JP2005259327A - 情報記録再生装置およびそれに用いる光記録・再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置およびそれに用いる光記録・再生装置 Download PDF

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Eisaku Sakota
栄作 迫田
Masafumi Omura
雅史 尾村
Masasue Matsuoka
正季 松岡
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Abstract

【課題】安価な手段で偏重心ディスク等の回転による振動の影響を受けない光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光記録再生装置の振動とフレーム脚の固有振動数と一致し、共振しないよう、フレーム脚の剛性を上げることにより、光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置全体が振動しないようにできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、DVD(デジタル多用途ディスク)に映像音声信号などの各種情報信号を記録再生可能な記録型DVD(以下、DVDレコーダーと記す)等に用いて有効な情報記録再生装置およびそれを用いた光記録・再生装置に関するものである。
近年、DVD(デジタル多用途ディスク)に映像音声を記録再生する機器が増えてきており、従前から大幅に普及していたアナログ式ビデオテープレコーダーに代わって、記録再生装置のトレンドとなりつつある。そのような中、使用者が今までビデオテープに記録してきた映像音声を、DVDなどの光学式ディスクにダビングするニーズが高まっている。それを容易に達成するためにディスクとビデオテープとを同一筐体内に装填可能な製品が出てきている。本発明はこのような製品に係るものである。
従来の光記録・再生装置は、スピンドルモータから外装フレームまでの構成に粘弾性材が2ヶ所に入っている構成を有している。以下に従来の光記録・再生装置について、特許文献1である特開平10−208462号公報に基づいて説明する。
図9は従来の光記録・再生とアナログ磁気記録・再生の融合装置の上面図、図10は図9のP矢視図で外装フレーム1のみ断面にした側面図、図11は図10の光記録・再生ドライブユニット4の上面詳細図、図12は、図11のW−W断面図を示したものである。
図9〜12を説明すると、8はディスク(図示せず)を保持するターンテーブル、14はターンテーブルを高速回転させディスクを回転させるスピンドルモータ、9はディスクに映像音声信号などの各種情報信号を記録・再生するためのレーザー発光装置、10はレーザー発光装置9をディスクの内外周(半径方向)に動かすモータ、11はターンテーブル8とスピンドルモータ14とレーザー発光装置9とモータ10を固定するシャーシ、6,7は偏重心ディスク等が回転するときに発生する加速度をキャンセルする粘弾性材A,粘弾性材B、12は粘弾性材A6に取り付けられている動吸振材、13はシャーシ11を粘弾性材B7を介して保持固定するフレームである。
従来の光記録・再生ドライブユニット4を外装フレームアングル5で保持固定、1は外装フレーム、2は磁気記録再生ユニットである。
以上のように構成された従来の光記録・再生とアナログ磁気記録・再生の融合装置について、以下にその動作について説明する。
ディスクをターンテーブル8で固定し、固定されたディスクをスピンドルモータ14で回転させ、その回転しているディスクにレーザー発光装置9により記録または再生するレーザーを照射する。このとき、偏重心ディスク等の回転により発生する振動を、動吸振材12と粘弾性材A6と粘弾性材B7で減衰をさせる。
特開平10−208462号公報 特開平10−233086号公報 特開2002−208269号公報
しかしながら上記の従来の構成では、図7に示すように、偏重心ディスク等が回転した時に発生する振動が、光記録・再生ドライブユニット4の中で吸収しきれず、外装フレームアングル5,外装フレーム1等の他の部品と共振し、異音が発生していた。
また、その振動が磁気記録再生ユニット2に伝わってユニット2を振動させ、アナログ磁気記録・再生装置出力の画像にジッタなどのノイズが生じてしまうという悪影響を及ぼしていた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付けることにより光記録・再生ドライブユニットの中で吸収しきれない振動を外装フレーム,その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、共振音の発生がなく、アナログ磁気記録・再生装置出力映像への影響がない光記録・再生装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の情報記録再生装置は、内部にメカニズムを有し前記メカニズムから発生する振動を吸収する第1の振動吸収手段を備えた第1の記録再生装置と、第2の記録再生装置とを同一筐体内に配した情報記録再生装置であって、前記第1の記録再生装置をフレームに支持固定する支持部材と、前記支持部材と前記第2の記録再生装置とを固定したフレームと、前記支持部材と前記第1の記録再生装置との間に配された第2の振動吸収手段とを備えたものである。
また、この目的を達成するために本発明の光記録・再生装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ディスクを固定するターンテーブルと、前記ディスクに記録・再生するためのレーザー発光装置と、前記レーザー発光装置を前記ディスクの内外周に動かすモータと、前記スピンドルモータと前記レーザー発光装置と前記モータが取り付けられているシャーシと、前記シャーシに粘弾性材Aを介して取り付けられている動吸振材で構成された光記録・再生媒体アセンブリと、前記光記録・再生媒体アセンブリを粘弾性材Bを介してフレームに取り付ける構成からなる光記録・再生ドライブユニットと、前記光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材Cを介して外装フレームアングルに取り付ける構成からなり、前記スピンドルモータから外装フレームアングルまでの構成に粘弾性材A,B,Cの3ヶ所入れるという構成を有している。
この構成によって、光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付けることにより光記録・再生ドライブユニットのなかで吸収しきれない振動を外装フレーム,その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、共振音の発生がなく、アナログ磁気記録・再生装置出力映像への影響がない光記録・再生装置が得られる。
以上のように本発明は、第2の記録再生装置である光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付けることにより光記録・再生ドライブユニットの中で吸収しきれない振動を外装フレーム,その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、共振音の発生を低減または解消することができる。
さらに、第2の記録再生装置である光記録・再生ドライブユニットから、第1の記録再生装置であるアナログ磁気記録・再生装置に対して振動の伝達を低減あるいは解消することができ、第1の記録再生装置であるアナログ磁気記録・再生装置における出力映像・音声への悪影響がないという優れた効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、内部にメカニズムを有し前記メカニズムから発生する振動を吸収する第1の振動吸収手段を備えた第1の記録再生装置と、第2の記録再生装置とを同一筐体内に配した情報記録再生装置であって、前記第1の記録再生装置をフレームに支持固定する支持部材と、前記支持部材と前記第2の記録再生装置とを固定したフレームと、前記支持部材と前記第1の記録再生装置との間に配された第2の振動吸収手段とを備えたものであり、これにより、光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付けることにより光記録・再生ドライブユニットのなかで吸収しきれない振動を外装フレーム,その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、共振音の発生がなく、アナログ磁気記録・再生装置出力映像への影響がない優れた効果が得られる。
また、請求項2〜4に記載の発明は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ディスクを固定するターンテーブルと、前記ディスクに記録・再生するためのレーザー発光装置と、前記レーザー発光装置を前記ディスクの内外周に動かすモータと、前記スピンドルモータと前記レーザー発光装置と前記モータが取り付けられているシャーシと、前記シャーシに粘弾性材Aを介して取り付けられている動吸振材で構成された光記録・再生媒体アセンブリと、前記光記録・再生媒体アセンブリを粘弾性材Bを介してフレームに取り付ける構成からなる光記録・再生ドライブユニットと、前記光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材Cを介して外装フレームアングルに取り付ける構成からなり、前記スピンドルモータから外装フレームアングルまでの構成に粘弾性材A,B,Cの3ヶ所入れるという構成としたものであり、光記録・再生ドライブユニットを粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付けることにより光記録・再生ドライブユニットのなかで吸収しきれない振動を外装フレーム,その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、共振音の発生がなく、アナログ磁気記録・再生装置出力映像への影響がないという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における光記録・再生とアナログ磁気記録・再生の融合装置の上面図、図2は図1のZ矢視図で外装フレームのみ断面にした側面図、図3は図1のY−Y断面図、図4は図2の光記録・再生ドライブユニットの上面詳細図、図5は図4のX−X断面図を示したものである。
図において、38はディスク(図示せず)を保持するターンテーブル、44はターンテーブル38を高速回転させディスクを回転させるスピンドルモータ、39はディスクに映像音声信号などの各種情報信号を記録・再生するためのレーザー発光装置で、特に詳細説明は省略するがレーザー光を照射するレーザーダイオードと、受光手段である光ピックアップなどもこの装置に含まれている。40はレーザー発光装置39をディスクの半径方向(内外周)に動かすモータ、41はターンテーブル38とスピンドルモータ44とレーザー発光装置39とモータ40を固定するシャーシである。
36及び37は偏重心ディスク等が回転するときに発生する加速度によって発生する振動をキャンセルする第1の振動吸収手段である粘弾性材A及び粘弾性材Bで、粘弾性材A36は、図5に示すようにその胴部が動吸振材42に固定され、その下端がシャーシ41に固定されている。また、本実施の形態では略円筒形状を成しており、図4に示すように動吸振材42における対向する縁部に3カ所配されている。なお、この形状や個数や設置箇所については本実施の形態に限定されるものではない。
粘弾性材B37は、図5に示すようにその胴部がシャーシ41に固定され、その下端が
フレーム43に固定されている。また、本実施の形態では略円筒形状でかつ中央に貫通孔を有した形状を成しており、図4に示すようにシャーシ41における対向する縁部に3カ所配されている。また、図4に示すように動吸振材42における粘弾性材B37が設けられた部位は、粘弾性材B37と接触しないように切り欠きが設けられている。なお、この形状や個数や設置箇所や切り欠き有無については本実施の形態に限定されるものではない。
42は粘弾性材A36に取り付けられている動吸振材で、その略中央にはターンテーブル38やレーザー発光装置39が目視可能なように開口が設けられている。また動吸振材42は板金などの金属より構成されている。また、動吸振材42における粘弾性材B37の近傍には、粘弾性材B37に接触しないように、切り欠きが設けられている。動吸振材42は自らが振動し、他の部品へ振動を伝えないように設けられたものである。
43はシャーシ41を粘弾性材B37を介してビスにより保持固定されるフレームで、図4に示すように略四角形を成しており、その各角部には外装フレームアングル35にビスにより固定するための固定部がそれぞれ設けられている。
34は上記構成よりなる第1の記録再生装置である光記録・再生ドライブユニットである。
33は光記録・再生ドライブユニット34の振動を減衰させる第2の振動吸収手段である粘弾性材Cで、粘弾性材C33は、図3に示すようにその胴部が光記録再生ドライブユニット34のフレーム43が固定され、その下端が外装フレームアングル35の上部に固定されている。また、本実施の形態では略円筒形状でかつ中央に貫通孔を有した形状を成しており、図1に示すように光記録再生ドライブユニット34の端部4カ所に配されている。なお、この形状や個数や設置箇所については本実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態において、粘弾性材A36と粘弾性材B37と粘弾性材C33の硬度の関係は、実際のVTR一体型DVDレコーダーに実施した状態で硬度の最適値を実験により求めた結果、それぞれの硬度をA/B/Cとした時、A>B>Cの関係が成り立つように設定すればよいことがわかった。なお、本実施の形態では上記関係にしたが、これに必ずしも限定されるものではなく、搭載するドライブやメカニズムによって、C<A<Bや、C<B=Aや、逆にCが最大になるように設定してもよい。
また、粘弾性材A36と粘弾性材B37と粘弾性材C33の材料としては、一般的な弾性材料であるゴムが用いられ、本実施の形態ではシリコン系ゴムを用いた。また、粘弾性材A36と粘弾性材B37と粘弾性材C33に用いる材料は必ずしも同じ材料を用いる必要はなく、粘弾性材A36と粘弾性材B37はシリコン系ゴム、粘弾性材C33はスチレン系ゴムを用いるなど、用いる材料を異ならせてもよい。
さらに、粘弾性材A36と粘弾性材B37と粘弾性材C33の位置関係は、粘弾性材A36及び粘弾性材B37の取り付けピッチ円より、粘弾性材C33の取り付けピッチ円が大きい。
35は光記録・再生ドライブユニット34を粘弾性材C33を介して保持固定している外装フレームアングルで、本実施の形態では図示のように矩形状に構成している。外装フレームアングル35の他端は外装フレーム31にビスなどで固定され、一端は光記録再生ドライブユニット34にビスなどで固定されている。31は外装フレームアングル35を保持固定している外装フレーム、32はアナログ記録再生可能なビデオテープに対して映
像音声信号などの各種情報信号を記録再生可能な第2の記録再生手段である磁気記録再生ユニットで、本実施の形態ではアナログ式のビデオテープレコーダーを想定しており、テープカセットを移動案内させる機構、テープをカセットから引き出し/収納するローディング機構、テープに対して信号の記録再生を行う回転ヘッドシリンダなどから構成される。外装フレーム31の内部に、光記録再生ドライブユニット34と磁気記録再生ユニット32とを配している。
なお、本実施の形態では、第2の記録再生装置としての磁気記録再生ユニット2と、第1の記録再生装置としての光記録再生ドライブユニット4とが同一筐体内に収められた機器に関して説明をしているが、これらのユニットに限定されるものではなく、光記録再生ドライブユニットが2基搭載されたものに利用しても有効である。また、一方がハードディスクドライブ(HDD)である機器に利用しても有効である。さらに、アナログ磁気記録再生メカシャーシは、アナログ式のビデオテープレコーダーを想定したものであるが、デジタル式のVTRでもよい。
以上のように構成された本実施の形態について、以下にその動作について説明する。
まず、光記録再生ドライブユニット34においては、ディスクをターンテーブル38に装着し、スピンドルモータ44でターンテーブル38を回転させることで、ディスクを回転させることができる。その回転しているディスクに対して、レーザー発光装置39によりレーザー光を照射することで、映像音声信号などの各種情報信号をディスクに対して記録再生することができる。
一方、磁気記録再生ユニット32においては、アナログ記録が可能なビデオテープカセットを装填し、カセットから記録媒体(テープ)を引き出し、磁気ヘッドが搭載された回転シリンダに巻き付けることで、テープに対して映像音声信号などの各種情報信号の記録再生が可能となる。
本実施の形態では、これらの光記録再生ドライブユニット34と磁気記録再生ユニット32とを、一つの筐体である外装フレーム31に内包し、各々ユニットで独立して信号の記録再生を行ったり、各ユニット間で信号の授受(移動やダビング)を行ったりすることができる。
次に、偏重心ディスクなどを光記録再生ドライブユニット34で回転させた時の動作について説明する。
偏重心ディスクとは、重心がディスク中央ではなく、偏心した位置にあるディスクのことである。例えば、表裏張り合わせよりなるディスクにおいて、張り合わせの位置精度が悪く、ディスクの半径方向に位置がずれた状態のディスクのことであり、このようなディスクをターンテーブルに装着して高速回転させた場合に、ドライブにおいて不要な振動が発生する。
上記のような偏重心ディスク等をターンテーブル38に装着し、スピンドルモータ44でターンテーブル38を回転させると、正常なディスクを回転させた時に発生する振動以外に、不要な振動がターンテーブル38に発生する。ターンテーブル38に発生した振動は、スピンドルモータ44を介してシャーシ41に伝達される。シャーシ41に伝達された振動は、動吸振材42と粘弾性材A36と粘弾性材B37に伝えられ、振動が減衰される。ここまでは前述の従来技術に相当する動作である。本実施の形態は、動吸振材42と粘弾性材A36と粘弾性材B37で減衰しきれない振動を軽減あるいは解消させるものである。
前述の構成で減衰できずに残ってしまった振動は、粘弾性材B37を介してフレーム43に伝達され、光記録再生ドライブユニット34全体が振動することとなる。光記録再生ドライブユニット34は外装フレーム31に対して外装フレームアングル35を介して固定されており、本実施の形態では、光記録再生ドライブユニット34と外装フレームアングル35との間に粘弾性材C33を配している。このように粘弾性材C33を設けることにより、光記録再生ドライブユニット34に発生した振動を吸収している。よって、外装フレームアングル35へ振動が伝達するのを防ぐことができ、外装フレーム31,磁気記録再生ユニット32、その他の部品に振動を伝えないようにできている。
以上のように本実施の形態によれば、光記録・再生ドライブユニット34を粘弾性材C33を介して外装フレームアングル35に取り付けることにより、光記録・再生ドライブユニット34の中で吸収しきれない振動を、外装フレーム31、外装フレームアングル35,磁気記録再生ユニット32、その他の部品に伝えることなく減衰させることができるため、従来外装フレームアングル35周辺で発生していた共振音の発生を、低減あるいは解消することができる。
また、アナログ磁気記録・再生装置出力映像へ振動による悪影響がないため、従来のようなアナログ磁気記録再生装置における、ジッタノイズなどによる画質・音質低下を低減あるいは解消することができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態における光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置の上面図、図7は図6のZ矢視図、図8は下面図を示したものである。図6,7,8を説明すると、従来の光記録再生ドライブユニット14を外装フレームアングル15で保持固定、11は外装フレーム、12はアナログ磁気記録再生メカシャーシユニット、16A,16Bはデッキ全体を支えているフレーム脚である。
本実施の形態では図8に示すように2種類の材質で4箇所のフレーム脚にて構成され、そのうち前2箇所16Aのフレーム脚は、1脚当たりの面積を250mm2である。なお、この形状や個数については本実施の形態に限定されるものではない。
また、フレーム脚の後ろ2箇所16Bの材質は、設置面に対し滑り防止としてゴム系の材料を使用、前2箇所16Aは、ゴム系より温度の影響を受けにくい樹脂材料のPPSを使用した。なお、この材質や個数については本実施の形態に限定されるものではない。
さらに、光記録再生ドライブユニット14のスピンドルモータの回転により発生する振動に対して光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置のフレーム脚の固有振動数は大きくする。
なお、本実施の形態では、アナログ磁気記録再生装置としてのアナログ磁気記録再生メカシャーシユニット12と、光記録再生装置としての光記録再生ドライブユニット14とが同一筐体内に収められた機器に関して説明をしているが、これらのユニットに限定されるものではなく、光記録再生ドライブユニット14が2基搭載されたものに利用しても有効である。また、一方がハードディスクドライブ(HDD)である機器に利用しても有効である。さらに、アナログ磁気記録再生メカシャーシ12は、アナログ式のビデオテープレコーダーを想定したものであるが、デジタル式のVTRでもよい。
以上のように構成された本実施の形態について、以下にその動作について説明する。
ディスクをターンテーブルに装着し、スピンドルモータでターンテーブルを回転させることで、ディスクを回転させることができる。その回転しているディスクに対して、レーザー発光装置によりレーザー光を照射することで、映像音声信号などの各種情報信号をディスクに対して記録再生することができる。
一方、アナログ磁気記録再生メカシャーシユニット12においては、アナログ記録が可能なビデオテープカセットを装填し、カセットから記録媒体(テープ)を引き出し、磁気ヘッドが搭載された回転シリンダに巻き付けることで、テープに対して映像音声信号などの各種情報信号の記録再生が可能となる。
次に、偏重心ディスクなどを光記録再生ドライブユニット14で回転させた時の動作について説明する。
偏重心ディスクとは、その重心がディスク中央ではなく、偏心した位置にあるディスクのことである。例えば表裏張り合わせよりなるディスクにおいて、張り合わせの位置精度が悪く、ディスクの半径方向に位置がずれた状態のディスクのことであり、このようなディスクをターンテーブルに装着して高速回転させた場合に、不要な振動が発生する。
上記のような偏重心ディスク等をターンテーブルに装着し、スピンドルモータでターンテーブルを回転させると、正常なディスクを回転させた時に発生する振動以外に、不要な振動がターンテーブルに発生する。ターンテーブルに発生した振動は、光記録再生ドライブユニット14を介して光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置全体を振動させる。ここまでは前述の従来技術に相当する動作である。本実施の形態は、光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置全体の振動とフレーム脚が共振し振動が増幅されないようにスピンドルモータの回転により発生する振動に対して、フレーム前脚2箇所をPPSにし、フレーム脚の固有振動数を大きくすることで、光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置全体の振動がフレーム脚により増幅されないようにできる。
また、アナログ磁気記録再生装置出力映像へ振動による悪影響がないため、従来のようなアナログ磁気記録再生装置における、ジッタノイズなどによる画質・音質低下を低減あるいは解消することができる。
本発明にかかる情報記録再生装置およびそれを用いた光記録・再生装置は、DVDレコーダー等のディスクメディアを使用する機器として有用であり、特に安価な手段で偏重心ディスク等の回転による振動を抑制するのに適している。
また、本実施の形態は磁気記録再生ユニットと光記録再生ドライブユニットとが同一筐体内に収められた機器に関して説明をしているが、これらのユニットに限定されるものではなく、光記録再生ドライブユニットが2基搭載されたものに利用しても有効である。
また、一方が光記録再生ドライブユニットで、他方がハードディスクドライブユニット(HDD)である機器に利用しても有効である。
さらに、アナログ磁気記録再生メカシャーシは、アナログ式のビデオテープレコーダーを想定したものであるが、デジタル式のVTRでもよい。
また、光記録再生ドライブユニットはDVDに限ることなく、円盤状記録媒体であるディスクによる信号の記録再生を行うものであればよい。
また、本実施の形態は2つのユニットを1つの筐体に内包した構成で説明しているが、3つ以上のユニットを搭載するものにも利用できる。
本発明の実施の形態における情報記録再生装置の上面図 同実施の形態における図1のZ矢視図 同実施の形態における図1のY−Y断面図 同実施の形態における図2の光記録・再生ドライブユニットの上面詳細図 同実施の形態における図4のX−X断面図 本発明の実施の形態2における情報記録再生装置の上面図 同実施の形態における断面図 同実施の形態における底面図 従来の情報記録再生装置の上面図 同実施の形態における図6のP矢視図 同実施の形態における図7の光記録・再生ドライブユニットの上面詳細図 同実施の形態における図8のW−W断面図
符号の説明
16A フレーム前脚
16B フレーム後ろ脚
31 外装フレーム
32 磁気記録再生ユニット
33 粘弾性材C
34 光記録・再生ドライブユニット
35 外装フレームアングル
36 粘弾性材A
37 粘弾性材B
38 ターンテーブル
39 レーザー発光装置
40 モータ
41 シャーシ
42 動吸振材
43 フレーム
44 スピンドルモータ

Claims (6)

  1. 内部にメカニズムを有し前記メカニズムから発生する振動を吸収する第1の振動吸収手段を備えた第1の記録再生装置と、第2の記録再生装置とを同一筐体内に配した情報記録再生装置であって、前記第1の記録再生装置をフレームに支持固定する支持部材と、前記支持部材と前記第2の記録再生装置とを固定したフレームと、前記支持部材と前記第1の記録再生装置との間に配された第2の振動吸収手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ディスクを固定するターンテーブルと、前記ディスクに記録・再生するためのレーザー発光装置と、前記レーザー発光装置を前記ディスクの内外周に動かすモータと、前記スピンドルモータと前記レーザー発光装置と前記モータが取り付けられているシャーシと、前記シャーシに第1の粘弾性材を介して取り付けられている動吸振材で構成された光記録・再生媒体アセンブリと、前記光記録・再生媒体アセンブリを第2の粘弾性材を介してフレームに取り付ける構成からなる光記録・再生ドライブユニットと、前記光記録・再生ドライブユニットを第3の粘弾性材を介して外装フレームアングルに取り付ける構成からなり、前記スピンドルモータから外装フレームアングルまでの構成に前記第1〜第3の粘弾性材を設けたことを特徴とする光記録・再生装置。
  3. 光記録・再生ドライブユニットを外装フレームアングルに少なくとも2ヶ所且つ第3の粘弾性材を介して取り付けることを特徴とする請求項2記載の光記録・再生装置。
  4. 粘弾性材の位置関係は、第1および第2の粘弾性材の取り付けピッチ円より第3の粘弾性材の取り付けピッチ円が大きいことを特徴とする請求項2記載の光記録・再生装置。
  5. 内部にメカニズムを有し前記メカニズムから発生する振動を吸収する振動吸収手段を備えた光記録再生装置と、アナログ磁気記録再生装置とを同一筐体内に配した光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置であって、前記光記録再生装置に固定されたアングルと、前記アングルと前記アナログ磁気記録再生装置とを固定したフレームと、前記フレーム下部に取り付けられているフレーム前脚2箇所以上,フレーム後ろ脚2箇所以上からなり、前記フレーム前脚の少なくとも2個と前記フレーム後ろ脚の少なくとも2個は、異なった材質で且つ大きさの異なった形状で構成され、大きい方のフレーム脚の1脚当たり250mm2以上の面積で、且つ樹脂,金属,セラミック等の硬質フレーム脚を有していることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 光記録再生ドライブユニットのスピンドルモータの回転により発生する振動に対して光記録再生とアナログ磁気記録再生の融合装置のフレーム脚の固有振動数を大きくすることを特徴とする請求項5記載の情報記録再生装置。
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JP (1) JP2005259327A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213720A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sony Corp 光ディスク装置及びその制御方法

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JP2007213720A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sony Corp 光ディスク装置及びその制御方法

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