JP2000228901A - 作業機連結構造及びトラクタ装着用作業機 - Google Patents

作業機連結構造及びトラクタ装着用作業機

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JP2000228901A
JP2000228901A JP11032878A JP3287899A JP2000228901A JP 2000228901 A JP2000228901 A JP 2000228901A JP 11032878 A JP11032878 A JP 11032878A JP 3287899 A JP3287899 A JP 3287899A JP 2000228901 A JP2000228901 A JP 2000228901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひとつの作業機を複数種類の連結枠に連結で
きるようにする。 【解決手段】 トラクタ車体2にトップリンク3及び左
右一対のロワーリンク4を有する三点リンク機構5を介
して連結枠6を連結し、この連結枠6に上連結部7と左
右一対の下連結部8とを形成して作業機9の上係合部1
0及び左右一対の下係合部11をそれぞれ係合し、トラ
クタ車体2のPTO軸12と作業機9のPIC軸13と
をジョイント軸14で連結する。前記作業機9のPIC
軸13を基準にして、上係合部10と下係合部11の少
なくとも一方を上下方向及び/又は前後方向に位置変更
可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ひとつの作業機を
多種類の連結枠に連結可能にした作業機連結構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】トップリンクと左右のロワーリンクとを
定型化する連結枠(クイックカプラー又はオートヒッチ
と称される)をひとつ用いて、複数種類の作業機を連結
するようにしたトラクタの作業機連結装置は、特開平1
0ー286005号公報等で公知である。この従来技術
は、トラクタ車体にトップリンク及び左右一対のロワー
リンクを有する三点リンク機構を介して連結枠を連結
し、この連結枠に上連結部と左右一対の下連結部とを形
成して作業機の上係合部及び左右一対の下係合部をそれ
ぞれ係合し、トラクタ車体のPTO軸と作業機のPIC
軸とをジョイント軸で連結するものにおいて、ジョイン
ト軸を保持する保持具を上下位置変更自在にし、また、
上連結部を上下複数形成して、標準三点リンク仕様の作
業機及び特殊三点リンク仕様の作業機をトラクタ車体に
連結できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、ひとつの連結枠で複数種類の作業機を連結でき、あ
る程度の共通化ができるが、メーカ等の違いによって多
少の寸法差があるため、総ての作業機を連結できるよう
にするということは困難であり、保持具、上連結部及び
左右下連結部の3者間隔の異なる連結枠を複数種類用意
する必要がある。連結枠が複数種類あると、作業機に最
適な連結枠を選択する必要性が生じ、連結作業が煩雑に
なると共にコスト高になる。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決できるようにした作業機連結構造及びトラクタ装着
用作業機を提供することを目的とする。本発明は、作業
機の上係合部と下係合部の少なくとも一方を上下方向及
び/又は前後方向に位置変更可能に、又は位置の異なる
複数箇所に設けることにより、作業機を複数種類の連結
枠に連結できるようにした作業機連結構造を提供するこ
とを目的とする。本発明は、作業機の上係合部と下係合
部の少なくとも一方を上下方向及び/又は前後方向に位
置変更可能に、又は位置の異なる複数箇所に設けること
により、トラクタ側と連結する作業機の上係合部と下係
合部の間隔を変更できるようにしたトラクタ装着用作業
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための作用機連結構造の第1の具体的手段は、トラク
タ車体2にトップリンク3及び左右一対のロワーリンク
4を有する三点リンク機構5を介して連結枠6を連結
し、この連結枠6に上連結部7と左右一対の下連結部8
とを形成して作業機9の上係合部10及び左右一対の下
係合部11をそれぞれ係合し、トラクタ車体2のPTO
軸12と作業機9のPIC軸13とをジョイント軸14
で連結しており、前記作業機9のPIC軸13を基準に
して、上係合部10と下係合部11の少なくとも一方を
上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能に設けてい
ることである。
【0006】これによって、連結枠6の上連結部7と下
連結部8とに係合できるように、作業機9の上係合部1
0と下係合部11の少なくとも一方の位置が変更され
る。本発明における課題解決のための作用機連結構造の
第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記
上係合部10と下係合部11の少なくとも一方をアダプ
タ17に形成し、このアダプタ17を作業機9の機枠9
Aに位置変更可能に取り付けていることである。これに
よって、アダプタ17の位置を変更することにより、上
係合部10と下係合部11の位置が変更される。
【0007】本発明における課題解決のための作用機連
結構造の第3の具体的手段は、第1の具体的手段に加え
て、前記上係合部10と下係合部11の少なくとも一方
をアダプタ17に形成し、このアダプタ17を作業機9
の機枠9Aに取り付け姿勢変更可能に取り付けているこ
とである。これによって、アダプタ17の取り付け姿勢
を変更することにより、上係合部10と下係合部11の
位置が変更される。本発明における課題解決のための第
4の具体的手段は、第1〜3のいずれかの具体的手段に
加えて、前記左右下係合部11をPIC軸13から左右
方向位置変更可能に設ける、または左右方向位置の異な
る複数箇所に設けていることである。
【0008】これによって、左右下係合部11の左右方
向の取り付け位置が変更される。本発明における課題解
決のための作用機連結構造の第5の具体的手段は、トラ
クタ車体2にトップリンク3及び左右一対のロワーリン
ク4を有する三点リンク機構5を介して連結枠6を連結
し、この連結枠6に上連結部7と左右一対の下連結部8
とを形成して作業機9の上係合部10及び左右一対の下
係合部11をそれぞれ係合し、トラクタ車体2のPTO
軸12と作業機9のPIC軸13とをジョイント軸14
で連結しており、前記作業機9のPIC軸13を基準に
して、上係合部10と下係合部11の少なくとも一方を
上下方向及び/又は前後方向に位置の異なる複数箇所に
設けていることである。
【0009】これによって、連結枠6に上連結部7と下
連結部8とに係合できるように、作業機9の上係合部1
0と下係合部11の少なくとも一方の複数箇所の位置が
選択される。本発明における課題解決のための作用機連
結構造の第6の具体的手段は、第5の具体的手段に加え
て、前記上係合部10と下係合部11の内の複数箇所に
設ける部を、作業機9の機枠9Aに取り付けられるアダ
プタ17に形成していることである。
【0010】これによって、上係合部10と下係合部1
1の内の複数箇所に設ける部を簡単に構成される。本発
明における課題解決のための作用機連結構造の第7の具
体的手段は、第1〜6のいずれかの具体的手段に加え
て、前記作業機9の機枠9Aに対して左右下係合部11
をPIC軸13から左右方向位置変更可能に設ける、ま
たは左右方向位置の異なる複数箇所に設けることであ
る。これによって、連結枠6の左右下連結部8に係合で
きるように、左右下係合部11が左右方向位置が変更さ
れ、または左右方向位置の異なる複数箇所から選択され
る。
【0011】本発明における課題解決のための作用機連
結構造の第8の具体的手段は、第1〜7のいずれかの具
体的手段に加えて、前記作業機9のPIC軸13に延長
PIC軸18を着脱自在に連結していことである。これ
によって、作業機9の上係合部10と下係合部11の少
なくとも一方の位置が変更されることによって、PIC
軸13の位置が変わっても、ジョイント軸14との連結
が確保される。本発明における課題解決のための作用機
連結構造の第9の具体的手段は、第1〜8のいずれかの
具体的手段に加えて、前記連結枠6にジョイント軸14
を保持する保持具15を設け、この保持具15を連結枠
6に対して上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能
に設けていることである。
【0012】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の位置が変更されること
によって、PIC軸13の上下方向及び/又は前後方向
の位置が変わっても、保持具15に保持されたジョイン
ト軸14との連結が確保される。本発明における課題解
決のための作用機連結構造の第10の具体的手段は、第
1〜9のいずれかの具体的手段に加えて、前記上連結部
7と下連結部8の内の少なくとも一方を、連結枠6に対
して上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能に設け
ていることである。
【0013】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の位置の変更と併用で、
連結枠6の上連結部7と下連結部8の内の少なくとも一
方の位置が変更される。本発明における課題解決のため
の作用機連結構造の第11の具体的手段は、第1〜10
のいずれかの具体的手段に加えて、前記上連結部7と下
連結部8の内の少なくとも一方を、上下方向及び/又は
前後方向に位置の異なる複数箇所に設けていることであ
る。
【0014】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の位置の変更と併用で、
連結枠6の上連結部7と下連結部8の内の少なくとも一
方の位置が複数箇所から選択される。本発明における課
題解決のための作用機連結構造の第12の具体的手段
は、第1〜11のいずれかの具体的手段に加えて、前記
連結枠6における左右ロワーリンク4の連結点及び/又
は左右下連結部8を連結枠6の中心から左右方向位置変
更可能に設ける、または左右方向位置の異なる複数箇所
に設けることである。
【0015】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の位置の変更と併用で、
連結枠6の左右ロワーリンク4の連結点及び/又は左右
下連結部8の左右方向位置が変更される、または複数箇
所から選択される。本発明における課題解決のためのト
ラクタ装着用作業機の第1の具体的手段は、トラクタ車
体2に装着の連結装置1に連結される上係合部10及び
左右一対の下係合部11を機枠9Aに設け、PTO軸1
2に連動連結されるPIC軸13を機枠9Aから突出さ
せたトラクタ装着用作業機において、前記PIC軸13
を基準にして、上係合部10と下係合部11の少なくと
も一方を上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能に
設けていることである。
【0016】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の位置を変更して、上下
係合部間隔又はそれらのPTO軸12との間隔が変更さ
れる。本発明における課題解決のためのトラクタ装着用
作業機の第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加え
て、前記上係合部10と下係合部11の少なくとも一方
をアダプタ17に形成し、このアダプタ17を作業機9
の機枠9Aに位置変更可能に取り付けていることであ
る。
【0017】これによって、アダプタ17の位置を変更
することにより、上係合部10と下係合部11の位置が
変更される。本発明における課題解決のためのトラクタ
装着用作業機の第3の具体的手段は、第1の具体的手段
に加えて、前記上係合部10と下係合部11の少なくと
も一方をアダプタ17に形成し、このアダプタ17を作
業機9の機枠9Aに取り付け姿勢変更可能に取り付けて
いることである。これによって、アダプタ17の取り付
け姿勢を変更することにより、上係合部10と下係合部
11の位置が変更される。
【0018】本発明における課題解決のためのトラクタ
装着用作業機の第4の具体的手段は、トラクタ車体2に
装着の連結装置1に連結される上係合部10及び左右一
対の下係合部11を機枠9Aに設け、PTO軸12に連
動連結されるPIC軸13を機枠9Aから突出させたト
ラクタ装着用作業機において、前記PIC軸13を基準
にして、上係合部10と下係合部11の少なくとも一方
を上下方向及び/又は前後方向に位置の異なる複数箇所
に設けていることである。
【0019】これによって、作業機9の上係合部10と
下係合部11の少なくとも一方の複数箇所の位置が選択
され、上下係合部間隔又はそれらのPTO軸12との間
隔が変更される。本発明における課題解決のためのトラ
クタ装着用作業機の第5の具体的手段は、第4の具体的
手段に加えて、前記上係合部10と下係合部11の内の
複数箇所に設ける部を、作業機9の機枠9Aに取り付け
られるアダプタ17に形成していることである。
【0020】これによって、上係合部10と下係合部1
1の内の複数箇所に設ける部を簡単に構成される。本発
明における課題解決のためのトラクタ装着用作業機の第
6の具体的手段は、第1〜5の具体的手段に加えて、前
記作業機9の機枠9Aに対して左右下係合部11をPI
C軸13から左右方向位置変更可能に設ける、または左
右方向位置の異なる複数箇所に設けることである。これ
によって、左右下係合部11が左右方向位置が変更さ
れ、または左右方向位置の異なる複数箇所から選択され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る作業機連結構
造及びトラクタ装着用作業機の第1の実施の形態を示し
ており、トラクタ車体2に装着の連結装置1に、ロータ
リ耕耘機で例示した作業機9を特殊状態(特殊三点リン
ク仕様の装着状態)で装着しており、連結装置1のトッ
プリンク3及びトップリンクブラケット26を標準三点
リンク仕様のものに変更することにより、標準三点リン
ク仕様装着状態に変更することが可能になっている。
【0022】トラクタ車体2は、背面上部にトップリン
クブラケット26を装着し、後部上面に油圧シリンダを
有する作業機昇降装置27を搭載し、トラクタ車体2の
後下部にロワーリンクピン30を有し、PTO軸12が
背面略中央から後方に突出されている。三点リンク機構
5はトップリンク3と左右一対のロワーリンク4とを有
し、トップリンク3の前連結部3Rはトップリンクブラ
ケット26にピンを介して連結され、左右ロワーリンク
4の前連結部4Fはロワーリンクピン30に連結されて
おり、このロワーリンク4は作業機昇降装置27のリフ
トアーム28とリフトロッド29を介して連結され、昇
降自在になっている。
【0023】三点リンク機構5の後端すなわち、トップ
リンク3と左右のロワーリンク4の後端には連結枠6を
連結しており、この連結枠6に特殊三点リンク仕様(又
は標準三点リンク仕様)の作業機9が、着脱自在にかつ
昇降装置27の昇降によって昇降自在に連結されている
と共に、PTO軸12とPIC軸13がジョイント軸1
4を介して連動連結されている。前記作業機9は、PI
C軸13を前方突出したギヤケース33から左右にサポ
ートアーム34を突出し、左右サポートアーム34の外
端に伝動ケース及びサイドフレームを固定して機枠(ロ
ータリ機枠)9Aを構成し、伝動ケース及びサイドフレ
ームの下部で爪軸を回転自在に支持し、その爪軸に多数
本の耕耘爪を取り付けている。
【0024】また、ギヤケース33上にトップマスト3
6を固着し、左右サポートアーム34には前方に突出し
た連結ブラケット37を固定すると共に後方へ延びる支
持枠を揺動可能に連結しており、その支持枠とトップマ
スト36との間には高さ調整機構が設けられ、支持枠の
後部に装着される培土器又は後2輪の高さを調整可能に
している。前記作業機9のトップマスト36前上端のピ
ンは、連結枠6の上連結部7と係合される上係合部10
を形成し、左右各連結ブラケット37に設けたピンは、
連結枠6の左右下連結部8と係合される下係合部11を
形成している。
【0025】図1、2の第1の実施の形態においては、
上係合部10は側面視略への字形状の左右一対のアダプ
タ17Aにピンを設けて形成されており、前記左右アダ
プタ17Aはボルト等の締結手段19を介してトップマ
スト36に装着され、アダプタ17A及び/又はトップ
マスト36に複数のボルト孔を形成することにより、上
下方向及び/又は前後方向に位置変更可能にしている。
図1、2では、トップマスト36に4つのボルト孔を前
上傾斜方向に配列しているので、上係合部10は前上傾
斜方向に位置変更されるが、ボルト孔を上下方向又は前
後方向に配列すると、上係合部10は上下方向又は前後
方向にのみ位置変更できるようになる。
【0026】左右各下係合部11は、アダプタ17Bに
ピンを設けて形成されており、前記左右アダプタ17B
はボルト等の締結手段20を介して連結ブラケット37
に装着され、アダプタ17B及び/又は連結ブラケット
37に上下方向及び/又は前後方向に複数のボルト孔を
形成することにより、上下方向及び/又は前後方向に位
置変更可能にしている。前述の如く、PIC軸13を基
準にして、上係合部10と下係合部11の少なくとも一
方を上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能にする
ことにより、上下係合部間隔又はそれらのPTO軸12
との間隔が変更できる。
【0027】したがって、ひとつの作業機9は、上連結
部7と左右下連結部8との間隔が異なる複数種類の連結
枠6と係合することができるようになる。すなわち、換
言すると、ある連結枠6に作業機9が適合していなくと
も、その作業機9の上係合部10と下係合部11の少な
くとも一方を上下方向及び/又は前後方向に位置変更可
能にすることにより適合可能となり、その作業機9に適
合する連結枠6を捜さなくともよく、連結枠6もひとつ
あれば用が足りることになる。図3に示す第2の実施の
形態では、締結手段19を締弛して、側面視略への字形
状の左右一対のアダプタ17Aを左右反転又は表裏反転
して、トップマスト36に対するアダプタ17Aの取り
付け姿勢を変更するようにしている。
【0028】また、左右アダプタ17Bを上下に反転さ
せながら左右を入れ換えることにより、連結ブラケット
37に対する左右アダプタ17Bの取り付け姿勢を変更
するようにしている。図4に示す第3の実施の形態で
は、トップマスト36に形成するボルト孔を、アダプタ
17Aが上下及び/又は前後に平行に位置変更する位置
だけでなく、回動しながら移動させて位置変更する位置
(孔aに対して孔b)、または回動のみさせて姿勢変更
する位置(孔bに対して孔c)に形成しており、これに
よりアダプタ17Aの姿勢が変更され、上係合部10の
位置が変更される。
【0029】左右アダプタ17Bは上下及び/又は前後
に位置変更するように示されているが、このアダプタ1
7Bも連結ブラケット37に対して、回動しながら移動
させて位置変更する位置、または回動のみさせて姿勢変
更する位置に取り付け姿勢を変更するようにしてもよ
い。図5に示す第4の実施の形態において、側面視略へ
の字形状の左右一対の板材で形成されるアダプタ17A
に2本又はそれ以上のピンを設けて、複数箇所に上係合
部10を形成しており、また、左右連結ブラケット37
にも上下複数本のピンを設けて、複数箇所の下係合部1
1を形成している。
【0030】前記複数箇所の上係合部10はトップマス
ト36に直接設けてもよく、複数箇所の下係合部11は
アダプタを介して設けてもよい。このように、PIC軸
13を基準にして、機枠9Aに直接的に又はアダプタ1
7を介して、上係合部10と下係合部11の少なくとも
一方を上下方向及び/又は前後方向に位置の異なる複数
箇所に設けて、その複数箇所の位置から所要の位置を選
択することにより、上下係合部間隔又はそれらのPTO
軸12との間隔を変更することができる。
【0031】前記第2〜4の実施の形態においても、第
1の実施の形態と同様に、ひとつの作業機9は、上連結
部7と左右下連結部8との間隔が異なる複数種類の連結
枠6と係合することができ、ある連結枠6に作業機9が
適合していなくとも、その作業機9の上係合部10と下
係合部11の少なくとも一方を上下方向及び/又は前後
方向に位置変更、姿勢変更又は複数箇所からの選択によ
って適合可能となり、その作業機9に適合する連結枠6
を捜さなくともよく、連結枠6もひとつあれば用が足り
ることになる。
【0032】図6に示す第5の実施の形態において、左
右各連結ブラケット37に設けたアダプタ17Bには、
ピンを貫通して固着することにより左右両方に突出され
た下係合部11が形成されており、左右下係合部11は
左右方向位置の異なる複数箇所に設けてある。前記アダ
プタ17Bは連結ブラケット37の外側面に装着されて
いるが、これを内側面に設けると、左右下係合部11の
左右方向の位置を変更できる。図7に示す第6の実施の
形態において、左右各連結ブラケット37に設けたアダ
プタ17Bには、左右一方に突出したピンで下係合部1
1が形成されており、前記アダプタ17Bを表裏反転、
又は連結ブラケット37の外側面に装着されているのを
内側面に設けることにより、左右下係合部11の左右方
向の位置を変更できるようにしている。
【0033】図8に示す第7の実施の形態において、左
右各連結ブラケット37の前部は平面視略L字状に形成
されており、その連結ブラケット37の前面に平面視略
L字状のアダプタ17Bがボルト等の締結手段20を介
して取り付けられており、アダプタ17Bには左右一方
に突出したピンで下係合部11が形成されている。この
第7の実施の形態では、アダプタ17Bを左右位置調整
することにより、左右下係合部11を実線位置から2点
鎖線位置へ、即ち、PIC軸13から左右方向へ位置を
変更可能にしており、左右アダプタ17Bを取り替える
ことにより1点鎖線で示す位置へ変更することができ
る。
【0034】前記第5〜7の実施の形態においては、ひ
とつの作業機9は、カテゴリI、IIに対応した左右下
連結部8の間隔が異なる複数種類の連結枠6と係合する
ことができ、あるカテゴリの連結枠6に作業機9が適合
していなくとも、その作業機9の左右下係合部11を左
右方向に位置変更又は複数箇所からの選択によって適合
可能となり、その作業機9に適合する連結枠6を捜さな
くともよく、連結枠6がひとつあれば用が足りることに
なる。図9に示す第8の実施の形態において、上係合部
10を設けたアダプタ17A及び下係合部11を設けた
アダプタ17Bは、それぞれトップマスト36及び左右
連結ブラケット37に締結手段19、20を介して着脱
自在に取り付けられており、前記第1〜4の実施の形態
のものと適宜取り替え自在になっている。
【0035】この第8の実施の形態の上下係合部10、
11は、機枠9Aから前方へ大きく突出しており、標準
三点リンク用作業機又は標準三点リンク用作業機に近い
作業機の配置関係になっている。この作業機9では、P
IC軸13が連結枠6から後方に離れることになり、そ
のため、後述する保持具15で保持されたジョイント軸
14との連結のために、PIC軸13には延長PIC軸
18が着脱自在に連結されている。この第8の実施の形
態においては、ひとつの作業機9は、上連結部7と左右
下連結部8との間隔が異なる複数種類の連結枠6と係合
することができるようになる。即ち、上係合部10と下
係合部11の少なくとも一方を上下方向及び/又は前後
方向に位置変更したことにより、連結枠6と作業機9と
の前後間隔が変化しても、延長PIC軸18の有無でP
TO軸12とPIC軸13の連動連結を可能になり、作
業機9は連結枠6に適合可能となり、その作業機9に適
合する連結枠6を捜さなくともよく、連結枠6もひとつ
あれば用が足りることになる。
【0036】なお、前記作業機9は通常、連結枠6を有
する連結装置1を介してトラクタ車体2に連結される
が、上係合部10にトップリンク3を、左右下係合部1
1にロワーリンク4をそれぞれ直接連結することは可能
である。前記連結装置1として組み込まれる連結枠6
は、第1、2、9、10に第1例が示されており、この
連結枠6は角パイプ(又は丸パイプ、フラットバー等で
もよい)で背面視略A字形状に形成された主枠41を有
し、この主枠41の中央上部に上部体42を固着し、左
右下部に下部体43を固着し、主枠41の左右中途部を
主枠41と同一材料の上補強材44で繋ぎ、上補強材4
4の左右中途部に左右一対の支持板46を設けて構成し
ている。
【0037】前記上部体42は、前上部にピンを貫通し
てトップリンク3の後連結部3Rと連結され、後部には
凹状の上連結部7が形成されている。この上連結部7は
作業機9の上係合部10を係合するものである。前記下
部体43の前下方に突出した部分には外側方へピンを突
出してロワーリンク4の後連結部4Rと連結され、ロワ
ーリンク4の後部連結点16を形成しており、後部には
後方開放凹状の下連結部8を上下一対形成している。こ
の下連結部8は作業機9の下係合部11を係合するもの
である。
【0038】また、前記下部体43には、図10、12
に示すように、横軸47を介してロック部材48が回動
可能に支持されており、このロック部材48は下連結部
8に係合した下係合部11と係合可能であり、係合する
ことにより下連結部8から下係合部11が離脱するのを
阻止する。ロック部材48はコイルバネによって下係合
部11に係合する方向に付勢されており、その前部は解
除手段50の山形状のリンク51に連結されている。解
除手段50は上補強材44に固定のブラケット52にア
ーム53が枢支され、このアーム53にリンク51の中
央が相対回転自在に貫通され、またアーム53に操作レ
バー54が固着されており、操作レバー54を回動操作
することにより、リンク51がアーム53を越えて移動
し、ロック部材48が回動して下係合部11との係合が
解除されるようになっている。
【0039】なお、前記ロック部材48等によって構成
されるロック手段は、前記構成に限定されるものではな
く、種々の従来技術のものが利用できる。図1におい
て、PTO軸12とPIC軸13とはジョイント軸14
で連動連結されており、ジョイント軸14は中途部が伸
縮自在軸となっていて、PTO軸12に連結される側に
は2組のフック式継ぎ手からなる等角自在継ぎ手(等速
自在継ぎ手)58を有し、PIC軸13に連結される側
には1組のフック式継ぎ手からなる自在継ぎ手59を有
している。なお、このPIC軸13側にも等角自在継ぎ
手58を採用してもよい。
【0040】ジョイント軸14の後端部にはPIC軸1
3に嵌合連結されるヨーク60を有し、このヨーク60
は保持具15に支持されている。保持具15は連結枠6
の左右支持板46に固定のガイド体61に支持されてい
る。この保持具15は軸受を介してヨーク15をこの軸
心廻りで回転自在に支持する円筒体63と、この円筒体
63の左右側面に固着された保持体64と、この保持体
64にピンを固着して形成された左右一対の軸部65と
を有している。前記軸部65は円筒体63の軸線方向中
央より後方に変位して配置されており、保持具15はこ
の軸部65を介してガイド体61に枢支されている。保
持体64には径外方向に突出した位置決め部材66が設
けられ、この位置決め部材66はガイド体61に設けた
上下一対のストッパ部67の一方と当接可能になってい
る。
【0041】保持具15は軸部65を中心に揺動可能で
あり、位置決め部材66がストッパ67に当接した姿勢
に保持可能になっており、位置決め部材66及びストッ
パ67はヨーク15を姿勢制御する姿勢制御手段となっ
ている。すなわち、前記保持具15はPIC軸13に嵌
合する前の状態のとき、位置決め部材66はストッパ部
67と当接し、ヨーク60の軸芯とPIC軸13の軸芯
とを略同芯にさせる役目をしており、ヨーク60がPI
C軸13に嵌合した状態では、位置決め部材66はスト
ッパ部67から離れる。
【0042】なお、前記保持具15は、軸部65をガイ
ド体61の上下中央から下方に変位させておいて、上下
反転してガイド体61に支持できるようにしておいて、
上下反転装着することにより、ヨーク60の上下位置及
び/又は前後位置を変更するように構成してもよい。前
記ガイド体61には逆J字状の溝68が形成されてい
て、この溝68の下端68aと上端68bとに軸部65
を係合保持可能になっている。前記保持具15は、図
1、2に示すように、軸部65が溝68の下端68aに
保持され、かつ位置決め部材66がストッパ部67aに
係合している状態が主に特殊三点リンク用作業機1の連
結に使用され、図9に示すように、軸部65が溝68の
上端68bに保持され、かつ位置決め部材66がストッ
パ部67bに係合している状態が主に標準三点リンク用
作業機1の連結に使用される。
【0043】この第1例の連結枠6では、溝68の下端
68aと上端68bとを選択することにより、保持具1
5を連結枠6に対して上下方向及び/又は前後方向に位
置変更可能に設けており、ジョイント軸14と下連結部
8、ロワーリンク連結点16との位置関係を変更するこ
とができ、作業機9の上係合部10と下係合部11の少
なくとも一方の位置が変更されることによって、PIC
軸13の上下方向及び/又は前後方向の位置が変わって
も、ジョイント軸14との連結が確保されるようにな
る。
【0044】図11は連結枠6の第2例を示しており、
この連結枠6は、ガイド体61が支持板46にボルト等
の締結手段を介して装着されており、主枠41に対する
ガイド体61の装着位置を変更することにより、保持具
15を連結枠6に対して上下方向及び/又は前後方向に
微小位置変更可能になっている。図12は連結枠6の第
3例を示しており、この連結枠6は、上部体42が主枠
41に固定の取り付け体76にボルト等の締結手段を介
して装着されており、取り付け体76に対する上部体4
2の装着位置を変更することにより、上連結部7を連結
枠6に対して上下方向及び/又は前後方向に位置変更可
能になっている。
【0045】図13は連結枠6の第4例を示しており、
この連結枠6は、上部体42に上下一対の上連結部7
A、7Bを形成し、下部体43に上下一対の下連結部8
A、8Bを形成しており、上連結部7及び下連結部8は
上下及び/又は前後に位置の異なる複数箇所に形成され
ている。なお、上下一対設けるのは、上連結部7と下連
結部8の内の一方だけでもよい。図14は連結枠6の第
5例を示しており、この連結枠6は、上部体42の上連
結部7Aの下方に、主枠41に固定の取り付け体76に
も上連結部7Bを形成しており、上連結部7は上下及び
/又は前後に位置の異なる複数箇所に形成され、かつ上
側の上連結部7Aが上下方向及び/又は前後方向に位置
変更可能になっている。
【0046】また、前記第5例の連結枠6では、下部体
43に上側の下連結部8Aが形成され、この下部体43
にさらにアダプタ77がボルト等の締結手段を介して装
着されており、このアダプタ77に下側の下連結部8B
が形成されており、下連結部8は上下及び/又は前後に
位置の異なる複数箇所に形成され、かつ下側の下連結部
8Bが上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能にな
っている。前記上下各連結部7、8は、保持具15に対
して距離の異なる位置に複数箇所ずつ形成され、かつそ
の内の一箇所の距離が変更自在になっており、これは上
下連結部7、8のどちらか一方でもよい。
【0047】前記第1〜5例の連結枠6においては、ひ
とつの連結装置1は、上係合部10と下係合部11との
間隔が異なる複数種類の作業機9と係合することがで
き、作業機9の上係合部10と下係合部11の少なくと
も一方を上下方向及び/又は前後方向に位置変更、姿勢
変更又は複数箇所からの選択によっても正確に適合させ
ることが困難であっても、上連結部7と左右下連結部8
との少なくとも一方を上下方向及び/又は前後方向に位
置変更、姿勢変更又は複数箇所からの選択をすることに
より適合可能となり、作業機9側の適合機能と連結枠6
側の適合機能とを併用することにより、作業機9と連結
枠6とがともにひとつずつであっても、連結できる可能
性が極めて高くなる。
【0048】図示していないが、作業機9の下係合部1
1を左右方向位置変更自在にしたように、また、下係合
部11に対応できるように、主枠41に取り付け部材を
設け、その取り付け部材に下部体43を左右位置変更自
在に及び/又は左右取り替え自在に設ける、または、左
右各取り付け部材に複数の下部体43を設けることによ
り、前記連結枠6における左右ロワーリンク4の連結点
16及び/又は左右下連結部8を連結枠6の中心から左
右方向位置変更可能に設ける、または左右方向位置の異
なる複数箇所に設けることができる。
【0049】それにより、作業機9の上係合部10と下
係合部11の少なくとも一方の位置の変更と併用で、連
結枠6の左右ロワーリンク4の連結点及び/又は左右下
連結部8の左右方向位置が変更でき、または複数箇所か
ら選択でき、カテゴリI、IIが異なっても作業機9と
連結枠6との適合可能性が向上する。尚、本発明は前記
実施例に限定されるものではなく、種々変形することが
できる。例えば、作業機9の複数の実施の形態を適宜組
み合わせたり、連結枠6の複数の例を適宜組み合わせた
り、作業機9の実施の形態と連結枠6の例とを適宜組み
合わせたりしてもよく、作業機連結装置1においては、
ジョイント軸14をPIC軸13に人為的に嵌合する場
合があり、その場合は保持具15が不要になる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した本発明作業機連結構造によ
れば、ひとつの作業機を、複数種類の連結枠に連結で
き、ひとつで複数種類の作業機を連結する連結枠にも連
結でき、標準三点リンク式だけでなく特殊三点リンク式
にも適用でき、連結の簡略化が可能になると共にコスト
ダウンを図ることができる。また、本発明作業機によれ
ば、複数種類の連結枠に連結でき、ひとつで複数種類の
作業機を連結する連結枠にも連結でき、標準三点リンク
式だけでなく特殊三点リンク式にも適用でき、連結枠へ
の連結の簡略化が可能になると共にコストダウンを図る
ことができ、トップリンク及びロワーリンクに直接装着
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面側面図で
ある。
【図2】作業機の第1の実施の形態及び連結枠の第1例
の要部を示す拡大断面側面図である。
【図3】作業機の第2の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図4】作業機の第3の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図5】作業機の第4の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図6】作業機の第5の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図7】作業機の第6の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図8】作業機の第7の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図9】作業機の第8の実施の形態及び連結枠の第1例
を示す断面側面図である。
【図10】連結枠の背面図である。
【図11】連結枠の第2例を示す断面側面図である。
【図12】連結枠の第3例を示す側面図である。
【図13】連結枠の第4例を示す側面図である。
【図14】連結枠の第5例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 連結装置 2 トラクタ車体 3 トップリンク 4 ロワーリンク 5 三点リンク機構 6 連結枠 7 上連結部 8 下連結部 9 作業機 9A 機枠 10 上係合部 11 下係合部 12 PTO軸 13 PIC軸 14 ジョイント軸 15 保持具 16 連結点 17 アダプタ 18 延長PIO軸

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(2)にトップリンク
    (3)及び左右一対のロワーリンク(4)を有する三点
    リンク機構(5)を介して連結枠(6)を連結し、この
    連結枠(6)に上連結部(7)と左右一対の下連結部
    (8)とを形成して作業機(9)の上係合部(10)及
    び左右一対の下係合部(11)をそれぞれ係合し、トラ
    クタ車体(2)のPTO軸(12)と作業機(9)のP
    IC軸(13)とをジョイント軸(14)で連結してお
    り、 前記作業機(9)のPIC軸(13)を基準にして、上
    係合部(10)と下係合部(11)の少なくとも一方を
    上下方向及び/又は前後方向に位置変更可能に設けてい
    ることを特徴とする作業機連結構造。
  2. 【請求項2】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の少なくとも一方をアダプタ(17)に形成し、こ
    のアダプタ(17)を作業機(9)の機枠(9A)に位
    置変更可能に取り付けていることを特徴とする請求項1
    に記載の作業機連結構造。
  3. 【請求項3】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の少なくとも一方をアダプタ(17)に形成し、こ
    のアダプタ(17)を作業機(9)の機枠(9A)に取
    り付け姿勢変更可能に取り付けていることを特徴とする
    請求項1に記載の作業機連結構造。
  4. 【請求項4】 前記左右下係合部(11)をPIC軸
    (13)から左右方向位置変更可能に設ける、または左
    右方向位置の異なる複数箇所に設けていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の作業機連結構造。
  5. 【請求項5】 トラクタ車体(2)にトップリンク
    (3)及び左右一対のロワーリンク(4)を有する三点
    リンク機構(5)を介して連結枠(6)を連結し、この
    連結枠(6)に上連結部(7)と左右一対の下連結部
    (8)とを形成して作業機(9)の上係合部(10)及
    び左右一対の下係合部(11)をそれぞれ係合し、トラ
    クタ車体(2)のPTO軸(12)と作業機(9)のP
    IC軸(13)とをジョイント軸(14)で連結してお
    り、 前記作業機(9)のPIC軸(13)を基準にして、上
    係合部(10)と下係合部(11)の少なくとも一方を
    上下方向及び/又は前後方向に位置の異なる複数箇所に
    設けていることを特徴とする作業機連結構造。
  6. 【請求項6】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の内の複数箇所に設ける部を、作業機(9)の機枠
    (9A)に取り付けられるアダプタ(17)に形成して
    いることを特徴とする請求項5に記載の作業機連結構
    造。
  7. 【請求項7】 前記作業機(9)の機枠(9A)に対し
    て左右下係合部(11)をPIC軸(13)から左右方
    向位置変更可能に設ける、または左右方向位置の異なる
    複数箇所に設けることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の作業機連結構造。
  8. 【請求項8】 前記作業機(9)のPIC軸(13)に
    延長PIC軸(18)を着脱自在に連結していことを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の作業機連結構
    造。
  9. 【請求項9】 前記連結枠(6)にジョイント軸(1
    4)を保持する保持具(15)を設け、この保持具(1
    5)を連結枠(6)に対して上下方向及び/又は前後方
    向に位置変更可能に設けていることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載の作業機連結構造。
  10. 【請求項10】 前記上連結部(7)と下連結部(8)
    の内の少なくとも一方を、連結枠(6)に対して上下方
    向及び/又は前後方向に位置変更可能に設けていること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の作業機連
    結構造。
  11. 【請求項11】 前記上連結部(7)と下連結部(8)
    の内の少なくとも一方を、上下方向及び/又は前後方向
    に位置の異なる複数箇所に設けていることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載の作業機連結構造。
  12. 【請求項12】 前記連結枠(6)における左右ロワー
    リンク(4)の連結点及び/又は左右下連結部(8)を
    連結枠(6)の中心から左右方向位置変更可能に設け
    る、または左右方向位置の異なる複数箇所に設けること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の作業機
    連結構造。
  13. 【請求項13】 トラクタ車体(2)に装着の連結装置
    (1)に連結される上係合部(10)及び左右一対の下
    係合部(11)を機枠(9A)に設け、PTO軸(1
    2)に連動連結されるPIC軸(13)を機枠(9A)
    から突出させたトラクタ装着用作業機において、 前記PIC軸(13)を基準にして、上係合部(10)
    と下係合部(11)の少なくとも一方を上下方向及び/
    又は前後方向に位置変更可能に設けていることを特徴と
    するトラクタ装着用作業機。
  14. 【請求項14】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の少なくとも一方をアダプタ(17)に形成し、こ
    のアダプタ(17)を作業機(9)の機枠(9A)に位
    置変更可能に取り付けていることを特徴とする請求項1
    3に記載のトラクタ装着用作業機。
  15. 【請求項15】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の少なくとも一方をアダプタ(17)に形成し、こ
    のアダプタ(17)を作業機(9)の機枠(9A)に取
    り付け姿勢変更可能に取り付けていることを特徴とする
    請求項13に記載のトラクタ装着用作業機。
  16. 【請求項16】 トラクタ車体(2)に装着の連結装置
    (1)に連結される上係合部(10)及び左右一対の下
    係合部(11)を機枠(9A)に設け、PTO軸(1
    2)に連動連結されるPIC軸(13)を機枠(9A)
    から突出させたトラクタ装着用作業機において、 前記PIC軸(13)を基準にして、上係合部(10)
    と下係合部(11)の少なくとも一方を上下方向及び/
    又は前後方向に位置の異なる複数箇所に設けていること
    を特徴とするトラクタ装着用作業機。
  17. 【請求項17】 前記上係合部(10)と下係合部(1
    1)の内の複数箇所に設ける部を、作業機(9)の機枠
    (9A)に取り付けられるアダプタ(17)に形成して
    いることを特徴とする請求項16に記載のトラクタ装着
    用作業機。
  18. 【請求項18】 前記作業機(9)の機枠(9A)に対
    して左右下係合部(11)をPIC軸(13)から左右
    方向位置変更可能に設ける、または左右方向位置の異な
    る複数箇所に設けることを特徴とする請求項13〜17
    のいずれかに記載のトラクタ装着用作業機。
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