JP4986453B2 - 車両用空調ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル、パイプ等のハーネス取付構造を備えた車両用空調ダクトに関するものである。
自動車に装備されるエアコンディショナー用の空調ダクトは、自動車の天井裏などに配設されるが、この空調ダクトには、空調機器など車載機器の配線用ケーブルおよび配管用パイプ等のハーネスを沿わせて取り付ける構造のものがある(特開2003−326941公報および特開2001−18627公報参照)。
特開2003−326941公報 特開2001−18627公報
前掲の特開2003−326941公報に記載されている自動車用空調ダクトは、ダクトを2つ割り構成としてその一対の半体と互いの合わせ部にハーネスを挟む保持部を形成したものであるから、ハーネスの保持部はダクトが組み合わされる壁面中央に配置される。このため、保持部を任意の位置に設けることが困難であり、他部材と接触して破損し易いものであり、さらに保持部に対してハーネスを固定する際の作業性に劣る。
また、前掲の特開2001−18627公報に記載されている自動車用空調ダクトは、間隔をおいて幅の狭い半円弧形状のハーネス受け部を設けてあって、そのハーネス受け部は薄肉ヒンジを介して折り曲げる弾性舌片によりワイヤーハーネスを弾圧的に押圧位置決めさせるものであるから、ダクトに沿って配設されるハーネスの保持性と保護性に欠けるものである。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであって、ブロー成形により一体に形成されるダクトにおいて、ダクトに形成されるパーティングライン上でダクトの底壁面を延長してその対向する壁とをコンプレッションした中実状のハーネス保持部を形成するとともに、ダクトとハーネス保持部とを、ダクトが中実状のハーネス保持部から階段状に形成された段部によって一連に形成して、この半円弧状の溝部内において両面粘着テープによって溝部の内面にハーネスを固定することにより、ダクトとハーネス保持部およびハーネスとを一体化し、ハーネス保持性と保護性にすぐれ、しかもハーネス保持部に対してハーネスを固定する際の作業性にすぐれた車両用空調ダクトを提供するものである。
上記目的を達成するため本発明の請求項1に係る車両用空調ダクトは、ブロー成形により空気流路部となるダクトとハーネス保持部とが一体に形成された車両用空調ダクトであって、前記ダクトに形成されるパーティングライン上にダクトの底壁面を延長してその対向する壁とをコンプレッションした中実状のハーネス保持部を形成するとともに、前記ダクトとハーネス保持部とは、ダクトが前記中実状のハーネス保持部から階段状に形成された段部によって一体に連なっており、ハーネス保持部は、ダクトの壁面より上面を開放した半円弧状の溝部をダクトの長手方向に沿って突出形成されていて、上記半円弧状の溝部内において両面粘着テープによって溝部の内面にハーネスを固定したことを特徴とするものである。
また、請求項2に係る車両用空調ダクトは、請求項1記載の構成において、半円弧状の溝部の突出端には薄肉状のヒンジを介して固定片が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に係る車両用空調ダクトは、請求項2記載の構成において、固定片はヒンジを介して折り曲げ、ダクトの壁面と同一平面にとなるように固定されることを特徴とするものである。
本発明によれば、ブロー成形により一体に形成されるダクトにおいて、ダクトに形成されるパーティングライン上でダクトの底壁面を延長してその対向する壁とをコンプレッションした中実状のハーネス保持部を形成するとともに、ダクトとハーネス保持部とを、ダクトが中実状のハーネス保持部から階段状に形成された段部によって一連に形成して、この半円弧状の溝部内において両面粘着テープによって溝部の内面にハーネスを固定することにより、ダクトとハーネス保持部およびハーネスとを一体化し、ハーネス保持性と保護性にすぐれ、しかもハーネス保持部に対してハーネスを固定する際の作業性にすぐれた車両用空調ダクトを得ることができる。
図1は本発明の一実施の形態に係る車両用空調ダクトの一部を示す斜視図、図2は同上断面図、図3は本発明の他の実施の形態に係る車両用空調ダクトの一部を示す斜視図、図4は同上断面図である。
図1および図2に示すように、1は車両用空調ダクトであり、この車両用空調ダクト1は、ブロー成形により空気流路部2となるダクト3とハーネス保持部4とが一体に形成されたものである。本発明に係る車両用空調ダクトをブロー成形により形成するには、一対の分割金型間にパリソンを配置し、分割金型のキャビティ面を区画するピンチオフ部の全周にバリが生じるようにパリソンを挟み込んで型締めを行い、パリソン内にエアを吹込んでキャビティ面に沿った形状とする。その際、ピンチオフ部に沿ってパーティングラインが形成される。パーティングラインに沿ってハーネス保持部4を形成するためには、キャビティ面の一部をピンチオフ部に沿って型割面によりコンプレッションされるハーネス保持部形成部とし、型締め時にパリソンの一部を型割面で押圧させ、ダクト3の壁面に一体に形成された中実状のハーネス保持部4とする。ここで、ハーネス保持部形成部をキャビティ面と同一面とすることでハーネス保持部はダクト3の底壁面を延長した位置に突出形成することができる。
車両用空調ダクト1のダクト3とハーネス保持部4とは、ダクト3が階段状に形成された段部5によって一体に連なっており、ハーネス保持部4は、ダクト3の壁面より上面を開放した半円弧状の溝部6を形成していて、ダクト3の長手方向に沿って突出形成されている。7はケーブル、8はパイプであって、これらハーネス9は、上記ハーネス保持部4の半円弧状の溝部6内において両面粘着テープ10によって溝部6の内面に固定する。上記ハーネス保持部4の半円弧状の溝部6は、ダクト3の底壁面11を延長した位置に突出形成されているものであり、かつ半円弧状の溝部6は、ダクト3に形成されるパーティングライン上に位置している。車両用空調ダクト1は、図2に示すように、車両の天井材Aの裏面に装備されるが、ダクト3の底壁面11およびそれから一体に連なるハーネス保持部4の半円弧状の溝部6はともに天井材Aの面に沿っているので、車両用空調ダクト1はそのダクト3とともに溝部6もリブとなって補強効果の向上に大きく寄与するものである。
本発明に係る車両用ダクト1は、図3および図4に示すように構成することができる。すなわち、ハーネス保持部4の半円弧状の溝部6には、その突出端12に薄肉状のヒンジ13を介して固定片14を設けており、この固定片14はヒンジ13を介して折り曲げて、ダクト3の壁面と同一平面にとなるように固定することができるものである。図示の実施の態様では、ダクト3の固定片14が対応する部分に凹段部15が形成されていて、固定片14はダクト3の壁面に対して固定片14が同一平面となる状態で粘着テープ16によって固定されるようになっている。なお、その他の構成は図1および図2に示すものと同構成である。
本発明に係る車両用空調ダクト1は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン又はそれらの樹脂に低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレンランダム重合体を配合したポリオレフィン樹脂などブロー成形可能な樹脂で構成される。
本発明の一実施の形態に係る車両用空調ダクトの一部を示す斜視図である。 同上断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る車両用空調ダクトの一部を示す斜視図である。 同上断面図である。
1 車両用空調ダクト
2 空気流路部
3 ダクト
4 ハーネス保持部
5 段部
6 半円弧状の溝部
7 ケーブル
8 パイプ
9 ハーネス
10 両面粘着テープ
11 ダクトの底壁面
12 突出端
13 ヒンジ
14 固定片
15 凹段部
16 粘着テープ
A 車両の天井材

Claims (3)

  1. ブロー成形により空気流路部となるダクトとハーネス保持部とが一体に形成された車両用空調ダクトであって、
    前記ダクトに形成されるパーティングライン上にダクトの底壁面を延長してその対向する壁とをコンプレッションした中実状のハーネス保持部を形成するとともに、前記ダクトとハーネス保持部とは、ダクトが前記中実状のハーネス保持部から階段状に形成された段部によって一体に連なっており、
    ハーネス保持部は、ダクトの壁面より上面を開放した半円弧状の溝部をダクトの長手方向に沿って突出形成ていて、
    上記半円弧状の溝部内において両面粘着テープによって溝部の内面にハーネスを固定した
    ことを特徴とする車両用空調ダクト。
  2. 半円弧状の溝部の突出端には薄肉状のヒンジを介して固定片が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調ダクト。
  3. 固定片はヒンジを介して折り曲げ、ダクトの壁面と同一平面にとなるように固定されることを特徴とする請求項2記載の車両用空調ダクト。
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