JP2002084151A - 物理量検出装置 - Google Patents
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Abstract
えた物理量検出装置の異常検出が行えるようにする。 【解決手段】 印加される圧力に応じた電圧を出力する
センサ部10と、センサ部10からの出力を処理し、セ
ンサ部10からの出力を増幅すると共に、センサ部のオ
フセット及びオフセット温度特性を補償するアンプ4
と、センサ部10とは別に備えられ、検査用の基準電圧
を出力する検査用回路ブロック20とを有している。こ
のような構成において、圧力検出時には、アンプ4にセ
ンサ部10からの出力が入力され、アンプ4の出力に基
づいて圧力検出が行われるようにし、検査時には、アン
プ4に検査用回路ブロック20の出力が入力され、アン
プ4の出力に基づいて異常検出が行われるようにする。
Description
増幅する回路(信号処理回路)を備えた物理量検出装置
に関するもので、特に歪ゲージで構成したセンサ部を備
える圧力センサに用いて好適である。
の圧力センサの回路構成例を示す。以下、図11に基づ
いて従来の圧力センサの構成を説明する。
ゲージ(拡散抵抗)400a〜400dで構成したブリ
ッジ回路からなるセンサ部400が備えられている。こ
の構成例ではセンサ部400には定電流回路401から
温度が変化しても一定の電流が流される。そして、印加
圧力に応じて変動するブリッジ回路の各中点の電位差、
つまりセンサ部400の出力がアンプ402で増幅さ
れ、センサ出力として外部へ出力される。
は、感度の温度特性、センサ部の出力のオフセット、こ
のオフセットの温度特性の補償が行われている。
る拡散抵抗400a〜400dの不純物濃度を最適化す
ることによって行っている。
〜400dは温度特性を有しているが、感度の温度特性
と拡散抵抗400a〜400dの温度特性とを合わせ込
むことにより、ブリッジ回路に定電流を流し込んだ時に
感度の温度特性が補償できるようにしている。すなわ
ち、感度の温度係数が−1600ppm/℃程度である
と仮定すると、拡散抵抗400a〜400dの温度係数
が1600ppm/℃程度となるように拡散抵抗の濃度
を選択しており、例えば拡散抵抗400a〜400dの
不純物濃度が1020cm-3程度となるようにしている。
401から定電流を流すことで、ブリッジ回路への印加
電圧を変化させることにより、感度の温度補償を行うよ
うにしている。
のデータはメモリ403に記憶してあり、メモリ403
に記憶されたデジタルデータをD/A変換器404でア
ナログ変換し、定電流回路401にて温度が変化しても
一定の電流を流すようにしている。
償はアンプ402によって行っている。オフセットは、
製造バラツキ等によって生じるため、オフセット補正量
をメモリ403に記憶しておき、メモリ403に記憶さ
れたデジタルデータをD/A変換器404でアナログ変
換したのちアンプ402に入力し、アンプ402にて零
点を調整し、オフセット補償を行っている。
て温度特性を持つため、その温度特性に応じたデータを
メモリ403に記憶しておき、メモリ403からの出力
をD/A変換器404でアナログ値に変換したのちアン
プ402に入力し、アンプ402にてオフセット温度特
性を相殺するようにしている。
圧力センサにおいては、アンプ402内の配線ショー
ト、断線、配線抵抗の増加等の要因によって感度やオフ
セット電圧が異常になっても、異常検出を行うことがで
きなかった。
を処理する信号処理回路を備えた物理量検出装置の異常
検出が行えるようにすることを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、物理量に応じた電圧を
出力するセンサ部(10)と、センサ部からの出力を処
理し、センサ部からの出力に応じた信号を出力する信号
処理回路とを備えた物理量検出装置であって、検査時に
は信号処理回路にセンサ部からの出力とは異なる基準電
圧が入力されるようになっており、信号処理回路の出力
に基づいて異常検出が行えるように構成されていること
を特徴としている。
とは異なる基準電圧が信号処理回路に入力されるように
することで、信号処理回路の出力に基づいて異常検出を
行うことができる。
に応じた電圧を出力するセンサ部(10)と、センサ部
からの出力を処理し、センサ部からの出力に応じた信号
を出力する信号処理回路と、センサ部とは別に備えら
れ、検査用の基準電圧を出力する検査用出力発生部(2
0)とを有し、物理量検出時には、信号処理回路にセン
サ部からの出力が入力され、信号処理回路の出力に基づ
いて物理量検出が行われるように構成され、検査時に
は、信号処理回路に検査用出力発生部の出力が入力さ
れ、信号処理回路の出力に基づいて異常検出が行われる
ように構成されていることを特徴としている。
回路にセンサ部からの出力が入力され、信号処理回路の
出力に基づいて物理量検出が行われるようにし、検査時
には、信号処理回路に検査用出力発生部の出力が入力さ
れ、信号処理回路の出力に基づいて異常検出が行われる
ようにすれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
る。
らの出力若しくは検査用出力発生部の出力が信号処理回
路(4)に選択的に入力されるようにし、物理量検出時
にはセンサ部の出力が選択され、検査時には検査用出力
発生部の出力が選択され、信号処理回路に入力されるよ
うにすれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
る。
4に示すように、直列接続された抵抗によって形成した
4辺形の閉回路を成すホイートストンブリッジ回路を採
用することができる。この場合、ホイートストンブリッ
ジ回路の相対する接続点の一方の差電圧を基準電圧とし
て出力することになる。
出力発生部には、ホイートストンブリッジ回路に印加す
る印加電圧の大きさを制御する定電流回路(21)が備
えられていることを特徴としている。
ストンブリッジ回路に印加する印加電圧の大きさを制御
することができる。
路に流す電流量に関するデータを検査用メモリ(22)
に記憶しておけば、定電流回路が流す電流量を検査用メ
モリに備えられたデータに基づいて設定することができ
る。
に示すように、R−2Rラダーによって構成されたD/
A変換回路を採用することも可能である。この場合、定
電流回路をホイートストンブリッジ回路で構成した場合
と比べて、少ない定電流回路の数で高分解能を実現する
ことができる。
理回路は、センサ部からの出力を増幅すると共に、セン
サ部におけるオフセット及びオフセット温度特性を補償
するアンプ(4)を有していることを特徴としている。
の出力を増幅すると共に、センサ部におけるオフセット
及びオフセット温度特性を補償することができる。
手段(3)によってアンプの出力が所定の基準値と比較
され、この比較結果に基づいて異常検出が行われるよう
にできる。
処理回路は、異常であることが検出されると、物理量検
出時に信号処理回路が発生させる出力電圧の範囲とは異
なる電圧を発生させる手段(34)を有することを特徴
としている。
量検出時に信号処理回路が発生させる出力電圧の範囲と
は異なる電圧を発生させるようにすれば、物理量検出信
号と異常検出信号とを区別できる。
路は、比較結果に基づいて電流量を変化させる電流源
(35)を備えていることを特徴としている。このよう
に、比較結果に基づいて電流源の電流量を変化させるよ
うにし、この電流量の変化を検出するようにしても異常
検出を行なうことができる。
路には、比較結果を外部に出力する端子(601)が備
えられており、この端子を通じて前記異常検出が行なえ
るようになっていることを特徴としている。このよう
に、比較結果を直接外部に出力し、その出力に基づいて
異常検出を行なうことも可能である。
により、信号処理回路によってオフセット及びオフセッ
ト温度特性が補償された出力に応じた電圧を発生させる
出力手段(34)の出力と所定の基準値とを比較させる
ようにしても構わない。また、請求項15に示すよう
に、出力手段を反転増幅回路で構成することが可能であ
る。
時に診断指令信号を出力する診断指令信号発生部を備え
ていることを特徴としている。
号発生部を備えておくことにより、センサに診断指令信
号入力用のワイヤーハーネスを増やす必要がなくなる。
令発生部は、所定の電源電圧が印加される負荷(35
2)と、負荷に直列接続されたトランジスタ(351)
と、トランジスタを制御する電圧を発生させる第1、第
2の抵抗(R1、R2)とを有し、負荷とトランジスタ
との接続点の電位を診断指令信号として発生させるもの
として構成できる。
処理回路は、該信号処理回路自身の補正データとセンサ
部の補正データとの両方を備える第1の記憶部と、信号
処理回路自身の補正データを備える第2の記憶部とを有
し、検査時においては、第2の記憶部のデータを用いる
ようになっていることを特徴としている。
時には基準電圧を用いるものであり、この基準電圧はセ
ンサ部にあるオフセットやオフセットの温度特性を有し
ていないため、検査時には物理量検出時と同じ補正デー
タを用いることはできない。よって、オフセット等の補
正データを物理量検出時と検査時とに分けて持つことに
より、正確な検査を実施できる。
セット等の補正データを記憶させることができるため、
薄膜抵抗等をレーザートリムする等のセンサ部に対する
特別な補正が不要であり、請求項15に示すように、信
号処理回路を、センサ部と同じチップ上に形成した集積
化センサとするのに好ましい。
サ部には、該センサの出力を調整する調整部が設けら
れ、信号処理回路は、該信号処理回路自身の補正データ
を備える記憶部を備え、センサ部による物理量検出時及
び検査時の両方において、記憶部のデータを用いるよう
になっていることを特徴としている。このような構成と
すれば、記憶部が1つで済むため好ましい。
サ部と信号処理回路部とは別々のチップに形成され、記
憶部は信号処理回路が形成されたチップに設けられてい
ることを特徴としている。
一チップ内の調整部によって行うことができるため、セ
ンサ部を信号処理回路部のチップと別々に形成でき、歩
留りを向上させることができる。例えば、信号処理回路
部がMOSチップで構成する場合、必要なデータをEP
ROM等のメモリに記憶させることができるため、セン
サチップには、薄膜抵抗等の調整部を設けて調整すれば
よい。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
の一実施形態を適用した圧力センサの回路構成を示す。
以下、図1に基づき圧力センサの構成について説明す
る。
センサ部10への印加圧力に応じた出力を発生させる圧
力検出用回路1の他に、異常状態を検査する際(以下、
検査時という)に検査結果に応じた出力を発生させる検
査用回路2を備えている。これら圧力検出用回路1の出
力及び検査用回路2の出力は共にアナログ・マルチプレ
クサ3を介してアンプ4に入力されるようになってお
り、図示しないシステム制御回路、自動車では電子制御
装置(以下、ECUという)からの診断指令信号に基づ
いて、通常の圧力検出を行う際(以下、圧力検出時とい
う)には圧力検出用回路1の出力がアンプ4に入力さ
れ、検査時に検査用回路2の出力に切替えられてアンプ
4に入力されるようになっている。なお、検査時におい
ては圧力検出が行えなくなるため、診断指令信号は圧力
検出を行わなくても構わないタイミングで上記ECUか
ら出力されるようになっている。
(歪ゲージ)5、6、7、8で構成されたブリッジ回路
からなるセンサ部10と、センサ部10に対して所望の
定電流を流す定電流回路11と、感度に応じたデータ等
が記憶されているメモリ12と、メモリ12に記憶され
たデジタルデータをアナログ値に変換して定電流回路1
1に出力するD/A変換器13とが備えられている。
ンサ部10から印加圧力に応じた出力が発生させられる
ようになっている。そして、これらの構成により、メモ
リ12に記憶されたデータに基づいて定電流回路11か
ら定電流値が流され、センサ部10に印加される電圧が
調整されて、感度の温度補償が行われるようになってい
る。
フセット及びオフセット温度特性に応じたデータ並びに
アンプ4のオフセット及びオフセット温度特性に応じた
データも記憶されており、メモリ12に記憶されたデジ
タルデータがD/A変換器13を介してアンプ4に入力
されるようになっている。そして、アンプ4によってセ
ンサ部10の出力のオフセット及びオフセット温度特性
の補償が行われると共に、センサ部10の出力が増幅さ
れるようになっている。なお、このアンプ4の詳細な回
路構成については後述する。
構成するブリッジ回路とは別に構成された検査用ブリッ
ジ回路20が備えられていると共に、検査用ブリッジ回
路20に備えられた定電流回路21が流す電流量を決定
するデータが記憶された診断用メモリ22とが備えられ
ている。
異なり、温度特性の少ない抵抗23、24、25、26
によって構成されている。具体的には、検査用ブリッジ
回路20はダイヤフラム上ではなく基板上に形成され、
圧力信号を発生しないものであり、CrSi等の薄膜抵
抗が形成されている。この検査用ブリッジ回路20は、
互いに直列接続された抵抗によって4辺形の閉回路を形
成し、相対する接続点27、28、29、30をそれぞ
れ定電圧回路31及びアースへの接点(27、28)
と、アンプ4への出力に使用する両接点(29、30)
とした構成となっている。以下、ブリッジ回路のうち定
電圧回路31に接続される接続点27を電源印加接点、
アースに接続される接続点28を接地接点、アンプ4へ
の出力電位を発生する両接点29、30を第1、第2出
力接点という。
ち、電源印加接点27と第2出力接点30との間に配置
された抵抗24の中間位置及び接地接点28間に、上述
した定電流回路21が備えられている。この定電流回路
21が流す電流は、診断用メモリ22から出力されるデ
ジタルデータによって制御され、例えば第1、第2出力
接点29、30間の電位差が所望値となるような大きさ
(電流値)とされる。この第1、第2出力接点29、3
0間の電位差が検査用の基準電圧に相当する。
力がセンサ部10を構成するブリッジ回路の出力と同
様、アンプ4によって増幅されることから、検査用ブリ
ッジ回路20の出力がブリッジ回路の出力と同じスパン
となるようにする。このため、検査用ブリッジ回路20
としては、検査用メモリ22により数mV〜200mV
程度の幅の値を8〜10ビット相当の分解能で精度良く
出力できる能力を有していることが好ましい。
はないため、本実施形態では差電圧出力を発生させられ
るブリッジ構成としている。また、定電圧回路31が電
源電圧に対してレシオ性が求められる場合には、電源印
加接点27に直接、電源電圧を印加するようにしてもよ
い。
のオフセット及びオフセット温度特性に応じたデータが
記憶されており、検査用メモリ22に記憶されたデジタ
ルデータがD/A変換器13を介してアンプ4に入力さ
れ、アンプ4によってオフセット及びオフセット温度特
性の補償が行われるようになっている。
検査用ブリッジ回路20の出力、すなわち第1、第2出
力接点29、30間の電位差がアンプ4に入力され、オ
フセット及びオフセット温度特性の補償が行われると共
に、検査用ブリッジ回路20の出力が増幅されるように
なっている。
びオフセット温度特性と、検査用ブリッジ回路20の出
力のオフセット及びオフセット温度特性とは異なるた
め、選択部32は上記ECUからの診断指令信号に基づ
き、圧力検出時にはメモリ12の出力を選択し、検査時
には検査用メモリ22の出力を選択するようになってい
る。
4の出力と所定の基準電圧とを比較し、圧力センサの異
常検出を行うウィンドウコンパレータ33と、アンプ4
の出力が入力されると共にウィンドウコンパレータ33
からの出力信号が入力される反転増幅回路で構成された
出力回路34とが備えられている。
値を決定する基準電圧と下限値を決定する基準電圧を有
しており、アンプ4の出力がこれら2つの基準電圧の範
囲内にあるか否かを判定する。そして、上記ECUから
の診断指令信号が入力された際、つまり検査時にアンプ
4の出力が上記範囲外であると、ウィンドウコンパレー
タ33から出力回路34に所定のダイアグ制御信号が出
力されるようになっている。これにより、出力回路34
から圧力センサが異常であることを意味する信号が出力
され、圧力センサに何らかの異常が発生したことを検出
することができる。なお、ここでいう出力回路34と上
述したアンプ4が本発明における信号処理回路に相当す
る。
回路構成の一例と出力回路34の一例をそれぞれ図2、
図3に示し、これらの図に基づいて定電流回路部11と
アンプ4、及び出力回路34の詳細を説明する。
51a、51bのベースが互いに接続されたカレントミ
ラー回路と、カレントミラー回路の一方のトランジスタ
51aに直列接続されたトランジスタ52と、トランジ
スタ52のコレクタ電流の大きさを調整するオペアンプ
53と、温度依存性がほとんどない抵抗(例えばCrS
i等の薄膜抵抗)50とを有した構成となっている。
アンプ53に入力されると、トランジスタ52のコレク
タ電流が調整されると共に、カレントミラー接続された
トランジスタ51a、51bのコレクタ電流も調整さ
れ、センサ部10に感度に応じた電流が流れるようにな
っている。
の一方の出力が入力されるオペアンプ54と抵抗55及
び抵抗56によって構成される非反転増幅器57と、他
方の出力が入力されるオペアンプ58と抵抗59及び抵
抗60によって構成される非反転増幅器61とが備えら
れている。また、電源電圧Vccを抵抗62、63で抵
抗分割した電位に基づき、オペアンプ64によるボルテ
ージ・フォロワ回路によって基準電位を形成している。
この基準電位に基づいて非反転増幅器57が作動すると
共に、非反転増幅器57に備えられたオペアンプ54の
出力電位を基準電位として非反転増幅器61が作動する
ようになっている。なお、抵抗65は、オペアンプ64
のオフセットキャンセル用に備えられている。
68によって反転増幅器が構成されている。この反転増
幅器は、上述のオペアンプ64の出力電位を基準電位と
して作動するようになっており、非反転増幅器61のオ
ペアンプ58の出力をさらに増幅するようになってい
る。
は、オペアンプ69によって構成されたボルテージ・フ
ォロワ回路及び抵抗70を介してオペアンプ66に入力
される。オフセット温度特性のデータに応じたアナログ
信号もオペアンプ71によって構成されたボルテージ・
フォロワ回路及び抵抗72を介してオペアンプ66に入
力される。また、オフセット温度特性のデータに応じた
アナログ信号は、オペアンプ71からオペアンプ73、
抵抗74及び抵抗75によって構成された加算器76と
抵抗77を介してオペアンプ66に入力される。
抵抗75のうちいずれかは温度依存性を有した抵抗(例
えば拡散抵抗)、もう一方は温度依存性がほとんどない
抵抗(例えばCrSi等の薄膜抵抗)で構成されてお
り、この加算器76によってオフセット温度特性に応じ
たデータのアナログ信号に温度特性を持たせている。
7、70、72、77によって加算器が構成されるた
め、この加算器によってオフセットやオフセット温度特
性が補償されたのち、オペアンプ66の出力端子Vou
tからアンプ4の出力に相当する電位が出力される。
アンプの回路構成に対して、トランジスタ100を備え
たものである。
ントミラー回路が構成されている。トランジスタ102
及び抵抗104によって基準電流値が決定されると、抵
抗105の抵抗値に応じた電流がトランジスタ103に
も流れる。
力端子106からトランジスタ107、108に対して
差動入力が成されると、各端子101、106間の電位
差に基づいてトランジスタ109とトランジスタ110
のコレクタ電流値が若干変動する。これにより、トラン
ジスタ111のコレクタ電流値が変動すると共に、トラ
ンジスタ112のコレクタ電流値も変動し、トランジス
タ113に流れるコレクタ電流値が調整される。
4による電位降下分を差し引いた電位が出力端子Vou
tから出力されるという動作を行うようになっている。
ウィンドウコンパレータ33からダイアグ制御信号が入
力されるようになっている。本実施形態の場合、検査時
においてアンプ4の出力が上記範囲外であったときに
は、ウィンドウコンパレータ33からダイアグ制御信号
としてLowレベルが出力されるようになっている。
回路34に備えられたトランジスタ100がオンすると
共に、トランジスタ113もオンし、出力端子Vout
の電位がアース電位に近い電位(Lowレベル)とな
る。
れる。圧力検出においては、電源として例えば5V電源
を用いる場合、多くは圧力に応じた出力を0.5〜4.
5Vの範囲で出力することが規格化されている。このた
め、圧力検出に用いられる範囲外の電位(例えば、0.
3V以下(Lowレベル)や4.7V以上(Hiレベ
ル))を検査時に出力すれば、圧力検出用の出力端子V
outの電位に基づいて圧力検出だけでなく圧力センサ
の異常検出も行うことができる。図3に示すオペアンプ
をボルテージ・フォロワ回路として用いる場合には、入
力が0.5〜4V程度にしか対応していないので、4.
5Vに対応するためには、入力がRail−to−Ra
ilの回路構成のオペアンプに変更する必要がある。
は別に検査用回路2を備えることにより、アンプ4の異
常を検出することが可能となる。
出力によって異常検出を行っているが、ウィンドウコン
パレータ33からのダイアグ制御信号によって直接異常
検出が行えるようにしてもよい。この場合、出力回路3
4の故障を考慮に入れる必要がなくなるという効果があ
る。但し、この場合には、ダイアグ制御信号を出力する
端子が必要となる。
サ部4のオフセット及びオフセットの温度特性を記憶さ
せることができるため、例えば薄膜抵抗を用いたレーザ
ートリミングといった作業が不要であり、集積化センサ
とする際に好ましい。
施形態を適用した圧力センサの回路構成を示す。なお、
図4に示す回路の基本構成は図1とほぼ同様であるた
め、同様の部分については図1と同じ符号を付し、異な
る部分についてのみ説明する。
ジ回路を構成する4つの抵抗5〜8のうち、抵抗5に対
して抵抗201を並列接続し、抵抗6に対して抵抗20
2を並列接続し、抵抗7に対して抵抗203を直列接続
し、抵抗8に対して抵抗204を直列接続している。
抗温度係数)がほぼ零であるCrSi薄膜抵抗等で構成
され、これら各抵抗201〜204をレーザトリミング
することにより、ブリッジ回路を構成する抵抗5〜8の
オフセット電圧を調整している。
圧の半分を抵抗201あるいは抵抗202で調整した
後、残りの半分を抵抗201を調整した場合には抵抗2
04、抵抗202を調整した場合には抵抗203で調整
することにより、ブリッジ回路のオフセット温度特性が
ほぼ零となるようにしている。
部10を構成するブリッジ回路のオフセット及びオフセ
ット温度特性が存在したため、メモリ12にはブリッジ
回路とアンプ4のオフセット及びオフセット温度特性の
データを記憶し、検査用メモリ22にはアンプ4のオフ
セット及びオフセット温度特性を記憶させておく必要が
あったが、本実施形態の構成によると、その必要性をな
くすことができるのである。
22に定電流回路21が流す定電流のデータが記憶させ
てあり、オフセット及びオフセット温度特性のデータは
記憶させていない。
の異常検出が行えるだけでなく、センサ部10のオフセ
ット等が記憶されているメモリ12やD/A変換器13
の異常検出も行うことができる。
部10の調整が行えるため、オフセットなどの補正デー
タは通常使用時、検査時共に共有化でき、かつセンサ部
の調整を回路部の調整とは独立で行えるため、センサ部
と信号処理部とを別々のチップとすることができ、歩留
りを向上させることができる。
施形態を適用した圧力センサの回路構成を示す。本実施
形態では、上記第1実施形態のように診断結果を出力端
子から通知するのではなく、他の方法によって通知す
る。以下、図6に基づいて圧力センサの構成について説
明するが、本実施形態に示す圧力センサの基本構成は第
1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ
説明する。
源電圧Vcc)が印加される端子とGNDとの間に電流
源35が備えられている。この電流源35には、ウィン
ドウコンパレータ33からのダイアグ制御信号が入力さ
れるようになっており、ダイアグ制御信号に応じて消費
電流が変化するようになっている。
ける消費電流量の変化を検出することにより故障診断を
行なうことができる。例えば、この消費電流量の変化は
圧力センサが接続されるECUで検出される。図7に、
圧力センサが接続されるECU500の回路構成例を示
し、上記消費電流量の変化の検出方法について具体的に
説明する。
る端子1a、製品出力Voutを出力する端子1b、G
NDに接続される端子1cの3端子が備えられており、
これら3つの端子1a〜1cがコネクタ501、502
及びワイヤハーネス503を介してECU500に接続
される。
している電源回路504が備えられている。この電源回
路504には、所定電圧を発生させる定電圧回路505
と、電源回路504の出力(すなわち電源電圧Vccと
なる部位)と定電圧回路505が発生させる所定電圧と
がそれぞれ反転入力端子と非反転入力端子とに入力され
るオペアンプ506、オペアンプ506の出力に接続さ
れた第4のトランジスタ507とn個のトランジスタか
らなる第5のトランジスタ508とからなるカレントミ
ラー回路509、第4のトランジスタ507に直列接続
された電流モニタ用抵抗510が備えられている。この
電流モニタ用抵抗510には、抵抗温度係数(TCR)
がほぼ零のものを用いることで、広い温度範囲で正確な
電流モニタが可能となる。また、抵抗519とコンデン
サ520はVccラインからのノイズ除去フィルタを形
成している。抵抗521とコンデンサ522も同様であ
る。
費電流の変化によって第5のトランジスタ508に流れ
る電流量が変化すると、この変化量に応じて第4のトラ
ンジスタ507及び電流モニタ用抵抗520に流れる電
流量も変化し、第4のトランジスタ507と電流モニタ
用抵抗520との間の電位Vsが変化するようになって
いる。
1が備えられていると共に、A/D変換器511からの
情報を受け取るCPU512が備えられている。A/D
変換器511には複数のチャンネル(CH0〜CHn)
が備えられており、そのうちの1つのチャンネルCHm
には抵抗513及びコンデンサ514からなるフィルタ
回路を介して製品出力Voutが入力され、もう1つの
チャンネルCHm+1には抵抗515及びコンデンサ5
16からなるフィルタ回路を介して電位Vsが入力され
るようになっている。つまり、圧力センサの故障は、A
/D変換器511のうち圧力センサが発生させた製品出
力Voutと対応するチャンネルとは異なるチャンネル
での電圧変化としてCPU512側に通知されるように
なっている。
tが入力されるラインとGNDに接続されるラインとの
間を連結するようにプルダウン抵抗517が備えられて
いるが、このプルダウン抵抗517は従来と同様の役割
を果たすものである。
の電流源35での消費電流がA/D変換器521を介し
てCPU512に送られるため、CPU512では消費
電流の変化が大きく変化するとき、すなわちA/D変換
器511から送られてくる電圧が大きく変化するときを
例えば所定のしきい値電圧との比較によって検出するこ
とで、圧力センサの故障診断を行うことができる。
動作状態や温度によっても変化するし、個々の製品ごと
にもばらつくので、それらを考慮して正常時と異常時の
消費電流差を設定しておく必要がある。
ータ33からのダイアグ制御信号によって電流源35の
消費電流の変化を検出するようにしても、故障診断を行
なうことができる。
施形態を適用した圧力センサの回路構成を示す。本実施
形態では、上記第1実施形態のように診断結果を出力端
子から通知するのではなく、他の方法によって通知す
る。以下、図8に基づいて圧力センサの構成について説
明するが、本実施形態に示す圧力センサの基本構成は第
1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ
説明する。
に応じた信号を出力する圧力信号出力端子600の他
に、ウィンドウコンパレータ33からのダイアグ制御信
号を出力するための故障診断出力端子601を備えたこ
とが第1実施形態と異なる。このように、故障診断結果
を専用の故障診断出力端子601から出力するようにし
ても良い。
施形態を適用した圧力センサの回路構成を示す。上記各
実施形態では、ウィンドウコンパレータ33を備えるこ
とで、ウィンドウコンパレータ33からダイアグ制御信
号が出力されるようになっていたが、図9に示すよう
に、本実施形態では、上記各実施形態で示したウィンド
ウコンパレータ33を備えず、アンプ4の出力、つまり
圧力センサの出力に基づいて故障診断を行うようにして
いる。
側に圧力センサの出力をデジタル値に変換するA/D変
換器を備え、このA/D変換器によってデジタル値に変
換された圧力センサの出力をCPU等の演算処理装置に
て故障診断を行なうようにする。なお、検査時に圧力セ
ンサに入力される診断指令信号は、もともとECU又は
システム制御回路側から発せられるものであるため、E
CU又はシステム制御回路側では診断指令信号が発せら
れるタイミングが分かっている。従って、ECU又はシ
ステム制御回路では、このタイミングに合わせて検査時
であるか圧力検出時であるかを見分け、故障診断が行な
われる。
回路1に加えて検査用回路2を備えるだけとし、圧力セ
ンサからの出力に基づいてECU又はシステム制御回路
側で故障診断を行なうようにすることもできる。なお、
本実施形態では、第1実施形態のような出力回路34を
設けていない構成としているが、出力回路34を設ける
ようにし、出力回路34の出力に基づいて故障診断が行
なわれるようにしても良い。
断指令信号がセンサ部外から送信されるように記載して
あるが、センサ内において電源Vccに図10に示す回
路を増設し、通常よりも高い電圧にすることで、診断指
令とすることができる。この場合、ECU側では電源電
圧の切替えを行う機能を付加しておく必要がある。
351のVBEが約0.7Vでオン状態となることか
ら、通常のセンサ出力時にはVBE≒0.7V>Vcc
・R2/(R1+R2)となるように、抵抗R1、R2
を設定しておく。なお、負荷352は、抵抗やトランジ
スタを用いた定電流負荷とする等が考えられる。また、
トランジスタ351はMOSトランジスタで構成しても
よい。この場合、VBEはVTに置き換えられる。
断しようとする場合に、Vccを予め決めた電圧、つま
りトランジスタ351がオン状態になる電圧に昇圧する
ことで、センサ内のトランジスタ351をオンし、Lo
wの診断指令信号を生成することができる。なお、図1
0に示す構成例では、診断指令信号がLowとなるが、
Hiとしてももちろん良い。
力する診断指令信号発生部を備えることにより、通常、
車載用のセンサとして必要となる電源、出力、グランド
の3本のワイヤーハーネス以外のワイヤーハーネスを増
やすことなく、上記各実施形態に示したセンサを構成す
ることができる。
22や通常の圧力測定時に使用するメモリ12を別構成
として記載しているが、必ずしも別構成とする必要はな
い。
ストンブリッジ構成としたが、このようなブリッジ構成
であると、ビット数分の定電流回路が必要となるため、
図5に示すようなR−2RラダーによるD/A変換回路
に基づいて構成してもよい。この図に示す各抵抗におい
て、抵抗Raの抵抗値をRとすると、抵抗Rbの抵抗値
もRとなっており、抵抗Rcの抵抗値は抵抗Raの2倍
の抵抗値に相当する2Rとなっている。
抗Rbと抵抗Rcとが並列接続され、抵抗Raと抵抗R
bとの接続点とアース間、及び抵抗Rbと抵抗Rcとの
接続点とアース間に所定のオン/オフ制御信号によって
制御される定電流回路301、302が備えられた構成
となっている。そして、抵抗Rcに対して抵抗Rbと抵
抗Rcとを並列接続していくということを繰り返した構
成となっている。このような構成により、ホイートスト
ンブリッジ構成とする場合と比べて、少ない定電流回路
の数で高分解能を実現することができる。
efは、定電圧Vccを分圧したもの、あるいは定電圧
Vccとは別に定電圧回路を設け、この回路の電圧を利
用したものであっても良い。
置として圧力センサを例に挙げて説明したが、他のセン
サ類にも本発明を適用することが可能である。
路構成を示す図である。
な回路構成を示す図である。
示す図である。
路構成を示す図である。
RラダーによるD/A変換器の具体的な回路構成を示す
図である。
路構成を示す図である。
した図である。
路構成を示す図である。
路構成を示す図である。
の回路構成例を示す図である。
図である。
マルチプレクサ、4…アンプ、5〜8…拡散抵抗、10
…センサ部、11…定電流回路、12…メモリ、13…
D/A変換器、20…検査用ブリッジ回路、22…検査
用メモリ、32…選択部、33…ウィンドウコンパレー
タ、34…出力回路。
Claims (21)
- 【請求項1】 物理量に応じた電圧を出力するセンサ部
(10)と、 前記センサ部からの出力を処理し、該センサ部からの出
力に応じた信号を出力する信号処理回路(4、34)と
を備えた物理量検出装置であって、 検査時には、前記信号処理回路に前記センサ部からの出
力とは異なる基準電圧が入力されるようになっており、
前記信号処理回路の出力に基づいて異常検出が行えるよ
うに構成されていることを特徴とする物理量検出装置。 - 【請求項2】 物理量に応じた電圧を出力するセンサ部
(10)と、 前記センサ部からの出力を処理し、該センサ部からの出
力に応じた信号を出力する信号処理回路(4、34)
と、 前記センサ部とは別に備えられ、検査用の基準電圧を出
力する検査用出力発生部(20)とを有し、 物理量検出時には、前記信号処理回路に前記センサ部か
らの出力が入力され、前記信号処理回路の出力に基づい
て物理量検出が行われるように構成され、 検査時には、前記信号処理回路に前記検査用出力発生部
の出力が入力され、前記信号処理回路の出力に基づいて
異常検出が行われるように構成されていることを特徴と
する物理量検出装置。 - 【請求項3】 物理量に応じた電圧を出力するセンサ部
(10)と、 検査用の基準電圧を出力する検査用出力発生部(20)
と、 前記センサ部からの出力若しくは前記検査用出力発生部
の出力が選択的に入力されると共に、入力された信号に
応じた電圧を出力する信号処理回路(4、34)と、を
備え、 物理量検出時には前記センサ部の出力が選択され、前記
信号処理回路に入力されるようになっており、 検査時には前記検査用出力発生部の出力が選択され、前
記信号処理回路に入力されるようになっていることを特
徴とする物理量検出装置。 - 【請求項4】 前記検査用出力発生部は、直列接続され
た抵抗によって形成した4辺形の閉回路を成すホイート
ストンブリッジ回路であり、該ホイートストンブリッジ
回路の相対する接続点の一方の差電圧を前記基準電圧と
して出力するようになっていることを特徴とする請求項
2又は3に記載の物理量検出装置。 - 【請求項5】 前記検査用出力発生部には、前記ホイー
トストンブリッジ回路に印加する印加電圧の大きさを制
御する定電流回路(21)が備えられていることを特徴
とする請求項4に記載の物理量検出装置。 - 【請求項6】 前記定電流回路に流す電流量に関するデ
ータを記憶する検査用メモリ(22)を有し、 前記定電流回路が流す電流量は、前記検査用メモリに備
えられたデータに基づいて設定されるようになっている
ことを特徴とする請求項5に記載の物理量検出装置。 - 【請求項7】 前記検査用出力発生部は、R−2Rラダ
ーによって構成されたD/A変換回路であることを特徴
とする請求項2又は3に記載の物理量検出装置。 - 【請求項8】 前記センサ部の出力と前記検査用出力発
生部の出力とはアナログ・マルチプレクサに入力される
ようになっており、 該アナログ・マルチプレクサは、物理量検出時には前記
センサ部の出力を前記信号処理回路に出力し、検査時に
は前記検査用出力発生部の出力を前記信号処理回路に出
力するように構成されていることを特徴とする請求項2
乃至7のいずれか1つに記載の物理量検出装置。 - 【請求項9】 前記信号処理回路は、前記センサ部から
の出力を増幅すると共に、前記センサ部におけるオフセ
ット及びオフセット温度特性を補償する機能を有してい
ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記
載の物理量検出装置。 - 【請求項10】 前記信号処理回路によってオフセット
及びオフセット温度特性が補償された出力と所定の基準
値とを比較する比較手段(33)を有し、 前記検査時には、前記比較手段によって前記オフセット
及びオフセット温度特性が補償された出力が前記所定の
基準値と比較され、この比較結果に基づいて前記異常検
出が行われるようになっていることを特徴とする請求項
9に記載の物理量検出装置。 - 【請求項11】 前記信号処理回路は、前記比較結果に
基づいて異常であることが検出されると、前記物理量検
出時に該信号処理回路が発生させる出力電圧の範囲とは
異なる電圧を発生させる出力手段(34)を有すること
を特徴とする請求項10に記載の物理量検出装置。 - 【請求項12】 前記信号処理回路は、前記比較結果に
基づいて電流量を変化させる電流源(35)を備えてい
ることを特徴とする請求項10に記載の物理量検出装
置。 - 【請求項13】 前記信号処理回路には、前記比較結果
を外部に出力する端子(601)が備えられており、こ
の端子を通じて前記異常検出が行なえるようになってい
ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに
記載の物理量検出装置。 - 【請求項14】 前記比較手段は、前記信号処理回路に
よってオフセット及びオフセット温度特性が補償された
出力に応じた電圧を発生させる出力手段(34)の出力
と前記所定の基準値とを比較するようになっていること
を特徴とする請求項10、12、13のいずれか1つに
記載の物理量検出装置。 - 【請求項15】 前記出力手段は、反転増幅回路で構成
されていることを特徴とする請求項11又は14に記載
の物理量検出装置。 - 【請求項16】 検査時に診断指令信号を出力する診断
指令信号発生部を備えていることを特徴とする請求項1
乃至15のいずれか1つに記載の物理量検出装置。 - 【請求項17】 前記診断指令信号発生部は、 所定の電源電圧が印加される負荷(352)と、 前記負荷に直列接続されたトランジスタ(351)と、 前記トランジスタを制御する電圧を発生させる第1、第
2の抵抗(R1、R2)とを有し、 前記負荷とトランジスタとの接続点の電位を診断指令信
号として発生させるものであることを特徴とする請求項
16に記載の物理量検出装置。 - 【請求項18】 前記信号処理回路は、該信号処理回路
自身の補正データと前記センサ部の補正データとの両方
を備える第1の記憶部と、前記信号処理回路自身の補正
データを備える第2の記憶部とを有し、前記検査時にお
いては、前記第2の記憶部のデータを用いるようになっ
ていることを特徴とする請求項1に記載の物理量検出装
置。 - 【請求項19】 前記信号処理回路は、前記センサ部と
同じチップ上に形成された集積化センサであることを特
徴とする請求項18に記載の物理量検出装置。 - 【請求項20】 前記センサ部には、該センサの出力を
調整する調整部が設けられ、 前記信号処理回路は、該信号処理回路自身の補正データ
を備える記憶部を備え、前記センサ部による物理量検出
時及び前記検査時の両方において、前記記憶部のデータ
を用いるようになっていることを特徴とする請求項1に
記載の物理量検出装置。 - 【請求項21】 前記センサ部と前記信号処理回路部と
は別々のチップに形成され、 前記記憶部は前記信号処理回路が形成されたチップに設
けられていることを特徴とする請求項20に記載の物理
量検出装置。
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JP2001146958A JP2002084151A (ja) | 2000-06-28 | 2001-05-16 | 物理量検出装置 |
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