JP2010171232A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発熱する電子部品を効率良く冷却し、送風ファンによる振動の伝播を防ぎ、騒音の発生および送風ファンの振動による電子部品の性能低下を防ぐことができる電子機器を提供する。
【解決手段】 回路基板10に実装されて発熱する集積回路チップ11を冷却するための送風ファン14を有する電子機器であって、集積回路チップ11を覆って回路基板10に取り付けられたヒートシンク15と、送風ファン14を収容して保持した状態でヒートシンク15上に配置された弾性材料からなるファン保持部材16と、このファン保持部材16をヒートシンク15に押え付けて固定するシールド板7とを備えた。従って、送風ファン14によって発熱する集積回路チップ11を効率良く冷却でき、且つ送風ファン14の振動を弾性材料からなるファン保持部材16によって吸収できるので、送風ファン14の振動がヒートシンク15および集積回路チップ11に伝わることがない。
【選択図】 図3

Description

この発明は、売上データ処理装置やパーソナルコンピュータなどの電子機器に関する。
一般に、売上データ処理装置などの電子機器においては、機器本体内の回路基板に実装された集積回路チップなどの発熱する電子部品を冷却装置によって冷却するように構成されている。
このような電子機器の冷却装置としては、特許文献1に記載されているように、回路基板上に、集積回路チップなどの発熱する電子部品を覆った状態でヒートシンクを配置し、このヒートシンクによって電子部品の熱を放熱すると共に、ヒートシンクの底板の端部に張出し棚部を設け、この張出し棚部に送風ファンを載置し、この送風ファンでヒートシンクを空冷して発熱する電子部品を冷却するように構成されたものが知られている。
特開2003−273300号公報
しかしながら、このような従来の冷却装置を備えた電子機器では、ヒートシンクの端部に設けられた張出し棚部に直接送風ファンを載置した構成であるから、送風ファンの振動がヒートシンクに伝わり、このヒートシンクに伝わった振動が更に集積回路チップなどの電子部品および回路基板に伝わるため、騒音の発生原因になるばかりか、電子部品が送風ファンの振動の影響を受けて電子部品の性能低下を招くという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、発熱する電子部品を効率良く冷却することができ、且つ送風ファンによる振動の伝播を防いで、騒音の発生を防ぐと共に、送風ファンの振動による電子部品の性能低下をも防ぐことができる電子機器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、回路基板に実装されて発熱する電子部品を冷却するための送風ファンを有する電子機器であって、前記電子部品を覆って前記回路基板に取り付けられ、前記電子部品の熱を放熱するためのヒートシンクと、前記送風ファンを収容して保持した状態で前記ヒートシンク上に配置され、前記送風ファンの送風を前記ヒートシンクに導くための弾性材料からなるファン保持部材と、このファン保持部材を前記ヒートシンクに押え付けて固定するための押え部材と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項2に記載の発明は、前記押え部材が、前記電子部品を静電気から保護するためのシールド板であり、このシールド板には、前記ファン保持部材の上端部が挿入する開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項3に記載の発明は、前記ファン保持部材が、その上端部を前記シールド板の前記開口部に挿入した際に、その開口部における縁部の下面が弾力的に押し当てられるシールド当接部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器である。
請求項4に記載の発明は、前記ファン保持部材が、その下部側に前記ヒートシンクの上端部を挿入させて弾力的に押し当てられることにより、前記ヒートシンクの上部に保持されるシンク取付部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子機器である。
請求項5に記載の発明は、前記ファン保持部材が、その内部に前記送風ファンを挿入した際に、その送風ファンの下端部を弾力的に支持する下部支持部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器である。
請求項6に記載の発明は、前記ファン保持部材が、その内部に前記送風ファンを挿入した際に、その送風ファンの上部を弾力的に押える上部押え部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器である。
請求項7に記載の発明は、前記ファン保持部材が、耐熱性を有するシリコーンゴムによって形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子機器。
この発明によれば、送風ファンによってヒートシンクを冷却することにより、発熱する電子部品を効率良く冷却することができると共に、送風ファンの振動を弾性材料からなるファン保持部材によって吸収することができるので、送風ファンの振動がヒートシンクに伝わることがないばかりか、ヒートシンクを介して電子部品にも伝わることがない。このため、送風ファンによる振動の伝播を確実に防ぐことができ、これにより騒音の発生を防ぐことができると共に、送風ファンの振動による電子部品の性能低下をも防ぐことができる。
この発明を適用した電子機器の一実施形態を示した外観斜視図である。 図1の電子機器における機器本体内に設けられたシールドケースを示した外観斜視図である。 図2のシールドケースおよびその内部に組み込まれる冷却用の部品を分解して示した斜視図である。 図2における送風ファンの箇所を示した要部の拡大平面図である。 図4のA−A矢視における要部を示した拡大断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、この発明を適用した電子機器の一実施形態について説明する。
この電子機器は、売上データ処理装置であり、図1に示すように、機器本体1と入力表示ケース2とを備えている。入力表示ケース2は、その内部に入力表示部3を備え、支持部材4によって機器本体1上に起立した状態で支持されている。すなわち、この入力表示ケース2は、図1に示すように、前後方向に自由に傾くと共に縦方向に回転するように、支持部材4によって機器本体1上に支持されている。
また、入力表示部3は、表示パネルの表面に透明なタッチパネル(いずれも図示せず)を設けたものであり、この透明なタッチパネルが入力表示ケース2の表示窓部2aから外部に露出し、この状態で表示パネルに表示された情報が透明なタッチパネルを通して外部から見えることにより、表示パネルに表示された情報を見ながら透明なタッチパネルをタッチ操作して情報を入力するように構成されている。
一方、機器本体1は、紙幣や硬貨などの貨幣を収納するドロア(図示せず)上に配置されるように構成されている。この機器本体1の内部には、図2に示すように、シールドケース5が設けられている。このシールドケース5は、その内部に組み込まれる各種の電子部品、例えば後述する電子部品9、回路基板10、集積回路チップ11、および補助回路基板12が静電気の影響を受けないように保護するためのものであり、金属製のシャーシ6と金属製のシールド板7とからなり、全体がほぼ箱形状に形成されている。
この場合、シャーシ6は、図3に示すように、上面および前面(図3では左奥側の側面)が開放されたほぼ箱形状に形成されている。このシャーシ6の背面(図3では右手前側の側面)には、外部機器と電気的に接続するための各種のコネクタ8が設けられている。シールド板7は、シャーシ6の上面および前面を覆うように、金属板の一側部を折り曲げた構成になっている。
また、シールドケース5のシャーシ6内には、図3に示すように、マザーボードである回路基板10が設けられており、この回路基板10上には、図5に示すように、半導体からなる集積回路チップ11が搭載されているほか、図3に示すように、データ処理に必要な各種の電子部品9および補助回路基板12が搭載されている。この場合、集積回路チップ11は、他の電子部品9に比べて発熱性が高いため、図3〜図5に示すように、冷却装置13によって冷却されるように構成されている。
この冷却装置13は、図3および図5に示すように、回路基板10上に搭載された集積回路チップ11を送風ファン14によって冷却するように構成されている。すなわち、この冷却装置13は、集積回路チップ11を覆って回路基板10上に取り付けられ、且つ集積回路チップ11の熱を放熱するためのヒートシンク15と、送風ファン14を収容して保持した状態でヒートシンク15上に配置されたファン保持部材16と、このファン保持部材16をヒートシンク15上に押え付けて固定するための押え部材であるシールド板7とを備えている。
この場合、シールド板7には、図2および図3に示すように、送風ファン14が対応してファン保持部材16の上端部が挿入する開口部7aが設けられている。また、ヒートシンク15は、アルミニウムなどの熱伝導性の高い金属からなり、図3および図5に示すように、集積回路チップ11を覆って回路基板10上にばね部材を介してビス(いずれも図示せず)により固定されるベース板15aと、このベース板15a上にほぼ垂直に起立した状態で配列された多数の放熱フィン15bとを備え、集積回路チップ11で発生した熱をベース板15aおよび多数の放熱フィン15bで放熱するように構成されている。
ファン保持部材16は、耐熱性の高い弾性材料、例えば耐熱温度が100℃程度のシリコーンゴムからなり、図3に示すように、全体が四角形の枠形状に形成された本体部17を備え、この本体部17の内部に送風ファン14を収容するように構成されている。このファン保持部材16の本体部17における四隅に位置する外周面の各角部には、図3および図5に示すように、シールド板7に設けられた開口部7aの四隅における縁部の下面が弾力的に押し当てられるシールド当接部18が、ファン保持部材16の本体部17における上端面から少し下側に位置して設けられている。
また、このファン保持部材16の本体部17は、図5に示すように、その下部側にヒートシンク15の上部が挿入して嵌合するように構成されている。このファン保持部材16の本体部17における四隅に位置する各角部の内周面には、図3および図5に示すように、本体部17の下部側にヒートシンク15の上端部が挿入した際に、ヒートシンク15の各角部における上部が弾力的に押し当てられることにより、ヒートシンク15の上部に保持されるシンク取付部19が設けられている。
また、このファン保持部材16の本体部17における内面の各側面には、図3および図5に示すように、本体部17内に送風ファン14が挿入された際に、送風ファン14の下端部が弾力的に当接して送風ファン14を本体部17内に支持する下部支持部20が設けられている。この場合、シンク取付部19と下部支持部20とは、本体部17内のほぼ同じ高さ位置に形成され、その両者の各上面に送風ファン14の下端面が同じ高さで弾接するように構成されている。
さらに、このファン保持部材16の本体部17における四隅の各上部には、図3〜図5に示すように、本体部17内に送風ファン14が挿入された際に、送風ファン14の四隅における各上部を弾力的に押えて、送風ファン14の上方への抜け出しを防ぐためのベルト状の上部押え部21が設けられている。そして、これらシールド当接部18、シンク取付部19、下部支持部20および上部押え部21は、ファン保持部材16の本体部17と同じ弾性材料、つまり耐熱温度が100℃程度のシリコーンゴムからなり、ファン保持部材16の本体部17と一体に形成されている。
次に、この送風ファン14をシールドケース5内に組み込む場合について説明する。
この場合には、まず、送風ファン14をファン保持部材16内に収容する。このときには、ファン保持部材16のベルト状の上部押え部21を押し広げながら、送風ファン14を上方からファン保持部材16の本体部17内に挿入する。そして、送風ファン14の下端部をシンク取付部19および下部支持部20に弾接させ、この状態で上部押え部21で送風ファン14の四隅の上部を弾力的に押える。これにより、送風ファン14がファン保持部材16の本体部17内にその上下方向に抜け出すことなく組み込まれて収容される。
この状態で、シールドケース5のシャーシ6内に配置された回路基板10上に、集積回路チップ11を覆ってヒートシンク15を取り付け、このヒートシンク15上に送風ファン14が組み込まれたファン保持部材16を配置する。このときには、図5に示すように、ヒートシンク15上にファン保持部材16の本体部17を被せて、ヒートシンク15の上端部をファン保持部材16の本体部17の下部側内部に挿入させ、このファン保持部材16のシンク取付部19をヒートシンク15の四隅の上端部に弾接させる。これにより、ファン保持部材16がヒートシンク15上に弾力的に保持される。
この後、シールドケース5のシャーシ6にシールド板7を取り付ける。このときには、シールド板7に設けられた開口部7aにファン保持部材16の上端部を挿入させて、ファン保持部材16の本体部17における外周面に設けられたシールド当接部18上に、シールド板7の開口部7aにおける四隅の縁部の下面を弾接させる。この状態で、シールド板7をシャーシ6にビス止めして取り付けると、シールド板7がファン保持部材16をヒートシンク15上に弾力的に押し付ける。
これにより、ファン保持部材16の本体部17内に送風ファン14を収容した状態で、ファン保持部材16をヒートシンク15上に弾力的に保持して固定することができる。このため、ビスなどの締結部材を用いずに、簡単に送風ファン14をファン保持部材16によってシールドケース5に組み付けることができるので、組立て作業が容易にでき、組立て作業性の向上を図ることができる。
そして、このように組み込まれた送風ファン14が動作して冷却空気である外気を送風する際には、シールド板7の開口部7aから外気をシールドケース5内に取り込み、この取り込んだ外気がファン保持部材16によってヒートシンク15に導かれる。この導かれた外気は、ヒートシンク15に設けられた多数の放熱フィン15bの間を通り抜けることにより、ヒートシンク15を冷却する。これにより、集積回路チップ11の熱がヒートシンク15から放熱されるので、集積回路チップ11を効率良く冷却することができる。
このように、この電子機器によれば、回路基板10上に搭載された集積回路チップ11を冷却するための送風ファン14と、集積回路チップ11を覆って回路基板10に取り付けられたヒートシンク15と、送風ファン14を収容して保持した状態でヒートシンク15上に配置された弾性材料からなるファン保持部材16と、このファン保持部材16をヒートシンク15に押え付けて固定するためのシールド板7とを備えているので、発熱する集積回路チップ11を効率良く冷却でき、且つファン保持部材16によって送風ファン14による振動の伝播を確実に防ぐことができるので、騒音の発生を防ぐことができると共に、送風ファン14の振動による集積回路チップ11の性能低下をも防ぐことができる。
すなわち、この電子機器では、送風ファン14によって冷却空気を送風する際に、ファン保持部材16によって冷却空気をヒートシンク15に導いて確実に送り込むことができるので、効率良くヒートシンク15を冷却することができ、これにより発熱する集積回路チップ11を効率良く冷却することができる。また、このときには、送風ファン14が弾性材料からなるファン保持部材16内に弾力的に保持されて収容されているので、送風ファン14の振動を弾性材料からなるファン保持部材16によって確実に吸収することができる。
このため、送風ファン14の振動がヒートシンク15に伝わることがないばかりか、ヒートシンク15を介して集積回路チップ11にも伝わることがない。これにより、送風ファン14による振動の伝播を確実に防ぐことができるので、送風ファン14の振動による騒音の発生を防ぐことができると共に、送風ファン14の振動による集積回路チップ11の性能低下をも防ぐことができる。
この場合、シールド板7には、送風ファン14が対応してファン保持部材16の上端部が挿入する開口部7aが設けられているので、この開口部7a内に送風ファン14を収容したファン保持部材16の上端部を挿入させることができ、これによりシールド板7の開口部7aを通して外部の空気を送風ファン14によって良好にシールドケース5内に取り込むことができると共に、ヒートシンク15および集積回路チップ11を効率良く冷却することができるほか、このシールド板7によって集積回路チップ11および各種の電子部品9aを静電気から保護することができる。
また、ファン保持部材16の本体部17には、シールド板7の開口部7aにおける縁部の下面が弾力的に押し当てられるシールド当接部18が一体に形成されているので、シールド板7の開口部7aにファン保持部材16の本体部17の上端部を挿入させて、ファン保持部材16のシールド当接部18上にシールド板7の開口部7aにおける四隅の縁部の下面を弾接させることができる。このため、シールド板7によってファン保持部材16をヒートシンク15上に弾力的に押し付けて、送風ファン14を収容したファン保持部材16をヒートシンク15上に弾力的に固定することができる。
また、ファン保持部材16の本体部17には、ヒートシンク15の上端部が挿入して押し当てられることにより、ヒートシンク15の上部に弾力的に保持されるシンク取付部19が一体に形成されているので、ヒートシンク15上にファン保持部材16の本体部17を被せて、ヒートシンク15の上端部をファン保持部材16の本体部17の下部側内部に挿入させ、この状態でファン保持部材16のシンク取付部19をヒートシンク15の四隅の上部に弾接させることができる。このため、ファン保持部材16をヒートシンク15の上部に弾力的に保持させることができる。
また、ファン保持部材16の本体部17には、送風ファン14の下端部を弾力的に支持する下部支持部20が一体に形成されているので、送風ファン14をファン保持部材16の本体部17内に上方から挿入して収容する際に、送風ファン14の下端部を下部支持部20に弾接させて支持することができる。このため、送風ファン14がファン保持部材16の本体部17内から下側に抜け落ちることがなく、送風ファン14をファン保持部材16の本体部17内における所定位置に組み込んで良好に収容することができる。
さらに、ファン保持部材16の本体部17には、送風ファン14の四隅における上部を弾力的に押えるバンド状の上部押え部21が一体に形成されているので、ファン保持部材16の本体部17内に送風ファン14が挿入された際に、送風ファン14の四隅における各上部を上部押え部材20によってそれぞれ弾力的に押えることができ、これにより送風ファン14がファン保持部材16の本体部17内から上方に抜け出さないように良好に押えることができる。
この場合、上部押え部21はベルト状に形成されているので、送風ファン14をファン保持部材16の本体部17内に収容する際に、ベルト状の上部押え部21を押し広げるように弾性変形させながら、送風ファン14を上方からファン保持部材16の本体部17内に容易に挿入することができ、また送風ファン14が本体部17内に挿入した後には、ベルト状の上部押え部21が元の形状に戻ることにより、送風ファン14の四隅における各上部を確実に押えことができる。
また、ファン保持部材16は、本体部17、シールド当接部18、シンク取付部19、下部支持部20、および上部押え部21が、耐熱性の高い弾性材料、例えば耐熱温度が100℃程度のシリコーンゴムで一体に形成されているので、生産性が良いばかりか、熱による劣化が少なく、耐久性の高いものを得ることができる。
なお、前述した一実施形態では、ファン保持部材16のシンク取付部19と下部支持部20とをファン保持部材16の本体部17内のほぼ同じ高さ位置に形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば下部支持部20を本体部17内のシンク取付部19よりも少し高い位置に形成しても良い。
このように構成すれば、シンク取付部19の下面にヒートシンク15の上部のみを弾接させ、これよりも高い位置の下部支持部20の上面に送風ファン14の下端部のみを弾接させることができる。このため、送風ファン14による振動を前述した実施形態よりもヒートシンク15に伝えにくくすることができる。
また、前記実施形態では、回路基板10上に搭載された集積回路チップ11を冷却する場合について述べたが、必ずしも集積回路チップ11である必要はなく、発熱する電子部品であれば、どのような電子部品であっても良い。この場合にも、発熱する電子部品は、その上側にヒートシンク15が配置され、このヒートシンク15を送風ファン14で冷却するように構成すれば良い。
さらに、前記実施形態では、電子機器として、売上データ処理装置に適用した場合について述べたが、必ずしも売上データ処理装置である必要はなく、発熱する電子部品を送風ファンで冷却する必要がある電子機器、例えばパーソナルコンピュータなどの各種の電子機器に広く適用することができる。
1 機器本体
5 シールドケース
6 シャーシ
7 シールド板
7a 開口部
10 回路基板
11 集積回路チップ
13 冷却装置
14 送風ファン
15 ヒートシンク
16 ファン保持部材
17 本体部
18 シールド当接部
19 シンク保持部
20 下部支持部
21 上部押え部

Claims (7)

  1. 回路基板に実装されて発熱する電子部品を冷却するための送風ファンを有する電子機器であって、
    前記電子部品を覆って前記回路基板に取り付けられ、前記電子部品の熱を放熱するためのヒートシンクと、
    前記送風ファンを収容して保持した状態で前記ヒートシンク上に配置され、前記送風ファンの送風を前記ヒートシンクに導くための弾性材料からなるファン保持部材と、
    このファン保持部材を前記ヒートシンクに押え付けて固定するための押え部材と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記押え部材は、前記電子部品を静電気から保護するためのシールド板であり、このシールド板には、前記ファン保持部材の上端部が挿入する開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ファン保持部材は、その上端部が前記シールド板の前記開口部に挿入された際に、その開口部における縁部の下面が弾力的に押し当てられるシールド当接部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記ファン保持部材は、その下部側に前記ヒートシンクの上端部が挿入されて弾力的に押し当てられることにより、前記ヒートシンクの上部に保持されるシンク取付部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記ファン保持部材は、その内部に前記送風ファンが挿入された際に、その送風ファンの下端部を弾力的に支持する下部支持部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記ファン保持部材は、その内部に前記送風ファンが挿入された際に、その送風ファンの上部を弾力的に押える上部押え部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記ファン保持部材は、耐熱性を有するシリコーンゴムによって形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電子機器。
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