JP2002008364A - ビデオ信号記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ビデオ信号記録及び/又は再生装置

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JP2002008364A
JP2002008364A JP2000186875A JP2000186875A JP2002008364A JP 2002008364 A JP2002008364 A JP 2002008364A JP 2000186875 A JP2000186875 A JP 2000186875A JP 2000186875 A JP2000186875 A JP 2000186875A JP 2002008364 A JP2002008364 A JP 2002008364A
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Japan
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hard disk
disk drive
circuit board
video signal
housing
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JP2000186875A
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Hiroaki Kuzuoka
宏明 葛岡
Takashi Kondo
隆司 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスクドライブ装置を内蔵したビデ
オ信号記録及び/又は再生装置において、落下等による
衝撃時にハードディスクドライブ装置が受ける衝撃を低
減する。 【解決手段】 装置1の底面部の四隅部に脚体55を取
付けた筺体内に内蔵されるハードディスクドライブ装置
9を取付けベース41に固定し、この取付ベース41を
下側回路基板7に脚片41b,41cにより所要間隔を
置いて固定し、下側回路基板7をシャーシ5に所要間隔
を置いて固定する。記録媒体駆動装置9の上面側に所要
間隔を置いて下側回路基板7側に配設した支持部材4
2,46により上側回路基板6を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスクドラ
イブ装置を内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクドライブ装置は主
にパーソナルコンピュータに内蔵されて使用されてい
た。パーソナルコンピュータは基本的にはオフィスで使
用されることが多いものであった。
【0003】一方、昨今ハードディスクドライブ装置の
記憶容量が飛躍的に高まり、コストが低減し、また様々
な電子機器のデジタル化により、ハードディスクドライ
ブ装置がビデオ記録再生装置やオーディオ記録再生装
置、ゲーム機やテレビ、セットトップボックス等多くの
電子機器に搭載されることが検討されるようになった。
【0004】しかしながら、オフィスで使用されるパー
ソナルコンピュータと家庭内で使用される電子機器とで
は、その使用状態や設置場所、静粛性や温度上昇、耐衝
撃性等求められるものが異なり、家庭内で使用される電
子機器では、はるかに厳しいものが求められる。
【0005】例えば、ビデオ記録再生装置やオーディオ
記録再生装置では、映画再生時の静かな場面や音楽のピ
アニッシモのときに、ハードディスクドライブ装置が騒
音を発していれば大変興ざめなものとなる。
【0006】また、ハードディスクドライブ装置では書
き込みながらの再生、例えば、テレビ番組を5分遅れで
見るような場合、現在放送されている番組をハードディ
スクドライブ装置に記録しながら、5分前の放送内容を
読み出すことを繰り返しており、この場合ディスク上を
ヘッドが行ったり来たりして大きな騒音を発することに
なる。
【0007】また、例えば、ビデオ記録再生装置やオー
ディオ記録再生装置では、アンプやMDデッキと共に棚
等に収納するとき、他の機器と大きさや形が同様のもの
であることが好ましく、また棚等の内部で側面が塞がれ
ても発熱が大丈夫である必要がある。さらにまた、一般
のアンプやビデオデッキを運ぶ場合と同様に衝撃や落下
に耐える必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本来事務機
器であるパーソナルコンピュータに主に使われていたハ
ードディスクドライブ装置を、家庭内で使われる電子機
器であるビデオ信号記録及び/又は再生装置に組み込む
にあたり、生ずる問題を解決するためになされたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、筺体内にハードディスクドライブ装置を内
蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置であって、筺
体は上面に大きな矩形面を持つ略直方体に形成され、底
面部の四隅部近傍に脚体を取付けて成り、筺体のほぼ中
央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を
配置して構成したものである。
【0010】また、上記構成において、ハードディスク
ドライブ装置を取付ベース部材に固定し、該取付ベース
部材を筺体の最大面と略同大の回路基板上のほぼ中央部
に所要間隔を置いて固定してハードディスクドライブ装
置を筺体のほぼ中央部に配置した構成とすることがで
き、また、回路基板は筺体の底面部に所要間隔を置いて
固定した構成とすることができるものである。
【0011】また、上記構成において、ハードディスク
ドライブ装置の上方に所要間隔を置いて回路基板を配置
した構成とすることができるものである。
【0012】また、上記構成において、ハードディスク
ドライブ装置を横位置で配置したり、縦位置で配置した
構成とすることができるものである。
【0013】さらに、上記構成において、ハードディス
クドライブ装置を縦位置で前後方向に所要間隔を置いて
横方向にジグザグ状に配置した構成とすることができる
ものである。
【0014】以上のように本発明によるビデオ信号記録
及び/又は再生装置は、上面に大きな矩形面を持つ略直
方体に形成され、底面部の四隅部近傍に脚体を取付けた
筺体のほぼ中央に1台又は複数台のハードディスクドラ
イブ装置を配置して構成するので、ハードディスクドラ
イブ装置は、装置の落下において衝撃を受ける底面部側
の四隅部の脚体から最も離れて位置されることになり、
耐衝撃性が増し、衝撃から保護されて破損等が防止され
る。
【0015】特に、このような装置はユーザーが載置台
上に載置する際、一側部側を持ち上げたまま、他側部側
を先に接地した後、一側部側を落すように接地させる、
いわゆる片持ち落下状態で載置することが多いが、この
ような場合でもハードディスクドライブ装置は片持ち高
さのほぼ半分の高さに持上げられるだけであるから落下
により受ける衝撃は低減されて破損等が防止される。
【0016】また、ハードディスクドライブ装置の発す
る振動は底面部四隅の脚体で等分に受けられて分散され
ることになり、外部への伝達が抑制されて使用者に不快
感を与えることなく快適に使用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について詳細に説明する。先ず、図1〜
図8を参照して第1の実施の形態例を説明するに、本例
においては、ハードディスクを内蔵したビデオ信号記録
及び/又は再生装置の一例としてハードディスク記録型
のデジタルビデオレコーダーを示している。
【0018】この実施の形態例のビデオ信号記録及び/
又は再生装置は、上面に大きな矩形面を持った外形が略
直方体状の筺体構造のほぼ中央部に1台又は複数台のハ
ードディスクドライブ装置を配置した構成とすることに
より、装置の落下において衝撃を受ける下面側の四隅部
の脚体から最も離れて位置されることになり、耐衝撃性
が増し、また、ハードディスクドライブ装置の発する振
動を四隅部の脚体により等分に受けて振動を外部へ伝え
にくくするものである。
【0019】また、本例装置は、ハードディスクドライ
ブ装置を筺体構造内において、筺体の最大面と略同大の
上下の回路基板のほぼ中央部に配置し、この上下の回路
基板を防音材としても使用し防音効果を向上させるよう
にしたものである。また、ハードディスクドライブ装置
を回路基板上に配置し、この上方と前方に防音材を配設
し防音効果を一層向上させると共に、ハードディスクド
ライブ装置と防音材との間に所要間隔を設けることによ
り、防音と空気による冷却を同時に実現するようにした
ものである。
【0020】また、本例装置は、筺体構造内においてチ
ューナー回路ユニットとハードディスクドライブ装置と
の間には第1のファンとして吸気用ファンを配置し、電
源回路ユニットの後方側に第2のファンとしての排気用
ファンを配置して、外部から吸気する空気により、最も
温度上昇に弱いチューナー回路ユニットを冷却し、次に
ハードディスクドライブ装置の表面側である金属板側を
冷却し、そして電源回路ユニットの回路部品間を流通し
て外部に排出させる空気の流れを生成するように構成し
て筺体構造内の冷却効果を向上させるものである。ま
た、吸気孔として筺体構造の側面部及び前面部の下面側
に通気孔を形成し、側面側は断面く字状に形成してこの
谷部に通気孔を形成することにより、本例装置を棚等に
収納したときの吸気を確保し、また、側面部が棚内壁に
密接した場合にも前面部下面側の通孔により吸気を確保
できるようにしたものである。
【0021】さらに、筺体構造が薄い略直方体で、ハー
ドディスクドライブ装置等の部材が上下の大きな回路基
板間に配置されている場合も吸気用ファンと排気用ファ
ンにより十分な冷却が行えるようにしたものである。
【0022】図1は第1の実施の形態例装置の外観図で
ある。この装置1の筺体は上面側に大きな矩形面を持っ
た外形が略直方体状で、この筺体前面のフロントパネル
11には左端部側に電源釦2や録画釦、プログラム釦な
ど各種の操作釦3が配置されており、またフロントパネ
ル11の中央部には電源が入ったときに光る電源表示部
4が設けられている。
【0023】図2は本例装置の分解図である。図におい
て5は装置の基体をなすシャーシであり、このシャーシ
5上に電子回路部品を実装した回路基板6,7が上下に
配置固定され、さらにこの回路基板6と7の間に位置し
て電源回路ユニット8、記録媒体であるハードディスク
を内蔵した記録媒体駆動装置としてのハードディスクド
ライブ装置9やチューナー回路ユニット10等が配置固
定されている。
【0024】そしてこのシャーシ5を囲むように複数の
外装パネル即ち前面のフロントパネル11と左右のサイ
ドパネル12と天板13と背面板14とが組み合わされ
てシャーシ5に固定され、外装の筺体を構成している。
【0025】この筺体構造についてさらに説明すると、
シャーシ5は主板部である底板部5aの面側端に側板部
5bを一体に立上げ形成し、底板部5aの前縁側には、
シャーシ5と同じ金属板で形成された前面板15が、そ
の下縁フランジ部15aをシャーシ5の底板部5aの前
縁フランジ部5cに固定することにより取り付けられ
る。このシャーシ5に対して左右のサイドパネル12
は、それぞれその内面側の下部前後に突設されたフック
片16aをシャーシ5の側板部5bに形成された係合孔
17aに引掛けることにより取り付けられる。さらに、
この左右のサイドパネル12の内面側の上部前後には突
片16bが突設されて、この前側の突片16b間には、
シャーシ5に取り付けられた前面板15の上縁フランジ
部15bを架け渡し、また、後側の突片16b間にはス
テー18を架け渡しそれぞれ螺子止めによって固定す
る。
【0026】フロントパネル11は、その内面側の上部
に取付板部11dが延設され、下端縁から水平に下面板
部11eが延設されて、下面板部11eの後端縁をシャ
ーシ5の底面部の前縁部に突き当てた状態で取付板部1
1dをシャーシ6の前面板15の上縁フランジ部15b
に螺子止めによって固定して取付ける。また、天板13
は前面板15の上縁フランジ部15bとステー18とに
何れも螺子止めによって固定し、さらに背面板14はシ
ャーシ5の後縁部に螺子止めによって固定して取り付け
るものである。
【0027】そして、この筺体構造では、左右のサイド
パネル12は、断面略く字状に形成されてそれぞれの谷
部に通気孔12aを形成し、このそれぞれの通気孔12
aの形成部に対応して、シャーシ5の一方の側板部5b
には切欠状の凹部17bを形成し、他方の側板部5bに
は通気孔17cを形成してある。また、シャーシ5の主
板部である底板部5aとフロントパネル11の下面板部
11eにもそれぞれ通気孔17dと11fを形成してあ
る。
【0028】尚、この筺体構造においてフロントパネル
11と左右のサイドパネル12及び天板13には何れも
アルミニウム板が用いられ、その表面には高級感を出す
ためにヘアライン加工が施されている。
【0029】このような外装構造を有する機器において
本例では、フロントパネル11と左右のサイドパネル1
2との組み合わせ部分を図4に示す如く互いに対応する
傾斜にカットした構造が採用されている。
【0030】この場合、フロントパネル11とサイドパ
ネル12は直角に組み合わされるため、互いの合わせ面
である端面11Aと12Aを夫々45°の傾斜でカット
し、このカット面を突き合わせて両者を組み合わせる構
造としてある。
【0031】このような構造としたことにより本例の機
器では、フロントパネル11と左右のサイドパネル12
との組み合わせ部において夫々のパネル(アルミニウム
板)の板厚が表面に見えることはないので、デザイン的
にすっきりとした美しい外観を実現できるものである。
【0032】またこの構造では、フロントパネル11と
サイドパネル12の組み合わせ部分の接触面積を大きく
とれるので、筺体のシールド性が増し、不要輻射等に対
して有利となるものである。
【0033】尚、本例ではフロントパネル11とサイド
パネル12の組み合わせ部分のみを互いに対応する傾斜
にカットした構造としてあるが、この構造をフロントパ
ネル11と天板13の組み合わせ部分やサイドパネル1
2と天板13の組み合わせ部分にも適用できることは勿
論である。
【0034】このフロントパネル11の右端部分には図
5に拡大して示すようにカーソル釦配置部20が設けら
れている。
【0035】ここで示される操作釦として21は左方向
移動用のカーソル釦、22は右方向移動用のカーソル
釦、23は上方向移動用のカーソル釦、24は下方向移
動用のカーソル釦であり、また25は決定(OK)釦で
ある。カーソル釦21,22,23,24は決定釦25
を中心とする略等間隔の十字形に配置されていわゆる十
字カーソルを構成しており、かつ夫々のカーソル移動方
向を表わす矢印形状に形成されている。
【0036】26はメニュー表示釦、27はリスト表示
釦であり、このメニュー表示釦26あるいはリスト表示
釦27を押して画面に表示された内容の中でカーソル釦
21〜24を押して画面上のカーソルを移動させて決定
釦25を押すことでその内容が選択されるものである。
【0037】そしてこれらの操作釦の配置構造として本
例の機器では、フロントパネル11を中央が凹となるよ
うなV字形の縦断面形状に形成し、その中央の谷底部分
11aに左右方向移動用のカーソル釦21及び22、決
定釦25、メニュー表示釦26及びリスト表示釦27を
配置すると共に、上下の傾斜面11b及び11cに上下
方向移動用のカーソル釦23及び24を夫々配置した構
造が採用されている。
【0038】特にこの構成では、フロントパネル11の
中央の谷底部分11aから突出される凸部としての樹脂
部材30上に左右方向移動用のカーソル釦21及び2
2、決定釦25、メニュー表示釦26及びリスト表示釦
27が設けられ、またフロントパネル11の上下の傾斜
面11b及び11cから突出される凸部としての樹脂部
材31及び32上に夫々上下方向移動用のカーソル釦2
3及び24が設けられている。
【0039】次に、図2、図3および図6〜図8を参照
して本例装置1における内部構造を説明する。
【0040】前述のように構成される筺体内には前述の
ように電源回路ユニット8、ハードディスクドライブ装
置9、チューナー回路ユニット10等が配置されるが、
ハードディスクドライブ装置9は、下側の回路基板7上
に取付けベース41を介して取り付けられる。
【0041】この取付けベース41は、図7に示すよう
に、ハードディスクドライブ装置9の載置固定部面とな
る四辺形状、本例では長方形状の主板部41aの一方向
に相対する辺、本例では相対する両短辺側に下方に所要
の高さに折曲して脚片41b,41cを形成し、他方向
に相対する辺、本例では相対する長辺の一方の長辺側に
立上げ側面部41dを、他方の長辺側に下方へ折曲して
立下げ側面部41eをそれぞれ形成して、この立下げ側
面部41eに所要間隔を置いて上側の回路基板6を支持
して固定する支持脚片42が立上げ形成されている。ま
た、この取付けベース41の主板部41aには、ハード
ディスクドライブ装置9側の回路基板に実装される回路
部品が臨む窓孔等とともに装置固定用の螺子の挿通孔4
3が穿設されており、脚片41b,41cの接地面にも
取付け用螺子の挿通孔44が穿設されている。
【0042】このように形成される取付けベース41に
ハードディスクドライブ装置9を、主板部41aに載置
して位置決めし、裏面側から挿通孔43に螺子を挿通し
て締付けることにより固定する。
【0043】このようにハードディスクドライブ装置9
を固定した取付けベース41は下側の回路基板7の所定
の部位に脚片41b,41cにおいて螺子止めによって
固定する。このように取付けベース41を回路基板7に
固定することにより、この取付けベース41の主板部4
1aと回路基板7の板面との間には脚片41b,41c
の高さ分の間隔が生じ、回路基板7上の回路部品との干
渉が防止されるばかりでなく通気が可能になる。
【0044】このようにして下側の回路基板7には、本
例では2台のハードディスクドライブ装置9を固定して
おり、この下側の回路基板7はシャーシ5の底板部5a
上に、この底板部5aに隆起状に設けた複数の支持突部
5a1 上に載置して螺子止めにより固定し、この回路基
板7とシャーシ底板部5aとの間には支持突部5a1
高さ分の間隔が生じ通気が可能になる。尚、シャーシ5
の底面部5aから一体に隆起する支持突部5a1 に変え
て、底面部5aに別体の支持部材を固定して、下側の回
路基板7を固定することができる。
【0045】また、この回路基板7のシャーシ底板部5
aに対する固定により、ハードディスクドライブ装置9
はシャーシ5のほぼ中央に位置して配置されるようにな
っている。本例装置では、前述のようにハードディスク
ドライブ装置9を2台を配置するので、この2台のハー
ドディスクドライブ装置9を回路基板7上に前後に横置
きに設置してシャーシ5のほぼ中央に位置して配置し、
前後、左右の重量バランスを取るようにしてある。
【0046】このように、回路基板7に2台のハードデ
ィスクドライブ装置9を設置するには、前述のようにハ
ードディスクドライブ装置9はそれぞれ取付けベース4
1に固定し、この取付けベース41を介して回路基板7
に固定する。尚、本例では、一方である後側の取付けベ
ース41には、支持脚片42を固定してあるが、他方で
ある前側の取付けベース41には、支持脚片は固定され
ておらず、このため、回路基板7に支持脚片42と同じ
高さの支持脚体46を植立固定してある。この場合、前
側の取付けベース41にも支持脚片42を固定し、回路
基板7側の支持脚体は省略してもよい。
【0047】また、電源回路ユニット8は、シャーシ5
の底板部5a上に前述した回路基板7とは別個に本例で
は左側部に配置固定される電源回路基板45に実装搭載
されて配置される。
【0048】このように電源回路ユニット8およびバー
ドディスクドライブ装置9を配置したシャーシ5の上面
側には、上側の回路基板6が配置固定される。この上側
の回路基板6の配置固定は、前述した取付けベース41
に固定され支持脚片42と下側の回路基板7に植立固定
した支持脚体46の上端支持面上に載置して螺子止めに
より固定する。この上側の回路基板6の内面側、すなわ
ち、下側の回路基板7と対向する面側にはチューナー回
路ユニット10がハードディスクドライブ装置9を挟ん
で電源回路ユニット8と相反する側、本例では右側部に
実装搭載される。このチューナー回路ユニット10には
BSチューナー回路等も備えられ、また、この上側の回
路基板6にはアナログ回路、アナログ・デジタル変換回
路等が実装されている。
【0049】そして、シャーシ5内には、冷却用の吸気
用ファン51と排気用ファン52が内蔵されており、吸
気用ファン51は、発熱量が比較的少ない部品側に配置
し、一方、排気用ファン52は発熱量が多い部品側に配
置してある。
【0050】すなわち、本例では、吸気用ファン51
は、チューナー回路ユニット10側においてハードディ
スクドライブ装置9の側部側に対応して配置してある。
この吸気用ファン51のケーシング53は上面側のファ
ン部面53aがハードディスクドライブ装置9方向に低
く傾斜し、高位側面に吸気開口部53bが形成されたダ
クト状で下側の回路基板7に固定されて、ファン部面5
3aが上側の回路基板6に対してハードディスクドライ
ブ装置9方向に間隔が拡がるように対向される。この吸
気用ファン51は複数台配置できるものである。
【0051】一方、排気用ファン52は、発熱量の多い
電源回路ユニット8の後方側においてシャーシ5の後部
に配置してあり、この排気用ファン52のケーシング5
4は、ファン部面54aがシャーシ5の底板部5aに対
して垂直に位置し、排気開口部が背面板14に形成した
通気孔に臨んでいる。また、シャーシ5の底板部5aの
四隅部近傍には脚体55が取付けられている。
【0052】以上のように構成したこの実施の形態例の
ハードディスク記録型デジタルビデオレコーダーとして
の装置1は、ハードディスクドライブ装置9がシャーシ
5に所要間隔を置いて固定される下側の回路基板7上に
取付けベース41を介して所要の間隔を置いて固定され
る。また、その上面側には上側の回路基板6が所要の間
隔を置いて配置されて、ハードディスクドライブ装置9
は上側の回路基板6と下側の回路基板7とにより、いわ
ゆるサンドイッチ状に所要間隔を置いて挟まれることに
なるので、ハードディスクドライブ装置9から発生する
動作音等のノイズは、上下の回路基板6と7とにより遮
音されて外部への伝達が抑制される。この場合、下側の
回路基板7と取付けベース41との間、ハードディスク
ドライブ装置9と上側の回路基板6との間、上側の回路
基板6と天板13との間等に遮音部材を介装することに
より防音効果が一層向上する。
【0053】また、この遮音構造としては、フロントパ
ネル11の内面側、天板13の内面側等に遮音部材を貼
ってもよく、この遮音部材としては例えばネオプレン
(登録商標)スポンジ等の吸音材を用いることができ
る。
【0054】また、ハードディスクドライブ装置9は、
取付けベース41に固定されて、この取付けベース41
を下側の回路基板7に、その所要高さの脚片41b,4
1cを介して固定し、下側の回路基板7をシャーシ5の
底板部5aに、支持突部5a 1 又は支持部材を介して固
定することにより、ハードディスクドライブ装置9とシ
ャーシ5との間には複数層の空間が形成されることにな
り、シャーシ5側からハードディスクドライブ装置9に
加わる衝撃を低減できて、機器1の運搬や設置等で誤っ
て落下させた場合の衝撃が直接加わることなく緩和され
て破損が防止される。
【0055】また、シャーシ5内に配置される冷却用の
吸気用ファン51と排気用ファン52を駆動することに
よりシャーシ5内、すなわち、機器1の筺体内の通気冷
却が強制的に行われる。すなわち、吸気用ファン51の
駆動により、外気が機器1の筺体内にフロントパネル1
1の下面板部11eに形成した通気孔11f、サイドパ
ネル12に形成した通気孔12aおよびシャーシ5の底
板部5aに形成した通気孔17d、側板部5bにそれぞ
れ形成した凹部17b、通気孔17cを通して吸気され
て吸気用ファン51のケーシング53のファン部面53
aから斜め上方へ流通されて上側の回路基板6側に実装
固定されたチューナー回路ユニット10等を冷却すると
共に上側の回路基板6とハードディスクドライブ装置9
との間を流通され、また、下側の回路基板7とハードデ
ィスクドライブ装置9の取付けベース41との間の間隔
部にも流通されてハードディスクドライブ装置9が冷却
される。
【0056】一方、排気用ファン52の駆動により、機
器1の筺体内の空気が強制的に排気されるが、この排気
用ファン52は発熱量の多い電源回路ユニット8側に配
置されていることによりこの電源回路ユニット8の周囲
の空気が強制的に排気されて電源回路ユニット8は発生
する熱が外部に放出され冷却される。このように吸気用
ファン51と排気用ファン52が駆動されることにより
機器1の筺体内において、吸気用ファン51によりハー
ドディスクドライブ装置9と上側の回路基板6および下
側の回路基板7との間に空気が流通されて、電源回路ユ
ニット8側へ流通し、排気用ファン52により外部へ放
出されるので機器1の筺体内の各部品、部材の冷却が効
率良く行える。
【0057】また、この実施の形態例の機器1には、冷
却用の吸気用ファン51と排気用ファン52を内蔵し、
吸気用ファン51は比較的発熱量の少ない部品側に配置
し、排気用ファン52は発熱量の多い部品側に配置した
ことにより、冷却効率が向上する。
【0058】以上のように、この第1の実施の形態例の
装置1は、上面に大きな矩形面を持った外形が略直方体
状の筺体構造のほぼ中央部に1台又は複数台のハードデ
ィスクドライブ装置9を配設したので、このハードディ
スクドライブ装置9は装置1の落下において衝撃を受け
る筺体構造の底面部、すなわち、シャーシ5の底板部5
aの四隅部近傍の各脚体55から最も離れて位置される
ことになり、耐衝撃性が増し、衝撃から保護されて破損
等が防止される。
【0059】特に、このような装置はユーザーが載置台
上に載置する際、一側部側を持ち上げたまま、他側部側
を先に接地した後、一側部側を落すように接地させる、
いわゆる片持ち落下状態で載置する場合が多いが、本例
装置1においてはハードディスクドライブ装置9を筺体
構造のほぼ中央部に配設したことにより、図9に示すよ
うに装置1の一側部側がある高さHに持ち上げられ、他
側部側が接地された状態ではハードディスクドライブ装
置9が配置されている中央部分の高さはH/2であり、
この状態で一側部側を落下状に接地させたとしてもハー
ドディスクドライブ装置9の受ける衝撃は低減されて破
損等が防止される。
【0060】また、この装置1を載置台上に載置して接
地した状態で、ハードディスクドライブ装置9は駆動す
ることにより振動を発することになるが、この振動は、
ハードディスクドライブ装置9が筺体構造のほぼ中央部
に配設されていることにより筺体構造の底面部、すなわ
ち、シャーシ5の底板部5aの四隅部近傍の各脚体55
で等分に受けられて分散されることになり、外部への伝
達が抑制されて使用者に不快感を与えることはない。
【0061】また、ハードディスクドライブ装置9は、
筺体構造内において、ハードディスクドライブ装置9の
表面積より大の面積を持つ上下の回路基板6と7との間
に所要の空間を置いて挟まれて配置されるので、この両
回路基板6,7が防音材としても作用し、ハードディス
クドライブ装置9の駆動により発する駆動音等のノイズ
の外部への伝達が抑制されて使用者に不快感を与えるこ
とはない。
【0062】前述のように家庭で使用する機器は静かに
駆動される必要があり、この駆動音を外部に伝達させな
いためには防音材を内蔵することになり、家庭用のビデ
オデッキ、オーディオ機器等と同様に薄い矩形状の外形
を持った筺体構造では防音材を内蔵するスペースの確保
に難点があるが、本例装置1では、ハードディスクドラ
イブ装置9の上下に回路基板6,7を配し、これを防音
材として使用するように構成したことによりこの難点が
解消されて、防音効果が向上される。
【0063】そして、本例装置は筺体構造内において、
チューナー回路ユニット10とハードディスクドライブ
装置9との間には第1のファンとしての吸気用ファン5
1を配置し、電源回路ユニット8の後方側に第2のファ
ンとしての排気用ファン52を配置したことにより、外
部の空気は吸気用ファン97の駆動により筺体構造のサ
イドパネル12に形成した通気孔12a及びフロントパ
ネル11の下面板部11eに形成した通気孔11f等か
ら流入して温度上昇に弱いチューナー回路ユニット10
に沿って流れてこのチューナー回路ユニット10を冷却
し、この空気は吸気用ファン51を介してハードディス
クドライブ装置9の表面に沿って流れて表面金属板側を
冷却する。
【0064】このように、ハードディスクドライブ装置
9を冷却しながら流れる空気は電源回路ユニット8側に
流れてその回路部品間を流通して冷却し、排気用ファン
52により外部に排出される。
【0065】このようにして、装置1の筺体構造内は空
気の強制的流れにより冷却が行われ、各部材の温度測定
によりチューナー回路ユニット10の発熱温度は55℃
以下に押えられ、ハードディスクドライブ装置9の表面
側発熱温度は60℃以下に押えられ、また、電源回路ユ
ニット8の発熱温度はほぼ100℃に押えられる結果が
得られ、通常の民生用の機器に比べて厳しい耐熱条件を
十分クリアした。
【0066】また、本例装置1は筺体構造の通気孔を側
面側及び前部下面側に形成したが、側面側、すなわち、
サイドパネル12は断面く字状に形成されてその谷部に
通気孔12aを形成したことにより、装置1を棚等に収
納設置した場合も吸気を確保できる構成であり、また、
装置1を側面側が棚内壁に密着状態で収納設置した場合
でもフロントパネル11の下面板部11eに形成した通
気孔11fにより通気が確保される構成であるため、装
置1は設置場所に関係なく常に空気の流通冷却を確実に
行うことができる。
【0067】さらに、本例装置1は筺体構造が薄い略直
方体形状で内蔵されるハードディスクドライブ装置9は
上下の面積の大の回路基板6,7間に配置されていて
も、吸気ファン51と排気ファン52の駆動により空気
は両回路基板6,7間をスムーズに流通して確実に冷却
される。
【0068】次に図10〜図13を参照して本発明の第
2の実施の形態例を説明する。この第2の実施の形態例
もビデオ信号記録及び/又は再生装置としてハードディ
スク記録型のデジタルビデオレコーダーを示しており、
本例は1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を
縦に配置して構成したものである。
【0069】図10は第2の実施の形態例装置の一部分
解した状態の外観図、図11は本例装置の縦断側面図で
ある。この図10及び図11に示すように本例装置61
の筺体62は、全体的に上面側に大きな矩形面を持った
外形が略直方体状で、前面のフロントパネル63には電
源釦64や録画釦、プログラム釦など各種の操作釦65
や表示部66が配置されている。天板67には、そのほ
ぼ中央部に後述するハードディスクドライブ装置の配置
部に対応してハードディスクドライブ装置を挿脱する開
口部68が形成されて蓋板69を嵌合してねじ70によ
りねじ止め固定して閉塞するようになっている。なお、
天板67の開口部68は蓋板69を上面から密接嵌合す
るために受段面部68aが形成されている。
【0070】また、両側面板71には通気孔72が形成
されており、底面板73には一側部側に通気孔(図示省
略)が形成され、下面側の四隅部近傍には脚体74が取
付けられている。また、背面板75には後述する排気フ
ァンに対応して排気口(図示省略)が形成されている。
そして、この筺体62の内面側には前面側から上面側に
かけて、本例ではフロントパネル63の内面側と蓋板6
9の内面に、ゴム、スポンジ材等から形成される防音材
76を貼着してある。
【0071】次に、このように構成される本例装置61
の筺体62の内部構造を図11、図12及び図13を参
照して説明する。この筺体62の底面板73の上面側に
はシャーシ77が固定されて、このシャーシ77上に回
路基板78が取付けられている。
【0072】この回路基板78には筺体62のほぼ中央
部に位置して複数のハードディスクドライブ装置90が
縦位置で前後方向に所要間隔を置いて装填配置されて図
10に示すように天板67の開口部68に対応されてい
る。
【0073】この複数のハードディスクドライブ装置9
0は本例では、1台ずつ少し両側に振ったジグザグ状に
配置してあるが、一列状に配置してもよい。この各ハー
ドディスクドライブ装置90の回路基板78上の装填配
置部は、回路基板78上に、各ハードディスクドライブ
装置90の配置位置に図13に示すように、ハードディ
スクドライブ装置90のコネクター部91(図10参
照)に対応してコネクタ92を配置し、このコネクタ9
2を挟んで両側に対向して例えば横断面コ字形の案内保
持枠93を植立固定して構成されている。そして各ハー
ドディスクドライブ装置90はそれぞれ、案内保持枠9
3に嵌挿してコネクター部91をコネクタ92に嵌合接
続することにより装填する。この各ハードディスクドラ
イブ装置90の装填は図10に示すように筺体62の天
板67の開口部68から挿入して行う。なお、案内保持
枠93の補強と安定化を図るために全部の案内保持枠9
3間を連繋部材94により連繋してある。
【0074】このように、回路基板78上に縦位置で装
填配置される複数のハードディスクドライブ装置90は
図10及び図11に示すように配置列の前面側はフロン
トパネル63の内面側の防音材76に対向し、上面側は
蓋板69の内面の防音材76に対応して、ハードディス
クドライブ装置90の駆動により発する駆動音等のノイ
ズの筺体62の外部への伝達が防止される。
【0075】また、本例装置61においても、前述した
第1の実施の形態例装置1と同様に筺体62に電源回路
ユニット、チューナー回路ユニット及び冷却用ファンが
内蔵されている。この電源回路ユニット95は、回路基
板78の一側部側、図示例では左側部側の前述したフロ
ントパネル63に配設した電源釦64と対応する側に実
装配置されており、チューナー回路ユニット96は、回
路基板78の他側部側、図示例では右側部側の操作釦6
5と対応する側に実装配置されている。
【0076】そして、筺体62には冷却用ファンとして
吸気用ファン97と排気用ファン98が内蔵され、吸気
用ファン97は、回路基板78上にチューナー回路ユニ
ット96側においてハードディスクドライブ装置90の
側部側に対応して2台並べて配置してあり、この吸気用
ファン97は、ファン部97aがハードディスクドライ
ブ装置90方向に低く傾斜し、ケーシングの高位側面に
吸気開口部が形成されたダクト状で回路基板78に固定
されている。
【0077】この吸気用ファン97はファン部97aが
ハードディスクドライブ装置90の側面側に下側から斜
め上方へ対向することにより、ハードディスクドライブ
装置90の間隔部を下側から斜め上方へ流れる空気流が
生成される。
【0078】一方、排気用ファン98は、発熱量の多い
電源回路ユニット95の後方側において、筺体62の背
面側に配置してあり、この排気用ファン98はファン部
97aが回路基板78に対して垂直に位置し、ケーシン
グの排気開口部は背面板75に形成された排気口に臨ん
でいる。
【0079】以上のように構成される第2の実施の形態
例のビデオ信号記録及び/又は再生装置としてハードデ
ィスク記録型のデジタルビデオレコーダーにおいても、
装置61の筺体62は、上面側に大きな矩形面を持った
外形が略直方体状で、その内部のほぼ中央部に1台又は
複数台のハードディスクドライブ装置90が縦位置で装
填配置されるので装置61の落下において衝撃を受ける
底面板73側の四隅部近傍の各脚体74から最も離れて
位置されることになり、耐衝撃性が増すと共にハードデ
ィスクドライブ装置90の駆動により発する振動を四隅
部の脚体74で等分に受けて振動を外部に伝達し難くな
る。
【0080】また、筺体62内の前面側と上面側、本例
ではフロントパネル63の内面側と天板67側のハード
ディスクドライブ装置90を挿脱する開口部68を閉塞
する蓋板69の内面側に防音材76を貼着したことによ
り、ハードディスクドライブ装置90は上側の防音材7
6と下側に位置する回路基板78とにより挟まれること
になるので前面側の防音材76と相俟って防音作用を成
し、ハードディスクドライブ装置90の駆動により発す
る駆動音等のノイズの筺体62の外部への伝達が防止さ
れる。
【0081】この場合、蓋板69の内面側に貼着した防
音材76とハードディスクドライブ装置90の上面との
間に図11に示すように間隙を形成することにより、こ
の間隙に後述する冷却用の空気が流れることにより冷却
効果が向上し、冷却と防音を同時に実現できる。また、
防音材76とハードディスクドライブ装置90とを密接
させるようにしてもよい。この場合、ハードディスクド
ライブ装置90のがたつきを更に抑制し、振動を押える
ことができる。
【0082】そして、筺体62内には、吸気用ファン9
7と排気用ファン98を配置し、空気流を強制的に生成
するように構成したことにより、筺体62内の温度上昇
が抑制される。すなわち、吸気用ファン97はハードデ
ィスクドライブ装置90とチューナー回路ユニット96
との間に配置し、排気用ファン98は電源回路ユニット
95の後方側に配置したことにより、外気の空気は吸気
用ファン97の駆動により筺体62の側面板71の通気
孔72から流入して温度上昇に弱いチューナー回路ユニ
ット95に沿って流れてこのチューナー回路ユニット9
5を冷却し、この空気は吸気用ファン97を介してハー
ドディスクドライブ装置90の側面側に流れる。
【0083】このハードディスクドライブ装置90は縦
位置で前後方向に所要間隔を置いて配置されていること
により、その間隔部を空気が流れてハードディスクドラ
イブ装置9を冷却するが、ハードディスクドライブ装置
90は1台ずつジグザグに少し両側方向に振って配置さ
れていることにより、この空気の流れがスムーズにな
り、ハードディスクドライブ装置90の冷却効果が向上
する。
【0084】このように、ハードディスクドライブ装置
90を冷却しながらその間隔部を流れる空気は電源回路
ユニット95側に流れ、その回路部品間を流通して冷却
し、排気用ファン97により外部に排出される。
【0085】この筺体62内の空気の強制的流れによ
り、筺体62内の冷却が行われ、各部材の温度測定によ
りチューナー回路ユニット96の発熱温度は55℃以下
に抑えられ、ハードディスクドライブ装置90の発熱温
度は60℃以下に抑えられ、電源回路ユニット95の発
熱温度はほぼ100℃に抑えられる結果が得られ通常の
民生用の機器に比べて厳しい耐熱条件を十分にクリアし
た。
【0086】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこの実施の形態例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもので
ある。
【0087】例えば、筺体構造の外装におけるフロント
パネル11、左右のサイドパネル12の形状、表示部の
構成、形状等は実施の形態例に限ることなく任意に変更
できるものであり、また内部構造の各部材の形状等も任
意に変更できるものである。
【0088】また、本発明はハードディスク記録型のビ
デオレコーダーに限ることなく、光磁気ディスク記録再
生装置、フロッピー(登録商標)ディスク記録再生装置
等も適用でき、記録媒体交換方式の記録媒体駆動装置も
適用できるものである。またオーディオレコーダー、セ
ットトップボックス、パーソナルコンピュータなど様々
な電子機器にも適用できるものである。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によるビデオ信号記
録及び/又は再生装置は、上面に大きな矩形面を持つ略
直方体に形成され、底面部の四隅部近傍に脚体を取付け
た筺体のほぼ中央に1台又は複数台のハードディスクド
ライブ装置を配置して構成するので、ハードディスクド
ライブ装置は、装置の落下において衝撃を受ける底面部
側の四隅部の脚体から最も離れて位置されることにな
り、耐衝撃性が増し、衝撃から保護されて破損等が防止
される。
【0090】特に、このような装置はユーザーが載置台
上に載置する際、一側部側を持ち上げたまま、他側部側
を先に接地した後、一側部側を落すように接地させる、
いわゆる片持ち落下状態で載置することが多いが、この
ような場合でもハードディスクドライブ装置は片持ち高
さのほぼ半分の高さに持上げられるだけであるから落下
により受ける衝撃は低減されて破損等が防止される。
【0091】また、ハードディスクドライブ装置の発す
る振動は底面部四隅の脚体で等分に受けられて分散され
ることになり、外部への伝達が抑制されて使用者に不快
感を与えることなく快適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の一例の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す装置の内部構造を示す分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示す装置の一部省略した縦断面図であ
る。
【図4】図1に示す装置のフロントパネルとサイドパネ
ルの組み合わせ部分の断面図である。
【図5】図1に示す装置におけるカーソル釦配置部の正
面図である。
【図6】図1に示す装置の内部構造の配置関係を示す天
板等を取外した状態の斜視図である。
【図7】図1に示す装置の内部構造の一部分の分解斜視
図である。
【図8】図1に示す装置の内部構造の横断面図である。
【図9】図1に示す装置の落下状態の説明図である。
【図10】本発明による装置の他例の外観を示す一部分
解した斜視図である。
【図11】図10に示す装置の縦断側面図である。
【図12】図10に示す装置の内部構造を示す斜視図で
ある。
【図13】図10に示す装置の内部構造の一部の分解斜
視図である。
【符号の説明】
1‥‥装置、5‥‥シャーシ、6,7‥‥回路基板、8
‥‥電源回路ユニット、9‥‥ハードディスクドライブ
装置、10‥‥チューナー回路ユニット、11‥‥フロ
ントパネル、12‥‥サイドパネル、41‥‥取付けベ
ース、41b,41c‥‥脚片、42‥‥支持脚片、4
6‥‥支持脚体、51‥‥吸気用ファン、52‥‥排気
用ファン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体内にハードディスクドライブ装置を
    内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置であって、 上記筺体は上面に大きな矩形面を持つ略直方体に形成さ
    れ、底面部の四隅部近傍に脚体を取付けて成り、 上記筺体のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディス
    クドライブ装置を配置したことを特徴とするビデオ信号
    記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/
    又は再生装置において、上記ハードディスクドライブ装
    置を取付ベース部材に固定し、該取付ベース部材を上記
    筺体の最大面と略同大の回路基板上のほぼ中央部に所要
    間隔を置いて固定して上記ハードディスクドライブ装置
    を上記筺体のほぼ中央部に配置したことを特徴とするビ
    デオ信号記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のビデオ信号記録及び/
    又は再生装置において、上記回路基板を上記筺体の底面
    部に所要間隔を置いて固定したことを特徴とするビデオ
    信号記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のビデオ記録及び
    /又は再生装置において、上記ハードディスクドライブ
    装置の上方に所要間隔を置いて回路基板を配置したこと
    を特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のビデオ信号記録
    及び/又は再生装置において、上記ハードディスクドラ
    イブ装置を横位置で配置したことを特徴とするビデオ信
    号記録及び/又は再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載のビデオ信号記録
    及び/又は再生装置において、上記ハードディスクドラ
    イブ装置を縦位置で配置したことを特徴とするビデオ信
    号記録及び/又は再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のビデオ信号記録及び/
    又は再生装置において、上記ハードディスクドライブ装
    置を縦位置で前後方向に所要間隔を置いて横方向にジグ
    ザグ状に配置したことを特徴とするビデオ信号記録及び
    /又は再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004267422A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Sophia Co Ltd 遊技機
WO2007037041A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Sharp Kabushiki Kaisha 据置型の信号送受信装置および該装置と接続される信号回路材
US7848095B2 (en) 2008-03-03 2010-12-07 Buffalo Inc. Structure of mounting electronic device into housing
US7961459B2 (en) 2008-03-03 2011-06-14 Buffalo Inc. Electronic device

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