JP2000229523A - 自走式作業車 - Google Patents

自走式作業車

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JP2000229523A
JP2000229523A JP11032180A JP3218099A JP2000229523A JP 2000229523 A JP2000229523 A JP 2000229523A JP 11032180 A JP11032180 A JP 11032180A JP 3218099 A JP3218099 A JP 3218099A JP 2000229523 A JP2000229523 A JP 2000229523A
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JP
Japan
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self
center
vehicle
gear
propelled work
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11032180A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Kobayashi
格 小林
Osamu Takita
修 滝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioritz Corp
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
IHI Shibaura Machinery Corp
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Publication date
Application filed by Kioritz Corp, IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全高を低く抑えつつ、所定のロードクリアラ
ンスを確保することができるとともに、旋回(小回り)
性等の走行性能も確保できるようにされた自走式作業車
を提供する。 【解決手段】 車体(2)の前部に座席部分(6)を有
し、フロントホイール(11、12)がデファレンシャ
ル装置(15)及びフロントアクスル(16、17)を
介して回転駆動せしめられる自走式作業車(1)におい
て、フロントホイールセンタ(Oh)に対してデファレ
ンシャルギヤセンタ(Od)が側面視で前記車体(2)
の後方に配在されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピードスプレー
ヤ等の自走式作業車に係り、特に、フロントホイールが
駆動輪とされたもとで、全高を低く抑えることができる
とともに、旋回性等の走行性能を確保できるようにされ
た自走式作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピードスプレーヤは、薬液タ
ンク内の薬液をポンプでノズルに圧送し、そのノズルか
ら外部に向けて吹き出される薬液を、走行用も兼ねるエ
ンジンにより駆動される送風機から外部に向けて吹き出
される空気流により拡散し、もって、果樹園等の圃場に
おいて走行しながら広域に渡って効率的に散布作業を行
うものである。
【0003】かかるスピードスプレーヤを取り巻く市場
情勢においては、騒音源であるエンジン並びに送風機を
オペレータからなるべく遠ざけて搭載する必要から、前
部に運転席を配置し、後部にエンジン、送風機を配置す
る構成が主流となりつつある。
【0004】さらに、オペレータを薬液被爆から保護す
るため、空調設備付きのフルキャビンを搭載したスピー
ドスプレーヤが要望されている現在、棚作果樹園等、作
業空間高さに制限のある圃場に入らなければならないス
ピードスプレーヤにとって、全高を低く抑えることので
きるフロントキャビン付車体構成が、必要不可欠のもの
であると言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業空間高
さに制限のある圃場に入るために全高を低く抑えなけれ
ばならない反面、不整地走行車であるため、必要な走行
性能(ロードクリアランスの確保、大径リブラグタイヤ
の装着、旋回性能確保のためのタイヤ切れ角の確保等)
を得るために考慮しなければならない車体構成条件も多
数あり、これらのほとんどは全高を低く抑えることを妨
げる要因となって、車体構成上の矛盾を招く結果とな
る。
【0006】前記傾向は、車体各部の寸法に大きな制約
の少ない大型クラス(薬液タンク容量が1000リット
ル程度)の場合にはそれほど問題にならないが、小型ク
ラス(薬液タンク容量が500〜600リットル程度)
の場合には車体構成上の困難を伴う。すなわち、乗車す
るオペレータの体格は変わらないため、オペレータを収
容するキャビン部分の大きさは大型クラスと同等にも関
わらず、より小さな車格内にそれらを納めなければなら
ないためである。全高を低く抑える必要があるのと同様
に、車体寸法(特に車長)をコンパクトにまとめ、小回
り性を重視しなければならないのは、樹間の狭い圃場を
走行するスピードスプレーヤに要求される基本的条件の
一つであり、小型クラスほど旋回(小回り)性能に対す
る要求が強くなる傾向がある。
【0007】また、スピードスプレーヤは、不整地走行
車である関係上、四輪駆動方式をとる場合が多く、フロ
ントアクスルには、左右のフロントホイールが機械的に
連結されるとともに、デファレンシャルギヤを内装し、
かつ、左右のフロントホイールを転舵かつ回転駆動でき
るギヤナックルを有したリジッドアクスルを採用するこ
とが一般的であり、アクスルの中央をセンタピンで支持
することにより、アクスル全体を路面形状に合わせて左
右にスウィングさせることによってタイヤの接地性を確
保している。
【0008】現存するフロント用リジッドアクスルは、
車体側面から見ると、ホイールセンタとデファレンシャ
ルギヤセンタが一致(一般運搬車用アクスル)、もしく
は、例えば、実公平4−48842号公報等にも見られ
るように、ホイールセンタよりデファレンシャルギヤセ
ンタが高く(トラクタ等用ハイクリアランスアクスルと
して)設定されており、限られたフロントオーバーハン
グ内にキャビンを設置し、かつ、全高を低く抑えようと
すると、オペレータが着座する座席部分がフロントアク
スルのデファレンシャルギヤ(ケース)部分と干渉し、
必要な低全高を確保できないか、あるいは、フロントオ
ーバーハングを長くして前記干渉を回避せざるを得なく
なって、旋回性等の走行性能の低下を来たし、結果的に
必要な性能(低全高、旋回(小回り)性等)を達成でき
なかった。
【0009】本発明は、前記した如くの従来の問題を解
消すべくなされたもので、その目的とするところは、全
高を低く抑えつつロードクリアランスを確保することが
できるとともに、旋回(小回り)性等の走行性能も確保
できるようにされた自走式作業車を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る自走式作業車は、基本的には、車体の
前部に座席部分を有し、フロントホイールがデファレン
シャル装置及びフロントアクスルを介して回転駆動せし
められるようにされたもとで、フロントホイールセンタ
に対してデファレンシャルギヤセンタが側面視で前記車
体の後方に配在されていることを特徴としている。
【0011】より好ましい態様では、前記デファレンシ
ャル装置と前記フロントホイールとの間に、複数のギヤ
を内蔵するギヤユニットが介装される。本発明に係る自
走式作業車としては、四輪駆動方式のスピードスプレー
ヤが代表して挙げられるが、これに限られることはな
く、他のトラクター等の自走式作業車にも本発明は適用
できる。
【0012】前記の如くの構成とされた本発明に係る自
走式作業車においては、フロントホイールセンタに対し
てデファレンシャルギヤセンタが側面視で車体後方に配
在されているので、ホイールセンタとデファレンシャル
ギヤセンタが一致、もしくは、ホイールセンタよりデフ
ァレンシャルギヤセンタが高くされている従来の自走式
作業車に対して、左右のフロントホイール間に、オペレ
ータが座る座席部分を沈み込ませ得るスペースが生み出
される。
【0013】このため、オペレータが座る座席部分を低
くでき、そのため、全高(特にキャビン上端)を低く抑
えつつ、所定のロードクリアランスを確保することがで
きるとともに、フロントオーバーハングをおさえて車体
寸法(特に車長及びフロントオーバーハング)をコンパ
クトにまとめることができ、その結果、旋回(小回り)
性等の走行性能も確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る自走式
作業車としての、それ自体の構成は周知のリヤエンジン
式スピードスプレーヤの一実施形態の前部のみを示して
いる。図示実施形態のスピードスプレーヤ1は、車体2
の前部に、オペレータPが座る座席部分6が内装されて
いる密閉式のキャビン4が配設され、該キャビン4の後
方に設置された薬液タンク5内の薬液を図示していない
が、ポンプで車体後部に配設されたノズルに圧送し、そ
のノズルから外部に向けて吹き出される薬液を、走行用
と送風用とを兼ねる後部エンジンルームに収容されたデ
ィーゼル式等のエンジンにより駆動され車体後尾に配設
された送風機から外部に向けて吹き出される空気流によ
り拡散し、もって、果樹園等の圃場において走行しなが
ら広域に渡って効率的に散布作業を行うものである。
【0015】前記スピードスプレーヤ1では、前記エン
ジンにより左右一対のフロントホイール11、12及び
左右一対のリアホイール(図示省略)を回転駆動する四
輪駆動方式が採用されており、図1に加えて図2及び図
3をも参照すればよくわかるように、前記フロントホイ
ール11、12には、前記エンジンの動力がトランスミ
ッション、プロペラシャフト14、デファレンシャル装
置15、左右のフロントアクスル(アクスルシャフト1
9)16、17、後述するギヤユニット20、20、及
び、ギヤナックル30を介して伝達されるようになって
いる。
【0016】また、前記フロントホイール11、12
は、前記キャビン4内に配置されているステアリングハ
ンドル50の操舵操作が操舵機構40及びその両端に連
結されたタイロッドエンド41、42及びナックルアー
ム35、35を介して伝達され、それによって転舵せし
められるようになっている。
【0017】前記フロントアクスル16、17と前記フ
ロントホイール11、12との間に配設された左右一対
のギヤユニット20、20とギヤナックル30、30
は、左右それぞれ同一構成とされており、前記ギヤユニ
ット20、20は、前記フロントアクスル16、17か
ら斜上方向前方に突出する第一ギヤケース21と、該第
一ギヤケース21の上端部に連結されて斜め外向き下方
に突出する第二ギヤケース22と、からなっており、右
フロントホイール12側を示す図4を参照すればよくわ
かるように、前記第一ギヤケース21の出力軸23に外
嵌固定されたベベルギヤ24が、前記第二ギヤケース2
2に回転自在に内装されたバーチカルシャフト25の上
端に螺着固定されたベベルギヤ26に噛合せしめられ、
前記バーチカルシャフト25の下端に螺着固定されたベ
ベルギヤ27が、前記フロントホイール11、12の軸
部31に外嵌固定されている、前記ギヤナックル30の
大径ベベルギヤ33に噛合せしめられている。
【0018】したがって、本実施形態のスピードスプレ
ーヤ1においては、図1及び図2に示される如くに、フ
ロントホイールセンタOhに対して、デファレンシャル
ギヤセンタOdが、側面視及び平面視でオフセット量L
だけ前記車体2の後方に配在されている。このように、
前記フロントホイールセンタOhに対して前記デファレ
ンシャルギヤセンタOdを車体後方に配在したことによ
り、ホイールセンタとデファレンシャルギヤセンタが一
致、もしくは、ホイールセンタよりデファレンシャルギ
ヤセンタが高くされている従来の自走式作業車に対し
て、左右のフロントホイール11、12間に、オペレー
タPが座る座席部分6を沈み込ませ得るスペースが生み
出される。
【0019】このため、オペレータPが座る座席部分6
を低くでき、そのため、全高(特にキャビン4の上端)
を低く抑えつつ、所定のロードクリアランスを確保する
ことができるとともに、車体寸法(特に車長)をコンパ
クトにまとめることができ、その結果、旋回(小回り)
性等の走行性能も確保できる。以上、本発明の一実施形
態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明
の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更
ができるものであり、キャビンの有無、車軸本数等を問
わず適用できるものであることは、言うまでもない。例
えば、図示例では、デファレンシャル装置とフロントホ
イールとの間の動力伝達を、ギヤユニットを介して行っ
ているが、ユニバーサルジョイント、等速ボールジョイ
ント等、入出力軸芯を偏倚せしめることのできる、適宜
のユニットを用いることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る自走式作業車によれば、全高を低く抑えつつロ
ードクリアランスを確保することができるとともに、旋
回(小回り)性等の走行性能も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式作業車としてのスピードス
プレーヤの一実施形態の前部を示す左側面図。
【図2】図1に示されるスピードスプレーヤの前部の平
面図。
【図3】図1に示されるスピードスプレーヤの正面図。
【図4】図3の右フロントホイール周辺部を示す部分切
欠拡大図。
【符号の説明】
1 …スピードスプレーヤ(自走式作業車) 2 …車体 11、12 …フロントホイール 15 …デファレンシャル装置 16、17 …フロントアクスル 20 …ギヤユニット 24、26、27 …ベベルギヤ Oh …フロントホイールセンタ Od …デファレンシャルギヤセンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝田 修 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 Fターム(参考) 2B121 CB04 CB24 CB33 CB42 CB45 CB47 CB61 CB66 CB70 EA21 EA26 3D043 AA03 AA05 AB11 AB17 CA02 CA04 CA23 CA25 CA27 CA28 CA29 EA02 EA11 EA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(2)の前部に座席部分(6)を有
    し、フロントホイール(11、12)がデファレンシャ
    ル装置(15)及びフロントアクスル(16、17)を
    介して回転駆動せしめられる自走式作業車(1)におい
    て、 フロントホイールセンタ(Oh)に対してデファレンシ
    ャルギヤセンタ(Od)が側面視で前記車体(2)の後
    方に配在されていることを特徴とする自走式作業車。
  2. 【請求項2】 前記デファレンシャル装置(15)と前
    記フロントホイール(11、12)との間に、複数のギ
    ヤ(24、26、27)を内蔵するギヤユニット(2
    0)が介装されていることを特徴とする請求項1に記載
    の自走式作業車。
  3. 【請求項3】 四輪駆動方式のスピードスプレーヤ
    (1)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    自走式作業車。
JP11032180A 1999-02-10 1999-02-10 自走式作業車 Withdrawn JP2000229523A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054908A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Shoshin:Kk スピードスプレーヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509