には取付部3aが設けられ、他方には
固定部3bが設けられている。取付ブラケット3の取付
部3aには、空気が流通される空気穴8aと、この空気
穴8aの周囲に配置された複数の挿通孔8bとが設けら
れている。この空気穴8aにファン7を臨ませて取付部
3aにフレーム5を対向させ、挿通穴8bに軸部が挿通
される取付ネジ9aの先端部をフレーム5のネジ穴5a
に螺合させて締め込むことにより、ファンユニット2が
取付ブラケット3に取り付けられる。
【0004】また、取付ブラケット3の固定部3bに
は、複数の挿通孔8cが設けられている。この挿通孔8
cに軸部が挿通される固定ネジ9bの先端部を、図示し
ないシャーシ等に螺合させて締め込むことにより、その
シャーシ等にファン装置1が取り付けられる。
【0005】このようなファン装置1を備えた電子機器
によれば、ファン装置1によって装置本体内の熱を空気
と共に吐き出し、或いは空気を強制的に吸い込むことが
できる。これにより、内部構造をなす電子部品の作動に
より発生して装置本体内に蓄えられた熱が装置外に放出
され、装置本体内の温度を低下させて電子機器等の作動
を確保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のファン装置1においては、ファンユニッ
ト2の取付面を取付ブラケット3の取付部3aに接触さ
せ、複数個の取付ネジ9aの締付力によりファンユニッ
ト2を取付ブラケット3に直に締付固定する構成となっ
ていた。そのため、ファン7を回転するモータ6の駆動
により発生した振動がファンユニット2から取付ブラケ
ット3に直接伝達され、騒音が大きくなるという課題が
あった。
【0007】特に、近年ではファン装置1の小型化が進
んできており、ファン7の直径が小さくなっているばか
りでなく、フレーム5も薄くなって強度が弱くなってい
る。その一方、ファン装置1には大きな風量が要求され
ており、ファン装置1が所定の性能を満たすためには、
ファン7を高速度で回転させる必要があった。そのた
め、ファン7自体の振動及び騒音が増加しているばかり
でなく、取付ネジ9aを伝わってフレーム5に伝達され
る振動が益々大きくなり、騒音が増大されるという課題
があった。
【0008】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、ファンを回転自在に支持するフレーム
をカバー本体で覆うと共に、このカバー本体に設けた2
点以上の支持凸部でファンユニットを装置本体に対して
弾性支持させる構成とすることにより、上記課題を解決
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本発明の請求項1
記載の防振ファンカバーは、空気が流通する空胴内に配
置された動力源を支持するフレームと、空胴内において
動力源により回転駆動されるファンと、を有するファン
ユニットに装着される防振ファンカバーであって、フレ
ームの外周面の略全体を覆うカバー本体と、このカバー
本体と一体に設けられ且つファンユニットを装置本体に
対して弾性支持させる2点以上の支持凸部とを設けたこ
とを特徴としている。
【0010】本発明の請求項2記載の防振ファンカバー
は、カバー本体の4箇所には、フレームの四隅を空気が
流通する方向の両側から挟持する4対の前後コーナー片
を設けたことを特徴としている。
【0011】本発明の請求項3記載の防振ファンカバー
は、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナ
ー片及び後コーナー片の各1箇所には、互いに離反する
方向に突出する支持凸部を設けたことを特徴としてい
る。
【0012】本発明の請求項4記載の防振ファンカバー
は、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナ
ー片及び後コーナー片の一方には2箇所に且つ他方には
1箇所に、互いに離反する方向に突出する支持凸部を設
けたことを特徴としている。
【0013】本発明の請求項5記載の防振ファンカバー
は、カバー本体の2箇所以上には、互いに離反する方向
に突出してカバー本体を覆うケーシングにより2箇所以
上で弾性支持される支持凸部を設けたことを特徴として
いる。
【0014】本発明の請求項6記載の防振ファンカバー
は、カバー本体の4箇所には、フレームの四隅を空気が
流通する方向の両側から挟持する4対の前後コーナー片
を設けたことを特徴としている。
【0015】本発明の請求項7記載の防振ファンカバー
は、カバー本体は、弾性を有する弾性部材によりフレー
ムの大きさよりも1%乃至30%小さく形成し、カバー
本体を膨張させてフレームに装着させるようにしたこと
を特徴としている。
【0016】本発明の請求項8記載の電子機器は、空気
が流通する空胴内に配置された動力源を支持するフレー
ムと、空胴内において動力源により回転駆動されるファ
ンと、を有するファンユニットによって筐体内を強制的
に空気冷却させるようにした電子機器において、ファン
ユニットの空気が流通する空胴部分を除いて略全体を覆
う防振ファンカバーを設け、この防振ファンカバーは、
フレームの外周面の略全体を覆うカバー本体と、このカ
バー本体と一体に設けられ且つファンユニットを装置本
体に対して弾性支持させる2点以上の支持凸部とを有す
ることを特徴としている。
【0017】本発明の請求項9記載の電子機器は、カバ
ー本体の4箇所には、フレームの四隅を空気が流通する
方向の両側から挟持する4対の前後コーナー片を設けた
ことを特徴としている。
【0018】本発明の請求項10記載の電子機器は、カ
バー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナー片及
び後コーナー片の一方には1箇所又は2箇所に且つ他方
には1箇所に、互いに離反する方向に突出する支持凸部
を設けたことを特徴としている。
【0019】本発明の請求項11記載の電子機器は、カ
バー本体の2箇所以上には、互いに離反する方向に突出
してカバー本体を覆うケーシングにより2箇所以上で弾
性支持される支持凸部を設けたことを特徴としている。
【0020】本発明の請求項12記載の電子機器は、カ
バー本体は、弾性を有する弾性部材によりフレームの大
きさよりも1%乃至30%小さく形成し、カバー本体を
膨張させてフレームに装着させるようにしたことを特徴
としている。
【0021】本発明の請求項13記載の電子機器は、フ
ァンユニットは、装置本体のファン取付部に対してファ
ンの軸心線方向を斜めに設定してファン取付部に取り付
けたことを特徴としている。
【0022】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1記載の防振ファンカバーでは、カバー本体で
ファンユニットのフレームの外周面の略全体を覆うと共
に、このファンユニットを2点以上の支持凸部によって
装置本体に対して弾性支持しているため、ファンユニッ
トの駆動により発生する振動を抑制できると共に、伝達
される振動を少なくして騒音を低減させることができ
る。
【0023】本発明の請求項2記載の防振ファンカバー
では、カバー本体の4箇所に4対の前後コーナー片が設
けられているため、4箇所で角部を挟持してファンユニ
ットを確実に覆って抜け出しを防止することができる。
【0024】本発明の請求項3記載の防振ファンカバー
では、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前後各
1箇所に支持凸部を設けているため、両支持凸部でファ
ンユニットを確実に弾性支持することができる。
【0025】本発明の請求項4記載の防振ファンカバー
では、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち一方に
は2箇所に且つ他方には1箇所に支持凸部を設けている
ため、これら支持凸部でファンユニットをより確実に弾
性支持して、所定位置に位置決めすることができる。
【0026】本発明の請求項5記載の防振ファンカバー
では、2箇所以上に支持アームを設け、これら支持アー
ムを使用してケーシングに弾性支持しているため、これ
ら支持アームでファンユニットを確実に弾性支持するこ
とができる。
【0027】本発明の請求項6記載の防振ファンカバー
では、カバー本体の4箇所に4対の前後コーナー片が設
けられているため、4箇所で角部を挟持してファンユニ
ットを確実に覆って抜け出しを防止することができる。
【0028】本発明の請求項7記載の防振ファンカバー
では、カバー本体を弾性部材で形成すると共にフレーム
の大きさよりも1%〜30%小さく形成し、これをファ
ンユニットに被せているため、ファンユニットの振動を
小さく押えることができると共に、ファンユニットから
装置本体に伝達される振動を抑制して騒音を小さく押え
ることができる。
【0029】本発明の請求項8記載の電子機器では、カ
バー本体でファンユニットのフレームの外周面の略全体
を覆うと共に、このファンユニットを2点以上の支持凸
部によって装置本体に対して弾性支持しているため、フ
ァンユニットの駆動により発生する振動を抑制できると
共に、伝達される振動を少なくして騒音を低減させるこ
とができる。
【0030】本発明の請求項9記載の電子機器では、カ
バー本体の4箇所に4対の前後コーナー片が設けられて
いるため、4箇所で角部を挟持してファンユニットを確
実に覆って抜け出しを防止することができる。
【0031】本発明の請求項10記載の電子機器では、
カバー本体の4対の前後コーナー片のうち一方には1又
は2箇所に且つ他方には1箇所に支持凸部を設けている
ため、これら支持凸部でファンユニットをより確実に弾
性支持して、所定位置に位置決めすることができる。
【0032】本発明の請求項11記載の電子機器では、
2箇所以上に支持アームを設け、これら支持アームを使
用してケーシングに弾性支持しているため、これら支持
アームでファンユニットを確実に弾性支持することがで
きる。
【0033】本発明の請求項12記載の電子機器では、
カバー本体を弾性部材で形成すると共にフレームの大き
さよりも1%〜30%小さく形成し、これをファンユニ
ットに被せているため、ファンユニットの振動を小さく
押えることができると共に、ファンユニットから装置本
体に伝達される振動を抑制して騒音を小さく押えること
ができる。
【0034】本発明の請求項13記載の電子機器では、
装置本体のファン取付部に対してファンユニットのファ
ンの軸心線方向を斜めに設定することにより、ファン装
置によって流動される空気に流れの方向を与え、空気の
流通を容易にして放熱効果を高めることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図14は、本発明の実施の
例を示すもので、電子機器の一具体例を示すデジタルビ
デオカセットレコーダに適用したものである。即ち、図
1は本発明の防振ファンカバーの第1の実施例が使用さ
れたファン装置を備えたデジタルビデオカセットレコー
ダの内部機構を構成する蓋フレーム組立体とメカデッキ
カバーとメインシャーシを示す分解斜視図、図2は本発
明の防振ファンカバーの第1の実施例を示す正面図、平
面図、Y−Y線断面図及びX−X線断面図、図3はデジ
タルビデオカセットレコーダの内部機構の分解斜視図、
図4はファン装置取付部を断面したデジタルビデオカセ
ットレコーダの内部機構の平面図、図5は同じく側面
図、図6は同じく背面図、図7は液晶モニタを開いたデ
ジタルビデオカセットレコーダの正面側の外観斜視図、
図8は同じく背面側の外観斜視図である。
【0036】図9は本発明の防振ファンカバーの第1の
実施例を使用したファン装置の第2の実施例を示す分解
斜視図、図10は本発明の防振ファンカバーの第2の実
施例を使用したファン装置の第3の実施例を示す分解斜
視図、図11は本発明の防振ファンカバーの第3の実施
例を使用したファン装置の第4の実施例を示す一部断面
した正面図、図12は同じく分解斜視図、図13A,B
は防振ファンカバーの中央部縦断面図及びZ−Z線断面
図、図14は本発明の防振ファンカバーの第4の実施例
を使用したファン装置の第5の実施例を示す一部断面し
た正面図である。
【0037】本発明の第1の実施の例として示すデジタ
ルビデオカセットレコーダは、図示しないデジタルビデ
オカメラレコーダ等で撮影してデジタルビデオカセット
の磁気テープに記録した映像を再生したり、ビデオデッ
キやテレビジョン等に接続してデジタルビデオカセット
の磁気テープに映像を記録したりビデオ編集等を行うこ
とができる電子機器である。このデジタルビデオカセッ
トレコーダ10の内部機構には、図1及び図3に示すよ
うに、メインシャーシ11とメカデッキ組立体12とメ
カデッキカバー13と蓋フレーム組立体14等が含まれ
ている。
【0038】メインシャーシ11は、薄い板材を所定形
状に打ち抜いて所定形状に折り曲げ形成すると共に、他
の部材を接合することにより所定形状に形成されたベー
ス部材によって構成されている。このメインシャーシ1
1は、略四角形をなすシャーシ本体11aと、このシャ
ーシ本体11aの周縁部に設けられた複数の脚片11b
と、背面側に設けられた立上げ片11cとを有してい
る。複数の脚片11bでシャーシ本体11aが支えら
れ、このシャーシ本体11aの略中央部にメカデッキ組
立体12が載置されている。このメインシャーシ11の
材料としては、例えば、ステンレス鋼板等の金属材料が
好適であるが、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン樹脂)等の合成樹脂を使用することもで
きる。
【0039】メカデッキ組立体12は、複数本の段付き
ネジ15により締め付けられてメインシャーシ11上に
固定されている。このメカデッキ組立体12は、略四角
形をなすメカシャーシ17と、このメカシャーシ17上
に組み立てられたメカフレーム18と、このメカフレー
ム18に対して昇降動作可能に支持されたカセットホル
ダ19と、メカシャーシ17に搭載された回転ドラム2
0と、多数の電子部品が搭載されると共にメカシャーシ
17に重ね合わされるように配置された図に現れないプ
リント配線基板等を備えている。
【0040】回転ドラム20は、カセットホルダ18の
カセット挿入口と反対側の位置において若干傾けられて
設置されている。この回転ドラム20と対向するように
一対のリール台がメカシャーシ17に回転自在に取り付
けられている。この一対のリール台に、図示しないデジ
タルビデオカセットの一対のテープリールが装着され
る。このデジタルビデオカセット内に収納された磁気テ
ープは、テープローディング機構により繰り出されて回
転ドラム20に巻き付けられる。このメカデッキ組立体
12の多数の電子部品及び回転ドラム20のモータの駆
動によって熱が発生し、これらが発熱源となっている。
【0041】メカデッキカバー13は、中央部に四角形
の開口部22が設けられた四角形の枠体からなってい
る。このメカデッキカバー13の前面部13aを除く他
の3辺の高さは、メカデッキ組立体12の高さと略同程
度に設定されている。メカデッキカバー13の前面部1
3aの高さは、メカデッキ組立体12の前面部の略全体
が露出されるように設定されている。そして、メカデッ
キカバー13の後面部13bの一側には、後述するファ
ン装置が装着されるファン取付部23が設けられてい
る。このファン取付部23のメカデッキカバー13の後
面部13bには、メインシャーシ11とメカデッキカバ
ー13と蓋フレーム組立体14とで構成される筐体の内
外に空気を流通させるための通気穴24が設けられてい
る。
【0042】このメカデッキカバー13の開口部22内
には、メカデッキ組立体12が挿入される。このメカデ
ッキ組立体12の挿入状態では、メカデッキカバー13
のファン取付部23の近傍には回転ドラム20が設置さ
れる。このメカデッキカバー13は、複数本の取付ネジ
25によってメインシャーシ11に締付固定される。こ
のようなメカデッキカバー13の材料としては、例え
ば、ABS樹脂等の合成樹脂が好適であるが、ステンレ
ス鋼板等の金属材料を使用することもできる。
【0043】蓋フレーム組立体14は、四角形の枠体か
らなるフレーム本体27と、このフレーム本体27より
も若干大きく形成された平面コ字状をなす可動フレーム
28と、フレーム本体27の正面部27aにスライド可
能に支持されたスライドプレート29等を備えている。
可動フレーム28は、フレーム本体27の正面部27a
の上方に対向される正面部28aと、フレーム本体27
の両側面部27b,27bのそれぞれ外側に配置される
側面部28b,28bとを有している。可動フレーム2
8の両側面部28b,28bは、フレーム本体27の各
側面部27b,27bの後端部においてそれぞれ回動自
在に支持されており、これにより可動フレーム28がフ
レーム本体27に対して上下方向へ俯仰自在に構成され
ている。
【0044】更に、フレーム本体27と可動フレーム2
8との間には捩りコイルバネ30が装着されている。こ
の捩りコイルバネ30のバネ力により、可動フレーム2
8はフレーム本体27から離れる方向へ常時付勢されて
いる。図3に示すように、可動フレーム28の正面部2
8aには、前方に突出された複数の爪受け片28c,2
8cが設けられている。これらの爪受け片28cに対向
するようスライドプレート29には、複数のロック爪2
9a,29aが設けられている。
【0045】このスライドプレート29とフレーム本体
27の正面部27aとの間には、圧縮コイルバネ31が
掛け渡されている。この圧縮コイルバネ31のバネ力に
より、各ロック爪29aは各爪受け片28cと係合する
方向に付勢されている。図3は、各ロック爪29aが各
爪受け片28cと係合して、可動フレーム28がフレー
ム本体27に係合されている状態を示すものである。圧
縮コイルバネ31のバネ力に抗してスライドプレート2
9を横方向へスライドさせることにより、各ロック爪2
9aが各爪受け片28cから外れて可動フレーム28が
開かれる。
【0046】また、フレーム本体27の後面部27cに
は、蓋フレーム組立体14の内外に空気を流通させるた
めの開口窓32が設けられている。この開口窓32は、
メカデッキカバー13のファン取付部23と対向する位
置に設定されている。この開口窓32の内側に、次に述
べるファン装置35が配設される。このフレーム本体2
7、可動フレーム28及びスライドプレート29の材料
としては、例えば、ステンレス鋼板等の金属材料が好適
であるが、ABS樹脂等の合成樹脂を使用することもで
きる。
【0047】図1及び図3に示すファン装置35は、フ
ァンユニット36と防振ファンカバー40とで構成した
ものである。ファンユニット36は、空気が流通する空
胴37a内に動力源を支持したフレーム37と、このフ
レーム37の空胴37a内において動力源により回転駆
動されるファン38とを備えている。フレーム37は、
円筒形の空胴37aが設けられた略四角形の枠体からな
っている。このフレーム37の空胴37aが延びる方向
の一面には、複数の支持アームによって支持されたモー
タ取付部が設けられている。このモータ取付部の内側に
動力源としてのモータが固定され、このモータの回転軸
にファン38が一体的に取り付けられている。そして、
モータからはリード線39が導出されている。
【0048】防振ファンカバー40は、図2A〜Dに示
すような構成とされている。即ち、防振ファンカバー4
0は、ファンユニット36のフレーム37の外周面の略
全体を覆うカバー本体41と、このカバー本体41の4
箇所においてフレーム37内を空気が流通する方向の前
後に設けた4対の前後コーナー片42a,42b,42
c,42d及び43a,43b,43c,43dと、各
コーナー片42a,42b,42c,42d及び43
a,43b,43c,43dに設けられた凸部44と、
カバー本体41の4箇所に設けられたそれぞれ対をなす
リブ45a,45bとを有している。
【0049】防振ファンカバー40のカバー本体41
は、所定の幅で無端状に連続した略四角形をなす枠体に
よって構成されている。このカバー本体41の4箇所の
角部に、前後方向に対向する上述した前コーナー片42
a,42b,42c,42d及び後コーナー片43a,
43b,43c,43dが設定されている。これら前後
コーナー片のうち、ファン38の吸込側に配置される前
コーナー片の下段に位置する2つの下前コーナー片42
a,42b及びファン38の吐出側に配置される後コー
ナー片の下段に位置する1つの下後コーナー片43aに
は、他の凸部44よりも大きく形成された支持凸部44
a,44b,44cが設けられている。
【0050】これらの支持凸部44a,44b,44c
の直径は、後コーナー片の下段に位置する他の1の凸部
44dを除いて上コーナー片に設けられた凸部44より
も大きく形成されている。更に、同図2Bに示すよう
に、各支持凸部44a,44b,44cがコーナー片の
面から突出する長さは、1つの凸部44d及び4つの凸
部44dよりも長く設定されている。
【0051】また、同図2Dに示すように、カバー本体
41の下段の一方の角部に対向された支持凸部44aの
先端から支持凸部44cの先端までの長さL1は、同じ
く下段の他方の角部に対向された支持凸部44bの先端
から凸部44dの先端までの長さL2よりも長く形成さ
れている(L1>L2)。このカバー本体41の前部に
は、支持凸部44aよりも支持凸部44bを長くするこ
とによって段差Mが設定されている。この段差Mの大き
さは、ファンユニット36の大きさや防振ファンカバー
40の材料等によって異なるが、例えば、ファンユニッ
ト36の外形寸法が縦20mm×横25mm×奥行10
mmである場合には、M=0.1mm〜2.0mmの範
囲内に設定するのが好ましい。
【0052】このような構成を有する防振ファンカバー
40の材料としては、ファンユニット36を弾性的に支
持して振動の伝達を抑制又は防止することができる防振
材料、例えば、シリコンゴムが好適であり、その硬度は
20度〜30度程度が好ましい。しかしながら、シリコ
ンゴムの硬度としては、20度以下であってもよく、ま
た30度以上のものを使用することもできる。更に、全
体として適度な弾性を備えたゴム状の弾性体であればシ
リコンゴムに代えて、アクリルゴムその他のゴムを使用
できることは勿論のこと、その硬度についても適宜に設
定できるものである。
【0053】この防振ファンカバー40の寸法(縦×横
×奥行)は、ファンユニット36の外形寸法よりも1%
乃至30%程度小さく設定する。そして、防振ファンカ
バー40の組立時、カバー本体41その他を膨張させて
ファンユニット36に装着する。その結果、防振ファン
カバー40によってファンユニット36の外周面の略全
体が圧縮されるように被覆される。これにより、防振フ
ァンカバー40で空胴部分を除いた部分が被覆されたフ
ァン装置35が構成される。
【0054】このように防振ファンカバー40でファン
ユニット36を覆うことにより、小型化によって薄肉構
造とされて強度が弱くなっているフレーム37を補強し
て強度を高めることができる。しかも、ファンユニット
36の外側に防振材料からなる防振ファンカバー40が
圧着されるため、ファンユニット36の振動を抑制して
騒音を小さくすることができる。
【0055】このような構成を有するファン装置35
は、図4〜図6に示すような状態で、メカデッキカバー
13のファン取付部23に取り付けられる。まず、メカ
デッキカバー13のファン取付部23に、防振ファンカ
バー40の支持凸部44a〜44c側を下にしてファン
装置35を挿入する。そして、メインシャーシ11の立
上げ片11cとメカデッキカバー13の後面部13bと
の間に支持凸部44a〜44cを圧入する。
【0056】このように、立上げ片11cと後面部13
bとの間に支持凸部44a,44cを挟み込むことによ
り、支持凸部44aと立上げ片11cとの間に生ずる摩
擦力と、支持凸部44cと後面部13bとの間に生ずる
摩擦力とによってファン装置35が弾性的に、しかも確
実に支持される。その結果、ファンユニット36により
発生した振動がメインシャーシ11及びメカデッキカバ
ー13に伝達されるのを抑制又は防止することができ
る。従って、ファンユニット36側の振動による騒音の
発生を抑制し、又は騒音を小さくすることができる。
【0057】そのため、メカデッキカバー13の後面部
13bと立上げ片11cとの間隔Sは、ファンユニット
36が装着された状態における一方の支持凸部44a,
44cの先端間の長さL1よりも適宜に小さく設定して
おく。この間隔Sの大きさは、ファンユニット36の大
きさや防振ファンカバー40の材料等によっても異なる
が、ファンユニット36の外形寸法が上述した値を有す
る場合には、長さL1よりも0.1mm〜1.5mm程
度小さく設定すると良い。
【0058】この場合、他の1の支持凸部44bは、メ
インシャーシ11の立上げ片11cに当接させる。この
支持凸部44bを立上げ片11cに当接させるのは、立
上げ片11cで支持凸部44bを支持してファンユニッ
ト36の支持応力を高めることを目的とするものであ
る。このようにして支持応力を高めることにより、ファ
ンユニット36側の振動を抑制して、騒音を小さくする
ことができる。この支持凸部44bの圧縮量は、同じく
ファンユニット36の大きさや防振ファンカバー40の
材料等によっても異なるが、ファンユニット36の外形
寸法が上述した値を有する場合には、0.1mm〜2.
0mm程度に設定すると良い。
【0059】かくしてファン装置35は、基本的には防
振ファンカバー40の3つの支持凸部44a〜44cだ
けでメインシャーシ11及びメカデッキカバー13に接
触されている。従って、ファンユニット36で発生した
振動、騒音の伝達経路は、3つの支持凸部44a〜44
cだけである。尚、防振ファンカバー40の下面に設け
たリブ45bもメインシャーシ11に接触しているが、
その接触部分に加えられる圧力は自重によるものだけで
あるため、その接触部分から伝達される振動及び騒音は
非常に小さくて問題にならない程度のものである。ま
た、防振ファンカバー40のその他の凸部45及びリブ
45a,45bは、メインシャーシ11及びメカデッキ
カバー13とは接触しないように適度の隙間が設定され
ているため、これらの凸部45及びリブ45a,45b
から振動、騒音がメインシャーシ11又はメカデッキカ
バー13に伝達されることはない。
【0060】また、防振ファンカバー40のファンユニ
ット36の吐き出し側EXに位置する2つの支持凸部4
4a,44bには段差Mが設定されているため、ファン
装置35は斜め方向を向くように取り付けられている。
即ち、ファン装置35の中央部Oを通ってファン38の
軸方向に延びる中心線Tは、メインシャーシ11及びメ
カデッキカバー13の前後方向Rに対して角度θだけ傾
斜されている。この傾斜角度θは、発熱源であるメカデ
ッキ組立体12の内側へ向くように設定されている。こ
れにより、装置本体内の空気がファンユニット36の吸
込み側INに容易に流動できるようにして、加熱された
空気を外部に容易に吐き出すことができるようにしてい
る。このような空気の流れを設定することにより、装置
本体内の空気を効率良く吐き出して、内部の電子部品の
温度を下げることができる。
【0061】尚、ファン装置35は、上記実施例のよう
に空気の吐き出し側EXを外に向けて空気を吐き出す方
向へ流動させるように設定することが好ましい。しかし
ながら、これとは逆にファン装置35は、空気の吸込吸
込み側INを外に配置して空気を吸い込む方向へ流動さ
せるように構成することもできる。
【0062】この第1の実施例によれば、防振部材で形
成された防振ファンカバー40でファンユニット36を
覆うと共に、ネジ等の固着手段を用いることなく防振フ
ァンカバー40の弾性によってファン装置35を弾性支
持する構成とした。そのため、ファン38の駆動によっ
て生じる振動の発生を効果的に抑制することができると
共に、振動の伝播を抑制して騒音を小さくすることがで
きる。
【0063】上述したような構成を有するデジタルビデ
オカセットレコーダ10の一実施例の外観構成を、図7
及び図8に示す。図7は、開閉蓋体52を開いてデジタ
ルビデオカセットレコーダ10を正面側から見た斜視
図、図8は同じく背面側から見た斜視図である。このデ
ジタルビデオカセットレコーダ10は、装置本体51と
開閉蓋体52とを備えている。装置本体51と開閉蓋体
52とはヒンジ手段53を介して回動自在に連結されて
いて、装置本体51の上面に開閉蓋体52が開閉自在に
重ね合わされるように構成されている。開閉蓋体52の
内面には、再生された情報を表示する液晶モニタ54が
取り付けられている。
【0064】装置本体51は、互いに重ね合わされる上
ケース51a及び下ケース51bを有し、両ケース51
a,51bで構成される筐体内に上述したメインシャー
シ11その他の内部機構が収納されている。図7に示す
ように、上ケース51aの上面には、その上面の大部分
を占める可動蓋55が配置されている。この可動蓋55
は、上述した蓋フレーム組立体14の可動フレーム28
に固定されており、上下方向へ所定の角度範囲内で開閉
可能に構成されている。この可動蓋55には、再生スイ
ッチや停止スイッチその他のスイッチ類56と、装置本
体51の内部を覗くための覗き窓57が設けられてい
る。更に、上ケース51aの上面で可動蓋55の外側に
は、可動蓋55を開閉動作させてビデオカセットの出し
入れ操作を可能とする開閉スイッチ58aや電源スイッ
チ58bその他のスイッチ及び操作ダイヤル58c等が
設けられている。
【0065】また、図8に示すように、上ケース51a
の背面略中央部には、携帯用電源となるバッテリーを収
納するためのバッテリー取付部59が設けられている。
このバッテリー取付部59の一側には、空気を排出させ
る空気排出口60が設けられている。この空気排出口6
0は、上述したファン取付部23に装着されたファン装
置35に対向する位置に設けられている。この空気排出
口60から適当に離れた下ケース51bの所定位置に
は、図に現れない空気供給口が設けられている。
【0066】次に、上述したような構成を有するファン
装置35及びデジタルビデオカセットレコーダ10の騒
音に関する試験結果を説明する。第1の試験は、ファン
装置35単体の騒音について試験したものである。その
結果を、表1に示す。
【表1】 試験1は、図1等に示したファンユニット36のみをハ
ーネスで単独に吊り下げ、このファンユニット36から
10cm離れた位置においてファンユニット36の駆動
により発生した騒音の大きさを測定したものである。表
1から明らかなように、騒音の大きさは68dBであっ
た。この騒音は、聴感特性によって定められた周波数特
性をもつ聴感補正回路を通して測定したもので、JIS
で規定された聴感補正に基づく聴感補正特性のA特性を
示していた。
【0067】これに対して、上述した実施例に係るファ
ン装置35の場合には、試験2で示すような結果が得ら
れた。ファン装置35はファンユニット36を防振ファ
ンカバー40で被覆したもので、このファン装置35を
ハーネスで吊り下げ、このファン装置35から10cm
離れた位置においてファン装置35の駆動による騒音を
測定した。この場合、騒音の大きさは64dBであっ
た。この結果から明らかなように、防振ファンカバー4
0で被覆したファン装置35によれば騒音の大きさを4
dBも低減させることができた。
【0068】第2の試験は、ファン装置35をデジタル
ビデオカセットレコーダ10に組み込んだ後の装置全体
の騒音について試験したものである。その結果を、表2
に示す。
【表2】 試験3は、図15に示したファン装置1を装置本体に組
み込み、この装置本体の前面から30cm離れた位置に
おいてファンユニット2の駆動により発生した騒音を測
定したものである。表2から明らかなように、騒音の大
きさは33dBであって、その聴感補正は聴感補正特性
のA特性を示していた。
【0069】これに対して、この実施例に係るファン装
置35を組み込んだデジタルビデオカセットレコーダ1
0の場合には、試験4で示すような結果が得られた。即
ち、ファン装置35を装置本体に組み込み、この装置本
体の前面から30cm離れた位置においてファンユニッ
ト36の駆動により発生した騒音を測定した。この場
合、騒音の大きさは28dBであった。この結果から明
らかなように、防振ファンカバー40で被覆したファン
装置35を使用することにより、騒音の大きさを5dB
も低減させることができた。
【0070】このように、本実施例の場合には、一般的
なファンユニットに防振ファンカバー40を組み合わせ
るだけで、ファン装置を低振動、低騒音にして使用する
ことができる。しかも、装置本体の空きスペースを利用
してそのスペースにファン装置35を挟み込むだけで取
り付けることができ、ファン装置35を取り付けるため
の固定ネジ等の固着手段を必要としないことから、使用
する部品点数を削減できると共に、組立時の作業性を向
上させることができる。
【0071】図9は、本発明に係る防振ファンカバー4
0の第1の実施例を使用したファン装置の第2の実施例
を示すものである。このファン装置65は、ファンユニ
ット36と防振ファンカバー40とケーシング66と取
付ブラケット67とから構成されている。ファンユニッ
ト36は、上述した実施例と同様であるためその説明は
省略する。防振ファンカバー40は、その構成の大部分
は上述した実施例と同様であるが、異なる点はカバー本
体41に切欠き部68を設けたところである。切欠き部
68は、カバー本体41の幅方向一側において隣合うコ
ーナー片間にそれぞれ設けられ、合計4箇所に形成され
ている。この切欠き部68によってカバー本体41の強
度を調整し、カバー本体41自体の弾性変形を容易にし
てファンユニット36への装着作業が容易に行えるよう
にしている。
【0072】ケーシング66は、ファンユニット36の
外形よりも若干大きな形状の凹陥部を有する一面に開口
された容器状の部材によって形成されている。このケー
シング66の閉鎖面の略中央部には、空気が流通される
空気穴66aが設けられている。そして、ケーシング6
6の開口側の四隅には、図に現れないネジ孔が設けられ
ている。また、取付ブラケット67は、断面形状がL字
状をなす部材からなり、一方に支持部67aが形成さ
れ、他方に固定部67bが形成されている。一方の支持
部67aには、空気が流通される空気穴67aと、この
空気穴67aの周囲に配置された複数個のネジ挿通孔6
9bが設けられている。そして、他方の固定部67bに
は、複数個のネジ挿通孔69cが設けられている。
【0073】このような構成を有するファン装置65
は、例えば、次のようにして組み立てることによりユニ
ット化して使用することができる。まず、ファンユニッ
ト36に防振ファンカバー40を装着する。このとき、
防振ファンカバー40は、図9に示すように、切欠き部
68をファンの吸込み側にして装着してもよく、これと
は逆に吐き出し側にして装着してもよい。次に、防振フ
ァンカバー40が装着されたファンユニット36をケー
シング66の凹陥部内に挿入する。その後、ケーシング
66の開口側を取付ブラケット67の支持部67aに対
向させ、そのネジ挿通孔69bを介してネジ孔にネジ軸
部が挿通される取付ネジ63aを締め付ける。これによ
り、ケーシング66を介してファンユニット36及び防
振ファンカバー40が取付ブラケット67に取り付けら
れる。
【0074】このファン装置65は、取付ブラケット6
7の固定部67bに設けたネジ挿通孔69bを使用して
固定ネジ63bで装置本体に固定することができる。こ
のように構成してファン装置65をユニット化すること
により、組立時の作業性を向上させることができると共
に、振動の伝達を一定に抑制して防振性能の向上を図る
ことができる。
【0075】図10は、本発明に係るファン装置の第3
の実施例を示すものである。このファン装置75は、防
振ファンカバーの第2の実施例を示す防振ファンカバー
70と、上述したファンユニット36とで構成したもの
である。この防振ファンカバー70は、上述した防振フ
ァンカバー40の不要部分を削除して、最小限必要な2
箇所の支持凸部44a,44cと、安定した支持を確保
するための3点目の支持点となる支持凸部44bとを設
けたものである。
【0076】即ち、防振ファンカバー70は、カバー本
体41と、その4箇所の角部にそれぞれ対をなすように
設けた前後のコーナー片42a〜42d及び43a(4
3b〜43dは図に現れない。)と、前コーナー片42
a,42b及び後コーナー片43aの3箇所に設けた支
持凸部44a,44b,44cとを有している。このよ
うな構成を有する防振ファンカバー70を使用すること
によっても、上述した実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0077】また、図11〜図13は、本発明に係るフ
ァン装置の第4の実施例を示すものである。このファン
装置85は、上述した第2の実施例に係るファン装置6
5と同様にファンユニット36と防振ファンカバー80
とケーシング86と取付ブラケット67とから構成され
ている点で共通するが、異なる点は防振ファンカバー8
0及びケーシング86の形状が異なるところである。
【0078】防振ファンカバー80は、カバー本体81
と、その4箇所の角部にそれぞれ前後方向へ対をなすよ
うに設けた前後のコーナー片82a〜82d及び83a
〜83dと、カバー本体81の外周面の4箇所に設けら
れた支持凸部の第2の実施例を示す支持アーム84a〜
84dとを有している。各支持アーム84a〜84d
は、カバー本体81の各辺の略中央部に設定されてい
て、それぞれ放射に延在されている。これら支持アーム
84a〜84dの先端部には、抜け止め用の断面円形を
なす係止部83がそれぞれ設けられている。
【0079】このような構成を有する防振ファンカバー
80に対応してケーシング86には、外周面の4箇所に
スリット溝87が設けられている。ケーシング86は、
ファンユニット36の外形よりも大きな形状の凹陥部を
有する一面に開口された容器状の部材によって形成され
ている。このケーシング86の閉鎖面の略中央部には、
空気が流通される空気穴86aが設けられている。更
に、ケーシング86の四辺のそれぞれ略中央部には、幅
方向に延びて一面側に開口する上述したスリット溝87
が設けられている。各スリット溝87の幅は、防振ファ
ンカバー80の支持アーム84a〜84dの厚みと同程
度に設定されていて、係止部83を係止できるように構
成されている。そして、ケーシング86の開口側の四隅
には、図に現れないネジ孔が設けられている。
【0080】この第4の実施例では、図11に示すよう
に、ケーシング86に設けた4箇所のスリット溝87に
防振ファンカバー80の各支持アーム84a〜84dを
係合させて四方から吊ることにより、ファンユニット3
6がケーシング86に対して弾性的に支持される。かか
る構成とすることにより、上述した第1の実施例と同様
に、ファンユニット36自体の振動を抑制して、発生す
る騒音を小さくすることができる。
【0081】図14は、本発明に係るファン装置の第5
の実施例を示すものである。このファン装置95は、上
述した第4の実施例に係るファン装置85の防振ファン
カバーの変形実施例を示すものである。即ち、防振ファ
ンカバー90は、その構成は防振ファンカバー80と同
様であるが、異なる点は支持アーム94a〜94dをカ
バー本体91の4箇所の角部に設けたところである。即
ち、4本の支持アーム94a〜94dは、カバー本体9
1の4箇所の角部において放射方向である四方に延在さ
れている。他の構成は、上述した第4の実施例に係るフ
ァン装置85と同様である。このように構成することに
よっても、上述した実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0082】尚、上述したケーシング66,86及び取
付ブラケット67の材料としては、例えば、ABS樹脂
等の合成樹脂を用いることができるが、ステンレス鋼板
その他の金属材料を用いることもできる。また、防振フ
ァンカバー80,90には、それぞれ4本の支持アーム
84a〜84d,94a〜94dを設けた例について説
明したが、支持アームは少なくとも2本あれば成り立つ
ものであり、各実施例において支持アームを3本以上設
ける構成としてもよいことは勿論である。
【0083】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施の例におい
ては、ファン装置が使用される電子機器の具体例として
デジタルビデオカメラレコーダに適用した例について説
明したが、この種のファン装置を必要とする、例えばビ
デオテープレコーダ、電子ビデオカメラ或いは電子ブッ
クプレーヤその他の電子機器に適用できることは勿論で
ある。更に、上記実施例では、ファン装置を吐き出し側
に設定し、装置本体内の空気を吐き出す方向に流動させ
て内部の温度を下げる構成としたが、これとは逆にファ
ン装置を吸込み側に設定し、外部の空気を装置本体内に
吸い込む方向に流動させて内部の温度を下げる構成とす
ることもできる。このように、本発明は、その趣旨を逸
脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の防振ファンカバーによれば、カバー本体でファン
ユニットのフレームの外周面の略全体を覆うと共に、こ
のファンユニットを2点以上の支持凸部によって装置本
体に対して弾性支持する構成としたため、ファンユニッ
トの駆動により発生する振動を抑制できると共に、伝達
される振動を少なくして騒音を低減させることができる
という効果を得ることができる。
【0085】本発明の請求項2記載の防振ファンカバー
によれば、カバー本体の4箇所に4対の前後コーナー片
を設ける構成としたため、4箇所で角部を挟持してファ
ンユニットを確実に覆って抜け出しを防止することがで
きるという効果を得ることができる。
【0086】本発明の請求項3記載の防振ファンカバー
によれば、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前
後各1箇所に支持凸部を設ける構成としたため、両支持
凸部でファンユニットを確実に弾性支持することができ
るという効果を得ることができる。
【0087】本発明の請求項4記載の防振ファンカバー
によれば、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち一
方には2箇所に且つ他方には1箇所に支持凸部を設ける
構成としたため、これら支持凸部でファンユニットをよ
り確実に弾性支持して、所定位置に位置決めすることが
できるという効果を得ることができる。
【0088】本発明の請求項5記載の防振ファンカバー
によれば、2箇所以上に支持アームを設け、これら支持
アームを使用してケーシングに弾性支持する構成とした
ため、これら支持アームでファンユニットを確実に弾性
支持することができるという効果を得ることができる。
【0089】本発明の請求項6記載の防振ファンカバー
によれば、カバー本体の4箇所に4対の前後コーナー片
を設ける構成としたため、4箇所で角部を挟持してファ
ンユニットを確実に覆って抜け出しを防止することがで
きるという効果を得ることができる。
【0090】本発明の請求項7記載の防振ファンカバー
によれば、カバー本体を弾性部材で形成すると共にフレ
ームの大きさよりも1%〜30%小さく形成し、これを
ファンユニットに被せる構成としたため、ファンユニッ
トの振動を小さく押えることができると共に、ファンユ
ニットから装置本体に伝達される振動を抑制して騒音を
小さく押えることができるという効果を得ることができ
る。
【0091】本発明の請求項8記載の電子機器によれ
ば、カバー本体でファンユニットのフレームの外周面の
略全体を覆うと共に、このファンユニットを2点以上の
支持凸部によって装置本体に対して弾性支持する構成と
したため、ファンユニットの駆動により発生する振動を
抑制できると共に、伝達される振動を少なくして騒音を
低減させることができるという効果を得ることができ
る。
【0092】本発明の請求項9記載の電子機器によれ
ば、カバー本体の4箇所に4対の前後コーナー片を設け
る構成としたため、4箇所で角部を挟持してファンユニ
ットを確実に覆って抜け出しを防止することができると
いう効果を得ることができる。
【0093】本発明の請求項10記載の電子機器によれ
ば、カバー本体の4対の前後コーナー片のうち一方には
1又は2箇所に且つ他方には1箇所に支持凸部を設ける
構成としたため、これら支持凸部でファンユニットをよ
り確実に弾性支持して、所定位置に位置決めすることが
できるという効果を得ることができる。
【0094】本発明の請求項11記載の電子機器によれ
ば、2箇所以上に支持アームを設け、これら支持アーム
を使用してケーシングに弾性支持する構成としたため、
これら支持アームでファンユニットを確実に弾性支持す
ることができるという効果を得ることができる。
【0095】本発明の請求項12記載の電子機器によれ
ば、カバー本体を弾性部材で形成すると共にフレームの
大きさよりも1%〜30%小さく形成し、これをファン
ユニットに被せる構成としたため、ファンユニットの振
動を小さく押えることができると共に、ファンユニット
から装置本体に伝達される振動を抑制して騒音を小さく
押えることができるという効果を得ることができる。
【0096】本発明の請求項13記載の電子機器によれ
ば、装置本体のファン取付部に対してファンユニットの
ファンの軸心線方向を斜めに設定する構成としたため、
ファン装置によって流動される空気に流れの方向を与
え、空気の流通を容易にして放熱効果を高めることがで
きるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振ファンカバーの第1の実施例
が使用された電子機器の一具体例を示すデジタルビデオ
カセットレコーダの蓋フレーム組立体とメカデッキカバ
ーとメインシャーシを示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る防振ファンカバーの第1の実施例
を示すもので、同図Aは正面図、同図Bは平面図、同図
Cは同図BのY−Y線断面図、同図Dは同図AのX−X
線断面図である。
【図3】本発明に係る防振ファンカバーの第1の実施例
が使用された電子機器の一具体例を示すデジタルビデオ
カセットレコーダの内部機構を分解して示す斜視図であ
る。
【図4】図1に示すデジタルビデオカセットレコーダの
ファン装置取付部を断面して示す平面図である。
【図5】図1に示すデジタルビデオカセットレコーダの
ファン装置取付部を断面して示す側面図である。
【図6】図1に示すデジタルビデオカセットレコーダの
背面図である。
【図7】図1に示すデジタルビデオカセットレコーダの
液晶モニタを開いた状態を正面から見た斜視図である。
【図8】図1に示すデジタルビデオカセットレコーダの
液晶モニタを開いた状態を背面から見た斜視図である。
【図9】本発明に係るファン装置の第2の実施例を示す
もので、防振ファンカバーの第1の実施例の他の使用例
を示す分解斜視図である。
【図10】本発明に係るファン装置の第3の実施例を示
すもので、防振ファンカバーの第2の実施例を示す分解
斜視図である。
【図11】本発明に係るファン装置の第4の実施例を示
すもので、防振ファンカバーの第3の実施例を示す分解
斜視図である。
【図12】図11に示す防振ファンカバーを有するファ
ン装置の分解斜視図である。
【図13】図12に示す防振ファンカバーを示すもの
で、同図Aは縦断面図、同図Bは同図AのZ−Z線断面
図である。
【図14】本発明に係るファン装置の第5の実施例を示
すもので、防振ファンカバーの第4の実施例を示す分解
斜視図である。
【図15】従来のファン装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 デジタルビデオカセットレコーダ(電子機器)、
11 メインシャーシ、 12 メカデッキ組立体、
13 メカデッキカバー、 14 蓋フレーム組立
体、 23 ファン取付部、 24 通気穴、 35,
65,75,85,95 ファン装置、 36 ファン
ユニット、 37 フレーム、 37a空胴、 38
ファン、 40,70,80,90 防振ファンカバ
ー、 41カバー本体、 42a,42b,43a,4
3b,82a,82b,83a,83b コーナー片、
44a,44b,44c 支持凸部、 51 装置本
体、 60 空気排出口、 66,86 ケーシング、
67 取付ブラケット、84a,84b,84c,8
4d,94a,94b,94c,94d 支持アーム
(支持凸部)、 87 スリット溝

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気が流通する空胴内に配置された動力
    源を支持するフレームと、 上記空胴内において上記動力源により回転駆動されるフ
    ァンと、を有するファンユニットに装着される防振ファ
    ンカバーであって、 上記フレームの外周面の略全体を覆うカバー本体と、 上記カバー本体と一体に設けられ且つ上記ファンユニッ
    トを装置本体に対して弾性支持させる2点以上の支持凸
    部とを設けたことを特徴とする防振ファンカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体の4箇所には、上記フレームの四隅を上
    記空気が流通する方向の両側から挟持する4対の前後コ
    ーナー片を設けたことを特徴とする防振ファンカバー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナ
    ー片及び後コーナー片の各1箇所には、互いに離反する
    方向に突出する上記支持凸部を設けたことを特徴とする
    防振ファンカバー。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナ
    ー片及び後コーナー片の一方には2箇所に且つ他方には
    1箇所に、互いに離反する方向に突出する上記支持凸部
    を設けたことを特徴とする防振ファンカバー。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体の2箇所以上には、互いに離反する方向
    に突出して当該カバー本体を覆うケーシングにより2箇
    所以上で弾性支持される上記支持凸部を設けたことを特
    徴とする防振ファンカバー。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体の4箇所には、上記フレームの四隅を上
    記空気が流通する方向の両側から挟持する4対の前後コ
    ーナー片を設けたことを特徴とする防振ファンカバー。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の防振ファンカバーにおい
    て、 上記カバー本体は、弾性を有する弾性部材により上記フ
    レームの大きさよりも1%乃至30%小さく形成し、当
    該カバー本体を膨張させて当該フレームに装着させるよ
    うにしたことを特徴とする防振ファンカバー。
  8. 【請求項8】 空気が流通する空胴内に配置された動力
    源を支持するフレームと、 上記空胴内において上記動力源により回転駆動されるフ
    ァンと、を有するファンユニットによって筐体内を強制
    的に空気冷却させるようにした電子機器において、 上記ファンユニットの空気が流通する空胴部分を除いて
    略全体を覆う防振ファンカバーを設け、当該防振ファン
    カバーは、上記フレームの外周面の略全体を覆うカバー
    本体と、上記カバー本体と一体に設けられ且つ上記ファ
    ンユニットを装置本体に対して弾性支持させる2点以上
    の支持凸部とを有することを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子機器において、 上記カバー本体の4箇所には、上記フレームの四隅を上
    記空気が流通する方向の両側から挟持する4対の前後コ
    ーナー片を設けたことを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子機器において、 上記カバー本体の4対の前後コーナー片のうち前コーナ
    ー片及び後コーナー片の一方には1箇所又は2箇所に且
    つ他方には1箇所に、互いに離反する方向に突出する上
    記支持凸部を設けたことを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の電子機器において、 上記カバー本体の2箇所以上には、互いに離反する方向
    に突出して当該カバー本体を覆うケーシングにより2箇
    所以上で弾性支持される上記支持凸部を設けたことを特
    徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の電子機器において、 上記カバー本体は、弾性を有する弾性部材により上記フ
    レームの大きさよりも1%乃至30%小さく形成し、当
    該カバー本体を膨張させて当該フレームに装着させるよ
    うにしたことを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の電子機器において、 上記ファンユニットは、上記装置本体のファン取付部に
    対して上記ファンの軸心線方向を斜めに設定して当該フ
    ァン取付部に取り付けたことを特徴とする電子機器。
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