JP2000217231A - 車両用配線類の固定構造 - Google Patents

車両用配線類の固定構造

Info

Publication number
JP2000217231A
JP2000217231A JP11010685A JP1068599A JP2000217231A JP 2000217231 A JP2000217231 A JP 2000217231A JP 11010685 A JP11010685 A JP 11010685A JP 1068599 A JP1068599 A JP 1068599A JP 2000217231 A JP2000217231 A JP 2000217231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
air duct
vehicle
duct
wirings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11010685A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Sagimori
大介 鷺森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP11010685A priority Critical patent/JP2000217231A/ja
Publication of JP2000217231A publication Critical patent/JP2000217231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ簡単に車両用配線類をエアダクトに
固定することができるとともに、エアダクト本来の機能
が害されず、しかもコスト的に有利な車両用配線類の固
定構造を提供する。 【解決手段】 エアダクト10のダクト本体11外面1
2に薄板状ブラケット部21を突設し、そのブラケット
部に切り込み25による挟持用爪部30を設け、車両用
配線類Hの車体への組付時に、前記ブラケット部の挟持
用爪部をその外周の一般部40に対して起こし、挟持用
爪部裏面31と一般部表面41とダクト本体外面間に前
記配線類を配置した後、前記挟持用爪部の復元により配
線類を当該挟持用爪部裏面と一般部表面およびダクト本
体外面間に挟持固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はハーネスやドレン
ホース等の車両用配線類をエアダクトに固定する構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ルや成形天井等の裏側には、車室内の換気用等のため、
車室内外に連通するエアダクトが配設される。そして、
前記エアダクトの周辺にハーネスやドレンホース等の車
両用配線類が配設されることがある。その場合には、車
両走行時等の振動に起因して生ずるエアダクトと配線類
との接触による異音の防止等のため、前記車両用配線類
をエアダクトに固定(拘束)することが多い。なお、前
記エアダクトは公知のブロー成形等によって成形された
プラスチック製品からなることが多い。
【0003】従来、上記車両用配線類のエアダクトへの
固定構造としては、図11に示すように、エアダクト8
0にクリップ用開口81を形成するとともに、車両用配
線類85外周に前記エアダクト80の開口81に対応し
たクリップ87を有する帯状若しくは紐状固定部材86
を巻き付けて取り付け、前記配線類85の車体への組付
時に前記エアダクト80の開口81に前記固定部材86
のクリップ87を嵌着することによって、車両用配線類
85をエアダクト80に固定することが考えられる。
【0004】また、他の車両用配線類のエアダクトへの
固定構造としては、図12に示すように、エアダクト9
0外面に2つの半割状の配線類用受部92,93を有す
るクランプ式ブラケット部91を突設し、車両用配線類
100の車体への組付時に前記ブラケット部91の基部
側受部92上に車両用配線類100を配置し、前記基部
側受部92と先端側受部93が合うようにブラケット部
91を折り曲げて該ブラケット部91先端側に設けられ
た係止用爪部94を基部側に設けられた係止用開口95
に嵌着させることによって、前記受部92,93内面に
車両用配線類100を挟持固定することが考えられる。
【0005】しかしながら、前者の図11に示した車両
用配線類85外周の固定部材86による固定構造におい
ては、配線類85の車体への組付に先だって、該配線類
85外周に前記固定部材86をそのクリップ87と前記
エアダクト80のクリップ用開口81とが合致するよう
正しく位置合わせして取り付けなければならず、組付時
の作業性が悪い問題がある。また、前記エアダクト80
の開口81の形成にバラツキが生じた場合には、前記エ
アダクト80の開口81と固定部材86のクリップ87
の位置合わせが困難になる。さらに、前記開口81とク
リップ87のシール性が悪い場合には、当該部分でエア
漏れ等の不具合が生じ、エアダクト80本来の機能が害
されるおそれがある。
【0006】他方、後者の図12に示したクランプ式ブ
ラケット部91による固定構造においては、ブラケット
部91自体が大きくなる、つまりブラケット部91のエ
アダクト90外面からの突出量が大になる傾向がある。
そのため、ブロー成形により当該ブラケット部91をエ
アダクト90と一体に成形する場合、ブロー成形型が大
型になってしまい、コスト的に不利である。また、前記
ブラケット部91の形状は複雑なため、前記のようにブ
ラケット部91をエアダクト90と一体にブロー成形す
る場合、型抜きを考慮してブロー成形型を設計するのは
難しかった。さらに、配線類100のエアダクト90へ
の固定時に係合するブラケット部91の係止用爪部94
および係止用開口95には高い精度が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑み提案されたものであって、迅速かつ簡単に車両用配
線類をエアダクトに固定することができるとともに、エ
アダクト本来の機能が害されず、しかもコスト的に有利
な車両用配線類の固定構造を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハー
ネスやドレンホース等の車両用配線類をエアダクトに固
定する構造において、前記エアダクトのダクト本体外面
に可撓性を有する薄板状ブラケット部を突設し、そのブ
ラケット部に切り込みによる挟持用爪部をその自由端が
ダクト本体側を向くようにして設け、前記車両用配線類
の車体への組付時に、前記ブラケット部の挟持用爪部を
その外周の一般部に対して起こし、挟持用爪部裏面と一
般部表面とダクト本体外面間に前記配線類を配置した
後、前記挟持用爪部の復元により配線類を当該挟持用爪
部裏面と一般部表面およびダクト本体外面間に挟持固定
することを特徴とする車両用配線類の固定構造に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ブラケット部の切り込み両端の一般部に、前記
挟持用爪部を容易に起こすための凹溝を形成したことを
特徴とする車両用配線類の固定構造に係る。
【0010】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2において、前記ブラケット部の挟持用爪部外側の一
般部にダクト本体外面から延びる補強用突部を設けたこ
とを特徴とする車両用配線類の固定構造に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例における
車両用配線類をエアダクトへ固定する際のブラケット部
表面側から見た部分斜視図、図2は同じくブラケット部
裏面側から見た部分斜視図、図3は図1の3−3線で切
断した断面図、図4は同実施例における車両用配線類固
定後の図1の4−4線で切断した断面図、図5は同じく
図1の5−5線で切断した断面図、図6は同実施例にお
いて用いるエアダクトを製造する一例のブロー成形時を
示す断面図、図7は同じくブラケット部の切り込み形成
時を示す断面図、図8は他の実施例において用いるエア
ダクトのブラケット部を示す断面図、図9はさらに他の
実施例において用いるエアダクトのブラケット部を示す
断面図、図10はさらに他の実施例において用いるエア
ダクトを示す部分斜視図である。
【0012】図1および図2の符号10は、この発明の
一実施例に用いられるエアダクトであり、自動車のイン
ストルメントパネルや成形天井等の裏側に車室内の換気
用等のため車室内外に連通して配設される。また、図示
の符号Hは、エンジンルームのバッテリー等と各種車両
機器とを接続するハーネスやドレンホース等の車両用配
線類であり、前記エアダクト10に固定(拘束)され
る。以下、エアダクト10について詳細に説明し、次に
車両用配線類Hのエアダクト10への固定について説明
する。
【0013】前記エアダクト10は、ダクト本体11と
ブラケット部21を備える。前記ダクト本体11は所定
長の中空体からなる。この実施例では、前記ダクト本体
11はブロー成形により成形されたプラスチック中空体
からなる。なお、図示のダクト本体(ブラケット部21
が突設された部分を除く)11の断面形状は方形とされ
ているが、勿論、これに限らず、例えば、当該断面形状
が円形とされてもよい。図示の符号Lはブロー成形時に
ダクト本体11に生じるパーティングラインであり、該
パーティングラインLは対向する一対の角部に沿って設
定されている。
【0014】前記ブラケット部21は、前記車両用配線
類Hを固定するためのもので、ある程度可撓性(弾性)
を有する薄板状体からなり、前記ダクト本体11外面1
2(図示では側面12a)の所定位置に突設される。こ
の実施例では、当該ブラケット部21は、後述の可撓性
を有するプラスチック材料を用いるブロー成形により前
記ダクト本体11と一体に形成されている。また、前記
ブラケット部21の形成位置は、組付時のエアダクト1
0と車両用配線類Hの位置関係を考慮するとともに、後
述のブロー成形が可能となるように設定される。前記ダ
クト本体11が断面方形状とされるこの実施例において
は、当該ブラケット部21の位置は、前記パーティング
ラインLが通るダクト本体11の一の角部位置に設定さ
れるとともに、該ブラケット部21の裏面(後述の一般
部40の裏面42)とダクト本体11の外面12(図示
の下面12b)とが面一となるようにされている。
【0015】そして、前記ブラケット部21には周状の
切り込み25が形成され、該切り込み25の内側が挟持
用爪部30として画定され、該挟持用爪部30の自由端
30aがダクト本体11側を向いている。この実施例に
おいては、前記切り込み25は、ブラケット部21先端
22側を両端26,26とする平面視略U字状とされ
る。該切り込み25の周長さは配線類Hの径に応じて適
宜定められる。また、前記切り込み25の両端26,2
6とブラケット部21先端22間の距離は、後述する挟
持用爪部30の起立時における該爪部30の強度が十分
となるように定められる。なお、前記切り込み25の形
状はU字状に限定されず、例えば、略放物線状、略W字
状,略V字状,略コ字状等とされても良い。図示の符号
40は切り込み25外周の一般部を示す。
【0016】前記挟持用爪部30は、車両用配線類Hの
組付時に、前記切り込み25の両端26,26付近を支
点として外周の一般部40に対して起立(屈曲)して、
該爪部30の裏面31と一般部40表面41およびダク
ト本体11外面12間に配線類Hを挟んで固定する部分
である。なお、この実施例では、挟持用爪部30の裏面
31の自由端30a側に滑り防止用突部32が設けられ
ている。
【0017】この実施例では、前記挟持用爪部30をそ
の外周の一般部40に対して起こし易くするため、請求
項2の発明のように、前記ブラケット部21の一般部4
0の表面41または裏面42(図示では表面41)の切
り込み25両端26,26の外側に凹溝(薄肉部)50
が形成されている。これによって、挟持用爪部30は前
記凹溝50を支点として一般部40に対してスムーズに
屈曲できるようになる。
【0018】また、この実施例においては、図3からよ
りよく理解されるように、前記ブラケット部21の切り
込み25の外側、つまり挟持用爪部30外側の一般部4
0の表面41または裏面42(図示では裏面42)にダ
クト本体11外面12から延びる中空の補強用突部55
が設けられている。これによって、挟持用爪部30の屈
曲時におけるブラケット部21の一般部40の強度を高
めることができる。さらに、この実施例のように、前記
補強用突部55をブラケット部21裏面と面一となった
ダクト本体11の外面12(下面12b)から直線状に
設ければ、より効果的にブラケット部21の強度を高め
ることができる。ここで、前記補強用突部55は、挟持
用爪部30の屈曲を妨げないように定める必要があり、
具体的には補強用突部55のブラケット部先端側端部5
6が前記凹溝50を越えないようにされる。なお、ブラ
ケット部の強度を高める手段は上記例に限らず、例え
ば、図8のように、ブラケット部21Aの切り込み25
Aの外側に一側Sが開いた樋状の補強用突部55Aを設
けたり、あるいは図9のようにブラケット部21Bの側
端にフランジ状突部55Bを設けても良い。さらに、車
両用配線類Hの径によっては、前記補強用突部55,5
5A,55B等を設けなくてもブラケット部の強度が十
分な場合がある。図8中の符号30Aは挟持用爪部を示
し、図9中の符号25Bは切り込み、30Bは挟持用爪
部を示す。
【0019】このようにしてなるエアダクト10へのハ
ーネスやドレンホース等の車両用配線類Hの固定は次に
述べるように行われる。なお、通常、前記エアダクト1
0は、車両用配線類Hの組付前、つまり当該エアダクト
10に配線類Hを固定する前に、車体のインストルメン
トパネルや成形天井等の裏側に組み付けられる。
【0020】まず、図4および図5に示すように、エア
ダクト10のブラケット部21の先端22側を適宜の押
圧力により押し下げて、前記挟持用爪部30をその外周
の一般部40に対して屈曲させて起こし、該挟持用爪部
30裏面31と一般部40表面41とダクト本体11外
面12(図示では側面12a)間に前記配線類Hを配置
する。その後、前記ブラケット部21先端22側に対す
る押圧力を除去する。これによって、前記起こした挟持
用爪部30は配線類H側へ復元し、該配線類Hは復元す
る挟持用爪部30裏面31と一般部40表面41および
ダクト本体11外面12間に挟持固定される。ここで、
この実施例では、前記したように、挟持用爪部30裏面
31の自由端30a側に滑り防止用突部32が設けられ
ているので、復元する挟持用爪部30が配線類Hに対し
て滑るのを前記突部32により防止することができ、確
実に配線類Hを挟持できる。
【0021】次に、上記図1ないし図5について説明し
たエアダクト10の製造例について述べる。この例で
は、図6の各図に示すような二分割式のブロー成形型6
1,65を用いてブロー成形することにより前記ブラケ
ット部21を一体に有するエアダクト10を製造する。
【0022】前記ブロー成形型61,65は、内側にダ
クト本体成形面62,66がそれぞれ形成されていると
ともに、該ダクト本体成形面62,66とそれらの外側
のパーティング面(型合わせ面)63,67の境界位置
にブラケット部成形面64,68がそれぞれ形成されて
いる。なお、図には表れていないが、前記ブラケット部
成形面64,68は、前記ブラケット部21の凹溝50
に対応する凹溝成形部および前記補強用突部55に対応
する突部成形部を有している。
【0023】このような構成よりなるブロー成形型6
1,65を用いる製造においては、まず、図6の(A)
に示すように、押出成形機のダイス等から溶融状態で押
し出される合成樹脂製のチューブ状パリソンPを、開い
たブロー成形型61,65間に導入する。
【0024】次いで、図6の(B)に示すように、前記
ブロー成形型61,65を閉型する。この際、図示のよ
うに前記ブラケット部成形面64,68間で前記パリソ
ンPの側壁Paを挟んで(押しつぶして)ブラケット部
21を形成する。続いて、前記パリソンP内へ吹き込み
ノズル等(図示せず)から圧搾空気等の気体を吹き込む
ことによって、図6の(C)に示すように、該パリソン
Pをブロー成形型61,65のダクト本体成形面62,
66に沿わせて賦形する。その後、パリソンPを冷却固
化させ、ブロー成形型61,65の型開きを行って成形
品を脱型する。前記ブロー成形時における吹き込む気体
の圧力や成形型61,65の成形面温度は、パリソンP
の材質等を考慮して適宜定められる。
【0025】前記脱型後あるいは脱型前(この例では脱
型後)、ブラケット部21に切り込み25を適宜手段に
より形成する。この例では、前記ブロー成形時に図7の
(A)に示すようにブラケット部21表面側(裏面側で
も良い。)に切り込み用溝部27を突出形成し、ブロー
成形後、図7の(B)のように前記溝部のブラケット部
21表面から突出した部分27aをカッタ等で切断する
ことによって切り込み25の形成を行っている。なお、
前記切り込み用溝部27の形成は、この例では、前記ブ
ロー成形型61,65のブラケット部成形面64,68
に図示しない溝部用凹部と溝部用凸部をそれぞれ設ける
ことによって、前記ブロー成形におけるブラケット部2
1の形成と同時に行われている。勿論、当該切り込み2
5の形成手段は上記手段に限らず、例えば、適宜治具を
用いる打ち抜きにより該切り込み25を形成してもよ
い。
【0026】上記製造例によれば、図1ないし図5に示
したエアダクト10を至って簡単に製造することができ
る。また、ブラケット部21はダクト本体11のパーテ
ィングラインLが通る位置、つまりブロー成形型61,
65のダクト本体成形面62,66とパーティング面6
3,67の境界位置であれば、どこでも成形可能なた
め、ブロー成形型61,65の設計が簡単になる利点も
ある。
【0027】図10には、この発明の他の実施例におい
て用いるエアダクト10Cが示されている。このエアダ
クト10Cにおいては、ブラケット部21Cの一般部4
0Cにダクト本体締結孔57Cが形成されている。な
お、このエアダクト10Cは、前記一般部40Cにダク
ト本体締結孔57Cが形成されていることを除き、前記
図1のエアダクト10と同一構成とされ、同一部分につ
いては図1の符号と同一符号を付し説明を省略する。
【0028】上記のようにブラケット部21Cの一般部
40Cに締結孔57Cを形成すれば、当該ブラケット部
21Cをエアダクト10C自体の車体への取付部とする
ことができ、別に取付部を設ける必要がなくなる利点が
ある。
【0029】
【発明の効果】以上図示し説明したように、ダクト本体
外面に突出形成されたブラケット部の弾性を利用して車
両用配線類をエアダクトに固定するこの発明の構造にお
いては、車両用配線類をエアダクトに固定するのに先だ
ってエアダクトと車両用配線類の位置合わせをしなくて
も済み、迅速かつ簡単に車両用配線類をエアダクトに固
定することができる。また、従来のエアダクトにクリッ
プ用開口を形成する場合のように、該開口からエア漏れ
等の不具合が生じ、エアダクト本来の機能が害される心
配がない。さらに、前記ブラケット部の大きさ、すなわ
ちダクト本体外面からの突出量は、従来のクランプ式ブ
ラケット部に比べ小となるので、該ブラケット部とダク
ト本体を一体にブロー成形する場合にブロー成形型が大
型にならないとともに、前記ブラケット部はダクト本体
のパーティングラインが通る位置であればどこでも成形
可能なため、成形型の設計が簡単になる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における車両用配線類をエ
アダクトへ固定する際のブラケット部表面側から見た部
分斜視図である。
【図2】同じくブラケット部裏面側から見た部分斜視図
である。
【図3】図1の3−3線で切断した断面図である。
【図4】同実施例における車両用配線類固定後の図1の
4−4線で切断した断面図である。
【図5】同じく図1の5−5線で切断した断面図であ
る。
【図6】同実施例において用いるエアダクトを製造する
一例のブロー成形時を示す断面図である。
【図7】同じくブラケット部の切り込み形成時を示す断
面図である。
【図8】他の実施例において用いるエアダクトのブラケ
ット部を示す断面図である。
【図9】さらに他の実施例において用いるエアダクトの
ブラケット部を示す断面図である。
【図10】さらに他の実施例において用いるエアダクト
を示す部分斜視図である。
【図11】従来技術により車両用配線類をエアダクトへ
固定する際の部分斜視図である。
【図12】他の従来技術により車両用配線類をエアダク
トへ固定する際の部分斜視図である。
【符号の説明】
10 エアダクト 11 ダクト本体 12 ダクト本体外面 21 ブラケット部 25 切り込み 26 切り込みの両端 30 挟持用爪部 30a 挟持用爪部の自由端 31 挟持用爪部の裏面 40 一般部 41 一般部の表面 50 凹溝 55 補強用突部 H 車両用配線類

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーネスやドレンホース等の車両用配線
    類をエアダクトに固定する構造において、 前記エアダクトのダクト本体外面に可撓性を有する薄板
    状ブラケット部を突設し、そのブラケット部に切り込み
    による挟持用爪部をその自由端がダクト本体側を向くよ
    うにして設け、 前記車両用配線類の車体への組付時に、前記ブラケット
    部の挟持用爪部をその外周の一般部に対して起こし、挟
    持用爪部裏面と一般部表面とダクト本体外面間に前記配
    線類を配置した後、前記挟持用爪部の復元により配線類
    を当該挟持用爪部裏面と一般部表面およびダクト本体外
    面間に挟持固定することを特徴とする車両用配線類の固
    定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ブラケット部の
    切り込み両端の一般部に、前記挟持用爪部を容易に起こ
    すための凹溝を形成したことを特徴とする車両用配線類
    の固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ブラケ
    ット部の挟持用爪部外側の一般部にダクト本体外面から
    延びる補強用突部を設けたことを特徴とする車両用配線
    類の固定構造。
JP11010685A 1999-01-19 1999-01-19 車両用配線類の固定構造 Pending JP2000217231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010685A JP2000217231A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 車両用配線類の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010685A JP2000217231A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 車両用配線類の固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217231A true JP2000217231A (ja) 2000-08-04

Family

ID=11757135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11010685A Pending JP2000217231A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 車両用配線類の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000217231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013061846A1 (ja) * 2011-10-24 2013-05-02 本田技研工業株式会社 電動車両の配線保護カバー構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013061846A1 (ja) * 2011-10-24 2013-05-02 本田技研工業株式会社 電動車両の配線保護カバー構造
CN103781667A (zh) * 2011-10-24 2014-05-07 本田技研工业株式会社 电动车辆的配线保护罩构造
JPWO2013061846A1 (ja) * 2011-10-24 2015-04-02 本田技研工業株式会社 電動車両の配線保護カバー構造
US9861018B2 (en) 2011-10-24 2018-01-02 Honda Motor Co., Ltd. Wiring protective cover structure for electric drive vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4903044B2 (ja) 自動車に取り付けられるプラスチックパネル
JP3952913B2 (ja) 車両用空調装置のエアダクト接続構造
AU2010354869B2 (en) Grommet
JP3055482B2 (ja) オープニングトリム及びその成形方法
JP2000217231A (ja) 車両用配線類の固定構造
JP4986453B2 (ja) 車両用空調ダクト
JPH1071826A (ja) ケース組付構造
JPH11151728A (ja) エアバッグドア部の構造およびエアバッグドア部の製造方法
JP4208064B2 (ja) 内装部品の合わせ構造
JP3915432B2 (ja) 樹脂部品の取付構造及びその取付方法
JP3817407B2 (ja) 自動車用モールとその製造方法
JP4672477B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップの製造方法
JP3833773B2 (ja) 凹溝付き空調ダクト
JPH09120728A (ja) グロメット
JPH08175437A (ja) ドレインホース構造
JP4024693B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP2009023179A (ja) フランジ付樹脂チューブの製造方法
JP3151382U (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP2001097244A (ja) カウルルーバー用シール部材
JP2594801Y2 (ja) ハーネスプロテクタ
JP2023068329A (ja) 車両内装材用アタッチメント
JP3488607B2 (ja) 車両用室外ランプのケース
JPH06247219A (ja) 天井シート用クリップ
JPH05164114A (ja) クリップの取付構造
JPH11310041A (ja) ウエザーストリップ