JP2000230643A - 軸受装置およびシール装置の製造方法 - Google Patents
軸受装置およびシール装置の製造方法Info
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- JP2000230643A JP2000230643A JP11033328A JP3332899A JP2000230643A JP 2000230643 A JP2000230643 A JP 2000230643A JP 11033328 A JP11033328 A JP 11033328A JP 3332899 A JP3332899 A JP 3332899A JP 2000230643 A JP2000230643 A JP 2000230643A
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- seal
- boss member
- outer peripheral
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 シール体とシールリングとを一体的に形成し
たシール装置を備えた軸受装置を提供する。 【解決手段】 シール手段は、ボス部材の挿通穴内に嵌
合して取付けられる取付リング17と、外周側が前記取
付リングに接合された接合部となり、内周側が前記連結
ピンの外周面に弾性的に摺接するリップ部となったシー
ルリング18と、シールリングのリップ部を連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リング20と、ボス部材
の挿通穴内に締代をもって装着され、取付リングとボス
部材との間をシールする環状のシール体33とを備え、
取付リングは、その端部にシールリングの接合部とシー
ル体が当接する環状の鍔部17Bを有し、シール体は、
シールリングとの間に鍔部を挟んで配設されるとともに
シールリングと一体的に形成されていることを特徴とす
る。
たシール装置を備えた軸受装置を提供する。 【解決手段】 シール手段は、ボス部材の挿通穴内に嵌
合して取付けられる取付リング17と、外周側が前記取
付リングに接合された接合部となり、内周側が前記連結
ピンの外周面に弾性的に摺接するリップ部となったシー
ルリング18と、シールリングのリップ部を連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リング20と、ボス部材
の挿通穴内に締代をもって装着され、取付リングとボス
部材との間をシールする環状のシール体33とを備え、
取付リングは、その端部にシールリングの接合部とシー
ル体が当接する環状の鍔部17Bを有し、シール体は、
シールリングとの間に鍔部を挟んで配設されるとともに
シールリングと一体的に形成されていることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械においてピン結合装置として好適に用い
られる軸受装置および軸受装置におけるシール装置の製
造方法に関する。
ル等の建設機械においてピン結合装置として好適に用い
られる軸受装置および軸受装置におけるシール装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軸方向に挿通穴が形成されたボ
ス部材と、このボス部材の挿通穴内に挿通され前記ボス
部材を相手方部材に回動可能に連結する連結ピンと、こ
の連結ピンと前記ボス部材との間をシールするシール手
段とからなる軸受装置は、例えば油圧ショベル等の建設
機械に用いられ、実開平1−69970号公報等に開示
されている。
ス部材と、このボス部材の挿通穴内に挿通され前記ボス
部材を相手方部材に回動可能に連結する連結ピンと、こ
の連結ピンと前記ボス部材との間をシールするシール手
段とからなる軸受装置は、例えば油圧ショベル等の建設
機械に用いられ、実開平1−69970号公報等に開示
されている。
【0003】そこで、この種の従来技術による軸受装置
を、アームとバケットとのピン結合部に用いた場合を例
に挙げて述べると、この軸受装置は、アームの先端側に
ボス部材として設けられ、軸方向にピン挿通穴が形成さ
れたボス部と、バケットに相手方部材として突設された
左、右一対のブラケット部と、軸方向中間部がボス部の
ピン挿通穴内にブッシュ等を介して摺動可能に挿通さ
れ、軸方向両端側が各ブラケット部に固定されることに
より、前記ボス部とブラケット部とを回動可能に連結す
る連結ピンとを備えている。
を、アームとバケットとのピン結合部に用いた場合を例
に挙げて述べると、この軸受装置は、アームの先端側に
ボス部材として設けられ、軸方向にピン挿通穴が形成さ
れたボス部と、バケットに相手方部材として突設された
左、右一対のブラケット部と、軸方向中間部がボス部の
ピン挿通穴内にブッシュ等を介して摺動可能に挿通さ
れ、軸方向両端側が各ブラケット部に固定されることに
より、前記ボス部とブラケット部とを回動可能に連結す
る連結ピンとを備えている。
【0004】また、ボス部と連結ピンとの間には、これ
らの間をシールするためのシール部材がピン挿通穴の両
端側にシール手段として配設されている。そして、これ
らのシール部材は、例えばゴム等の弾性材料から環状に
形成され、その内周側には径方向内向きに突出する環状
のリップ部が設けられている。また、リップ部先端側の
内径は連結ピンの外径よりも小さくなっている。
らの間をシールするためのシール部材がピン挿通穴の両
端側にシール手段として配設されている。そして、これ
らのシール部材は、例えばゴム等の弾性材料から環状に
形成され、その内周側には径方向内向きに突出する環状
のリップ部が設けられている。また、リップ部先端側の
内径は連結ピンの外径よりも小さくなっている。
【0005】そして、シール部材は、外周側がボス部の
ピン挿通穴内に取付けられ、リップ部の先端側(内周
側)が弾性変形した状態で連結ピンの外周面に締代をも
って摺接することにより、ボス部のピン挿通穴(ブッシ
ュの内周面)と連結ピンの外周面とからなる摺動面をシ
ールし、これらの間にゴミ等の異物が侵入したり、これ
らの間を潤滑する潤滑油等が外部に多量に漏洩したりし
てボス部(ブッシュ)や連結ピン等が摺動時に摩耗、損
傷するのを防止している。
ピン挿通穴内に取付けられ、リップ部の先端側(内周
側)が弾性変形した状態で連結ピンの外周面に締代をも
って摺接することにより、ボス部のピン挿通穴(ブッシ
ュの内周面)と連結ピンの外周面とからなる摺動面をシ
ールし、これらの間にゴミ等の異物が侵入したり、これ
らの間を潤滑する潤滑油等が外部に多量に漏洩したりし
てボス部(ブッシュ)や連結ピン等が摺動時に摩耗、損
傷するのを防止している。
【0006】これに対し、他の従来技術としては、例え
ば弾性を有する負荷リング等をリップ部に設け、この負
荷リングによりリップ部と連結ピンとの間のシール性を
高めるようにしたシール部材が知られている。この場
合、負荷リングは、例えば硬質な樹脂や薄肉な金属板等
の弾性材料により形成され、リップ部の外周側または内
部等に配設されている。そして、所定の締付け力をもっ
てリップ部の内周側を連結ピンの外周面に弾性的に押付
けることにより、これらの間に高いシール性を与えるよ
うになっている。例えば、図7に示すシール装置131
は、取付リング132にシール体133を設け、このシ
ール体133により取付リング132とボス部材110
との間をシールするように構成されたものである(特願
平10ー122378)。
ば弾性を有する負荷リング等をリップ部に設け、この負
荷リングによりリップ部と連結ピンとの間のシール性を
高めるようにしたシール部材が知られている。この場
合、負荷リングは、例えば硬質な樹脂や薄肉な金属板等
の弾性材料により形成され、リップ部の外周側または内
部等に配設されている。そして、所定の締付け力をもっ
てリップ部の内周側を連結ピンの外周面に弾性的に押付
けることにより、これらの間に高いシール性を与えるよ
うになっている。例えば、図7に示すシール装置131
は、取付リング132にシール体133を設け、このシ
ール体133により取付リング132とボス部材110
との間をシールするように構成されたものである(特願
平10ー122378)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、シール部材のリップ部の内径を連結ピンの
外径よりも予め小さく形成し、リップ部の内周側を弾性
変形させた状態で連結ピンの外周面に締代(締付け力)
をもって摺接させることにより、リップ部と連結ピンと
の間のシール性を高めるようにしている。
来技術では、シール部材のリップ部の内径を連結ピンの
外径よりも予め小さく形成し、リップ部の内周側を弾性
変形させた状態で連結ピンの外周面に締代(締付け力)
をもって摺接させることにより、リップ部と連結ピンと
の間のシール性を高めるようにしている。
【0008】しかし、シール部材には、油圧ショベルを
長期間に亘って使用するうちに経時劣化や非可逆性の変
形等が生じ易く、リップ部の弾性力が徐々に低下して連
結ピンに対する締付け力が緩む場合があるため、従来技
術では、リップ部と連結ピンとの間のシール性を長期間
に亘って保持するのが難しいという問題がある。
長期間に亘って使用するうちに経時劣化や非可逆性の変
形等が生じ易く、リップ部の弾性力が徐々に低下して連
結ピンに対する締付け力が緩む場合があるため、従来技
術では、リップ部と連結ピンとの間のシール性を長期間
に亘って保持するのが難しいという問題がある。
【0009】特に、バケットは掘削作業中に土砂等と頻
繁に接触したり、水中の土砂等をくみ上げるときに水没
させたりするため、アームとバケットとのピン結合部に
は、シール部材の締付け力が僅かに緩んでいるだけでも
土砂、水分等が侵入し易く、侵入した異物により軸受装
置が摩耗、損傷したり、円滑に作動できなくなったりす
るという問題がある。
繁に接触したり、水中の土砂等をくみ上げるときに水没
させたりするため、アームとバケットとのピン結合部に
は、シール部材の締付け力が僅かに緩んでいるだけでも
土砂、水分等が侵入し易く、侵入した異物により軸受装
置が摩耗、損傷したり、円滑に作動できなくなったりす
るという問題がある。
【0010】これに対し、他の従来技術では、リップ部
に所定の締付け力を有する負荷リングを設けているか
ら、リップ部の弾性力が低下した場合でも、その内周側
を負荷リングにより連結ピンに対して弾性的に摺接させ
ることができる。
に所定の締付け力を有する負荷リングを設けているか
ら、リップ部の弾性力が低下した場合でも、その内周側
を負荷リングにより連結ピンに対して弾性的に摺接させ
ることができる。
【0011】しかし、他の従来技術では、シール性を高
めるため負荷リングの締付け力をある程度大きく設定し
ている上、シール部材の組付け時等に負荷リングの締付
け力を調整するのが難しいため、リップ部の内周側が負
荷リングにより連結ビンに対して必要以上に強い力で押
付けられた状態となる場合があり、リップ部が連結ピン
との摺動によって早期に摩耗し易く、シール部材の耐久
性が悪化するという問題がある。
めるため負荷リングの締付け力をある程度大きく設定し
ている上、シール部材の組付け時等に負荷リングの締付
け力を調整するのが難しいため、リップ部の内周側が負
荷リングにより連結ビンに対して必要以上に強い力で押
付けられた状態となる場合があり、リップ部が連結ピン
との摺動によって早期に摩耗し易く、シール部材の耐久
性が悪化するという問題がある。
【0012】また、図7に示すシール装置131にあっ
ては、シール体133はシールリング118と別体とし
て形成されていたので、組み込み時にシール体133が
シールリング118と分離し易いという問題があった。
また、シール体133はシールリング118と別体とし
て形成されていたので、部品コストが高くなるという問
題があった。
ては、シール体133はシールリング118と別体とし
て形成されていたので、組み込み時にシール体133が
シールリング118と分離し易いという問題があった。
また、シール体133はシールリング118と別体とし
て形成されていたので、部品コストが高くなるという問
題があった。
【0013】また、シールリング118のリップ部11
8Bを連結ピン112の外周面に押付ける弾性リング1
20は、図7に示すようにブロック状のリング断面を有
し、弾性リング120の弾性変形に伴う弾性力が緩和さ
れることなく直接的にリップ部118Bを押し付ける力
に変換されていた。このため、リテーナ121に外部か
ら力が加わるとその力が弾性リング120を介して直接
的にリップ部118Bに加えられ、リップ部118Bに
よる連結ピン112の外周面への締め付け力が影響を受
け、この結果、外部から加わる力に依存してリップ部1
18Bの締め付け力が変動するという問題があった。
8Bを連結ピン112の外周面に押付ける弾性リング1
20は、図7に示すようにブロック状のリング断面を有
し、弾性リング120の弾性変形に伴う弾性力が緩和さ
れることなく直接的にリップ部118Bを押し付ける力
に変換されていた。このため、リテーナ121に外部か
ら力が加わるとその力が弾性リング120を介して直接
的にリップ部118Bに加えられ、リップ部118Bに
よる連結ピン112の外周面への締め付け力が影響を受
け、この結果、外部から加わる力に依存してリップ部1
18Bの締め付け力が変動するという問題があった。
【0014】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、シール手段を適切な締付け力で連結
ピンに摺接させ続けることができ、ボス部材と連結ピン
との間をシール手段により長期間に亘って確実にシール
できると共に、耐久性や寿命を大幅に向上できるように
した軸受装置およびシール装置の製造方法を提供するこ
とである。
する問題を解消し、シール手段を適切な締付け力で連結
ピンに摺接させ続けることができ、ボス部材と連結ピン
との間をシール手段により長期間に亘って確実にシール
できると共に、耐久性や寿命を大幅に向上できるように
した軸受装置およびシール装置の製造方法を提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の軸受装置は、軸方向に挿通穴が形成され
たボス部材と、このボス部材の挿通穴内に挿通され前記
ボス部材を相手方部材に回動可能に連結する連結ピン
と、この連結ピンと前記ボス部材との間をシールするシ
ール手段とからなる軸受装置において、前記シール手段
は、前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取
付リングと、外周側が前記取付リングに接合された接合
部となり、内周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺
接するリップ部となったシールリングと、前記取付リン
グと前記シールリングとで囲われて装着され、前記シー
ルリングの前記リップ部を前記連結ピンの外周面に弾性
的に押付ける弾性リングと、前記ボス部材の挿通穴内に
締代をもって装着され、前記取付リングとボス部材との
間をシールする環状のシール体とを備え、前記取付リン
グは、その端部に前記シールリングの前記接合部と前記
シール体が当接する環状の鍔部を有し、前記シール体
は、前記シールリングとの間に前記鍔部を挟んで配設さ
れるとともに前記シールリングと一体的に形成されてい
ることを特徴とする。
に、本願発明の軸受装置は、軸方向に挿通穴が形成され
たボス部材と、このボス部材の挿通穴内に挿通され前記
ボス部材を相手方部材に回動可能に連結する連結ピン
と、この連結ピンと前記ボス部材との間をシールするシ
ール手段とからなる軸受装置において、前記シール手段
は、前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取
付リングと、外周側が前記取付リングに接合された接合
部となり、内周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺
接するリップ部となったシールリングと、前記取付リン
グと前記シールリングとで囲われて装着され、前記シー
ルリングの前記リップ部を前記連結ピンの外周面に弾性
的に押付ける弾性リングと、前記ボス部材の挿通穴内に
締代をもって装着され、前記取付リングとボス部材との
間をシールする環状のシール体とを備え、前記取付リン
グは、その端部に前記シールリングの前記接合部と前記
シール体が当接する環状の鍔部を有し、前記シール体
は、前記シールリングとの間に前記鍔部を挟んで配設さ
れるとともに前記シールリングと一体的に形成されてい
ることを特徴とする。
【0016】上述の発明によれば、前記シール体は、前
記シールリングとの間に前記鍔部を挟んで配設されると
ともに前記シールリングと一体的に形成されているの
で、組み込み時にシール体がシールリングと分離してい
まうことを防止することができる。また、シール体はシ
ールリングと一体的に形成されているので、部品コスト
が低くすることができる。
記シールリングとの間に前記鍔部を挟んで配設されると
ともに前記シールリングと一体的に形成されているの
で、組み込み時にシール体がシールリングと分離してい
まうことを防止することができる。また、シール体はシ
ールリングと一体的に形成されているので、部品コスト
が低くすることができる。
【0017】また、前記鍔部に、前記シール体と前記シ
ールリングの前記接合部とを連通する連通孔が形成され
ている。この連通孔によって、鋳型を用いてシール体と
シールリングとを一体的に形成することが可能になる。
ールリングの前記接合部とを連通する連通孔が形成され
ている。この連通孔によって、鋳型を用いてシール体と
シールリングとを一体的に形成することが可能になる。
【0018】また、本願発明の軸受装置は、軸方向に挿
通穴が形成されたボス部材と、このボス部材の挿通穴内
に挿通され前記ボス部材を相手方部材に回動可能に連結
する連結ピンと、この連結ピンと前記ボス部材との間を
シールするシール手段とからなる軸受装置において、前
記シール手段は、前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取
付けられる取付リングと、外周側が前記取付リングに接
合された接合部となり、内周側が前記連結ピンの外周面
に弾性的に摺接するリップ部となったシールリングと、
前記取付リングと前記シールリングとで囲われて装着さ
れ、前記シールリングの前記リップ部を前記連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リングとを備え、前記弾
性リングには、前記弾性リングを前記軸方向に切断して
形成されるリング断面の中央近傍にくびれ部が形成され
ていることを特徴とする。
通穴が形成されたボス部材と、このボス部材の挿通穴内
に挿通され前記ボス部材を相手方部材に回動可能に連結
する連結ピンと、この連結ピンと前記ボス部材との間を
シールするシール手段とからなる軸受装置において、前
記シール手段は、前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取
付けられる取付リングと、外周側が前記取付リングに接
合された接合部となり、内周側が前記連結ピンの外周面
に弾性的に摺接するリップ部となったシールリングと、
前記取付リングと前記シールリングとで囲われて装着さ
れ、前記シールリングの前記リップ部を前記連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リングとを備え、前記弾
性リングには、前記弾性リングを前記軸方向に切断して
形成されるリング断面の中央近傍にくびれ部が形成され
ていることを特徴とする。
【0019】上述の発明において、前記弾性リングに
は、前記弾性リングを前記軸方向に切断して形成される
リング断面の中央近傍にくびれ部が形成されているの
で、例えばリテーナに外部から力が加わった場合にその
力をくびれ部に吸収させることができ、リップ部による
連結ピンの外周面への締め付け力が外部から加わる力の
影響を受けないようにすることができる。
は、前記弾性リングを前記軸方向に切断して形成される
リング断面の中央近傍にくびれ部が形成されているの
で、例えばリテーナに外部から力が加わった場合にその
力をくびれ部に吸収させることができ、リップ部による
連結ピンの外周面への締め付け力が外部から加わる力の
影響を受けないようにすることができる。
【0020】また、本願発明のシール装置の製造方法
は、ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取付リ
ングと、外周側が前記取付リングに接合された接合部と
なり、内周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺接す
るリップ部となったシールリングと、前記取付リングと
前記シールリングとで囲われて装着され、前記シールリ
ングの前記リップ部を前記連結ピンの外周面に弾性的に
押付ける弾性リングと、前記ボス部材の挿通穴内に締代
をもって装着され、前記取付リングとボス部材との間を
シールする環状のシール体とを備えるシール装置の製造
方法において、前記シール体と前記シールリングとを一
体的に形成するための鋳型の外周面に前記取付リングを
嵌合させるとともに、前記取付リングによって、前記鋳
型内に形成される型空間を前記シール体を形成するため
のシール体型部と前記シールリングを形成するためのシ
ールリング型部とに分割する工程と、前記シール体と前
記シールリングとを形成するための材料を前記鋳型内へ
注入し、前記シールリング型部へ注入された前記材料
を、前記シール体が当接する環状の前記取付リングの鍔
部に形成された前記シール体と前記シールリングの前記
接合部とを連通する連通孔を介して前記シール体型部へ
注入する工程とを備えることを特徴とする。上述の発明
において、鋳型の外周面に前記取付リングを嵌合させる
とともに、前記取付リングによって、前記鋳型内に形成
される型空間を前記シール体を形成するためのシール体
型部と前記シールリングを形成するためのシールリング
型部とに分割するようにしたので、取付リングとシール
体とシールリングとを一体的に組み立てることることが
可能になる。また、前記シールリング型部へ注入された
前記材料を、連通孔を介して前記シール体型部へ注入す
るようにしたので、シール体とシールリングとを一体的
に形成することが可能になる。
は、ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取付リ
ングと、外周側が前記取付リングに接合された接合部と
なり、内周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺接す
るリップ部となったシールリングと、前記取付リングと
前記シールリングとで囲われて装着され、前記シールリ
ングの前記リップ部を前記連結ピンの外周面に弾性的に
押付ける弾性リングと、前記ボス部材の挿通穴内に締代
をもって装着され、前記取付リングとボス部材との間を
シールする環状のシール体とを備えるシール装置の製造
方法において、前記シール体と前記シールリングとを一
体的に形成するための鋳型の外周面に前記取付リングを
嵌合させるとともに、前記取付リングによって、前記鋳
型内に形成される型空間を前記シール体を形成するため
のシール体型部と前記シールリングを形成するためのシ
ールリング型部とに分割する工程と、前記シール体と前
記シールリングとを形成するための材料を前記鋳型内へ
注入し、前記シールリング型部へ注入された前記材料
を、前記シール体が当接する環状の前記取付リングの鍔
部に形成された前記シール体と前記シールリングの前記
接合部とを連通する連通孔を介して前記シール体型部へ
注入する工程とを備えることを特徴とする。上述の発明
において、鋳型の外周面に前記取付リングを嵌合させる
とともに、前記取付リングによって、前記鋳型内に形成
される型空間を前記シール体を形成するためのシール体
型部と前記シールリングを形成するためのシールリング
型部とに分割するようにしたので、取付リングとシール
体とシールリングとを一体的に組み立てることることが
可能になる。また、前記シールリング型部へ注入された
前記材料を、連通孔を介して前記シール体型部へ注入す
るようにしたので、シール体とシールリングとを一体的
に形成することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
図面に従って詳細に説明する。
【0022】ここで、図1ないし図4は本発明による実
施例を示し、本実施例では、軸受装置を油圧ショベルの
ピン結合部に適用した場合を例に挙げて説明する。
施例を示し、本実施例では、軸受装置を油圧ショベルの
ピン結合部に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0023】図中、1は本実施例による軸受装置が適用
された油圧ショベルを示し、前記油圧ショベル1の上部
旋回体2には、掘削作業等を行う作業装置3が俯仰動可
能に取付けられている。
された油圧ショベルを示し、前記油圧ショベル1の上部
旋回体2には、掘削作業等を行う作業装置3が俯仰動可
能に取付けられている。
【0024】そして、作業装置3は、上部旋回体2に俯
迎動可能にピン結合されたブーム4と、ブーム4の先端
側に回動可能にピン結合されたアーム5と、アーム5の
先端側に回動可能にピン結合されたバケット6等とから
大略構成され、これらブーム4、アーム5およびバケッ
ト6は、それぞれブームシリンダ7、アームシリンダ8
およびバケットシリンダ9等によって回動(俯仰動)さ
れる。
迎動可能にピン結合されたブーム4と、ブーム4の先端
側に回動可能にピン結合されたアーム5と、アーム5の
先端側に回動可能にピン結合されたバケット6等とから
大略構成され、これらブーム4、アーム5およびバケッ
ト6は、それぞれブームシリンダ7、アームシリンダ8
およびバケットシリンダ9等によって回動(俯仰動)さ
れる。
【0025】また、ブーム4、アーム5およびバケット
6のピン結合部には本実施例による軸受装置が設けら
れ、例えばアーム5とバケット6との間に設けられた軸
受装置は図2に示すように、後述のアームボス10、ブ
ラケット11、連結ピン12およびシール装置16とか
ら大略構成されている。
6のピン結合部には本実施例による軸受装置が設けら
れ、例えばアーム5とバケット6との間に設けられた軸
受装置は図2に示すように、後述のアームボス10、ブ
ラケット11、連結ピン12およびシール装置16とか
ら大略構成されている。
【0026】10はアーム5の先端側に一体的に設けら
れたボス部材としてのアームボスを示し、前記アームボ
ス10には図2に示すように、後述の各ブッシュ14を
介して連結ピン12が挿通されるピン挿通穴10Aが軸
方向に穿設され、このピン挿通穴10A内の軸方向中間
位置には、径方内向きに突出する環状凸部10Bが形成
されている。
れたボス部材としてのアームボスを示し、前記アームボ
ス10には図2に示すように、後述の各ブッシュ14を
介して連結ピン12が挿通されるピン挿通穴10Aが軸
方向に穿設され、このピン挿通穴10A内の軸方向中間
位置には、径方内向きに突出する環状凸部10Bが形成
されている。
【0027】11,11はアームボス10の相手方部材
としてバケット6に突出形成された一対のブラケットを
示し、前記各ブラケット11はアームボス10を挟むよ
うに配設されている。そして、各ブラケット11には連
結ピン12が挿嵌されるピン挿嵌穴11Aが穿設されて
いる。
としてバケット6に突出形成された一対のブラケットを
示し、前記各ブラケット11はアームボス10を挟むよ
うに配設されている。そして、各ブラケット11には連
結ピン12が挿嵌されるピン挿嵌穴11Aが穿設されて
いる。
【0028】12はアームボス10と各ブラケット11
とを回動可能に連結する連結ピンを示し、前記連結ピン
12の内部には、グリス溜め15に潤滑剤を供給するた
めのグリス通路12Aが形成されている。
とを回動可能に連結する連結ピンを示し、前記連結ピン
12の内部には、グリス溜め15に潤滑剤を供給するた
めのグリス通路12Aが形成されている。
【0029】そして、連結ピン12は、軸方向中間部が
アームボス10のピン挿通穴10A内に各プッシュ14
を介して摺動可能に挿通され、軸方向両端側が各ブラケ
ット11のピン挿嵌穴11A内に挿嵌されると共に、こ
の状態で一方の端部が抜止めピン13によりブラケット
11に抜止めおよぴ回り止め状態で固定され、アームボ
ス10と各ブラケット11とを回動可能に連結してい
る。
アームボス10のピン挿通穴10A内に各プッシュ14
を介して摺動可能に挿通され、軸方向両端側が各ブラケ
ット11のピン挿嵌穴11A内に挿嵌されると共に、こ
の状態で一方の端部が抜止めピン13によりブラケット
11に抜止めおよぴ回り止め状態で固定され、アームボ
ス10と各ブラケット11とを回動可能に連結してい
る。
【0030】14,14は内周側に連結ピン12が摺動
可能に挿通されたブッシュで、前記各ブッシュ14はア
ームボス10のピン挿通穴10A内に嵌合され、環状凸
部10Bにより軸方向に位置決めされている。また、各
ブッシュ14の間には、連結ピン12とブッシュ14と
の摺動面に供給すべき潤滑剤を溜めるグリス溜め15が
連結ピン12とアームボス10との間に画成されてい
る。
可能に挿通されたブッシュで、前記各ブッシュ14はア
ームボス10のピン挿通穴10A内に嵌合され、環状凸
部10Bにより軸方向に位置決めされている。また、各
ブッシュ14の間には、連結ピン12とブッシュ14と
の摺動面に供給すべき潤滑剤を溜めるグリス溜め15が
連結ピン12とアームボス10との間に画成されてい
る。
【0031】16.16は本実施例によるシール手段と
してのシール装置を示し、前記各シール装置16は図3
に示すように、後述の取付リング17、シールリング1
8、弾性リング20およびリテーナ21から構成されて
いる。そして、各シール装置16は、各ブッシュ14よ
りも軸方向両端側に位置してアームボス10と連結ピン
12との間に配設され、これらの間をシールしている。
してのシール装置を示し、前記各シール装置16は図3
に示すように、後述の取付リング17、シールリング1
8、弾性リング20およびリテーナ21から構成されて
いる。そして、各シール装置16は、各ブッシュ14よ
りも軸方向両端側に位置してアームボス10と連結ピン
12との間に配設され、これらの間をシールしている。
【0032】17はアームボス10のピン挿通穴10A
内に取付けられた取付リングを示し、前記取付リング1
7は図4に示すように、例えば薄肉の金属環をプレス成
形することにより形成されている。そして、取付リング
17は、アームボス10のピン挿通穴10A内に嵌合さ
れる筒部17Aと、筒部17Aの一端側から径方向内向
きに突出しシールリング18の接合部18Aが固着され
る環状の鍔部17Bとを備えている。また、筒部17A
の他端側には、かしめ部22が筒部17Aと鍔部17B
に一体形成されている。
内に取付けられた取付リングを示し、前記取付リング1
7は図4に示すように、例えば薄肉の金属環をプレス成
形することにより形成されている。そして、取付リング
17は、アームボス10のピン挿通穴10A内に嵌合さ
れる筒部17Aと、筒部17Aの一端側から径方向内向
きに突出しシールリング18の接合部18Aが固着され
る環状の鍔部17Bとを備えている。また、筒部17A
の他端側には、かしめ部22が筒部17Aと鍔部17B
に一体形成されている。
【0033】また、鍔部17Bには、シールリング18
の接合部18Aと後述するシール対33とを一体的に形
成する際に機能する連通孔17Cが形成されている。連
通孔17Cは後述するように8個形成されている。
の接合部18Aと後述するシール対33とを一体的に形
成する際に機能する連通孔17Cが形成されている。連
通孔17Cは後述するように8個形成されている。
【0034】18は取付リング17に設けられたシール
リングを示し、前記シールリング18は、例えばウレタ
ンゴム等の耐摩耗性を有する弾性材料から環状に形成さ
れている。そして、シールリング18は、取付リング1
7の鍔部17Bおよび筒部17Aの一側内周面に一体成
形または焼付け等の手段により接合された外周側の接合
部18Aと、この接合部18Aから径方向内向きに突出
しつつ筒部17Aの他端側に向けて斜め方向に延びるリ
ップ部18Bとから構成され、全体として断面略T字状
をなしている。
リングを示し、前記シールリング18は、例えばウレタ
ンゴム等の耐摩耗性を有する弾性材料から環状に形成さ
れている。そして、シールリング18は、取付リング1
7の鍔部17Bおよび筒部17Aの一側内周面に一体成
形または焼付け等の手段により接合された外周側の接合
部18Aと、この接合部18Aから径方向内向きに突出
しつつ筒部17Aの他端側に向けて斜め方向に延びるリ
ップ部18Bとから構成され、全体として断面略T字状
をなしている。
【0035】また、シールリング18のリップ部18B
は、取付リング17の筒部17Aの内径よりも小さな外
径を有し、このリップ部18Bと取付リング17の筒部
17Aとの間には環状の空間19が形成されている。
は、取付リング17の筒部17Aの内径よりも小さな外
径を有し、このリップ部18Bと取付リング17の筒部
17Aとの間には環状の空間19が形成されている。
【0036】さらに、リップ部18Bは連結ピン12の
軸径よりも、例えば1mm〜3mm程度小さい内径を有
し、図4に示す如く連結ピン12の外周側に装着された
状態では、その先端側(内周側)が拡径するように弾性
変形して連結ピン12の外周面に弾性的に摺接してい
る。
軸径よりも、例えば1mm〜3mm程度小さい内径を有
し、図4に示す如く連結ピン12の外周側に装着された
状態では、その先端側(内周側)が拡径するように弾性
変形して連結ピン12の外周面に弾性的に摺接してい
る。
【0037】20は取付リング17とシールリング18
との間の空間19に装着された弾性リングを示し、前記
弾性リング20はシールリング18よりも軟質で柔軟性
を有する弾性材料、例えばニトリルゴム(NBR)等か
ら形成されている。弾性リング20は、シール装置の軸
方向に切断して形成されるリング断面(横断面)におい
て略ひょうたん形状を有し、中央部近傍にくびれ部20
Aを有する。略ひょうたん形状の弾性リング20は、く
びれ部20Aを挟んで両側に玉部20A、20Bを有す
る。
との間の空間19に装着された弾性リングを示し、前記
弾性リング20はシールリング18よりも軟質で柔軟性
を有する弾性材料、例えばニトリルゴム(NBR)等か
ら形成されている。弾性リング20は、シール装置の軸
方向に切断して形成されるリング断面(横断面)におい
て略ひょうたん形状を有し、中央部近傍にくびれ部20
Aを有する。略ひょうたん形状の弾性リング20は、く
びれ部20Aを挟んで両側に玉部20A、20Bを有す
る。
【0038】そして、弾性リング20は、取付リング1
7の筒部17Aとシールリング18の接合部18A及び
リップ部18Bに囲われて装着され、シールリング18
のリップ部18Bを連結ピン12の外周面に弾性的に押
付ける。
7の筒部17Aとシールリング18の接合部18A及び
リップ部18Bに囲われて装着され、シールリング18
のリップ部18Bを連結ピン12の外周面に弾性的に押
付ける。
【0039】21は弾性リング20と共に取付リング1
7の筒部17A内に装着されるリテーナを示し、前記リ
テーナ21は、例えば圧延鋼板等の金属材料から取付リ
ング17の筒部17Aの内径にほぼ等しい外径を有する
環状平板として形成され、その外周側にはかしめ部22
が当接するテーパ状の傾斜面21Aが設けられている。
7の筒部17A内に装着されるリテーナを示し、前記リ
テーナ21は、例えば圧延鋼板等の金属材料から取付リ
ング17の筒部17Aの内径にほぼ等しい外径を有する
環状平板として形成され、その外周側にはかしめ部22
が当接するテーパ状の傾斜面21Aが設けられている。
【0040】そして、リテーナ21は、弾性リング20
を筒部17Aの軸方向他端側から覆うように筒部17A
内に嵌着され、かしめ部22により抜止め状態に保持さ
れている。
を筒部17Aの軸方向他端側から覆うように筒部17A
内に嵌着され、かしめ部22により抜止め状態に保持さ
れている。
【0041】22は部材リング17の筒部17Aに一体
形成されたかしめ部を示し、前記かしめ部22は図4に
示すように、取付リング17の筒部17A内に弾性リン
グ20およびリテーナ21を装着した後に、筒部17A
の他端側を径方向内側に向けてリテーナ2Iの傾斜面2
1Aに当接する位置まで曲げ加工することにより形成さ
れている。そして、かしめ部22はリテーナ21を介し
て弾性リング20を取付リング17の筒部17A内に抜
止め状態に保持している。
形成されたかしめ部を示し、前記かしめ部22は図4に
示すように、取付リング17の筒部17A内に弾性リン
グ20およびリテーナ21を装着した後に、筒部17A
の他端側を径方向内側に向けてリテーナ2Iの傾斜面2
1Aに当接する位置まで曲げ加工することにより形成さ
れている。そして、かしめ部22はリテーナ21を介し
て弾性リング20を取付リング17の筒部17A内に抜
止め状態に保持している。
【0042】33は取付リング17の鍔部17Bに固着
されたシール体を示す。シール体33はシールリング1
8の接合部18Aとの間に鍔部17Bを挟んで配設さ
れ、また、後述するように、シール体33はシールリン
グ18と一体的に形成されている。
されたシール体を示す。シール体33はシールリング1
8の接合部18Aとの間に鍔部17Bを挟んで配設さ
れ、また、後述するように、シール体33はシールリン
グ18と一体的に形成されている。
【0043】シール体33は、例えばゴム等の弾性材料
により環状に形成され、自由長状態では、筒部17Aの
外径、即ちアームボス10のピン挿通穴10Aの穴径よ
りも大きい外径を有する。そして、シール体33はピン
挿通穴10A内に締代をもって装着され、取付リング1
7とアームボス10との間をシールしている。これによ
って、取付リング17とアームボス10との間をシール
体33により確実にシールでき、アームボス10のピン
挿通穴10Aと取付リング32との隙間を介して外部か
らダスト、水分等の異物が侵入したり、この隙間から内
部の潤滑剤が外部に漏洩したりするのを確実に防止でき
ると共に、シール装置31のシール性能を大幅に向上さ
せることができる。
により環状に形成され、自由長状態では、筒部17Aの
外径、即ちアームボス10のピン挿通穴10Aの穴径よ
りも大きい外径を有する。そして、シール体33はピン
挿通穴10A内に締代をもって装着され、取付リング1
7とアームボス10との間をシールしている。これによ
って、取付リング17とアームボス10との間をシール
体33により確実にシールでき、アームボス10のピン
挿通穴10Aと取付リング32との隙間を介して外部か
らダスト、水分等の異物が侵入したり、この隙間から内
部の潤滑剤が外部に漏洩したりするのを確実に防止でき
ると共に、シール装置31のシール性能を大幅に向上さ
せることができる。
【0044】次に、図5及び図6を参照して、シール体
33とシールリング18とを一体的に形成する方法につ
いて説明する。
33とシールリング18とを一体的に形成する方法につ
いて説明する。
【0045】図5(a)は互いに一体的に形成されたシ
ール体33とシールリング18とを製造するための鋳型
装置40を示す断面図であり、図5(b)は図5(a)
におけるA−Aから見た断面図である。
ール体33とシールリング18とを製造するための鋳型
装置40を示す断面図であり、図5(b)は図5(a)
におけるA−Aから見た断面図である。
【0046】鋳型装置40は軸線40aに対し対称な円
筒形状の互いに合わせ結合可能な鋳型41と鋳型42と
を有する。鋳型41と鋳型42とを合わせ結合すること
によって、型空間43が形成される。型空間43には、
後述するように、シール体33を形成するためのシール
体型部44と、シールリング18を形成するためのシー
ルリング型部45と、材料を注入するための注入型部4
6とが形成される。
筒形状の互いに合わせ結合可能な鋳型41と鋳型42と
を有する。鋳型41と鋳型42とを合わせ結合すること
によって、型空間43が形成される。型空間43には、
後述するように、シール体33を形成するためのシール
体型部44と、シールリング18を形成するためのシー
ルリング型部45と、材料を注入するための注入型部4
6とが形成される。
【0047】鋳型42は、その外周面に取付リング17
の筒部17Aが嵌合可能に形成されている。筒部17A
が鋳型42の外周面の所定位置に嵌合されることによっ
て、取付リング17の鍔部17Bが型空間43内の所定
の位置に配設される。そして、型空間43は鍔部17B
によって分割され、シール体型部44とシールリング型
部45とが形成される。
の筒部17Aが嵌合可能に形成されている。筒部17A
が鋳型42の外周面の所定位置に嵌合されることによっ
て、取付リング17の鍔部17Bが型空間43内の所定
の位置に配設される。そして、型空間43は鍔部17B
によって分割され、シール体型部44とシールリング型
部45とが形成される。
【0048】次に、シール体33とシールリング18と
を取付リング17とともに一体的に組み立てる手順につ
いて説明する。
を取付リング17とともに一体的に組み立てる手順につ
いて説明する。
【0049】まず、鋳型42の外周面の所定位置に取付
リング17の筒部17Aを嵌合させる。次に、鋳型41
を鋳型42に合わせる。次に、注入型部46から材料4
7を注入する。鍔部17Bには8個の連結孔17Cが形
成されているので、注入型部46から注入された材料4
7は、シールリング型部45だけでなく、連通孔17C
を通ってシール体型部44にもつめられる。
リング17の筒部17Aを嵌合させる。次に、鋳型41
を鋳型42に合わせる。次に、注入型部46から材料4
7を注入する。鍔部17Bには8個の連結孔17Cが形
成されているので、注入型部46から注入された材料4
7は、シールリング型部45だけでなく、連通孔17C
を通ってシール体型部44にもつめられる。
【0050】次に、図6を参照して、図4に示すシール
装置の組立方法について説明する。鋳型装置40におい
て、シール体型部44とシールリング型部45中の材料
47が硬化した後、鋳型41と鋳型42を外すと、シー
ル体33とシールリング18と取付リング17と注入型
部46に材料47が詰まった部分とが一体になったもの
を得られる。
装置の組立方法について説明する。鋳型装置40におい
て、シール体型部44とシールリング型部45中の材料
47が硬化した後、鋳型41と鋳型42を外すと、シー
ル体33とシールリング18と取付リング17と注入型
部46に材料47が詰まった部分とが一体になったもの
を得られる。
【0051】次に、図6(a)に示すように、注入型部
46に材料47が詰まった部分を切断し、シール体33
とシールリング18と取付リング17とが一体になった
ものを得られる。
46に材料47が詰まった部分を切断し、シール体33
とシールリング18と取付リング17とが一体になった
ものを得られる。
【0052】次に、図6(b)に示す弾性リング20
を、図6(c)に示すように取付リング17とシールリ
ング18とに囲われた空間19に装着する。
を、図6(c)に示すように取付リング17とシールリ
ング18とに囲われた空間19に装着する。
【0053】次に、図6(d)に示すように、リテーナ
21の先端部をかしめ部22に当てる。
21の先端部をかしめ部22に当てる。
【0054】次に、図6(e)に示すように、かしめ部
22をリテーナ21に対してかしめて成形し、リテーナ
21を弾性リング20に押し当てる。
22をリテーナ21に対してかしめて成形し、リテーナ
21を弾性リング20に押し当てる。
【0055】以上のように、図5に示す鋳型装置40に
よって、シール体33とシールリング18とを一体的に
形成することが可能になる。また、鋳型装置40によっ
て、取付リング17を、シール体33及びシールリング
18とともに一体的に配設することが可能になる。ま
た、図6(a)−(e)に示す工程を経て、図4に示す
シール装置を簡便に組み立てることができる。
よって、シール体33とシールリング18とを一体的に
形成することが可能になる。また、鋳型装置40によっ
て、取付リング17を、シール体33及びシールリング
18とともに一体的に配設することが可能になる。ま
た、図6(a)−(e)に示す工程を経て、図4に示す
シール装置を簡便に組み立てることができる。
【0056】次に、上述の実施例による軸受装置の作動
について説明する。
について説明する。
【0057】まず、図1中に示すバケットシリンダ9を
作動させることにより、アーム5の先端側でバケット6
を回動させると、図2中に示す各ブラケット11が連結
ピン12と共にアームボス10に対して回動し、このと
きアームボス10側の各ブッシュ14と各ブラケット1
1側の連結ピン12とは互いに摺動する。
作動させることにより、アーム5の先端側でバケット6
を回動させると、図2中に示す各ブラケット11が連結
ピン12と共にアームボス10に対して回動し、このと
きアームボス10側の各ブッシュ14と各ブラケット1
1側の連結ピン12とは互いに摺動する。
【0058】そして、このとき各シール装置16は図3
または図4に示す如く、シールリング18の接合部18
Aが取付リング17を介してアームボス10のピン挿通
穴10A内に取付けられた状態で、シールリング18の
リップ部18Bが連結ピン12の外周面に弾性的に摺接
することにより、アームボス10と連結ピン12との間
をシールし、各ブッシュ14と連結ピン12との摺動面
に外部からダスト等の異物が侵入したり、この摺動面に
向けてグリス溜め15から供給される潤滑剤が外部に多
量に漏洩したりするのを防止する。
または図4に示す如く、シールリング18の接合部18
Aが取付リング17を介してアームボス10のピン挿通
穴10A内に取付けられた状態で、シールリング18の
リップ部18Bが連結ピン12の外周面に弾性的に摺接
することにより、アームボス10と連結ピン12との間
をシールし、各ブッシュ14と連結ピン12との摺動面
に外部からダスト等の異物が侵入したり、この摺動面に
向けてグリス溜め15から供給される潤滑剤が外部に多
量に漏洩したりするのを防止する。
【0059】一方、油圧ショベルを長期間に亘って使用
するうちに、シールリング18の弾性力が経時劣化等に
より低下したり、そのリップ部18Bが連結ピン12と
の摩擦摺動により摩耗したりすると、連結ピン12に対
するリップ部18Bの締付け力が弱くなってくる。しか
し、このときリップ部18Bは弾性リング20により連
結ピン12に向けて図4中の矢示A方向に押付けられて
いるため、この押付け力がリップ部18Bの締付け力を
補償するように作用し、リップ部18Bはシール性を維
持するのに十分な締付け力をもって連結ピン12の外周
面に摺接し続ける。特に、リップ部18Bが摩耗したと
きには、その摩耗を補償するように弾性リング20の形
状が径方向内側等に向けて復原することにより、摩耗後
退したリップ部18Bの摺動面を連結ピン12の外周面
に押付け、これによりリップ部18Bは初期状態と同様
の締付け力で連結ピン12の外周面に摺接し続ける。
するうちに、シールリング18の弾性力が経時劣化等に
より低下したり、そのリップ部18Bが連結ピン12と
の摩擦摺動により摩耗したりすると、連結ピン12に対
するリップ部18Bの締付け力が弱くなってくる。しか
し、このときリップ部18Bは弾性リング20により連
結ピン12に向けて図4中の矢示A方向に押付けられて
いるため、この押付け力がリップ部18Bの締付け力を
補償するように作用し、リップ部18Bはシール性を維
持するのに十分な締付け力をもって連結ピン12の外周
面に摺接し続ける。特に、リップ部18Bが摩耗したと
きには、その摩耗を補償するように弾性リング20の形
状が径方向内側等に向けて復原することにより、摩耗後
退したリップ部18Bの摺動面を連結ピン12の外周面
に押付け、これによりリップ部18Bは初期状態と同様
の締付け力で連結ピン12の外周面に摺接し続ける。
【0060】かくして、本実施例では、取付リング1
7、シールリング18、シール体33および弾性リング
20からなるシール装置16をアームボス10と連結ピ
ン12との間に設け、シールリング18よりも軟質で柔
軟性を有する弾性材料から形成した弾性リング20を、
取付リング17とシールリング18のリップ部18Bと
の間の空間19を埋めるように大きく弾性変形させた状
態で、これらの間に装着する構成としている。
7、シールリング18、シール体33および弾性リング
20からなるシール装置16をアームボス10と連結ピ
ン12との間に設け、シールリング18よりも軟質で柔
軟性を有する弾性材料から形成した弾性リング20を、
取付リング17とシールリング18のリップ部18Bと
の間の空間19を埋めるように大きく弾性変形させた状
態で、これらの間に装着する構成としている。
【0061】これにより、シールリング18のリップ部
18Bを軟質で柔軟性を有する弾性リング20により図
4中の矢示A方向に向けて連結ピン12の外周側に押付
けることができるから、連結ピン12に対するリップ部
18Bの締付け力を弾性リング20の復原力(押付け
力)により確実に補償でき、リップ部18Bを連結ピン
12の外周面に常に適切な締付け力をもって摺接させ続
けることができる。
18Bを軟質で柔軟性を有する弾性リング20により図
4中の矢示A方向に向けて連結ピン12の外周側に押付
けることができるから、連結ピン12に対するリップ部
18Bの締付け力を弾性リング20の復原力(押付け
力)により確実に補償でき、リップ部18Bを連結ピン
12の外周面に常に適切な締付け力をもって摺接させ続
けることができる。
【0062】即ち、シールリング18のリップ部18B
が十分な弾性力を保持している初期状態では、弾性リン
グ20をシールリング18よりも軟質の弾性材料によっ
て形成しているため、弾性リング20が従来技術の負荷
リングのようにリップ部18Bを連結ピン12に強い力
で押付けるのを防止でき、リップ部18Bが連結ピン1
2との摺動により早期に摩耗するのを確実に防止するこ
とができる。
が十分な弾性力を保持している初期状態では、弾性リン
グ20をシールリング18よりも軟質の弾性材料によっ
て形成しているため、弾性リング20が従来技術の負荷
リングのようにリップ部18Bを連結ピン12に強い力
で押付けるのを防止でき、リップ部18Bが連結ピン1
2との摺動により早期に摩耗するのを確実に防止するこ
とができる。
【0063】また、シールリング18のリップ部18B
による締付け力が低下したり、リップ部18Bが摩耗後
退したりした場合には、弾性変形した弾性リング20の
形状が径方向内側等に向けて復原することにより、この
リップ部18Bを適切な押付け力と十分な復原量とをも
って連結ピン12に確実に押付けることができ、リップ
部18Bを連結ピン12に対し長期間に亘って確実に摺
接させ続けることができる。
による締付け力が低下したり、リップ部18Bが摩耗後
退したりした場合には、弾性変形した弾性リング20の
形状が径方向内側等に向けて復原することにより、この
リップ部18Bを適切な押付け力と十分な復原量とをも
って連結ピン12に確実に押付けることができ、リップ
部18Bを連結ピン12に対し長期間に亘って確実に摺
接させ続けることができる。
【0064】従って、本実施例によれば、アームボス1
0と連結ピン12との間をシール装置16により長期間
に亘って確実にシールでき、シール装置16が早期に劣
化することによりアームボス10(ブッシュ14)と連
結ピン12との間にダスト、水分等の異物が侵入するの
を確実に防止できると共に、当該軸受装置の耐久性や寿
命を大幅に向上させることができる。
0と連結ピン12との間をシール装置16により長期間
に亘って確実にシールでき、シール装置16が早期に劣
化することによりアームボス10(ブッシュ14)と連
結ピン12との間にダスト、水分等の異物が侵入するの
を確実に防止できると共に、当該軸受装置の耐久性や寿
命を大幅に向上させることができる。
【0065】また、取付リング17の筒部17A内に装
着した弾性リング20を、筒部17Aの他端側に形成し
たかしめ部22によりリテーナ21を介して抜止め状態
に保持する構成としたから、取付リング17とシールリ
ング18との間の空間19に弾性リング20を弾性変形
させて装着した後に、筒部17Aの他端側にリテーナ2
1を介してかしめ部22を形成することにより、弾性リ
ング20をかしめ部22から保護できる上に、簡単なか
しめ作業によって弾性リング20を鍔部17B(シール
リング18の接合部18A)とリテーナ21との間に弾
性変形状態で確実に挟持させることができ、その復原力
を筒部17Aの径方向内側に向けてシールリング18の
リップ部18Bに確実に作用させることができる。
着した弾性リング20を、筒部17Aの他端側に形成し
たかしめ部22によりリテーナ21を介して抜止め状態
に保持する構成としたから、取付リング17とシールリ
ング18との間の空間19に弾性リング20を弾性変形
させて装着した後に、筒部17Aの他端側にリテーナ2
1を介してかしめ部22を形成することにより、弾性リ
ング20をかしめ部22から保護できる上に、簡単なか
しめ作業によって弾性リング20を鍔部17B(シール
リング18の接合部18A)とリテーナ21との間に弾
性変形状態で確実に挟持させることができ、その復原力
を筒部17Aの径方向内側に向けてシールリング18の
リップ部18Bに確実に作用させることができる。
【0066】そして、弾性リング20とかしめ部22と
の間にリテーナ21を介在させることにより、かしめ部
22を比較的小さく曲げ加工するだけで筒部17Aのひ
ずみを抑えつつ軟質の弾性リング20を安定した状態で
固定でき、弾性リング20をリテーナ21により土砂等
の異物から確実に保護することができる。
の間にリテーナ21を介在させることにより、かしめ部
22を比較的小さく曲げ加工するだけで筒部17Aのひ
ずみを抑えつつ軟質の弾性リング20を安定した状態で
固定でき、弾性リング20をリテーナ21により土砂等
の異物から確実に保護することができる。
【0067】また、リテーナ21の外周側に傾斜面21
Aを形成し、この傾斜面21Aにかしめ部22を当接さ
せることにより、かしめ部22を傾斜面21Aに沿って
直角よりも小さい曲げ角度で均一に形成でき、リテーナ
21の組付け精度やかしめ部22の加工精度を確実に向
上させることができる。
Aを形成し、この傾斜面21Aにかしめ部22を当接さ
せることにより、かしめ部22を傾斜面21Aに沿って
直角よりも小さい曲げ角度で均一に形成でき、リテーナ
21の組付け精度やかしめ部22の加工精度を確実に向
上させることができる。
【0068】また、弾性リング20は、シール装置の軸
方向に切断して形成されるリング断面において略ひょう
たん形状を有し中央部近傍にくびれ部20Aを有するの
で、リテーナ21に外部から力が加わった場合にその力
を玉部20A、20Bを介してくびれ部20Aに吸収さ
せることができ、リップ部18Bによる連結ピン12の
外周面への締め付け力が外部から加わる力の影響を受け
ないようにすることができる。
方向に切断して形成されるリング断面において略ひょう
たん形状を有し中央部近傍にくびれ部20Aを有するの
で、リテーナ21に外部から力が加わった場合にその力
を玉部20A、20Bを介してくびれ部20Aに吸収さ
せることができ、リップ部18Bによる連結ピン12の
外周面への締め付け力が外部から加わる力の影響を受け
ないようにすることができる。
【0069】また、鍔部17Bには連結孔17Cが形成
されているので、材料47をシールリング型部45だけ
でなくシール体型部44にもつめることができ、シール
体33とシールリング18とを一体的に形成することが
可能になる。
されているので、材料47をシールリング型部45だけ
でなくシール体型部44にもつめることができ、シール
体33とシールリング18とを一体的に形成することが
可能になる。
【0070】また、鋳型42の外周面の所定位置に取付
リング17の筒部17Aを嵌合させて型空間43を鍔部
17Bによって分割するようにしたので、取付リング1
7をシール体33及びシールリング18と一体的に容易
に配設することが可能になる。
リング17の筒部17Aを嵌合させて型空間43を鍔部
17Bによって分割するようにしたので、取付リング1
7をシール体33及びシールリング18と一体的に容易
に配設することが可能になる。
【0071】前記各実施例では、当該軸受装置を油圧シ
ョベルの作業装置3のピン結合部に適用した場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧
クレーン等の建設機械や、農耕用および産業用の作業機
等に設けられたピン結合部に当該軸受装置を適用しても
よい。
ョベルの作業装置3のピン結合部に適用した場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧
クレーン等の建設機械や、農耕用および産業用の作業機
等に設けられたピン結合部に当該軸受装置を適用しても
よい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、シール体は、シールリングとの間に鍔部を挟んで
配設されるとともにシールリングと一体的に形成されて
いるので、組み込み時にシール体がシールリングと分離
していまうことを防止することができる。また、シール
体はシールリングと一体的に形成されているので、部品
コストが低くすることができる。
れば、シール体は、シールリングとの間に鍔部を挟んで
配設されるとともにシールリングと一体的に形成されて
いるので、組み込み時にシール体がシールリングと分離
していまうことを防止することができる。また、シール
体はシールリングと一体的に形成されているので、部品
コストが低くすることができる。
【0073】また、鍔部に、シール体とシールリングの
接合部とを連通する連通孔が形成されているので、この
連通孔によって、鋳型を用いてシール体とシールリング
とを一体的に形成することが可能になる。
接合部とを連通する連通孔が形成されているので、この
連通孔によって、鋳型を用いてシール体とシールリング
とを一体的に形成することが可能になる。
【0074】また、弾性リングには、弾性リングを軸方
向に切断して形成されるリング断面の中央近傍にくびれ
部が形成されているので、例えばリテーナに外部から力
が加わった場合にその力をくびれ部に吸収させることが
でき、リップ部による連結ピンの外周面への締め付け力
が外部から加わる力の影響を受けないようにすることが
できる。
向に切断して形成されるリング断面の中央近傍にくびれ
部が形成されているので、例えばリテーナに外部から力
が加わった場合にその力をくびれ部に吸収させることが
でき、リップ部による連結ピンの外周面への締め付け力
が外部から加わる力の影響を受けないようにすることが
できる。
【0075】また、シール体とシールリングとを一体的
に形成するための鋳型の外周面に取付リングを嵌合させ
るとともに、取付リングによって、鋳型内に形成される
型空間をシール体を形成するためのシール体型部と前記
シールリングを形成するためのシールリング型部とに分
割するようにしたので、取付リングとシール体とシール
リングとを一体的に組み立てることることが可能にな
る。また、シール体とシールリングとを形成するための
材料を鋳型内へ注入し、シールリング型部へ注入された
前記材料を、シール体が当接する環状の取付リングの鍔
部に形成されたシール体とシールリングの接合部とを連
通する連通孔を介してシール体型部へ注入する工程とを
ようにしたので、シール体とシールリングとを一体的に
形成することが可能になる。
に形成するための鋳型の外周面に取付リングを嵌合させ
るとともに、取付リングによって、鋳型内に形成される
型空間をシール体を形成するためのシール体型部と前記
シールリングを形成するためのシールリング型部とに分
割するようにしたので、取付リングとシール体とシール
リングとを一体的に組み立てることることが可能にな
る。また、シール体とシールリングとを形成するための
材料を鋳型内へ注入し、シールリング型部へ注入された
前記材料を、シール体が当接する環状の取付リングの鍔
部に形成されたシール体とシールリングの接合部とを連
通する連通孔を介してシール体型部へ注入する工程とを
ようにしたので、シール体とシールリングとを一体的に
形成することが可能になる。
【図1】本発明の軸受装置に一実施例を適用した油圧シ
ョベルを示す外観図である。
ョベルを示す外観図である。
【図2】軸受装置を示す図1中の矢示II−II方向からみ
た断面図である。
た断面図である。
【図3】図2中のシール装置を拡大して示す部分断面図
である。
である。
【図4】図3中の取付リング、シールリング及び弾性リ
ング等を示す拡大断面図である。
ング等を示す拡大断面図である。
【図5】シール装置を製造するための鋳型装置を示す断
面図(a)と、(a)におけるA−Aから見た断面図
(b)である。
面図(a)と、(a)におけるA−Aから見た断面図
(b)である。
【図6】シール装置の製造組立手順を示す図である。
【図7】従来の軸受装置の要部を示す拡大断面図であ
る。
る。
10 アームボス(ボス部材) 10A ピン挿通穴 11 ブラケット(相手方部材) 12 連結ピン 16 シール装置(シール手段) 17 取付リング 17A 筒部 17B 鍔部 17C 連通孔 18 シールリング 18A 接合部 18B リップ部 19 空間 20 弾性リング 20A、20B 玉部 21 リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 良 平 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 高牟礼 辰 雄 大阪府八尾市安中町五丁目5番5号 日本 バルカー工業株式会社機器部品事業部研究 開発部内 (72)発明者 村 木 弘 昌 大阪府八尾市安中町五丁目5番5号 日本 バルカー工業株式会社機器部品事業部研究 開発部内 (72)発明者 山 下 純 一 愛知県新城市川田字本宮道150番地 日本 バルカー工業株式会社新城工場内 Fターム(参考) 3J006 AD01
Claims (4)
- 【請求項1】軸方向に挿通穴が形成されたボス部材と、
このボス部材の挿通穴内に挿通され前記ボス部材を相手
方部材に回動可能に連結する連結ピンと、この連結ピン
と前記ボス部材との間をシールするシール手段とからな
る軸受装置において、 前記シール手段は、 前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取付リ
ングと、 外周側が前記取付リングに接合された接合部となり、内
周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺接するリップ
部となったシールリングと、 前記取付リングと前記シールリングとで囲われて装着さ
れ、前記シールリングの前記リップ部を前記連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リングと、 前記ボス部材の挿通穴内に締代をもって装着され、前記
取付リングとボス部材との間をシールする環状のシール
体とを備え、 前記取付リングは、その端部に前記シールリングの前記
接合部と前記シール体が当接する環状の鍔部を有し、 前記シール体は、前記シールリングとの間に前記鍔部を
挟んで配設されるとともに前記シールリングと一体的に
形成されていることを特徴とする軸受装置。 - 【請求項2】前記鍔部に、前記シール体と前記シールリ
ングの前記接合部とを連通する連通孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。 - 【請求項3】軸方向に挿通穴が形成されたボス部材と、
このボス部材の挿通穴内に挿通され前記ボス部材を相手
方部材に回動可能に連結する連結ピンと、この連結ピン
と前記ボス部材との間をシールするシール手段とからな
る軸受装置において、 前記シール手段は、 前記ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられる取付リ
ングと、 外周側が前記取付リングに接合された接合部となり、内
周側が前記連結ピンの外周面に弾性的に摺接するリップ
部となったシールリングと、 前記取付リングと前記シールリングとで囲われて装着さ
れ、前記シールリングの前記リップ部を前記連結ピンの
外周面に弾性的に押付ける弾性リングとを備え、 前記弾性リングには、前記弾性リングを前記軸方向に切
断して形成されるリング断面の中央近傍にくびれ部が形
成されていることを特徴とする軸受装置。 - 【請求項4】ボス部材の挿通穴内に嵌合して取付けられ
る取付リングと、外周側が前記取付リングに接合された
接合部となり、内周側が前記連結ピンの外周面に弾性的
に摺接するリップ部となったシールリングと、前記取付
リングと前記シールリングとで囲われて装着され、前記
シールリングの前記リップ部を前記連結ピンの外周面に
弾性的に押付ける弾性リングと、前記ボス部材の挿通穴
内に締代をもって装着され、前記取付リングとボス部材
との間をシールする環状のシール体とを備えるシール装
置の製造方法において、 前記シール体と前記シールリングとを一体的に形成する
ための鋳型の外周面に前記取付リングを嵌合させるとと
もに、前記取付リングによって、前記鋳型内に形成され
る型空間を前記シール体を形成するためのシール体型部
と前記シールリングを形成するためのシールリング型部
とに分割する工程と、 前記シール体と前記シールリングとを形成するための材
料を前記鋳型内へ注入し、前記シールリング型部へ注入
された前記材料を、前記シール体が当接する環状の前記
取付リングの鍔部に形成された前記シール体と前記シー
ルリングの前記接合部とを連通する連通孔を介して前記
シール体型部へ注入する工程とを備えることを特徴とす
るシール装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033328A JP2000230643A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 軸受装置およびシール装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033328A JP2000230643A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 軸受装置およびシール装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230643A true JP2000230643A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12383499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11033328A Pending JP2000230643A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 軸受装置およびシール装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000230643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1686296A1 (en) * | 2005-01-28 | 2006-08-02 | Carl Freudenberg KG | Lip seal and manufacturing method thereof |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60194665U (ja) * | 1984-06-06 | 1985-12-25 | 株式会社 荒井製作所 | オイルシ−ル |
| JPS61114162U (ja) * | 1985-12-20 | 1986-07-18 | ||
| JPH0169970U (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-10 | ||
| JPH0293170A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-03 | Komatsu Ltd | 履帯シール |
| JPH0343173U (ja) * | 1989-09-01 | 1991-04-23 | ||
| JPH05280648A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-26 | Nippon Mektron Ltd | リンクピンシ−ル装置 |
| JPH0742889U (ja) * | 1993-12-29 | 1995-08-11 | 株式会社早川製作所 | オイルシール |
| JPH10122378A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 軸受装置 |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP11033328A patent/JP2000230643A/ja active Pending
Patent Citations (8)
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| EP1686296A1 (en) * | 2005-01-28 | 2006-08-02 | Carl Freudenberg KG | Lip seal and manufacturing method thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050826 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071015 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080304 |