JP2002286930A - 可視光吸収膜とこの可視光吸収膜を有する構造体および可視光吸収膜を形成する可視光吸収インク - Google Patents

可視光吸収膜とこの可視光吸収膜を有する構造体および可視光吸収膜を形成する可視光吸収インク

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JP2002286930A
JP2002286930A JP2001092117A JP2001092117A JP2002286930A JP 2002286930 A JP2002286930 A JP 2002286930A JP 2001092117 A JP2001092117 A JP 2001092117A JP 2001092117 A JP2001092117 A JP 2001092117A JP 2002286930 A JP2002286930 A JP 2002286930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱線反射タイプにおける可視光領域のぎらつ
きを抑制し、かつ、基材の断熱特性をも維持させること
を可能とする可視光吸収膜とこの可視光吸収膜を有する
構造体および可視光吸収膜を形成する可視光吸収インク
を提供すること。 【解決手段】 この可視光吸収膜は、可視光反射率が1
0%以上である基材の片面もしくは両面にコーティング
された可視光吸収インクにて形成され、可視光反射率低
減度=[可視光吸収インク塗布後の可視光反射率
(%)]/[上記インク塗布前の可視光反射率(%)]
で定義される可視光反射率低減度が0.9以下であり、
日射反射率低減度=[上記インク塗布後の日射反射率
(%)]/[上記インク塗布前の日射反射率(%)]で
定義される日射反射率低減度が0.25以上であること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光吸収膜とこ
の可視光吸収膜を有する構造体および可視光吸収膜を形
成する可視光吸収インクに係り、特に、表面に金属薄膜
等が成膜された金属光沢を有する透明フィルム、ガラス
等の半透明基材に形成されることにより、可視光領域の
ぎらつきを抑制し、更に上記基材の断熱特性をも維持さ
せることを可能とする可視光吸収膜とこの可視光吸収膜
を有する構造体および可視光吸収膜を形成する可視光吸
収インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の窓材、自動車の窓材等から入射す
る太陽光線を遮蔽する目的で、従来よりコーティング、
スパッタリング等の方法にて遮蔽膜を施したガラス、透
明フィルム等が使用されている。
【0003】そして、これら遮蔽膜は、大別すると熱線
反射タイプと熱線吸収タイプに分けられる。
【0004】すなわち、熱線反射タイプには、例えば、
特開昭57−59749号公報、特開平3−18773
9号公報等に記載されているように、Al、金などの金
属薄膜をスパッタリング法、イオンプレーティング法、
真空蒸着法等の方法によってガラス、透明フィルム等の
透明基材上に形成したものが多く、上記金属薄膜が可視
光領域から赤外領域までの光を反射するため基材の温度
上昇も少なく、断熱特性が非常に優れている。但し、可
視光領域の光も反射するため、ぎらつきがあって鏡のよ
うになり、意匠性の面で好まれないという欠点があっ
た。
【0005】他方、熱線吸収タイプでは、特開2000
−80319号公報等に記載されているような有機系染
料や有機系顔料をコーティングもしくは練り込み、基材
等を着色することで上記熱線を遮蔽している。そして、
特に染料が安価で取り扱いやすいため広く普及している
が、耐候性に乏しいことが欠点となっている。また、こ
のタイプでは可視光領域の反射によるぎらつきが無く意
匠性には優れているが、基材等に吸収された熱エネルギ
ーを室内に放射してしまうため、熱線反射タイプに比べ
て断熱効率が低い欠点があった。また、上記有機系染
料、有機系顔料や金属の酸化物、硫化物や硫酸塩等の着
色材を用いた遮光フィルムでは、断熱効率と可視光透過
率を両立させるような特性を有していなかった。更に
は、着色材を用いているために色調が鮮やか過ぎてしま
う場合が多く、深みや落ち着きのない外観状態となって
しまうなどの問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、熱線反射タイプにおける可視光領域のぎらつきを抑
制し、かつ、基材の断熱特性をも維持させることを可能
とする可視光吸収膜とこの可視光吸収膜を有する構造体
および可視光吸収膜を形成する可視光吸収インクを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は上
記課題を解決するため鋭意検討を行ったところ、可視光
領域の光を選択的に吸収し、近赤外、赤外領域の光を透
過するような微粒子が含まれる可視光吸収インクを用い
て可視光反射性を有する基材の少なくとも片面に可視光
吸収膜を形成した場合、形成された可視光吸収膜の作用
により上記基材の反射特性を保持させたまま可視光領域
の光のみ選択的に吸収させられることを見出すに至っ
た。本発明はこのような技術的知見に基づき完成されて
いる。
【0008】すなわち、請求項1に係る発明は、可視光
反射率が10%以上である基材の片面もしくは両面にコ
ーティングされた可視光吸収インクにて形成され、可視
光反射率低減度=[上記インク塗布後の可視光反射率
(%)]/[上記インク塗布前の可視光反射率(%)]
で定義される可視光反射率低減度が0.9以下であり、
日射反射率低減度=[上記インク塗布後の日射反射率
(%)]/[上記インク塗布前の日射反射率(%)]で
定義される日射反射率低減度が0.25以上であること
を特徴とする可視光吸収膜である。
【0009】そして、請求項1記載の発明によれば、上
記基材の片面若しくは両面に形成された可視光吸収膜の
可視光反射率低減度が0.9以下であることから基材か
らの可視光反射が低減されて可視光領域のぎらつきを抑
制することが可能となり、また、日射反射率低減度が
0.25以上であることから基材からの日射反射が保持
されて基材の断熱特性も維持させることが可能となる。
【0010】次に、基材の少なくとも片面に可視光吸収
インクをコーティングした後のヘイズ値は、上記可視光
吸収インクが基材表面の凹凸を埋めるため、コーティン
グ前における基材のヘイズ値より減少するかあるいは増
加してもその増加分が+3%以下に調整できることを見
出した。請求項2に係る発明はこのような技術的知見に
基づきなされている。
【0011】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る可視光吸収膜を前提とし、可視光吸
収膜を形成した上記基材のヘイズ値が可視光吸収膜形成
前のヘイズ値より減少しているか、あるいは、可視光吸
収膜を形成した上記基材のヘイズ値が可視光吸収膜形成
前のヘイズ値より増加しかつその増加分が+3%以下に
なっていることを特徴としている。
【0012】また、可視光吸収膜が形成された後の色調
が鮮やか過ぎてしまうと深みや落ち着きのない状態にな
ってしまう場合があるため、L***表色系における
彩度c*=[(a*2+(b*21/2は低めに設定され
ることが望ましい。請求項3に係る発明はこのような技
術的知見に基づきなされている。
【0013】すなわち、請求項3に係る発明は、請求項
1または2記載の発明に係る可視光吸収膜を前提とし、
***表色系における彩度c*=[(a*2
(b*21/2が40以下であることを特徴とするもの
である。
【0014】次に、請求項4に係る発明は上記可視光吸
収膜を有する構造体に係り、また、請求項5、6に係る
発明は上記可視光吸収膜を形成するための可視光吸収イ
ンクを特定した発明に関する。
【0015】すなわち、請求項4に係る発明は、可視光
領域に反射のある基材または可視光領域に金属光沢のあ
る基材の片面若しくは両面に請求項1、2または3記載
の可視光吸収膜を設けた積層体が直接または介在物若し
くは空間を介して組込まれていることを特徴とする可視
光吸収膜を有する構造体であり、また、請求項5に係る
発明は、請求項1、2、3または4記載の可視光吸収膜
を形成する可視光吸収インクにおいて、Cu−Fe−M
n、Cu−Cr、Cu−Cr―Mn、Cu−Cr―Mn
―Ni、Cu−Cr―FeおよびCo―Cr―Feより
成る群から選ばれる複合酸化物、チタンブラック、窒化
チタン、酸窒化チタン、暗色アゾ顔料、ペリレンブラッ
ク顔料、アニリンブラック顔料、カーボンブラックの1
種類以上の微粒子を含有し、かつ、この微粒子がインク
中において200nm以下の平均分散粒子径を有してい
ることを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求項5記
載の発明に係る可視光吸収インクを前提とし、バインダ
ー成分として、無機高分子、有機高分子若しくは有機無
機複合高分子を1種類以上含んでいることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0017】まず、本発明は可視光領域に反射のある基
材または可視光領域に金属光沢のある基材を用い、この
基材の少なくとも片面に可視光吸収インクをコーティン
グして可視光吸収膜を形成し、もって上記基材の欠点で
ある可視光領域のぎらつきを防止することを目的として
いる。更に、上記基材の断熱特性をできるだけ損なわさ
せないため、人の目に感じる光、特に380nm〜78
0nmの波長領域の可視光を選択的に吸収し、近赤外お
よび赤外領域(780nm以上)の光を透過するような
材料を選択し、これをインク化し、熱線反射タイプの断
熱基材の片面もしくは両面にコーティングすることで可
視光吸収膜を形成し、可視光領域のぎらつきが少なく、
熱線吸収タイプに比べ断熱効率の高い構成を可能として
いる。
【0018】すなわち、本発明に係る熱線反射タイプの
断熱基材は、金属等を蒸着した基材の片面または両面に
可視光吸収インクをコーティングして得られるものであ
る。金属等の蒸着面はそのプラズモンに起因した反射が
生じる。よって、紫外線領域から可視、赤外領域にかけ
て広い範囲で反射特性を示す。この基材表面に上記可視
光吸収インクをコーティングすると、金属等の蒸着面で
反射される可視光領域の光成分のみが可視光吸収インク
で形成された可視光吸収膜に吸収されるため、人の見た
目には鏡のようなぎらつきが無くなる。一方、近赤外お
よび赤外領域の光は上記可視光吸収膜を透過し、金属等
の蒸着膜面で十分反射されるため、結果として上記断熱
基材の高い断熱特性を保持することが可能となる。
【0019】例えば、金属蒸着した半透明基材の片面に
上記可視光吸収インクを塗布して可視光吸収膜を形成し
た場合、この可視光吸収膜を室内側に配して半透明基材
を設置することで、上記可視光吸収膜が可視光を吸収す
るため室内側でのぎらつきによる不快感を無くし、ま
た、室内の赤外線は上記可視光吸収膜を透過して金属蒸
着面で反射されるため断熱特性を高く保つことが可能と
なる。更に、室外側においては、金属蒸着面の反射によ
り室外の熱エネルギーは反射されるため、金属蒸着した
半透明基材の断熱特性を高く維持することが可能とな
る。
【0020】また、可視光吸収膜が形成された後の色調
が鮮やか過ぎてしまうと深みや落ち着きのない状態にな
ってしまう場合があるため、L***表色系における
彩度c*=[(a*2+(b*21/2は低めに設定され
ることが望ましく、好ましくは40以下であるとよい
(請求項3)。上記彩度c*が40を越えると、色相が
鮮やかさを増し、落ち着きのない外観状態となる場合が
あるからである。すなわち、上記彩度c*が40以下で
あると色相も淡くくすんだ状態となり、深みのある落ち
着いた外観が得られる。
【0021】次に、本発明に係る可視光吸収インクに適
用され可視光領域を選択的に吸収する材料としては以下
のような物質が挙げられる。
【0022】例えば、無機材料としては、Cu−Fe−
Mn系、Cu−Cr系、Cu−Cr―Mn系、Cu−C
r―Mn―Ni系、Cu−Cr―Fe系およびCo―C
r―Fe系より成る群から選ばれる複合酸化物、酸窒化
チタン、窒化チタン、低次の酸化チタン(チタンブラッ
ク)、カーボンブラック等が挙げられる。これら材料
は、以下の有機顔料に比べて耐候性に優れている。
【0023】また、有機顔料としては、暗色アゾ系顔
料、ペリレンブラック、アニリンブラック等が挙げら
れ、これらは有機染料と比較して耐候性が優れている。
また、これ等材料は波長780nm以上の光をほとんど
吸収せずに透過するため、これ等材料が適用された可視
光吸収膜は波長780nm以上の光を透過して波長78
0nm以上の光の金属反射を有効に利用することが可能
となる。
【0024】そして、上記無機材料を適用した場合より
も可視光吸収膜における波長780nm以上の光の透過
率がよいため、金属蒸着面に可視光吸収膜を形成したと
きの断熱特性が優れていることが確認されている。
【0025】また、これ等材料の微粒子を液体中に分散
して可視光吸収インクとするときの微粒子の平均分散粒
子径については200nm以下がよく、より好ましくは
100nm以下がよい。200nmを越える微粒子もし
くは凝集した凝集粒子は、コーティング後における可視
光吸収膜の可視光領域の光の散乱原因となり、可視光吸
収膜のクリヤな透光性が得られず曇ってみえ、JIS
K 7105に基づいて測定されるヘイズ値が、コーテ
ィング前の基材のヘイズ値に対し増加してその増加分が
+3%以上[例えば、コーティング前の基材のヘイズ値
がa%である場合にコーティング後の基材のヘイズ値が
a%+3%以上]になってしまうからである。また、鮮
明な発色が得られないなどの問題も発生し、更には平均
分散粒子径が200nmを越えると分散液中の微粒子同
士の凝集が強くなり微粒子の沈降原因になる等の問題点
もでてくる。尚、上記微粒子の平均分散粒子径は、動的
光散乱法の原理を利用した電気泳動光散乱光度計により
求められた微粒子粒子径の平均値を示している。
【0026】次に、上記材料の分散方法は、微粒子が均
一に溶液中に分散する方法であれば任意に選択でき、例
としてはボールミル、サンドミル、超音波分散などの方
法を挙げることができる。
【0027】また、上記材料の微粒子を液体中に安定に
分散した状態を保持することは、バインダーと配合後、
可視光吸収膜としたときの透明性を保持するために重要
である。そして、分散液の評価方法としては、上記微粒
子の重量に対しバインダー成分を10倍配合して調製し
た可視光吸収インクにて形成される可視光吸収膜の可視
光透過率が40〜60%となるような膜厚に25μm厚
さの透明PET(ポリエチレンテレフタレート)フィル
ム上に塗布したときのヘイズ値が3%以下となるような
基準を例示できる。ヘイズ値が3%を越えると、微粒子
の分散状態が悪く、微粒子同士の凝集が強くなって微粒
子の沈降原因となり、更にはバインダーと混合した後に
可視光吸収膜としたときの透明性が悪くなる場合があ
る。従って、上記可視光吸収インクにて形成される可視
光吸収膜の可視光透過率が40〜60%となるような膜
厚に25μm厚さの透明PETフィルム上に塗布したと
きのヘイズ値が3%以下であることが望ましい。
【0028】次に、本発明に係る可視光吸収膜において
上記可視光反射率低減度=[可視光吸収インク塗布後の
可視光反射率(%)]/[上記インク塗布前の可視光反
射率(%)]で定義される可視光反射率低減度を0.9
以下、日射反射率低減度=[上記インク塗布後の日射反
射率(%)]/[上記インク塗布前の日射反射率
(%)]で定義される日射反射率低減度を0.25以上
と設定している理由は、可視光反射率低減度が0.9を
越えた場合、可視光領域のぎらつき低減への可視光吸収
膜の効果が不十分となり、また、日射反射率低減度が
0.25未満である場合、日射熱の反射効率が少なくな
って断熱特性が劣るからである。
【0029】また、上記バインダーとしては、紫外線硬
化樹脂、電子線硬化樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
等が使用できる。これらバインダーの種類は特に限定さ
れるものではなく、また、可視光吸収インクと混合して
適用したり、あるいは、上記微粒子を直接バインダーと
混合して調製するなど、その用途目的によって使い分け
ることが可能である。また、フィルム等を接着する接着
剤に混合して適用することも可能である。
【0030】次に、上記基材としては、フィルム、ガラ
ス板、透明樹脂板等が用いられ、これら基材上にAl、
Ag、Cu等の金属が蒸着されてるものを用いてもよ
く、金属蒸着した基材に本発明に係る可視光吸収インク
をコーティングした基材を別の基材上に貼り付けること
もできる。
【0031】上記フィルムでは、透明基材としてPET
フィルムがその代表的なものとして挙げられるが、使用
目的によりそれぞれ適した樹脂フィルムを選択すること
が可能である。一般的に透過性があり散乱の少ないクリ
アな樹脂を使用するのが適しており、大別して挙げる
と、ポリカーボネート系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸
エステル系樹脂、環状オレフィン系樹脂、飽和ポリエス
テル系樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル等を挙げることができる。また、これら透明樹脂
フィルムの表面は、樹脂バインダーとの結着性向上を目
的とした表面処理が施されていてもよく、その代表的な
処理方法は、コロナ処理、プラズマ処理、火炎処理、プ
ライマー層コート処理等が良く知られている。また、こ
れら樹脂フィルムを意匠性を重視する用途に使用する場
合には、予め型どりされた基材を使用することも可能で
ある。また、これら樹脂フィルムを、ガラス等に貼り付
けるため、予め一方の面に接着剤と離型フィルムを積層
したものを用いてもよい。また、この接着剤中に本発明
に係る可視光吸収インクを混合してもよい。また、この
接着剤中に紫外線遮蔽剤を添加することで、フィルム
や、塗膜の紫外線劣化を防止することも可能である。こ
の紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や、CeO2
TiO2、ZnO等が挙げられる。また、これらフィル
ムの最外層にハードコート層が施されていてもよく、ま
た、自動車のバックウィンドウのように曲面に貼り付け
るのに便利なように、ドライヤー等の加熱で比較的簡単
に軟化するフィルムを基材として使用することも可能で
ある。
【0032】また、上記樹脂フィルム上にハードコート
層等の塗膜を形成するためのバインダーとしては、紫外
線硬化樹脂が良く知られている。その代表的な組成は、
エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエ
ステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート等の光
重合性オリゴマーと、単官能アクリレート、多官能アク
リレート等の光重合性モノマーの混合物を主成分とし、
これにベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキサンソ
ン系、パーオキシド系等の光開始剤や、アミン系、キノ
ン系等の光開始助剤を添加したものを用いることができ
る。さらに、熱重合禁止剤や、接着付与剤、チクソ付与
剤、可塑剤、比反応性ポリマーを添加しても良い。紫外
線硬化樹脂に、上述した可視光吸収材料の微粒子を直接
分散しても良く、また可視光吸収材料の分散液と混合し
てもよい。また、上述したように接着剤中に本発明に係
る可視光吸収インクを混合しても同様の効果が得られ
る。
【0033】この紫外線硬化バインダーにSiO2、T
iO2、ZrO2、Al23、MgOの微粒子を添加する
ことで更に膜強度を向上させることが可能であり、ま
た、紫外線硬化樹脂の主成分にSiO2、TiO2、Zr
2、Al23、MgO等の無機物を化学的に結合させ
ることでも同様の効果が得られる。耐摩耗性等の特性に
優れた紫外線硬化樹脂を本発明に係る可視光吸収インク
のバインダー成分として使用することで、樹脂フィルム
や樹脂基材に可視光領域の光を選択的に吸収する特性と
耐摩耗性を同時に付与することが可能となる。
【0034】次に、可視光吸収材料の分散媒(すなわ
ち、可視光吸収インクの溶媒)は特に限定されるもので
はなく、塗布条件や塗布環境、インク中の合成樹脂バイ
ンダー、金属アルコキシドなどに合わせて選択可能であ
り、例えば、水や、アルコール、エーテル、エステル、
ケトンなどの有機溶媒の各種が使用可能である。また、
上述したように上記バインダー成分に可視光吸収材料の
微粒子を直接分散させても良く、例えば合成樹脂バイン
ダーを使用した場合などは、樹脂中に上記微粒子を直接
分散させ、環境にやさしい無溶剤のインク組成にする構
成も可能である。また、必要に応じて酸やアルカリを添
加してpHを調整しても良い。更に、インク中の可視光
吸収材料の分散安定性を向上させるために、各種の界面
活性剤、カップリング剤などを添加することも可能であ
る。
【0035】次に、可視光吸収インクのコーティング方
法としては、特に限定されるものではなく、ディッピン
グ法、フローコート法、スプレーコート法、バーコート
法、スピンコート法、グラビヤコート法、ロールコート
法、スクリーン印刷法、ブレードコート法など、平坦か
つ薄く均一にコーティングできる方法であればいかなる
方法でも良い。
【0036】また、合成樹脂バインダーを使用した場合
は、それぞれの硬化方法に従って硬化させれば良く、例
えば紫外線硬化樹脂であればそれぞれの光開始剤の共鳴
波長や、目的の硬化速度に併せて紫外線ランプを選択す
れば良く、代表的なランプとしては、低圧水銀ランプ、
高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドラ
ンプ、パルスキセノンランプ、無電極放電ランプ等が挙
げられる。また、光開始剤を使用しない電子線硬化タイ
プの樹脂バインダーの場合は、走査型、エレクトロンカ
ーテン型等の電子線照射装置を使用して硬化させれば良
い。また、加熱硬化型の樹脂であれば、目的の温度で加
熱すればよい。
【0037】また、本発明に係る可視光吸収インクを、
紫外線硬化樹脂等のバインダーと混合しPETフィルム
等の基材表面にコーティングする場合、その膜構成は目
的や作製工程に応じて任意であり特に限定されるもので
はない。また、可視光吸収インクにて形成される可視光
吸収膜の膜厚は基材やバインダー樹脂の特性にも影響さ
れるが、1ミクロン以下の膜厚でも十分に効果が得ら
れ、また、厚膜化は使用する樹脂と基材の特性が上限を
決める規準となる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0039】尚、以下の各実施例および比較例の光学測
定は、JIS S 3107(光源:D65)に基づき測定
を行っている。また、基材にはAl蒸着半透明PETフ
ィルム(株式会社ミラリ−ド製 EMI−10、PET
フィルム厚さ25μm)を使用し、これの片面もしくは
両面に可視光吸収インクを塗布し、かつ、3mm厚の透
明フロートガラスに貼付して光学測定を行なった。
【0040】表1に示す反射測定は、貼付したフィルム
面から光を入射して測定した場合と、ガラス側から光を
入射して測定した場合とで測定を行なった。可視光およ
び日射透過率はフィルム面から入射した各透過率を測定
した。
【0041】また、表1中の可視光反射率低減度は、可
視光反射率低減度=[各実施例の可視光反射率(%)]
/[比較例に係る可視光吸収インク塗布前の可視光反射
率すなわち52.1または53.4(%)]で定義され
る値であり、可視光反射率の低下の程度を示す指標で
0.9以下を合格としている。
【0042】また、表1中の日射反射率低減度は、日射
反射率低減度=[各実施例の日射反射率(%)]/[比
較例に係る可視光吸収インク塗布前の日射反射率すなわ
ち55.3または51.9(%)]で定義される値であ
り、日射反射率の低下の程度を示す指標で0.25以上
を合格としている。すなわち、0.25未満の場合には
日射反射率が低下し過ぎていることを示し、形成した可
視光吸収膜における近赤外、赤外領域の光透過が少ない
ことを示している。
【0043】次に、ヘイズ値はJIS K 7105に基
づき測定を行なった。表2中のヘイズ値変化量は、可視
光吸収インク塗布後のヘイズ値から塗布前のヘイズ値
(比較例のヘイズ値3.1)を差し引いた値である。そ
して、マイナス値は、塗布後においてヘイズが向上した
ことを示している。
【0044】また、L***表色系における彩度c*
[(a*2+(b*21/2は、JIS Z 8729
(光源:D65)に基づき測定を行った。結果を表3に示
す。
【0045】尚、彩度c*が40以下を合格としてい
る。
【0046】[実施例1]可視光吸収材料としてCu―
Fe―Mn系複合酸化物[大日精化株式会社製商品名
TMB#3550]10重量部、分散安定化のためにイ
オン性界面活性剤3重量部、溶剤としてトルエン80重
量部を混合した。
【0047】この溶液について分散処理を行い、フィラ
ーの平均分散粒子径が90nm以下となるようにした。
【0048】この分散液に、紫外線硬化樹脂[旭電化株
式会社製 商品名 アデカオプトマーKR−567]1
00重量部と、塗布時のレベリング性を向上させるため
にシリコーン系界面活性剤0.5重量部を添加して撹拌
し、塗布溶液(すなわち、可視光吸収インク)を調製し
た。これをバーコーターを用いて目的の膜厚に塗布し
た。基材には、比較例に挙げた上述のAl蒸着フィルム
を用いた。塗布面と反対側の面をガラスに貼付して、光
学特性の測定を行なった。
【0049】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0050】[実施例2]上記TMB#3550に代え
て暗色アゾ顔料[大日精化株式会社製 商品名クロモフ
ァインブラックA―1103]を使用した以外は、実施
例1と同様の方法で試料を作製し、かつ、光学測定を行
った。
【0051】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0052】[実施例3]実施例1で調製した可視光吸
収インク(TMB#3550)を基材である上記Al蒸
着フィルムに塗布し、この裏面に実施例2で調製した可
視光吸収インク(クロモファインブラックA―110
3)を塗布し、上記クロモファインブラックA―110
3インク面をガラスに貼付して光学測定を行なった。
【0053】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0054】[実施例4]上記TMB#3550に代え
てペリレン系黒色顔料[BASF社製 商品名Pali
ogen Black L 0086]を使用した以外
は、実施例1と同様の方法で試料を作製し、かつ、光学
測定を行った。
【0055】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0056】[実施例5]上記TMB#3550に代え
てアニリン系黒色顔料[BASF社製 商品名Pali
otol Black L 0080]を使用した以外
は、実施例1と同様の方法で試料を作製し、かつ、光学
測定を行った。
【0057】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0058】[実施例6]上記TMB#3550に代え
てCu―Cr―Mn系複合酸化物[大日精化株式会社製
商品名 TMB#3510]を使用した以外は、実施
例1と同様の方法で試料を作製し、かつ、光学測定を行
った。
【0059】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0060】[実施例7]上記TMB#3550に代え
てチタンブラック[赤穂化成株式会社製 商品名Til
ack―D]を使用した以外は、実施例1と同様の方法
で試料を作製し、かつ、光学測定を行った。
【0061】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0062】[実施例8]上記TMB#3550に代え
て窒化チタンを使用した以外は、実施例1と同様の方法
で試料を作製し、かつ、光学測定を行った。
【0063】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0064】[実施例9]上記TMB#3550に代え
て酸窒化チタンを使用した以外は、実施例1と同様の方
法で試料を作製し、かつ、光学測定を行った。
【0065】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0066】[実施例10]上記TMB#3550に代
えてカーボンブラック[東海カーボン株式会社製商品名
カーボンブラック#2650]を使用した以外は、実
施例1と同様の方法で試料を作製し、かつ、光学測定を
行った。
【0067】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0068】[実施例11]上記TMB#3550に代
えて有色顔料[BASF社製 商品名 S0084]を
使用した以外は、実施例1と同様の方法で試料を作製
し、かつ、光学測定を行った。
【0069】光学特性を以下の表1〜表3に示す。
【0070】[比較例]25μm厚の透明PETフィル
ム上に、Al蒸着して金属光沢のある透明フィルムとし
た。光学特性を表1〜表3に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【発明の効果】請求項1〜3に係る発明によれば、基材
の片面若しくは両面に形成された可視光吸収膜の可視光
反射率低減度が0.9以下であることから基材からの可
視光反射が低減されて可視光領域のぎらつきを抑制する
ことが可能となり、また、日射反射率低減度が0.25
以上であることから基材からの日射反射が保持されて基
材の断熱特性も維持させることが可能となる効果を有す
る。
【0075】また、請求項4に係る発明によれば、可視
光領域に反射のある基材または可視光領域に金属光沢の
ある基材の片面若しくは両面に請求項1、2または3記
載の可視光吸収膜を設けた積層体が直接または介在物若
しくは空間を介して組込まれているため、この構造体に
おける可視光領域のぎらつきが抑制され、かつ、構造体
の断熱特性も維持させることが可能となる効果を有す
る。
【0076】更に、請求項5〜6に係る発明によれば、
Cu−Fe−Mn、Cu−Cr、Cu−Cr―Mn、C
u−Cr―Mn―Ni、Cu−Cr―FeおよびCo―
Cr―Feより成る群から選ばれる複合酸化物、チタン
ブラック、窒化チタン、酸窒化チタン、暗色アゾ顔料、
ペリレンブラック顔料、アニリンブラック顔料、カーボ
ンブラックの1種類以上の微粒子を含有し、かつ、この
微粒子がインク中において200nm以下の平均分散粒
子径を有しているため、この可視光吸収インクを用いて
請求項1、2または3記載の可視光吸収膜を形成するこ
とができ、かつ、この可視光吸収膜を有する請求項4記
載の構造体を製造することができる効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/02 G02B 1/10 Z Fターム(参考) 2H042 AA15 AA33 BA02 2H048 CA04 CA05 CA09 CA14 CA17 CA29 2K009 BB02 BB11 CC01 CC02 CC03 CC09 CC21 DD02 EE00 4F100 AA33B AA37B AD04B AK01B AK79B AK80B AT00A BA02 BA07 CA07 CA13B EH46 GB07 GB32 JN06A JN08B JN30 JN30B YY00A YY00B 4J039 AA02 AD21 AE04 AE05 AE06 AE07 BA04 BA13 BA17 BA35 BA36 BA37 BA38 BC33 BC39 BC69 BC77 BD02 BE01 BE27 CA05 EA48 FA02 FA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可視光反射率が10%以上である基材の片
    面もしくは両面にコーティングされた可視光吸収インク
    にて形成され、 可視光反射率低減度=[上記インク塗布後の可視光反射
    率(%)]/[上記インク塗布前の可視光反射率
    (%)]で定義される可視光反射率低減度が0.9以下
    であり、 日射反射率低減度=[上記インク塗布後の日射反射率
    (%)]/[上記インク塗布前の日射反射率(%)]で
    定義される日射反射率低減度が0.25以上であること
    を特徴とする可視光吸収膜。
  2. 【請求項2】可視光吸収膜を形成した上記基材のヘイズ
    値が可視光吸収膜形成前のヘイズ値より減少している
    か、あるいは、可視光吸収膜を形成した上記基材のヘイ
    ズ値が可視光吸収膜形成前のヘイズ値より増加しかつそ
    の増加分が+3%以下になっていることを特徴とする請
    求項1記載の可視光吸収膜。
  3. 【請求項3】L***表色系における彩度c*=[(a
    *2+(b*21/2が40以下であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の可視光吸収膜。
  4. 【請求項4】可視光領域に反射のある基材または可視光
    領域に金属光沢のある基材の片面若しくは両面に請求項
    1、2または3記載の可視光吸収膜を設けた積層体が直
    接または介在物若しくは空間を介して組込まれているこ
    とを特徴とする可視光吸収膜を有する構造体。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の可視光吸
    収膜を形成する可視光吸収インクにおいて、Cu−Fe
    −Mn、Cu−Cr、Cu−Cr―Mn、Cu−Cr―
    Mn―Ni、Cu−Cr―FeおよびCo―Cr―Fe
    より成る群から選ばれる複合酸化物、チタンブラック、
    窒化チタン、酸窒化チタン、暗色アゾ顔料、ペリレンブ
    ラック顔料、アニリンブラック顔料、カーボンブラック
    の1種類以上の微粒子を含有し、かつ、この微粒子がイ
    ンク中において200nm以下の平均分散粒子径を有し
    ていることを特徴とする可視光吸収インク。
  6. 【請求項6】バインダー成分として、無機高分子、有機
    高分子若しくは有機無機複合高分子を1種類以上含んで
    いることを特徴とする請求項5記載の可視光吸収イン
    ク。
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