JP2000214310A - 遮光フィルム - Google Patents
遮光フィルムInfo
- Publication number
- JP2000214310A JP2000214310A JP11013097A JP1309799A JP2000214310A JP 2000214310 A JP2000214310 A JP 2000214310A JP 11013097 A JP11013097 A JP 11013097A JP 1309799 A JP1309799 A JP 1309799A JP 2000214310 A JP2000214310 A JP 2000214310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shielding film
- oxide pigment
- light
- film
- colored layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
ーズ値が低く、しかも、深みや落ち着きのある色調を有
してファッション性を向上させる遮光フィルムを提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 複合酸化物顔料微粒子が平均分散粒子
径 0.1μm以下に分散した着色層を少なくとも有するよ
うに構成する。
Description
カラス等に貼着して用いられる半透明の遮光フィルムに
関し、特に、耐候性に優れ、色抜け、色ムラがなく、ヘ
ーズ値(曇化値)が低く、しかも深み、落ち着きのある
色相を呈する遮光フィルムに関する。
ィルムを貼着することにより、特に直射日光に含まれる
紫外線または熱線を有効に遮蔽して夏期における車内や
室内の温度上昇を防止するとともに、車内または室内か
ら外景を観察することは可能であり、且つ、車外または
屋外から車内または室内を透視し得ないようにしてプラ
イバシーを保護することができ、しかもファッション性
を高めることが行われている。
ような着色層が透明基体フィルムに積層されたものが知
られている。 着色剤としてアントラキノン系、インジゴイド系、
ジアゾ系の有機系染料、有機系顔料を用いて形成された
着色層。 着色剤として亜鉛、鉛、チタン、アンチモン、カド
ニウム、鉄、砒素、マグネシウム、アルミニウム、コバ
ルト、クロムなどの酸化物、硫化物、及び硫酸塩や、カ
ーボンブラックを用いて形成された着色層。
ムには、次のような問題点があった。即ち、着色剤とし
て有機系染料、有機系顔料を用いた遮光フィルムは、耐
候性が悪く、色抜け、染色ムラが発生しやすい。また、
着色剤として上記金属の酸化物、硫化物、及び硫酸塩等
や、カーボンブラックを用いた遮光フィルムは、耐候性
が幾分改善されているものの、未だ十分でなく、しかも
ヘーズ値(フィルムの曇化値)が3%以上であり、フィ
ルムが白く濁ったように見えてしまう他、深みや落ち着
きのある色目を出すことが困難であり、ファッション性
が十分でない。
技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり、その
解決のために具体的に設定された課題は、耐候性に優
れ、色抜け、色ムラがなく、ヘーズ値が低く、しかも、
深みや落ち着きのある色調を有してファッション性を向
上させる遮光フィルムを提供することにある。
を解決するために鋭意検討を行った結果、着色剤として
複合酸化物顔料を用いることにより、上記課題を解決し
得ることを知見し、この知見に基づいて本発明を完成し
た。すなわち、本発明の請求項1に係る遮光フィルム
は、複合酸化物顔料微粒子が平均分散粒子径 0.1μm以
下に分散した着色層を少なくとも有することを特徴とす
る。
前記複合酸化物顔料微粒子としては、TiO2 −BaO
−NiO系、TiO2 −Sb2 O3 −NiO系、TiO
2 −Sb2 O3 −Cr2 O3 系、ZnO−Fe2 O
3 系、ZnO−Fe2 O3 −Al 2 O3 系、ZnO−F
e2 O3 −Cr2 O3 系、TiO2 −CoO−NiO−
ZnO系、CoO−Al2 O3 −Cr2 O3 系、CoO
−Al2 O3 系、CuO−Cr2 O3 系、CuO−Fe
2 O3 −Cr2 O3 系、CuO−Fe2 O3 −MnO系
からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特
徴とする。
を掲げ、詳細に説明する。なお、この発明の実施の形態
は、本発明をより良く理解させるためのものであり、特
に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
は、複合酸化物顔料微粒子が少量の分散剤により平均分
散粒子径 0.1μm以下に分散された着色層が透明基体フ
ィルムの一面に形成され、この透明基体フィルムの他面
には粘着層が形成され、更にこの粘着層上に離型フィル
ムが貼着されている。
れるものではないが、例えばTiO 2 −BaO−NiO
系、TiO2 −Sb2 O3 −NiO系、TiO2 −Sb
2 O 3 −Cr2 O3 系、ZnO−Fe2 O3 系、ZnO
−Fe2 O3 −Al2 O3 系、ZnO−Fe2 O3 −C
r2 O3 系、TiO2 −CoO−NiO−ZnO系、C
oO−Al2 O3 −Cr2 O3 系、CoO−Al2 O3
系、CuO−Cr2 O 3 系、CuO−Fe2 O3 −Cr
2 O3 系、CuO−Fe2 O3 −MnO系を例示するこ
とができ、これらの複合酸化物顔料を用いると、遮光フ
ィルムの色目を容易に調節することができる他、深み、
落ち着きのある色調を有してファッション性が向上した
ものとなるので、これらの複合酸化物顔料を用いること
が好ましい。なお、本実施の形態にあっては、前記複合
酸化物顔料の一部が、本発明の効果を損なわない範囲で
他の着色成分により置換されていてもよい。
れ、ヘーズ値が低いという特性を有する。その理由は必
ずしも明確でないが、次のように考えられる。 着色成分としての複合酸化物顔料微粒子は、樹脂中
への分散性が極めて良好なため、用いる分散剤の添加量
を低減することができ、もって着色層中の分散剤量が少
量となるため耐候性が向上する。 着色成分としての複合酸化物顔料は、遮光性に優
れ、もって一定の遮光度を達成するためには添加量を低
減することができ、この添加量が低減された複合酸化物
顔料を樹脂中に分散させるに必要な分散剤の添加量を低
減することができ、もって着色層中の分散剤量が少量と
なるため耐候性が向上する。 着色成分としての複合酸化物顔料は、樹脂中への分
散性が極めて良好なため、分散粒子径を容易に 0.1μm
以下とすることができ、ヘーズ値が2%未満となる。ま
た、前記複合酸化物顔料は耐候性にも優れるため、得ら
れる遮光フィルムは色抜け、色ムラがなく、しかも深み
や落ち着きのある色調を呈し、ファッション性を高める
ことができる。
ば、次のようにして製造することができる。先ず、複合
酸化物顔料を分散剤とともに、有機溶剤中に平均分散粒
子径が 0.1μm以下、好ましくは 0.05 μm以下に分散
させる。
のではないが、例えばカルボン酸塩、スルホン酸塩、硫
酸エステル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等のア
ニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビ
タンアルキルエステル類等のノニオン系界面活性剤、γ
−メタクリロキシプロピルトリメチルメトキシシラン、
ビニルトリメトキシシラン等のシリコーンシランカップ
リング剤、アルミニウム2−ブトキシド、チタニウムイ
ソプロキシド等のアルコキシドを例示することができ
る。
いる複合酸化物顔料が下記の有機溶媒や着色層形成用透
明性樹脂に極めて容易に分散し混和性も良好であるた
め、分散剤の使用量を従来より削減することができる。
ものでなく、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノール等のアルコール類、へキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸プ
チル等のエステル類を用いることができる。
μm以下に分散させる手段も特に限定されず、例えばサ
ンドミル、アトライター、ボールミル、ロールミル、ホ
モジナイザー、超音波分散機を用いて行うことができ
る。
以下に分散させた複合酸化物顔料分散液に、着色層形成
用透明樹脂を、複合酸化物顔料と樹脂との重量比(複合
酸化物顔料/樹脂)が 0.005〜 80 となるように混合
し、複合酸化物顔料が平均分散粒子径 0.1μm以下に分
散した着色層形成用コーティング液を作製する。
外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、または
これらの混合樹脂を例示することができ、より具体的に
は、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、アクリ
ルシリコン系樹脂、アクリルエポキシ系樹脂、アクリル
エステル系樹脂などの紫外線硬化性樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性
または熱可塑性樹脂を例示することができる。
明基体フィルム上に塗布し、硬化させて、膜厚が 0.5〜
10 μmとなるように成膜する。前記透明基体フイルム
の種類は特に限定されず、例えばポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、
ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリメチル
メタクリレート、フッ素樹脂等のフイルムを例示でき
る。
すればよいが、通常 5〜300 μmの範囲であり、好まし
くは 20 〜 75 μmの範囲である。また、前記コーティ
ング液の前記透明基体フィルムへの塗布方法としては、
例えばグラビアコート法、リバースロールコート法、プ
レードコート法、カーテンコート法などの各種印刷方法
を用いることができる。
定されず、例えば、図1,2に示すような膜構成を例示
することができる。
の一面に着色層2が形成され、透明基体フィルム1の他
面に粘着層3、離形フィルム4が順に形成されている。
着色層2は、着色層2の摩耗による退色を防止するた
め、例えば紫外線硬化性樹脂を用いてハードコート性を
兼ね備えたものが好適である。
の一面にハードコート性に富む透明樹脂を用いて形成さ
れたハードコート層5を備え、透明基体フィルム1の片
面には着色層6、粘着層7、離形フィルム8が順に積層
されている。
層2,6には、紫外線吸収剤および/または熱線遮蔽剤
を添加し、紫外線および/または熱線を遮蔽することも
できる。前記紫外線吸収剤の種類は、特に限定されるも
のではなく、酸化亜鉛(ZnO)微粒子、酸化鉄(Fe
2 O3 )微粒子、有機系紫外線吸収剤が用いられ、特
に、平均粒子径が 0.05 μm以下の透明性に優れる酸化
亜鉛微粒子が好適に用いられる。前記紫外線吸収剤の酸
化亜鉛微粒子の配合量は、粘着層成分、着色層成分に対
してそれぞれ 0.3〜 10 重量%が好ましい。
フェニルサリシレート、p−tertブチルフェニルサリシ
レート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチ
ル酸系、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン系、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール
系、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3、3’−ジフ
ェニルアクリレート等のシアノアクリレート系を例示で
き、その配合量は粘着層成分、着色層成分に対してそれ
ぞれ 1〜 10 重量%が好ましく、遮光フィルムの耐候性
を改善するためには可能な限り少量が好ましい。
0.1μm以下の導電性物質が用いられ、アンチモン含有
酸化錫、インジウム含有酸化錫などの微粒子が好適に用
いられる。熱線遮蔽剤の配合量は、粘着層成分、着色層
成分に対してそれぞれ 5〜500 重量%が好ましい。
ラス等に粘着するためのものであり、透明樹脂粘着剤に
より形成されたものである。透明樹脂粘着剤としては、
ポリメチルメタアクリレート、ポリビニルエーテル、ポ
リイソブチル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
ビニルプチラール等の樹脂を用いる。
は着色層の片面に設けるには、種々の方法により行うこ
とができるが、例えば、着色層側にコーターで透明樹脂
粘着剤を塗布し、乾燥後に離型フィルム4,8を貼り付
ける直接法、離型フィルム4,8側にコーターで透明樹
脂粘着剤を塗布し、乾燥後に着色層2,6側と圧着させ
る間接法を挙げることができる。
型フィルム4,8を設ける。この離型フィルム4,8
は、遮光フィルムを窓ガラス等に粘着する際に、取り去
って粘着層3,7を露出させるものである。使用される
離型フィルム4,8としては、非シリコーン系ポリエス
テル離型フィルムが好ましい。
る。 〔実施例1〕CuO−Fe2 O3 −MnO系黒色複合酸
化物顔料微粒子(大日精化工業(株)製、商品名# 355
0 ) 50 重量部と、トルエン 47 重量部、分散剤 3重量
部(アニオン系界面活性剤)を混合し、サンドミルによ
り2時間混合、分散し、前記CuO−Fe2 O3 −Mn
O系黒色複合酸化物顔料が平均分散粒子径 0.05 μm以
下に分散した分散液を得た。
外線硬化型アクリル樹脂(東亜合成化学工業(株)製、
商品名アロニツクスUV− 3701 )を 250重量部を加
え、前記複合酸化物顔料が平均分散粒子径 0.05 μm以
下に分散した着色層形成用コーティング液とした。
5 μmのポリエチレンテレフタレート(ダイヤホイルヘ
キスト(株)製、商品名ダイヤホイルTタイプ)製透明
基体フィルムの一面上に、硬化後の膜厚が 3μmとなる
ように塗布し、硬化させた。また、上記透明基体フイル
ムの他面上に粘着層用透明樹脂を硬化後の膜厚が 30μ
mとなるように塗布し硬化させた。
系粘着剤(綜研化学社製、商品名SKダイン)を用い
た。得られた遮光フィルムは深みや落ち着きのある色相
を呈し、ファッション性が高いものであった。
視光透過率、日射透過率、ヘーズ値を測定すると共に、
耐候性を調べた。その結果を表1,2に示す。なお、可
視光透過率、日射透過率はJIS R 31060の方法によ
り、ヘーズ値はJIS K 7361 の方法により測定し、
耐候性はカーボンアークサンシャインウェザーメータで
2000 時間照射後、可視光透過率および日射透過率が共
に初期値の 80 %以上を維持しているものを○、 80 %
より低いものを×として示した。また、 2000 時間照射
後に、色ぬけ、色むらの発生状況を目視観察した。
系黒色複合酸化物顔料微粒子(大日精化工業(株)製、
商品名# 3550 ) 10 重量部を着色成分として、アンチ
モン含有酸化錫微粒子(住友大阪セメント(株)製) 4
0 重量部を熱線遮蔽剤として用い、実施例1と同様に分
散液を得た。
外線硬化型アクリル樹脂(東亜合成化学工業(株)製、
商品名アロニツクスUV− 3701 )を 25 重量部を加
え、実施例1と同様に着色層形成用コーティング液を得
た。そして、この着色層形成用コーティング液を用いた
他は実施例1に準じて遮光フィルムを得た。
ある色相を呈し、ファッション性が高いものであった。
また、得られた遮光フィルムについて、実施例1に準じ
て、可視光透過率、日射透過率、ヘーズ値を測定すると
共に、耐候性を調べた。その結果を表1,2に示す。
系黒色複合酸化物顔料微粒子(大日精化工業(株)製、
商品名# 3550 ) 40 重量部と、TiO2 −NiO−C
oO−ZnO系緑色複合酸化物顔料微粒子(大日精化工
業(株)製、商品名TMグリーン# 3320) 10 重量部
とを着色成分として用いた他は実施例1に準じて、着色
層形成用コーティング液を得た。そして、この着色層形
成用コーティング液を用いた他は実施例1に準じて遮光
フィルムを得た。
ある色相を呈し、ファッション性が高いものであった。
また、得られた遮光フィルムについて、実施例1に準じ
て、可視光透過率、日射透過率、ヘーズ値を測定すると
共に、耐候性を調べた。その結果を表1,2に示す。
合酸化物顔料微粒子(大日精化工業(株)製、商品名T
Mブルー# 3460 ) 20 重量部と、TiO2 −NiO−
CoO−ZnO系緑色複合酸化物顔料微粒子(大日精化
工業(株)製、商品名TMグリーン# 3320 ) 20 重量
部とを着色成分として、Fe2 O3 顔料微粒子(大日精
化工業(株)製、商品名TOR) 10 重量部を着色成分
兼紫外線吸収剤として用い、実施例1と同様に分散液を
得た。
外線硬化型アクリル樹脂(東亜合成化学工業(株)製、
商品名アロニツクスUV― 3701 )を 50 重量部を加
え、実施例1と同様に着色層形成用コーティング液を得
た。そして、この着色層形成用コーティング液を用いた
他は実施例1に準じて遮光フィルムを得た。
ある色相を呈し、ファッション性が高いものであった。
また、得られた遮光フィルムについて、実施例1に準じ
て、可視光透過率、日射透過率、ヘーズ値を測定すると
共に、耐候性を調べた。その結果を表1,2に示す。
ック微粒子(三菱化学(株)製、商品名MA− 100) 5
0 重量部を、分散剤としてアニオン系界面活性剤 10 重
量部を用い、実施例1と同様に分散液を得た。この分散
液に、ハードコート性を有する紫外線硬化型アクリル樹
脂(東亜合成化学工業(株)製、商品名アロニツクスU
V― 3701 ) 950重量部を加え、実施例1と同様に着色
層形成用コーティング液を得た。
を用いた他は実施例1に準じて遮光フィルムを得た。得
られた遮光フィルムについて、実施例1に準じて、可視
光透過率、日射透過率、ヘーズ値を測定すると共に、耐
候性を調べた。その結果を表1,2に示す。
て、実施例1に準じて、可視光透過率、日射透過率、ヘ
ーズ値を測定すると共に、耐候性を調べた。その結果を
表1,2に示す。
性フィルムは、着色層に含まれる分散剤量が低減されて
いるにも拘わらず、容易に分散粒子径を 0.1μm以下と
することができ、ヘーズ値が低く、また、色ぬけ、色ム
ラの発生がなく、耐候性に優れている。
遮光フィルムでは、複合酸化物顔料微粒子が平均分散粒
子径 0.1μm以下に分散した着色層を少なくとも有する
ものであるから、耐候性に優れ、色抜け、色ムラがな
く、ヘーズ値が低く、しかも、深みや落ち着きのある色
調を有する遮光フィルムを提供することができる。
複合酸化物顔料微粒子がTiO2 −BaO−NiO系、
TiO2 −Sb2 O3 −NiO系、TiO2 −Sb2 O
3 −Cr2 O3 系、ZnO−Fe2 O3 系、ZnO−F
e2 O3 −Al2 O3 系、ZnO−Fe2 O3 −Cr2
O3 系、TiO2 −CoO−NiO−ZnO系、CoO
−Al2 O3 −Cr2 O3 系、CoO−Al2 O3 系、
CuO−Cr2 O3 系、CuO−Fe2 O3 −Cr2 O
3 系、CuO−Fe2 O3 −MnO系からなる群から選
ばれる少なくとも1種であるから、上記効果に加え、遮
光フィルムの色目を容易に調節することができる他、遮
光フィルムの色目を容易に調節することができ、深みや
落ち着きのある色調を有してファッション性が向上した
ものとなる。
す断面構成説明図である。
面構成説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】複合酸化物顔料微粒子が平均分散粒子径
0.1μm以下に分散した着色層を少なくとも有すること
を特徴とする遮光フィルム。 - 【請求項2】前記複合酸化物顔料微粒子はTiO2 −B
aO−NiO系、TiO2 −Sb2O3 −NiO系、T
iO2 −Sb2 O3 −Cr2 O3 系、ZnO−Fe2 O
3 系、ZnO−Fe2 O3 −Al2 O3 系、ZnO−F
e2 O3 −Cr2 O3 系、TiO2 −CoO−NiO−
ZnO系、CoO−Al2 O3 −Cr2 O3 系、CoO
−Al2 O3 系、CuO−Cr2 O3 系、CuO−Fe
2 O3 −Cr2 O3 系、CuO−Fe2 O3 −MnO系
からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特
徴とする請求項1記載の遮光フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01309799A JP4275787B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 遮光フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01309799A JP4275787B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 遮光フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000214310A true JP2000214310A (ja) | 2000-08-04 |
JP4275787B2 JP4275787B2 (ja) | 2009-06-10 |
Family
ID=11823658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01309799A Expired - Fee Related JP4275787B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 遮光フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4275787B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002122476A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 紫外線被爆量測定装置 |
JP2005301271A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Eternal Chemical Co Ltd | 光学フィルムとその用途 |
JP2007086775A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-05 | Eternal Chemical Co Ltd | 高度の光拡散能を有する反射部材 |
JP2015199842A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | 三菱樹脂アグリドリーム株式会社 | 遮光シート |
JP2016210984A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 分散体、着色層、着色膜、着色基材、着色合わせ基材、およびインク |
WO2021246055A1 (ja) | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 暗色粉分散液、暗色粉分散体ならびに着色層付基材 |
US20220411668A1 (en) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | Innox Advanced Material Co., Ltd. | Adhesive film for display |
CN117616089A (zh) * | 2022-06-21 | 2024-02-27 | 多玛得株式会社 | Cu-Cr-Zn-O复合氧化物颜料 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02121232U (ja) * | 1989-03-13 | 1990-10-02 | ||
JPH04182330A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Central Glass Co Ltd | 外装用着色ガラス |
JPH0827393A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-01-30 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | クロム含有複合酸化物系顔料の溶出6価クロム低減方法 |
JPH08198629A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微粒子複合酸化物グリーン顔料及びその製造方法 |
JPH08208274A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-08-13 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 着色膜形成用塗布液、着色膜及び着色膜を形成したガラス物品 |
JPH08290941A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-11-05 | Central Glass Co Ltd | 紫外線吸収膜及びその製造法並びにガラス物品 |
JPH0930836A (ja) * | 1995-02-27 | 1997-02-04 | Central Glass Co Ltd | 遮光膜付きガラス及びその製造法 |
JPH09124972A (ja) * | 1995-04-24 | 1997-05-13 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | ブラックマトリックス用組成物、ブラックマトリックスの形成方法及びブラックマトリックスを付した物品 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP01309799A patent/JP4275787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02121232U (ja) * | 1989-03-13 | 1990-10-02 | ||
JPH04182330A (ja) * | 1990-11-16 | 1992-06-29 | Central Glass Co Ltd | 外装用着色ガラス |
JPH0827393A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-01-30 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | クロム含有複合酸化物系顔料の溶出6価クロム低減方法 |
JPH08198629A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-06 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微粒子複合酸化物グリーン顔料及びその製造方法 |
JPH08208274A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-08-13 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 着色膜形成用塗布液、着色膜及び着色膜を形成したガラス物品 |
JPH0930836A (ja) * | 1995-02-27 | 1997-02-04 | Central Glass Co Ltd | 遮光膜付きガラス及びその製造法 |
JPH08290941A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-11-05 | Central Glass Co Ltd | 紫外線吸収膜及びその製造法並びにガラス物品 |
JPH09124972A (ja) * | 1995-04-24 | 1997-05-13 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | ブラックマトリックス用組成物、ブラックマトリックスの形成方法及びブラックマトリックスを付した物品 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002122476A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 紫外線被爆量測定装置 |
JP2005301271A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Eternal Chemical Co Ltd | 光学フィルムとその用途 |
JP2007086775A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-05 | Eternal Chemical Co Ltd | 高度の光拡散能を有する反射部材 |
JP2015199842A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | 三菱樹脂アグリドリーム株式会社 | 遮光シート |
JP2016210984A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | 住友金属鉱山株式会社 | 分散体、着色層、着色膜、着色基材、着色合わせ基材、およびインク |
JP7075713B2 (ja) | 2015-04-28 | 2022-05-26 | 住友金属鉱山株式会社 | 分散体、着色層、着色膜、着色基材、着色合わせ基材、およびインク |
WO2021246055A1 (ja) | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 暗色粉分散液、暗色粉分散体ならびに着色層付基材 |
KR20220154232A (ko) | 2020-06-05 | 2022-11-21 | 스미토모 긴조쿠 고잔 가부시키가이샤 | 암색분 분산액, 암색분 분산체 그리고 착색층을 구비한 기재 |
US20220411668A1 (en) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | Innox Advanced Material Co., Ltd. | Adhesive film for display |
CN117616089A (zh) * | 2022-06-21 | 2024-02-27 | 多玛得株式会社 | Cu-Cr-Zn-O复合氧化物颜料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4275787B2 (ja) | 2009-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4096278B2 (ja) | 日射遮蔽膜用塗布液及びこれを用いた日射遮蔽膜 | |
US6953618B2 (en) | Light-stable colored transparent composite films | |
JP5338099B2 (ja) | 粘着剤組成物及び該粘着剤組成物を用いた近赤外線吸収フィルター | |
KR19990036350A (ko) | 투명 도전막, 저 반사 투명 도전막 및 표시장치 | |
JP4058822B2 (ja) | 選択透過膜用塗布液、選択透過膜および選択透過多層膜 | |
JP5499837B2 (ja) | 熱線遮蔽フィルム | |
JP2002200690A (ja) | 反射防止フィルム | |
TWI828895B (zh) | 轉印片及其製造方法、使用該轉印片之成形體之製造方法與成形體、以及使用該成形體之前面板與影像顯示裝置 | |
JP2000214310A (ja) | 遮光フィルム | |
EP0773871B1 (en) | Retroreflective graphic articles and thermal transfer articles | |
JP2005148376A (ja) | 膜及び反射防止膜 | |
JP3513009B2 (ja) | デイスプレイ前面板用転写材 | |
JP2002194290A (ja) | 濃着色膜形成用塗布液の製造方法 | |
JPH1177874A (ja) | 印刷物表面保護フィルム | |
KR102027513B1 (ko) | 투명 컬러 비산방지필름 제조 방법 | |
JP2004258209A (ja) | 反射防止フィルム | |
JP2002286930A (ja) | 可視光吸収膜とこの可視光吸収膜を有する構造体および可視光吸収膜を形成する可視光吸収インク | |
KR20070088630A (ko) | 광학 필터 | |
JP2006249424A (ja) | 選択透過膜用塗布液、選択透過膜および選択透過多層膜 | |
KR102657310B1 (ko) | 페인트 보호용 색상필름 | |
JP4166897B2 (ja) | 保護フィルム | |
JP2000085059A (ja) | 紫外線吸収フィルム | |
JP3434699B2 (ja) | 赤外線遮断材料 | |
JP2008292987A (ja) | 光学積層体 | |
JP2007057889A (ja) | 光学フィルターおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090303 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |