JP2010001932A - 履帯ピンシール - Google Patents

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JP2010001932A JP2008159839A JP2008159839A JP2010001932A JP 2010001932 A JP2010001932 A JP 2010001932A JP 2008159839 A JP2008159839 A JP 2008159839A JP 2008159839 A JP2008159839 A JP 2008159839A JP 2010001932 A JP2010001932 A JP 2010001932A
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Masaaki Tetsu
正章 鉄
Masami Takei
雅美 武居
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Unimatec Co Ltd
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Unimatec Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、履帯ピンや、ブッシュの摩耗損傷を防止し、長期間の使用に耐える履帯ピンシールを提供することを目的とする。
【解決手段】ブッシュに嵌合した内側リンク部材と、前記ブッシュに回転自在に挿入された履帯ピンと、前記履帯ピンに嵌合した外側リンク部材と、前記外側リンク部材に形成した環状段部、前記ブッシュの端面、及び前記履帯ピンにより区画される環状空間内に配置され、前記ブッシュの前記端面に当接するシールリングと、前記シールリングを前記端面に押圧する負荷リングとを備えた履帯ピンシールにおいて、前記シールリングが、前記環状段部の内周面と密封接触するシール手段を備えている構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、土砂、泥水の中を走行する建設機械に使用する履帯連結部のシール性を確保するための履帯ピンシールに関するものである。
従来、図2に示す構造の履帯ピンシールが知られている。
すなわち、この履帯ピンシールは、ブッシュ100に嵌合した内側リンク部材200と、このブッシュ100に回転自在に挿入された履帯ピン300と、この履帯ピン300に嵌合した外側リンク部材400とが配置されている。
そして、シールリング600が、外側リンク部材400に形成した環状段部410と、ブッシュ100の端面110と、履帯ピン300により区画される環状空間500内に配置され、ブッシュ100の端面110に当接している。
また、シールリング600は、負荷リング700により、端面110側に押圧されている。
しかし、シールリング600の背面を押圧している負荷リング700は、土砂等が存在する外部に、露呈した状態で存在する構成となっている。
このため、シールリング600と負荷リング700とが接している界面900から、土砂等が内部に浸入し、履帯ピン300や、ブッシュ100を早期に摩耗損傷する問題を惹起していた。
実開平04−133069号公報
本発明の目的は、履帯ピンや、ブッシュの摩耗損傷を防止し、長期間の使用に耐える履帯ピンシールを提供することにある。
本発明は、かかる目的を達成するために、ブッシュに嵌合した内側リンク部材と、前記ブッシュに回転自在に挿入された履帯ピンと、前記履帯ピンに嵌合した外側リンク部材と、前記外側リンク部材に形成した環状段部、前記ブッシュの端面、及び前記履帯ピンにより区画される環状空間内に配置され、前記ブッシュの前記端面に当接するシールリングと、前記シールリングを前記端面に押圧する負荷リングとを備えた履帯ピンシールにおいて、
前記シールリングが、前記環状段部の内周面と密封接触するシール手段を備えている構成とした。
本発明は、以下に記載される効果を奏する。
請求項1記載の発明の履帯ピンシールによれば、外部の土砂、泥水等が内部に浸入することを効果的に阻止出来るため、履帯ピンや、ブッシュの摩耗損傷を防止し、長期間の使用に耐えることが出来る。
請求項2記載の発明の履帯ピンシールによれば、振動や軸変芯運動が作用したとしても、外部の土砂、泥水等が内部に浸入することを、より効果的に阻止出来る。
請求項3記載の発明の履帯ピンシールによれば、シールリングの姿勢を安定した形で維持できるため、良好な密封機能を発揮出来る。
請求項4記載の発明の履帯ピンシールによれば、シールリングの寿命をより長く維持出来る材質と、シールリングに対し、長期間安定した負荷を与えることが出来る材質の最適化を図ることが出来る。
請求項5記載の発明の履帯ピンシールによれば、シールリングに対し、安定した負荷を与えることが出来る。
請求項6記載の発明の履帯ピンシールによれば、オイル封入タイプにおいて、特に有効である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明に係る履帯ピンシールは、ブッシュ1に嵌合した内側リンク部材2と、このブッシュ1に回転自在に挿入された履帯ピン3と、この履帯ピン3に嵌合した外側リンク部材4とを備えている。
更に、外側リンク部材4に形成した環状段部41と、ブッシュ1の端面11と、履帯ピン3とにより区画される環状空間5内には、ブッシュ1の端面11に当接するシールリング6と、シールリング6を端面11に押圧する負荷リング7とが配置されている。
また、シールリング6は、環状段部41の内周面411と密封接触するシール手段61を有している。
このシール手段61は、端面11側(外部側)に向って伸びるリップ形状のシールとしたが、耐ダスト性を考慮して、ガスケット形状としても良い。
このシール手段61が存在するため、外部に存在する土砂や泥水が、内側リンク部材2と外側リンク部材4との間隙を通って、負荷リング7まで浸入することを防ぐことが出来る。
また、シールリング6は、SPCC等の金属材製の補強環62を備えている。
この補強環62は、ワッシャー状部分623と円筒状部分622とを備えており、このワッシャー状部分623には、ブッシュ1の端面11に密封接触している、断面略三角形状のシール面624が形成され、この円筒状部分622には、シール手段61が設けられている。
このシールリング6は、耐摩耗性の良好な、A硬度75〜90程度のウレタンゴムが使用される。
また、負荷リング7は、ゴム状弾製材製であるが、特に、弾性回復性が良好なニトリルゴム(NBR)が好んで用いられる。
この負荷リング7は、断面略台形状を呈しおり、補強環62のワッシャー状部分623と円筒状部分622とより形成した段部621と、環状空間5内の履帯ピン3の外周面上に配置したスラスト受8外周面との間に配置されている。
更に、この種履帯ピンシールは、履帯ピン3とブッシュ1との摺動面間に、潤滑油が供給される、オイル封入タイプである。
本発明の実施例に係る履帯ピンシールを示す断面図である。 従来技術に係る履帯ピンシールを示す断面図である。
符号の説明
1 ブッシュ
2 内側リンク部材
3 履帯ピン
4 外側リンク部材
5 環状空間
6 シールリング
7 負荷リング
8 スラスト受
11 端面
41 環状段部
61 シール手段
62 補強環

Claims (6)

  1. ブッシュ(1)に嵌合した内側リンク部材(2)と、前記ブッシュ(1)に回転自在に挿入された履帯ピン(3)と、前記履帯ピン(3)に嵌合した外側リンク部材(4)と、前記外側リンク部材(4)に形成した環状段部(41)、前記ブッシュ(1)の端面(11)、及び前記履帯ピン(3)により区画される環状空間(5)内に配置され、前記ブッシュ(1)の前記端面(11)に当接するシールリング(6)と、前記シールリング(6)を前記端面(11)に押圧する負荷リング(7)とを備えた履帯ピンシールにおいて、前記シールリング(6)が、前記環状段部(41)の内周面(411)と密封接触するシール手段(61)を備えていることを特徴とする履帯ピンシール。
  2. 前記シール手段(61)が前記端面(11)側に向って伸びるリップ形状のシールであることを特徴とする請求項1記載の履帯ピンシール。
  3. 前記シールリング(6)が、金属材製の補強環(62)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の履帯ピンシール。
  4. 前記シールリング(6)の材質と、前記負荷リング(7)の材質が異なるゴム状弾製材で製作されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載の履帯ピンシール。
  5. 前記負荷リング(7)が、前記補強環(62)に形成した段部(621)と、前記環状空間(5)内の前記履帯ピン(3)外周面上に配置したスラスト受(8)外周面との間に配置された断面略台形状であることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載の履帯ピンシール。
  6. 前記履帯ピン(3)と前記ブッシュ(1)との摺動面間に潤滑油が供給される、オイル封入タイプであることを特徴とする請求項1〜5いずれか一項記載の履帯ピンシール。
JP2008159839A 2008-06-19 2008-06-19 履帯ピンシール Withdrawn JP2010001932A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11618514B2 (en) 2016-12-06 2023-04-04 Komatsu Ltd. Link assembly and seal assembly

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