JP6452082B1 - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚部の下部に設けられた吐水部を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得ることができる水栓装置を提供する。
【解決手段】ボウル部よりも上方に延びる壁面に設けられる水栓装置であって、水を吐水する吐水口を有する吐水部と、前記吐水部に前記水を供給する可撓性を有するホースと、前記壁面から前方に突出するように設けられる棚部と、を備え、前記棚部は、下方を向く底面と、前記底面から上方に向かって凹み、前記吐水部を収納するための収納部と、を有し、前記収納部は、少なくとも前方及び側方に壁部を有し、前記吐水部は、前記収納部に収納された状態で保持されるとともに、前記収納部から引き出し可能であることを特徴とする水栓装置である。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、水栓装置に関する。
壁面から前方に突出して設けられる棚部と、棚部の下部に設けられ、棚部の下方に向けて水を吐水する吐水部と、を備え、吐水部の少なくとも一部を棚部内に収容した水栓装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような水栓装置では、吐水部の全体を使用者から見えなくすることができ、水栓装置のデザイン性を向上させることができる。
また、棚部の上面に小物を置くことができるため、例えば、洗顔の際などに、使用者が眼鏡や化粧品などの小物を棚部の上面に置くことができ、使用者の使い勝手を向上させることもできる。さらに、特許文献1では、棚部が上下2分割されており、吐水部を取り外さずに棚部を取り外すことができるため、メンテナンス性を向上させることもできる。
例えば、洗面化粧台などに用いられる水栓装置では、ボウルなどの清掃のために吐水部を本体部分から引き出して使えるようにする、いわゆるプルアウト式とすることが行われている。しかしながら、特許文献1のような水栓装置では、吐水部を棚部の内部に配置しつつ、吐水部を取り外さずに棚部を取り外すことができるように棚部を構成しているため、ボウルなどの清掃のために吐水部をプルアウト式にしようとしても、棚部の下半分の部分が邪魔になり、吐水部をプルアウトさせることが難しい。
また、吐水部を棚部から突出させることで、プルアウトし易くしたとすると、吐水部が目立ち、デザイン性の低下を招いてしまう。また、吐水部を棚部の外部に配置しつつ、吐水部を取り外さずに棚部を取り外すことができるよう棚部を構成することも考えられるが、吐水部と棚部との一体感が損なわれてしまい、吐水部が目立ち、デザイン性の低下を招いてしまう。
このため、水栓装置では、棚部の下部に設けられた吐水部を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得られるようにすることが望まれる。
特開2003−184139号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、棚部の下部に設けられた吐水部を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得ることができる水栓装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ボウル部よりも上方に延びる壁面に設けられる水栓装置であって、水を吐水する吐水口を有する吐水部と、前記吐水部に前記水を供給する可撓性を有するホースと、前記壁面から前方に突出するように設けられる棚部と、を備え、前記棚部は、下方を向く底面と、前記底面から上方に向かって凹み、前記吐水部を収納するための収納部と、を有し、前記収納部は、少なくとも前方及び側方に壁部を有し、前記吐水部は、前記収納部に収納された状態で前記壁面に保持されるとともに、前記収納部から引き出し可能であり、前記棚部は、前記吐水部を、前記底面から上方に向かって凹んだ前記収納部によって上方から覆うことにより収納することを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、棚部の底面に少なくとも前方及び側方に壁部を有する収納部を設け、この収納部に吐水部を収納することで、吐水部の上方、前方、及び側方の少なくとも一部を覆い、吐水部の存在を目立たなくしつつ、吐水部を引き出す操作(プルアウト操作)も行うことができる。従って、デザイン性とプルアウト機能とを両立することができる。棚部の下部に設けられた吐水部を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得ることができる水栓装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記吐水部は、前記収納部に収納された状態において前記収納部から下方に突出する突出部を有し、前記棚部の前記底面は、前記吐水部の前記突出部の周囲の少なくとも一部において、前記収納部の下縁を上方に凹ませる凹部を有することを特徴とする水栓装置である。
使用者が吐水部を引き出すためには、収納部からの吐水部の突出量が大きい方が望ましい。しかしながら、吐水部の突出量が大きいと吐水部が目立ってしまい、デザイン性が損なわれてしまう。この水栓装置によれば、吐水部の突出部の周囲の少なくとも一部において、収納部の下縁を上方に凹ませる凹部を棚部の底面に設けることにより、突出部の底面からの突出量を抑えながらも、突出部の収納部の下縁からの突出量を大きくすることができ、使用者に突出部を掴みやすくさせることができる。すなわち、吐水部を収納部から引き出し易くすることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記棚部は、前面をさらに有し、前記前面は、前記棚部の上部に設けられ、鉛直面又は後方に向かって上昇傾斜した傾斜面であり、前記底面は、前記前面の下端よりも下方に位置する凸部を有し、前記収納部は、前方から見て前記前面と重なる位置まで凹むように設けられていることを特徴とする水栓装置である。
この水栓装置によれば、収納部が、前方から見て前面と重なる位置まで凹むように設けられているため、吐水部のプルアウト操作を可能にするとともに、棚部の上下方向の厚みを薄くしつつ、棚部によって吐水部を覆うことができ、よりデザイン性を向上させることができる。
本発明の態様によれば、棚部の下部に設けられた吐水部を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得ることができる水栓装置が提供される。
実施形態に係る水栓装置を設置した洗面化粧台を模式的に表す斜視図である。 図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る水栓装置を模式的に表す正面図である。 図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る棚部を模式的に表す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る水栓装置を設置した洗面化粧台を模式的に表す斜視図である。 図1に表したように、洗面化粧台100は、洗面器102と、水栓装置10と、支持台106と、ミラーキャビネット108と、照明装置110と、を備える。
なお、本願明細書では、水栓装置10と向き合う使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とし、上側を「上方」とし、下側を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
洗面器102は、ボウル部122と、バックガード部124と、を有する。ボウル部122は、下方に向かって凹んだ凹状に形成されている。ボウル部122は、排水口(不図示)を有する。排水口は、ボウル部122の底部に設けられる。排水口は、排水管に接続され、ボウル部122に吐出された水を排水管に流す。
バックガード部124は、ボウル部122の後端から上方に延びる。バックガード部124は、必要に応じて設けられ、省略可能である。洗面器102の形状は、少なくともボウル部122を有する任意の形状でよい。
洗面器102は、支持台106の上に設けられる。支持台106は、洗面器102を支持する。支持台106は、例えば、本体部106aと、2つの引き出し106b、106cと、を有する。各引き出し106b、106cは、内部に物品を収納可能とする。
このように、支持台106は、物品を収納可能なキャビネットとしても機能する。支持台106は、換言すれば、下部キャビネット(フロアキャビネット)である。なお、引き出しの数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、支持台106は、引き出し式のキャビネットに限ることなく、扉式のキャビネットでもよい。
支持台106は、必ずしも収納機能を有していなくてもよい。支持台106は、洗面器102を支持可能な任意の構成でよい。また、洗面器102は、例えば、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。すなわち、支持台106は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
水栓装置10は、ボウル部122よりも上方に延びる壁面WSに設けられる。水栓装置10は、例えば、洗面器102のバックガード部124に取り付けられ、ボウル部122の上方に配置される。これにより、水栓装置10は、洗面器102のボウル部122に向けて水を吐出する。本願明細書において、「前方」は、換言すれば、壁面WSの向く方向である。
水栓装置10の取付位置は、上記に限ることなく、例えば、洗面器102の後部上方に設けられる取付パネル(バックパネル)などに取り付けてもよいし、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。水栓装置10の取付位置は、ボウル部122内に水を吐出可能な任意の位置でよい。水栓装置10の取付位置は、ボウル部122よりも上方に延びる任意の壁面WSでよい。水栓装置10の取付位置は、洗面器102の形状などに応じて適宜設定すればよい。
ミラーキャビネット108は、ボウル部122を有する洗面器102よりも上方に設置される。ミラーキャビネット108は、キャビネット本体130と、3枚の扉131〜133と、を有する。キャビネット本体130は、前方を開口させた略直方体の開口箱状であり、内部に物品を収納可能とする。また、各扉131〜133の前面には、鏡131a〜133aが設けられている。なお、ミラーキャビネット108に設けられる扉及び鏡の数は、3枚に限ることなく、1枚又は2枚でもよいし、4枚以上でもよい。
照明装置110は、ミラーキャビネット108の上部に設けられている。照明装置110は、例えば、ミラーキャビネット108において各扉131〜133よりも上方に設けられる。照明装置110は、下方に向かって光を照射し、各扉131〜133(各鏡131a〜133a)、及びボウル部122を照らす。照明装置110は、ミラーキャビネット108の上部に限ることなく、ミラーキャビネット108の下部や側端部、内部に設けてもよい。
図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す斜視図である。 図3は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す正面図である。
図2(a)、図2(b)、及び図3に表したように、水栓装置10は、吐水部20と、棚部30と、ホース40と、操作部50と、を備える。
吐水部20は、ボウル部122へ水を吐出する。吐水部20は、いわゆるスパウトである。吐水部20には、水を吐出する吐水口22が設けられている。操作部50は、吐水部20から吐出される水の流量を調整する。また、操作部50は、吐水部20から吐出される水の温度を調整する。
操作部50は、操作レバー50aを有する。操作部50は、使用者による操作レバー50aの操作に応じて、吐水部20から吐出される水の流量及び温度を調整する。操作レバー50aは、例えば、前後方向及び左右方向に揺動可能に上端部を操作部50の本体部分に軸支される。例えば、操作レバー50aを前後方向に揺動させることにより、吐水部20から吐出される水の流量が調整され、操作レバー50aを左右方向に揺動させることにより、吐水部20から吐出される水の温度が調整される。操作部50における流量及び温度の調整の態様は、操作レバー50aに限ることなく、流量及び温度を調整可能な任意の態様でよい。
吐水部20は、操作部50に設けられた湯水混合部などを介して支持台106の内部空間などに設けられた給水管及び給湯管に接続される。吐水部20から吐出される水は、例えば、上水(水道水)である。吐水部20から吐出される水の温度調整は、操作部50とは別の調整部で行ってもよい。操作部50は、少なくとも吐水部20から吐出される水の流量を調整できればよい。
棚部30は、壁面WSから前方に突出するように設けられる。吐水部20及び操作部50は、棚部30の下部に設けられる。吐水部20は、棚部30の下方に向けて水を吐出する。操作部50の操作レバー50aは、棚部30から下方に向かって延びる。棚部30は、吐水部20及び操作部50の上方を覆う。
吐水部20、棚部30、及び操作部50は、例えば、それぞれ個別に壁面WS(バックガード部124の前面)に取り付けられる。これにより、例えば、メンテナンスの際などに、吐水部20及び操作部50を壁面WSに取り付けた状態のまま、棚部30のみを壁面WSから取り外すことができ、水栓装置10のメンテナンス性を向上させることができる。但し、吐水部20及び操作部50は、棚部30に取り付け、棚部30を介して壁面WSに取り付けてもよい。
ホース40は、吐水部20と接続され、吐水部20に水を供給する。ホース40は、可撓性を有する。ホース40には、例えば、ゴムホースやフレキシブルメタルホースなどが用いられる。
図2(b)に表したように、吐水部20は、壁面WSから引き出して使用することができる。吐水部20は、いわゆるプルアウト機能を有する。これにより、吐水部20をハンドシャワーとして用いることができ、ボウル部122の清掃などを行うことができる。
ホース40は、例えば、吐水部20が壁面WSに取り付けられた状態においては、バックガード部124の裏側の空間に収納される。ホース40の一端は、吐水部20の後端に接続される。ホース40の他端は、例えば、バックガード部124の裏側の空間を介して操作部50と接続される。これにより、操作部50の操作に応じた流量及び温度の水(お湯)が、吐水部20から吐水される。
図4(a)及び図4(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、図3のA1−A2線断面を模式的に表す。
図4(a)及び図4(b)に表したように、棚部30は、底面32と、収納部34と、を有する。底面32は、棚部30において、下方を向く面である。収納部34は、底面32から上方に向かって凹み、吐水部20を収納するための凹部である。なお、図4(b)では、便宜的に吐水部20の図示を省略している。
水栓装置10は、吐水部20を着脱可能に保持する保持部24を備える。保持部24は、例えば、収納部34内に配置され、収納部34内において壁面WSに取り付けられる。収納部34は、前方に壁部34aを有するとともに、両側方に壁部34bを有する。一方、収納部34は、保持部24を壁面WSに取り付けるため、後方を開放させている。この例において、収納部34は、下方及び後方を開放させた凹状である。
吐水部20は、収納部34に収納された状態で保持部24に保持され、保持部24を介して壁面WSに取り付けられる。そして、吐水部20は、保持部24から取り外して手前側に引き、ホース40をバックガード部124から引き出すことにより、収納部34から引き出し可能である。
このように、吐水部20を収納部34に収納することにより、吐水部20が壁面WSに取り付けられた状態(保持部24に保持された状態)において、吐水部20を目立たなくすることができる。
収納部34の左右方向の幅は、例えば、吐水部20の左右方向の幅と略同一である。収納部34の左右方向の幅と、吐水部20の左右方向の幅と、の差は、例えば、10mm以下である。これにより、吐水部20が壁面WSに取り付けられた状態において、吐水部20をより目立たなくすることができる。
例えば、収納部34の後方に壁部をさらに設け、この後方の壁部に保持部24を取り付けてもよい。これにより、収納部34に収納した状態で、保持部24を介して吐水部20を棚部30に取り付けることができる。このように、収納部34は、少なくとも前方及び側方に壁部34a、34bを有していればよく、必要に応じて後方にさらに壁部を有してもよい。
図5は、実施形態に係る棚部を模式的に表す断面図である。
図5は、図4(b)のB1−B2線断面を模式的に表す。
図4(a)、図4(b)、及び図5に表したように、吐水部20は、収納部34に収納された状態において、収納部34から下方に突出する突出部26を有する。突出部26は、例えば、吐水部20の吐水口22を有する前端部分である。換言すれば、吐水口22は、突出部26に設けられている。
一方で、吐水部20の後端部分、及び保持部24は、収納部34に収納された状態において、収納部34よりも下方に突出しない。吐水部20の後端部分、及び保持部24は、収納部34に収納された状態において、収納部34の下縁34cよりも上方に位置する。
棚部30の底面32は、吐水部20の突出部26の周囲の少なくとも一部において、収納部34の下縁34cを上方に凹ませる凹部36を有する。凹部36は、例えば、吐水部20の前端部分に設けられた突出部26の前方及び両側方に位置する。凹部36は、例えば、突出部26の前方及び両側方を円弧状(C字状)に囲む。棚部30の底面32は、例えば、吐水部20の左右両側に配置された2つの凹部36を有してもよい。棚部30の底面32は、複数の凹部36を有してもよい。
棚部30は、前面38をさらに有する。前面38は、棚部30の上部に設けられる。この例において、前面38は、略鉛直面である。換言すれば、前面38は、前方を向く略垂直な面である。前面38は、後方に向かって上昇傾斜した傾斜面でもよい。前面38は、鉛直面又は後方に向かって上昇傾斜した傾斜面であればよい。
底面32は、前面38の下端38aよりも下方に位置する凸部32aを有する。この例においては、底面32の略全体が、前面38の下端38aよりも下方に位置している。すなわち、この例では、底面32の略全体が、凸部32aである。底面32は、例えば、前面38の下端38aから後方に向かって下降傾斜する傾斜面状である。凸部32aは、底面32の一部分が前面38の下端38aよりも下方に位置したものでもよい。底面32及び凸部32aの形状は、上記に限ることなく、任意の形状でよい。
収納部34は、例えば、凸部32aに配置されている。収納部34は、前方から見て前面38と重なる位置まで凹むように設けられている。換言すれば、収納部34の上端34d(天井面)は、前面38の下端38aよりも上方に位置する。なお、収納部34は、必ずしも凸部32aに配置されていなくてもよい。
また、吐水部20は、収納部34に収納された状態において、前方から見て前面38と重なる位置に設けられる。換言すれば、吐水部20の上端20aは、収納部34に収納された状態において、前面38の下端38aよりも上方に位置する。
図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る水栓装置を模式的に表す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、図4(a)及び図4(b)と同様に、図3のA1−A2線断面を模式的に表す。
図6(a)及び図6(b)に表したように、保持部24は、本体部24aと、可動部24bと、を有する。本体部24aは、壁面WS又は棚部30に取り付けられる。可動部24bは、吐水部20を着脱可能に保持するとともに、保持した吐水部20を収納部34に収納する収納位置(図4(a)に表した位置)と、保持した吐水部20を収納部34から突出させる突出位置(図6(a)及び図6(b)に表した位置)と、に回動可能に本体部24aに軸支されている。
本体部24aは、例えば、摩擦力やクリック機構などにより、吐水部20及び可動部24bを収納位置に保持可能であるとともに、吐水部20及び可動部24bを突出位置に保持可能である。
図6(a)に表したように、保持部24は、突出位置において、保持した吐水部20の上端20aの前端部を、収納部34の前方の壁部34aの下端よりも下方に位置させる。これにより、吐水部20を収納部34に収納できるようにした場合にも、吐水部20を保持部24に着脱しやすくすることができる。換言すれば、吐水部20を壁面WSから引き出し易くすることができるとともに、吐水部20を壁面WSに取り付け易くすることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る水栓装置10では、棚部30の底面32に少なくとも前方及び側方に壁部34a、34bを有する収納部34を設け、この収納部34に吐水部20を収納することで、吐水部20の上方、前方、及び側方の少なくとも一部を覆い、吐水部20の存在を目立たなくしつつ、吐水部20を引き出す操作(プルアウト操作)も行うことができる。従って、デザイン性とプルアウト機能とを両立することができる。棚部30の下部に設けられた吐水部20を引き出せるようにしつつ、高いデザイン性を得ることができる水栓装置10を提供することができる。
使用者が吐水部20を引き出すためには、収納部34からの吐水部20の突出量が大きい方が望ましい。しかしながら、吐水部20の突出量が大きいと吐水部20が目立ってしまい、デザイン性が損なわれてしまう。水栓装置10では、吐水部20の突出部26の周囲の少なくとも一部において、収納部34の下縁34cを上方に凹ませる凹部36を棚部30の底面32に設けることにより、突出部26の底面32からの突出量を抑えながらも、突出部26の収納部34の下縁34cからの突出量を大きくすることができ、使用者に突出部26を掴みやすくさせることができる。すなわち、吐水部20を収納部34から引き出し易くすることができる。
また、水栓装置10では、収納部34が、前方から見て前面38と重なる位置まで凹むように設けられているため、吐水部20のプルアウト操作を可能にするとともに、棚部30の上下方向の厚みを薄くしつつ、棚部30によって吐水部20を覆うことができ、よりデザイン性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 水栓装置、 20 吐水部、 22 吐水口、 24 保持部、 26 突出部、 30 棚部、 32 底面、 34 収納部、 36 凹部、 38 前面、 40 ホース、 50 操作部、 100 洗面化粧台、 102 洗面器、 106 支持台、 108 ミラーキャビネット、 110 照明装置、 122 ボウル部、 124 バックガード部、 130 キャビネット本体、 131〜133 扉

Claims (3)

  1. ボウル部よりも上方に延びる壁面に設けられる水栓装置であって、
    水を吐水する吐水口を有する吐水部と、
    前記吐水部に前記水を供給する可撓性を有するホースと、
    前記壁面から前方に突出するように設けられる棚部と、
    を備え、
    前記棚部は、下方を向く底面と、前記底面から上方に向かって凹み、前記吐水部を収納するための収納部と、を有し、
    前記収納部は、少なくとも前方及び側方に壁部を有し、
    前記吐水部は、前記収納部に収納された状態で前記壁面に保持されるとともに、前記収納部から引き出し可能であり、
    前記棚部は、前記吐水部を、前記底面から上方に向かって凹んだ前記収納部によって上方から覆うことにより収納することを特徴とする水栓装置。
  2. 前記吐水部は、前記収納部に収納された状態において前記収納部から下方に突出する突出部を有し、
    前記棚部の前記底面は、前記吐水部の前記突出部の周囲の少なくとも一部において、前記収納部の下縁を上方に凹ませる凹部を有することを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 前記棚部は、前面をさらに有し、
    前記前面は、前記棚部の上部に設けられ、鉛直面又は後方に向かって上昇傾斜した傾斜面であり、
    前記底面は、前記前面の下端よりも下方に位置する凸部を有し、
    前記収納部は、前方から見て前記前面と重なる位置まで凹むように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水栓装置。
JP2018032386A 2018-02-26 2018-02-26 水栓装置 Active JP6452082B1 (ja)

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