JPH09285205A - トラクタ・作業機連結構造 - Google Patents

トラクタ・作業機連結構造

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JPH09285205A
JPH09285205A JP8100491A JP10049196A JPH09285205A JP H09285205 A JPH09285205 A JP H09285205A JP 8100491 A JP8100491 A JP 8100491A JP 10049196 A JP10049196 A JP 10049196A JP H09285205 A JPH09285205 A JP H09285205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダを備えた1つの連結枠で、連結する複
数種類の作業機のそれぞれに最適に動力を伝達できるよ
うにする。 【解決手段】 トラクタ車体にトップリンク及び左右一
対のロアリンクを有する三点リンク機構を介して連結枠
6を連結し、この連結枠6に作業機を連結し、トラクタ
車体のPTO軸と作業機のPIC軸13とをジョイント
軸で連結し、PIC軸13に嵌合するジョイント軸の作
業機側ヨーク15を回転自在に支持するホルダ16を前
記連結枠6に支持する。前記連結枠6とホルダ16との
間に、ヨーク15の上下位置及び/又は前後位置を変更
する位置変更機構22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ車体にロ
ータリ耕耘機等の作業機を装着するトラクタ・作業機連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタ・作業機連結構造は、ト
ラクタ車体の後部に三点リンク機構のトップリンクの前
連結部と左右一対のロアリンクの前連結部とを連結し、
トップリンクの後連結部と左右ロアリンクの後連結部と
を連結枠に設けた上連結部と左右下連結部とにそれぞれ
連結し、この連結枠に設けた上係合部と左右下係合部と
に作業機の上係止部と左右下係止部とをそれぞれ係合
し、トラクタ車体のPTO軸と作業機のPIC軸とをジ
ョイント軸で連結するように構成されている。
【0003】作業機連結用三点リンク機構としては、欧
米式の標準三点リンク機構と、日本特有の特殊三点リン
ク機構とがあり、また、種々の作業に特有の作業機を装
着するための三点リンク機構もあり、各三点リンク機構
に対応して作業機を連結するための連結枠(クイックカ
プラ又はオートヒッチと称される)が構成されている。
【0004】各種作業機を共通の連結枠に連結できるよ
うにした技術として、連結枠の上下部に上下係合部を設
け、上係合部を上下に複数設けるか又は上下位置調整自
在とし、前記上下係合部にそれぞれ係合する上下各部連
結アームを作業機にボルト・ナットで固定したものがあ
る(特開昭63−36702号公報)。ところで、各種
作業機はその動力をトラクタから取っており、トラクタ
車体のPTO軸と作業機のPIC軸とをジョイント軸で
連結していて、ジョイント軸の作業機側ヨークとPIC
軸との連結を自動化するために、ヨークをホルダで回転
自在に支持させ、このホルダを連結枠に横軸回り揺動可
能に支持するように構成した技術が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公知技術において
は、1種類の作業機で上下係止部間隔が異なるものに対
して1種類の連結枠で装着可能にすることができるが、
動力伝達系をどのように対応させるかは開示なく、ま
た、ヨーク保持用ホルダを連結枠に支持する技術でも、
各種作業機に対応してヨークの上下位置等を位置変更す
るという技術はなく、ホルダを備えた1つの連結枠で、
複数種類の作業機を連結して最適に動力を伝達するとい
うことが困難になっている。
【0006】本発明は、連結枠とホルダとの間に位置変
更機構を設けて、ヨークの上下位置及び/又は前後位置
を変更することにより、ホルダを備えた1つの連結枠
で、連結する複数種類の作業機のそれぞれに最適に動力
を伝達できるようにしたトラクタ・作業機連結構造を提
供することを目的とする。また本発明は、位置変更機構
を簡単に形成したり、ヨークの位置変更を容易にした
り、ヨークをPIC軸に容易に嵌合できるようにした
り、作業機の変更に伴って長さ調整を必要とするトップ
リンクの取扱いを容易にしたりすることのできるトラク
タ・作業機連結構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トラクタ車体2にトップ
リンク4及び左右一対のロアリンク5を有する三点リン
ク機構3を介して連結枠6を連結し、この連結枠6に作
業機を連結し、トラクタ車体2のPTO軸12と作業機
のPIC軸13とをジョイント軸14で連結し、PIC
軸13に嵌合するジョイント軸14の作業機側ヨーク1
5を回転自在に支持するホルダ16を前記連結枠6に支
持したトラクタ・作業機連結構造において、前記連結枠
6とホルダ16との間に、ヨーク15の上下位置及び/
又は前後位置を変更する位置変更機構22を設けている
ことである。
【0008】これによって、連結枠6におけるヨーク1
5の位置が上下及び/又は前後に変更可能となり、連結
枠6に連結する複数種類の作業機のそれぞれに最適に動
力を伝達するようになる。本発明における課題解決のた
めの第2の具体的手段は、トラクタ車体2の後部に三点
リンク機構3のトップリンク4の前連結部4Fと左右一
対のロアリンク5の前連結部5Fとを連結し、トップリ
ンク4の後連結部4Rと左右ロアリンク5の後連結部5
Rとを連結枠6に設けた上連結部7Uと左右下連結部7
Dとにそれぞれ連結し、この連結枠6に設けた上下方向
複数の上係合部8の1つと左右下係合部9とに作業機の
上係止部10と左右下係止部11とをそれぞれ係合し、
トラクタ車体2のPTO軸12と作業機のPIC軸13
とをジョイント軸14で連結し、前記連結枠6の左右方
向中途部に、PIC軸13に嵌合するジョイント軸14
の作業機側ヨーク15を回転自在に支持するホルダ16
を支持したトラクタ・作業機連結構造において、前記連
結枠6とホルダ16との間に、ヨーク15の上下位置及
び/又は前後位置を変更する位置変更機構22を設けて
いることである。
【0009】これによって、連結枠6におけるヨーク1
5の位置が上下及び/又は前後に変更可能となり、連結
枠6に対して上係合部8が上下に異なって連結される複
数種類の作業機であっても、それぞれに最適に動力を伝
達するようになる。本発明における課題解決のための第
3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に加えて、
前記ホルダ16は横軸状の軸部21を有し、前記位置変
更機構22は軸部21を着脱自在に受持すべく連結枠6
に設けられた上下複数の支持部17であることである。
【0010】これによって、上下複数の支持部17に択
一的にホルダ16の軸部21を支持させると、連結枠6
におけるヨーク15の位置が上下に変更される。本発明
における課題解決のための第4の具体的手段は、第3の
具体的手段に加えて、前記上下複数の支持部17を左右
一対の板材に形成し、この板材を連結枠6に固着又は着
脱可能に取り付けていることである。
【0011】これによって、複数の支持部17が簡単に
形成され、着脱構造にすることにより、ヨーク15を多
種類の位置に配置する支持部17が形成される。本発明
における課題解決のための第5の具体的手段は、第3の
具体的手段に加えて、前記上下各支持部17を上下個別
の左右一対の板材に形成し、この各対の板材を連結枠6
に固着又は着脱可能に取り付けていることである。
【0012】これによって、複数の支持部17がより簡
単に形成され、着脱構造にすることにより、ヨーク15
をさらに多種類の位置に配置できる支持部17を形成す
る。本発明における課題解決のための第6の具体的手段
は、第1又は2の具体的手段に加えて、前記位置変更機
構22は、ホルダ16を横軸状の軸部21を介して支持
しかつ連結枠6に上下複数位置に取り付け位置変更可能
に取り付けられたブラケット23を有することである。
【0013】これによって、ホルダ16を支持するブラ
ケット23の取り付け位置を形成するだけで、ヨーク1
5を多種類の位置に配置可能になる。本発明における課
題解決のための第7の具体的手段は、第1又は2の具体
的手段に加えて、前記ホルダ16と連結枠6又は連結枠
6に固定の部材との間に、ヨーク15をPIC軸13に
嵌合開始するときに、ヨーク15軸芯をPIC軸13軸
芯に略一致させる状態にホルダ16を姿勢制御する姿勢
制御手段24を設けていることである。
【0014】これによって、ヨーク15はPIC軸13
に対して抵抗少なく簡単に嵌合される。本発明における
課題解決のための第8の具体的手段は、第1又は2の具
体的手段に加えて、前記ホルダ16に横軸状の軸部21
を設け、この軸部21を着脱自在にかつ択一的に受持す
る上下複数の支持部17を連結枠6に設け、さらに、そ
れぞれの支持部17に支持されたときのホルダ16と連
結枠6との間に、ヨーク15をPIC軸13に嵌合開始
するときに、ヨーク15軸芯をPIC軸13軸芯に略一
致させる状態にホルダ16を姿勢制御する姿勢制御手段
24を設けていることである。
【0015】これによって、ヨーク15は上下に位置変
更されたそれぞれの位置で、PIC軸13に対して抵抗
少なく簡単に嵌合される。本発明における課題解決のた
めの第9の具体的手段は、第8の具体的手段に加えて、
前記姿勢制御手段24は、ホルダ16から突出した位置
決め部材69と、連結枠6に設けられていてホルダ16
を上側支持部17に支持した状態で上向き突出した位置
決め部材69と当接可能な上ストッパ73と、連結枠6
に設けられていてホルダ16をその軸芯回りに180°
回転しかつ下側支持部17に支持した状態で下向き突出
する位置決め部材69と当接可能な下ストッパ74とを
有していることである。
【0016】これによって、ホルダ16に1つの位置決
め部材69を設け、ホルダ16を軸芯回りに180°回
転すると、上下支持部17に択一的に支持可能となり、
かつ上ストッパ73と下ストッパ74とに当接可能とな
って、ホルダ16の姿勢が制御される。本発明における
課題解決のための第10の具体的手段は、第1又は2の
具体的手段に加えて、前記三点リンク機構3のトップリ
ンク4は、回動操作用ハンドル92の一端を枢支してお
り、トップリンク4とハンドル92との間に、ハンドル
92を回動操作姿勢とトップリンク4に沿わせる収納姿
勢との内の少なくとも収納姿勢に保持する姿勢保持手段
98を設けていることである。
【0017】これによって、トラクタ車体2から連結枠
6の上部までの距離が簡単に調整され、トップリンク4
の回動操作用ハンドル92の姿勢保持もされる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜8においてトラクタ・作業
機連結構造を示しており、図1、2は特殊三点リンク作
業機T(又はそれに近い構成の作業機を含む)を装着し
た状態、図3、4は標準三点リンク作業機H(又はそれ
に近い構成の作業機を含む)を装着した状態であり、両
状態は共に、トラクタ車体2、三点リンク機構3、連結
枠6及びジョイント軸14は同一のものが使用されてい
る。
【0019】トラクタ車体2は、背面上部にトップリン
クブラケット26を固定し、後部上面に油圧シリンダを
有する作業機昇降装置27を搭載し、トラクタ車体2の
後下部にロアリンクピン30を有し、PTO軸12が背
面略中央から後方に突出されている。三点リンク機構3
はトップリンク4と左右一対のロアリンク5とを有し、
トップリンク4の前連結部4Fはトップリンクブラケッ
ト26にピンを介して連結され、左右ロアリンク5の前
連結部5Fはロアリンクピン30に連結されており、こ
のロアリンク5は作業機昇降装置27のリフトアーム2
8とリフトロッド29を介して連結され、昇降自在にな
っている。
【0020】三点リンク機構3の後端には連結枠6が連
結されており、この連結枠6に標準三点リンク作業機H
又は特殊三点リンク作業機T等の作業機が着脱自在に装
置されている。前記作業機はロータリ耕耘機を例示して
おり、ロータリ耕耘機は、PIC軸13を前方突出した
ギヤケース33から左右にサポートアーム34を突出
し、左右サポートアーム34の外端に伝動ケース及びサ
イドフレームを固定してロータリ機枠36を構成し、伝
動ケース及びサイドフレームの下部で爪軸を回転自在に
支持し、この爪軸に多数本の耕耘爪を取り付けている。
【0021】また、ギヤケース33上にトップマスト3
9を固着し、左右サポートアーム34には前方に突出し
た連結ブラケット40を固定すると共に後方へ延びる支
持枠を揺動可能に連結しており、この支持枠とトップマ
スト39との間には高さ調整機構42が設けられ、支持
枠41の後部に装着される培土器又は後2輪の高さを調
整可能にしている。
【0022】前記ロータリ耕耘機のトップマスト39前
上端のピンは上係止部10を形成し、左右連結ブラケッ
ト40に設けたピンは下係止部11を形成している。連
結枠6は図1〜5、8に示すように、角パイプ(又は丸
パイプ、フラットバー等でもよい)で背面視略A字形状
に形成された主枠51を有し、この主枠51の中央上部
に上部体18を固着し、左右下部に下部体52を固着
し、主枠51の左右中途部を主枠51と同一材料の上補
強材53で繋ぎ、左右下部体52をフラットバー等で形
成した下補強材54で繋ぎ、上下補強材53、54を左
右中途部に位置する左右一対の縦補強板(板材)55で
繋いで形成している。
【0023】前記上部体18は鶏冠形状に形成され、前
上部にピンを貫通してトップリンク4の後連結部4Rと
連結される上連結部7Uを形成しており、後部には上下
一対の凹状の上係合部8H、8Tが形成されている。前
記上係合部8Hは標準三点リンク作業機の上係止部10
を係合するものであり、上係合部8Tは特殊三点リンク
作業機の上係止部10を係合するものであり、特殊上係
合部8Tは標準上係合部8Hの下方に位置しており、両
者の間の標準上係合部8Hの背面側には特殊上係合部8
Tへ特殊三点リンク作業機Tの上係止部10Tを導入す
るための案内面18aが形成されている。
【0024】上部体18は1枚の板材を折り曲げて、そ
の折り曲げ部分に上係合部8H、8Tを形成している
が、2枚の板材で形成してもよい。前記下部体52の前
下方に突出した部分には外側方へピンを突出してロアリ
ンク5の後連結部5Rと連結される下連結部7Dを形成
しており、後部には後方開放凹状の下係合部9を形成し
ており、この下係合部9は作業機の下係止部11が係脱
自在に係合されるもので、標準三点リンク作業機Hの下
係合部9Hと特殊三点リンク作業機Tの下係合部9Tと
に共通になっている。すなわち1つの下係合部9が下係
合部9Tと下係合部9Hとを兼ねている。
【0025】また、前記下部体52には、図5、8に示
すように、横軸57を介してロック部材58が回動可能
に支持されており、このロック部材58の後部は下係合
部9に係合した下係止部11に係合可能であり、係合す
ることにより下係合部9から下係止部11が離脱するの
を阻止する。ロック部材58はコイルバネ59によって
下係止部11に係合する方向に付勢されており、その前
部は解除手段60の山形状のリンク61に連結されてい
る。解除手段60は上補強材53に固定のブラケット6
2にアーム63が枢支され、このアーム63にリンク6
1の中央が相対回転自在に貫通され、またアーム63に
操作レバー64が固着されており、操作レバー64を図
8実線状態から2点鎖線位置まで回動操作することによ
り、リンク61がアーム63を越えて移動し、ロック部
材58が時計方向に回動して下係止部11との係合が解
除されるようになっている。
【0026】図1〜7において、PTO軸12とPIC
軸13とはジョイント軸14で連動連結されており、ジ
ョイント軸14は中途部が伸縮自在軸となっていて、ユ
ニバーサルジョイント部の端部にはヨーク15を有し、
PIC軸13に嵌合連結される作業機側のヨーク15は
ホルダ16に支持されている。ホルダ16は連結枠6の
左右縦補強材55に支持されている。このホルダ16は
軸受を介してヨーク15を回転自在に支持する円筒体6
7と、この円筒体67の背面に固着された平面視コ字形
状の保持体68と、この保持体68の左右壁にピンを貫
通固着して形成された左右一対の軸部21とを有してい
る。
【0027】前記軸部21は円筒体67の軸線方向中央
より後方に変位して配置されている。この軸部21には
ゴムブッシュ71が嵌合されており、このゴムブッシュ
71を介して左右縦補強材55に形成された標準支持部
17Hと特殊支持部17Tとに択一的に係合される。前
記円筒体67又は保持体68には径外方向に突出した位
置決め部材69が設けられ、この位置決め部材69は下
補強材54に設けた下ストッパ74又は上補強材53に
設けた上ストッパ73と当接可能になっている。
【0028】ホルダ16は円筒体67の軸芯回りに18
0°回転可能であり、回転して標準支持部17Hと特殊
支持部17Tとに択一的に係合される。特殊支持部17
Tに支持される場合には、位置決め部材69は下方突出
状態になり、下補強材54の前面と対面し、その前面で
形成される下ストッパ74と当接し、180°回転して
標準支持部17Hされる場合には、位置決め部材69は
上方突出状態になり、上補強材53の上ストッパ73と
当接する。
【0029】前記ホルダ16はPIC軸13に嵌合する
前の状態(図1及び図3に2点鎖線で示す)のとき、位
置決め部材69は下ストッパ74又は上ストッパ73と
当接し、ヨーク15の軸芯とPIC軸13の軸芯とを略
同芯にさせる役目をしており、ヨーク15がPIC軸1
3に嵌合した状態では、位置決め部材69は各ストッパ
74、73から離れる。すなわち、前記位置決め部材6
9及び上下ストッパ73、74は、ヨーク15嵌合時に
ヨーク15の軸芯をPIC軸13の軸芯と略一致させる
状態にホルダ16を姿勢制御する姿勢制御手段24とな
っている。
【0030】標準支持部17Hは縦補強材55の後上方
に逆フック形状に突出した部分に形成され、図3、4及
び図6に実線で示すように、軸部21を係合することに
よりヨーク15は標準三点リンク作業機H用の位置とな
り、それに嵌入したPIC軸13は前連結部5Fから標
準三点リンク作業機H用の設定寸法の位置に配置される
ことになる。
【0031】特殊支持部17Tは縦補強材55の下部に
凹形状に形成され、図1、2及び図6に2点鎖線で示す
ように、軸部21を係合することにより、ヨーク15は
特殊三点リンク作業機T用の位置となり、それに嵌入し
たPIC軸13は前連結部5Fから特殊三点リンク作業
機T用の設定寸法の位置に配置されることになる。前記
標準支持部17H及び特殊支持部17Tは3つ以上形成
してもよく、これらの支持部17によって、ヨーク15
の上下位置及び/又は前後位置を変更する位置変更機構
22が構成されている。なお、特殊支持部17Tは縦補
強板55を切り欠いて形成し、標準支持部17Hは縦補
強板55にフック形状部材を固着して形成してもよい。
【0032】前記位置変更機構22は、前連結部5Fか
らPIC軸13までの前後方向設定寸法及び上係合部1
0からPIC軸13までの上下方向寸法が、標準三点リ
ンク作業機H用と特殊三点リンク作業機Tとで異なるた
めに、標準支持部17Hと特殊支持部17Tとを上下及
び前後にずらしているが、前後方向設定寸法又は上下方
向寸法が同一の作業機の場合は、標準支持部17Hと特
殊支持部17Tとを、上下方向のみずらし又は前後方向
のみずらして形成することになる。
【0033】次に、前記第1実施形態における作業機装
着動作を説明する。図1、2において、トラクタ車体2
に三点リンク機構3を介して連結枠6を連結して、主枠
51が前傾姿勢になるように配置し、ホルダ16の軸部
21を特殊支持部17Tに係合し、位置決め部材69を
下ストッパ74に当接し、操作レバー64を操作してロ
ック部材58を解除しておく。その状態で地面に載置し
た特殊三点リンク作業機Tに対してトラクタ車体2を後
進する。
【0034】連結枠6の案内面18aに特殊三点リンク
作業機Tの上係止部10Tを当接し、昇降装置27を作
動して連結枠6を上昇し、上係止部10Tを案内面18
aで案内しながら特殊上係合部8Tに係合させ、さらに
連結枠6を上昇させて特殊三点リンク作業機Tを吊り上
げるようにし、これによって特殊三点リンク作業機Tが
若干前移動するので下係止部11が下係合部9に係合
し、操作レバー64を逆操作してロック部材58で下係
止部11の抜け止めをする。
【0035】下係止部11が下係合部9に係合するのと
平行に、ホルダ16内のヨーク15にPIC軸13が嵌
入し、ロック部材58で下係止部11の抜け止めをする
ときにはPIC軸13はジョイント軸14と完全な連結
状態になる。図3、4において、標準三点リンク作業機
Hの装着の場合は前述と略同様に行われるが、トップリ
ンク4を長くして連結枠6は主枠51が略垂直姿勢にな
るように設定され、ホルダ16を180°回転して軸部
21を標準支持部17Hに係合し、位置決め部材69を
上ストッパ73に当接しておく。
【0036】そして、連結枠6の標準上係合部8Hに標
準三点リンク作業機Hの上係止部10Hを係合させ、下
係止部11を下係合部9に係合すると共に、標準三点リ
ンク作業機H用の位置に配置されてたホルダ16内のヨ
ーク15にPIC軸13を嵌入する。なお、図3におい
て、標準三点リンク作業機HのPIC軸13は接ぎ軸で
あって、本来のPIC軸13’に嵌合してネジ止めされ
ており、接ぎ軸でギヤケース33からヨーク15までの
距離を補っているが、接ぎ軸無しで本来のPIC軸1
3’にヨーク15を嵌合するように、連結枠6に対して
標準支持部17Hを配置形成してもよい。
【0037】図9は本発明の第2実施形態を示してお
り、縦補強材55は上下補強材53、54に固定のブラ
ケット76、77にボルトを介して着脱自在に固定され
ており、位置変更機構22は前記第1実施形態と同様
に、標準支持部17H及び特殊支持部17Tで構成され
ているが、姿勢制御手段24はホルダ16の左右少なく
とも一方の軸部21から位置決め部材69が上向き突出
され、上下ストッパ73、74は標準支持部17H及び
特殊支持部17Tを形成している縦補強材55の壁面で
形成されている。
【0038】図10は本発明の第3実施形態を示してお
り、ホルダ16の左右各軸部21を一対の軸支持体78
で回動自在に支持(非着脱状態)し、この一対の軸支持
体78を左右縦補強材55にボルト固定しており、縦補
強材55にはボルト孔が異なる位置に複数対形成されて
おり、縦補強材55に対する軸支持体78の取り付け位
置を上下に変更することにより、軸部21の位置を変更
するようにしており、これにより標準支持部17H及び
特殊支持部17Tを有する位置変更機構22を構成して
いる。
【0039】また、姿勢制御手段24は位置決め部材6
9がホルダ16の保持体68の側壁から後方突出され、
軸支持体78にピン79を設けてストッパとしている。
このピン79は軸支持体78がホルダ16を伴って上下
位置変更されるので、1本だけで上下ストッパ73、7
4と同等の作用をする。図11は本発明の第4実施形態
を示しており、ホルダ16の左右各軸部21を支持する
標準支持部17Hと特殊支持部17Tとをそれぞれ別個
の部材81、82に形成し、各部材81、82を縦補強
材55にボルト固定しており、各部材81、82は一方
を使用するとき、他方を離脱しておいてもよい。また、
両部材81、82は単一の部材をその取り付け位置を変
えて使用してもよく、その取り付け位置は上下及び/又
は前後に位置を変えて3位置以上に形成してもよい。
【0040】前記縦補強材55に対する軸支持体78の
取り付け位置を上下に変更することにより軸部21の位
置を変更するようにしており、これにより標準支持部1
7H及び特殊支持部17Tを有する位置変更機構22を
構成している。図12、13はトップリンクの第1実施
形態を示しており、トップリンク4は雌ネジ86と抜け
止め体87とを有する筒体88と、雌ネジ86に螺合し
た雄ネジ連結体89と、筒体88に挿入されていて抜け
止め体87によって抜け止めされた連結体90と、筒体
88を回転すべく筒体88にピン91連結されたハンド
ル92Aとを有している。
【0041】第1実施形態のハンドル92Aは、ピン9
1が貫通した四角枠体93の一端に棒材94を、他端に
止め板95をそれぞれ固着し、止め板95の両端に第
1、第2止め部96、97を形成しており、棒材94を
筒体88に沿う収納姿勢にしたとき、止め板95の第1
止め部96は連結体90の大径部90aの断面小判形回
り止め部90bに嵌合して筒体88の回り止めをし、棒
材94を筒体88に略直交する回動操作姿勢にしたと
き、止め板95の第2止め部97は筒体88に嵌合して
筒体88との一体回動を補強する。
【0042】前記止め板95はハンドル92Aを回動操
作姿勢とトップリンク4に沿わせる収納姿勢に保持する
姿勢保持手段98を構成している。図14〜16に示す
第2実施形態のハンドル92Bは、筒体88の外周に断
面コ字状のブラケット100が固着され、このブラケッ
ト100内に内面に沿うように断面コ字状の樹脂製の保
持体101が配置され、この保持体101内に先端がL
字状に折曲された棒材102の基部が挿入され、これら
3体をピン91が貫通して棒材102をピン91回り回
動自在に保持しており、前記棒材102の先端は、棒材
102を筒体88に沿う収納姿勢にしたとき、連結体9
0の大径部90aの孔104に係合して筒体88の回り
止めをし、棒材102を筒体88に略直交する回動操作
姿勢にしたとき、連結体90と相対回動自在となる。
【0043】前記保持体101には、棒材102を筒体
88に沿う収納姿勢にした状態から棒材102が立ち上
がるのを規制する第1規制部101aと、棒材102を
筒体88に略直交する回動操作姿勢にした状態から棒材
102が寝るのを規制する第2規制部101bとが形成
され、これらがハンドル92Bを回動操作姿勢とトップ
リンク4に沿わせる収納姿勢に保持する姿勢保持手段9
8を構成している。
【0044】図17〜19に第3実施形態のハンドル9
2Cは、筒体88に固着のブラケット100内に内面に
沿うように断面コ字状の金属製の保持体106が配置さ
れ、ブラケット100、保持体106及び棒材102の
基部をピン91が貫通しており、前記保持体106に、
棒材102を筒体88に沿う収納姿勢にした状態から棒
材102が立ち上がるのを規制する第1規制部106a
と、棒材102を筒体88に略直交する回動操作姿勢に
した状態から棒材102が寝るのを規制する第2規制部
106bと、棒材102を筒体88に略直交する姿勢に
保持する第3規制部106cとが形成され、前記第1規
制部106aと第2規制部106bとは保持体106の
縁部を折り曲げて一体に形成しており、これらが姿勢保
持手段98を構成している。
【0045】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
上係合部8を1つにして、下係合部9を特殊下係合部9
Tと標準下係合部9Hとに分離形成したり、上係合部8
及び下係合部9を共に2つずつ形成したり、上係合部8
を3つ以上にしたり、ジョイント軸14を特殊三点リン
ク作業機T用と標準三点リンク作業機H用と2種類の長
さのものを使用したりしてもよい。
【0046】また、連結枠6を主に、特殊三点リンク作
業機T、標準三点リンク作業機H及びそれらに近い構成
の作業機に適用する構造で示したが、上係合部8の上下
位置を変更し、連結枠6におけるヨーク15の位置を上
下及び/又は前後に変更することにより、その他の構造
の異なる作業機にも適用するようにし、それぞれの作業
機に最適に動力を伝達するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、位置変更
機構22によって連結枠6におけるヨーク15の位置を
上下及び/又は前後に位置変更でき、連結枠6に連結す
る複数種類の作業機のそれぞれに最適に動力を伝達する
ことができる(請求項1)。1つの連結枠6に対する作
業機の連結位置が上下に異なっても、位置変更機構22
によって連結枠6におけるヨーク15の位置を上下及び
/又は前後に位置変更でき、連結枠6に連結する複数種
類の作業機のそれぞれに最適に動力を伝達することがで
きる(請求項2)。
【0048】位置変更機構22がホルダ16の軸部21
を着脱自在に受持すべく連結枠6に設けられた上下複数
の支持部17であるので、上下複数の支持部17に択一
的にホルダ16の軸部21を支持させると、連結枠6に
おけるヨーク15の位置を上下に変更できる(請求項
3)。上下複数の支持部17を左右一対の板材に形成
し、この板材を連結枠6に固着又は着脱可能に取り付け
ているので、複数の支持部17を簡単に形成でき、着脱
構造にすることにより、ヨーク15を多種類の位置に配
置することができる(請求項4)。
【0049】上下各支持部17を上下個別の左右一対の
板材に形成し、この各対の板材を連結枠6に固着又は着
脱可能に取り付けているので、複数の支持部17がより
簡単に形成でき、着脱構造にすることにより、ヨーク1
5をさらに多種類の位置に配置することができる(請求
項5)。位置変更機構22は、ホルダ16を横軸状の軸
部21を介して支持しかつ連結枠6に上下複数位置に取
り付け位置変更可能に取り付けられたブラケット23を
有するので、ホルダ16を支持するブラケット23の取
り付け位置を形成するだけで、ヨーク15を多種類の位
置に配置することができる(請求項6)。
【0050】ホルダ16と連結枠6又は連結枠6に固定
の部材との間に、ヨーク15をPIC軸13に嵌合開始
するときに、ヨーク15軸芯をPIC軸13軸芯に略一
致させる状態にホルダ16を姿勢制御する姿勢制御手段
24を設けているので、ヨーク15をPIC軸13に対
して抵抗少なく簡単に嵌合できる(請求項7)。ホルダ
16に横軸状の軸部21を設け、この軸部21を着脱自
在にかつ択一的に受持する上下複数の支持部17を連結
枠6に設け、さらに、それぞれの支持部17に支持され
たときのホルダ16と連結枠6との間に、ヨーク15を
PIC軸13に嵌合開始するときに、ヨーク15軸芯を
PIC軸13軸芯に略一致させる状態にホルダ16を姿
勢制御する姿勢制御手段24を設けているので、ヨーク
15は上下に位置変更されたそれぞれの位置で、PIC
軸13に対して抵抗少なく簡単に嵌合できる(請求項
8)。
【0051】姿勢制御手段24は、ホルダ16から突出
した位置決め部材69と、連結枠6に設けられていてホ
ルダ16を上側支持部17に支持した状態で上向き突出
した位置決め部材69と当接可能な上ストッパ73と、
連結枠6に設けられていてホルダ16をその軸芯回りに
180°回転しかつ下側支持部17に支持した状態で下
向き突出する位置決め部材69と当接可能な下ストッパ
74とを有しているので、ホルダ16に1つの位置決め
部材69を設けて軸芯回りに180°回転すると、上下
支持部17に択一的に支持でき、かつ上ストッパ73と
下ストッパ74とに当接可能となって、ホルダ16の姿
勢を制御できる(請求項9)。
【0052】三点リンク機構3のトップリンク4は、回
動操作用ハンドル92の一端を枢支しており、トップリ
ンク4とハンドル92との間に、ハンドル92を回動操
作姿勢とトップリンク4に沿わせる収納姿勢との内の少
なくとも収納姿勢に保持する姿勢保持手段98を設けて
いるので、トラクタ車体2から連結枠6の上部までの距
離を回動工具を使用することなく簡単に調整でき、トッ
プリンク4の回動操作用ハンドル92を不使用時にコン
パクトに収納しておくことができる(請求項10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】特殊三点リンク作業機装着状態の要部の断面側
面図である。
【図2】特殊三点リンク作業機装着状態の全体の一部断
面側面図である。
【図3】標準三点リンク作業機装着状態の要部の断面側
面図である。
【図4】標準三点リンク作業機装着状態の全体の一部断
面側面図である。
【図5】連結枠の一部断面背面図である。
【図6】2位置のホルダの断面側面図である。
【図7】ホルダの正面図である。
【図8】特殊三点リンク作業機装着状態の要部の側面図
である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す要部の断面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【図11】本発明の第4実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【図12】トップリンクの第1実施形態を示す断面図で
ある。
【図13】図12のS−S線断面図である。
【図14】トップリンクの第2実施形態を示す断面図で
ある。
【図15】図14のW−W線断面図である。
【図16】図14のX−X線断面図である。
【図17】トップリンクの第3実施形態を示す断面図で
ある。
【図18】図17のY−Y線断面図である。
【図19】図17のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
2 トラクタ車体 3 三点リンク機構 4 トップリンク 5 ロアリンク 6 連結枠 7U 上連結部 7D 下連結部 8 上係合部 9 下係合部 10 上係止部 11 下係止部 12 PTO軸 13 PIC軸 14 ジョイント軸 15 ヨーク 16 ホルダ 17 支持部 18 上部体 21 軸部 22 位置変更機構 24 姿勢制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 隆史 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(2)にトップリンク
    (4)及び左右一対のロアリンク(5)を有する三点リ
    ンク機構(3)を介して連結枠(6)を連結し、この連
    結枠(6)に作業機を連結し、トラクタ車体(2)のP
    TO軸(12)と作業機のPIC軸(13)とをジョイ
    ント軸(14)で連結し、PIC軸(13)に嵌合する
    ジョイント軸(14)の作業機側ヨーク(15)を回転
    自在に支持するホルダ(16)を前記連結枠(6)に支
    持したトラクタ・作業機連結構造において、 前記連結枠(6)とホルダ(16)との間に、ヨーク
    (15)の上下位置及び/又は前後位置を変更する位置
    変更機構(22)を設けていることを特徴とするトラク
    タ・作業機連結構造。
  2. 【請求項2】 トラクタ車体(2)の後部に三点リンク
    機構(3)のトップリンク(4)の前連結部(4F)と
    左右一対のロアリンク(5)の前連結部(5F)とを連
    結し、トップリンク(4)の後連結部(4R)と左右ロ
    アリンク(5)の後連結部(5R)とを連結枠(6)に
    設けた上連結部(7U)と左右下連結部(7D)とにそ
    れぞれ連結し、この連結枠(6)に設けた上下方向複数
    の上係合部(8)の1つと左右下係合部(9)とに作業
    機の上係止部(10)と左右下係止部(11)とをそれ
    ぞれ係合し、トラクタ車体(2)のPTO軸(12)と
    作業機のPIC軸(13)とをジョイント軸(14)で
    連結し、前記連結枠(6)の左右方向中途部に、PIC
    軸(13)に嵌合するジョイント軸(14)の作業機側
    ヨーク(15)を回転自在に支持するホルダ(16)を
    支持したトラクタ・作業機連結構造において、 前記連結枠(6)とホルダ(16)との間に、ヨーク
    (15)の上下位置及び/又は前後位置を変更する位置
    変更機構(22)を設けていることを特徴とするトラク
    タ・作業機連結構造。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ(16)は横軸状の軸部(2
    1)を有し、前記位置変更機構(22)は軸部(21)
    を着脱自在に受持すべく連結枠(6)に設けられた上下
    複数の支持部(17)であることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のトラクタ・作業機連結構造。
  4. 【請求項4】 前記上下複数の支持部(17)を左右一
    対の板材に形成し、この板材を連結枠(6)に固着又は
    着脱可能に取り付けていることを特徴とする請求項3に
    記載のトラクタ・作業機連結構造。
  5. 【請求項5】 前記上下各支持部(17)を上下個別の
    左右一対の板材に形成し、この各対の板材を連結枠
    (6)に固着又は着脱可能に取り付けていることを特徴
    とする請求項3に記載のトラクタ・作業機連結構造。
  6. 【請求項6】 前記位置変更機構(22)は、ホルダ
    (16)を横軸状の軸部(21)を介して支持しかつ連
    結枠(6)に上下複数位置に取り付け位置変更可能に取
    り付けられたブラケット(23)を有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載のトラクタ・作業機連結構
    造。
  7. 【請求項7】 前記ホルダ(16)と連結枠(6)又は
    連結枠(6)に固定の部材との間に、ヨーク(15)を
    PIC軸(13)に嵌合開始するときに、ヨーク(1
    5)軸芯をPIC軸(13)軸芯に略一致させる状態に
    ホルダ(16)を姿勢制御する姿勢制御手段(24)を
    設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載のト
    ラクタ・作業機連結構造。
  8. 【請求項8】 前記ホルダ(16)に横軸状の軸部(2
    1)を設け、この軸部(21)を着脱自在にかつ択一的
    に受持する上下複数の支持部(17)を連結枠(6)に
    設け、さらに、それぞれの支持部(17)に支持された
    ときのホルダ(16)と連結枠(6)との間に、ヨーク
    (15)をPIC軸(13)に嵌合開始するときに、ヨ
    ーク(15)軸芯をPIC軸(13)軸芯に略一致させ
    る状態にホルダ(16)を姿勢制御する姿勢制御手段
    (24)を設けていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のトラクタ・作業機連結構造。
  9. 【請求項9】 前記姿勢制御手段(24)は、ホルダ
    (16)から突出した位置決め部材(69)と、連結枠
    (6)に設けられていてホルダ(16)を上側支持部
    (17)に支持した状態で上向き突出した位置決め部材
    (69)と当接可能な上ストッパ(73)と、連結枠
    (6)に設けられていてホルダ(16)をその軸芯回り
    に180°回転しかつ下側支持部(17)に支持した状
    態で下向き突出する位置決め部材(69)と当接可能な
    下ストッパ(74)とを有していることを特徴とする請
    求項8に記載のトラクタ・作業機連結構造。
  10. 【請求項10】 前記三点リンク機構(3)のトップリ
    ンク(4)は、回動操作用ハンドル(92)の一端を枢
    支しており、トップリンク(4)とハンドル(92)と
    の間に、ハンドル(92)を回動操作姿勢とトップリン
    ク(4)に沿わせる収納姿勢との内の少なくとも収納姿
    勢に保持する姿勢保持手段(98)を設けていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のトラクタ・作業機連
    結構造。
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