JP2513688Y2 - エンジン横置き型車両 - Google Patents

エンジン横置き型車両

Info

Publication number
JP2513688Y2
JP2513688Y2 JP12371290U JP12371290U JP2513688Y2 JP 2513688 Y2 JP2513688 Y2 JP 2513688Y2 JP 12371290 U JP12371290 U JP 12371290U JP 12371290 U JP12371290 U JP 12371290U JP 2513688 Y2 JP2513688 Y2 JP 2513688Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
fuel tank
width direction
vehicle width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12371290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0479726U (ja
Inventor
祐二 片山
伸一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP12371290U priority Critical patent/JP2513688Y2/ja
Publication of JPH0479726U publication Critical patent/JPH0479726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513688Y2 publication Critical patent/JP2513688Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンのクランクシャフトが車幅方向に
配置されるエンジン横置き型車両に関するもので、特
に、エンジン及び燃料タンクの配置に特徴を有するエン
ジン横置き型車両に関するものである。
【従来の技術】
自動車には、エンジンを前後の車軸間に配置したミッ
ドシップ車と呼ばれるものがある。そのような車両は、
車体前後の重量配分が理想的になり、優れた操縦性を示
すという特徴がある。 ところで、そのようなミッドシップ車の場合には、エ
ンジンが車室側に位置することになるので、車室スペー
スができるだけ広く確保されるようにするために、一般
に、そのエンジンは横置きとされる。すなわち、そのク
ランクシャフトの軸線が車幅方向となるように配置され
る。 そのようにエンジンが横置きされる車両においては、
エンジンの車幅方向の配置によって車両の重心位置が車
幅方向に変化することになる。そこで、従来は、車幅方
向の重量配分をバランスさせるために、そのエンジンの
重心をできるだけ車幅方向の中心に位置させるようにし
ていた。すなわち、そのエンジンは車幅方向のほぼ中央
部に配置されていた。そして、燃料タンクは車体後部に
配置するようにしていた。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、そのようにエンジンを車幅方向の中央
部に配置すると、そのエンジンの両側にデッドスペース
が生ずることになる。一方、車体後部には燃料タンクを
設置するためのスペースが必要であるので、トランクル
ーム等を広げることもできない。 また、そのようにエンジンと燃料タンクとを離して配
置した場合には、燃料タンクからエンジンに燃料を導く
燃料配管が長くなるので、その配管が複雑となり、その
ためのスペースも大きくなるという問題がある。 本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、エンジン横置き型車両において、エ
ンジン及び燃料タンクが効率よく配置され、車体周囲の
スペースが効果的に利用されるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案では、エンジンを
車幅方向の一側に配置するとともに、その他側に燃料タ
ンクを配置するようにしている。その燃料タンクは、車
両の側方から見たときエンジンと重なるようにして配置
される。 また、エンジンにトランスミッションが直列に結合さ
れている場合には、その燃料タンクは、車両の上方から
見てそのトランスミッションに重なるように配置され
る。
【作用】
このように、エンジンを車幅方向の一側に偏らせ、他
側に燃料タンクを設置するようにすることにより、エン
ジンの側方のデッドスペースが有効利用されるようにな
る。また、そのようなエンジンの配置による車幅方向の
重量配分のアンバランスは、燃料タンクによって軽減さ
れる。 そして、車両の側方から見てエンジンと燃料タンクと
が重なり合うように配置することにより、燃料タンクが
エンジンの側方のスペースに完全に収容されるようにな
る。また、車両の上方から見て燃料タンクとトランスミ
ッションとが重なり合うようにすることにより、車幅方
向の寸法を増大させることなく燃料タンクを配置するこ
とができる。したがって、エンジン及びトランスミッシ
ョン等の駆動系と燃料タンクとがコンパクトにまとめら
れる。 更に、エンジンと燃料タンクとが近接して配置される
ので、燃料配管も短くすることができる。
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。 図は本考案によるエンジン横置き型車両の一実施例を
示すもので、第1図はその車両のエンジンと燃料タンク
との配置を示す平面図であり、第2図はその側面図であ
る。 これらの図から明らかなように、この車両1はミッド
シップ型自動車であり、エンジン2は後輪3を駆動する
後車軸4の直前(第1図で左側)に配置されている。そ
のエンジン2は、クランクシャフト5の軸線が車幅方向
となるように横置きされている。すなわち、この車両1
はエンジン横置き型車両となっている。エンジン2の上
部は前方に向けて大きく傾けられ、それによってエンジ
ン2の全高が低くなるようにされている。 また、そのエンジン2は、車両1の前後方向の中心線
CLより進行方向に対して左側(第1図で下側)に配置さ
れている。したがって、そのエンジン2の左側の端面
は、車両1の側面に近接して位置するようになってい
る。 クランクシャフト5の内端部、すなわち右側の端部に
は、トランスミッション6が連結されている。すなわ
ち、そのトランスミッション6はエンジン2に直列に結
合されている。したがって、そのトランスミッション6
は、エンジン2の右側下部に隣接して位置することとな
っている。そして、そのトランスミッション6に後車軸
4が連結され、エンジン2によりそのトランスミッショ
ン6を介して後輪3が駆動されるようになっている。 このようにして、エンジン2は車幅方向の左側に配置
され、トランスミッション6が車幅方向の中央部からや
や右側に位置するようにされている。そして、車体前後
方向の中心線CLに対してエンジン2とは反対側、すなわ
ち右側のスペースに、燃料タンク7が配設されている。 その燃料タンク7は、後輪3と干渉することのない範
囲で、できるだけ低く、かつ後方寄りに位置するように
配置されている。したがって、車両1の側方から見たと
きには、第2図に示されているように、その燃料タンク
7とエンジン2の上部のシリンダヘッド2a及びシリンダ
ヘッドカバー2bとが互いに重なり合うようになってい
る。また、第1図に示されているように、車両1の上方
から見たときには、その燃料タンク7とトランスミッシ
ョン6の先端部とが互いに重なるようになっている。 こうして、燃料タンク7は車両1の右側面近傍に配置
されている。そして、その燃料タンク7のフィラーパイ
プ8が、後輪3の上方において車体側面に開口するよう
にされている。 エンジン2の排気管9は、燃料タンク7とは反対側、
すなわちエンジン2の左側の下方を通り、後方のマフラ
10に接続されている。 このように構成されたエンジン横置き型車両1におい
ては、エンジン2が車幅方向の左側に偏らせて配置され
るので、通常であればエンジン2の両側に分散されてデ
ッドスペースとなるスペースが右側に集められる。した
がって、エンジン2の右側に大きなスペースが形成され
ることになり、そのスペースに燃料タンク7を設置する
ことが可能となる。こうして、エンジン2の側方のスペ
ースが有効に利用されるようになる。そして、そのスペ
ースに燃料タンク7を設置することにより、その燃料タ
ンク7の重量が車体の右側に加わることになるので、エ
ンジン2が左側に配置されることによる荷重の車幅方向
のアンバランスが軽減される。 また、そのように燃料タンク7をエンジン2の側方の
大きなスペースに配置することにより、その底面の高さ
を低くすることができる。更に、低位置に配置されるト
ランスミッション6の上方に重なるようにして配置する
ことにより、その燃料タンク7を車体中央側に大きく延
出させることができる。したがって、燃料タンク7を大
容量のものとすることができる。 更に、このような配置により、エンジン2、トランス
ミッション6、及び燃料タンク7がコンパクトにまとめ
られ、その設置スペースの上下及び前後左右方向の寸法
を小さくすることができるので、車両1の全高、全長、
及び全幅の増大を抑えながら、車室スペースを十分に確
保することが可能となる。 そして、そのようにエンジン2の側方に燃料タンク7
を配置することにより、それらが近接して位置すること
になるので、燃料配管も短くすることができる。しか
も、エンジン2の作動時に高温となる排気管9は燃料タ
ンク7とは反対側に配置されるので、その熱による燃料
の蒸発も軽減される。また、エンジン2を車幅方向の一
側に偏らせて配置することにより、そのエンジン2が車
体の側面に近接して位置することになるので、その保守
点検等も容易となる。 なお、上記実施例においてはミッドシップ車について
説明したが、本考案はそれに限られるものではなく、エ
ンジン2が後車軸4より後方に配置されるリヤエンジン
リヤドライブ式自動車の場合にも、そのエンジン及び燃
料タンクを上記実施例と同様に配置することによって同
様の作用効果を得ることができる。 また、エンジン及び燃料タンクの配置は、上記実施例
とは左右逆にすることもできる。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、エ
ンジンを車幅方向の一側に配置するようにしているの
で、その他側に大きなスペースを形成することができ
る。そして、そのスペースに燃料タンクを配置するよう
にしているので、エンジンの側方のスペースが有効に活
用されるようになり、他に燃料タンク設置用のスペース
を設ける必要をなくすことができる。 しかも、その燃料タンクは、車両の側方から見てエン
ジンと重なるように配置されるので、エンジンの側方の
スペース内に完全に納められることになり、その燃料タ
ンク及びエンジンの設置スペースの上下及び前後方向の
寸法を抑えることができる。 また、エンジンにトランスミッションが直列に結合さ
れる場合には、その燃料タンクはトランスミッションの
上方に配置されるので、エンジン、トランスミッショ
ン、及び燃料タンクがコンパクトにまとめて配置される
ことになる。 したがって、車体の大形化を抑えながら、車室スペー
スを十分に確保することが可能となる。 また、そのようにエンジンと燃料タンクとを車幅方向
の反対側に設置することにより、車幅方向の重量配分の
アンバランスも是正することができる。したがって、優
れた操縦性を確保することができる。 更に、そのようにエンジンと燃料タンクとが隣り合わ
せて配置されることにより、燃料配管を短くすることが
できるので、その配管を単純化することができ、そのた
めのスペースも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるエンジン横置き型車両の一実施
例を示す要部の平面図、 第2図は、その側面図である。 1……エンジン横置き型車両 2……エンジン、5……クランクシャフト 6……トランスミッション 7……燃料タンク CL……車体前後方向の中心線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランクシャフトが車幅方向に
    配置されるエンジン横置き型車両において; 前記エンジンが車幅方向の一側に配置されるとともに、 燃料タンクが、車両の側方から見て前記エンジンと重な
    るようにして車幅方向の他側に配置されていることを特
    徴とする、 エンジン横置き型車両。
  2. 【請求項2】エンジンとトランスミッションとが直列に
    結合され、前記エンジンのクランクシャフトが車幅方向
    に配置されるエンジン横置き型車両において; 前記エンジンが車幅方向の一側に配置されるとともに、 燃料タンクが、車両の上方から見て前記トランスミッシ
    ョンと重なるようにして車幅方向の他側に配置されてい
    ることを特徴とする、 エンジン横置き型車両。
JP12371290U 1990-11-27 1990-11-27 エンジン横置き型車両 Expired - Fee Related JP2513688Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12371290U JP2513688Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 エンジン横置き型車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12371290U JP2513688Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 エンジン横置き型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0479726U JPH0479726U (ja) 1992-07-10
JP2513688Y2 true JP2513688Y2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=31871403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12371290U Expired - Fee Related JP2513688Y2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 エンジン横置き型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513688Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5479760B2 (ja) * 2009-03-10 2014-04-23 川崎重工業株式会社 不整地用四輪走行車のエンジン配置構造
JP5418116B2 (ja) * 2009-09-30 2014-02-19 マツダ株式会社 エンジン搭載の電気自動車の後部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0479726U (ja) 1992-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2673393C (en) Frame structure for vehicle
JPH0277385A (ja) 車両搭載用ラジエータ装置
US4757872A (en) Vehicle
CN102205862A (zh) 车辆
WO2019194000A1 (ja) 電動車両
JP4023506B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP6758028B2 (ja) 作業車
JP4363106B2 (ja) 車両エンジンルーム内の補機配設構造
JP2513688Y2 (ja) エンジン横置き型車両
JPH09118252A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0534092U (ja) 自動2輪車のフレーム
US3047331A (en) Frame construction for vehicles
JPH07156663A (ja) 電気自動車の電動機ユニット支持構造
JP4059273B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP3480024B2 (ja) 車両の補機配設構造
JPH02124360A (ja) 横置エンジン車
JPH0667744B2 (ja) 不整地走行車両における燃料供給装置の配置構造
JP2501280Y2 (ja) 農作業車の原動部構造
JP2605671B2 (ja) 四輪駆動車輌
EP3591211B1 (en) Work vehicle
JP4161033B2 (ja) 運搬車
EP1693251B1 (en) Vehicle tool storage structure
JPH1179041A (ja) 鞍乗り型4輪車
JP3477788B2 (ja) 車両のエンジン補機配設構造
JP2539797Y2 (ja) フロント・ミッドシップ・カー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees