JP2605671B2 - 四輪駆動車輌 - Google Patents

四輪駆動車輌

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JP2605671B2
JP2605671B2 JP31160888A JP31160888A JP2605671B2 JP 2605671 B2 JP2605671 B2 JP 2605671B2 JP 31160888 A JP31160888 A JP 31160888A JP 31160888 A JP31160888 A JP 31160888A JP 2605671 B2 JP2605671 B2 JP 2605671B2
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裕 中村
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は四輪駆動車輌に関し、詳しくは燃料タンク等
のレイアウトに関するものである。
〔従来の技術〕
数ある車輌の種類の1つに、不整地走行用車輌があ
る。この不整地走行用車輌では、一般に、燃料タンクを
車体の後部上方等、車体の外側に組み付けたものが多
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、燃料タンクが高い位置に在ると、該タンク
に燃料を入れることによって重心が高くなってしまい、
走行安全性が低下する不都合があった。また、燃料タン
クが車体の外側に配設されていると、重量物にたる燃料
が車体中央から離れて位置することとなるため、得に旋
回性能に悪影響を及ぼす不都合があった。
本発明を、上記実状に鑑みて、走行安定性および旋回
性能の良好な車輌を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明では、車体フレームの後半部に搭載した
エンジンの前方にトランスミッションを配設し、かつ該
トランスミッションの前方にトランスファーを配設する
とともに、上記エンジン、トランスミッションおよびト
ランスファーにおける車幅方向の一側方に、トランスフ
ァーから後方に延出して動力を後輪に伝達するリヤプロ
ペラシャフトと、マフラーを含む排気装置とを配設する
一方、上記エンジン、トランスミッションおよびトラン
スファーにおける車幅方向の他側方に、燃料タンクとエ
アクリーナを含む吸気装置とを配設し、かつトランスフ
ァーの前方に該トランスファーから前方に延出して動力
を前輪に伝達するフロントプロペラシャフトを配設する
ことにより上記目的を達成した。
〔作用〕
トランスミッションは車体底部に設けられているた
め、上記構成によれば、燃料タンクが車体中央域かつ底
部に位置することとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な構成を、一実施例を示す図面
に基づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は、本発明を四輪駆動の不整地走
行用車輌に適用した例を示すもので、図ではシャシーの
状態を示している。
車体フレーム1の中央部やや後方(図中左方)寄りに
はエンジン2が搭載されており、該エンジン2の車体前
方側(図中右方側)にはトランスミッション3が配設さ
れている。ここで上記トランスミッション3は、第1図
に明示する如く、車体、言い換えれば車体フレーム1の
ほぼ中央に位置するとともに、第2図に明示する如く、
車体フレーム1の下方域に配置されている。
上記トランスミッション3の車体前方側にはトランス
ファー4が設けられており、このトランスファー4は、
該トランスファー4から前方に延出するフロントプロペ
ラシャフト5、フロントデファレンシャル6を介して前
輪FL,FRと連係しているとともに、上記トランスファー
4から後方に延出するリヤプロペラシャフト7、リアデ
ファレンシャル8を介して後輪RL,RRと連係している。
上記トランスミッション3、およびトランスファー4
の直上域、言い換えれば車体フレーム1の略中央にはド
ライバーズシート9が設けられており、このドライバー
スシート9の前方域には、ステアリングハンドル10が配
置されている。
一方、上記エンジン2、トランスミッション3および
トランスファー4に対する車幅方向の一側方(第1図中
の下方)には、上述の如くトランスファー4から後方に
延出したリアプロペラシャフト7が配設されており、ま
た上記エンジン2、トランスミッション3およびトラン
スファー4に対する車幅方向の他側方(第1図中の上
方)、具体的にはドライバーズシート9に対する左側方
の下部には、燃料タンク11が配設されている。この燃料
タンク11は、ドライバーズシート9の固設されているク
ロスメンバ12,13の直下で、かつ、車体フレーム1にお
けるメインフレーム1aと上記トランスミッション3との
間に挟まれるようにして配置されている。また上記燃料
タンク11には、上方に向けて燃料導入管11aが突設され
ている。
また、エンジン2の右側方(第1図中の下方)には、
排気装置を構成するマフラー15が配設されている一方、
エンジン2の左側方(第1図中の上方)には、吸気装置
を構成するエアクリーナ16が配設されている。
さらに、ドライバーズシート9の右側方(第1図中の
下方)には、シフトレバー等を備えた操作ボックス14が
設けられており、車体フレーム1の各所には、バッテリ
ー17、ラジエータ18、ロールバー19およびコンテナ20が
設けられている。
ここで、第1図からも明らかなように、トランスミッ
ション3はエンジン4に比してその外形が小さく、この
ため車体フレーム1におけるメインフレーム1aとトラン
スミッション3との間には比較的大きな空間が画成され
ることとなる。この空間に燃料タンク11を配置すること
によって、デッドスペースが有効に利用されるととも
に、燃料タンク11自身の容量も十分に大きいものとなっ
ている。
いま、燃料タンク11に燃料を注入すると、車輌重量に
大きな割合を占める燃料は、車体のほぼ中央で、しかも
低い位置に占位することとなる。
なお、本発明は不整地走行用車輌にのみ適用されるも
のではなく、様々な種類の車輌に有効に適用され得るも
のであることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、詳述した如く、本発明に関わる四輪駆動車輌に
よれば、車体フレームの後半部に搭載したエンジンの前
方にトランスミッションを配設し、かつ該トランスミッ
ションの前方にトランスファーを配設するとともに、こ
れらエンジン、トランスミッションおよびトランスファ
ーの側方域に燃料タンクを配設したので、重量物たる燃
料を車体のほぼ中央、かつ低い位置に占位させることが
でき、これによって良好な走行安定性、および旋回性能
を得ることが可能となる。また、本発明に関わる四輪駆
動車輌によれば、エンジン、トランスミッションおよび
トランスファーの一側方にリヤプロペラシャフトと排気
装置とを配設し、かつ他側方に燃料タンクと吸気装置と
を配設したので、燃料タンクがリヤプロペラシャフトお
よび排気装置の反対側に位置することとなり、設置スペ
ースが確保されるために燃料タンクの大型化が可能とな
るとともに、燃料タンクにおける排気装置からの熱影響
を可及的に防止することができる。
さらに、本発明に関わる四輪駆動車輌によれば、燃料
タンクと吸気装置とがエンジン等に対する同一側に位置
することとなり、燃料タンクから吸気装置へ燃料を供給
するための配管が短くて済み、配管の取り回しが極めて
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に関わる車輌をシャシーの
状態で示した全体平面図および全体側面図である。 1……車体フレーム、2……エンジン、3……トランス
ミッション、4……トランスファー、5……フロントプ
ロペラシャフト、7……リアプロペラシャフト、9……
ドライバーズシート、11……燃料タンク、15……マフラ
ー、16……エアクリーナ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームの後半部に搭載したエンジン
    の前方にトランスミッションを配設し、かつ該トランス
    ミッションの前方にトランスファーを配設するととも
    に、上記エンジン、トランスミッションおよびトランス
    ファーにおける車幅方向の一側方に、トランスファーか
    ら後方に延出して動力を後輪に伝達するリヤプロペラシ
    ャフトと、マフラーを含む排気装置とを配設する一方、
    上記エンジン、トランスミッションおよびトランスファ
    ーにおける車幅方向の他側方に、燃料タンクとエアクリ
    ーナを含む吸気装置とを配設し、かつトランスファの前
    方に該トランスファーから前方に延出して動力を前輪に
    伝達するフロントプロペラシャフトを配設したことを特
    徴とする四輪駆動車輌。
JP31160888A 1988-12-09 1988-12-09 四輪駆動車輌 Expired - Lifetime JP2605671B2 (ja)

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JPH02158420A JPH02158420A (ja) 1990-06-18
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JP2006103371A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd 車両の燃料タンク配置構造

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JP4783108B2 (ja) 2005-08-31 2011-09-28 本田技研工業株式会社 車両のシート下構造

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