JP2000231024A - プラスチック光ファイバ用鞘材、プラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブル - Google Patents

プラスチック光ファイバ用鞘材、プラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブル

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JP2000231024A
JP2000231024A JP11033517A JP3351799A JP2000231024A JP 2000231024 A JP2000231024 A JP 2000231024A JP 11033517 A JP11033517 A JP 11033517A JP 3351799 A JP3351799 A JP 3351799A JP 2000231024 A JP2000231024 A JP 2000231024A
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methacrylate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い透明性と強度を有し、かつ屈折率が低
く、高開口数のプラスチック光ファイバを得ることが可
能なプラスチック光ファイバ用鞘材、伝送特性、機械的
特性に優れたプラスチック光ファイバ及びプラスチック
光ファイバケーブルを提供する。 【解決手段】 メタクリル酸2−(パーフルオロオクチ
ル)エチル49〜51重量%、メタクリル酸2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル29〜31重量
%、メタクリル酸メチル17〜19重量%及び他の共重
合可能なモノマー0〜5重量%からなる共重合成分を共
重合させてなり、屈折率が1.405以下であるプラス
チック光ファイバ用鞘材、これを用いたプラスチック光
ファイバ及びプラスチック光ファイバケーブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性が高く、か
つ耐屈曲性の良好なプラスチック光ファイバ用鞘材、光
伝送用に用いるプラスチック光ファイバ及びプラスチッ
ク光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック光ファイバは、安価、軽
量、柔軟性、大口径という特長を生かして、照明用途、
FA、通信分野などで実用化されている。中でも、芯材
がポリメタクリル酸メチル(PMMA)系のものは、短
距離の光通信用として使用されつつある。芯鞘構造を有
するプラスチック光ファイバにおいては、このPMMA
系の芯材の特性を活かす鞘材の選択が重要である。
【0003】このプラスチック光ファイバに使用される
鞘材に関しては、従来から様々な検討がなされてきてい
る。従来、一般的に用いられてきた鞘材としては、フッ
化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体
(フッ化ビニリデン系共重合体)が知られている。特
に、屈折率が1.405以下である前記フッ化ビニリデ
ン系共重合体を鞘材として用いたプラスチック光ファイ
バは、高開口数とすることが可能であり、非常に多くの
光を取り込めるものであった。しかしながら、フッ化ビ
ニリデン系共重合体からなる鞘材は、透明性が悪く、こ
れを用いたプラスチック光ファイバの伝送特性は十分な
ものではなかった。
【0004】この問題を解決するために、短鎖のフルオ
ロアルキルメタクリレートの共重合体からなる鞘材が提
案されている。しかしながら、この鞘材は、良好な透明
性を有しているものの、強度が不足しており、また、フ
ッ化ビニリデン系共重合体よりも屈折率が高いため、フ
ッ化ビニリデン系共重合体からなる鞘材を用いた場合と
同程度の高開口数のプラスチック光ファイバを製造する
ことができなかった。
【0005】強度不足の改善を目的として、長鎖フルオ
ロアルキルメタクリレートと短鎖フルオロアルキルメタ
クリレートとの共重合体からなる鞘材が提案されてい
る。例えば、特公平7−11604号公報には、(イ)
CH2=C(CH3)−COO(CH22(CF27CF
3 で表される長鎖フルオロアルキルメタクリレート(メ
タクリル酸2−(パーフルオロオクチル)エチル)30
〜60重量%、(ロ)CH2=C(CH3)−COOCH
2(CF2mX (式中Xは水素原子又はフッ素原子、m
は1〜4の整数を示す)で表される短鎖フルオロアルキ
ルメタクリレート20〜50重量%及び(ハ)メタクリ
ル酸メチル20〜50重量%とからなる共重合体よりな
る、芯材がPMMA系の光ファイバの鞘用ポリマーが開
示されている。
【0006】また、特公平7−11605号公報には、
(イ)CH2=C(CH3)−COO(CH22(C
27CF3 で表される長鎖フルオロアルキルメタクリ
レート40〜70重量%、(ロ)CH2=C(CH3)−
COOCH2(CF2mX (式中Xは水素原子又はフッ
素原子、mは1〜4の整数を示す)で表される短鎖フル
オロアルキルメタクリレート20〜50重量%及び
(ハ)メタクリル酸メチル5重量%以上20重量%未満
との共重合体よりなる、芯材がPMMA系の光ファイバ
の鞘用ポリマーが開示されている。また、特開平1−7
6003号公報には、(イ)CH2=C(CH3)−CO
O(CH22(CF2nCF3 (式中nは5〜11の整
数を示す)で表される長鎖フルオロアルキルメタクリレ
ート10〜50重量%、(ロ)CH2=C(CH3)−C
OOCH2(CF2mX (式中Xは水素原子又はフッ素
原子、mは1〜4の整数を示す)で表される短鎖フルオ
ロアルキルメタクリレート20〜90重量%及び(ハ)
他の共重合可能なモノマー0〜50重量%の共重合体か
ら実質的になり、230℃で荷重5kgfの条件で直径
2mm、長さ8mmのノズルから10分間に吐出される
重合体量を示すメルトフローインデックス値が30g/
10分以下である光ファイバ鞘材が開示されている。
【0007】また、特開平1−105205号公報に
は、(イ)CH2=C(CH3)−COO(CH22(C
2nCF3 (式中nは5〜11の整数を示す)で表さ
れる長鎖フルオロアルキルメタクリレート10〜90重
量%、(ロ)CH2=C(CH3)−COOCH2(C
2mX (式中Xは水素原子又はフッ素原子、mは1
〜4の整数を示す)で表される短鎖フルオロアルキルメ
タクリレート5〜90重量%及び(ハ)他の共重合可能
なモノマー0〜50重量%の共重合体から実質的になる
鞘材を用いた巻付け回復率の良好なプラスチック光ファ
イバが開示されている。また、特開平1−223104
号公報には、(イ)CH2=C(CH3)−COO(CH
22(CF2nCF3 (式中nは5〜11の整数を示
す)で表される長鎖フルオロアルキルメタクリレート1
0〜80重量%、(ロ)CH2=C(CH3)−COOC
2(CF2mX (式中Xは水素原子又はフッ素原子、
mは1〜4の整数を示す)で表される短鎖フルオロアル
キルメタクリレート10〜90重量%、(ハ)フッ化ア
ルキル基を有するα−フルオロアクリレート0.5〜5
0重量%及び(ニ)メタクリル酸を代表とする親水性モ
ノマー0.05〜10重量%の共重合体から実質的にな
る鞘材が開示されている。
【0008】また、特開平3−62809号公報には、
(イ)CH2=C(CH3)−COO(CH22(C
2nCF3 (式中nは5〜11の整数を示す)で表さ
れる長鎖フルオロアルキルメタクリレート10〜70重
量%、(ロ)CH2=C(CH3)−COOCH2(C
2mX (式中Xは水素原子又はフッ素原子、mは1
〜4の整数を示す)で表される短鎖フルオロアルキルメ
タクリレート10〜90重量%、(ハ)他の共重合可能
なモノマー0〜50重量%とからなる共重合体であり、
短鎖フルオロアルキルメタクリレートとして、CH2
C(CH3)−COOCH2(CF24Hで示されるモノ
マーを5〜80重量%含む鞘用ポリマーが開示されてい
る。また、特開平4−51206号公報には、(イ)C
2=C(CH3)−COO(CH22(CF2nCF3
(式中nは5〜11の整数を示す)で表される長鎖フル
オロアルキルメタクリレート10〜70重量%、(ロ)
CH2=C(CH3)−COOCH2(CF2mX (式中
Xは水素原子又はフッ素原子、mは1〜4の整数を示
す)で表される短鎖フルオロアルキルメタクリレート2
0〜90重量%及び(ハ)他の共重合可能なモノマー0
〜50重量%の共重合体から実質的になる鞘材を用い、
さらにその外周に保護層を設けた巻付け回復率の良好な
プラスチック光ファイバが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら長鎖フルオロア
ルキルメタクリレートと短鎖フルオロアルキルメタクリ
レートとの共重合体からなる鞘材は、従来の短鎖のみの
フルオロアルキルメタクリレートからなる鞘材の強度不
足の改善にはある程度の効果があるものの、いまだ満足
のいくものではなかった。また、このような鞘材は、一
般的に用いられていたフッ化ビニリデン系共重合体から
なる鞘材に比べ、屈折率が大きく、フッ化ビニリデン系
共重合体の鞘材を用いた場合と同程度の高開口数のプラ
スチック光ファイバを得ることはできなかった。
【0010】よって、本発明の課題は、高い透明性と十
分な強度を有し、かつ屈折率が低く、高開口数のプラス
チック光ファイバを得ることが可能なプラスチック光フ
ァイバ用鞘材、伝送特性、機械的特性(耐屈曲性)に優
れたプラスチック光ファイバ及びプラスチック光ファイ
バケーブルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決することを目的として、鋭意努力した結
果、短鎖フルオロアルキルメタクリレートとしてメタク
リル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを
用い、長鎖フルオロアルキルメタクリレートとしてメタ
クリル酸2−(パーフルオロオクチル)エチルを用い、
これらフルオロアルキルメタクリレートとメタクリル酸
メチルとを特定の組成比で共重合さることによって、高
い透明性と十分な強度を併せ持った上に、フッ化ビニリ
デン系共重合体の鞘材を用いた場合と同程度の高開口数
のプラスチック光ファイバを製造可能とする低屈折率、
具体的には1.405以下の屈折率を有するプラスチッ
ク光ファイバ用鞘材に好適なフルオロアルキルメタクリ
レート系共重合体が得られることを見いだし、本発明に
到達した。
【0012】すなわち、本発明のプラスチック光ファイ
バ用鞘材は、メタクリル酸2−(パーフルオロオクチ
ル)エチル49〜51重量%、メタクリル酸2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル29〜31重量
%、メタクリル酸メチル17〜19重量%及び他の共重
合可能なモノマー0〜5重量%からなる共重合成分を共
重合させてなり、屈折率が1.405以下であることを
特徴とする。また、前記共重合成分には、他の共重合可
能なモノマーとして、メタクリル酸が1〜3重量%含ま
れていることが好ましい。また、本発明のプラスチック
光ファイバ用鞘材は、230℃、荷重5kgの条件下
で、直径2mm、長さ8mmのノズルから10分間に吐
出される重合体量を示すメルトフローインデックス値
が、20〜50g/10分であることが好ましい。
【0013】また、本発明のプラスチック光ファイバ
は、前記プラスチック光ファイバ用鞘材を鞘材として用
い、メタクリル酸メチルを主成分とする(共)重合体を
芯材として用いたことを特徴とする。また、前記鞘材の
外周面には、保護層としてフッ化ビニリデンとテトラフ
ルオロエチレンとの共重合体が被覆されていることが好
ましい。また、本発明のプラスチック光ファイバケーブ
ルは、前記プラスチック光ファイバの外周にさらにケー
ブル材が被覆されて構成されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明のプラスチック光ファイバ用鞘材は、長鎖フルオ
ロアルキルメタクリレートであるメタクリル酸2−(パ
ーフルオロオクチル)エチル49〜51重量%、短鎖フ
ルオロアルキルメタクリレートであるメタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル29〜31重
量%、メタクリル酸メチル17〜19重量%および他の
共重合可能なモノマー0〜5重量%からなる共重合成分
を共重合させて得られる共重合体(以下、鞘材用共重合
体と記す)からなるものである。
【0015】前記メタクリル酸2−(パーフルオロオク
チル)エチルは、本発明のプラスチック光ファイバ用鞘
材に強度等を付与するものである。メタクリル酸2−
(パーフルオロオクチル)エチルが51重量%を超える
と、鞘材用共重合体が白化し、プラスチック光ファイバ
用鞘材の透明性が損なわれる。これは、メタクリル酸2
−(パーフルオロオクチル)エチルの割合が多くなるに
従い、パーフルオロオクチルエチル基が凝集して共重合
体が結晶状態に近づき、白濁してくるためである。この
ように、白化して透明性が損なわれた共重合体を鞘材と
して用いたプラスチック光ファイバは、芯鞘界面の光の
反射における減衰が大きいため、伝送特性、とくに高開
口数の光の伝送特性が劣化する。また、本発明の鞘材用
共重合体においては、メタクリル酸2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロピルが、他の短鎖フルオロアルキ
ルメタクリレートであるメタクリル酸2,2,2−トリ
フルオロエチル、メタクリル酸2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピルに比べ、嵩高いエステル基を有し、こ
のエステル基がパーフルオロオクチル基の凝集を妨げて
いるので、メタクリル酸2−(パーフルオロオクチル)
エチルの共重合成分を51重量%という高い割合まで高
めても、透明性が保たれている。このため、本発明に用
いられる鞘材用共重合体は、従来のフルオロアルキルメ
タクリレート系共重合体と異なり、低い屈折率と透明性
とを両立できる。
【0016】一方、メタクリル酸2−(パーフルオロオ
クチル)エチルが49重量%未満では、前記伝送特性に
関する問題は生じないものの、フルオロアルキル基の凝
集作用が大きく低下するため、プラスチック光ファイバ
用鞘材の強度が低下し、光ファイバ化したときの機械的
特性(耐屈曲性)が低下する。
【0017】前記メタクリル酸2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピルは、本発明のプラスチック光ファ
イバ用鞘材に低屈折率、透明性を付与するものである。
前記メタクリル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロピルが29重量%未満では、プラスチック光ファイ
バ用鞘材の屈折率を1.405以下とすることが困難と
なる。また、メタクリル酸2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロピルが31重量%を超えると、プラスチッ
ク光ファイバ用鞘材の強度が弱くなるため好ましくな
い。
【0018】また、メタクリル酸2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロピルは、プラスチック光ファイバ用
鞘材の低屈折率化と耐熱性とのバランスにおいても、本
発明における短鎖フルオロアルキルメタクリレートして
用いることは重要である。本発明のプラスチック光ファ
イバ用鞘材の共重合体組成に類似したものとして、特公
平7−11605号公報の実施例3に、メタクリル酸2
−(パーフルオロオクチル)エチル50重量%と、短鎖
フルオロアルキルメタクリレートとしてメタクリル酸
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル21重量%お
よびメタクリル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロピル10重量%と、メタクリル酸メチル19重量部
との共重合体からなる鞘材が開示されている。この鞘材
は、本発明のものとは異なり、短鎖フルオロアルキルメ
タクリレートしてメタクリル酸2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピルとメタクリル酸2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロピルとを併用している。メタクリル
酸2,2,3,3−テトラフルオロプロピルおよびメタ
クリル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル
の単独重合体のガラス転移温度(Tg)は、それぞれ8
0℃および77℃とほぼ同等であるものの、それぞれの
単独重合体の屈折率は、1.4215および1.392
0とかなり異なっている。そのため、本発明では短鎖フ
ルオロアルキルメタクリレートとして実質的にメタクリ
ル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルのみ
を採用することで耐熱性を損なうことなく鞘材の低屈折
率化も可能となっている。ちなみに、特公平7−116
05号公報の実施例3に記載の共重合体は、屈折率が
1.407であり、本発明における共重合体および従来
のフッ化ビニリデン系共重合体を用いたプラスチック光
ファイバに比べ、ファイバの開口数が低く、取り込める
光量も低いものである。
【0019】前記メタクリル酸メチルは、本発明におい
て用いる必須の共重合モノマーの中では最もガラス転移
温度(Tg)が高いものであり、プラスチック光ファイ
バ用鞘材に耐熱性、透明性を付与するとともに、伝送特
性を向上させるものである。プラスチック光ファイバ用
鞘材のガラス転移点温度の向上のためには、より多く共
重合することが好ましいが、メタクリル酸メチルが19
重量%を超えると、プラスチック光ファイバ用鞘材の柔
軟性が低下するので、プラスチック光ファイバの耐屈曲
性等の機械的特性が低下し、また鞘材の屈折率が高くな
る。また、メタクリル酸メチルが17重量%未満では、
プラスチック光ファイバ用鞘材の透明性、ガラス転移温
度が低下し、プラスチック光ファイバの伝送特性、耐熱
性が低下する。
【0020】他の共重合可能なモノマーとしては、鎖状
アルキル(メタ)アクリレート、環式炭化水素基を有す
るメタクリル酸エステル、親水性重合体を形成しうるビ
ニル単量体等が用いられる。鎖状アルキル(メタ)アク
リレートとしては、例えば、アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロ
ピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アク
リル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−sec−ブ
チル等が挙げられる。環式炭化水素基を有するメタクリ
ル酸エステルとしては、例えば、フェニルメタクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、アダマンチルメタ
クリレート、(イソ)ボルニルメタクリレート等が挙げ
られる。親水性重合体を形成しうるビニル単量体として
は、例えば、(メタ)アクリル酸、グリシジルメタクリ
レート、メチルグリシジルメタクリレート、アクリルア
ミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。
【0021】これら他の共重合可能なモノマーの中で
も、メタクリル酸を共重合成分として併せて用いること
が好ましい。このメタクリル酸は、これを共重合成分と
して含むプラスチック光ファイバ用鞘材と、ポリメタク
リル酸メチル等からなる芯材との密着性の向上に寄与
し、光ファイバの耐屈曲性などの機械的特性の向上に寄
与する。メタクリル酸が1重量%未満では、十分な密着
性が発現されない傾向にある。また、メタクリル酸が3
重量%を超えると、カルボン酸基の水素結合により鞘材
の流動性が低下する傾向にあり、溶融賦形する際に問題
となる。また、メタクリル酸を用いることの効果として
ガラス転移温度を向上も期待できる。
【0022】本発明のプラスチック光ファイバ用鞘材に
用いられる共重合体は、懸濁重合法、塊状重合法、乳化
重合法、溶液重合法などの公知の方法で製造することが
できる。重合に用いられるラジカル重合開始剤として
は、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)等のアゾ化合物、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
ウム、過硫酸ナトリウム等の無機過酸化物、過酸化ベン
ゾイル、tert−ブチルヒドロパーオキサイド、ジ−
tert−ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオ
キサイド等の有機過酸化物などが挙げられる。ラジカル
重合開始剤の添加量は、共重合モノマーの全量に対して
0.001〜1mol%の範囲であることが好ましい。
また、重合に用いられる連鎖移動剤としては、例えば、
n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタ
ン、n−テトラデシルメルカプタン、n−ヘキシルメチ
ルメルカプタン等のメルカプタン類、四塩化炭素、臭化
エチレン等のハロゲン化合物などを挙げることができ
る。
【0023】本発明のプラスチック光ファイバ用鞘材に
用いられる共重合体の流動特性については、230℃で
荷重5kgの条件で直径2mm、長さ8mmのノズルか
ら10分間に吐出される重合体量を示すメルトフローイ
ンデックス値が20〜50g/10分であることが好ま
しい。この値が50g/10分を超えると、分子量低下
にともなう機械的強度の低下が大きくなる傾向にあり、
結果としてプラスチック光ファイバの機械的特性が低下
する傾向にある。また、メルトフローインデックス値が
20g/10分未満では、溶融賦形時の操作性が低下し
たり、芯鞘界面の凹凸が生じやすくなり、プラスチック
光ファイバの伝送特性が劣化する傾向にある。
【0024】本発明のプラスチック光ファイバに適用さ
れる芯材としては、メタクリル酸メチル単独重合体、メ
タクリル酸メチルを主とする共重合体、各種メタクリレ
ート系重合体およびポリカーボネート等が挙げられる。
中でも、本発明の趣旨とする透明性の良好なプラスチッ
ク光ファイバを作製するためには、メタクリル酸メチル
単独重合体、メタクリル酸メチルを主とする共重合体等
のメタクリル酸メチルを主成分とする(共)重合体を用
いることが好ましい。メタクリル酸メチルを主成分とす
る(共)重合体は、具体的には、メタクリル酸メチル7
0〜100重量%と、メタクリル酸メチルと共重合可能
なモノマー0〜30重量%との(共)重合体であること
が好ましい。メタクリル酸メチルと共重合可能なモノマ
ーとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル等のビニルモノマーが挙げられる。
【0025】本発明のプラスチック光ファイバの形態と
しては、特に限定されるものではなく、一般的な芯/鞘
型モノフィラメントタイプだけでなく、一本のファイバ
に芯/鞘構造が多数配置されたマルチフィラメント型の
ファイバや、複数の芯材、鞘材が同心円状に配置された
構成のものでもよい。
【0026】本発明のプラスチック光ファイバの機械的
特性をさらに向上させるためには、前記鞘材の外周面
に、保護層としてさらにフッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンとの共重合体(フッ化ビニリデン系共重合
体)を被覆することが好ましい。より好ましくはフッ化
ビニリデンの共重合組成比が50mol%以上、さらに
好ましくは80mol%以上の共重合体を用いることが
好ましい。このフッ化ビニリデン系共重合体は、芯鞘構
造のプラスチック光ファイバを紡糸するための複合紡糸
時に、芯材および鞘材と同時に複合紡糸して被覆するこ
とが可能である。また、芯鞘構造のプラスチック光ファ
イバを紡糸後、フッ化ビニリデン系共重合体を溶剤に溶
解した溶液中にプラスチック光ファイバを通し、その後
溶剤を揮発除去することによって被覆することも可能で
ある。
【0027】また、本発明のプラスチック光ファイバー
は、さらなる耐候性・耐熱性、機械的特性の向上を目的
として、ケーブル材をプラスチック光ファイバの外周に
被覆し、プラスチック光ファイバーケーブルとして用い
ることも可能である。ケーブルの加工方法としては、特
に限定されるものではなく、ケーブル材によって適宜選
択することができるが、加工性の点からT型ダイを用い
た溶融被覆、コーティング法が好ましい。本発明におい
て用いられるケーブル材としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、各種紫外線
硬化樹脂など、通常、被覆材として用いられている公知
の材料から適宜選択することが可能である。また、耐熱
性向上の観点からは、ナイロン、ポリアミド、ケブラ
ー、シリコン樹脂などの耐熱性に優れた素材を用いるこ
とが望ましい。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。本実施例における評価方法は以下の通りである。 (メルトフローインデックス)230℃、荷重5kgの
条件下で直径2mm、長さ8mmのノズルから10分間
に吐出される重合体量を測定した。 (屈折率)鞘材用共重合体を225℃にてプレスして作
製したフィルムに、25℃の条件下でナトリウムD線を
あてて屈折率(nD 25)測定した。 (伝送損失)25m−5mのカットバック法により伝送
損失(dB/km)求めた。測定波長が650nm、入
射光のNA(開口数)が、0.1および0.7の光を用
いた。 (屈曲破断回数)プラスチック光ファイバの一端に20
0gの加重をかけ、直径10mmの2本の円管にて挟持
し、その狭持点を中心としてファイバの他端を、両円管
側にそれぞれ光ファイバの一端と他端とがなす角が90
度になるまで(合計180度)で曲げ、切断するまでの
回数を求めた。
【0029】[実施例1]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチル50.7重量%、メタクリル酸
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル30.8
重量%、メタクリル酸メチル18.5重量%からなる共
重合成分に対して、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル0.1重量%、n−オクチルメルカプタン0.02
重量%を添加し、窒素バブリングにより溶存酸素を完全
に除去した後、60℃にて8時間重合した。重合完了
後、重合体を粉砕し、180℃で10時間真空乾燥を行
い鞘材用共重合体を作製した。この共重合体のメルトイ
ンデックスおよび屈折率を測定した。結果を表1に示
す。
【0030】この共重合体とポリメタクリル酸メチル
(PMMA)を225℃の紡糸ヘッドに供給し、同心円
状複合ノズルを用いて紡糸した後、150℃の熱風加熱
炉中で繊維軸方向に2倍に延伸し、直径1mm、鞘厚み
10μmのポリメタクリル酸メチルを芯材とするプラス
チック光ファイバを得た。このプラスチック光ファイバ
の伝送損失および屈曲破断回数を求めた。結果を表1に
示す。このプラスチック光ファイバは、入射NA=0.
65の高開口数においても、非常に良好な伝送特性を示
した。
【0031】[実施例2]保護層用の材料としてフッ化
ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合体(80/
20mol%)を併せて紡糸ヘッドに供給した他は、実
施例1と同様にして直径1mm、鞘厚み5μm、保護層
厚み5μmのプラスチック光ファイバを作製し、伝送損
失および屈曲破断回数を求めた。結果を表1に示す。
【0032】[実施例3]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチルを50重量%、メタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを30重量
%、メタクリル酸メチルを18重量%、メタクリル酸を
2重量%、n−オクチルメルカプタンを0.022重量
%に変更した以外は、実施例1と同様にして鞘材用共重
合体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
【0033】次いで、実施例2と同様にして直径1m
m、鞘厚み5μm、保護層厚み5μmのプラスチック光
ファイバを作製し、伝送損失および屈曲破断回数を求め
た。結果を表1に示す。
【0034】[実施例4]実施例3で作製したプラスチ
ック光ファイバを、T型ダイを用いてポリエチレン被覆
し、外径2.2mmのプラスチック光ファイバケーブル
を作製し、実施例1と同様に評価した。屈曲破断回数が
10529回であり、極めて機械的特性に優れたケーブ
ルであった。
【0035】[比較例1]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチルを55重量%、メタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを25重量
%、メタクリル酸メチルを20重量%に変更した以外
は、実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバを作
製し、評価した。結果を表1に示す。メタクリル酸2−
(パーフルオロオクチル)エチルが51重量%を超える
共重合体を鞘材に用いたプラスチック光ファイバは、実
施例に比べ伝送損失が大きく、伝送特性が劣っていた。
【0036】[比較例2]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチルを45重量%、メタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを35重量
%、メタクリル酸メチルを20重量%に変更した以外
は、実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバを作
製し、評価した。結果を表1に示す。メタクリル酸2−
(パーフルオロオクチル)エチルが49重量%未満の共
重合体を鞘材に用いたプラスチック光ファイバは、実施
例に比べ耐屈曲性(機械的特性)が劣っていた。
【0037】[実施例5]n−オクチルメルカプタンを
0.013重量%に変更した以外は、実施例2と同様に
してプラスチック光ファイバを作製し、評価した。結果
を表1に示す。メルトフローインデックスが20g/1
0分未満の共重合体を鞘材に用いたプラスチック光ファ
イバは、実施例1〜4と比較すると若干伝送損失が大き
く、伝送特性が劣っていた。
【0038】[実施例6]n−オクチルメルカプタンを
0.03重量%に変更した以外は、実施例2と同様にし
てプラスチック光ファイバを作製し、評価した。結果を
表1に示す。メルトフローインデックスが50g/10
分を超える共重合体を鞘材に用いたプラスチック光ファ
イバは、実施例1〜5と比較すると若干耐屈曲性(機械
的特性)が劣っていた。
【0039】[比較例3]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチルを50重量%、メタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを30重量
%、メタクリル酸メチルを20重量%に変更した点を除
いて実施例2と同様にして鞘材用共重合体及びプラスチ
ック光ファイバを作製し、評価した。結果を表1に示
す。
【0040】[比較例4]メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチルを40重量%、メタクリル酸2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルを50重量
%、メタクリル酸メチルを10重量%、n−オクチルメ
ルカプタンを0.015重量%に変更した点を除いて実
施例2と同様にして鞘材用共重合体及びプラスチック光
ファイバを作製し、評価した。結果を表1に示す。
【0041】[比較例5]共重合成分をメタクリル酸2
−(パーフルオロオクチル)エチル45重量%、メタク
リル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル3
7重量%、メタクリル酸メチル16重量%、メタクリル
酸2重量%に変更した点を除いて比較例2と同様にして
鞘材用共重合体及びプラスチック光ファイバを作製し、
評価した。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラスチ
ック光ファイバ用鞘材は、メタクリル酸2−(パーフル
オロオクチル)エチル49〜51重量%、メタクリル酸
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル29〜3
1重量%、メタクリル酸メチル17〜19重量%及び他
の共重合可能なモノマー0〜5重量%からなる共重合成
分を共重合させてなるものであるので、高い透明性と強
度を有している。また、屈折率が1.405以下と低屈
折率であり、フッ化ビニリデン系共重合体の鞘材を用い
た場合と同程度の高開口数のプラスチック光ファイバを
得ることが可能である。また、前記共重合成分に、他の
共重合可能なモノマーとして、メタクリル酸が1〜3重
量%含まれている場合、得られるプラスチック光ファイ
バの鞘材と芯材との密着性が向上する。また、本発明の
プラスチック光ファイバ用鞘材は、230℃、荷重5k
gの条件下で、直径2mm、長さ8mmのノズルから1
0分間に吐出される重合体量を示すメルトフローインデ
ックス値が、20〜50g/10分である場合、得られ
るプラスチック光ファイバの機械的特性、伝送特性が向
上する。
【0044】また、本発明のプラスチック光ファイバ
は、前記プラスチック光ファイバ用鞘材を鞘材として用
い、メタクリル酸メチルを主成分とする(共)重合体を
芯材として用いているので、伝送特性、機械的特性に優
れる。また、前記鞘材の外周面に、保護層としてフッ化
ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体が被
覆されている場合、機械的特性がさらに向上する。ま
た、本発明のプラスチック光ファイバケーブルは、前記
プラスチック光ファイバを用いているので、伝送特性、
機械的特性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H001 KK03 KK17 2H050 AA15 AB42X AB43X AB44Y AB48Y AB50X AC03 AC69 BB08Q

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクリル酸2−(パーフルオロオクチ
    ル)エチル49〜51重量%、メタクリル酸2,2,
    3,3,3−ペンタフルオロプロピル29〜31重量
    %、メタクリル酸メチル17〜19重量%及び他の共重
    合可能なモノマー0〜5重量%からなる共重合成分を共
    重合させてなり、屈折率が1.405以下であることを
    特徴とするプラスチック光ファイバ用鞘材。
  2. 【請求項2】 前記共重合成分には、他の共重合可能な
    モノマーとして、メタクリル酸が1〜3重量%含有され
    ていることを特徴とする請求項1記載のプラスチック光
    ファイバ用鞘材。
  3. 【請求項3】 230℃、荷重5kgの条件下で、直径
    2mm、長さ8mmのノズルから10分間に吐出される
    重合体量を示すメルトフローインデックス値が、20〜
    50g/10分であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のプラスチック光ファイバ用鞘材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一項に記載の
    プラスチック光ファイバ用鞘材を鞘材として用い、メタ
    クリル酸メチルを主成分とする(共)重合体を芯材とし
    て用いたことを特徴とするプラスチック光ファイバ。
  5. 【請求項5】 前記鞘材の外周面には、保護層としてフ
    ッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体
    が被覆されていることを特徴とする請求項4記載のプラ
    スチック光ファイバ。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のプラスチ
    ック光ファイバの外周にさらにケーブル材が被覆されて
    なることを特徴とするプラスチック光ファイバケーブ
    ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100662931B1 (ko) 2004-06-30 2006-12-28 에스케이씨 주식회사 우수한 계면 접착력을 가진, 저굴절율의 플라스틱 광섬유또는 이미지 섬유용 클래드 조성물

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