JP2000214029A - 圧力センサ回路 - Google Patents

圧力センサ回路

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JP2000214029A JP1770899A JP1770899A JP2000214029A JP 2000214029 A JP2000214029 A JP 2000214029A JP 1770899 A JP1770899 A JP 1770899A JP 1770899 A JP1770899 A JP 1770899A JP 2000214029 A JP2000214029 A JP 2000214029A
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保司 小西
Masanori Hayashi
雅則 林
Shinji Sakamoto
慎司 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントロール回路の処理負担を軽減する。 【解決手段】 増幅回路14から基準オフセット電圧が
重畳された圧力センサ10の出力電圧V10を入力+端
子に取り込み、EEPROM15から出力電圧V10に
含まれるオフセット電圧と同レベルの電圧を入力−端子
に取り込んで、圧力センサ10のオフセット電圧の温度
補正を行うとともに、EEPROM15から出力電圧V
10に含まれるスパン電圧と同レベルの電圧を基準電圧
端子に取り込んで、V10−V12に対するV13によ
る除算で圧力センサ10のスパン電圧の温度補正を行う
A/D変換回路17と、D/A変換回路12,13の出
力電圧生成用のオフセット補正量およびスパン補正量を
環境温度毎に記憶するEEPROM15と、感温回路1
1からの環境温度に応じてEEPROM15からオフセ
ット補正量およびスパン補正量を読み出してD/A変換
回路12,13に出力するコントロール回路16とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗ブリッジ型の
圧力センサを有し、高精度な温度補償機能を有する圧力
センサ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高精度な温度補償機能を有する圧
力センサ回路には、圧力センサの出力信号の温度変動を
低減するための補正量が予め記憶されているメモリを有
し、このメモリから環境温度に応じて補正量を適宜読み
出して、圧力センサの出力信号の補正を行うものがあ
る。
【0003】図11はこのような従来の圧力センサ回路
の概略構成図である(特開昭62−218813号公報
などを参照)。図11に示す圧力センサ回路は、圧力セ
ンサ10、この圧力センサ10の出力信号を増幅する増
幅回路941、この増幅回路941の出力信号をデジタ
ル値に変換するA/D変換回路971、圧力センサ10
の環境温度を検出する感温回路11、この感温回路11
の出力信号を増幅する増幅回路942、この増幅回路9
42の出力信号をデジタル値に変換するA/D変換回路
972、およびこのA/D変換回路972からのデジタ
ル値に対応する補正量をメモリ95から読み出し、A/
D変換回路971からのデジタル値を、読み出した補正
量を用いた演算処理により補正するマイクロコンピュー
タ(マイコン)96により構成されている。
【0004】なお、特開平9−257829号公報に
は、温度変化による出力電圧のスパンドリフトおよび零
点ドリフトをそれぞれ相殺するようブリッジ電流および
オフセット電圧のそれぞれの値を調整する電流調整部お
よび電圧調整部が、電流源回路および電圧源回路にそれ
ぞれ設けられたセンサ検出回路が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す従来の圧力センサ回路では、メモリから補正量を
読み出し、その補正量を用いたマイコンの演算処理によ
って圧力センサの検出結果を補正するので、マイコンの
負担が大きくなるという課題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、コントロール回路の処理負担を軽減することが
可能な圧力センサ回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明の圧力センサ回路は、環境温度の
変化に伴って出力のオフセットおよび感度が変動する圧
力センサと、前記圧力センサの環境温度を検出する感温
回路と、オフセット補正用のD/A変換回路と、スパン
補正用のD/A変換回路と、前記圧力センサおよび感温
回路の両出力信号を増幅する増幅回路と、前記感温回路
により検出される環境温度に対応する前記圧力センサの
オフセット補正量およびスパン補正量を記憶するメモリ
と、前記感温回路により検出される環境温度に対応する
前記圧力センサのオフセット補正量およびスパン補正量
を前記メモリから読み出し、それぞれを前記オフセット
補正用およびスパン補正用の両D/A変換回路に送出す
るコントロール回路と、前記増幅回路、オフセット補正
用のD/A変換回路およびスパン補正用のD/A変換回
路の各出力端子とそれぞれ接続されるプラス側入力端
子、マイナス側入力端子および基準電圧入力端子を有
し、前記感温回路からの信号をデジタル信号に変換して
前記コントロール回路に送出する一方、前記オフセット
補正用およびスパン補正用の両D/A変換回路からの信
号を用いて、前記圧力センサからの信号をデジタル信号
に変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路によ
る変換後の前記圧力センサからの信号を所定のデジタル
量に変換するデジタル出力回路とを備えるものである。
【0008】この構成では、圧力センサの信号に対する
オフセットおよびスパンの両温度補正がA/D変換回路
で行われる。この結果、コントロール回路は圧力センサ
のオフセットおよびスパンの両温度変動成分を演算処理
で補正する必要がないので、コントロール回路の処理負
担を軽減することが可能になる。
【0009】請求項2記載の発明の圧力センサ回路は、
環境温度の変化に伴って出力のオフセットおよび感度が
変動する圧力センサと、前記圧力センサの環境温度を検
出する感温回路と、オフセット補正用のD/A変換回路
と、スパン補正用のD/A変換回路と、前記圧力センサ
および感温回路の両出力信号を増幅する増幅回路と、所
定の環境温度に対する基準オフセット電圧を発生する基
準電圧源と、前記感温回路により検出される環境温度に
対応する前記圧力センサの前記基準オフセット電圧に対
する温度変動成分を補正するオフセット補正量を記憶す
るとともに、前記感温回路により検出される環境温度に
対応する前記圧力センサのスパン補正量を記憶するメモ
リと、前記感温回路により検出される環境温度に対応す
る前記圧力センサのオフセット補正量およびスパン補正
量を前記メモリから読み出し、それぞれを前記オフセッ
ト補正用およびスパン補正用の両D/A変換回路に送出
するコントロール回路と、前記増幅回路からの前記感温
回路の出力信号、および前記オフセット補正用のD/A
変換回路の出力信号によって前記基準オフセット電圧に
対する温度変動成分が補正された前記増幅回路からの前
記圧力センサの出力信号を入力信号とするプラス側入力
端子、前記基準オフセット電圧を入力信号とするマイナ
ス側入力端子、および前記スパン補正用のD/A変換回
路の出力信号を入力信号とする基準電圧入力端子を有
し、前記感温回路からの信号をデジタル信号に変換して
前記コントロール回路に送出する一方、前記基準オフセ
ット信号および前記スパン補正用のD/A変換回路から
の信号を用いて、前記圧力センサからの信号をデジタル
信号に変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路
による変換後の前記圧力センサからの信号を所定のデジ
タル量に変換するデジタル出力回路とを備えるものであ
る。
【0010】この構成では、圧力センサの信号に対する
オフセットの温度補正がA/D変換回路の入力前で行わ
れ、圧力センサの信号に対するスパンの温度補正がA/
D変換回路で行われる。この結果、コントロール回路は
圧力センサのオフセットおよびスパンの両温度変動成分
を演算処理で補正する必要がないので、コントロール回
路の処理負担を軽減することが可能になる。
【0011】なお、前記コントロール回路のオフまたは
オン制御に従って、それぞれ前記圧力センサに対する電
力供給経路の断続を行う第1スイッチと、前記コントロ
ール回路のオフまたはオン制御に従って、それぞれ前記
感温回路に対する電力供給経路の断続を行う第2スイッ
チとを備え、前記コントロール回路は、前記第1スイッ
チに対してオン制御を行っている場合には前記第2スイ
ッチに対してオフ制御を行う一方、前記第2スイッチに
対してオン制御を行っている場合には前記第1スイッチ
に対してオフ制御を行う構成でもよい(請求項3)。こ
の構成では、圧力センサおよび感温回路のどちらか一方
の電力供給が停止されるので、本圧力センサ回路の消費
電力の低減が可能になる。
【0012】また、複数の抵抗により成り電源の電圧を
分圧して基準電圧として前記オフセット補正用のD/A
変換回路に印加する第1分圧回路と、複数の抵抗により
成り前記電源の電圧を分圧して基準電圧として前記スパ
ン補正用のD/A変換回路に印加する第2分圧回路とを
備え、前記圧力センサには前記電源の電圧が駆動電圧と
して印加される構成でもよい(請求項4)。この構成で
は、オフセット補正用のD/A変換回路、スパン補正用
のD/A変換回路および圧力センサに対して、同一の電
源の電圧が使用されるので、全体としてその電源の電圧
の変動分がキャンセルされるようになる。この結果、従
来のようなより安定的な定電圧回路は不要になり、回路
構成の簡単化およびコスト低減が可能になる。
【0013】また、前記コントロール回路の切換制御に
従って、前記圧力センサおよび感温回路の一方の出力端
子を前記増幅回路の入力端子に接続する切換回路を備
え、前記コントロール回路は、前記増幅回路およびA/
D変換回路を介して前記感温回路により検出された環境
温度を取り込み、この環境温度に対応する前記圧力セン
サのオフセット補正量およびスパン補正量を前記メモリ
から読み出し、それぞれを前記オフセット補正用および
スパン補正用の両D/A変換回路に送出し、この後、前
記切換回路に対して前記圧力センサの出力端子を前記増
幅回路の入力端子に接続する切換制御を行って、前記圧
力センサからの信号のA/D変換を前記A/D変換回路
によって実行させる構成でもよい(請求項5)。この構
成では、切換回路およびコントロール回路の制御によっ
て、圧力センサおよび感温回路に対して、増幅回路およ
びA/D変換回路の共用が可能になり、回路の簡単化お
よび効率的な圧力計測が可能となる。
【0014】また、前記感温回路は、互いに異なる抵抗
温度特性を有する2つの抵抗素子により成り電源の電圧
を分圧して出力する構成でもよい(請求項6)。この構
成によれば、回路をIC化する場合に内蔵が可能とな
り、外付けの部品点数の削減、ICの端子数削減、全体
の回路構成の簡単化およびコストダウンを図ることが可
能になる。
【0015】また、前記増幅回路は、前記圧力センサお
よび感温回路に対してそれぞれ個別のゲインに切り換え
る切換機能を有している構成でもよい(請求項7)。こ
の構成によれば、増幅回路の簡単化およびさらなる低コ
スト化が可能になる。
【0016】さらに、前記感温回路の出力は、前記オフ
セット補正用のD/A変換回路からの信号により補正さ
れる構成でもよい(請求項8)。この構成によれば、感
温回路の出力電圧におけるオフセット電圧を補正するこ
とが可能になり、感温回路のばらつきを吸収することが
でき、製造歩留りが向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る圧力センサ回路の概略構成図で、この図を用いて以下
に第1実施形態の説明を行う。
【0018】本圧力センサ回路は、環境温度の変化に伴
って出力のオフセットおよび感度が変動する温度特性を
有し加速度や圧力などの物理量に応じたアナログ量の出
力信号を発生する圧力センサ10と、この圧力センサ1
0の環境温度を検出する感温回路11と、オフセット補
正用のD/A変換回路12と、スパン補正用のD/A変
換回路13と、感温回路11の出力信号の増幅を行う一
方、基準オフセット電圧を重畳させながら圧力センサ1
0の出力信号の増幅を行う増幅回路14と、感温回路1
1により検出される環境温度に対応する圧力センサ10
のオフセット補正量およびスパン補正量を記憶するEE
PROM(メモリ)15と、感温回路11により検出さ
れる環境温度に対応する圧力センサ10のオフセット補
正量およびスパン補正量をEEPROM15から読み出
し、それぞれをD/A変換回路12,13に送出するコ
ントロール回路16と、増幅回路14、D/A変換回路
12およびD/A変換回路13の各出力端子とそれぞれ
接続される入力+端子(プラス側入力端子)、入力−端
子(マイナス側入力端子)および基準電圧入力端子を有
し、感温回路11からの信号をデジタル信号に変換して
コントロール回路16に送出する一方、D/A変換回路
12,13からの両信号を用いて、圧力センサ10から
の信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路17
と、このA/D変換回路17による変換後の圧力センサ
10からの信号をパルスなどの所定のデジタル量に変換
するデジタル出力回路18とを備えている。
【0019】図2は図1の増幅回路の概略内部構成など
を示す図、図3はオフセット補正量およびスパン補正量
の説明図で、上記構成の圧力センサ回路における圧力セ
ンサ10、増幅回路14、A/D変換回路17、EEP
ROM15およびコントロール回路16についてさらに
詳述する。ただし、図2には、後述する基準電圧源の接
続例が示され、感温回路11の接続の様子は図示省略さ
れている。この感温回路11の接続例については別の実
施形態で説明する。
【0020】圧力センサ10は、図2に示すように、抵
抗値が圧力に応じて変化するブリッジ回路構成の抵抗R
101〜R104により成り、図3(a)および(c)
に示すように、1次で負の温度変動成分および2次で下
に凸の温度変動成分を含む出力温度特性を有している。
ただし、T1,T2は出力端子で、T3,T4は電源端
子である。
【0021】増幅回路14は、上述の如く圧力センサ1
0および感温回路11の双方の出力信号を個別に増幅す
る増幅回路を有しているほか、上記基準オフセット電圧
を発生する基準電圧源140をさらに内蔵している。
【0022】図2に示す例では、オペアンプ141〜1
43および抵抗R140〜R145により成る多段式の
増幅回路における後段のオペアンプ143の非反転入力
端子に、ボルテージホロワ144および抵抗R146を
介して、基準電圧源140の基準オフセット電圧を印加
する構成になっている。これにより、圧力センサ10の
出力信号の増幅は、基準オフセット電圧を重畳しながら
行われることになる。なお、基準オフセット電圧は、所
定の環境温度(例えば25℃)で、基準電圧源140の
出力レベルを所定レベルに調整して得られる電圧のこと
である。
【0023】一方、圧力センサ10に対する増幅回路1
4のゲインをG、出力端子T1,T2間の電圧をVとし
たとき、V×GがA/D変換回路17から見た増幅回路
14から得られる圧力センサ10のスパン電圧となる。
【0024】A/D変換回路17は、Kを定数とする
と、次式に示すように、D/A変換回路12,13から
それぞれ得られるオフセット補正量のアナログ電圧V1
2およびスパン補正量のアナログ電圧V13を用いて、
圧力センサ10からのアナログ電圧V10をデジタル量
D10に変換する。
【0025】D10=(V10−V12)/V13×K EEPROM15には、図3(a)に示すように、A/
D変換回路17のV10−V12による差動機能によっ
てオフセット温度変動成分をキャンセルすべく、増幅回
路14からの圧力センサ10のオフセット電圧(図では
「センサオフセット」)と同じレベルの電圧(図では
「オフセットD/A」)がD/A変換回路12から出力
されるようなオフセット補正量が対象とする範囲の各環
境温度毎に記憶されているとともに、図3(c)に示す
ように、A/D変換回路17のV13による除算機能に
よってスパン温度変動成分をキャンセルすべく、増幅回
路14からの圧力センサ10のスパン電圧と同じレベル
の電圧(図では「スパンD/A」)がD/A変換回路1
3から出力されるようなスパン補正量が対象とする範囲
の各環境温度毎に記憶されている。
【0026】コントロール回路16は、マイクロコンピ
ュータなどにより成り、本圧力センサ回路の各部に対し
て種々の制御を行うもので、例えば、A/D変換回路1
7を介して感温回路11から得られる環境温度のデジタ
ル値D11を用いて、EEPROM15からオフセット
補正量およびスパン補正量の読出しを行う。これら両補
正量は、既述の如く、D/A変換回路12,13を介し
てA/D変換回路17に出力される。
【0027】次に、本圧力センサ回路の概略動作につい
て説明すると、まず、感温回路11の検出結果がA/D
変換回路17などを介してデジタル値D11としてコン
トロール回路16に取り込まれる。
【0028】この後、EEPROM15からデジタル値
D11に対応するオフセット補正量およびスパン補正量
が読み出され、それぞれがD/A変換回路12,13を
介してA/D変換回路17に出力される。これにより、
図3(b)に示すように、オフセット補正量により、圧
力センサ10のオフセット温度変動成分が補正されると
ともに、図3(d)に示すように、スパン補正量により
圧力センサ10のスパン温度変動成分が補正される。こ
のとき、オフセット電圧の温度変動成分に対する補正誤
差は、図3(b)に示すように、D/A変換回路12か
らの出力レベルの量子化誤差のみになり、高精度な補正
が行われる。なお、量子化誤差が小さくなるようにD/
A変換回路12のビット数を増やしてやれば、さらに高
精度の補正が可能になることは言うまでもない。
【0029】この後、オフセット補正およびスパン補正
が行われたデジタル量D10が所定のデジタル量に変換
された上で外部に出力される。
【0030】以上、第1実施形態によれば、コントロー
ル回路16は圧力センサ10のオフセット電圧およびス
パン電圧の両温度変動成分を演算処理で補正する必要が
ないので、コントロール回路16の処理負担を軽減する
ことが可能になる。
【0031】また、圧力センサ10および感温回路11
の双方に対してA/D変換回路17を共通に使用するこ
とにより、簡単な回路構成で圧力センサ10の温度補償
を高精度に行うことが可能になる。
【0032】図4は本発明の第2実施形態に係る圧力セ
ンサ回路の概略構成図、図5は図4の増幅回路の概略内
部構成などを示す図で、これらの図を用いて以下に第2
実施形態の説明を行う。ただし、図5には、圧力センサ
と増幅回路との接続例が示され、感温回路と増幅回路と
の接続の様子は図示省略されている。
【0033】本圧力センサ回路は、圧力センサ10、感
温回路11、D/A変換回路12,13、コントロール
回路16、A/D変換回路17およびデジタル出力回路
18を第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施
形態との相違点として、増幅回路24、基準電圧源24
0およびEEPROM25を備えている。
【0034】増幅回路24は、ボルテージホロワ144
および抵抗R146を介して、オペアンプ143の非反
転入力端子に対して、基準電圧源140に代わるD/A
変換回路12からの出力電圧を印加する構成になってい
るほかは、第1実施形態の増幅回路14と同様に構成さ
れている。
【0035】基準電圧源240は、第1実施形態の基準
電圧源140と同様に、基準オフセット電圧を発生する
ものである。
【0036】EEPROM25には、第1実施形態と同
様のスパン補正量が対象とする範囲の各環境温度毎に記
憶されているほか、第1実施形態のオフセット補正量と
は相違するオフセット補正量が対象とする範囲の各環境
温度毎に記憶されている。
【0037】後者のオフセット補正量についてさらに詳
述する。第2実施形態では、増幅回路24の出力端子を
A/D変換回路17の入力+端子に接続するとともに、
基準電圧源240の出力端子をA/D変換回路17の入
力−端子に接続し、A/D変換回路17の入力段におけ
る差動の段階で基準オフセット電圧を増幅回路24から
の圧力センサ10の出力電圧V10に重畳させる構成に
したので、増幅回路24からの圧力センサ10の出力電
圧V10にオフセット電圧の温度変動成分が含まれない
ようにするため、オフセット補正量は、オペアンプ14
3の出力に圧力センサ10のオフセット電圧の温度変動
成分を含ませない値に設定されている。すなわち、各オ
フセット補正量は、オフセット基準電圧に対する温度変
動成分を打ち消す値に設定されているのである。
【0038】次に、既に明らかではあるが第2実施形態
の圧力センサ回路の概略動作について説明すると、ま
ず、感温回路11の検出結果がA/D変換回路17など
を介してデジタル値D11としてコントロール回路16
に取り込まれる。
【0039】この後、EEPROM25からデジタル値
D11に対応するオフセット補正量およびスパン補正量
が読み出され、オフセット補正量はD/A変換回路12
を介して増幅回路24に出力されるとともに、スパン補
正量はD/A変換回路13を介してA/D変換回路17
に出力される。これにより、基準オフセット電圧に対す
る圧力センサ10の温度変動成分が補正されるととも
に、スパン電圧の温度変動成分が第1実施形態と同様に
補正される。
【0040】この後、オフセット補正およびスパン補正
が行われたデジタル量D10が所定のデジタル量に変換
された上で外部に出力される。
【0041】以上、第2実施形態によれば、コントロー
ル回路16は圧力センサ10のオフセット電圧およびス
パン電圧の両温度変動成分を演算処理で補正する必要が
ないので、コントロール回路16の処理負担を軽減する
ことが可能になる。
【0042】図6は本発明の第3実施形態に係る圧力セ
ンサ回路の概略構成図、図7は図6に示す圧力センサ回
路の動作シーケンスの説明図で、これらの図を用いて以
下に第3実施形態の説明を行う。
【0043】本圧力センサ回路は、圧力センサ10、感
温回路11、D/A変換回路12,13、EEPROM
15、A/D変換回路17およびデジタル出力回路18
を第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施形態
との相違点として、スイッチSW1〜SW7、増幅回路
34およびコントロール回路36などを備えている。
【0044】スイッチ(第1スイッチ)SW1は、電圧
VDDの電源ラインと圧力センサ10の電源端子T3と
の間に接続され、コントロール回路36からのオフまた
はオンのコントロール信号に従って、それぞれ圧力セン
サ10に対する電力供給経路の断続を行うものである。
【0045】スイッチ(第2スイッチ)SW2は、電圧
VDDの電源ラインと感温回路11との間に接続され、
コントロール回路36からのオフまたはオンのコントロ
ール信号に従って、それぞれ感温回路11に対する電力
供給経路の断続を行うものである。
【0046】ただし、図6に示す例では、感温回路11
は、小さな温度係数を有する配線抵抗などの抵抗R11
1および大きな温度係数を有する拡散抵抗などの抵抗R
112を備え、抵抗R111,R112の接続点を出力
端子として、環境温度の変化に伴って変動するレベルの
電圧を出力する構成になっている。なお、これに限ら
ず、抵抗R111,R112に対してそれぞれ炭素皮膜
抵抗およびサーミスタを使用する構成でもよい。
【0047】圧力センサ10の一方の出力端子と増幅回
路34の一方の入力端子との間に介在しコントロール回
路36からのコントロール信号に従ってオン/オフする
スイッチSW3、そのコントロール信号を反転する反転
回路340、および感温回路11の出力端子と増幅回路
34の一方の入力端子との間に介在し反転回路340の
出力信号に従ってオン/オフするスイッチSW4は、切
換回路を構成し、コントロール回路36からのコントロ
ール信号に従って、圧力センサ10および感温回路11
の一方の出力端子を増幅回路34の一方の入力端子に接
続するものである。
【0048】スイッチSW5は、電圧VDDの電源ライ
ンと増幅回路34との間に接続され、コントロール回路
36からのオフまたはオンのコントロール信号に従っ
て、それぞれ増幅回路34に対する電力供給経路の断続
を行うものである。
【0049】スイッチSW6は、コントロール回路36
からのコントロール信号に従って、D/A変換回路12
に対する電力供給経路の断続を行うものである。図6に
示す例では、一端側に電圧VDDが印加される抵抗R1
21、この抵抗R121の他端とグランドGNDとの間
に接続される抵抗R122、これら抵抗R121,R1
22の接続点と入力端子が接続されるボルテージホロワ
120が、D/A変換回路12に基準電圧を印加する電
源(第1分圧回路)として設けられており、スイッチS
W6は、電圧VDDの電源ラインと抵抗R121の一端
との間に接続されている。
【0050】スイッチSW7は、コントロール回路36
からのコントロール信号に従って、D/A変換回路13
に対する電力供給経路の断続を行うものである。図6に
示す例では、一端側に電圧VDDが印加される抵抗R1
31、この抵抗R131の他端とグランドGNDとの間
に接続される抵抗R132、これら抵抗R131,R1
32の接続点と入力端子が接続されるボルテージホロワ
130が、D/A変換回路13に基準電圧を印加する電
源(第2分圧回路)として設けられており、スイッチS
W7は、電圧VDDの電源ラインと抵抗R131の一端
との間に接続されている。
【0051】増幅回路34は、圧力センサ10および感
温回路11の出力信号を個別に増幅するものである。
【0052】コントロール回路36は、マイクロコンピ
ュータなどにより成り、本圧力センサ回路の各部に対し
て種々の制御を行うもので、例えば、スイッチSW1に
対してオン制御を行っている場合にはスイッチSW2に
対してオフ制御を行う一方、スイッチSW2に対してオ
ン制御を行っている場合にはスイッチSW1に対してオ
フ制御を行う。
【0053】また、コントロール回路36は、切換回路
に対して感温回路11の出力端子を増幅回路34の入力
端子に接続する切換制御を行い、増幅回路34およびA
/D変換回路17を介して感温回路11により検出され
た環境温度を取り込んで、この環境温度に対応する圧力
センサ10のオフセット補正量およびスパン補正量をE
EPROM15から読み出し、それぞれをD/A変換回
路12,13を介してA/D変換回路17に送出し、こ
の後、切換回路に対して圧力センサ10の出力端子を増
幅回路34の入力端子に接続する切換制御を行って、圧
力センサ10からの信号のA/D変換をA/D変換回路
17によって実行させる(図7参照)。
【0054】さらに、コントロール回路36は、増幅回
路34およびD/A変換回路12,13を動作させない
場合、それぞれスイッチSW5〜SW7のオフ制御を行
う。
【0055】次に、第3実施形態の圧力センサ回路の概
略動作について説明すると、まず、コントロール回路3
6から、スイッチSW2,SW4およびSW5〜SW7
をオンにするコントロール信号が出力される(図7の
「温度計測」の区間)。これにより、感温回路11の出
力端子に環境温度に対応するレベルの電圧が発生し、こ
の電圧が増幅回路34で増幅された後、A/D変換回路
17でデジタル値D11に変換される。
【0056】このデジタル値D11がコントロール回路
36に取り込まれると、EEPROM15からデジタル
値D11に対応するオフセット補正量およびスパン補正
量が読み出され、それぞれがD/A変換回路12,13
を介してA/D変換回路17に出力される(図7の「メ
モリアクセス」の区間)。この後、スイッチSW2,S
W4をオフにしてスイッチSW1,SW3をオンにする
コントロール信号が出力される(図7の「圧力計測」に
おける「圧力センサSETUP」の区間)。これによ
り、圧力センサ11に加わる物理量に応じたレベルの電
圧がその両出力端子に発生し、この電圧が増幅回路34
で増幅された後、A/D変換回路17でオフセット補正
およびスパン補正が行われつつデジタル値D10に変換
される(図7の「圧力センサA/D」の区間)。
【0057】この後、オフセット補正およびスパン補正
が行われたデジタル値D10が所定のデジタル量に変換
された上で外部に出力される(図7の「デジタル出力」
の区間)。
【0058】この後、本圧力センサ回路がリセットされ
(図7の「RESET」の区間)、1回の圧力計測が終
了する。
【0059】以上、第3実施形態によれば、スイッチS
W1〜SW7を備えたことにより、本圧力センサ回路の
消費電力の低減が可能になる。
【0060】また、圧力センサ10が駆動電圧を得て、
D/A変換回路12,13が基準電圧を得るための電力
が電圧VDDの電源ラインから供給され、また、圧力セ
ンサ10の出力レベルが電圧VDDのレベルに比例する
とともに、D/A変換回路12,13の各基準電圧が電
圧VDDに比例するので、全体として電圧VDDの変動
分がキャンセルされることになる。この結果、従来のよ
うなより安定的な定電圧回路は不要になり、回路構成の
簡単化およびコスト低減が可能になる。
【0061】また、切換回路およびコントロール回路3
6の制御によって、圧力センサ10および感温回路11
に対して、増幅回路34およびA/D変換回路17の共
用が可能になり、回路の簡単化および効率的な圧力計測
が可能となる。
【0062】さらに、感温回路11は、小さな温度係数
を有する配線抵抗などの抵抗R111および大きな温度
係数を有する拡散抵抗などの抵抗R112により構成さ
れるので、回路をIC化する場合に配線抵抗と拡散抵抗
の内蔵が可能となり、外付けの部品点数の削減、ICの
端子数削減、全体の回路構成の簡単化およびコストダウ
ンを図ることが可能になる。
【0063】図8は本発明の第4実施形態に係る圧力セ
ンサ回路の概略構成図で、この図を用いて以下に第4実
施形態の説明を行う。
【0064】本圧力センサ回路は、増幅回路34に代え
て、コントロール回路36からのコントロール信号に従
ってゲインが切り替わる増幅回路44を備えているほか
は第3実施形態と同様に構成される。ただし、図8で
は、スイッチSW1,SW2は図示省略されている。
【0065】次に、第3実施形態と相違する第4実施形
態の圧力センサ回路の動作について概説する。コントロ
ール回路36から、スイッチSW4をオンにするコント
ロール信号の出力が行われると、スイッチSW3がオ
フ、スイッチSW4がオンになるとともに、増幅回路4
4のゲインがAに切り替わる。これにより、感温回路1
1の出力電圧が増幅回路44の入力に印加し、感温回路
11の出力電圧がゲインAで増幅される。
【0066】一方、コントロール回路36から、スイッ
チSW3をオンにするコントロール信号の出力が行われ
ると、スイッチSW3がオン、スイッチSW4がオフに
なるとともに、増幅回路44のゲインがBに切り替わ
る。これにより、圧力センサ10の出力電圧が増幅回路
44の入力に印加し、圧力センサ10の出力電圧がゲイ
ンBで増幅される。
【0067】以上、第4実施形態によれば、第3実施形
態と同様の効果を素することが可能になるほか、増幅回
路44の簡単化およびさらなる低コスト化が可能にな
る。
【0068】図9は本発明の第5実施形態に係る圧力セ
ンサ回路の概略構成図で、この図を用いて以下に第5実
施形態の説明を行う。
【0069】本圧力センサ回路は、スイッチSW8,S
W9および反転回路541をさらに備えているととも
に、増幅回路44、EEPROM15およびコントロー
ル回路36に代えてそれぞれ増幅回路54、EEPRO
M55およびコントロール回路56を備えているほか
は、第4実施形態と同様に構成されている。
【0070】スイッチSW8は、圧力センサ10と増幅
回路54との間のスイッチSW3が介在していない方に
介在するように接続され、スイッチSW3に対する同一
のコントロール信号に従ってオン/オフする。
【0071】スイッチSW9は、スイッチSW8が接続
されている増幅回路54の入力端子とD/A変換回路1
2の出力端子との間に介設され、反転回路541を介し
て送られてくるコントロール信号、すなわちスイッチS
W4と同様のコントロール信号に従ってオン/オフす
る。
【0072】増幅回路54は、スイッチSW4,SW9
がオン時に、D/A変換回路12からの出力電圧を用い
て感温回路11の出力電圧におけるオフセット電圧を補
正しながら、感温回路11の出力電圧を増幅する機能を
有しているほかは、第4実施形態の増幅回路44と同様
に構成される。このため、EEPROM55には、第1
実施形態のオフセット補正量およびスパン補正量に加え
て、感温回路11の出力電圧におけるオフセット電圧を
補正するための補正量が予め記憶されている。
【0073】コントロール回路56は、スイッチSW
4,SW9をオンにするコントロール信号の出力を行う
際には、EEPROM55から感温回路11の出力電圧
におけるオフセット電圧を補正するための補正量を読み
出してD/A変換回路12に出力を行うほかは、第4実
施形態のコントロール回路36と同様に動作する。
【0074】次に、第4実施形態と相違する第5実施形
態の圧力センサ回路の動作について概説する。コントロ
ール回路56から、スイッチSW3,SW8をオンにす
るコントロール信号の出力が行われると、スイッチSW
3,SW8がオン、スイッチSW4,SW9がオフにな
るとともに増幅回路44のゲインがBに切り替わる。こ
れにより、圧力センサ回路10の出力電圧がゲインBで
増幅される。
【0075】一方、コントロール回路56から、スイッ
チSW4,SW9をオンにするコントロール信号の出力
が行われると、スイッチSW3,SW8がオフ、スイッ
チSW4,SW9がオンになるとともに増幅回路44の
ゲインがAに切り替わる。また、EEPROM55から
感温回路11の出力電圧におけるオフセット電圧を補正
するための補正量が読み出されてD/A変換回路12お
よびスイッチSW9を介して増幅回路54に出力され
る。これにより、感温回路11の出力電圧がゲインAで
増幅されるとともに、感温回路11の出力電圧における
オフセット電圧が補正される。
【0076】以上、第5実施形態によれば、第4実施形
態と同様の効果を素することが可能になるほか、感温回
路11の出力電圧におけるオフセット電圧を補正するこ
とが可能になる。これにより、感温回路11のばらつき
を吸収することができ、製造歩留りが向上する。
【0077】なお、図10に示すように、圧力センサ1
0、感温回路11、D/A変換回路12,13、図略の
基準電圧源を内蔵する増幅回路24a、EEPROM2
5、コントロール回路16、A/D変換回路17および
デジタル出力回路18を備え、D/A変換回路12の出
力信号を用いて増幅回路24aが内蔵する基準電圧源の
基準電圧を温度補正し、この温度補正後の基準電圧をA
/D変換回路17の基準電圧として用いる構成でもよ
い。この場合の動作は第1実施形態と同様であるが、オ
フセット電圧の変動の補正に関してのみ異なる。すなわ
ち、圧力センサ10のオフセット電圧の温度変動は増幅
回路24aの基準電圧の温度変動として現れるので、そ
の温度変動と逆の温度特性をD/A変換回路12より発
生させて図に示す加算器で加算してやることによりキャ
ンセルする。スパン電圧の変動に関しては同様にA/D
変換回路17の変換時にキャンセルする。このように、
A/D変換回路17の基準電圧に増幅回路24aの基準
電圧を使用することにより、A/D変換回路17の入力
ダイナミックレンジを拡大することが可能になる。
【0078】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、環境温度の変化に伴って出力の
オフセットおよび感度が変動する圧力センサと、前記圧
力センサの環境温度を検出する感温回路と、オフセット
補正用のD/A変換回路と、スパン補正用のD/A変換
回路と、前記圧力センサおよび感温回路の両出力信号を
増幅する増幅回路と、前記感温回路により検出される環
境温度に対応する前記圧力センサのオフセット補正量お
よびスパン補正量を記憶するメモリと、前記感温回路に
より検出される環境温度に対応する前記圧力センサのオ
フセット補正量およびスパン補正量を前記メモリから読
み出し、それぞれを前記オフセット補正用およびスパン
補正用の両D/A変換回路に送出するコントロール回路
と、前記増幅回路、オフセット補正用のD/A変換回路
およびスパン補正用のD/A変換回路の各出力端子とそ
れぞれ接続されるプラス側入力端子、マイナス側入力端
子および基準電圧入力端子を有し、前記感温回路からの
信号をデジタル信号に変換して前記コントロール回路に
送出する一方、前記オフセット補正用およびスパン補正
用の両D/A変換回路からの信号を用いて、前記圧力セ
ンサからの信号をデジタル信号に変換するA/D変換回
路と、前記A/D変換回路による変換後の前記圧力セン
サからの信号を所定のデジタル量に変換するデジタル出
力回路とを備えるので、コントロール回路の処理負担を
軽減することが可能になる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、環境温度の
変化に伴って出力のオフセットおよび感度が変動する圧
力センサと、前記圧力センサの環境温度を検出する感温
回路と、オフセット補正用のD/A変換回路と、スパン
補正用のD/A変換回路と、前記圧力センサおよび感温
回路の両出力信号を増幅する増幅回路と、所定の環境温
度に対する基準オフセット電圧を発生する基準電圧源
と、前記感温回路により検出される環境温度に対応する
前記圧力センサの前記基準オフセット電圧に対する温度
変動成分を補正するオフセット補正量を記憶するととも
に、前記感温回路により検出される環境温度に対応する
前記圧力センサのスパン補正量を記憶するメモリと、前
記感温回路により検出される環境温度に対応する前記圧
力センサのオフセット補正量およびスパン補正量を前記
メモリから読み出し、それぞれを前記オフセット補正用
およびスパン補正用の両D/A変換回路に送出するコン
トロール回路と、前記増幅回路からの前記感温回路の出
力信号、および前記オフセット補正用のD/A変換回路
の出力信号によって前記基準オフセット電圧に対する温
度変動成分が補正された前記増幅回路からの前記圧力セ
ンサの出力信号を入力信号とするプラス側入力端子、前
記基準オフセット電圧を入力信号とするマイナス側入力
端子、および前記スパン補正用のD/A変換回路の出力
信号を入力信号とする基準電圧入力端子を有し、前記感
温回路からの信号をデジタル信号に変換して前記コント
ロール回路に送出する一方、前記基準オフセット信号お
よび前記スパン補正用のD/A変換回路からの信号を用
いて、前記圧力センサからの信号をデジタル信号に変換
するA/D変換回路と、前記A/D変換回路による変換
後の前記圧力センサからの信号を所定のデジタル量に変
換するデジタル出力回路とを備えるので、コントロール
回路の処理負担を軽減することが可能になる。
【0080】請求項3記載の発明によれば、前記コント
ロール回路のオフまたはオン制御に従って、それぞれ前
記圧力センサに対する電力供給経路の断続を行う第1ス
イッチと、前記コントロール回路のオフまたはオン制御
に従って、それぞれ前記感温回路に対する電力供給経路
の断続を行う第2スイッチとを備え、前記コントロール
回路は、前記第1スイッチに対してオン制御を行ってい
る場合には前記第2スイッチに対してオフ制御を行う一
方、前記第2スイッチに対してオン制御を行っている場
合には前記第1スイッチに対してオフ制御を行うので、
本圧力センサ回路の消費電力の低減が可能になる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、複数の抵抗
により成り電源の電圧を分圧して基準電圧として前記オ
フセット補正用のD/A変換回路に印加する第1分圧回
路と、複数の抵抗により成り前記電源の電圧を分圧して
基準電圧として前記スパン補正用のD/A変換回路に印
加する第2分圧回路とを備え、前記圧力センサには前記
電源の電圧が駆動電圧として印加されるので、全体とし
てその電源の電圧の変動分をキャンセルすることが可能
になる。この結果、従来のようなより安定的な定電圧回
路は不要になり、回路構成の簡単化およびコスト低減が
可能になる。
【0082】請求項5記載の発明によれば、前記コント
ロール回路の切換制御に従って、前記圧力センサおよび
感温回路の一方の出力端子を前記増幅回路の入力端子に
接続する切換回路を備え、前記コントロール回路は、前
記増幅回路およびA/D変換回路を介して前記感温回路
により検出された環境温度を取り込み、この環境温度に
対応する前記圧力センサのオフセット補正量およびスパ
ン補正量を前記メモリから読み出し、それぞれを前記オ
フセット補正用およびスパン補正用の両D/A変換回路
に送出し、この後、前記切換回路に対して前記圧力セン
サの出力端子を前記増幅回路の入力端子に接続する切換
制御を行って、前記圧力センサからの信号のA/D変換
を前記A/D変換回路によって実行させるので、圧力セ
ンサおよび感温回路に対して、増幅回路およびA/D変
換回路の共用が可能になり、回路の簡単化および効率的
な圧力計測が可能となる。
【0083】請求項6記載の発明によれば、前記感温回
路は、互いに異なる抵抗温度特性を有する2つの抵抗素
子により成り電源の電圧を分圧して出力するので、回路
をIC化する場合に内蔵が可能となり、外付けの部品点
数の削減、ICの端子数削減、全体の回路構成の簡単化
およびコストダウンを図ることが可能になる。
【0084】請求項7記載の発明によれば、前記増幅回
路は、前記圧力センサおよび感温回路に対してそれぞれ
個別のゲインに切り換える切換機能を有しているので、
増幅回路の簡単化およびさらなる低コスト化が可能にな
る。
【0085】請求項8記載の発明によれば、前記感温回
路の出力は、前記オフセット補正用のD/A変換回路か
らの信号により補正されるので、感温回路の出力電圧に
おけるオフセット電圧を補正することが可能になり、感
温回路のばらつきを吸収することができ、製造歩留りが
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力センサ回路の
概略構成図である。
【図2】図1の増幅回路の概略内部構成などを示す図で
ある。
【図3】オフセット補正量およびスパン補正量の説明図
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る圧力センサ回路の
概略構成図である。
【図5】図4の増幅回路の概略内部構成などを示す図で
ある。
【図6】本発明の第3実施形態に係る圧力センサ回路の
概略構成図である。
【図7】図6に示す圧力センサ回路の動作シーケンスの
説明図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る圧力センサ回路の
概略構成図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係る圧力センサ回路の
概略構成図である。
【図10】図4に示す圧力センサ回路の別の接続例を示
す図である。
【図11】従来の圧力センサ回路の概略構成図である。
【符号の説明】
10 圧力センサ 11 感温回路 12,13 D/A変換回路 14,24,34,44,54 増幅回路 15,25,55 EEPROM 16,36,56 コントロール回路 17 A/D変換回路 18 デジタル出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 慎司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC60 DD20 EE11 FF02 GG32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環境温度の変化に伴って出力のオフセッ
    トおよび感度が変動する圧力センサと、 前記圧力センサの環境温度を検出する感温回路と、 オフセット補正用のD/A変換回路と、 スパン補正用のD/A変換回路と、 前記圧力センサおよび感温回路の両出力信号を増幅する
    増幅回路と、 前記感温回路により検出される環境温度に対応する前記
    圧力センサのオフセット補正量およびスパン補正量を記
    憶するメモリと、 前記感温回路により検出される環境温度に対応する前記
    圧力センサのオフセット補正量およびスパン補正量を前
    記メモリから読み出し、それぞれを前記オフセット補正
    用およびスパン補正用の両D/A変換回路に送出するコ
    ントロール回路と、 前記増幅回路、オフセット補正用のD/A変換回路およ
    びスパン補正用のD/A変換回路の各出力端子とそれぞ
    れ接続されるプラス側入力端子、マイナス側入力端子お
    よび基準電圧入力端子を有し、前記感温回路からの信号
    をデジタル信号に変換して前記コントロール回路に送出
    する一方、前記オフセット補正用およびスパン補正用の
    両D/A変換回路からの信号を用いて、前記圧力センサ
    からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路
    と、 前記A/D変換回路による変換後の前記圧力センサから
    の信号を所定のデジタル量に変換するデジタル出力回路
    とを備える圧力センサ回路。
  2. 【請求項2】 環境温度の変化に伴って出力のオフセッ
    トおよび感度が変動する圧力センサと、 前記圧力センサの環境温度を検出する感温回路と、 オフセット補正用のD/A変換回路と、 スパン補正用のD/A変換回路と、 前記圧力センサおよび感温回路の両出力信号を増幅する
    増幅回路と、 所定の環境温度に対する基準オフセット電圧を発生する
    基準電圧源と、 前記感温回路により検出される環境温度に対応する前記
    圧力センサの前記基準オフセット電圧に対する温度変動
    成分を補正するオフセット補正量を記憶するとともに、
    前記感温回路により検出される環境温度に対応する前記
    圧力センサのスパン補正量を記憶するメモリと、 前記感温回路により検出される環境温度に対応する前記
    圧力センサのオフセット補正量およびスパン補正量を前
    記メモリから読み出し、それぞれを前記オフセット補正
    用およびスパン補正用の両D/A変換回路に送出するコ
    ントロール回路と、 前記増幅回路からの前記感温回路の出力信号、および前
    記オフセット補正用のD/A変換回路の出力信号によっ
    て前記基準オフセット電圧に対する温度変動成分が補正
    された前記増幅回路からの前記圧力センサの出力信号を
    入力信号とするプラス側入力端子、前記基準オフセット
    電圧を入力信号とするマイナス側入力端子、および前記
    スパン補正用のD/A変換回路の出力信号を入力信号と
    する基準電圧入力端子を有し、前記感温回路からの信号
    をデジタル信号に変換して前記コントロール回路に送出
    する一方、前記基準オフセット信号および前記スパン補
    正用のD/A変換回路からの信号を用いて、前記圧力セ
    ンサからの信号をデジタル信号に変換するA/D変換回
    路と、 前記A/D変換回路による変換後の前記圧力センサから
    の信号を所定のデジタル量に変換するデジタル出力回路
    とを備える圧力センサ回路。
  3. 【請求項3】 前記コントロール回路のオフまたはオン
    制御に従って、それぞれ前記圧力センサに対する電力供
    給経路の断続を行う第1スイッチと、 前記コントロール回路のオフまたはオン制御に従って、
    それぞれ前記感温回路に対する電力供給経路の断続を行
    う第2スイッチとを備え、 前記コントロール回路は、前記第1スイッチに対してオ
    ン制御を行っている場合には前記第2スイッチに対して
    オフ制御を行う一方、前記第2スイッチに対してオン制
    御を行っている場合には前記第1スイッチに対してオフ
    制御を行う請求項1または2記載の圧力センサ回路。
  4. 【請求項4】 複数の抵抗により成り電源の電圧を分圧
    して基準電圧として前記オフセット補正用のD/A変換
    回路に印加する第1分圧回路と、 複数の抵抗により成り前記電源の電圧を分圧して基準電
    圧として前記スパン補正用のD/A変換回路に印加する
    第2分圧回路とを備え、 前記圧力センサには前記電源の電圧が駆動電圧として印
    加される請求項1または2記載の圧力センサ回路。
  5. 【請求項5】 前記コントロール回路の切換制御に従っ
    て、前記圧力センサおよび感温回路の一方の出力端子を
    前記増幅回路の入力端子に接続する切換回路を備え、 前記コントロール回路は、前記増幅回路およびA/D変
    換回路を介して前記感温回路により検出された環境温度
    を取り込み、この環境温度に対応する前記圧力センサの
    オフセット補正量およびスパン補正量を前記メモリから
    読み出し、それぞれを前記オフセット補正用およびスパ
    ン補正用の両D/A変換回路に送出し、この後、前記切
    換回路に対して前記圧力センサの出力端子を前記増幅回
    路の入力端子に接続する切換制御を行って、前記圧力セ
    ンサからの信号のA/D変換を前記A/D変換回路によ
    って実行させる請求項1または2記載の圧力センサ回
    路。
  6. 【請求項6】 前記感温回路は、互いに異なる抵抗温度
    特性を有する2つの抵抗素子により成り電源の電圧を分
    圧して出力する請求項1記載の圧力センサ回路。
  7. 【請求項7】 前記増幅回路は、前記圧力センサおよび
    感温回路に対してそれぞれ個別のゲインに切り換える切
    換機能を有している請求項1記載の圧力センサ回路。
  8. 【請求項8】 前記感温回路の出力は、前記オフセット
    補正用のD/A変換回路からの信号により補正される請
    求項2記載の圧力センサ回路。
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