JP2016128875A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライバICの発熱が多い表示装置においても、ドライバICを表示装置上部に配置することができ、かつ、ベゼルの狭額縁化を可能にする技術を提供する。
【解決手段】表示パネルと、前記表示パネルを前面側から覆う外装部材と、前記表示パネルを駆動する回路基板と、装置内部の空気を外部に排出する冷却手段と、前記外装部材と前記表示パネルの表示面との間に設けられ外部の空気が流入する開口部と、を有し、前記開口部から流入する空気により前記回路基板を冷却する表示装置。
【選択図】図1
【解決手段】表示パネルと、前記表示パネルを前面側から覆う外装部材と、前記表示パネルを駆動する回路基板と、装置内部の空気を外部に排出する冷却手段と、前記外装部材と前記表示パネルの表示面との間に設けられ外部の空気が流入する開口部と、を有し、前記開口部から流入する空気により前記回路基板を冷却する表示装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置に関するものである。
液晶を表示パネルとする表示装置は、テレビ、パーソナルコンピューター等の情報処理装置の表示手段、電子広告など、様々な分野で広く使用されている。
図9に、一般的な液晶表示装置101の外観とその概略構造を示す。表示装置101は、箱状のバックライトユニット109、液晶パネル104、枠状のパネルホルダ103から成る表示モジュール部と、電源基板111、システム基板112、パネルコントロール基板113などの駆動回路、冷却ファン114を内蔵する。
外装カバーは、画面側を覆うベゼル102と、背面回路側を覆うリアカバー115から構成される。液晶パネル104には、パネルに駆動信号を供給する複数のフレキシブル基板105とドレイン基板106が一体に形成されている。
図10は、表示装置101の断面を示したものである。液晶パネル104は、バックライトユニット109の前面に配置され、パネルホルダ103を被せることにより保持されている。同時に、液晶パネル104と一体のフレキシブル基板105は、バックライトユニット109に沿うように曲げられ、ドレイン基板106とともにバックライトユニット109とパネルホルダ103の間に保持される。フレキシブル基板105には、液晶パネルのドライバIC107が実装されている。
バックライトユニット109は、液晶パネル104の背面側を照明し、この照明光が液晶パネル104を透過し画像が表示される。バックライトユニット109の内部にはその光源となるLED(Light Emitting Diode)110が複数平面状に配置されており、均一な照明光を出射するように構成されている。
図9に、一般的な液晶表示装置101の外観とその概略構造を示す。表示装置101は、箱状のバックライトユニット109、液晶パネル104、枠状のパネルホルダ103から成る表示モジュール部と、電源基板111、システム基板112、パネルコントロール基板113などの駆動回路、冷却ファン114を内蔵する。
外装カバーは、画面側を覆うベゼル102と、背面回路側を覆うリアカバー115から構成される。液晶パネル104には、パネルに駆動信号を供給する複数のフレキシブル基板105とドレイン基板106が一体に形成されている。
図10は、表示装置101の断面を示したものである。液晶パネル104は、バックライトユニット109の前面に配置され、パネルホルダ103を被せることにより保持されている。同時に、液晶パネル104と一体のフレキシブル基板105は、バックライトユニット109に沿うように曲げられ、ドレイン基板106とともにバックライトユニット109とパネルホルダ103の間に保持される。フレキシブル基板105には、液晶パネルのドライバIC107が実装されている。
バックライトユニット109は、液晶パネル104の背面側を照明し、この照明光が液晶パネル104を透過し画像が表示される。バックライトユニット109の内部にはその光源となるLED(Light Emitting Diode)110が複数平面状に配置されており、均一な照明光を出射するように構成されている。
バックライトユニット109の背面には、コントロール基板113、電源基板111、システム基板112が固定されている。コントロール基板113は、ドレイン基板106と接続され、駆動信号のタイミング制御を行う。電源基板111は、100V AC等の電源入力を、所定電圧の直流電源に変換し各部に供給する。システム基板112は、CPU等を搭載し、LED110やファン114などの各部制御や、入力画像信号の処理などを行う。
上述した各基板には、図示しない各種電気素子が多数実装されているが、動作時に高温となるものが複数存在している。電源基板111に実装されるパワートランジスタ類や、システム基板112に実装されるCPU、バックライトユニット109内のLED110、フレキシブル基板105に実装されたドライバIC107、コントロール基板113に実装されるFPGAなどである。
これらの発熱により、過度に内部温度が上昇し、各素子温度が許容温度を超えると、素子の破壊や動作不良に至るおそれがある。そこで、図10の矢印Dに示したように、冷却ファン114の動作により外気を吸入し、高温になった内部空気を強制的に外部に排出することで、内部を一定温度以下に保つようにしている。
上述した各基板には、図示しない各種電気素子が多数実装されているが、動作時に高温となるものが複数存在している。電源基板111に実装されるパワートランジスタ類や、システム基板112に実装されるCPU、バックライトユニット109内のLED110、フレキシブル基板105に実装されたドライバIC107、コントロール基板113に実装されるFPGAなどである。
これらの発熱により、過度に内部温度が上昇し、各素子温度が許容温度を超えると、素子の破壊や動作不良に至るおそれがある。そこで、図10の矢印Dに示したように、冷却ファン114の動作により外気を吸入し、高温になった内部空気を強制的に外部に排出することで、内部を一定温度以下に保つようにしている。
バックライトユニット109は、外部からの埃などが侵入しないように、ほぼ密閉構造となっている。そのため、LED110の発生する熱を、隣接するシャーシ116に熱伝導によって伝え、このシャーシ116を冷却ファン114で冷却している。
フレキシブル基板105に実装されたドライバIC107の発熱は、フレキシブル基板105の反対側に熱伝導ゴム108を配置し、パネルホルダ103に熱伝導によって熱を伝えている。一般にパネルホルダ103は、樹脂に比べて熱伝導性の良い鉄やアルミなどの金属材料で形成され、熱を周囲に拡散することでドライバIC107の放熱を行うこと
が一般的である。
フレキシブル基板105に実装されたドライバIC107の発熱は、フレキシブル基板105の反対側に熱伝導ゴム108を配置し、パネルホルダ103に熱伝導によって熱を伝えている。一般にパネルホルダ103は、樹脂に比べて熱伝導性の良い鉄やアルミなどの金属材料で形成され、熱を周囲に拡散することでドライバIC107の放熱を行うこと
が一般的である。
ところで近年、液晶パネルの高精細化が進んでいる。高精細化が進むと、パネル駆動信号の周波数が高くなり、パネルドライバICの発熱量が増大する。
図10に示すように、表示装置101の上部領域Bは、バックライトユニット109に内蔵するLED110の発熱(矢印C)により高温となり、冷却ファン114による換気もできない。そのため、高精細パネルでは、増大したドライバIC107の発熱を十分に放熱することが困難になっていた。よって、ドライバIC107を、温度の低い表示装置下側に配置しなければならないという制約があった。
また、従来はドライバIC107の発熱を、伝熱ゴム108を介してパネルホルダ103に伝えていたため、近接するベゼル102の表面も高温になる傾向があった。ベゼル102の表面は、直接ユーザーの手に触れる部分であり、できるだけ温度上昇を抑えることが望ましい。そのためには、ベゼル102とパネルホルダ103との間に、熱が伝わらないように隙間Aを設ける必要があり、ベゼル102の狭額縁化を妨げていた。
図10に示すように、表示装置101の上部領域Bは、バックライトユニット109に内蔵するLED110の発熱(矢印C)により高温となり、冷却ファン114による換気もできない。そのため、高精細パネルでは、増大したドライバIC107の発熱を十分に放熱することが困難になっていた。よって、ドライバIC107を、温度の低い表示装置下側に配置しなければならないという制約があった。
また、従来はドライバIC107の発熱を、伝熱ゴム108を介してパネルホルダ103に伝えていたため、近接するベゼル102の表面も高温になる傾向があった。ベゼル102の表面は、直接ユーザーの手に触れる部分であり、できるだけ温度上昇を抑えることが望ましい。そのためには、ベゼル102とパネルホルダ103との間に、熱が伝わらないように隙間Aを設ける必要があり、ベゼル102の狭額縁化を妨げていた。
そこで、本発明は、ドライバICの発熱が多い表示装置においても、ドライバICを表示装置上部に配置することができ、かつ、ベゼルの狭額縁化を可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明は、表示パネルと、
前記表示パネルを前面側から覆う外装部材と、
前記表示パネルを駆動する回路基板と、
装置内部の空気を外部に排出する冷却手段と、
前記外装部材と前記表示パネルの表示面との間に設けられ外部の空気が流入する開口部と、
を有し、
前記開口部から流入する空気により前記回路基板を冷却する表示装置である。
前記表示パネルを前面側から覆う外装部材と、
前記表示パネルを駆動する回路基板と、
装置内部の空気を外部に排出する冷却手段と、
前記外装部材と前記表示パネルの表示面との間に設けられ外部の空気が流入する開口部と、
を有し、
前記開口部から流入する空気により前記回路基板を冷却する表示装置である。
本発明によれば、ドライバICの発熱が多い表示装置においても、ドライバICを表示装置上部に配置することができ、かつ、ベゼルの狭額縁化が可能になる。
(実施例1)
図1に、本発明の実施例1の表示装置1の外観と、矢印Eから見た部分の拡大断面図を示す。表示装置1は、液晶パネル3をベゼル2とリアカバー4で覆って構成している。ベゼル2は液晶パネル3を前面側から覆う外装部材である。拡大断面図は、表示装置1の上部における、液晶パネル3の表示面とベゼル2の背面側(液晶パネル3側)とが隣接している箇所を示すものである。ベゼル2の背面側の液晶パネル3と隣接すル、液晶パネル3の表示面と平行な面には、外部の空気が流入する開口部2aが設けられ、破線で示すように上方に向けて、空気を取り入れる流路2bが形成されている。液晶パネル3は弾性部材6を介して、パネルホルダ5によって、表示領域の周囲を前面側から支持及び保持される。ベゼル2はパネルホルダ5を前面側から覆う部材である。パネルホルダ5には、ベゼル2に設けられた流路2bに面して開口穴5aが設けられている。
図1に、本発明の実施例1の表示装置1の外観と、矢印Eから見た部分の拡大断面図を示す。表示装置1は、液晶パネル3をベゼル2とリアカバー4で覆って構成している。ベゼル2は液晶パネル3を前面側から覆う外装部材である。拡大断面図は、表示装置1の上部における、液晶パネル3の表示面とベゼル2の背面側(液晶パネル3側)とが隣接している箇所を示すものである。ベゼル2の背面側の液晶パネル3と隣接すル、液晶パネル3の表示面と平行な面には、外部の空気が流入する開口部2aが設けられ、破線で示すように上方に向けて、空気を取り入れる流路2bが形成されている。液晶パネル3は弾性部材6を介して、パネルホルダ5によって、表示領域の周囲を前面側から支持及び保持される。ベゼル2はパネルホルダ5を前面側から覆う部材である。パネルホルダ5には、ベゼル2に設けられた流路2bに面して開口穴5aが設けられている。
図2は、本発明の実施例1の表示装置1の概略構成図である。この図では、背面の基板類やリアカバー等は省略している。ベゼル2の側壁の内側(装置内部側)には、突起部2cが複数設けられ、パネルホルダ5の側壁の外側の面(外周面)に設けられた複数の開口穴5bに嵌合することで、ベゼル2がパネルホルダ5に固定される。液晶パネル3には、液晶パネル3を駆動する回路基板として、駆動信号を送るためのフレキシブル基板7と、ドレイン基板8が接続されている。
バックライトユニット9の前面に、液晶パネル3が配置され、パネルホルダ5が覆うことで液晶パネルモジュールを構成する。バックライトユニット9は箱状であり、液晶パネル3の背面側に配置される。バックライトユニット9の側壁の外側の面(外周面)は樹脂で成形されたバックライトケース10となっている。バックライトケース10の液晶パネル3が配置される前面には、液晶パネル3の辺縁部(表示領域の周囲の枠状領域)に沿うように、位置決め用の突起部10aが設けられている。この突起部10aは、液晶パネル3の位置決めをするとともに、パネルホルダ5と当接することで、液晶パネル3の厚み方向の保持空間を規定している。また、突起部10aは、隣接するフレキシブル基板7間に配置されており、パネルホルダ5の側面とその上面が当接することで、ドレイン基板8の保持空間も規定している。パネルホルダ5及びバックライトケース10は4辺に側壁面を有し、フレキシブル基板7とドレイン基板8はパネルホルダ5の上側壁面とバックライトケース10の上側壁面との間の空間に配置される。
図3は図1中のF−F断面を示したものである。液晶パネル3は、パネルホルダ5とバックライトケース10との間で保持される。パネルホルダ5は、バックライトケース10の突起部10aに当接して、図示しないネジ等の手段でバックライトケース10に固定される。パネルホルダ5と液晶パネル3の間には弾性部材6が、液晶パネル3とバックライトケース10の間には弾性部材12が配置される。弾性部材6と弾性部材12は、液晶パネル3の表示領域の周囲を囲むように設けられており、液晶パネル3を弾性的に支持する。これにより、液晶パネル3には過剰な力が掛かからないようにするとともに、液晶パネル3とバックライトユニット9との間、及びバックライトユニット9の内部に埃や異物が入らないようにしている。
バックライトユニット9は、LED13を複数実装したLED基板と14と、シャーシ16、フレーム15、光学シート群11から構成される。光学シート群11は、フレーム15とバックライトケース10との間で、前記液晶パネル3と同様に図示しない弾性部材で隙間がないように保持される。フレーム15の内壁面、バックライト基板14の表面には、図示しない反射シートが配置され、LED13の光を反射させ、光学シート群11を介して液晶パネル3の背面を照明する。
バックライトユニット9の背面には、電源基板17、コントロール基板18、図示しないシステム基板などが固定され、リアカバー4で覆われる。リアカバー4は、ベゼル2と嵌合し、図示しないネジ等により、シャーシ16に固定される。リアカバーの上部には、装置内部の空気を外部に排出する冷却手段である冷却ファン19が固定される。
液晶パネル3と一体に接続されているフレキシブル基板7は、バックライトケース10に沿って曲げられ、ドレイン基板8とともにバックライトケース10とパネルホルダ5の間に保持される。フレキシブル基板7には、ドライバIC20が実装されており、フレキシブル基板7を挟んで反対側には伝熱ゴム21が配置される。
液晶パネル3と一体に接続されているフレキシブル基板7は、バックライトケース10に沿って曲げられ、ドレイン基板8とともにバックライトケース10とパネルホルダ5の間に保持される。フレキシブル基板7には、ドライバIC20が実装されており、フレキシブル基板7を挟んで反対側には伝熱ゴム21が配置される。
図1で説明したように、ベゼル2の液晶パネル3と隣接する部分には開口部2aと、それにつながる流路2bが形成され、対向するパネルホルダ5には開口穴5aが設けられている。これによって、冷却ファン19の作用により、矢印Gに示すようにベゼル2と液晶パネル3との間から外気を吸入し、ドライバIC20及び伝熱ゴム21の周囲を冷却する空気流が形成される。冷却風が流れることにより、ドライバIC20の放熱性能は大幅に向上し、高精細パネルにおけるドライバICの放熱が十分に可能となる。
空気流を前面から吸入しても、前述した複数の弾性部材により埃等が液晶パネル3の背面、バックライトユニット9の内部に入ることは抑制される。
図2で説明したように、ベゼル2に設けられた複数の突起部2cは、パネルホルダ5の開口穴5bに嵌合し、ベゼル2を固定する。本発明によれば、ドライバIC20と伝熱ゴム21及びパネルホルダ5の冷却が十分に行われるため、ベゼル2の表面が高温になることが抑制されるので、パネルホルダ5とベゼル2に大きな隙間をあける必要がなくなる。このため、実施例1によれば、ベゼルの狭額縁化も可能となる。実施例1では、開口部から流入する空気をフレキシブル基板7に導く流路が形成され、フレキシブル基板7を通過する空気により直接的にフレキシブル基板7やドライバIC20等が冷却される。
図2で説明したように、ベゼル2に設けられた複数の突起部2cは、パネルホルダ5の開口穴5bに嵌合し、ベゼル2を固定する。本発明によれば、ドライバIC20と伝熱ゴム21及びパネルホルダ5の冷却が十分に行われるため、ベゼル2の表面が高温になることが抑制されるので、パネルホルダ5とベゼル2に大きな隙間をあける必要がなくなる。このため、実施例1によれば、ベゼルの狭額縁化も可能となる。実施例1では、開口部から流入する空気をフレキシブル基板7に導く流路が形成され、フレキシブル基板7を通過する空気により直接的にフレキシブル基板7やドライバIC20等が冷却される。
(実施例2)
図4に、本発明の実施例2の表示装置24の外観と、矢印Eから見た部分の拡大断面図を示す。表示装置24は、液晶パネル3をベゼル22とリアカバー4で覆って構成している。拡大断面図は、表示装置24の上部、液晶パネル3の表示面とベゼル22の背面側(液晶パネル3側)と隣接している箇所を示すものである。ベゼル22の背面側の液晶パネル3と隣接する部分には、開口部22aが設けられ、破線で示すように上方に向けて、空気を取り入れる流路22bが形成されている。実施例2では、流路22bは、開口部22aから次第に狭くなるように設定されている。
図4に、本発明の実施例2の表示装置24の外観と、矢印Eから見た部分の拡大断面図を示す。表示装置24は、液晶パネル3をベゼル22とリアカバー4で覆って構成している。拡大断面図は、表示装置24の上部、液晶パネル3の表示面とベゼル22の背面側(液晶パネル3側)と隣接している箇所を示すものである。ベゼル22の背面側の液晶パネル3と隣接する部分には、開口部22aが設けられ、破線で示すように上方に向けて、空気を取り入れる流路22bが形成されている。実施例2では、流路22bは、開口部22aから次第に狭くなるように設定されている。
図5は、本発明の実施例2の表示装置24の概略構成図である。この図では、背面の基板類やリアカバー等は省略している。ベゼル22の側壁の内側(装置内部側)には、爪形状22cが複数設けられ、パネルホルダ23の側壁の外側の面(外周面)に設けられた複数の開口穴23aに嵌合することで、ベゼル22がパネルホルダ23に固定される。液晶パネル3及びバックライトユニット9の構成は、上述した実施例1と同様である。
図6は、図4中のH−H断面を示したものである。液晶パネル3と一体に接続されているフレキシブル基板7は、バックライトケース10に沿って曲げられ、ドレイン基板8とともにバックライトケース10とパネルホルダ23の間に保持される。フレキシブル基板7には、ドライバIC20が実装されており、フレキシブル基板7を挟んで反対側には伝熱ゴム21が配置される。
実施例2では、ベゼル22とパネルホルダ23との間に、冷却風の流路(矢印J)を設けている。冷却ファン19の作用により、開口部22aから外気を吸入し、パネルホルダ
23の表面を冷却する。この構成では、パネルホルダ23の内部、すなわち、ドライバIC20の近傍に直接空気流を当てないため、バックライトユニット9や液晶パネル3周囲への埃や異物の侵入をより効果的に防ぐことができる。
23の表面を冷却する。この構成では、パネルホルダ23の内部、すなわち、ドライバIC20の近傍に直接空気流を当てないため、バックライトユニット9や液晶パネル3周囲への埃や異物の侵入をより効果的に防ぐことができる。
図7は、図4のI−I断面を示したものである。前述したように、ベゼル22の開口部22aから、流路22bは徐々に細くなり、パネルホルダ23の上面に対向する面に設けられた流路22dとつながっている。流路22dは、伝熱ゴム21(ドライバIC20)の位置を過ぎた排気側では、次第にその幅が広くなるように形成されている。このように、ドライバICからの伝熱が大きい箇所の近傍でそれ以外の箇所よりも流路の断面積を狭めるように構成することで、ドライバIC上部を流れる空気流の速度が速められ、更に効果的に冷却を行うことが可能となる。実施例2では、フレキシブル基板7やドライバIC20と熱的に接触しかつこれらの回路要素に対し空間的に遮蔽された第1の流路が、ベゼル22の上側壁面とパネルホルダ5の上側壁面との間に形成される。そして、開口部22aから流入する空気は、第2の流路22bにより、この第1の流路に導かれる。これにより、第1の流路を通過する空気により間接的にフレキシブル基板7やドライバIC20等が冷却される。
(実施例3)
図8に、本発明の実施例3の表示装置の断面図を示す。実施例3では、実施例2と同様、冷却風の流路はパネルホルダ23とベゼル27との間に構成している。表示面側のベゼル構造は、実施例2(図4)と同様であるが、ベゼル27の上部壁の内側の面には、図7に示したような流路を形成する溝は形成せず、ヒートシンク25を配置したものである。ヒートシンク25には、図中に示したように、流路断面積が変化するようなフィン形状が設けられており、熱伝達性能の向上と、ドライバIC部での流速の向上を合わせて実現したものである。ヒートシンク25は、フレキシブル基板7からの伝熱が大きい箇所の近傍に設けると良い。
図8に、本発明の実施例3の表示装置の断面図を示す。実施例3では、実施例2と同様、冷却風の流路はパネルホルダ23とベゼル27との間に構成している。表示面側のベゼル構造は、実施例2(図4)と同様であるが、ベゼル27の上部壁の内側の面には、図7に示したような流路を形成する溝は形成せず、ヒートシンク25を配置したものである。ヒートシンク25には、図中に示したように、流路断面積が変化するようなフィン形状が設けられており、熱伝達性能の向上と、ドライバIC部での流速の向上を合わせて実現したものである。ヒートシンク25は、フレキシブル基板7からの伝熱が大きい箇所の近傍に設けると良い。
また、実施例3では、冷却ファン19の近傍に、仕切り板26を設けた。仕切り板26には、開口部26aが設けられている。仕切り板26は、冷却ファン19が発生する冷却風を制御する。実施例3の表示装置には、複数の空気流路がある。ドライバIC部を冷却するベゼル27とパネルホルダ23との間の空気流路と、リアカバー4の下部の設けた吸気孔28から吸気し、電源基板17、図示しないシステム基板、バックライトシャーシ16を通過する空気流路である。仕切り板26は、これら複数の空気流路の流量が所定の最適な比率になるように、各空気流路の流量調節をする。この比率は、各基板の発熱量、ドライバICの発熱量を考慮し全体温度のバランスを見て決定される。
なお、上記実施例では、液晶を表示パネルとして使用する例を示したが、表示パネルとして別のデバイスを用いた場合でも、ドライバIC周囲の冷却に有効である。装置内部の空気を外部に排出することが可能な冷却手段であれば、冷却ファンに限らず用いることができる。上記実施例では表示パネルを駆動する回路基板がバックライトケースの上側壁面とパネルホルダの上側壁面との間の空間に配置される構成において、その空間又はその空間に熱的に接触する空間に外部の空気を流入させる構成を示した。しかし、発熱して積極的な冷却が必要な部材が上辺の近傍以外の箇所に存在する場合は、その部材に外部の空気を導くよう、開口部や流路を構成すると良い。つまり、開口部や流路を設ける箇所は、上辺に限らず、下辺、右辺、左辺であっても良い。
1:表示装置、2:ベゼル、2a:開口部、3:液晶パネル、7:フレキシブル基板、19:冷却ファン
Claims (10)
- 表示パネルと、
前記表示パネルを前面側から覆う外装部材と、
前記表示パネルを駆動する回路基板と、
装置内部の空気を外部に排出する冷却手段と、
前記外装部材と前記表示パネルの表示面との間に設けられ外部の空気が流入する開口部と、
を有し、
前記開口部から流入する空気により前記回路基板を冷却する表示装置。 - 前記開口部から流入する空気を前記回路基板に導く流路を更に有し、
前記回路基板を通過する空気により直接的に前記回路基板を冷却する請求項1に記載の表示装置。 - 前記回路基板と熱的に接触しかつ前記回路基板に対し空間的に遮蔽された第1の流路と、
前記開口部から流入する空気を前記第1の流路に導く第2の流路とを更に有し、
前記第1の流路を通過する空気により間接的に前記回路基板を冷却する請求項1に記載の表示装置。 - 前記第1の流路は、前記回路基板からの伝熱が大きい箇所の近傍においてそれ以外の箇所よりも断面積が小さくなる請求項3に記載の表示装置。
- 前記第1の流路にはヒートシンクが設けられている請求項3又は4に記載の表示装置。
- 前記装置内部には、前記開口部から流入する空気の流路を含め複数の空気流路があり、
前記複数の空気流路の流量が所定の比率となるように、前記装置内部の前記冷却手段の近傍に流量調節手段を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記開口部は、前記表示パネルの上辺の近傍に設けられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記表示パネルの表示領域の周囲を前面側から支持するパネルホルダと、
前記表示パネルの背面側に配置されるバックライトユニットと、
を更に有し、
前記外装部材は前記パネルホルダを前面側から覆う部材であり、
前記パネルホルダ及び前記バックライトユニットは4辺に側壁面を有し、
前記回路基板は前記バックライトユニットの上側壁面と前記パネルホルダの上側壁面との間の空間に配置される請求項1に記載の表示装置。 - 前記パネルホルダの前記表示パネルの表示面に平行な面には、前記開口部から流入する空気を前記回路基板が配置された空間に導く開口部が設けられる請求項8に記載の表示装置。
- 前記外装部材の上側壁面と前記パネルホルダの上側壁面との間には、前記回路基板が配置された空間に隣接する第1の流路が設けられ、
前記開口部から流入する空気を前記第1の流路に導く第2の流路を更に有する請求項8に記載の表示装置。
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2015
- 2015-01-09 JP JP2015003314A patent/JP2016128875A/ja active Pending
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