JP4300685B2 - ビデオ信号記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はハードディスクドライブ装置を内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードディスクドライブ装置は主にパーソナルコンピュータに内蔵されて使用されていた。パーソナルコンピュータは基本的にはオフィスで使用されることが多いものであった。
【0003】
一方、昨今ハードディスクドライブ装置の記憶容量が飛躍的に高まり、コストが低減し、また様々な電子機器のデジタル化により、ハードディスクドライブ装置がビデオ記録再生装置やオーディオ記録再生装置、ゲーム機やテレビ、セットトップボックス等多くの電子機器に搭載されることが検討されるようになった。
【0004】
しかしながら、オフィスで使用されるパーソナルコンピュータと家庭内で使用される電子機器とでは、その使用状態や設置場所、静粛性や温度上昇、耐衝撃性等求められるものが異なり、家庭内で使用される電子機器では、はるかに厳しいものが求められる。
【0005】
例えば、ビデオ記録再生装置やオーディオ記録再生装置では、映画再生時の静かな場面や音楽のピアニッシモのときに、ハードディスクドライブ装置が騒音を発していれば大変興ざめなものとなる。
【0006】
また、ハードディスクドライブ装置では書き込みながらの再生、例えば、テレビ番組を5分遅れで見るような場合、現在放送されている番組をハードディスクドライブ装置に記録しながら、5分前の放送内容を読み出すことを繰り返しており、この場合ディスク上をヘッドが行ったり来たりして大きな騒音を発することになる。
【0007】
また、例えば、ビデオ記録再生装置やオーディオ記録再生装置では、アンプやMDデッキと共に棚等に収納するとき、他の機器と大きさや形が同様のものであることが好ましく、また棚等の内部で側面が塞がれても発熱が大丈夫である必要がある。さらにまた、一般のアンプやビデオデッキを運ぶ場合と同様に衝撃や落下に耐える必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、本来事務機器であるパーソナルコンピュータに主に使われていたハードディスクドライブ装置を、家庭内で使われる電子機器であるビデオ信号記録及び/又は再生装置に組み込むにあたり、生ずる問題を解決するためになされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、筺体内にハードディスクドライブ装置を内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置であって、筺体は上面に大きな矩形面を持つ略直方体で少なくとも前面側から上面側にかけて閉塞されて成り、筺体のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を配置し、このハードディスクドライブ装置を挟んで一側部側にチューナー部を配置するとともに他側部側に電源部を配置し、ハードディスクドライブ装置とチューナー部との間に第1のファンを配置するとともに電源部の後方側に第2のファンを配置し、チューナー部側から上記ハードディスクドライブ装置を通して上記電源部に流通し外部へ至る空気流を生成するように構成したものである。
【0010】
上記構成において、第1のファンは吸気用ファンであり、第2のファンは排気用ファンとして構成するものである。
【0011】
上記構成において、筺体の側面部は断面略く字状に形成し、この側面部の前後方向の谷部に通気孔を形成するとともに筺体の前面部の下面側に通気孔を形成した構成とすることができる。
【0012】
上記構成において、1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を横位置で配置し、また、縦位置で配置する構成とすることができる。
【0013】
また上記構成において、複数台のハードディスクドライブ装置を前後方向に所要間隔を置いて横方向にジグザグ状に配置し、上記ハードディスクドライブ装置内の間隔部に空気流を生成するように構成することができる。
【0014】
以上のように本発明によるビデオ信号記録及び/又は再生装置は、筺体内において、チューナー回路部とハードディスクドライブ装置との間には第1のファンとしての吸気用ファンを配置し、電源回路部の後方側に第2のファンとしての排気用ファンを配置したことにより、外部の空気は吸気用ファンの駆動により筺体の側面部に形成した通気孔及び前面部の下面部に形成した通気口等から流入して温度上昇に弱いチューナー回路部に沿って流れてこのチューナー回路部を冷却し、この空気は吸気用ファンを介してハードディスクドライブ装置の表面に沿って流れてこのハードディスクドライブ装置を冷却しながら流れる空気は電源回路部側に流れてその回路部品間を流通して冷却し、排気用ファンにより外部に排出され装置の筺体内は空気の強制的流れにより冷却が確実に行われる。
【0015】
また、筺体の側面部は断面く字状に形成されてその谷部に通気孔を形成したことにより、装置を棚等に収納設置した場合も吸気を確保できる構成であり、また、装置を側面側が棚内壁に密着状態で収納設置した場合でも前面側の下面部に形成した通気孔により通気が確保されて装置は設置場所に関係なく常に空気の流通冷却を確実に行うことができる。
【0016】
さらに、装置は筺体が薄い略直方体形状で内蔵されるハードディスクドライブ装置は上下の面積の大の回路基板間に配置されていても、吸気用ファンと排気用ファンの駆動により空気は両回路基板間をスムーズに流通して確実に冷却される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態例について詳細に説明する。
先ず、図1〜図8を参照して第1の実施の形態例を説明するに、本例においては、ハードディスクを内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置の一例としてハードディスク記録型のデジタルビデオレコーダーを示している。
【0018】
この実施の形態例のビデオ信号記録及び/又は再生装置は、上面に大きな矩形面を持った外形が略直方体状の筺体構造のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を配置した構成とすることにより、装置の落下において衝撃を受ける下面側の四隅部の脚体から最も離れて位置されることになり、耐衝撃性が増し、また、ハードディスクドライブ装置の発する振動を四隅部の脚体により等分に受けて振動を外部へ伝えにくくするものである。
【0019】
また、本例装置は、ハードディスクドライブ装置を筺体構造内において、筺体の最大面と略同大の上下の回路基板のほぼ中央部に配置し、この上下の回路基板を防音材としても使用し防音効果を向上させるようにしたものである。また、ハードディスクドライブ装置を回路基板上に配置し、この上方と前方に防音材を配設し防音効果を一層向上させると共に、ハードディスクドライブ装置と防音材との間に所要間隔を設けることにより、防音と空気による冷却を同時に実現するようにしたものである。
【0020】
また、本例装置は、筺体構造内においてチューナー回路ユニットとハードディスクドライブ装置との間には第1のファンとして吸気用ファンを配置し、電源回路ユニットの後方側に第2のファンとしての排気用ファンを配置して、外部から吸気する空気により、最も温度上昇に弱いチューナー回路ユニットを冷却し、次にハードディスクドライブ装置の表面側である金属板側を冷却し、そして電源回路ユニットの回路部品間を流通して外部に排出させる空気の流れを生成するように構成して筺体構造内の冷却効果を向上させるものである。また、吸気孔として筺体構造の側面部及び前面部の下面側に通気孔を形成し、側面側は断面く字状に形成してこの谷部に通気孔を形成することにより、本例装置を棚等に収納したときの吸気を確保し、また、側面部が棚内壁に密接した場合にも前面部下面側の通孔により吸気を確保できるようにしたものである。
【0021】
さらに、筺体構造が薄い略直方体で、ハードディスクドライブ装置等の部材が上下の大きな回路基板間に配置されている場合も吸気用ファンと排気用ファンにより十分な冷却が行えるようにしたものである。
【0022】
図1は第1の実施の形態例装置の外観図である。
この装置1の筺体は上面側に大きな矩形面を持った外形が略直方体状で、この筺体前面のフロントパネル11には左端部側に電源釦2や録画釦、プログラム釦など各種の操作釦3が配置されており、またフロントパネル11の中央部には電源が入ったときに光る電源表示部4が設けられている。
【0023】
図2は本例装置の分解図である。
図において5は装置の基体をなすシャーシであり、このシャーシ5上に電子回路部品を実装した回路基板6,7が上下に配置固定され、さらにこの回路基板6と7の間に位置して電源回路ユニット8、記録媒体であるハードディスクを内蔵した記録媒体駆動装置としてのハードディスクドライブ装置9やチューナー回路ユニット10等が配置固定されている。
【0024】
そしてこのシャーシ5を囲むように複数の外装パネル即ち前面のフロントパネル11と左右のサイドパネル12と天板13と背面板14とが組み合わされてシャーシ5に固定され、外装の筺体を構成している。
【0025】
この筺体構造についてさらに説明すると、シャーシ5は主板部である底板部5aの面側端に側板部5bを一体に立上げ形成し、底板部5aの前縁側には、シャーシ5と同じ金属板で形成された前面板15が、その下縁フランジ部15aをシャーシ5の底板部5aの前縁フランジ部5cに固定することにより取り付けられる。このシャーシ5に対して左右のサイドパネル12は、それぞれその内面側の下部前後に突設されたフック片16aをシャーシ5の側板部5bに形成された係合孔17aに引掛けることにより取り付けられる。さらに、この左右のサイドパネル12の内面側の上部前後には突片16bが突設されて、この前側の突片16b間には、シャーシ5に取り付けられた前面板15の上縁フランジ部15bを架け渡し、また、後側の突片16b間にはステー18を架け渡しそれぞれ螺子止めによって固定する。
【0026】
フロントパネル11は、その内面側の上部に取付板部11dが延設され、下端縁から水平に下面板部11eが延設されて、下面板部11eの後端縁をシャーシ5の底面部の前縁部に突き当てた状態で取付板部11dをシャーシ6の前面板15の上縁フランジ部15bに螺子止めによって固定して取付ける。また、天板13は前面板15の上縁フランジ部15bとステー18とに何れも螺子止めによって固定し、さらに背面板14はシャーシ5の後縁部に螺子止めによって固定して取り付けるものである。
【0027】
そして、この筺体構造では、左右のサイドパネル12は、断面略く字状に形成されてそれぞれの谷部に通気孔12aを形成し、このそれぞれの通気孔12aの形成部に対応して、シャーシ5の一方の側板部5bには切欠状の凹部17bを形成し、他方の側板部5bには通気孔17cを形成してある。また、シャーシ5の主板部である底板部5aとフロントパネル11の下面板部11eにもそれぞれ通気孔17dと11fを形成してある。
【0028】
尚、この筺体構造においてフロントパネル11と左右のサイドパネル12及び天板13には何れもアルミニウム板が用いられ、その表面には高級感を出すためにヘアライン加工が施されている。
【0029】
このような外装構造を有する機器において本例では、フロントパネル11と左右のサイドパネル12との組み合わせ部分を図4に示す如く互いに対応する傾斜にカットした構造が採用されている。
【0030】
この場合、フロントパネル11とサイドパネル12は直角に組み合わされるため、互いの合わせ面である端面11Aと12Aを夫々45°の傾斜でカットし、このカット面を突き合わせて両者を組み合わせる構造としてある。
【0031】
このような構造としたことにより本例の機器では、フロントパネル11と左右のサイドパネル12との組み合わせ部において夫々のパネル(アルミニウム板)の板厚が表面に見えることはないので、デザイン的にすっきりとした美しい外観を実現できるものである。
【0032】
またこの構造では、フロントパネル11とサイドパネル12の組み合わせ部分の接触面積を大きくとれるので、筺体のシールド性が増し、不要輻射等に対して有利となるものである。
【0033】
尚、本例ではフロントパネル11とサイドパネル12の組み合わせ部分のみを互いに対応する傾斜にカットした構造としてあるが、この構造をフロントパネル11と天板13の組み合わせ部分やサイドパネル12と天板13の組み合わせ部分にも適用できることは勿論である。
【0034】
このフロントパネル11の右端部分には図5に拡大して示すようにカーソル釦配置部20が設けられている。
【0035】
ここで示される操作釦として21は左方向移動用のカーソル釦、22は右方向移動用のカーソル釦、23は上方向移動用のカーソル釦、24は下方向移動用のカーソル釦であり、また25は決定(OK)釦である。カーソル釦21,22,23,24は決定釦25を中心とする略等間隔の十字形に配置されていわゆる十字カーソルを構成しており、かつ夫々のカーソル移動方向を表わす矢印形状に形成されている。
【0036】
26はメニュー表示釦、27はリスト表示釦であり、このメニュー表示釦26あるいはリスト表示釦27を押して画面に表示された内容の中でカーソル釦21〜24を押して画面上のカーソルを移動させて決定釦25を押すことでその内容が選択されるものである。
【0037】
そしてこれらの操作釦の配置構造として本例の機器では、フロントパネル11を中央が凹となるようなV字形の縦断面形状に形成し、その中央の谷底部分11aに左右方向移動用のカーソル釦21及び22、決定釦25、メニュー表示釦26及びリスト表示釦27を配置すると共に、上下の傾斜面11b及び11cに上下方向移動用のカーソル釦23及び24を夫々配置した構造が採用されている。
【0038】
特にこの構成では、フロントパネル11の中央の谷底部分11aから突出される凸部としての樹脂部材30上に左右方向移動用のカーソル釦21及び22、決定釦25、メニュー表示釦26及びリスト表示釦27が設けられ、またフロントパネル11の上下の傾斜面11b及び11cから突出される凸部としての樹脂部材31及び32上に夫々上下方向移動用のカーソル釦23及び24が設けられている。
【0039】
次に、図2、図3および図6〜図8を参照して本例装置1における内部構造を説明する。
【0040】
前述のように構成される筺体内には前述のように電源回路ユニット8、ハードディスクドライブ装置9、チューナー回路ユニット10等が配置されるが、ハードディスクドライブ装置9は、下側の回路基板7上に取付けベース41を介して取り付けられる。
【0041】
この取付けベース41は、図7に示すように、ハードディスクドライブ装置9の載置固定部面となる四辺形状、本例では長方形状の主板部41aの一方向に相対する辺、本例では相対する両短辺側に下方に所要の高さに折曲して脚片41b,41cを形成し、他方向に相対する辺、本例では相対する長辺の一方の長辺側に立上げ側面部41dを、他方の長辺側に下方へ折曲して立下げ側面部41eをそれぞれ形成して、この立下げ側面部41eに所要間隔を置いて上側の回路基板6を支持して固定する支持脚片42が立上げ形成されている。また、この取付けベース41の主板部41aには、ハードディスクドライブ装置9側の回路基板に実装される回路部品が臨む窓孔等とともに装置固定用の螺子の挿通孔43が穿設されており、脚片41b,41cの接地面にも取付け用螺子の挿通孔44が穿設されている。
【0042】
このように形成される取付けベース41にハードディスクドライブ装置9を、主板部41aに載置して位置決めし、裏面側から挿通孔43に螺子を挿通して締付けることにより固定する。
【0043】
このようにハードディスクドライブ装置9を固定した取付けベース41は下側の回路基板7の所定の部位に脚片41b,41cにおいて螺子止めによって固定する。このように取付けベース41を回路基板7に固定することにより、この取付けベース41の主板部41aと回路基板7の板面との間には脚片41b,41cの高さ分の間隔が生じ、回路基板7上の回路部品との干渉が防止されるばかりでなく通気が可能になる。
【0044】
このようにして下側の回路基板7には、本例では2台のハードディスクドライブ装置9を固定しており、この下側の回路基板7はシャーシ5の底板部5a上に、この底板部5aに隆起状に設けた複数の支持突部5a1 上に載置して螺子止めにより固定し、この回路基板7とシャーシ底板部5aとの間には支持突部5a1 の高さ分の間隔が生じ通気が可能になる。尚、シャーシ5の底面部5aから一体に隆起する支持突部5a1 に変えて、底面部5aに別体の支持部材を固定して、下側の回路基板7を固定することができる。
【0045】
また、この回路基板7のシャーシ底板部5aに対する固定により、ハードディスクドライブ装置9はシャーシ5のほぼ中央に位置して配置されるようになっている。本例装置では、前述のようにハードディスクドライブ装置9を2台を配置するので、この2台のハードディスクドライブ装置9を回路基板7上に前後に横置きに設置してシャーシ5のほぼ中央に位置して配置し、前後、左右の重量バランスを取るようにしてある。
【0046】
このように、回路基板7に2台のハードディスクドライブ装置9を設置するには、前述のようにハードディスクドライブ装置9はそれぞれ取付けベース41に固定し、この取付けベース41を介して回路基板7に固定する。尚、本例では、一方である後側の取付けベース41には、支持脚片42を固定してあるが、他方である前側の取付けベース41には、支持脚片は固定されておらず、このため、回路基板7に支持脚片42と同じ高さの支持脚体46を植立固定してある。この場合、前側の取付けベース41にも支持脚片42を固定し、回路基板7側の支持脚体は省略してもよい。
【0047】
また、電源回路ユニット8は、シャーシ5の底板部5a上に前述した回路基板7とは別個に本例では左側部に配置固定される電源回路基板45に実装搭載されて配置される。
【0048】
このように電源回路ユニット8およびバードディスクドライブ装置9を配置したシャーシ5の上面側には、上側の回路基板6が配置固定される。この上側の回路基板6の配置固定は、前述した取付けベース41に固定され支持脚片42と下側の回路基板7に植立固定した支持脚体46の上端支持面上に載置して螺子止めにより固定する。この上側の回路基板6の内面側、すなわち、下側の回路基板7と対向する面側にはチューナー回路ユニット10がハードディスクドライブ装置9を挟んで電源回路ユニット8と相反する側、本例では右側部に実装搭載される。このチューナー回路ユニット10にはBSチューナー回路等も備えられ、また、この上側の回路基板6にはアナログ回路、アナログ・デジタル変換回路等が実装されている。
【0049】
そして、シャーシ5内には、冷却用の吸気用ファン51と排気用ファン52が内蔵されており、吸気用ファン51は、発熱量が比較的少ない部品側に配置し、一方、排気用ファン52は発熱量が多い部品側に配置してある。
【0050】
すなわち、本例では、吸気用ファン51は、チューナー回路ユニット10側においてハードディスクドライブ装置9の側部側に対応して配置してある。この吸気用ファン51のケーシング53は上面側のファン部面53aがハードディスクドライブ装置9方向に低く傾斜し、高位側面に吸気開口部53bが形成されたダクト状で下側の回路基板7に固定されて、ファン部面53aが上側の回路基板6に対してハードディスクドライブ装置9方向に間隔が拡がるように対向される。この吸気用ファン51は複数台配置できるものである。
【0051】
一方、排気用ファン52は、発熱量の多い電源回路ユニット8の後方側においてシャーシ5の後部に配置してあり、この排気用ファン52のケーシング54は、ファン部面54aがシャーシ5の底板部5aに対して垂直に位置し、排気開口部が背面板14に形成した通気孔に臨んでいる。また、シャーシ5の底板部5aの四隅部近傍には脚体55が取付けられている。
【0052】
以上のように構成したこの実施の形態例のハードディスク記録型デジタルビデオレコーダーとしての装置1は、ハードディスクドライブ装置9がシャーシ5に所要間隔を置いて固定される下側の回路基板7上に取付けベース41を介して所要の間隔を置いて固定される。また、その上面側には上側の回路基板6が所要の間隔を置いて配置されて、ハードディスクドライブ装置9は上側の回路基板6と下側の回路基板7とにより、いわゆるサンドイッチ状に所要間隔を置いて挟まれることになるので、ハードディスクドライブ装置9から発生する動作音等のノイズは、上下の回路基板6と7とにより遮音されて外部への伝達が抑制される。この場合、下側の回路基板7と取付けベース41との間、ハードディスクドライブ装置9と上側の回路基板6との間、上側の回路基板6と天板13との間等に遮音部材を介装することにより防音効果が一層向上する。
【0053】
また、この遮音構造としては、フロントパネル11の内面側、天板13の内面側等に遮音部材を貼ってもよく、この遮音部材としては例えばネオプレンスポンジ等の吸音材を用いることができる。
【0054】
また、ハードディスクドライブ装置9は、取付けベース41に固定されて、この取付けベース41を下側の回路基板7に、その所要高さの脚片41b,41cを介して固定し、下側の回路基板7をシャーシ5の底板部5aに、支持突部5a1 又は支持部材を介して固定することにより、ハードディスクドライブ装置9とシャーシ5との間には複数層の空間が形成されることになり、シャーシ5側からハードディスクドライブ装置9に加わる衝撃を低減できて、機器1の運搬や設置等で誤って落下させた場合の衝撃が直接加わることなく緩和されて破損が防止される。
【0055】
また、シャーシ5内に配置される冷却用の吸気用ファン51と排気用ファン52を駆動することによりシャーシ5内、すなわち、機器1の筺体内の通気冷却が強制的に行われる。すなわち、吸気用ファン51の駆動により、外気が機器1の筺体内にフロントパネル11の下面板部11eに形成した通気孔11f、サイドパネル12に形成した通気孔12aおよびシャーシ5の底板部5aに形成した通気孔17d、側板部5bにそれぞれ形成した凹部17b、通気孔17cを通して吸気されて吸気用ファン51のケーシング53のファン部面53aから斜め上方へ流通されて上側の回路基板6側に実装固定されたチューナー回路ユニット10等を冷却すると共に上側の回路基板6とハードディスクドライブ装置9との間を流通され、また、下側の回路基板7とハードディスクドライブ装置9の取付けベース41との間の間隔部にも流通されてハードディスクドライブ装置9が冷却される。
【0056】
一方、排気用ファン52の駆動により、機器1の筺体内の空気が強制的に排気されるが、この排気用ファン52は発熱量の多い電源回路ユニット8側に配置されていることによりこの電源回路ユニット8の周囲の空気が強制的に排気されて電源回路ユニット8は発生する熱が外部に放出され冷却される。
このように吸気用ファン51と排気用ファン52が駆動されることにより機器1の筺体内において、吸気用ファン51によりハードディスクドライブ装置9と上側の回路基板6および下側の回路基板7との間に空気が流通されて、電源回路ユニット8側へ流通し、排気用ファン52により外部へ放出されるので機器1の筺体内の各部品、部材の冷却が効率良く行える。
【0057】
また、この実施の形態例の機器1には、冷却用の吸気用ファン51と排気用ファン52を内蔵し、吸気用ファン51は比較的発熱量の少ない部品側に配置し、排気用ファン52は発熱量の多い部品側に配置したことにより、冷却効率が向上する。
【0058】
以上のように、この第1の実施の形態例の装置1は、上面に大きな矩形面を持った外形が略直方体状の筺体構造のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置9を配設したので、このハードディスクドライブ装置9は装置1の落下において衝撃を受ける筺体構造の底面部、すなわち、シャーシ5の底板部5aの四隅部近傍の各脚体55から最も離れて位置されることになり、耐衝撃性が増し、衝撃から保護されて破損等が防止される。
【0059】
特に、このような装置はユーザーが載置台上に載置する際、一側部側を持ち上げたまま、他側部側を先に接地した後、一側部側を落すように接地させる、いわゆる片持ち落下状態で載置する場合が多いが、本例装置1においてはハードディスクドライブ装置9を筺体構造のほぼ中央部に配設したことにより、図9に示すように装置1の一側部側がある高さHに持ち上げられ、他側部側が接地された状態ではハードディスクドライブ装置9が配置されている中央部分の高さはH/2であり、この状態で一側部側を落下状に接地させたとしてもハードディスクドライブ装置9の受ける衝撃は低減されて破損等が防止される。
【0060】
また、この装置1を載置台上に載置して接地した状態で、ハードディスクドライブ装置9は駆動することにより振動を発することになるが、この振動は、ハードディスクドライブ装置9が筺体構造のほぼ中央部に配設されていることにより筺体構造の底面部、すなわち、シャーシ5の底板部5aの四隅部近傍の各脚体55で等分に受けられて分散されることになり、外部への伝達が抑制されて使用者に不快感を与えることはない。
【0061】
また、ハードディスクドライブ装置9は、筺体構造内において、ハードディスクドライブ装置9の表面積より大の面積を持つ上下の回路基板6と7との間に所要の空間を置いて挟まれて配置されるので、この両回路基板6,7が防音材としても作用し、ハードディスクドライブ装置9の駆動により発する駆動音等のノイズの外部への伝達が抑制されて使用者に不快感を与えることはない。
【0062】
前述のように家庭で使用する機器は静かに駆動される必要があり、この駆動音を外部に伝達させないためには防音材を内蔵することになり、家庭用のビデオデッキ、オーディオ機器等と同様に薄い矩形状の外形を持った筺体構造では防音材を内蔵するスペースの確保に難点があるが、本例装置1では、ハードディスクドライブ装置9の上下に回路基板6,7を配し、これを防音材として使用するように構成したことによりこの難点が解消されて、防音効果が向上される。
【0063】
そして、本例装置は筺体構造内において、チューナー回路ユニット10とハードディスクドライブ装置9との間には第1のファンとしての吸気用ファン51を配置し、電源回路ユニット8の後方側に第2のファンとしての排気用ファン52を配置したことにより、外部の空気は吸気用ファン97の駆動により筺体構造のサイドパネル12に形成した通気孔12a及びフロントパネル11の下面板部11eに形成した通気孔11f等から流入して温度上昇に弱いチューナー回路ユニット10に沿って流れてこのチューナー回路ユニット10を冷却し、この空気は吸気用ファン51を介してハードディスクドライブ装置9の表面に沿って流れて表面金属板側を冷却する。
【0064】
このように、ハードディスクドライブ装置9を冷却しながら流れる空気は電源回路ユニット8側に流れてその回路部品間を流通して冷却し、排気用ファン52により外部に排出される。
【0065】
このようにして、装置1の筺体構造内は空気の強制的流れにより冷却が行われ、各部材の温度測定によりチューナー回路ユニット10の発熱温度は55℃以下に押えられ、ハードディスクドライブ装置9の表面側発熱温度は60℃以下に押えられ、また、電源回路ユニット8の発熱温度はほぼ100℃に押えられる結果が得られ、通常の民生用の機器に比べて厳しい耐熱条件を十分クリアした。
【0066】
また、本例装置1は筺体構造の通気孔を側面側及び前部下面側に形成したが、側面側、すなわち、サイドパネル12は断面く字状に形成されてその谷部に通気孔12aを形成したことにより、装置1を棚等に収納設置した場合も吸気を確保できる構成であり、また、装置1を側面側が棚内壁に密着状態で収納設置した場合でもフロントパネル11の下面板部11eに形成した通気孔11fにより通気が確保される構成であるため、装置1は設置場所に関係なく常に空気の流通冷却を確実に行うことができる。
【0067】
さらに、本例装置1は筺体構造が薄い略直方体形状で内蔵されるハードディスクドライブ装置9は上下の面積の大の回路基板6,7間に配置されていても、吸気ファン51と排気ファン52の駆動により空気は両回路基板6,7間をスムーズに流通して確実に冷却される。
【0068】
次に図10〜図13を参照して本発明の第2の実施の形態例を説明する。この第2の実施の形態例もビデオ信号記録及び/又は再生装置としてハードディスク記録型のデジタルビデオレコーダーを示しており、本例は1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を縦に配置して構成したものである。
【0069】
図10は第2の実施の形態例装置の一部分解した状態の外観図、図11は本例装置の縦断側面図である。この図10及び図11に示すように本例装置61の筺体62は、全体的に上面側に大きな矩形面を持った外形が略直方体状で、前面のフロントパネル63には電源釦64や録画釦、プログラム釦など各種の操作釦65や表示部66が配置されている。天板67には、そのほぼ中央部に後述するハードディスクドライブ装置の配置部に対応してハードディスクドライブ装置を挿脱する開口部68が形成されて蓋板69を嵌合してねじ70によりねじ止め固定して閉塞するようになっている。なお、天板67の開口部68は蓋板69を上面から密接嵌合するために受段面部68aが形成されている。
【0070】
また、両側面板71には通気孔72が形成されており、底面板73には一側部側に通気孔(図示省略)が形成され、下面側の四隅部近傍には脚体74が取付けられている。また、背面板75には後述する排気ファンに対応して排気口(図示省略)が形成されている。そして、この筺体62の内面側には前面側から上面側にかけて、本例ではフロントパネル63の内面側と蓋板69の内面に、ゴム、スポンジ材等から形成される防音材76を貼着してある。
【0071】
次に、このように構成される本例装置61の筺体62の内部構造を図11、図12及び図13を参照して説明する。この筺体62の底面板73の上面側にはシャーシ77が固定されて、このシャーシ77上に回路基板78が取付けられている。
【0072】
この回路基板78には筺体62のほぼ中央部に位置して複数のハードディスクドライブ装置90が縦位置で前後方向に所要間隔を置いて装填配置されて図10に示すように天板67の開口部68に対応されている。
【0073】
この複数のハードディスクドライブ装置90は本例では、1台ずつ少し両側に振ったジグザグ状に配置してあるが、一列状に配置してもよい。この各ハードディスクドライブ装置90の回路基板78上の装填配置部は、回路基板78上に、各ハードディスクドライブ装置90の配置位置に図13に示すように、ハードディスクドライブ装置90のコネクター部91(図10参照)に対応してコネクタ92を配置し、このコネクタ92を挟んで両側に対向して例えば横断面コ字形の案内保持枠93を植立固定して構成されている。そして各ハードディスクドライブ装置90はそれぞれ、案内保持枠93に嵌挿してコネクター部91をコネクタ92に嵌合接続することにより装填する。この各ハードディスクドライブ装置90の装填は図10に示すように筺体62の天板67の開口部68から挿入して行う。なお、案内保持枠93の補強と安定化を図るために全部の案内保持枠93間を連繋部材94により連繋してある。
【0074】
このように、回路基板78上に縦位置で装填配置される複数のハードディスクドライブ装置90は図10及び図11に示すように配置列の前面側はフロントパネル63の内面側の防音材76に対向し、上面側は蓋板69の内面の防音材76に対応して、ハードディスクドライブ装置90の駆動により発する駆動音等のノイズの筺体62の外部への伝達が防止される。
【0075】
また、本例装置61においても、前述した第1の実施の形態例装置1と同様に筺体62に電源回路ユニット、チューナー回路ユニット及び冷却用ファンが内蔵されている。この電源回路ユニット95は、回路基板78の一側部側、図示例では左側部側の前述したフロントパネル63に配設した電源釦64と対応する側に実装配置されており、チューナー回路ユニット96は、回路基板78の他側部側、図示例では右側部側の操作釦65と対応する側に実装配置されている。
【0076】
そして、筺体62には冷却用ファンとして吸気用ファン97と排気用ファン98が内蔵され、吸気用ファン97は、回路基板78上にチューナー回路ユニット96側においてハードディスクドライブ装置90の側部側に対応して2台並べて配置してあり、この吸気用ファン97は、ファン部97aがハードディスクドライブ装置90方向に低く傾斜し、ケーシングの高位側面に吸気開口部が形成されたダクト状で回路基板78に固定されている。
【0077】
この吸気用ファン97はファン部97aがハードディスクドライブ装置90の側面側に下側から斜め上方へ対向することにより、ハードディスクドライブ装置90の間隔部を下側から斜め上方へ流れる空気流が生成される。
【0078】
一方、排気用ファン98は、発熱量の多い電源回路ユニット95の後方側において、筺体62の背面側に配置してあり、この排気用ファン98はファン部97aが回路基板78に対して垂直に位置し、ケーシングの排気開口部は背面板75に形成された排気口に臨んでいる。
【0079】
以上のように構成される第2の実施の形態例のビデオ信号記録及び/又は再生装置としてハードディスク記録型のデジタルビデオレコーダーにおいても、装置61の筺体62は、上面側に大きな矩形面を持った外形が略直方体状で、その内部のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置90が縦位置で装填配置されるので装置61の落下において衝撃を受ける底面板73側の四隅部近傍の各脚体74から最も離れて位置されることになり、耐衝撃性が増すと共にハードディスクドライブ装置90の駆動により発する振動を四隅部の脚体74で等分に受けて振動を外部に伝達し難くなる。
【0080】
また、筺体62内の前面側と上面側、本例ではフロントパネル63の内面側と天板67側のハードディスクドライブ装置90を挿脱する開口部68を閉塞する蓋板69の内面側に防音材76を貼着したことにより、ハードディスクドライブ装置90は上側の防音材76と下側に位置する回路基板78とにより挟まれることになるので前面側の防音材76と相俟って防音作用を成し、ハードディスクドライブ装置90の駆動により発する駆動音等のノイズの筺体62の外部への伝達が防止される。
【0081】
この場合、蓋板69の内面側に貼着した防音材76とハードディスクドライブ装置90の上面との間に図11に示すように間隙を形成することにより、この間隙に後述する冷却用の空気が流れることにより冷却効果が向上し、冷却と防音を同時に実現できる。また、防音材76とハードディスクドライブ装置90とを密接させるようにしてもよい。この場合、ハードディスクドライブ装置90のがたつきを更に抑制し、振動を押えることができる。
【0082】
そして、筺体62内には、吸気用ファン97と排気用ファン98を配置し、空気流を強制的に生成するように構成したことにより、筺体62内の温度上昇が抑制される。すなわち、吸気用ファン97はハードディスクドライブ装置90とチューナー回路ユニット96との間に配置し、排気用ファン98は電源回路ユニット95の後方側に配置したことにより、外気の空気は吸気用ファン97の駆動により筺体62の側面板71の通気孔72から流入して温度上昇に弱いチューナー回路ユニット95に沿って流れてこのチューナー回路ユニット95を冷却し、この空気は吸気用ファン97を介してハードディスクドライブ装置90の側面側に流れる。
【0083】
このハードディスクドライブ装置90は縦位置で前後方向に所要間隔を置いて配置されていることにより、その間隔部を空気が流れてハードディスクドライブ装置9を冷却するが、ハードディスクドライブ装置90は1台ずつジグザグに少し両側方向に振って配置されていることにより、この空気の流れがスムーズになり、ハードディスクドライブ装置90の冷却効果が向上する。
【0084】
このように、ハードディスクドライブ装置90を冷却しながらその間隔部を流れる空気は電源回路ユニット95側に流れ、その回路部品間を流通して冷却し、排気用ファン97により外部に排出される。
【0085】
この筺体62内の空気の強制的流れにより、筺体62内の冷却が行われ、各部材の温度測定によりチューナー回路ユニット96の発熱温度は55℃以下に抑えられ、ハードディスクドライブ装置90の発熱温度は60℃以下に抑えられ、電源回路ユニット95の発熱温度はほぼ100℃に抑えられる結果が得られ通常の民生用の機器に比べて厳しい耐熱条件を十分にクリアした。
【0086】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0087】
例えば、筺体構造の外装におけるフロントパネル11、左右のサイドパネル12の形状、表示部の構成、形状等は実施の形態例に限ることなく任意に変更できるものであり、また内部構造の各部材の形状等も任意に変更できるものである。
【0088】
また、本発明はハードディスク記録型のビデオレコーダーに限ることなく、光磁気ディスク記録再生装置、フロッピーディスク記録再生装置等も適用でき、記録媒体交換方式の記録媒体駆動装置も適用できるものである。またオーディオレコーダー、セットトップボックス、パーソナルコンピュータなど様々な電子機器にも適用できるものである。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明によるビデオ信号記録及び/又は再生装置は、筺体内において、チューナー回路部とハードディスクドライブ装置との間には第1のファンとしての吸気用ファンを配置し、電源回路部の後方側に第2のファンとしての排気用ファンを配置したことにより、外部の空気は吸気用ファンの駆動により筺体の側面部に形成した通気孔及び前面部の下面部に形成した通気口等から流入して温度上昇に弱いチューナー回路部に沿って流れてこのチューナー回路部を冷却し、この空気は吸気用ファンを介してハードディスクドライブ装置の表面に沿って流れてこのハードディスクドライブ装置を冷却しながら流れる空気は電源回路部側に流れてその回路部品間を流通して冷却し、排気用ファンにより外部に排出され装置の筺体内は空気の強制的流れにより冷却が確実に行われる。
【0090】
また、筺体の側面部は断面く字状に形成されてその谷部に通気孔を形成したことにより、装置を棚等に収納設置した場合も吸気を確保できる構成であり、また、装置を側面側が棚内壁に密着状態で収納設置した場合でも前面側の下面部に形成した通気孔により通気が確保されて装置は設置場所に関係なく常に通気の流通冷却を確実に行うことができる。
【0091】
さらに、装置は筺体が薄い略直方体形状で内蔵されるハードディスクドライブ装置は上下の面積の大の回路基板間に配置されていても、吸気用ファンと排気用ファンの駆動により空気は両回路基板間をスムーズに流通して確実に冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の一例の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置の内部構造を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示す装置の一部省略した縦断面図である。
【図4】図1に示す装置のフロントパネルとサイドパネルの組み合わせ部分の断面図である。
【図5】図1に示す装置におけるカーソル釦配置部の正面図である。
【図6】図1に示す装置の内部構造の配置関係を示す天板等を取外した状態の斜視図である。
【図7】図1に示す装置の内部構造の一部分の分解斜視図である。
【図8】図1に示す装置の内部構造の横断面図である。
【図9】図1に示す装置の落下状態の説明図である。
【図10】本発明による装置の他例の外観を示す一部分解した斜視図である。
【図11】図10に示す装置の縦断側面図である。
【図12】図10に示す装置の内部構造を示す斜視図である。
【図13】図10に示す装置の内部構造の一部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥装置、5‥‥シャーシ、6,7‥‥回路基板、8‥‥電源回路ユニット、9‥‥ハードディスクドライブ装置、10‥‥チューナー回路ユニット、11‥‥フロントパネル、12‥‥サイドパネル、41‥‥取付けベース、41b,41c‥‥脚片、42‥‥支持脚片、46‥‥支持脚体、51‥‥吸気用ファン、52‥‥排気用ファン
Claims (6)
- 筺体内にハードディスクドライブ装置を内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生装置であって、
上記筺体は上面に大きな矩形面を持つ略直方体で少なくとも前面側から上面側にかけて閉塞されて成り、
上記筺体のほぼ中央部に1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を配置し、該ハードディスクドライブ装置を挟んで一側部側にチューナー部を配置するとともに他側部側に電源部を配置し、
上記ハードディスクドライブ装置と上記チューナー部との間に第1のファンを配置するとともに上記電源部の後方側に第2のファンを配置し、上記チューナー部側から上記ハードディスクドライブ装置を通して上記電源部に流通し外部へ至る空気流を生成するようにしたことを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。 - 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/又は再生装置において、上記第1のファンは吸気用ファンであり、上記第2のファンは排気用ファンであることを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
- 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/又は再生装置において、上記筺体の側面部は断面略く字状に形成し、該側面部の前後方向の谷部に通気孔を形成するとともに上記筺体の前面部の下面側に通気孔を形成したことを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
- 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/又は再生装置において、1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を横位置で配置したことを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
- 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/又は再生装置において、1台又は複数台のハードディスクドライブ装置を縦位置で配置することを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
- 請求項1に記載のビデオ信号記録及び/又は再生装置において、複数台のハードディスクドライブ装置を前後方向に所要間隔を置いて横方向にジグザグ状に配置し、上記ハードディスクドライブ装置内の間隔部に空気流を生成するようにしたことを特徴とするビデオ信号記録及び/又は再生装置。
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