JP2000220177A - スライド式水栓装置 - Google Patents

スライド式水栓装置

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JP2000220177A
JP2000220177A JP11084849A JP8484999A JP2000220177A JP 2000220177 A JP2000220177 A JP 2000220177A JP 11084849 A JP11084849 A JP 11084849A JP 8484999 A JP8484999 A JP 8484999A JP 2000220177 A JP2000220177 A JP 2000220177A
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繁 高木
Nobuho Miyawaki
伸歩 宮脇
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Koichi Sugiura
弘一 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両手を自由にした状態でシンク等水槽での作業
ができ、尚且つ水槽の隅々まで吐水を行い得るスライド
式水栓装置を提供する。 【解決手段】スライド式水栓装置を、水栓本体22と、
吐水口27と、スライドレール20と、スライドレール
20によって案内され、吐水口27を共にスライドレー
ル20に沿ってスライド移動させるためのホルダ32と
を含むように構成する。また水槽(シンク12)の上側
に支持台10を設け、その支持台10にスライドレール
20を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水栓装置に関し、
詳しくはキッチン用,洗面台用として好適なスライド式
水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばキッチン用の水栓装置とし
て図11に示すようなものが公知である。同図はシング
ルレバー式水栓装置の例で、図中200はその水栓装置
202における水栓本体で、水槽としてのシンク204
の上面から起立する状態で設けられており、その上部に
は操作部(シングルレバー)206が上下及び左右に回
動可能に設けられている。
【0003】水栓本体200からは吐水口208が延び
出しており、その先端の吐水部210からシンク204
に向けて吐水するようになっている。吐水口208は、
水栓本体200の一部を成す円筒部212と一体に水平
方向(左右方向)に回転可能とされており、更に先端側
の吐水ヘッド214が可撓性ホース216とともに引出
し可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この水栓装置202の
場合、吐水ヘッド214をホース216とともに引き出
して用いることが可能であり、従ってシンク204の隅
々まで吐水を行うことができ、シンク204の掃除を良
好に行うことができるとともに、シンク204内に置い
た鍋や釜等の背の高い容器内部へも吐水を容易に行うこ
とができる利点を有している。
【0005】反面においてこの水栓装置202の場合、
吐水ヘッド214を引き出して用いるとき、常に片手で
これを持った状態で作業をしなければならず、従って片
手が塞がった状態にあって、もう一方の手でしか作業を
行うことができない不自由さがあった。
【0006】またシンク204が大きいとその分ホース
216の長さも長くなり、ホース216の出入れに面倒
を伴い、また水栓本体200がシンク204の上面から
起立する状態で設けられているため、シンク204の上
面を掃除する際に水栓本体200が邪魔となって、特に
水栓本体200周りの掃除がし辛いといった問題があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明のスライド式
水栓装置はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、(イ)水栓本体
と、(ロ)水槽の後方の壁に取り付けられた支持台と、(ハ)
該支持台に設けられた左右方向のスライドレールとを有
し、該スライドレールによって吐水口を該水槽の上方に
おいてスライド可能に吊持したことを特徴とする。
【0008】請求項2のものは、請求項1に記載のスラ
イド式水栓装置において、前記スライドレールが棒状を
成す一方、該水栓装置は前記吐水口を保持するホルダを
有していて、該ホルダに嵌合孔が形成され、該嵌合孔に
おいて該ホルダが該スライドレールにスライド可能に嵌
合していることを特徴とする。
【0009】請求項3のものは、(イ)水栓本体と、(ロ)水
槽の上側に設けられた支持台と、(ハ)該支持台に設けら
れた左右方向のスライドレールとを有し、該スライドレ
ールによって吐水口を該水槽の上方においてスライド可
能に吊持するとともに、該吐水口を保持するホルダを有
していて該ホルダに摺動部が設けられ、該摺動部がボー
ルベアリング介して前記スライドレールに摺動可能に嵌
合していることを特徴とする。
【0010】請求項4のものは、請求項2,3の何れか
に記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダには
少なくとも前部又は後部に前部ローラ又は後部ローラが
転動可能に設けられているとともに、前記水栓装置には
該転動する前部ローラの下面又は後部ローラの上面を受
けて支持するローラ受面が備えられていることを特徴と
する。
【0011】請求項5のものは、請求項2〜4の何れか
に記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダには
該ホルダを前記スライドレールに沿って移動させるため
操作摘みが設けてあることを特徴とする。
【0012】請求項6のものは、請求項2〜5の何れか
に記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダには
該ホルダを位置固定に停止させるストッパ装置が組み込
まれていることを特徴とする。
【0013】請求項7のものは、請求項6に記載のスラ
イド式水栓装置において、前記ストッパ装置は、作用棒
と、該作用棒を軸方向に押して前記支持台に所定の摩擦
力で当接させる駆動部材と、操作力を入力する操作部と
を有していることを特徴とする。
【0014】請求項8のものは、請求項2〜7の何れか
に記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダは回
転部を有していて、該回転部において前記吐水口を水平
方向に回転可能に保持していることを特徴とする。
【0015】請求項9のものは、請求項2〜7の何れか
に記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダに対
し前記吐水口が水平方向に回転可能に組み付けられてい
ることを特徴とする。
【0016】請求項10のものは、請求項2〜9の何れ
かに記載のスライド式水栓装置において、前記ホルダは
前記吐水口を該ホルダから引出可能に保持していること
を特徴とする。
【0017】請求項11のものは、(イ)水栓本体と、(ロ)
水槽の上側に設けられた支持台と、(ハ)該支持台に設け
られた左右方向のスライドレールとを有し、該スライド
レールによって吐水口を該水槽の上方においてスライド
可能に吊持するとともに、前記水槽を備えたキャビネッ
トの後側の壁に取出開口が形成されていて、該取出開口
を通じて該キャビネット内からサプライ管が該キャビネ
ットの上面より下側位置において一旦該壁の外側に取り
出された上、該壁に形成された取入開口を通じて室内側
に取り入れられ、前記水栓本体に接続されていることを
特徴とする。
【0018】請求項12のものは、請求項1〜11の何
れかに記載のスライド式水栓装置において、前記水栓本
体が前記水槽の上方において前記支持台に位置固定に取
り付けられていることを特徴とする。
【0019】請求項13のものは、請求項1〜12の何
れかに記載のスライド式水栓装置において、前記支持台
は前方に延出するカウンター部を有していることを特徴
とする。
【0020】請求項14のものは、請求項1〜13の何
れかに記載のスライド式水栓装置において、前記吐水口
と水栓本体とは可撓性ホースにて連絡されており、且つ
該吐水口の全移動ストロークに対応した長さ分が常時該
水栓本体の外部に取り出してあることを特徴とする。
【0021】請求項15のものは、請求項14に記載の
スライド式水栓装置において、前記可撓性ホースは前記
該吐水口の移動に連れてループを開き又は閉じる方向に
撓み変形する状態で配管してあることを特徴とする。
【0022】請求項16のものは、請求項14,15の
何れかに記載のスライド式水栓装置において、該水栓装
置には前記可撓性ホースを内部に収納する収納部が設け
てあることを特徴とする。
【0023】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のスライ
ド式水栓装置は、吐水口をスライドレールに沿ってスラ
イド移動可能となしたもので、この水栓装置の場合、そ
のスライドレールの長さを適当に設定しておくことで、
吐水口をシンクや洗面器等の水槽の左右方向の一方の端
部から他方の端部まで移動させることができる。しかも
この水栓装置においては、吐水口をスライドレールによ
って吊持しているため、両手を自由にした状態で作業を
行うことができ、水栓ないし水槽の使い勝手が良好とな
る。
【0024】本発明においては、支持台を水槽の後方の
壁に取り付けるようにしており、従って容易に支持台を
配設することができるとともに、その支持台に対してス
ライドレールを容易に設けることができる。また支持台
が壁に設けられているため、水槽の上面を清掃する際に
その清掃を容易に行うことができる。
【0025】また吐水口が水槽の上方でスライドレール
により吊持されているため、水槽の上面を清掃するに際
してその吐水口が邪魔になるといったこともない。
【0026】また吐水口が左右にスライド可能であるた
め、シンク内部に鍋や釜などの背の高い容器を出し入れ
する際にも吐水口との干渉を避けて容易にこれを行うこ
とができる。
【0027】請求項2のものは、吐水口を保持するホル
ダを設けてそのホルダの嵌合孔を、棒状を成すスライド
レールにスライド可能に嵌合するように成したもので、
この水栓装置の場合、そのホルダによって吐水口を円滑
にスライドレールに沿ってスライド移動させることがで
きる。この請求項2の水栓装置において、スライドレー
ルの長さを吐水口の予定移動範囲よりも長くしておくこ
とが可能であり、この場合スライドレールの吐水口の移
動用として用いられない部分を、各種物品を吊り下げる
ためのハンギング用のレールとして利用することができ
る。
【0028】一方請求項3のものは、吐水口を保持する
ホルダに摺動部を設けて、その摺動部をボールベアリン
グを介してスライドレールに摺動可能に嵌合するように
成したもので、この水栓装置の場合、ボールベアリング
の作用によって吐水口を極めて円滑にスライド移動させ
ることができる。
【0029】請求項4の水栓装置は、ホルダの少なくと
も前部又は後部に前部ローラ又は後部ローラを転動可能
に設けるとともに、その前部ローラの下面又は後部ロー
ラの上面を受けて支持するローラ受面を水栓装置に具備
させたもので、この水栓装置では、前方に突き出した吐
水口に対して下向きの力が作用したときにその荷重を前
部ローラとその受面又は後部ローラとその受面とで支持
することができ、スライドレール部分に過大な力が作用
するのを防ぐことができ、ひいてはスライド式水栓装置
の耐久寿命を高寿命となすことができる。
【0030】請求項5のものは、ホルダに操作摘みを設
けてその操作摘みを持ってホルダ即ち吐水口を左右にス
ライドさせ得るように成したものである。吐水口からは
湯が吐出されることがあり、この場合吐水口は熱くなっ
てしまう。従ってこの状態で吐水口を手に持ってスライ
ド移動させることは困難であるが、請求項5ではホルダ
に操作摘みが設けてあるため、そのような問題を生じる
ことなく吐水口をスライド移動させることができる。
【0031】請求項6の水栓装置は、ホルダを位置固定
に停止させるストッパ装置を組み込んだもので、この請
求項6の水栓装置によれば、意図せず吐水口がスライド
レールに沿って所望の位置から移動してしまうのを防止
することができる。特にこのストッパ装置は、上記のよ
うにボールベアリングを介して吐水口を滑動可能にスラ
イドレールにて保持するように成した場合に適用して効
果が大きい。
【0032】ここでストッパ装置は、作用棒と、これを
軸方向に押して支持台に所定の摩擦力で当接させる駆動
部材と、操作部とを有するように構成し、その作用棒と
支持台との摩擦力でホルダを位置固定に停止させるよう
に成すことができる(請求項7)。
【0033】上記ホルダは回転部を有するものとなし、
その回転部において吐水口を水平方向に回転可能に保持
することができる(請求項8)。このようにしておけ
ば、吐水口を水槽の左右方向にスライドさせ得るのみな
らず回転運動もさせることができ、それだけ吐水位置を
自由且つ広範囲に亘って変化させることができ、水栓装
置の使い勝手がより良好となる。
【0034】請求項9のものは、吐水口をホルダに対し
水平方向に回転可能に組み付けたもので、この場合にお
いても吐水口を水槽の左右方向に移動させ得るのみなら
ず回転運動もさせることができ、請求項8と同様に水槽
の使い勝手が良好となる。
【0035】請求項10の水栓装置は、吐水口をホルダ
に対し引出し可能と成したもので、このようにしておけ
ば、吐水口からの吐水位置を更に自由に変化させること
ができ、吐水位置をより広範囲に亘って選択することが
できるとともに、水槽内部において背の高い容器に対し
ても、その吐水口を引き出すことによって容易にその内
部に吐水を行わせることができる。
【0036】請求項11の水栓装置は、水槽を備えたキ
ャビネットの後側の壁に取出開口を形成して、その取出
開口を通じてキャビネット内からサプライ管を一旦壁の
外側に取り出した上、更にその壁に形成した取入開口を
通じて室内側に取り入れ、水栓本体に接続するようにな
したものである。
【0037】通常、キッチンの流し台等水槽を備えたキ
ャビネットは壁に接する状態で設置される。また給水元
管や給湯元管の端部はそのキャビネット内部に位置して
おり、そこに止水栓が取り付けられる。
【0038】請求項11によれば、このキャビネット内
の給水元管や給湯元管から延び出したサプライ管を施工
性良く水槽上方の水栓本体に接続することができる。こ
こで取出開口と取入開口とは、それぞれ独立にキャビネ
ットの後側の壁に形成しておくこともできるが、同一の
開口にて取出開口と取入開口とを兼用させることもでき
る。
【0039】請求項12のものは、水栓本体を水槽の上
方において支持台に位置固定に取り付けたものである。
水栓本体自体を移動可能としておくことも考えられる
が、その場合水栓本体内部の弁部の上流側(一次側)の
配管系において水漏れが生じ易くなる問題を生ずる。こ
れに対して請求項12によれば、吐水口のみを移動可能
とし水栓本体を位置固定となしているため、そのような
問題を生じない。
【0040】また水栓本体を位置固定となしていること
から水栓装置の構造が複雑化せず、簡単な構造でスライ
ド水栓装置を構成することができる。更に水栓本体が水
槽上方において支持台に取り付けられているため、水槽
上面を清掃する際にその水栓本体が邪魔にならず、清掃
の作業性が良好となるとともに、水栓周りが常時汚れた
状態となって美観が損なわれるといった問題を解消でき
る。
【0041】請求項13のものは、上記支持台に前方に
延出するカウンター部を設けたもので、請求項13によ
ればそのカウンター部を棚部として利用し、各諸物品を
載置しておくことができる。これにより水槽において各
種作業をする際の作業性が良好となるとともに、水槽で
作業していない場合においてもカウンター部により物品
の載置スペースを確保することで水槽周りの整頓が良く
なる利点が得られる。
【0042】またこのようなカウンター部を設けること
によって、その下面側にスライドレールやスライドレー
ルによる吐水口の吊持部分を隠蔽するようになすことが
でき、吐水口の可動機構が外部に露出して美観を損ねる
といった問題を回避できる。
【0043】上記吐水口と水栓本体とは可撓性ホースに
て連絡するとともに、その可撓性ホースを水栓本体に対
し押込み・引出し可能となしておくことができる。但し
それら吐水口と水栓本体とを連絡する可撓性ホースを、
吐水口の全移動ストロークに対応した長さ分だけ常時水
栓本体の外部に取り出した状態としておくことができる
(請求項14)。
【0044】このようにした場合、吐水口のスライド移
動に伴って可撓性ホースを水栓本体に出し入れする場合
と異なって可撓性ホースの出し入れによる抵抗が発生せ
ず、吐水口を軽やかにスライドレールに沿って移動させ
ることができる。この場合において可撓性ホースはルー
プ状に巻いておき、吐水口の移動に伴ってループを開き
又は閉じる方向に撓ませるようになすことができる(請
求項15)。このようにすることによって、可撓性ホー
スの存在にも拘わらず吐水口を更に円滑に左右にスライ
ド移動させることができる。
【0045】請求項16の水栓装置は、上記可撓性ホー
スを収納する収納部を具備したもので、このようにして
おけば可撓性ホースのはみだしを防止して美観を良好に
保つことができる。尚この収納部は支持台に且つ可撓性
ホースを隠蔽する状態に設けておくことができる。
【0046】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は水栓装置に具備された
支持台であって、水槽としてのシンク12の後部におい
てシンク12の上面から起立する形態で設けられてい
る。ここで支持台10はシンク12を有する流し台15
の後側の壁Wに取り付けられている。但し壁Wへの取付
けを行わないで流し台15の上面にのみ固定を行って、
その流し台15により支持しておくことも可能である。
この支持台10は立上り壁部14を有している。立上り
壁部の上部は平坦な載置面を有するカウンター部16と
されている。
【0047】カウンター部16の左右方向の端部からは
一対のアーム18が水平方向に延び出しており、それら
一対のアーム18と18との間にまたがって、左右方向
に延びる前後一対の棒状のスライドレール20が設けら
れている。
【0048】支持台10における立上り壁部14の前面
には、シンク12の左右方向中央部且つシンク12の上
面より高位置において、水栓本体22がその立上り壁部
14の前面からシンク12側に突き出す状態で位置固定
に固設されている。
【0049】本例の水栓装置はシングルレバー式の水栓
装置であって、その水栓本体22の先端部には操作部と
してのレバー(シングルレバー)24が左右及び上下な
いし前後方向に回動可能に設けられている。この水栓本
体22には、後述するように流し台15のキャビネット
54の内部から延び出した水,湯のサプライ管26が接
続されており、それらサプライ管26を通じて水,湯が
水栓本体22に供給されるようになっている。
【0050】水栓本体22は、供給された水と湯とを、
内蔵した弁部の作用で混合し、また混合比率を変更す
る。そしてそのようにして混合した水を可撓性ホース2
5を通じて後述の吐水部28へと供給する。
【0051】27は水栓装置における吐水口で、先端の
下向きの吐水部28からシンク12内部に向けて吐水を
行う。この吐水口27の先端部には、吐水部28からの
吐水をシャワー吐水から整流吐水に或いはその逆に切替
操作するための操作部30が設けられている。
【0052】32は吐水口27を保持するホルダであっ
て、上部34と下部(回転部)36とに分かれている。
その上部34には、これを左右方向に貫通する被案内部
としての嵌合孔38が形成されていて、その嵌合孔38
が上記スライドレール20にスライド可能に嵌合されて
おり、以ってホルダ32が吐水口27を保持した状態
で、スライドレール20に沿って左右方向、つまりシン
ク12の長手方向にスライド移動可能に保持されてい
る。
【0053】ホルダ32の下部36は、上部34に対し
て水平方向に回転可能とされている。その下部36には
保持孔40が設けられていて、その保持孔40において
吐水口27がその軸心方向に出入り可能に保持されてい
る。
【0054】この吐水口27には、上記可撓性ホース2
5の先端部が接続されており、吐水口27がホルダ32
からその可撓性ホース25とともに引出し可能とされて
いる。尚、可撓性ホース25は水栓本体22の取出孔4
2からその一部が外部に延び出して、その先端部が吐水
口27に接続されている。
【0055】本例のスライド式水栓装置の場合、吐水口
27をホルダ32により保持した状態で、これをスライ
ドレール20に沿ってシンク12の長手方向、即ち左右
方向にスライド移動させることができる。またホルダ3
2における下部36を回転運動させることによって、ホ
ルダ32による保持部を中心として吐水口27の先端の
吐水部28を左右方向に回転させることができる。更に
吐水口27をホルダ32から引き出すことによって、吐
水部28を所望の位置に自由に持ち来すことができる。
【0056】尚、吐水口27がスライドレール20に沿
って左右方向にスライド移動する際、これに接続された
可撓性ホース25の一部が、水栓本体22の取出孔42
から取り出され或いはまた再びその内部に収納される。
【0057】本例の水栓装置の場合、スライドレール2
0の長さを適当に設定しておくことで、吐水口27をシ
ンク12の左右方向の一方の端部から他方の端部まで移
動させることができる。しかもこの水栓装置において
は、吐水口27をスライドレール20によって支持して
いるから、両手を自由にした状態で作業を行うことがで
き、水栓ないしシンク12の使い勝手が良好となる。
【0058】更にこの水栓装置においては、水栓本体2
2を位置固定に設けているため、水栓本体22を移動さ
せるようにした場合に生じる、水栓本体内の弁部より上
流側(一次側)の配管系における漏水の問題を無くすこ
とができ、また簡単な構成で水栓装置を構成することが
できる。
【0059】また本例では支持台10に対し、水栓本体
22をシンク12の上面より高位置において固定してい
ることから、即ち水栓本体22がシンク12上面から起
立していないから、シンク12上面を掃除する際に水栓
本体22が障害とならず、シンク12上面を容易に掃除
することができる。
【0060】更に本例では支持台10にカウンター部1
6を設けているため、そのカウンター部16を利用して
各種物品を載置しておくことができ、シンク12におい
て各種作業をする際の作業性が良好となるとともに、シ
ンク12で作業していない場合においてもカウンター部
16により物品の載置スペースを確保することで、シン
ク12周りの整頓が良くなる利点が得られる。
【0061】また本例では、吐水口27にホルダ32を
設けてこれに嵌合孔38を設け、そのホルダ32にて吐
水口27を保持するようになしているため、この水栓装
置にあっては吐水口27を円滑にスライドレール20に
沿ってスライド移動させることができる。
【0062】その他本例ではホルダ32の下部を回転可
能となして、その下部により吐水口27を保持している
ことから、吐水口27をシンク12の左右方向にスライ
ド移動させ得るのみならず回転運動もさせることがで
き、それだけ吐水位置を自由に且つ広範囲に亘って変化
させることができ、水栓装置の使い勝手がより良好とな
る。
【0063】更に吐水口27はそのホルダ32から引出
し可能に保持されているため、吐水口27からの吐水位
置を更に自由に変化させることができ、吐水位置をより
広範囲に亘って選択することができるとともに、シンク
12内部に置いた背の高い容器に対しても、その吐水口
27を引き出すことによって容易にその内部に吐水を行
わせることができる利点が得られる。
【0064】図2〜図10に本発明の他の実施例を示し
ている。この例では支持台10が立上り壁部14とその
上端から水平方向前方に延出する板状のカウンター部1
6とを有している。支持台10は、本例においても立上
り壁部14において後側の壁Wにねじ50(図5参照)
によって止付固定されている。
【0065】本例においては、この支持台10における
カウンター部16の下面に水栓本体22と吐水口27と
が設けられている。そしてそれら水栓本体22と吐水口
27とが、図3に示しているように可撓性ホース25に
て連絡されている。但し図1の実施例の場合には可撓性
ホース25が水栓本体22に対して出入れ可能とされて
いるが、この例では可撓性ホース25が水栓本体22に
対し出入れ可能とされておらず、常時水栓本体22の外
部に露出した状態となっている。即ち水栓本体22の外
部において水栓本体22と吐水口27とを連結した状態
となっている。
【0066】図4において、52は流し台15のキャビ
ネット54内部に臨んで配置された給水元管,給湯元管
でそれぞれに止水栓56が接続されている。そしてこれ
ら止水栓56を介してサプライ管26がそれら給水元
管,給湯元管52からキャビネット54内部において上
向きに延び出している。サプライ管26は、キャビネッ
ト54後側の壁Wに形成された開口58を通じて一旦外
側に取り出された上、再び壁Wの開口58を通じて室内
側に取り入れられ、各先端が上記水栓本体22に接続さ
れている。
【0067】ここで開口58はその下端が流し台15の
カウンター60よりも下側に位置しており、また上端が
カウンター60のバックガード部62よりも上側に位置
している。そして上記サプライ管26は、そのカウンタ
ー60よりも下側において壁Wの外側に取り出された
後、バックガード部62の上側の位置において再び室内
側に入り込んでいる。即ち本例では単一の開口58が、
サプライ管26を壁Wの外側に取り出す取出口と再び室
内側に取り込むための取入口とを兼ねている。
【0068】図5に示しているように、上記水栓本体2
2はシンク12の上方において支持台10におけるカウ
ンター部16の下面にねじ50にて位置固定に取り付け
られている。図6に示しているように支持台10におけ
るカウンター部16の下面には、取付プレート64がね
じ50にて取付固定されている。
【0069】この取付プレート64の更に下面にはスラ
イドレール68が設けられており、そのスライドレール
68によって、吐水口27を保持するホルダ66がスラ
イド可能に吊持されている。ここで吐水口27はホルダ
66に対し水平方向に回転可能に組み付けられている。
またホルダ66には移動操作用の操作摘み70が設けら
れている。
【0070】図7に上記スライドレール68及びスライ
ドレール68とホルダ66との連結部分の構造が詳しく
示してある。同図に示しているようにスライドレール6
8は金属製のプレート状のレール本体69を有してい
る。レール本体69は幅方向両端部が下向きに折り曲げ
られており、それら曲げ部72の内側に嵌合用の凹部8
0が形成されている。
【0071】スライドレール68は、このレール本体6
9の下側に中間スライダ74を有している。中間スライ
ダ74もまた金属プレートを曲げ加工したものであっ
て、幅方向両端部の下向きの側部に多数の保持孔76を
有しており、それら保持孔76にボールベアリング78
を回転可能に保持している。そしてそれらボールベアリ
ング78を介してレール本体69の上記凹部80にスラ
イド可能に嵌合している。
【0072】82はホルダ66の上面に固設された摺動
部である。摺動部82は金属プレートを曲げ加工したも
ので、幅方向両端部に上向きの曲げ部84を有してい
る。曲げ部84には、外面側に嵌合用の凹部86が形成
されており、この凹部86に上記中間スライダ74に保
持されたボールベアリング78が回転可能に嵌合されて
いる。即ち摺動部82は中間スライダ74を介して、厳
密には中間スライダ74に保持されたボールベアリング
78を介してレール本体69の凹部80にスライド可能
に嵌合されている。
【0073】上記ホルダ66は、図6に示しているよう
に上部に固定部材88を有している。そしてこのこの固
定部材88の上面に上記摺動部82が固設されている。
固定部材88は、図10に示しているようにその前部と
後部とに前部ローラ90と後部ローラ92とが回転可能
に設けられている。
【0074】一方支持台10におけるカウンター部16
には、図6(B)に示しているように前部ローラ90の
下面を受けてこれを転動可能に支持する前部受面94
と、後部ローラ92の上面を受けてこれを転動可能に支
持する後部受面96とが形成されている。ホルダ66
は、それら前部ローラ90,後部ローラ92を前部受面
94,後部受面96に対し転動させながら左右方向にス
ライド移動する。
【0075】図6に示しているように、支持台10にお
けるカウンター部16の下側にはカバープレート98が
配設されている。カバープレート98は左右方向に長手
形状をなしており、その下端部が断面コ字形状の取付部
材99を介して壁Wに固定され、また上部がスペーサブ
ロック100を介して支持台10の立上り壁部14に、
即ち壁Wに固定されている。
【0076】このカバープレート98と壁Wとの間には
収納凹部104が形成されており、そこに水栓本体22
と吐水口27とを結ぶ上記可撓性ホース25が収納され
ている。ここでカバープレート98の下端部には爪10
2が設けられており、その爪102が取付部材99に掛
止されている。
【0077】上記スペーサブロック100は、カバープ
レート98の固定をなすとともに壁Wとカバープレート
98との間に所定の間隔を形成するもので、カバープレ
ート98の長手方向端部においてカバープレート98の
上部を壁Wに固定している。可撓性ホース25は、それ
ら左右端部のスペーサブロック100と100との間に
おいて収納凹部104内部に収納されている。尚、図5
に示しているように上記サプライ管26はこの収納凹部
104内部に入り込み、その上端開放部を通じて上記水
栓本体22に接続されている。
【0078】上記水栓本体22と吐水口27とを結ぶ可
撓性ホース25は、図6及び図8に示しているように収
納凹部104内部において縦姿勢で収納されている。こ
の可撓性ホース25は、図8(II)に示しているように
吐水口27が水栓本体22に接近する方向に移動すると
きループを閉じる方向に撓み、また図8(I)に示して
いるように吐水口27が水栓本体22から離れる方向に
スライド移動するときそのループを開く方向に撓み変形
する。
【0079】従って可撓性ホース25は、吐水口27が
スライド移動するとき殆どその抵抗となることはなく、
従って吐水口27は軽やかに左右にスライド移動するこ
とができる。
【0080】図9に示しているように、ホルダ66には
吐水口27を所望位置に停止させるためのストッパ装置
106が組み込まれている。ストッパ装置106は、上
下の軸方向に可動の作用棒108と、軸110を介して
操作摘み70に結合され、操作摘み70に加えられた回
転操作力によって回転運動し、作用棒108を上下に所
定ストローク昇降させる駆動部材としてのカム112
と、作用棒108を下向きに弾発するスプリング114
とを有している。
【0081】このストッパ装置106は、操作摘み70
を回転操作するとカム112が回転して作用棒108を
スプリング114の弾発力に抗して持ち上げ、その上端
に取り付けられた摩擦部材116を取付プレート64の
下面に摩擦接触させて、ホルダ66及び吐水口27のス
ライド移動を阻止するように働く。上記説明から明らか
なように、操作摘み70はストッパ装置106の操作部
を兼ねている。
【0082】本例の水栓装置の場合、上記実施例と同様
に支持台10がシンク12の後方の壁に取り付けられて
いるため、シンク12の上面を清掃する際にその清掃を
容易に行うことができる。また実施例1と同様、吐水口
27がシンク12の上方でスライドレール68により吊
持されているため、シンク12の上面を清掃するに際し
てその吐水口27が邪魔になるといったことがない。ま
た吐水口27が左右にスライド移動できるため、鍋や釜
等の背の高い容器をシンク12に出し入れする際に吐水
口27との緩衝を避けて行うことができる。
【0083】本例の水栓装置では、ホルダ66に摺動部
82を設けてその摺動部82をボールベアリング78を
介してスライドレール68に摺動可能に嵌合しているた
め、極めて円滑に吐水口27を左右にスライド移動させ
ることができる。一方でホルダ66にはストッパ装置1
06が組み込まれているため、そのストッパ装置106
によってホルダ66及び吐水口27を所望位置に停止さ
せておくことができ、意に反して吐水口27が所望の位
置から左右方向に移動してしまうといったことを防止で
きる。
【0084】本例の水栓装置にあっては、前部ローラ9
0と後部ローラ92とがホルダ66に設けられており、
それら前部ローラ90と後部ローラ92とが、支持台1
0に形成された前部受面94及び後部受面96によって
支持されている。従って前方に突き出した吐水口27に
対し下向きの力が加わった場合にも、スライドレール6
8に過大な負荷がかかるのを防止できる。
【0085】また吐水口27をスライド移動させる際に
も、前方に突き出した吐水口27自身の重みによってス
ライドレール68に偏心荷重が作用するのを防止でき、
吐水口27を円滑に左右にスライド移動させることがで
きる。
【0086】またスライドレール68に過大な負荷が作
用するのを防止できることから、水栓装置の寿命を高寿
命化することができる。また本例ではホルダ66に操作
摘み70が設けられていて、その操作摘み70を手に持
って吐水口27を左右方向にスライド移動させることが
でき、吐水管27が熱い状態であっても支障なくこれを
移動操作することができる。
【0087】本例の水栓装置の場合、吐水口27がホル
ダ66に対し水平方向に回転可能に組み付けられてお
り、従って吐水口27を左右方向にスライド移動できる
のみならず水平方向にも回転でき、吐水口27の移動範
囲を広く確保することができる。
【0088】本例の水栓装置の場合、流し台15の後側
の壁Wに開口58を形成して、その開口58を通じサプ
ライ管26をキャビネット54内部からシンク12上方
の水栓本体22まで取り出すことができる。しかもその
開口58から室内側に入り込んだサプライ管26は、支
持台10及び支持台10に設けられたカバープレート9
8によって隠蔽されているため、サプライ管26が露出
することによって美観が低下するといった問題を生じ
ず、良好な美観を保持することができる。またスライド
水栓の設置施工に際して、施工性良くこれを設置するこ
とができる。
【0089】本例の水栓装置の場合、支持台10におけ
るカウンター部16の下面にスライドレール68及びス
ライドレール68とホルダ66との連結部分を配置して
いるため、それらをカウンター部16にて隠蔽でき、美
観を良好に保持することができる。またそのスライド部
分に跳ね水等が飛び散ったり埃等が付着するのを防ぐこ
とができる。
【0090】また本例では、水栓本体と吐水口27とを
結ぶ可撓性ホース25が常時水栓本体22の外部に露出
した状態にあって、吐水口27の移動につれてループを
閉じたり開いたりするように撓むため、これによって可
撓性ホース25による抵抗を受けることなく吐水口27
を軽やかに左右に移動操作することができる。
【0091】しかもその可撓性ホース25はカバープレ
ート98裏側の収納凹部104内部に収納された状態に
あって外部から隠蔽されているため、その可撓性ホース
25を水栓本体22の外部に露出状態で配置してあって
も美観を良好に保持することができる。
【0092】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記ホルダの形態はあくま
で本発明の一形態に過ぎないもので、本発明においては
ホルダを他の様々な形態で構成することができ、また場
合によって吐水口に一体に設けることも可能である。ま
た本発明は洗面台用の水栓装置その他の用途,形態の水
栓装置にも適用することが可能であるなど、その主旨を
逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスライド式水栓装置を
流し台及びシンクとともに示す図である。
【図2】本発明の他の実施例であるスライド式水栓装置
を流し台及びシンクとともに示す斜視図である。
【図3】図2の水栓装置を流し台とともに示す正面図で
ある。
【図4】同じ実施例の水栓装置の要部を示す側面断面図
である。
【図5】図4の要部を拡大して示す図である。
【図6】同じ実施例の水栓装置の図4とは異なる要部を
拡大して示す図である。
【図7】図6におけるスライドレールと周辺部を拡大し
て示す図である。
【図8】同実施例の作用説明図である。
【図9】同実施例に備えられたストッパ装置を示す図で
ある。
【図10】同じ実施例のホルダ上部の固定部材を示す図
である。
【図11】従来のキッチン用水栓装置の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 支持台 12 シンク(水槽) 16 カウンター部 20,68 スライドレール 22 水栓本体 25 ホース 27 吐水口 32,66 ホルダ 36 下部(回転部) 38 嵌合孔(被案内部) 54 キャビネット 58 開口 70 操作摘み 78 ボールベアリング 82 摺動部 90 前部ローラ 92 後部ローラ 94 前部受面 96 後部受面 104 収納凹部 106 ストッパ装置 108 作用棒 112 カム 116 摩擦部材 W 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森木 啓之 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 杉浦 弘一 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D060 BE08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)水栓本体と、(ロ)水槽の後方の壁に取
    り付けられた支持台と、(ハ)該支持台に設けられた左右
    方向のスライドレールとを有し、該スライドレールによ
    って吐水口を該水槽の上方においてスライド可能に吊持
    したことを特徴とするスライド式水栓装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスライド式水栓装置に
    おいて、前記スライドレールが棒状を成す一方、該水栓
    装置は前記吐水口を保持するホルダを有していて、該ホ
    ルダに嵌合孔が形成され、該嵌合孔において該ホルダが
    該スライドレールにスライド可能に嵌合していることを
    特徴とするスライド式水栓装置。
  3. 【請求項3】 (イ)水栓本体と、(ロ)水槽の上側に設けら
    れた支持台と、(ハ)該支持台に設けられた左右方向のス
    ライドレールとを有し、該スライドレールによって吐水
    口を該水槽の上方においてスライド可能に吊持するとと
    もに、該吐水口を保持するホルダを有していて該ホルダ
    に摺動部が設けられ、該摺動部がボールベアリング介し
    て前記スライドレールに摺動可能に嵌合していることを
    特徴とするスライド式水栓装置。
  4. 【請求項4】 請求項2,3の何れかに記載のスライド
    式水栓装置において、前記ホルダには少なくとも前部又
    は後部に前部ローラ又は後部ローラが転動可能に設けら
    れているとともに、前記水栓装置には該転動する前部ロ
    ーラの下面又は後部ローラの上面を受けて支持するロー
    ラ受面が備えられていることを特徴とするスライド式水
    栓装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れかに記載のスライド
    式水栓装置において、前記ホルダには該ホルダを前記ス
    ライドレールに沿って移動させるため操作摘みが設けて
    あることを特徴とするスライド式水栓装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5の何れかに記載のスライド
    式水栓装置において、前記ホルダには該ホルダを位置固
    定に停止させるストッパ装置が組み込まれていることを
    特徴とするスライド式水栓装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のスライド式水栓装置に
    おいて、前記ストッパ装置は、作用棒と、該作用棒を軸
    方向に押して前記支持台に所定の摩擦力で当接させる駆
    動部材と、操作力を入力する操作部とを有していること
    を特徴とするスライド式水栓装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7の何れかに記載のスライド
    式水栓装置において、前記ホルダは回転部を有してい
    て、該回転部において前記吐水口を水平方向に回転可能
    に保持していることを特徴とするスライド式水栓装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜7の何れかに記載のスライド
    式水栓装置において、前記ホルダに対し前記吐水口が水
    平方向に回転可能に組み付けられていることを特徴とす
    るスライド式水栓装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9の何れかに記載のスライ
    ド式水栓装置において、前記ホルダは前記吐水口を該ホ
    ルダから引出可能に保持していることを特徴とするスラ
    イド式水栓装置。
  11. 【請求項11】 (イ)水栓本体と、(ロ)水槽の上側に設け
    られた支持台と、(ハ)該支持台に設けられた左右方向の
    スライドレールとを有し、該スライドレールによって吐
    水口を該水槽の上方においてスライド可能に吊持すると
    ともに、前記水槽を備えたキャビネットの後側の壁に取
    出開口が形成されていて、該取出開口を通じて該キャビ
    ネット内からサプライ管が該キャビネットの上面より下
    側位置において一旦該壁の外側に取り出された上、該壁
    に形成された取入開口を通じて室内側に取り入れられ、
    前記水栓本体に接続されていることを特徴とするスライ
    ド式水栓装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れかに記載のスラ
    イド式水栓装置において、前記水栓本体が前記水槽の上
    方において前記支持台に位置固定に取り付けられている
    ことを特徴とするスライド式水栓装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12の何れかに記載のスラ
    イド式水栓装置において、前記支持台は前方に延出する
    カウンター部を有していることを特徴とするスライド式
    水栓装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れかに記載のスラ
    イド式水栓装置において、前記吐水口と水栓本体とは可
    撓性ホースにて連絡されており、且つ該吐水口の全移動
    ストロークに対応した長さ分が常時該水栓本体の外部に
    取り出してあることを特徴とするスライド式水栓装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のスライド式水栓装
    置において、前記可撓性ホースは前記該吐水口の移動に
    連れてループを開き又は閉じる方向に撓み変形する状態
    で配管してあることを特徴とするスライド式水栓装置。
  16. 【請求項16】 請求項14,15の何れかに記載のス
    ライド式水栓装置において、該水栓装置には前記可撓性
    ホースを内部に収納する収納部が設けてあることを特徴
    とするスライド式水栓装置。
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