JP4275495B2 - ジョイント支持装置 - Google Patents

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本発明は、ジョイント支持装置に関し、走行機体から発生する駆動力を作業機に伝達するため、一端側が走行機体の出力軸に着脱自在に連結されて他端側が作業機の入力軸に着脱自在に連結されるジョイントのジョイント支持装置に関する。
このようなジョイントを介して動力が伝達される作業機は、一般的に、作業機に設けられた連結装置を介して走行機体に装着され、走行機体及び作業機間にジョイントを連結して、走行機体の前進動に応じて所望の作業を行なうように構成されている。
この作業機は、非作業時においては、連結装置が走行機体から外されるとともに、走行機体に搭載されたエンジンから取り出された駆動力を伝達するPTO軸に連結されたジョイントの一端側端部がPTO軸から外され、又は作業機の入力軸に連結されたジョイントの他端側端部が入力軸から外される。
走行機体のPTO軸に連結されたジョイントを外す場合、作業者はジョイントを支持しながら脱着作業を行なっている。ここで、ジョイントの重量は小型のものでも5kg前後、大型だと20kg超のものもあるなど、この脱着作業には大きな労力が必要となり、その結果、脱着時の作業性において問題があった。そこで、走行機体に設けられた3点リンク機構に山形状に配置された一対のヒッチバーを有してなる雄型ヒッチを設け、一対のヒッチバー間にジョイントを支持する鎖体を掛け渡して設け、雄型ヒッチに係合装着可能に構成した雌型ヒッチを作業機側に設け、作業機側に連結されたジョイントを脱着するときに、ジョイントを鎖体で支持させながら脱着作業を行なう作業機着脱装置が提案されている(特許文献1参照)。
実開昭60−139405号公報(第4頁、第2図)
しかしながら、従来の作業機着脱装置では、鎖体でジョイントを支持しようとすると、鎖体がジョイントの重量に耐えきれずに破断する虞がある。そこで、強度の大きい鎖体を用いると、ジョイントの支持は可能であるが、作業機の作業時において、鎖体が揺れてジョイントに大きな衝撃を与える虞があるという不都合が生じる。
また、従来の作業機では、非作業時において、走行機体のPTO軸に連結されたジョイントの一端側端部がPTO軸から外された状態で放置される場合がある。このようにジョイントの一端側端部が外された状態で放置されると、ジョイントの一端側端部は下方へ垂れ下がって地面に接触して、先端部に土等の異物が付着する場合がある。この異物がジョイントの先端部に付着した状態で、このジョイントをPTO軸に連結しようとすると、異物が邪魔をしてジョイントをPTO軸へ装着する作業が困難になるという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、PTO軸から外されたジョイントの先端部を地面に接触させず、またジョイントの脱着時にジョイントの支持が可能であり、作業時においてジョイントに干渉する虞のないジョイント支持装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、走行機体から発生する駆動力を、一端側が走行機体の出力軸(例えば、実施形態におけるPTO軸91)に着脱自在に連結されて他端側が作業機の入力軸に着脱自在に連結されるジョイントを介して動力伝達される作業機において、該ジョイントの一端側及び他端側のいずれかの連結が解除されたジョイントを支持するジョイント支持装置であって、作業機の前部における入力軸の上方位置に形成された取付面に取り付けられ、上端側(例えば、実施形態における回動部52)が取付面に回動自在に取り付けられて下端側が下方へ延び、上端側を回動中心として下端側が上下方向に揺動自在であり、下端側に前記ジョイントを掛止可能な掛止部を有してなるジョイント支持手段(例えば、実施形態におけるジョイントハンガー51)を有し、該ジョイント支持手段には、この上端側を取付面に付勢するばね部(例えば、実施形態における圧縮ばね65)と、作業機の前部に移動自在に設けられて移動量に応じてばね部の伸長量を変化させて上端側が取付面に付勢される力の大きさを調整可能な付勢力調整部(例えば、実施形態におけるボルト64、ナット66)とを有してなる付勢力調整手段(例えば、実施形態における付勢力調整機60)が設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1に記載のジョイント支持装置の発明において、作業機の前部であってジョイント支持手段によりジョイントが支持される位置より上方の位置に、ジョイント支持手段の一部を係止して該ジョイント支持手段を格納保持する格納保持手段(例えば、実施形態におけるロック機構70)が設けられることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のジョイント支持装置の発明において、格納保持手段は、弾性変形可能であり、上端側が作業機の前部に固定される固定部と、該固定部に繋がってジョイント支持手段の揺動軌跡内に配置されてジョイント支持手段を係止可能な凹部と、該凹部に繋がって揺動されるジョイント支持手段を凹部に案内する案内部とを有してなることを特徴とする。
請求項1記載のジョイント支持装置によれば、作業機の前部に形成された取付面に、ジョイントを掛止可能な掛止部を有してなるジョイント支持手段を上下方向に揺動自在に設けることで、掛止部にジョイントを掛止すると、ジョイントを支持することができる。このため、作業機の非作業時において、ジョイント支持手段によりジョイントを支持しておけば、ジョイントの一端側の端部を走行機体の出力軸から外しても、ジョイントの一端側端部が下方へ垂れ下がって地面に接触することはなく、土等の異物がジョイントの一端側端部に付着する事態を未然に防止することができる。その結果、ジョイントの一端側の端部を走行機体の出力軸に再び連結する場合、ジョイント支持手段による支持と相まって、これを容易に連結することができる。また、ジョイントの他端側の端部を作業機の入力軸から外す脱着作業において、ジョイント支持手段によりジョイントを支持しておけば、作業者はジョイントを持ち上げ支持し続ける必要が無くなり、脱着作業の労力が軽減して、脱着作業の作業性を向上させることができる。
また、ジョイント支持手段の上端側に該上端側が取付面に付勢される力の大きさを調整可能な付勢力調整手段を設けることで、ジョイント支持手段の上端側が取付面に付勢される力の大きさ調整が可能であるので、ジョイント支持手段を、これに外力を作用させればジョイント支持手段が揺動可能な状態に静止(以下、この状態を「半固定状態」と記す。)させることができる。このため、ジョイント支持手段が揺動可能な範囲内の任意の位置において、ジョイント支持手段を静止させることができる。その結果、ジョイント支持手段によりジョイントを掛止する場合、ジョイントの近傍位置にジョイント支持手段を半固定状態で予め移動させることが可能になり、掛止作業を容易にすることができる。また、ジョイント支持手段を半固定状態にすることができるので、ジョイント支持手段は、揺れやガタの無い安定な状態で取付面に設けることができる。
請求項記載のジョイント支持装置によれば、ジョイントが支持される位置より上方の位置に、ジョイント支持手段を格納保持する格納保持手段を設けることで、ジョイント支持手段が不要である時に、ジョイント支持手段を格納保持した状態にすることができる。このため、作業機の作業時において、ジョイント支持手段をジョイントの上方位置に固定することで、ジョイント支持手段がジョイントに干渉する虞を未然に防止することができる。
請求項記載のジョイント支持装置によれば、格納保持手段は、弾性変形可能であり、作業機の前部に固定される固定部と、固定部に繋がってジョイント支持手段の揺動軌跡内に配置されてジョイント支持手段を係止可能な凹部と、該凹部に繋がって揺動されるジョイント支持手段を凹部に案内する案内部とを有してなることで、ジョイント支持手段を揺動させると、ジョイント支持手段が案内部に当接して、格納保持手段が弾性変形してジョイント支持手段の揺動を許容し、ジョイント支持手段がさらに揺動すると、ジョイント支持手段が凹部内に移動するとともに、弾性変形した格納保持手段は、元の形に戻ろうとして凹部内のジョイント支持手段を押圧した状態で静止する。その結果、凹部内にジョイント支持手段を固定保持することができ、また、簡易な構造の格納保持手段を提供することができる。
本発明に係わるジョイント支持装置によれば、作業機の前部に形成された取付面にジョイントを掛止可能な掛止部を有してなるジョイント支持手段を上下方向に揺動自在に設けることで、ジョイントを掛止部に掛止するだけでジョイントをジョイント支持手段に支持させることができる。このため、作業機の非作業時において、ジョイント支持手段によりジョイントを支持しておけば、ジョイントの一端側の端部を走行機体の出力軸から外しても、ジョイントの一端側端部が下方へ垂れ下がって地面に接触することはなく、土等の異物がジョイントの一端側端部に付着する事態を防止することができる。また、ジョイントの他端側の端部を作業機の入力軸から外す脱着作業において、ジョイント支持手段によりジョイントを支持しておけば、作業者は脱着作業においてジョイントを支持し続ける必要が無くなり、脱着作業の労力が軽減されて、脱着作業の作業性を向上させることができる。さらに、ジョイント支持手段の上端側にこれが取付面に付勢される力の大きさを調整可能な付勢力調整手段を設けることで、ジョイント支持手段の上端側が取付面に付勢される力の大きさ調整が可能となり、ジョイント支持手段を、これに外力が作用するとジョイント支持手段を揺動可能な状態に静止させることができ、ジョイント支持手段が揺動可能な範囲内の任意の位置において、ジョイント支持手段を静止させることができる。このため、ジョイント支持手段によりジョイントを掛止する場合、掛止操作が容易な位置(例えば、ジョイントの近傍位置)に予めジョイント支持手段を静止させた状態で移動させることができ、掛止作業を容易にすることができる。またジョイント支持手段を揺れやガタの無い安定な状態で取付面に取り付けることができる。また、ジョイントが支持される位置より上方の位置に、ジョイント支持手段を格納保持する格納保持手段を設けることで、ジョイント支持手段が不要である時に、ジョイント支持手段を格納保持した状態にすることができ、作業機の作業時において、ジョイント支持手段をジョイントの上方位置に固定することで、ジョイント支持手段がジョイントに干渉する虞を未然に防止することができる。
以下、本発明に係わるジョイント支持装置の好ましい実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。なお、説明の都合上、図1(側面図)及び図2(a)(正面図)に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として以下説明する。先ず、本発明に係わるジョイント支持装置を説明する前に、このジョイント支持装置を搭載したトラクタ用作業機のひとつであるロータリ作業機について説明する。
ロータリ作業機1は、図1に示すように、前部に連結装置10を有する。連結装置10は、正面視において逆U字状に形成された主フレーム部11と、主フレーム部11の頂部に固着されて左右方向に所定間隔を有して上方へ延びる一対の連結板16を有してなるトップリンク連結部15と、主フレーム部11の左右両端下部に配設されて前後方向に延びる一対のロアーリンク連結部19を有してなる。連結装置10のトップリンク連結部15及びロアーリンク連結部19は、ロータリ作業機1の前方位置に設置されたトラクタ等の走行機体90の後部に設けられた3点リンク機構(図示せず)に昇降動可能に連結される。
ロータリ作業機1は、走行機体90に搭載された図示しないエンジンから取り出された駆動力を伝達するPTO軸91に連結されたジョイント80を介して後述する本体フレーム23の前側中央部に配設されたギアボックス25から前方に突出する入力軸26に動力が伝達されるようになっている。ジョイント80は、前後方向に延びる中間軸(図示せず)と、中間軸の両端部に設けられたユニバーサルジョイント(図示せず)と、これらのユニバーサルジョイントに連結された連結軸81、82と、これらを回転可能に覆うカバー部83とを有してなる。前側の連結軸81にはPTO軸91が着脱自在に連結され、後側の連結軸82には入力軸26が着脱自在に連結されて、ジョイント80は、走行機体90から取り出された駆動力を入力軸26に伝達する。
ギアボックス25の左右両側には、左右方向に延びる前述した本体フレーム23が配設されている。本体フレーム23の左右方向の一方側の端部には下方へ延びる伝動ケース28が固定された状態で設けられ、本体フレーム23の他方側の端部には下方へ延びる支持フレーム(図示せず)が固定された状態で設けられている。これら伝動ケース28及び支持フレーム間には耕耘機能を有した作業ロータ30が回転動可能に架設されている。作業ロータ30は、入力軸26に伝達された駆動力が伝動ケース等を介して伝達されるようになっている。
作業ロータ30の上方は、本体フレーム23に支持されたシールドカバー35により覆われており、このシールドカバー35の後端部に整地板37の上端部が上下方向に回動自在に枢支されている。整地板37の上部にはこの整地板37の作業面への加圧力を調整するためのコンプレッションロッド38が設けられている。ロータリ作業機1の前側の補強フレーム24の左右両側には、作業ロータ30により耕耘される圃場の耕耘深さを調整する一対のゲージホイール40が配設されている。
次に、本発明に係わるジョイント支持装置50について説明する。ジョイント支持装置50は、走行機体90及びロータ作業機1に連結されるジョイント80を支持するものである。このジョイント支持装置50は、連結装置10の主フレーム部11の頂部から前方に突設された支持板12から折り曲げ形成された取付板13に上下方向に揺動自在に設けられたジョイントハンガー51と、ジョイントハンガー51の上部を取付板13側に付勢する力の大きさを調整可能な付勢力調整機60と、ジョイントハンガー51の一部を係止してジョイントハンガー51を格納保持する図2(a)に示すロック機構70とを有してなる。
ジョイントハンガー51は、図2(a)(正面図)に示すように、円環状に形成されて取付板13の前側の取付面13aの右側端部に回動自在に取り付けられた回動部52と、回動部52の下部に繋がって斜め左側下方へ延びる腕部53と、腕部53の下部に繋がって下方へ凸状に湾曲して腕部53の下側方向に延びる掛止部54とを有して、回動部52の中心Oを回動中心として下端側が上下方向に揺動自在である。掛止部54の内側の曲率半径Rは、掛止されるジョイント80の中間部を形成するカバー部83の外径よりも大きな径を有する。掛止部54は、ジョイント80が図1に示す走行機体90及び作業機1に連結された状態で略垂直下方へ揺動されたとき、ジョイント80を掛止可能であれば更に作業性は向上する。なお、ジョイントハンガー51の腕部53が延びる方向は、斜め左下方向に限るものではない。
ジョイントハンガー51の回動部52には、前述した付勢力調整機60が取り付けられている。付勢力調整機60は、図2(b)(側面図)に示すように、回動部52とこの前後両側部に配置された一対の平座金61、62と取付板13とを貫くボルト64と、ボルト64の頭部64aと回動部52の前側に設置された平座金61との間に配設された圧縮ばね65と、取付板13の後側に突出するボルト64に螺合するナット66とを有してなる。一対の平座金61、62は回動部52を介して対向配置され、平座金61、62の外径は回動部52の内径よりも大径であって、一対の平座金61、62間に回動部52を挟持可能な径を有している。
ボルト64は、平座金61、62の中央部に形成された座金孔部(図示せず)と回動部52の中央部に形成された回動孔部(図示せず)と取付板13に形成された取付孔部(図示せず)に挿通されて前後方向に移動自在である。取付板13の後側に配置されたナット66にボルト64を螺合させ、ナット66の回動を規制した状態でボルト64を回転動させると、圧縮ばね65の伸長量を変化させることができる。つまり、ボルト64の頭部64aがナット66側に移動するようにボルト64を回転動させると、圧縮ばね65は圧縮されて伸長量が小さくなり、圧縮ばね65により回動部52が取付板13側に付勢される力の大きさを大きくすることができる。一方、ボルト64の頭部64aがナット66から離反する側に移動するようにボルト64を回転動させると、圧縮ばね65の伸長量が大きくなり、圧縮ばね65により回動部52が取付板13側に付勢される力の大きさを小さくすることができる。このため、ボルト64の回転方向及び移動量を調整することで、ジョイントハンガー51を、これに外力を加えるとジョイントハンガー51が揺動する範囲内の任意の位置に静止(半固定状態)させることができる。なお、ナット66は、ボルト64が回転動されたときにボルト64とともに回転しないようにするため、取付板13の裏側に固着して設置されてもよい。
取付板13の前側の取付面13aの左側端部には前述したロック機構70が設けられている。ロック機構70は、図4(a)(断面図)に示すように、弾性変形可能な板金製であり、取付面13aにボルト等によって固定されて下方へ延びる固定部70aと、固定部70aの下部に繋がってジョイントハンガー51の腕部53の揺動軌跡A側に斜め下方に延びる腕部70bと、該腕部70bの下部に繋がって揺動軌跡A内に配置されてジョイントハンガー51の腕部53を格納保持する凹部70cと、凹部70cの下部に繋がって後側に斜め下方へ延びて上方へ揺動されるジョイントハンガー51を凹部70cに案内する案内部70dとを有してなる。
凹部70cは、逆く字状に配置された上下一対の当接面70c1、70c2を有してなる。一対の当接面70c1、70c2間のなす角度θは鈍角である。なお、この角度θは、一対の当接面70c1、70c2のそれぞれが対応するジョイントハンガー51の腕部53の上側面と下側面に当接するように、ジョイントハンガー51の腕部53の大きさに応じて決められる。一対の当接面70c1、70c2は、ロック機構70に外力が作用していない状態になると、揺動軌跡A内に位置するように構成されている。なお、凹部70cの形状は、逆く字状に限るものではなく、腕部53の外側形状に沿った形状、例えば、円弧状でもよい。
次に、本発明に係わるジョイント支持装置50の作動について説明する。先ず、図1に示す作業機1がジョイント80を介して走行機体90に連結された状態にあるときに、走行機体90のPTO軸91に連結されたジョイント80の連結を解除する場合について説明する。図3(b)(正面図)に示すように、ジョイントハンガー51がジョイント80の近傍位置に位置するように、ジョイントハンガー51を斜め下方に向いた位置に静止させる。そして、図示しない作業者は、図1に示すように、走行機体90のPTO軸91に連結されたジョイント80の連結軸81の連結状態を解除するための脱着作業を行なう。そして、作業者は、ジョイント80を支持しながらジョイントハンガー51を下方へ押圧して、図3(a)(正面図)に示すように、ジョイントハンガー51の掛止部54にジョイント80を掛止して、ジョイントハンガー51にジョイント80を支持させる。このように、ジョイントハンガー51にジョイント80を支持させる場合、ジョイント80の近傍位置にジョイントハンガー51を半固定状態で静止させておくことで、連結解除されたジョイント80をジョイントハンガー51にすばやく支持させることができる。このため、ジョイント80の支持作業を容易にすることができる。
ここで脱着作業が終了すると、ジョイント80はジョイントハンガー51により支持されるので、ジョイント80の走行機体90側の端部が下方へ垂れ下がって地面に接触することはなく、土等の異物がジョイント80の連結軸81の端部に付着する事態を未然に防止することができる。その結果、ジョイント80の連結軸81を走行機体90のPTO軸91に再び連結する場合、この連結作業の作業性を向上させることができる。
なお、走行機体90の種類の相違よりPTO軸91の上下位置は異なる。このため、ジョイント80が走行機体90及びロータリ作業機1間に連結された状態で、ジョイントハンガー51によりジョイント80を掛止できない場合には、前述したようにジョイント80をPTO軸91から脱着した後に、ジョイントハンガー51にジョイント80を支持させる。一方、ジョイント80が走行機体90及びロータリ作業機1間に連結された状態でジョイントハンガー51によりジョイント80を掛止可能な場合には、ジョイントハンガー51にジョイント80を支持させた後に、ジョイント80をPTO軸91から脱着する。
次に、走行機体側90のジョイント80の連結軸81がPTO軸91から外され、且つ作業機1側のジョイント80の連結軸82が入力軸26に連結された状態にあるときに、作業機1側の連結軸82の連結状態を解除する場合について説明する。この場合は、ジョイント80をジョイントハンガー51に掛止して、ジョイントハンガー51によりジョイント80を支持した状態からの作業になる。そして、作業者が入力軸26に連結された連結軸82の連結状態を解除する脱着作業を行なう。このとき、ジョイント80はジョイントハンガー51により支持されてバランスの良い状態にあるので、脱着作業は容易となる。
このように、入力軸26に連結された連結軸82の脱着作業において、作業者はジョイント80を支持し続ける必要がないので、この脱着作業の労力を軽減することができ、脱着作業の作業性を向上させることができる。
次に、ジョイントハンガー51をロック機構70に固定保持させる場合について説明する。なお、本説明では、固定される前のジョイントハンガー51が図3(b)に示すような斜め下方に向いて半固定状態にされている場合を例にして説明する。先ず、図示しない作業者は、図4(a)に示すように、ジョイントハンガー51がロック機構70側に揺動するようにジョイントハンガー51を上方へ押す。ジョイントハンガー51が上方へ押されると、ジョイントハンガー51は図3(b)に示す回動部52を回動中心としてロック機構70側に揺動して、ジョイントハンガー51の腕部53がロック機構70側に接近動する。そして、ジョイントハンガー51がさらに上方へ揺動すると、図4(b)に示すように、腕部53がロック機構70の案内部70dに当接する。そして、ジョイントハンガー51がさらに上方へ揺動すると、図4(c)に示すように、ロック機構70の腕部70bを揺動中心としてロック機構70の下端側がジョイントハンガー51の揺動軌跡Aから離反する側(矢印B側)に弾性変形して、ジョイントハンガー51の上方への揺動を許容する。そして、さらにジョイントハンガー51が上方へ揺動すると、図4(d)に示すように、腕部53が凹部70c内に移動し、且つ弾性変形したロック機構70の下端側が元の位置に戻ろうとして凹部70c内のジョイントハンガー51の腕部53を横から押圧し、腕部53の上側面と下側面が凹部70cの一対の当接面70c1、70c2に当接する。
ここで、一対の当接面70c1、70c2がジョイントハンガー51の腕部53に当接した状態になると、上方へ揺動するジョイントハンガー51の揺動が上側の当接面70c1により規制される一方、ジョイントハンガー51は下側の当接面70c2により下方への揺動が規制される。また、ジョイントハンガー51は回動部52を介して上下方向に揺動自在であるが、揺動方向に直交する方向には揺動不能である。このため、ジョイントハンガー51は、凹部70cを介してロック機構70により固定保持される。
その結果、図3(c)(断面図)に示すように、ジョイントハンガー51はジョイント80よりも上方の位置に移動した状態に固定保持されるので、作業機1により作業が行なわれているとき等において、振動等によりジョイントハンガー51が下方へ揺動してジョイント80に干渉する事態を未然に防止することができる。
なお、ロック機構70は、図4(d)に示すように、ジョイントハンガー51を中央にして両側に対向配置されてもよい。また、ロック機構70は、固定部70aの下部に凹部70cを直接に繋げてもよく、さらに、固定部70aの上方に、腕部70b、凹部70c及び案内部70dを形成し、又は凹部70c及び案内部70dを形成してもよい。この場合、ジョイントハンガー51はロック機構70の上方位置から下方へ揺動されて、ロック機構70により固定保持される。
本発明の一実施の形態に係わるジョイント支持装置を搭載した作業機の側面図を示す。 このジョイント支持装置を示し、同図(a)はジョイント支持装置の正面図であり、同図(b)はジョイント支持装置の側面図である。 ジョイント支持装置の作動を説明するためのジョイント支持装置の正面図を示す。 ロック機構の作動を説明するための図2(a)のII−II矢視に相当する部分のロック機構の断面図を示す。
符号の説明
1 作業機
13a 取付面
26 入力軸
50 ジョイント支持装置
51 ジョイントハンガー(ジョイント支持手段)
52 回動部(上端側)
54 掛止部
60 付勢力調整機(付勢力調整手段)
64 ボルト(付勢力調整部)
65 圧縮ばね(ばね部)
66 ナット(付勢力調整部)
70 ロック機構(格納保持手段)
70a 固定部
70c 凹部
70d 案内部
80 ジョイント
90 走行機体
91 PTO軸(出力軸)
A 揺動軌跡

Claims (3)

  1. 走行機体から発生する駆動力を、一端側が前記走行機体の出力軸に着脱自在に連結されて他端側が作業機の入力軸に着脱自在に連結されるジョイントを介して動力伝達される前記作業機において、該ジョイントの前記一端側及び前記他端側のいずれかの連結が解除されたジョイントを支持するジョイント支持装置であって、
    前記作業機の前部における前記入力軸の上方位置に形成された取付面に取り付けられ、上端側が前記取付面に回動自在に取り付けられて下端側が下方へ延び、前記上端側を回動中心として前記下端側が上下方向に揺動自在であり、前記下端側に前記ジョイントを掛止可能な掛止部を有してなるジョイント支持手段を有し
    該ジョイント支持手段には、この上端側を前記取付面に付勢するばね部と、前記作業機の前部に移動自在に設けられて移動量に応じて前記ばね部の伸長量を変化させて前記上端側が前記取付面に付勢される力の大きさを調整可能な付勢力調整部とを有してなる付勢力調整手段が設けられていることを特徴とするジョイント支持装置。
  2. 前記作業機の前部であって前記ジョイント支持手段により前記ジョイントが支持される位置より上方の位置に、前記ジョイント支持手段の一部を係止して該ジョイント支持手段を格納保持する格納保持手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載のジョイント支持装置。
  3. 前記格納保持手段は、弾性変形可能であり、上端側が前記作業機の前部に固定される固定部と、該固定部に繋がって前記ジョイント支持手段の揺動軌跡内に配置されて前記ジョイント支持手段を係止可能な凹部と、該凹部に繋がって揺動される前記ジョイント支持手段を前記凹部に案内する案内部とを有してなることを特徴とする請求項に記載のジョイント支持装置。
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