JP3523770B2 - トラクタの作業機連結装置 - Google Patents

トラクタの作業機連結装置

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JP3523770B2 JP09770697A JP9770697A JP3523770B2 JP 3523770 B2 JP3523770 B2 JP 3523770B2 JP 09770697 A JP09770697 A JP 09770697A JP 9770697 A JP9770697 A JP 9770697A JP 3523770 B2 JP3523770 B2 JP 3523770B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの作業機
連結装置に係り、より具体的には、標準三点リンク仕様
の作業機と特殊三点リンク仕様の作業機を、ひとつの
(同じ)連結装置を用いてPTO軸とPIC軸とをジョ
イント軸で連結するようにしたオートヒッチ(クイック
カプラー)装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トップリンクと左右のロワーリンクとを
定型化する連結枠(クイックカプラー又はオートヒッチ
と称される)を用いて、該連結枠の上下動作で作業機を
連結するとき、トラクタのPTO軸と作業機のPIC軸
とをジョイント軸で連結するようにしたトラクタの作業
機連結装置は、特開昭63−36702号公報等で公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知技術において
は、1種類の作業機で上下係止部間隔が異なるものに対
して1種類の連結枠で装着可能にすることができるが、
動力伝達系をどのように対応させるかは開示なく、ま
た、ヨーク保持用ホルダを連結枠に支持する技術でも、
各種作業機に対応してヨークの上下位置等を位置変更す
るという技術はなく、ホルダを備えた1つの連結枠で、
複数種類の作業機を連結して最適に動力を伝達するとい
うことが困難になっている。
【0004】すなわち、ロータリ耕耘機等の作業機に
は、欧米式の標準三点リンク仕様のものと、日本特有の
特殊三点リンク仕様のものとがあり、この仕様の違いに
よってPIC軸の位置(上下、傾斜具合等をいう)が変
化しているにも拘らず従来の技術ではこれらに対応でき
難いものであった。本発明は、標準三点リンク仕様の作
業機又は特殊三点リンク仕様の作業機のいずれであって
も1つの連結枠で連結するとき、PTO軸とPIC軸と
をジョイント軸で連結可能としたトラクタの作業機連結
装置を提供することが目的である。
【0005】また、本発明は、ジョイント軸ヨークをこ
の軸心廻りに回動自在として支持しているホルダを、ト
ップリンクと左右のロワーリンクを定型化する連結枠の
上下に移し替えて支持する作業(動作)が簡単かつ迅速
にできるようにしたトラクタの作業機連結装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準三点リン
ク仕様の作業機または特殊三点リンク仕様の作業機をト
ラクタ車体に連結するとき、トラクタ車体のPTO軸と
作業機のPIC軸とをジョイント軸で連結するようにし
たトラクタの作業機連結装置において、前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本発明に係るトラクタの作業機
連結装置は、トップリンク4と左右のロワーリンク5を
有する三点リンク3を定型化する連結枠6に、標準三点
リンク仕様の作業機のPIC軸13または特殊三点リン
ク仕様の作業機のPIC軸13に対して挿脱するジョイ
ント軸ヨーク15の保持部17H,17Tを有する保持
具55を備えていることを特徴とするものであり、この
ような構成を採用したことにより、標準三点リンク仕様
の作業機又は特殊三点リンク仕様の作業機でも、ひとつ
(同じ)の連結枠の上下動作で連結するときPTO軸と
PIC軸とをジョイント軸で連結可能となったのであ
る。
【0008】また、本発明に係るトラクタの作業機連結
装置においては、前記保持具55に備えた保持部17
H,17Tは、標準三点リンク仕様の作業機のPIC軸
13のときが上保持部17Hであり、特殊三点リンク仕
様の作業機のPIC軸13のときが下保持部17Hであ
り、該上保持部17Hは下保持部17Tに対して後方側
に位置していることを特徴とするものであり、このよう
な構成を採用したことにより、上下で位置が相違するP
IC軸13に対して同じジョイント軸ヨーク15を適正
に対応可能となり、ジョイント軸14によっての連結の
容易が約束できるに到ったのである。
【0009】更に、本発明に係るトラクタの作業機連結
装置における前記ジョイント軸ヨーク15は、この軸心
廻りに回転自在としてホルダ16に支持されており、該
ホルダ16には横軸状の軸部21を左右に備え、該左右
の軸部21が保持具55の保持部17H,17Tにより
着脱自在に受持されていることを特徴とするものであ
り、このような構成を採用したことにより、連結枠6の
上係合部が係脱する上被係合部が上下に異なっている複
数種類の作業機であってもPTO軸12とPIC軸13
とをジョイント軸14を用いての最適な動力伝達を可能
としての連結が可能となったのである。
【0010】また、本発明に係るトラクタの作業機連結
装置は、前記ホルダ16に備えた左右の軸部21に該軸
部21の軸心方向に移動自在として筒状のロック部材1
00が套嵌されており、保持具55に備えている上・下
保持部17H,17Tは、球状の受持部101とこの受
持部101の径より幅狭な上方開放部102とを有して
ほぼ鍵孔形状とされており、前記筒状のロック部材10
0が前記受持部101に適合したとき該ロック部材10
0は上方開放部102より離脱不能に係合され、該係合
方向にロック部材100を付勢するバネ部材103を備
え、該バネ部材103の弾性力に抗してロック部材10
0を受持部101から離脱したとき、左右の軸部21は
上方開放部102を通過可能とされていることを特徴と
するものであり、このような構成を採用したことによ
り、上・下保持部17H,17Tに対してホルダ16に
備えた左右の軸部21はロック部材100により確実に
位置決め状態で受持可能であり、左右の軸部21を有す
るホルダ16を上・下保持部17H,17Tに移し替え
る作業(動作)は、ロック部材100をバネ部材103
に抗して軸方向に移動させた後はバネ部材103の弾性
力によってワンタッチで行うことができるに到ったので
ある。
【0011】更に、本発明に係るトラクタの作業機連結
装置は、前記ジョイント軸ヨーク15を回転自在として
支持しているホルダ16は、この左右に備えた軸部21
を保持具55に備えた上・下保持部17H,17Tのい
ずれか一方に受持させたとき、該軸部21を中心として
上下方向に首振り可能とされていることを特徴とするも
のであり、このような構成を採用したことにより、標準
三点リンク仕様の作業機におけるPIC軸13又は特殊
三点リンク仕様の作業機におけるPIC軸13に対して
ジョイント軸ヨーク15の軸心を合致させることが容易
となったのである。
【0012】また、本発明に係るトラクタの作業機連結
装置は、前記ジョイント軸ヨーク15を回動自在として
支持しているホルダ16を保持具55に備えた上・下保
持部17H,17Tに移し替えるとき、ホルダ16の左
右に備えた軸部21を案内する案内部104を保持具5
5に形成していることを特徴とするものであり、このよ
うな構成を採用したことによって、標準三点リンク仕様
の作業機におけるPIC軸13と、特殊三点リンク仕様
の作業機におけるPIC軸13とに、ジョイント軸ヨー
ク15を移し替える作業が容易となったのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜8は本発明に係るトラクタ
の作業機連結装置の第1実施形態を示しており、図1、
2は特殊三点リンク仕様の作業機T(又はそれに近い構
成の作業機を含む)を装着した状態、図3、4は標準三
点リンク仕様の作業機H(又はそれに近い構成の作業機
を含む)を装着した状態であり、両状態は共に、トラク
タ車体2、三点リンク3、およびこの三点リンク3を定
型化する連結枠6及びジョイント軸14は同一のものが
使用されている。
【0014】トラクタ車体2は、背面上部にトップリン
クブラケット26を固定し、後部上面に油圧シリンダを
有する作業機昇降装置27を搭載し、トラクタ車体2の
後下部にロワーリンクピン30を有し、PTO軸12が
背面略中央から後方に突出されている。三点リンク3は
トップリンク4と左右一対のロワーリンク5とを有し、
トップリンク4の前連結部4Fはトップリンクブラケッ
ト26にピンを介して連結され、左右ロワーリンク5の
前連結部5Fはロワーリンクピン30に連結されてお
り、このロワーリンク5は作業機昇降装置27のリフト
アーム28とリフトロッド29を介して連結され、昇降
自在になっている。
【0015】三点リンク3の後端すなわち、トップリン
ク4と左右のロワーリンク5の後端には連結枠6を連結
して定型化されており、この連結枠6に標準三点リンク
仕様の作業機H又は特殊三点リンク仕様の作業機T等の
作業機が昇降装置27の昇降によって着脱自在に連結さ
れているとともに、PTO軸12とPIC軸13がジョ
イント軸14によって連結される。
【0016】前記作業機はロータリ耕耘機を例示してお
り、ロータリ耕耘機は、PIC軸13を前方突出したギ
ヤケース33から左右にサポートアーム34を突出し、
左右サポートアーム34の外端に伝動ケース及びサイド
フレームを固定してロータリ機枠36を構成し、伝動ケ
ース及びサイドフレームの下部で爪軸を回転自在に支持
し、この爪軸に多数本の耕耘爪を取り付けている。
【0017】また、ギヤケース33上にトップマスト3
9を固着し、左右サポートアーム34には前方に突出し
た連結ブラケット40を固定すると共に後方へ延びる支
持枠を揺動可能に連結しており、この支持枠とトップマ
スト39との間には高さ調整機構42が設けられ、支持
枠41の後部に装着される培土器又は後2輪の高さを調
整可能にしている。
【0018】前記ロータリ耕耘機のトップマスト39前
上端のピンは上係止部10を形成し、左右連結ブラケッ
ト40に設けたピンは下係止部11を形成している。連
結枠6は図1〜5、8に示すように、角パイプ(又は丸
パイプ、フラットバー等でもよい)で背面視略A字形状
に形成された主枠51を有し、この主枠51の中央上部
に上部体18を固着し、左右下部に下部体52を固着
し、主枠51の左右中途部を主枠51と同一材料の上補
強材53で繋ぎ、左右下部体52をフラットバー等で形
成した下補強材54で繋ぎ、上下補強材53、54を左
右中途部に位置する左右一対の縦補強板(板材)55で
繋いで形成している。
【0019】前記上部体18は鶏冠形状に形成され、前
上部にピンを貫通してトップリンク4の後連結部4Rと
連結される上連結部7Uを形成しており、後部には上下
一対の凹状の上係合部8H、8Tが形成されている。前
記上係合部8Hは標準三点リンク仕様の作業機の上係止
部10を係合するものであり、上係合部8Tは特殊三点
リンク仕様の作業機の上係止部10を係合するものであ
り、特殊上係合部8Tは標準上係合部8Hの下方に位置
しており、両者の間の標準上係合部8Hの背面側には特
殊上係合部8Tへ特殊三点リンク仕様の作業機Tの上係
止部10Tを導入するための案内面18aが形成されて
いる。
【0020】上部体18は1枚の板材を折り曲げて、そ
の折り曲げ部分に上係合部8H、8Tを形成している
が、2枚の板材で形成してもよい。前記下部体52の前
下方に突出した部分には外側方へピンを突出してロワー
リンク5の後連結部5Rと連結される下連結部7Dを形
成しており、後部には後方開放凹状の下係合部9を形成
しており、この下係合部9は作業機の下係止部11が係
脱自在に係合されるもので、標準三点リンク仕様の作業
機Hの下係合部9Hと特殊三点リンク仕様の作業機Tの
下係合部9Tとに共通になっている。すなわち1つの下
係合部9が下係合部9Tと下係合部9Hとを兼ねてい
る。
【0021】また、前記下部体52には、図5、8に示
すように、横軸57を介してロック部材58が回動可能
に支持されており、このロック部材58の後部は下係合
部9に係合した下係止部11に係合可能であり、係合す
ることにより下係合部9から下係止部11が離脱するの
を阻止する。ロック部材58はコイルバネ59によって
下係止部11に係合する方向に付勢されており、その前
部は解除手段60の山形状のリンク61に連結されてい
る。解除手段60は上補強材53に固定のブラケット6
2にアーム63が枢支され、このアーム63にリンク6
1の中央が相対回転自在に貫通され、またアーム63に
操作レバー64が固着されており、操作レバー64を図
8実線状態から2点鎖線位置まで回動操作することによ
り、リンク61がアーム63を越えて移動し、ロック部
材58が時計方向に回動して下係止部11との係合が解
除されるようになっている。
【0022】図1〜7において、PTO軸12とPIC
軸13とはジョイント軸14で連動連結されており、ジ
ョイント軸14は中途部が伸縮自在軸となっていて、ユ
ニバーサルジョイント部の端部にはヨーク15を有し、
PIC軸13に嵌合連結される作業機側のヨーク15は
ホルダ16に支持されている。ホルダ16は連結枠6の
左右縦補強材55に支持されている。このホルダ16は
軸受を介してヨーク15をこの軸心廻りで回転自在に支
持する円筒体67と、この円筒体67の背面に固着され
た平面視コ字形状の保持体68と、この保持体68の左
右壁にピンを貫通固着して形成された左右一対の軸部2
1とを有している。
【0023】前記軸部21は円筒体67の軸線方向中央
より後方に変位して配置されている。この軸部21には
ゴムブッシュ71が嵌合されており、このゴムブッシュ
71を介して左右縦補強材(保持具)55に形成された
標準支持部(下保持部)17Hと特殊支持部(上保持
部)17Tとに択一的に係合される。すなわち、標準三
点リンク仕様の作業機Hまたは特殊三点リンク仕様の作
業機Tを昇降装置27の昇降によって連結枠6を介して
トラクタ車体2に連結するとき、トラクタ車体2のPT
O軸12と作業機のPIC軸13とをジョイント軸14
で連結するようにしたトラクタの作業機連結装置におい
て、トップリンク4と左右のロワーリンク5を有する三
点リンク3を定型化する連結枠6に、標準三点リンク仕
様の作業機HのPIC軸13または特殊三点リンク仕様
の作業機TのPIC軸13に対して挿脱するジョイント
軸ヨーク15の上・下保持部17H,17Tを有する保
持具55を備えているのである。
【0024】前記円筒体67又は保持体68には径外方
向に突出した位置決め部材69が設けられ、この位置決
め部材69は下補強材54に設けた下ストッパ74又は
上補強材53に設けた上ストッパ73と当接可能になっ
ている。ホルダ16は円筒体67の軸芯回りに180°
回転可能であり、回転して標準支持部17Hと特殊支持
部17Tとに左右の軸部21を択一的に係合して受持さ
れる。特殊支持部17Tに支持される場合には、位置決
め部材69は下方突出状態になり、下補強材54の前面
と対面し、その前面で形成される下ストッパ74と当接
し、180°回転して標準支持部17Hされる場合に
は、位置決め部材69は上方突出状態になり、上補強材
53の上ストッパ73と当接する。
【0025】前記ホルダ16はPIC軸13に嵌合する
前の状態(図1及び図3に2点鎖線で示す)のとき、位
置決め部材69は下ストッパ74又は上ストッパ73と
当接し、ヨーク15の軸芯とPIC軸13の軸芯とを略
同芯にさせる役目をしており、ヨーク15がPIC軸1
3に嵌合した状態では、位置決め部材69は各ストッパ
74、73から離れる。すなわち、前記位置決め部材6
9及び上下ストッパ73、74は、ヨーク15嵌合時に
ヨーク15の軸芯をPIC軸13の軸芯と略一致させる
状態にホルダ16を姿勢制御する姿勢制御手段24とな
っている。
【0026】標準支持部17Hは縦補強材55の後上方
に逆フック形状に突出した部分に形成され、図3、4及
び図6に実線で示すように、軸部21を係合することに
よりヨーク15は標準三点リンク仕様の作業機H用の位
置となり、それに嵌入したPIC軸13は前連結部5F
から標準三点リンク仕様の作業機H用の設定寸法の位置
に配置されることになる。
【0027】特殊支持部17Tは縦補強材55の下部に
凹形状に形成され、図1、2及び図6に2点鎖線で示す
ように、軸部21を係合することにより、ヨーク15は
特殊三点リンク作業機T用の位置となり、それに嵌入し
たPIC軸13は前連結部5Fから特殊三点リンク作業
機T用の設定寸法の位置に配置されることになる。前記
標準支持部17H及び特殊支持部17Tは3つ以上形成
してもよく、これらの支持部17によって、ヨーク15
の上下位置及び/又は前後位置を変更する位置変更機構
22が構成されている。なお、特殊支持部17Tは縦補
強板55を切り欠いて形成し、標準支持部17Hは縦補
強板55にフック形状部材を固着して形成してもよい。
【0028】要するに、保持具55に形成した上・下保
持部17H,17Tは、標準三点リンク仕様の作業機の
PIC軸13のときが上保持部17Hであり、特殊三点
リンク仕様の作業機のPIC軸13のときが下保持部1
7Hであり、該上保持部17Hは下保持部17Tに対し
て後方側に位置している。前記位置変更機構22は、前
連結部5FからPIC軸13までの前後方向設定寸法及
び上係合部10からPIC軸13までの上下方向寸法
が、標準三点リンク作業機H用と特殊三点リンク作業機
Tとで異なるために、標準支持部17Hと特殊支持部1
7Tとを上下及び前後にずらしているが、前後方向設定
寸法又は上下方向寸法が同一の作業機の場合は、標準支
持部17Hと特殊支持部17Tとを、上下方向のみずら
し又は前後方向のみずらして形成することになる。
【0029】次に、前記第1実施形態における作業機装
着動作を説明する。図1、2において、トラクタ車体2
に三点リンク機構3を介して連結枠6を連結して、主枠
51が前傾姿勢になるように配置し、ホルダ16の軸部
21を特殊支持部17Tに係合して受持させておき、位
置決め部材69を下ストッパ74に当接し、操作レバー
64を操作してロック部材58を解除しておく。その状
態で地面に載置した特殊三点リンク仕様の作業機Tに対
してトラクタ車体2を後進する。
【0030】連結枠6の案内面18aに特殊三点リンク
仕様の作業機Tの上係止部10Tを当接し、昇降装置2
7を作動して連結枠6を上昇し、上係止部10Tを案内
面18aで案内しながら特殊上係合部8Tに係合させ、
さらに連結枠6を上昇させて特殊三点リンク仕様の作業
機Tを吊り上げるようにし、これによって特殊三点リン
ク仕様の作業機Tが若干前移動するので下係止部11が
下係合部9に係合し、操作レバー64を逆操作してロッ
ク部材58で下係止部11の抜け止めをする。
【0031】下係止部11が下係合部9に係合するのと
ほぼ同時に下保持部17Tに軸部21を嵌入いて支持さ
れているホルダ16内のヨーク15にPIC軸13が嵌
入し、ロック部材58で下係止部11の抜け止めをする
ときにはPIC軸13はジョイント軸14と完全な連結
状態になる。図3、4において、標準三点リンク作業機
Hの装着の場合は前述と略同様に行われるが、トップリ
ンク4を長くして連結枠6は主枠51が略垂直姿勢にな
るように設定され、ホルダ16を180°回転して軸部
21を標準支持部17Hに係合し、位置決め部材69を
上ストッパ73に当接しておく。
【0032】そして、連結枠6の標準上係合部8Hに標
準三点リンク仕様の作業機Hの上係止部10Hを係合さ
せ、下係止部11を下係合部9に係合すると共に、標準
三点リンク仕様の作業機H用の位置である上保持部17
Hに軸部21を嵌入して支持されていたホルダ16内の
ヨーク15にPIC軸13を嵌入する。なお、図3にお
いて、標準三点リンク作業機HのPIC軸13は接ぎ軸
であって、本来のPIC軸13’に嵌合してネジ止めさ
れており、接ぎ軸でギヤケース33からヨーク15まで
の距離を補っているが、接ぎ軸無しで本来のPIC軸1
3’にヨーク15を嵌合するように、連結枠6に対して
標準支持部17Hを配置形成してもよい。
【0033】図9は本発明の第2実施形態を示してお
り、縦補強材55は上下補強材53、54に固定のブラ
ケット76、77にボルトを介して着脱自在に固定され
ており、位置変更機構22は前記第1実施形態と同様
に、標準支持部17H及び特殊支持部17Tで構成され
ているが、姿勢制御手段24はホルダ16の左右少なく
とも一方の軸部21から位置決め部材69が上向き突出
され、上下ストッパ73、74は標準支持部17H及び
特殊支持部17Tを形成している縦補強材55の壁面で
形成されている。
【0034】図10は本発明の第3実施形態を示してお
り、ホルダ16の左右各軸部21を一対の軸支持体78
で回動自在に支持(非着脱状態)し、この一対の軸支持
体78を左右縦補強材55にボルト固定しており、縦補
強材55にはボルト孔が異なる位置に複数対形成されて
おり、縦補強材55に対する軸支持体78の取り付け位
置を上下に変更することにより、軸部21の位置を変更
するようにしており、これにより標準支持部17H及び
特殊支持部17Tを有する位置変更機構22を構成して
いる。
【0035】また、姿勢制御手段24は位置決め部材6
9がホルダ16の保持体68の側壁から後方突出され、
軸支持体78にピン79を設けてストッパとしている。
このピン79は軸支持体78がホルダ16を伴って上下
位置変更されるので、1本だけで上下ストッパ73、7
4と同等の作用をする。図11は本発明の第4実施形態
を示しており、ホルダ16の左右各軸部21を支持する
標準支持部17Hと特殊支持部17Tとをそれぞれ別個
の部材81、82に形成し、各部材81、82を縦補強
材55にボルト固定しており、各部材81、82は一方
を使用するとき、他方を離脱しておいてもよい。また、
両部材81、82は単一の部材をその取り付け位置を変
えて使用してもよく、その取り付け位置は上下及び/又
は前後に位置を変えて3位置以上に形成してもよい。
【0036】前記縦補強材55に対する軸支持体78の
取り付け位置を上下に変更することにより軸部21の位
置を変更するようにしており、これにより標準支持部1
7H及び特殊支持部17Tを有する位置変更機構22を
構成している。図12〜図14は本発明に係るトラクタ
の作業機連結装置の第5実施形態を示しており、基本構
成と作用は、既述した第1〜4実施形態と共通するので
共通部分は共通符号で示し、以下相違点について説明す
る。
【0037】図12〜図14において、ホルダ16に備
えた左右の軸部21に該軸部21の軸心方向に移動自在
として筒状のロック部材100が套嵌されており、保持
具55に備えている上・下保持部17H,17Tは、球
状の受持部101とこの受持部101の径より幅狭な上
方開放部102とを有してほぼ鍵孔形状とされており、
前記筒状のロック部材100が前記受持部101に適合
したとき該ロック部材100は上方開放部102より離
脱不能に係合され、該係合方向にロック部材100を付
勢するコイルバネで示しているバネ部材103を備え、
該バネ部材103の弾性力に抗してロック部材100を
受持部101から離脱したとき、左右の軸部21は上方
開放部102を通過可能とされているロック部材100
は、図14(2)で示すように、筒軸の先端がテーパー
面100Aに形成されていて受持部101に対して円滑
に挿入可能であり、筒軸の後端部は拡径したグリップ部
100Bとされ、このグリップ部100Bにバネ収納用
の有底凹部100Cが形成されていて、この有底凹部1
00Cと軸部21に止着した皿形のバネ受け100Dと
にわたってバネ部材103が軸部21に套嵌されてい
る。
【0038】この第5実施形態においては、上・下保持
部17H,17Tにホルダ16を介してヨーク15を移
し替えときは、図14(2)で示すようにグリップ部1
00Bをつかんでロック部材100をバネ部材103に
抗して受持部101から引き抜いた後、軸部21を上方
開放部102に通過させて持ち上げ(人手による持ち上
げ)、この状態において移し替え、軸部21を上方開放
部102から落し込むとき、グリップ部100Bを開放
すると、バネ部材103の弾性力でロック部材100が
受持部100に適合し、軸部21を介して上・下保持部
17H,17Tにホルダ16が支持されるのであり、こ
のロック部材100が受持部101に適合しているとき
は、ホルダ16は軸部21を中心として上下方向に首振
り可能でありながら、上方開放部102より抜けること
はなく、ここに、ホルダ16を介して支持されているヨ
ーク15とPIC軸13の軸芯合せを確実にできるとと
もに、作業中仮にバウンドしてもホルダ16が上・下保
持部17H,17Tから不測に離脱するのを防止するの
である。
【0039】この第5実施形態においては左右の縦補強
板55の側面に保持具をボルトで止着させており、ジョ
イント軸ヨーク15を回動自在として支持しているホル
ダ16を保持具55に備えた上・下保持部17H,17
Tにロック部材100を係脱して移し替えるとき、ホル
ダ16の左右に備えた軸部21を案内する案内部104
を保持具55の後面に形成している。
【0040】これによって、ホルダ16を介してのヨー
ク15の移し替え作業が容易かつ迅速に可能となってい
る。また、図14で示すように左右の下連結部7D(ロ
ワーリンクピン)は、外向に突出するのではなく、内向
に突出されており、これによってロワーリンクが上下動
するとき、トラクタ車体2の後輪等との接触が回避され
ているのである。
【0041】図15は第6実施形態の要部を示してお
り、案内部104を上下方向の長孔形状としたものであ
り、このように構成することによって、ホルダ16を上
・下保持部17H,17Tに移し替えるとき、該案内部
104によってヨーク15およびホルダ16等の荷重の
一部を支えることが可能となって標準三点リンク仕様の
作業機又は特殊三点リンク仕様の作業機に応じて人手に
よるヨークの移し替え作業がより一層軽快にできるので
ある。
【0042】図16〜図23はロータリ耕耘機で示す作
業機各部の技術構成を示している。図16および図17
は、ロータリ耕耘部200の草巻付防止に関する技術構
成であり、ロータリ耕耘部200は、チェーン201を
内蔵している伝動ケース202とこの伝動ケース202
と左右で相対する側板に爪軸203を架設し、この爪軸
203上のブラケット204に、ボルト締付具205に
よって耕耘爪206を取着することで構成されている。
【0043】チェーン201は伝動ケース202に軸受
207によって支持されている駆動軸208を駆動する
ものであり、駆動軸208のフランジ208Aに爪軸2
03のフランジ203Aがボルト締結具209によって
取着され、フランジ208Aは伝動ケース202に取着
されている液体210によってその外周が覆われてお
り、両者間のラビリンス部211にはシール部材212
が装着されている。
【0044】草・ワラ等は液体210の外周部(巻付
部)213に巻付き易いことから、板状刃体214を締
結具209でフランジ203Aと共締めするとともに、
該刃体214の刃縁214Aを有して外周部213に近
接して折曲させ、この折曲部214Bに巻付防止ワイヤ
(樹脂紐、ピアノ線等)215の端金具216をピン2
17で取着する取付片214Cに形成したものである。
【0045】すなわち、爪軸203が図17の矢示A方
向に回転するとき、刃縁214Aによって液体210の
外周213に巻き付く草、ワラ等を切断するのであり、
このとき、折曲部214Bを図17で示す角度θをもた
せることにより、切断された草等を矢示Bの如く放出す
ることになる。また、ワイヤ215は爪軸203の軸心
と平行としてその反対側の端部も刃体に上述と同様に取
着されていることから、爪軸203上においての草・ワ
ラ等の巻付きを防止するとともに巻付いた草等はワイヤ
215によってほぐすことになる。
【0046】すなわち、刃体214は刃物機能(回転
刃)とワイヤ215の取着部材とを兼用して部品点数を
節減してコストダウンを図っているとともに、組付も容
易となったのである。図18〜図20は、ロータリ耕耘
機300のスタンド装置301を示している。
【0047】すなわち、耕耘機300をトラクタから取
外して長期間納屋等に格納(保管)するとき、該耕耘機
300が転倒しないようにしたものであり、従来は、前
後にそれぞれスタンド部材を立設したものを、1本のス
タンド部材で構成したものである。図18〜図20にお
いて、側部伝動ケース301の前方もしくは後方(図で
は前方を示している)に、該ケース301より横方向外
方に突出しない位置に、パイプ材よりなるスタンド取付
具302を設け、このスタンド取付具302にパイプ材
よりなるスタンド部材303を挿抜自在に挿通して板バ
ネ材よりなる操作レバー304でロックピン305をス
タンド部材のロック孔305Aに係脱自在として設け、
スタンド部材303は弓形状に形成されていてその水平
方向のスタンド接地部306によって耕耘機300を転
倒しないように安置しているのである。
【0048】なお、スタンド部材303は耕耘機300
を使用するときは、図18及び図20で示すように上方
に退避させておいて取付具302によってこの退避位置
で保持可能であり、この位置変更は、取付具302を回
動支点としてもよいし、取付具302にスタンド部材3
03を抜差ししたものでも良い。スタンド接地部306
が耕耘機300の耕耘部300Aの側方において前後方
向に接地し、耕耘部300Aの外周(爪の先端)が接地
することから、1本のスタンド部材303によっても安
置できるのである。
【0049】なお、図20で示すように、スタンド接地
部306の前後に車輪(好ましくはキャスター車輪)3
07を具備させることによって、格納状態での耕耘機3
00を可搬式スタンドとすることが有利である。図21
〜図23はロータリ耕耘機400の端部に回転処理具4
01を設けた技術構成を示している。
【0050】図21は爪軸402の軸心延長上に歯車4
03Aを有する延長軸403をボルト404で同行回転
自在に設け、爪軸端軸受ブロック405に、傾斜軸40
6Aを有するブロック406を固着し、この傾斜軸40
6Aに傾斜爪軸407を軸受408を介して回転自在に
套嵌し、該爪軸407の内周に形成した内歯407Aを
歯車403Aに咬合させ、傾斜爪軸407上にはブラケ
ット409を介して作業具(爪)410を設けたもので
ある。
【0051】この図21の技術構成によれば、軸受ブロ
ック405の下方域を耕耘できるとともに、畦Dの立面
D1をも削土して畦造りを容易としたものである。図2
2は、作業具としてフレールカッタ410を具備させた
ものであり、爪軸402にもフレールカッタ410を具
備させることにより、雑草等を切断可能としたもので、
また、図23は作業具としてスイングカッタ410を具
備させて畦Dの立面D1を削土したり、草刈りできるよ
うにしたものであり、その他の構成は図21と共通する
ので共通部分は共通符号で示している。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、標
準三点リンク仕様の作業機と特殊三点リンク仕様の作業
機のいずれであっても、ひとつの(共通の)連結装置に
よってPTO軸とPIC軸とをジョイント軸にて連動状
態で連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特殊三点リンク作業機装着状態の要部の断面側
面図である。
【図2】特殊三点リンク作業機装着状態の全体の一部断
面側面図である。
【図3】標準三点リンク作業機装着状態の要部の断面側
面図である。
【図4】標準三点リンク作業機装着状態の全体の一部断
面側面図である。
【図5】連結枠の一部断面背面図である。
【図6】2位置のホルダの断面側面図である。
【図7】ホルダの正面図である。
【図8】特殊三点リンク作業機装着状態の要部の側面図
である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す要部の断面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【図11】本発明の第4実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【図12】本発明の第5実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【図13】本発明の第5実施形態の移し替えを示す要部
の断面図である。
【図14】(1)は図12の正面図であり、(2)は図
14(1)の要部拡大断面図である。
【図15】本発明の第6実施形態の要部を示す側面図で
ある。
【図16】草切り装置を備えた耕耘機の断面図である。
【図17】図16のX矢示図である。
【図18】耕耘機のスタンド装置を示す側面図である。
【図19】図18のA−A断面図である。
【図20】耕耘機のスタンド装置の他の例を示す側面図
である。
【図21】耕耘機の端部に回転処理具を備えた断面図で
ある。
【図22】図21とは異なる回転処理具を備えた断面図
である。
【図23】図21及び図22とは異なる回転処理具を備
えた断面図である。
【符号の説明】
2 トラクタ車体 3 三点リンク 4 トップリンク 5 ロワーリンク 6 連結枠 7U 上連結部 7D 下連結部 8 上係合部 9 下係合部 10 上係止部 11 下係止部 12 PTO軸 13 PIC軸 14 ジョイント軸 15 ヨーク 16 ホルダ 17 支持部(保持部) 17H 上保持部 17T 下保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 71/02 A01B 59/043 B60D 1/01

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTO軸(12)を有するトラクタ車体
    (2)の後部に上下揺動自在に設けられたトップリンク
    (4)と左右一対のロワーリンク(5)と、前記トップ
    リンク(4)と左右のロワーリンク(5)の後端を連結
    して定型化する連結枠(6)と、前記PTO軸(12)
    にジョイント軸(14)を介して連結されたヨーク(1
    5)を回転自在に保持すべく前記連結枠(6)に設けら
    れたホルダ(16)と、前記連結枠(6)の上部に設け
    られた上係合部(8)と、前記連結枠(6)の下部の左
    右に設けられた下係合部(9)とを有し、前記上係合部
    (8)に作業機の上係止部(10)を係合し、前記下係
    合部(9)に作業機の下係止部(11)を係合すると共
    に、前記ヨーク(15)に作業機のPIC軸(13)を
    結合するトラクタの作業機連結装置において、前記上係合部(8)は、標準三点リンク仕様の作業機
    (H)の上係止部(10)を係合する上係合部(8H)
    と、特殊三点リンク仕様の作業機(T)の上係止部(1
    0)を係合する上係合部(8T)とを上下二カ所に有
    し、 前記下係合部(9)は、標準三点リンク仕様の作業機
    (H)の下係止部(11)を係合する下係合部(9H)
    と、特殊三点リンク仕様の作業機(T)の上係止部(1
    1)を係合する下係合部(9T)とを同一位置に有し、 標準三点リンク仕様の作業機(H)を連結するときに前
    記ホルダ(16)を保持する上保持部(17H)と、特
    殊三点リンク仕様の作業機(T)を連結するときに前記
    ホルダ(16)を保持する下保持部(17T)とが前記
    連結枠(6)の上下二カ所に設けられている ことを特徴
    とするトラクタの作業機連結装置。
  2. 【請求項2】 前記上保持部(17H)は下保持部(1
    7T)に対して後方側に位置していることを特徴とする
    請求項1記載のトラクタの作業機連結装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ(16)には横軸状の軸部
    (21)を左右に備え、前記連結枠(6)には保持具
    (55)が設けられ、該保持具(55)に前記上下保持
    部(17H)(17T)が設けられ、該上下保持部(1
    7H)(17T)の何れか一方に前記軸部(21)が
    脱自在に受持されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のトラクタの作業機連結装置。
  4. 【請求項4】 標準三点リンク仕様の作業機または特殊
    三点リンク仕様の作 業機をトラクタ車体に連結すると
    き、トラクタ車体のPTO軸と作業機のPIC軸とをジ
    ョイント軸で連結するようにしたトラクタの作業機連結
    装置において、 トップリンク(4)と左右のロワーリンク(5)を有す
    る三点リンク(3)を定型化する連結枠(6)に、標準
    三点リンク仕様の作業機(H)のPIC軸(13)また
    は特殊三点リンク仕様の作業機(T)のPIC軸(1
    3)に対して挿脱するジョイント軸ヨーク(15)の上
    ・下保持部(17H)(17T)を有する保持具(5
    5)を備え、 前記ジョイント軸ヨーク(15)は、この軸心廻りに回
    転自在としてホルダ(16)に支持されており、該ホル
    ダ(16)には横軸状の軸部(21)を左右に備え、該
    左右の軸部(21)が前記保持部(17H)(17T)
    により着脱自在に受持されており、 前記 軸部(21)に該軸部(21)の軸心方向に移動自
    在として筒状のロック部材(100)が套嵌されてお
    り、前記 上・下保持部(17H)(17T)は、球状の受持
    部(101)とこの受持部(101)の径より幅狭な上
    方開放部(102)とを有してほぼ鍵孔形状とされてお
    り、前記 ロック部材(100)が前記受持部(101)に適
    合したとき該ロック部材(100)は前記上方開放部
    (102)より離脱不能に係合され、 該係合方向に前記ロック部材(100)を付勢するバネ
    部材(103)を備え、該バネ部材(103)の弾性力
    に抗して前記ロック部材(100)を前記受持部(10
    1)から離脱したとき、前記軸部(21)は前記上方開
    放部(102)を通過可能とされていることを特徴とす
    トラクタの作業機連結装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダ(16)は、前記軸部(2
    1)を前記保持部(17H)(17T)のいずれか一方
    に受持させたとき、該軸部(21)を中心として上下方
    向に首振り可能とされていることを特徴とする請求項3
    又は4に記載のトラクタの作業機連結装置。
  6. 【請求項6】 前記ホルダ(16)を前記保持部(17
    H)(17T)の一方から他方に移し替えるとき、前記
    軸部(21)を案内する案内部(104)を前記保持具
    (55)に形成していることを特徴とする請求項3〜5
    のいずれかに記載のトラクタの作業機連結装置。
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