JP2002117667A - 携帯型cd再生装置 - Google Patents

携帯型cd再生装置

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JP2002117667A
JP2002117667A JP2000307868A JP2000307868A JP2002117667A JP 2002117667 A JP2002117667 A JP 2002117667A JP 2000307868 A JP2000307868 A JP 2000307868A JP 2000307868 A JP2000307868 A JP 2000307868A JP 2002117667 A JP2002117667 A JP 2002117667A
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portable
housing
mechanical deck
vibration
player
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JP2000307868A
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Ryota Matsumoto
良太 松本
Tomoyuki Tsuyama
知幸 津山
Kazuyasu Tsunezumi
一靖 恒住
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量で厚みも薄く、振動や衝撃の影響
が少ない携帯型CD再生装置の実現を課題とする。 【解決手段】 筐体本体部1と、筐体蓋部2と、CD
(コンパクトディスク)を搭載して回転駆動させる駆動
部及びこのCDにレーザ光を当て反射光を検出してデー
タを読み取る光ピックアップ部4を搭載するメカデッキ
部3とを具備する携帯型CD再生装置において、メカデ
ッキ部3は筐体本体部1に剛性支持されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型CD(コン
パクトディスク)再生装置に関し、特に小型化、軽量化
を図った携帯型CD再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型CD再生装置は、携帯しながらC
Dを再生して聴取するという目的から、小型・軽量であ
り、かつ、携行中の振動や衝撃などで誤動作を発生しな
い動作の安定性が望まれる。ところで、従来の携帯型C
D再生装置の筐体の本体部はプラスチック成型や金属鋳
造等で形成され、筐体の蓋部はプラスチック成型、金属
鋳造、金属プレスなどによって形成されている。また、
その自重は電池別で200gを超えている場合が多い。
筐体を小型軽量化するためには、筐体の形状を12cm
径のCDサイズより一回り大きい程度の大きさに抑え、
装置の厚みを抑え、かつ装置各部の肉厚をできるかぎり
薄くすることが必要である。しかし、装置各部の肉厚を
薄くすると強度的な問題が生れる。また、サイズを小さ
くすることは、ことに本体部と蓋部とのヒンジ部分など
の機構部の構成が難しくなるという問題がある。
【0003】最近の携帯型CD再生装置では、振動・衝
撃などによる再生の誤動作を防ぐ方法として、CDから
読み取った信号を一旦記憶した上、誤り検出を行って必
要に応じて再読み出しを行い誤りを訂正する電子的な衝
撃対策法が開発され、携行中の振動や衝撃などに対する
動作の安定性が高まっている。しかし、この様な方法を
用いても、所定の範囲以上のデータの音飛びが発生する
と修復は不可能になるという問題は残っている。
【0004】従来の携帯型CD再生装置では、振動・衝
撃に対処するため、CDの回転駆動部を含むメカデッキ
部を筐体に対して弾性支持して振動・衝撃を吸収すると
いう方法を採っている。図6に従来のメカデッキ部のダ
ンパーの形状を示す。ダンパーの高さは5〜7mm程度
であり、広い部分の径は10mm程度である。メカデッ
キ部はこのダンパーの中央に設けられた貫通穴を通るネ
ジによって筐体にネジ止めされ、弾性支持される。この
ようにすると、振動・衝撃は弾性支持部とメカデッキ部
とCDからなる系の固有振動に変換されて吸収される
が、動作中にメカデッキ部が比較的低い固有の周波数で
振動して、CDの端部がたわんで、その可動範囲によっ
ては筐体の蓋部やコンパートメントに接触するという問
題があった。これを避けてCDを保護するために、従来
の携帯型CD再生装置においては、CDの動作中の振動
を逃がすための空間を、CDの上下にそれぞれ2mm程
度設けている。この逃げの空間を設けることは、装置厚
みの低減の妨げとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
携帯型CD再生装置には一層の小型化、軽量化がのぞま
れているが、その径方向の寸法はCDの直径によってほ
ぼ決まってしまい、各部の肉厚も強度面からあまり薄く
できないという問題がある。また、装置の厚みも、メカ
デッキ部を筐体に対して弾性支持する場合にはCDの上
下に空間を設けなければならないために限界があった。
本発明は、比較的簡単な方法でこの問題を解決して、小
型・軽量で厚みも薄く、振動や衝撃の影響の少ない携帯
型CD再生装置の実現を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、筐体と、CDを搭載して回転駆動させる
駆動部とこのCDにレーザ光を当て反射光を検出してデ
ータを読み取る光ピックアップ部とを搭載するメカデッ
キ部とを具備する携帯型CD再生装置において、前記メ
カデッキ部は前記筐体に剛性支持されていることを特徴
とする。これにより、メカデッキ部を弾性支持した場合
に必要であったCDの上下振動による変位を逃がすため
の空間を設ける必要をなくし、装置の薄型化を実現する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、音飛びなどを発生して
再生に影響を与える振動の周波数についての知見に基づ
くものである。従来の考え方は、再生されるCDが搭載
されるメカデッキ部を筐体に対して弾性支持して、比較
的低周波から振動を吸収して、再生動作を安定させると
いうものであった。しかし、発明者らが実際に行った利
用状況でのテスト結果から、再生中に音飛びなどを発生
して影響を与える振動の周波数は比較的高く、1kHz
以上の周波数が主に影響していることが確かめられた。
この様な周波数が問題であるとすると、必ずしもメカデ
ッキ部を筐体に対して弾性支持する必要はなく、防振ク
ッションやダンパーを使って比較的容易に振動を減衰す
ることが可能である。さらに、メカデッキ部を筐体に対
して弾性支持する必要がないとすると、メカデッキ部の
可動範囲を問題としなくてすみ、CDの筐体への接触を
避けるために従来CDの上下に設けていた空間を省略す
ることができ、その分、装置の厚みを薄くすることが可
能になると考えられる。
【0008】以下、本発明にかかる携帯型CD再生装置
を添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0009】図1に、本発明の一実施の形態の携帯型C
D再生装置の外観斜視図を示す。図1において、符号1
は本体部、符号2は蓋部、符号3はメカデッキ部、符号
4は光ピックアップ部、符号5は電池ケース、符号6は
操作スイッチ群、符号7はイヤホーン・リモート制御用
コネクタである。
【0010】CDは光ディスクの反射膜にピットと呼ば
れる小さな凹凸を刻んでデータを記録する。携帯型CD
再生装置はメカデッキ部3のターンテーブルに搭載され
たCDのこの凹凸に光ピックアップ部4からレーザ光を
当てて反射光を検出することでデータを読み取り、読み
取ったデータをアナログ変換して音声信号を再生する。
CDはメカデッキ部3のターンテーブル上に載置され、
スピンドルモータによって回転駆動される。光ピックア
ップ部4の径方向の駆動はリニヤーモータによって行わ
れる。利用者による装置の操作は本体部1の外周上に設
けられた操作スイッチ群6、またはイヤホーン・リモー
ト制御用コネクタに接続される図示しないリモート制御
装置によって実行される。
【0011】本実施の形態ではメカデッキ部3は本体部
1に対して薄型のスペーサを介して取り付けられてい
る。図2に本実施の形態の携帯型CD再生装置のCD面
に平行な面での水平断面図を、図3にメカデッキ部3の
取り付け部を含む垂直断面図を示す。図2、図3におい
て、符号1−1は本体部上部、符号1−2は本体部下
部、符号8はメカデッキ部3の取り付け部(メカデッキ
部取り付け部)、符号9はスペーサ、符号10は止めネ
ジである。
【0012】図4に、スペーサ9の構成図を示す。
(a)は平面図、(b)は断面図である。スペーサ9
は、例えばブチルゴムを材質とする。スペーサ9の中央
に設けられた貫通穴9aを通して本体部上部1−1と本
体部下部1−2とは止めネジ10でネジ止めされる。同
時にスペーサ9の上下のリング状部分9b,9cの間に
メカデッキ部3の支持突起部を挟み、この支持突起部を
本体部上部1−1と本体部下部1−2とで挟持してメカ
デッキ部3を本体部1に固定する(図3を参照)。この
取り付け部8はメカデッキ部3の周囲に3か所設けられ
ている。スペーサ9は筐体に対してメカデッキ部3を絶
縁するインシュレータの役割をも兼ねている。スペーサ
9は先に図6で示した従来のダンパーに比べるとはるか
に薄く、メカデッキ部3はしたがって、本体部1に剛性
支持された形となっている。
【0013】スペーサ9は比較的高い1kHz程度以上
の周波数の振動を吸収することはできるものの、低周波
の振動を吸収する機能は有していない。これによってメ
カデッキ部3は、従来とは異なり比較的低い固有周波数
で振動を起こすことがなくなり、メカデッキ部3の筐体
本体部1に対する可動振幅範囲は従来のものに比して小
さくなる。これによって、従来CDの上下に設けられて
いた空間を省略することができ、その分、装置の厚みを
薄くすることができる。
【0014】以上の説明では、スペーサ9を介してメカ
デッキ部3の支持突起部を挟むことで、メカデッキ部3
への1kHz程度以上の周波数の振動の伝達を減衰させ
ているが、比較的高い周波数の振動を減衰するための振
動減衰手段は必ずしもこの位置に設ける必要はなく、例
えば、本体部上部1−1と本体部下部1−2との間に防
振クッションを設けたり、筐体の構造や材料を工夫した
りすることによって、振動減衰や振動の反共振を図るこ
とも可能である。
【0015】
【実施例】本発明を用いた携帯型CD再生装置の実施例
の諸元を従来例と比較して図5の図表に示す。図5にお
いて、実施例1は筐体の蓋部を樹脂成型と亜鉛ダイキャ
ストの補強材で構成した例であり、実施例2は筐体の蓋
部をマグネシュウム合金で形成した例である。図5から
分かるように、実施例はいずれも従来例に比して小型
化、薄形化、軽量化が実現されている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、筐体と、CDを搭載して回転駆動させる駆動部
とこのCDにレーザ光を当て反射光を検出してデータを
読み取る光ピックアップ部とを搭載するメカデッキ部と
を具備する携帯型CD再生装置において、メカデッキ部
は筐体に剛性支持されていることを特徴とする。これに
より、メカデッキ部が比較的低い固有周波数で振動する
ことがなくなり、メカデッキ部の筐体に対する可動振幅
範囲が小さくなり、従来CDの上下に設けられていた空
間を省略することができ、その分、装置の厚みを薄くす
ることができる。
【0017】本発明の請求項2の発明は、筐体は所定周
波数以上の振動を減衰する振動減衰手段を具備すること
を特徴とする。これにより、振動による音飛びを防止す
ることができ、安定した再生が可能な携帯型CD再生装
置を実現することができる。
【0018】本発明の請求項3の発明は、振動減衰手段
はメカデッキ部と筐体の間に設けられたスペーサである
ことを特徴とする。これにより、スペーサはメカデッキ
部への振動減衰と電気的な絶縁と役割を同時に果たすこ
とができ、振動減衰とともに部品点数の削減と軽量化が
図れる。
【0019】本発明の請求項4の発明は、筐体は複数の
構造部分の集合体であり、振動減衰手段はこれらの構造
部分の間に設けられたスペーサであることを特徴とす
る。これにより、筐体構造部分間で振動の削減が図れ、
部品点数の削減と軽量化が図れる。
【0020】本発明の請求項5の発明は、前記所定周波
数は1kHzであることを特徴とする。これにより、メ
カデッキ部の筐体に対する剛性支持と音飛び防止を同時
に満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型CD再生装置の外観斜視図。
【図2】本発明の携帯型CD再生装置のCD面に平行な
面での水平断面図。
【図3】本発明の携帯型CD再生装置のメカデッキ部取
り付け部を含む垂直断面図。
【図4】本発明の携帯型CD再生装置のスペーサの構成
図。
【図5】本発明の実施例と従来例の諸元を比較した図
表。
【図6】従来のメカデッキ部のダンパー形状を示す図。
【符号の説明】
1…本体部、1−1…本体部上部、1−2…本体部下
部、2…蓋部、3…メカデッキ部、4…光ピックアップ
部、5…電池ケース、6…操作スイッチ群、7…イヤホ
ーン・リモート制御用コネクタ、8…メカデッキ部取り
付け部、9…スペーサ、10…止めネジ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、CD(コンパクトディスク)を
    搭載して回転駆動させる駆動部とこのCDにレーザ光を
    当て反射光を検出してデータを読み取る光ピックアップ
    部とを搭載するメカデッキ部とを具備する携帯型CD再
    生装置において、 前記メカデッキ部は前記筐体に剛性支持されていること
    を特徴とする携帯型CD再生装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体は所定周波数以上の振動を減衰
    する振動減衰手段を具備することを特徴とする請求項1
    に記載の携帯型CD再生装置。
  3. 【請求項3】 前記振動減衰手段は前記メカデッキ部と
    前記筐体の間に設けられたスペーサであることを特徴と
    する請求項2に記載の携帯型CD再生装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体は複数の構造部分の集合体であ
    り、前記振動減衰手段はこれらの構造部分の間に設けら
    れたスペーサであることを特徴とする請求項2に記載の
    携帯型CD再生装置。
  5. 【請求項5】 前記所定周波数は1kHzであることを
    特徴とする請求項2に記載の携帯型CD再生装置。
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