JP2000120787A - 音響機器用の脚体及びこの脚体を用いた音響機器 - Google Patents
音響機器用の脚体及びこの脚体を用いた音響機器Info
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- JP2000120787A JP2000120787A JP10286856A JP28685698A JP2000120787A JP 2000120787 A JP2000120787 A JP 2000120787A JP 10286856 A JP10286856 A JP 10286856A JP 28685698 A JP28685698 A JP 28685698A JP 2000120787 A JP2000120787 A JP 2000120787A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置台上への設置が容易で、機器の外部から
伝達される振動を確実に遮断し、音響再生特性の向上を
図り、音質の良好な音響再生を行う。 【解決手段】 取付面側に位置決め軸3を設けるととも
にこの位置決め軸3に対し偏心した位置に取付部として
のネジ孔4が設けられ、取付面に対向する他方の面側に
凹部6が形成され、この凹部6内に軸受け部8が形成さ
れた基体2と、凹部6内に形成された軸受け部8に支持
される軸部7が設けられた脚部5と、凹部6の底面と脚
部5との間に配設される弾性体12とを有し、さらに、
さらに脚部5の底面側に弾性部材からなる設置部13が
設けられている。
伝達される振動を確実に遮断し、音響再生特性の向上を
図り、音質の良好な音響再生を行う。 【解決手段】 取付面側に位置決め軸3を設けるととも
にこの位置決め軸3に対し偏心した位置に取付部として
のネジ孔4が設けられ、取付面に対向する他方の面側に
凹部6が形成され、この凹部6内に軸受け部8が形成さ
れた基体2と、凹部6内に形成された軸受け部8に支持
される軸部7が設けられた脚部5と、凹部6の底面と脚
部5との間に配設される弾性体12とを有し、さらに、
さらに脚部5の底面側に弾性部材からなる設置部13が
設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも音響再
生を行う再生部を収納したディスク記録再生装置等の音
響機器を設置部に設置するために用いられる脚体及びこ
の脚体を用いた音響機器に関する。
生を行う再生部を収納したディスク記録再生装置等の音
響機器を設置部に設置するために用いられる脚体及びこ
の脚体を用いた音響機器に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに記録された音響信号を再生
するディスク記録再生装置等の音響機器は、この機器が
設置される床やテーブル等の設置台を介して機器内部に
振動が伝達され、音響信号の再生特性の劣化を防止する
ため、振動吸収機能を備えた脚体を介して設置台上に設
置するようにしている。
するディスク記録再生装置等の音響機器は、この機器が
設置される床やテーブル等の設置台を介して機器内部に
振動が伝達され、音響信号の再生特性の劣化を防止する
ため、振動吸収機能を備えた脚体を介して設置台上に設
置するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】音響機器を設置台に支
持するための脚体として、コイルバネとゴム等の弾性体
を組み合わせたものが用いられている。この種の脚体
は、重量の大きな音響機器を支持する場合には、十分な
振動吸収機能を発揮することが困難である。
持するための脚体として、コイルバネとゴム等の弾性体
を組み合わせたものが用いられている。この種の脚体
は、重量の大きな音響機器を支持する場合には、十分な
振動吸収機能を発揮することが困難である。
【0004】そこで、重量の大きな音響機器を支持し、
設置台から伝達される振動が音響機器に伝達しないよう
にするため、音響機器若しくは設置台を一点で接触する
支持部を設けた脚体が用いられている。この脚体は、音
響機器とは独立に形成されているので、音響機器を所定
の位置で支持することが困難であり、音響機器の設置が
煩雑となる。また、音響機器若しくは設置台を一点で支
持する脚体にあっては、再生される音響信号の低域の成
分の減衰が著しくなり、低域まで良好な再生特性を行う
ことが困難となっている。
設置台から伝達される振動が音響機器に伝達しないよう
にするため、音響機器若しくは設置台を一点で接触する
支持部を設けた脚体が用いられている。この脚体は、音
響機器とは独立に形成されているので、音響機器を所定
の位置で支持することが困難であり、音響機器の設置が
煩雑となる。また、音響機器若しくは設置台を一点で支
持する脚体にあっては、再生される音響信号の低域の成
分の減衰が著しくなり、低域まで良好な再生特性を行う
ことが困難となっている。
【0005】そこで、本発明は、設置台上への設置が容
易で、機器の外部から伝達される振動を確実に遮断し、
音響再生特性の向上を図り、音質の良好な音響再生を行
うことができる音響機器用の脚体及び音響機器を提供す
ることを目的に提案されたものである。
易で、機器の外部から伝達される振動を確実に遮断し、
音響再生特性の向上を図り、音質の良好な音響再生を行
うことができる音響機器用の脚体及び音響機器を提供す
ることを目的に提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したような目的を達
成するため、本発明に係る音響機器用の脚体は、取付面
側に位置決め軸を設けるとともにこの位置決め軸に対し
偏心した位置に取付部が設けられ、上記取付面に対向す
る他方の面側に凹部が形成され、この凹部内に軸受け部
が形成された基体と、上記凹部内に形成された軸受け部
に支持される軸部が設けられた脚部と、上記凹部の底面
と上記脚部との間に配設される弾性体とを有するもので
ある。
成するため、本発明に係る音響機器用の脚体は、取付面
側に位置決め軸を設けるとともにこの位置決め軸に対し
偏心した位置に取付部が設けられ、上記取付面に対向す
る他方の面側に凹部が形成され、この凹部内に軸受け部
が形成された基体と、上記凹部内に形成された軸受け部
に支持される軸部が設けられた脚部と、上記凹部の底面
と上記脚部との間に配設される弾性体とを有するもので
ある。
【0007】この脚体は、さらに脚部の底面側に配設さ
れる弾性部材からなる設置部を備える。
れる弾性部材からなる設置部を備える。
【0008】そして、本発明に係る音響機器は、少なく
とも音響再生を行う再生部を収納した筐体の底面側に、
取付面側に位置決め軸を設けるとともにこの位置決め軸
に対し偏心した位置に取付部が設けられ、上記取付面に
対向する他方の面側に凹部が形成され、この凹部内に軸
受け部が形成された基体と、上記凹部内に形成された軸
受け部に支持される軸部が設けられた脚部と、上記凹部
の底面と上記脚部との間に配設される弾性体とを有する
脚体を複数設けたものである。
とも音響再生を行う再生部を収納した筐体の底面側に、
取付面側に位置決め軸を設けるとともにこの位置決め軸
に対し偏心した位置に取付部が設けられ、上記取付面に
対向する他方の面側に凹部が形成され、この凹部内に軸
受け部が形成された基体と、上記凹部内に形成された軸
受け部に支持される軸部が設けられた脚部と、上記凹部
の底面と上記脚部との間に配設される弾性体とを有する
脚体を複数設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音響機器用の
脚体及びこの脚体を用いた音響機器を図面を参照して説
明する。
脚体及びこの脚体を用いた音響機器を図面を参照して説
明する。
【0010】まず、本発明に係る脚体1を説明すると、
この脚体1は、図1及び図2に示すように、音響機器、
例えばディスク記録再生装置の装置本体を構成する筐体
を支持する基体2を備えている。この基体2は、鋳鉄を
用いて円盤状に形成され、筐体の底面部を構成する底板
が取り付けられる取付面側に筐体に対する取付位置を位
置決めする位置決め軸3が突設されている。位置決め軸
3は、図2に示すように、基体2の中心部に設けられて
いる。基体2の取付面側には、位置決め軸3に対し偏心
した位置に筐体の底板を固定するための固定ネジが螺合
される取付部を構成するネジ孔4が穿設されている。
この脚体1は、図1及び図2に示すように、音響機器、
例えばディスク記録再生装置の装置本体を構成する筐体
を支持する基体2を備えている。この基体2は、鋳鉄を
用いて円盤状に形成され、筐体の底面部を構成する底板
が取り付けられる取付面側に筐体に対する取付位置を位
置決めする位置決め軸3が突設されている。位置決め軸
3は、図2に示すように、基体2の中心部に設けられて
いる。基体2の取付面側には、位置決め軸3に対し偏心
した位置に筐体の底板を固定するための固定ネジが螺合
される取付部を構成するネジ孔4が穿設されている。
【0011】基体2の取付面に対向する他方の面側に
は、図3及び図4に示すように、脚部5が嵌合するよう
に配設される凹部6が形成されている。この凹部6の底
面には、脚部5に設けた軸部7を支持する軸受け部8が
設けられている。この軸受け部8は、図4に示すよう
に、半円状の凹部として形成されている。軸受け部8
は、位置決め軸3の軸心に中心を一致させて形成されて
いる。
は、図3及び図4に示すように、脚部5が嵌合するよう
に配設される凹部6が形成されている。この凹部6の底
面には、脚部5に設けた軸部7を支持する軸受け部8が
設けられている。この軸受け部8は、図4に示すよう
に、半円状の凹部として形成されている。軸受け部8
は、位置決め軸3の軸心に中心を一致させて形成されて
いる。
【0012】基体2の凹部6に配設される脚部5は、図
4に示すように、天板9とこの天板9の下面側に突設さ
れた円筒部10とから構成され、円筒部10の上面側を
閉塞する天板9の中心部に凹部6に設けた軸受け部8に
支持される軸部7が突設されている。この軸部7の先端
は、軸受け部8の曲率より小さい曲率の円弧面として形
成され、軸受け部8に一点で支持されるように形成され
ている。脚部5の天板9の外周囲には、基体2の底面側
に取り付けられるリング状の取付板11によって支持さ
れるフランジ部9aが突設されている。
4に示すように、天板9とこの天板9の下面側に突設さ
れた円筒部10とから構成され、円筒部10の上面側を
閉塞する天板9の中心部に凹部6に設けた軸受け部8に
支持される軸部7が突設されている。この軸部7の先端
は、軸受け部8の曲率より小さい曲率の円弧面として形
成され、軸受け部8に一点で支持されるように形成され
ている。脚部5の天板9の外周囲には、基体2の底面側
に取り付けられるリング状の取付板11によって支持さ
れるフランジ部9aが突設されている。
【0013】脚部5は、基体2とは異なる材料を用いて
形成され、基体2が鋳鉄などの鉄材により形成されると
き、真鍮を用いて形成される。基体2と脚部5を異なる
材料に形成することにより、基体2と脚部5間で共振が
発生することが防止される。また、脚部5の少なくとも
軸部7を除いた外周面には、塗装が施されている。本例
では、軸部7及びこの軸部7が形成された天板9の上面
を除いた部分に塗装が施されている。この塗装は、アク
リル樹脂を主体とするクリヤーを塗布することによって
行われる。脚部5の周面に施された塗装は、この脚部5
に伝達される周波数の高い高域の振動を吸収する機能を
有する。
形成され、基体2が鋳鉄などの鉄材により形成されると
き、真鍮を用いて形成される。基体2と脚部5を異なる
材料に形成することにより、基体2と脚部5間で共振が
発生することが防止される。また、脚部5の少なくとも
軸部7を除いた外周面には、塗装が施されている。本例
では、軸部7及びこの軸部7が形成された天板9の上面
を除いた部分に塗装が施されている。この塗装は、アク
リル樹脂を主体とするクリヤーを塗布することによって
行われる。脚部5の周面に施された塗装は、この脚部5
に伝達される周波数の高い高域の振動を吸収する機能を
有する。
【0014】そして、脚部5は、図4に示すように、軸
部7を軸受け部8に突き合わせるようにして基体2の凹
部6に嵌合され、基体2の底面側に固定ネジ15を介し
て取り付けられる取付板11によりフランジ部9aが支
持されて基体2に取り付けられる。このとき、凹部6の
底面と脚部5の天板9との間には、弾性体12が配設さ
れる。すなわち、軸受け部8とこの軸受け部8に支持さ
れる軸部7は、直接支持されるように、弾性体12が配
設される。この弾性体12には、無反発性の柔軟性を有
するシリコンゴム等が用いられる。弾性体12は、接着
剤を用いて凹部6の底面に接合される。この弾性体12
には、三進興産株式会社製のソルボセイン(商品名)が
用いられる。
部7を軸受け部8に突き合わせるようにして基体2の凹
部6に嵌合され、基体2の底面側に固定ネジ15を介し
て取り付けられる取付板11によりフランジ部9aが支
持されて基体2に取り付けられる。このとき、凹部6の
底面と脚部5の天板9との間には、弾性体12が配設さ
れる。すなわち、軸受け部8とこの軸受け部8に支持さ
れる軸部7は、直接支持されるように、弾性体12が配
設される。この弾性体12には、無反発性の柔軟性を有
するシリコンゴム等が用いられる。弾性体12は、接着
剤を用いて凹部6の底面に接合される。この弾性体12
には、三進興産株式会社製のソルボセイン(商品名)が
用いられる。
【0015】このように、基体2の凹部6の底面と脚部
5の天板9との間に弾性体12が配設されることによ
り、ディスク記録再生装置の装置本体に収納される記録
再生部から出力される音響信号の低域成分の減衰を防止
し、音響信号を再生したとき、低域成分の量感を向上さ
せることができる。
5の天板9との間に弾性体12が配設されることによ
り、ディスク記録再生装置の装置本体に収納される記録
再生部から出力される音響信号の低域成分の減衰を防止
し、音響信号を再生したとき、低域成分の量感を向上さ
せることができる。
【0016】また、脚部5を基体2に支持する取付板1
1の周面にも塗装が施されることにより、この取付板1
1に振動が伝達されたとき、取付板11が共振するよう
なことが防止されている。
1の周面にも塗装が施されることにより、この取付板1
1に振動が伝達されたとき、取付板11が共振するよう
なことが防止されている。
【0017】上述のように基体2に支持された脚部5の
底面側には、円筒部10に嵌合するようにして設置部1
3が取り付けられている。この設置部13は、無反発性
の柔軟性を有するシリコンゴム等の弾性部材により形成
され、接着剤を介して天板9の下面側に接合されてい
る。設置部13は、脚体1がディスク記録再生装置の底
面側に取り付けられて設置台上に設置したとき、この設
置部13で設置台を支持するようにするため、脚部5の
底面から所定量突出する厚さに形成されている。すなわ
ち、脚体1が取り付けられるディスク記録再生装置の荷
重を受けて弾性変形された場合であっても、設置部13
により設置台を支持するに足る厚さに形成されている。
底面側には、円筒部10に嵌合するようにして設置部1
3が取り付けられている。この設置部13は、無反発性
の柔軟性を有するシリコンゴム等の弾性部材により形成
され、接着剤を介して天板9の下面側に接合されてい
る。設置部13は、脚体1がディスク記録再生装置の底
面側に取り付けられて設置台上に設置したとき、この設
置部13で設置台を支持するようにするため、脚部5の
底面から所定量突出する厚さに形成されている。すなわ
ち、脚体1が取り付けられるディスク記録再生装置の荷
重を受けて弾性変形された場合であっても、設置部13
により設置台を支持するに足る厚さに形成されている。
【0018】このように、弾性部材により形成された設
置部13を設けることにより、設置台を介して伝達され
る外部からの振動を確実に吸収することができる。
置部13を設けることにより、設置台を介して伝達され
る外部からの振動を確実に吸収することができる。
【0019】上述のように構成された本発明に係る脚体
1は、基体2に設けた支持軸3に対し偏心した位置に取
付部を設け、この基体2を一点で支持する脚部5を設け
てなるので、この脚体1が取り付けられたディスク記録
再生装置の装置本体を構成する筐体が振動された場合
に、筐体の振動を確実に減衰し、さらに外部から伝達さ
れる振動を減衰することができるので、記録再生部から
出力される音響信号にノイズ成分が重畳されるようなこ
とを防止でき、振動に起因する再生音響の音質の劣化を
確実に防止することができる。
1は、基体2に設けた支持軸3に対し偏心した位置に取
付部を設け、この基体2を一点で支持する脚部5を設け
てなるので、この脚体1が取り付けられたディスク記録
再生装置の装置本体を構成する筐体が振動された場合
に、筐体の振動を確実に減衰し、さらに外部から伝達さ
れる振動を減衰することができるので、記録再生部から
出力される音響信号にノイズ成分が重畳されるようなこ
とを防止でき、振動に起因する再生音響の音質の劣化を
確実に防止することができる。
【0020】上述のように構成された脚体1は、図5に
示すように、例えば音響機器としてのディスク記録再生
装置21の装置本体を構成する筐体22の底面部を構成
する底板23に取り付けられる。このとき、脚体1は、
筐体22の底面側の各コーナ部に位置して複数取り付け
られる。筐体22内には、ディスク回転駆動機構や光ピ
ックアップ装置を備えた記録再生部や、記録再生部から
出力される再生信号を音響信号に変換する信号処理回路
が構成されたプリント回路基板等のディスク記録再生装
置を構成する部材が収納されている。
示すように、例えば音響機器としてのディスク記録再生
装置21の装置本体を構成する筐体22の底面部を構成
する底板23に取り付けられる。このとき、脚体1は、
筐体22の底面側の各コーナ部に位置して複数取り付け
られる。筐体22内には、ディスク回転駆動機構や光ピ
ックアップ装置を備えた記録再生部や、記録再生部から
出力される再生信号を音響信号に変換する信号処理回路
が構成されたプリント回路基板等のディスク記録再生装
置を構成する部材が収納されている。
【0021】本発明に係る脚体1が取り付けられる筐体
22の底板23には、図6に示すように、脚体1に設け
た位置決め軸3が係合する係合孔24と、ネジ孔4に螺
合されこの脚体1を底板23に固定する固定ネジ25が
挿通されるネジ挿通孔26が穿設されている。
22の底板23には、図6に示すように、脚体1に設け
た位置決め軸3が係合する係合孔24と、ネジ孔4に螺
合されこの脚体1を底板23に固定する固定ネジ25が
挿通されるネジ挿通孔26が穿設されている。
【0022】脚体1は、図6に示すように、位置決め軸
3を底板23に穿設された係合孔24に係合させ、ネジ
挿通孔26を介して挿通される固定ネジ25がネジ孔4
に螺合されることにより、位置決め軸3に対し偏心した
位置で固定されて筐体22の底板23に取り付けられ
る。なお、位置決め軸3が係合される係合孔24は、基
体2と脚部5が軸受け部8に支持される軸部7を中心に
して相対的に回動変位されるとき、位置決め軸3の回動
変位を許容する大きさに形成されている。
3を底板23に穿設された係合孔24に係合させ、ネジ
挿通孔26を介して挿通される固定ネジ25がネジ孔4
に螺合されることにより、位置決め軸3に対し偏心した
位置で固定されて筐体22の底板23に取り付けられ
る。なお、位置決め軸3が係合される係合孔24は、基
体2と脚部5が軸受け部8に支持される軸部7を中心に
して相対的に回動変位されるとき、位置決め軸3の回動
変位を許容する大きさに形成されている。
【0023】このように、脚体1は、位置決め軸3に対
し偏心した位置が固定されて筐体22の底板23に取り
付けられる。
し偏心した位置が固定されて筐体22の底板23に取り
付けられる。
【0024】底板23に脚体1を取り付けたディスク記
録再生装置21は、脚体1の底面側に設けた弾性部材か
らなる設置部13を介して設置台31上に設置される。
録再生装置21は、脚体1の底面側に設けた弾性部材か
らなる設置部13を介して設置台31上に設置される。
【0025】脚体1を介してディスク記録再生装置21
を設置台31上に設置することにより、設置台31を介
して伝達される振動を脚体1により減衰することができ
るので、装置本体を構成する筐体22の振動を防止する
ことができる。
を設置台31上に設置することにより、設置台31を介
して伝達される振動を脚体1により減衰することができ
るので、装置本体を構成する筐体22の振動を防止する
ことができる。
【0026】また、筐体22に外部から振動が加えら
れ、あるいは筐体22の内部に配置した記録再生部が駆
動することによって発生する振動によって筐体22が振
動されても、これら振動は脚体1によって減衰されるの
で、記録再生部から出力される音響信号にノイズ成分が
重畳されるようなことを防止でき、振動に起因する再生
音響の音質の劣化を確実に防止することができる。
れ、あるいは筐体22の内部に配置した記録再生部が駆
動することによって発生する振動によって筐体22が振
動されても、これら振動は脚体1によって減衰されるの
で、記録再生部から出力される音響信号にノイズ成分が
重畳されるようなことを防止でき、振動に起因する再生
音響の音質の劣化を確実に防止することができる。
【0027】本発明に係る脚体1は、上述したようなデ
ィスク記録再生装置のみならず、音響再生を行う再生部
を備えたディスクプレーヤ、テープレコーダ、ビデオテ
ープレコーダ等の電気機器に適用することにより、ディ
スク記録再生装置に適用した場合と同様の利点を実現す
ることができる。
ィスク記録再生装置のみならず、音響再生を行う再生部
を備えたディスクプレーヤ、テープレコーダ、ビデオテ
ープレコーダ等の電気機器に適用することにより、ディ
スク記録再生装置に適用した場合と同様の利点を実現す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】上述したように本発明に係る脚体は、基
体に設けた支持軸に対し偏心した位置に取付部を設け、
この基体を一点で支持する脚部を設けてなるので、この
脚体が取り付けられた音響機器の装置本体を構成する筐
体が振動された場合に、筐体の振動を確実に減衰し、さ
らに外部から伝達される振動を減衰することができるの
で、再生部から出力される音響信号にノイズ成分が重畳
されるようなことを防止でき、振動に起因する再生音響
の音質の劣化を確実に防止することができる。
体に設けた支持軸に対し偏心した位置に取付部を設け、
この基体を一点で支持する脚部を設けてなるので、この
脚体が取り付けられた音響機器の装置本体を構成する筐
体が振動された場合に、筐体の振動を確実に減衰し、さ
らに外部から伝達される振動を減衰することができるの
で、再生部から出力される音響信号にノイズ成分が重畳
されるようなことを防止でき、振動に起因する再生音響
の音質の劣化を確実に防止することができる。
【0029】さらに、基体と脚部との間に弾性体が配設
されているので、音響機器の装置本体に収納される再生
部から出力される音響信号の低域成分の減衰を防止し、
音響信号を再生したとき、低域成分の量感を向上させる
ことができる。
されているので、音響機器の装置本体に収納される再生
部から出力される音響信号の低域成分の減衰を防止し、
音響信号を再生したとき、低域成分の量感を向上させる
ことができる。
【0030】また、本発明に係る脚体は、音響機器に一
体的に取り付けることができるので、この脚体を取り付
けた音響機器を設置台上の所望の位置に容易に設置する
ことができる。
体的に取り付けることができるので、この脚体を取り付
けた音響機器を設置台上の所望の位置に容易に設置する
ことができる。
【図1】本発明に係る脚体を示す斜視図である。
【図2】上記脚体の音響機器への取付面側を示す平面図
である。
である。
【図3】上記脚体の底面側を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る脚体の断面図である。
【図5】本発明に係る脚体が取り付けられたディスク記
録再生装置を示す概略斜視図である。
録再生装置を示す概略斜視図である。
【図6】ディスク記録再生装置の筐体の底板に脚体を取
り付けた状態を示す断面図である。
り付けた状態を示す断面図である。
1 脚体、 2 基体、 3 位置決め軸、 4 取付
部となるネジ孔、 5脚部、 6 基体に設けた凹部、
7 脚部に設けた軸部、 8 軸受け部、11 取付
板、 12 弾性体、 13 設置部、 21 ディス
ク記録再生装置、 22 筐体、 23 筐体の底板、
24 係合孔、 25 固定ネジ、 26 ネジ挿通
孔。
部となるネジ孔、 5脚部、 6 基体に設けた凹部、
7 脚部に設けた軸部、 8 軸受け部、11 取付
板、 12 弾性体、 13 設置部、 21 ディス
ク記録再生装置、 22 筐体、 23 筐体の底板、
24 係合孔、 25 固定ネジ、 26 ネジ挿通
孔。
Claims (4)
- 【請求項1】 取付面側に位置決め軸を設けるとともに
この位置決め軸に対し偏心した位置に取付部が設けら
れ、上記取付面に対向する他方の面側に凹部が形成さ
れ、この凹部内に軸受け部が形成された基体と、 上記凹部内に形成された軸受け部に支持される軸部が設
けられた脚部と、 上記凹部の底面と上記脚部との間に配設される弾性体と
を有する音響機器用の脚体。 - 【請求項2】 上記脚体は、さらに上記脚部の底面側に
配設される弾性部材からなる設置部を備えてなる請求項
1記載の音響機器用の脚体。 - 【請求項3】 少なくとも音響再生を行う再生部を収納
した筐体と、 上記筐体の底面側に取り付けられる脚体とを備え、 上記脚体は、取付面側に位置決め軸を設けるとともにこ
の位置決め軸に対し偏心した位置に取付部が設けられ、
上記取付面に対向する他方の面側に凹部が形成され、こ
の凹部内に軸受け部が形成された基体と、上記凹部内に
形成された軸受け部に支持される軸部が設けられた脚部
と、上記凹部の底面と上記脚部との間に配設される弾性
体とを有する脚体とを有することを特徴とする音響機
器。 - 【請求項4】 上記脚体は、さらに上記脚部の底面側に
配設される弾性部材からなる設置部を備えてなる請求項
3記載の音響機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286856A JP2000120787A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 音響機器用の脚体及びこの脚体を用いた音響機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286856A JP2000120787A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 音響機器用の脚体及びこの脚体を用いた音響機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120787A true JP2000120787A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17709923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286856A Withdrawn JP2000120787A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 音響機器用の脚体及びこの脚体を用いた音響機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000120787A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020031396A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | ヤマハ株式会社 | 音響機器用支持具および音響機器 |
JP2021106198A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | ティアック株式会社 | 脚部の取り付け構造、および電子機器 |
-
1998
- 1998-10-08 JP JP10286856A patent/JP2000120787A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020031396A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | ヤマハ株式会社 | 音響機器用支持具および音響機器 |
JP7215018B2 (ja) | 2018-08-24 | 2023-01-31 | ヤマハ株式会社 | 音響機器用支持具および音響機器 |
JP2021106198A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | ティアック株式会社 | 脚部の取り付け構造、および電子機器 |
JP7413773B2 (ja) | 2019-12-26 | 2024-01-16 | ティアック株式会社 | 脚部の取り付け構造、および電子機器 |
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