JPH07228285A - 車両のエンジン構造 - Google Patents
車両のエンジン構造Info
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- JPH07228285A JPH07228285A JP6020324A JP2032494A JPH07228285A JP H07228285 A JPH07228285 A JP H07228285A JP 6020324 A JP6020324 A JP 6020324A JP 2032494 A JP2032494 A JP 2032494A JP H07228285 A JPH07228285 A JP H07228285A
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- Japan
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- engine
- cylinder
- vehicle
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 11
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの性能を向上させ、エンジンの全高
およびシートの高さを低くでき、メンテナンスの容易化
を図り得る。 【構成】 エンジン14は、そのシリンダ16がクラン
ク軸より前方に位置し、かつ、クランク軸中心18と後
輪軸20中心20aとを結んで延ばした線22よりも下
方に向けてシリンダ軸16aが傾いたものであり、物品
収納室12の底部12aとシリンダ16の上部との間に
キャブレター24が配設されている。また、キャブレタ
ー24は、シリンダ16と物品収納室12底部12aと
の間であって、かつ、シリンダ軸16a上あるいはその
近くにキャブレター24が位置できる。
およびシートの高さを低くでき、メンテナンスの容易化
を図り得る。 【構成】 エンジン14は、そのシリンダ16がクラン
ク軸より前方に位置し、かつ、クランク軸中心18と後
輪軸20中心20aとを結んで延ばした線22よりも下
方に向けてシリンダ軸16aが傾いたものであり、物品
収納室12の底部12aとシリンダ16の上部との間に
キャブレター24が配設されている。また、キャブレタ
ー24は、シリンダ16と物品収納室12底部12aと
の間であって、かつ、シリンダ軸16a上あるいはその
近くにキャブレター24が位置できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば二輪、三輪のス
クータ型車両あるいはその他の二輪〜四輪の車両に用い
ることができる、車両の座席下方に物品収納室が配設さ
れ、この収納室の下方にエンジンが位置する車両のエン
ジン構造に関する。
クータ型車両あるいはその他の二輪〜四輪の車両に用い
ることができる、車両の座席下方に物品収納室が配設さ
れ、この収納室の下方にエンジンが位置する車両のエン
ジン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両は、操向ハンドルと乗員
のシート(座席)との間にほぼ板形状の足置き台を備え
ており、通常、エンジンと動力伝達装置を一体化してユ
ニット化し(パワーユニット)、このパワーユニットを
その後端に保持した後輪とともに上下に揺動自在とした
ユニットスイング式後輪懸架装置を採用している。スク
ータ型車両の乗員には、ヘルメットの着用が義務づけら
れていることから、ヘルメット等を収納するスペースを
車体内に確保する必要が生じている。したがって、スク
ータ型車両には、シート下方にヘルメット等の物品を収
納する物品収納室が配設され、この収納室の下方にエン
ジンが位置するものがある。
のシート(座席)との間にほぼ板形状の足置き台を備え
ており、通常、エンジンと動力伝達装置を一体化してユ
ニット化し(パワーユニット)、このパワーユニットを
その後端に保持した後輪とともに上下に揺動自在とした
ユニットスイング式後輪懸架装置を採用している。スク
ータ型車両の乗員には、ヘルメットの着用が義務づけら
れていることから、ヘルメット等を収納するスペースを
車体内に確保する必要が生じている。したがって、スク
ータ型車両には、シート下方にヘルメット等の物品を収
納する物品収納室が配設され、この収納室の下方にエン
ジンが位置するものがある。
【0003】この種の車両には、例えば図4に示すよう
に、エンジンaはクランク軸の前方にシリンダ軸cを前
方にむけて前傾して配設したものがある(例えば特開平
1−282984号参照)。この場合、シリンダ軸c
は、後輪d軸の中心d1とクランク軸bの中心b1とを
結ぶ線eにほぼ沿いあるいは該線eよりも上方に位置し
ている。この構成によりエンジンaの全高を低く押さえ
て収納室fの底部f1の位置を低くし、物品収納室fの
容積を確保している。なお、図4でgはシリンダヘッ
ド、hはシリンダを覆うシリンダカウル、iはキャブレ
ター(気化器)、jはシートである。キャブレターiの
エアクリーナ(図示省略)側は車両前方側である。ま
た、図4にはシリンダカウルhを一部切り欠いて、か
つ、シリンダヘッドgの断面を示している。
に、エンジンaはクランク軸の前方にシリンダ軸cを前
方にむけて前傾して配設したものがある(例えば特開平
1−282984号参照)。この場合、シリンダ軸c
は、後輪d軸の中心d1とクランク軸bの中心b1とを
結ぶ線eにほぼ沿いあるいは該線eよりも上方に位置し
ている。この構成によりエンジンaの全高を低く押さえ
て収納室fの底部f1の位置を低くし、物品収納室fの
容積を確保している。なお、図4でgはシリンダヘッ
ド、hはシリンダを覆うシリンダカウル、iはキャブレ
ター(気化器)、jはシートである。キャブレターiの
エアクリーナ(図示省略)側は車両前方側である。ま
た、図4にはシリンダカウルhを一部切り欠いて、か
つ、シリンダヘッドgの断面を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両において
は、エンジンのクランク軸より前方にキャブレターiを
配置する場合、エンジンaと物品収納室底部f1との間
隙を確保するため、図5に示すように、キャブレターi
の位置は車両正面視(図4の矢印X方向視)でシリンダ
(シリンダカウルh)の側方にならざるをえない。
は、エンジンのクランク軸より前方にキャブレターiを
配置する場合、エンジンaと物品収納室底部f1との間
隙を確保するため、図5に示すように、キャブレターi
の位置は車両正面視(図4の矢印X方向視)でシリンダ
(シリンダカウルh)の側方にならざるをえない。
【0005】しかしながら、前記の従来の構成のエンジ
ン構造では、次の(1)〜(3)のような問題点を有し
ている。 (1)キャブレターiのインテークパイプkの通路長が
長くなり、性能面で悪影響を与え易い。 (2)車体をサイドスタンド(図示省略)で駐車すると
きに、インテークパイプk内にガソリン溜まりが生じる
ことを防止するために、インテークパイプkの通路の傾
斜角θがある程度必要である。このため、キャブレター
iの位置がやむを得ず高くなり、物品収納室底部f1と
エンジンaとの間隔の確保が困難になってしまうことか
ら、物品収納室f底部f1の位置さらにはシートjの高
さを高くせざるを得なくなる。 (3)エンジンaのスパークプラグmを外す等のメンテ
ナンス時には、シートj下方のメンテナンスリッドnを
開けて行わざるを得ず、煩雑である。
ン構造では、次の(1)〜(3)のような問題点を有し
ている。 (1)キャブレターiのインテークパイプkの通路長が
長くなり、性能面で悪影響を与え易い。 (2)車体をサイドスタンド(図示省略)で駐車すると
きに、インテークパイプk内にガソリン溜まりが生じる
ことを防止するために、インテークパイプkの通路の傾
斜角θがある程度必要である。このため、キャブレター
iの位置がやむを得ず高くなり、物品収納室底部f1と
エンジンaとの間隔の確保が困難になってしまうことか
ら、物品収納室f底部f1の位置さらにはシートjの高
さを高くせざるを得なくなる。 (3)エンジンaのスパークプラグmを外す等のメンテ
ナンス時には、シートj下方のメンテナンスリッドnを
開けて行わざるを得ず、煩雑である。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消すべく
なされたものであって、前記エンジンの性能を向上さ
せ、物品収納室の容積を充分に確保しつつエンジンの全
高およびシートの高さを低くでき、メンテナンスの容易
化を図り得る車両のエンジン構造を提供することを課題
とする。
なされたものであって、前記エンジンの性能を向上さ
せ、物品収納室の容積を充分に確保しつつエンジンの全
高およびシートの高さを低くでき、メンテナンスの容易
化を図り得る車両のエンジン構造を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構成によ
り前記課題を解決するものである。請求項1の発明は、
車両の座席下方に物品収納室が配設され、この収納室の
下方にエンジンが位置する車両のエンジン構造におい
て、エンジンは、そのシリンダがクランク軸より前方に
位置し、かつ、クランク軸中心と後輪軸中心とを結んで
延ばした線よりも下方にシリンダ軸中心線が傾いたもの
であり、物品収納室の底部とシリンダの上部との間に気
化器が配設されていることを特徴とする車両のエンジン
構造である。また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、エンジンを車体に固定するエンジンブラケットは、
シリンダ軸線と略平行に延びかつその下縁がシリンダの
下部より下方に位置するように設けられたことを特徴と
する車両のエンジン構造である。
り前記課題を解決するものである。請求項1の発明は、
車両の座席下方に物品収納室が配設され、この収納室の
下方にエンジンが位置する車両のエンジン構造におい
て、エンジンは、そのシリンダがクランク軸より前方に
位置し、かつ、クランク軸中心と後輪軸中心とを結んで
延ばした線よりも下方にシリンダ軸中心線が傾いたもの
であり、物品収納室の底部とシリンダの上部との間に気
化器が配設されていることを特徴とする車両のエンジン
構造である。また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、エンジンを車体に固定するエンジンブラケットは、
シリンダ軸線と略平行に延びかつその下縁がシリンダの
下部より下方に位置するように設けられたことを特徴と
する車両のエンジン構造である。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、エンジンは、そのシ
リンダがクランク軸より前方に位置し、かつ、クランク
軸中心と後輪軸中心とを結んで延ばした線よりも下方に
シリンダ軸中心線が傾いたものであるので、エンジン全
高が低くなる。また、物品収納室の底部とシリンダの上
部との間に気化器が配設されているので、シリンダと物
品収納室底面との間であって、かつ、シリンダ中心軸上
あるいはその近くに気化器が位置できる。したがって、
インテークパイプが長くならない。また、気化器をシリ
ンダ側方に位置させずに気化器、さらには物品収納室底
部を低くできるため、物品収納室の容積を充分に確保し
つつシート高さを低くすることができる。さらに、シリ
ンダヘッドの前端は車体下面側に向くため、スパークプ
ラグの取り外し等のメンテナンスを車体下方から行うこ
とができる。請求項2の発明によれば、エンジンを車体
に固定するエンジンブラケットを、シリンダ軸線と略平
行に延ばしかつその下縁がシリンダの下部より下方に位
置するように設けるので、シリンダブラケットがエンジ
ンのガードとして機能するため、走行中に石や地上障害
物がエンジンに当たることを防げる。
リンダがクランク軸より前方に位置し、かつ、クランク
軸中心と後輪軸中心とを結んで延ばした線よりも下方に
シリンダ軸中心線が傾いたものであるので、エンジン全
高が低くなる。また、物品収納室の底部とシリンダの上
部との間に気化器が配設されているので、シリンダと物
品収納室底面との間であって、かつ、シリンダ中心軸上
あるいはその近くに気化器が位置できる。したがって、
インテークパイプが長くならない。また、気化器をシリ
ンダ側方に位置させずに気化器、さらには物品収納室底
部を低くできるため、物品収納室の容積を充分に確保し
つつシート高さを低くすることができる。さらに、シリ
ンダヘッドの前端は車体下面側に向くため、スパークプ
ラグの取り外し等のメンテナンスを車体下方から行うこ
とができる。請求項2の発明によれば、エンジンを車体
に固定するエンジンブラケットを、シリンダ軸線と略平
行に延ばしかつその下縁がシリンダの下部より下方に位
置するように設けるので、シリンダブラケットがエンジ
ンのガードとして機能するため、走行中に石や地上障害
物がエンジンに当たることを防げる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の実施例にかかるスクータ型
車両のエンジン構造の説明図である。また、図2は、図
1のエンジンの矢印X方向視図である。また、図3はス
クータ型車両の側面図である。図1に示すように、この
実施例は、スクータ型車両のシート10下方にヘルメッ
ト等物品収納室12が配設され、この収納室12の下方
にエンジン14が位置するスクータ型車両のエンジン構
造である。エンジン14はパワーユニット型のものであ
り動力伝達機構と後輪懸架装置を兼用している。
に説明する。図1は本発明の実施例にかかるスクータ型
車両のエンジン構造の説明図である。また、図2は、図
1のエンジンの矢印X方向視図である。また、図3はス
クータ型車両の側面図である。図1に示すように、この
実施例は、スクータ型車両のシート10下方にヘルメッ
ト等物品収納室12が配設され、この収納室12の下方
にエンジン14が位置するスクータ型車両のエンジン構
造である。エンジン14はパワーユニット型のものであ
り動力伝達機構と後輪懸架装置を兼用している。
【0010】さらに、エンジン14は、そのシリンダ1
6がクランク軸(中心を符号18で示す)より前方に位
置し、かつ、クランク軸中心18と後輪軸20中心20
aとを結んで延ばした線22よりも下方に向けてシリン
ダ軸16aが傾いたものであり、物品収納室12の底部
12aとシリンダ16の上部との間にキャブレター24
が配設されている。シリンダ16はシリンダカウル16
bで周囲が覆われている。図1ではシリンダカウルを一
部切り欠いてかつ、シリンダヘッド16cの断面を示し
ている。また、エンジン14はクランク軸やシリンダは
車体フレーム26にエンジンブラケット34で固定され
ている。
6がクランク軸(中心を符号18で示す)より前方に位
置し、かつ、クランク軸中心18と後輪軸20中心20
aとを結んで延ばした線22よりも下方に向けてシリン
ダ軸16aが傾いたものであり、物品収納室12の底部
12aとシリンダ16の上部との間にキャブレター24
が配設されている。シリンダ16はシリンダカウル16
bで周囲が覆われている。図1ではシリンダカウルを一
部切り欠いてかつ、シリンダヘッド16cの断面を示し
ている。また、エンジン14はクランク軸やシリンダは
車体フレーム26にエンジンブラケット34で固定され
ている。
【0011】実施例では、前記延ばした線22とシリン
ダ軸16aとの角度は適宜に取り得るものであり、好ま
しくは、10°〜30°にし得る。また、キャブレター
24は、図1に示すように、シリンダ16と物品収納室
12底部12aとの間であって、かつ、図2に示すよう
に、シリンダ軸16a上あるいはその近くに位置でき
る。
ダ軸16aとの角度は適宜に取り得るものであり、好ま
しくは、10°〜30°にし得る。また、キャブレター
24は、図1に示すように、シリンダ16と物品収納室
12底部12aとの間であって、かつ、図2に示すよう
に、シリンダ軸16a上あるいはその近くに位置でき
る。
【0012】したがって、インテークパイプ28(図2
では、キャブレター24の後ろ側に配設されていて見え
ていない)が長くならないので、エンジン性能を向上さ
せるのに有効である。また、インテークパイプ28内に
ガソリン溜まりが発生しないためにキャブレター24の
位置を下げることができ、エンジン14の全高およびシ
ート10の高さを下げることができる。さらに、シリン
ダヘッド16cの前端は車体下面側に向くため、スパー
クプラグ30の着脱等のメンテナンスを車体下方から行
うことができ、メンテナンスリッド32を開けて行う必
要がない。
では、キャブレター24の後ろ側に配設されていて見え
ていない)が長くならないので、エンジン性能を向上さ
せるのに有効である。また、インテークパイプ28内に
ガソリン溜まりが発生しないためにキャブレター24の
位置を下げることができ、エンジン14の全高およびシ
ート10の高さを下げることができる。さらに、シリン
ダヘッド16cの前端は車体下面側に向くため、スパー
クプラグ30の着脱等のメンテナンスを車体下方から行
うことができ、メンテナンスリッド32を開けて行う必
要がない。
【0013】また、エンジン14を車体フレーム26に
固定するエンジンブラケット34は、シリンダ16の車
体幅方向両側に一対(34、34)が設けられ、かつ、
図3に示すように、シリンダ軸中心線16aと略平行に
延びかつその下縁34aがシリンダ16の下部より下方
に位置するように設けられる。これにより、走行中に石
や地上障害物がエンジンに当たることを防ぐことができ
る。なお、本発明は、シートの下方にヘルメット等の物
品収納室のある車両であれば、スクータ型以外の車両に
適用可能である。
固定するエンジンブラケット34は、シリンダ16の車
体幅方向両側に一対(34、34)が設けられ、かつ、
図3に示すように、シリンダ軸中心線16aと略平行に
延びかつその下縁34aがシリンダ16の下部より下方
に位置するように設けられる。これにより、走行中に石
や地上障害物がエンジンに当たることを防ぐことができ
る。なお、本発明は、シートの下方にヘルメット等の物
品収納室のある車両であれば、スクータ型以外の車両に
適用可能である。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シリンダと物
品収納室底面との間であって、かつ、シリンダ中心軸上
あるいはその近くに気化器が位置できるので、気化器の
インテークパイプの通路長が短くなり、エンジンの性能
向上に有効である また、インテークパイプが短くなるので、車体をサイド
スタンドで駐車するときに、インテークパイプ内に燃料
の溜まりが生じることがなく、インテークパイプの通路
の傾斜角が不要となる。また、気化器の位置を下げるこ
とができる。よって、エンジンと気化器の間隙および気
化器と物品収納室の隙間の確保が容易なことから、物品
収納室の容積を充分に確保しつつ物品収納室の底部の位
置さらにはシートの高さを低くすることができる。ま
た、エンジンのスパークプラグを外す等のメンテナンス
時には、座席下方のメンテナンスリッド等のふたを開け
て行う必要がなく、メンテナンス作業の容易化を図り得
る。請求項2の発明によれば、走行中に石や地上障害物
がエンジン当たることを防げるので、エンジンの耐久性
が向上する。
品収納室底面との間であって、かつ、シリンダ中心軸上
あるいはその近くに気化器が位置できるので、気化器の
インテークパイプの通路長が短くなり、エンジンの性能
向上に有効である また、インテークパイプが短くなるので、車体をサイド
スタンドで駐車するときに、インテークパイプ内に燃料
の溜まりが生じることがなく、インテークパイプの通路
の傾斜角が不要となる。また、気化器の位置を下げるこ
とができる。よって、エンジンと気化器の間隙および気
化器と物品収納室の隙間の確保が容易なことから、物品
収納室の容積を充分に確保しつつ物品収納室の底部の位
置さらにはシートの高さを低くすることができる。ま
た、エンジンのスパークプラグを外す等のメンテナンス
時には、座席下方のメンテナンスリッド等のふたを開け
て行う必要がなく、メンテナンス作業の容易化を図り得
る。請求項2の発明によれば、走行中に石や地上障害物
がエンジン当たることを防げるので、エンジンの耐久性
が向上する。
【図1】本発明の実施例にかかるスクータ型車両のエン
ジン構造の説明図である。
ジン構造の説明図である。
【図2】図1のエンジンの矢印X方向視図である。
【図3】図1の車両の側面図である。
【図4】従来のスクータ型車両のエンジンの構造図であ
る。
る。
【図5】図4のエンジンの矢印X方向視図である。
10 シート 12 物品収納室 12a 物品収納室の底部 14 エンジン 16 シリンダ 16a シリンダ軸中心線 18 クランク軸中心 20a 後輪軸中心 22 クランク軸中心および後輪軸中心を延ばした線 26 車体フレーム 28 インテークパイプ 30 スパークプラグ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の座席下方に物品収納室が配設さ
れ、この収納室の下方にエンジンが位置する車両のエン
ジン構造において、 エンジンは、そのシリンダがクランク軸より前方に位置
し、かつ、クランク軸中心と後輪軸中心とを結んで延ば
した線よりも下方にシリンダ軸中心線が傾いたものであ
り、物品収納室の底部とシリンダの上部との間に気化器
が配設されていることを特徴とする車両のエンジン構
造。 - 【請求項2】 請求項1において、エンジンを車体に固
定するエンジンブラケットは、シリンダ軸線と略平行に
延びかつその下縁がシリンダの下部より下方に位置する
ように設けられたことを特徴とする車両のエンジン構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6020324A JPH07228285A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 車両のエンジン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6020324A JPH07228285A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 車両のエンジン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228285A true JPH07228285A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12023959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6020324A Pending JPH07228285A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 車両のエンジン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228285A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068868A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-03-27 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP2008068869A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-03-27 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP2008081119A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-04-10 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP6020324A patent/JPH07228285A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068868A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-03-27 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP2008068869A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-03-27 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP2008081119A (ja) * | 2007-12-03 | 2008-04-10 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両 |
JP4661859B2 (ja) * | 2007-12-03 | 2011-03-30 | スズキ株式会社 | スクータ型車両 |
JP4661860B2 (ja) * | 2007-12-03 | 2011-03-30 | スズキ株式会社 | スクータ型車両 |
JP4661858B2 (ja) * | 2007-12-03 | 2011-03-30 | スズキ株式会社 | スクータ型車両 |
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