JP4544039B2 - センサ装置 - Google Patents

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本発明は、複数のセンサのセンサ出力を切り替えて出力するようにしたセンサ装置に関する。
近年では、自動車用センサにおいて高機能化の流れの一つとして、複数のセンサを一つのセンサ装置としてのパッケージにまとめるという複合化が望まれている。しかしながら、単純に複数のセンサを複合化しようとすると、パッケージの出力端子が増えてしまう。このため、車両に対するパッケージの搭載性が悪化してしまい、好ましくない。
そこで、複数のセンサをパッケージにまとめると共に、各センサの出力を外部に出力するための出力端子を一つだけにしてしまうことが考えられる。しかし、このような方法を採用したとしても、複数のセンサのどのセンサの信号を出力させるかを切り替えるため、切り替え制御のための制御信号端子が必要になり、端子数を低減させるまでには至っていない。
このような問題を解決するため、センサ装置の出力端子からデジタル信号を入力することによりセンサ機能(例えば、圧力センサの出力特性)を切り替えるセンサ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなセンサ装置は、出力特性に応じて物理量を検出するセンシング素子と、外部との間で信号の入出力がなされる入出力端子と、入出力端子の電圧値をモニタする入出力制御回路と、入出力端子を介して入力される外部指令信号に応じて出力特性を切り替えるレンジ制御回路と、を備えて構成されている。
また、このセンサ装置に対し、センシング素子の出力特性を切り替えるためのマイコンが用意されている。このマイコンには、センシング素子の出力特性を切り替えるための外部指令信号(デジタル信号)を生成する機能が備えられている。
上記センサ装置では、センシング素子にて圧力に応じたアナログ信号が出力され、入出力端子を介してマイコンにアナログ電圧が入力される。また、入出力制御回路にて入出力端子における電圧値がモニタされ、マイコンにより入出力端子の電圧が高く設定され所定の範囲から外れると、それまで検出信号を出力していた入出力端子が、マイコンからの外部信号が入力される入出力端子に機能変更される。入出力端子が外部信号を入力する端子に変更された後、レンジ制御回路にて、入出力端子を介してマイコンから外部指令信号が取り込まれる。そして、レンジ制御回路にてセンシング素子の出力特性が切り替えられる。
この方法によれば、入出力端子を介してセンシング素子の出力特性の切り替えを行うようにしているため、センサ装置の端子数の増加を避けることができる。
特開2004−138548号公報
しかしながら、上記従来の技術では、センサ装置のセンシング素子の出力特性を切り替えるため、マイコンにてセンシング素子の出力特性を切り替えるための外部指令信号をデジタル信号として作成しなければならず、マイコンにおいてデジタル信号生成のためのロジック回路が必要になってしまっていた。同様に、センサ装置においてマイコンから入力されるデジタル信号を取り込むためのレンジ制御回路が必要になってしまっていた。このため、マイコンおよびセンサ装置それぞれにおいて回路が複雑になってしまうという問題が生じていた。
なお、更に進んだ端子数削減アプローチとして、車内LANなどの通信プロトコルに出力を載せるという方法が考えられる。しかしながら、通信プロトコル制御用の非常に複雑な回路が必要となるため、大きなコストアップとなり、好ましくない。
本発明は、上記点に鑑み、複数のセンサを備えたセンサ装置において、端子数を増加させることなく簡単な回路構成であってもセンサ機能の切り替えを行うことができるセンサ装置を提供することを目的とする。
請求項に記載の発明では、外部から出力端子(60)に入力される交流電圧を直流成分と交流成分とに分離する交流直流分離回路(43)と、交流電圧の交流成分の振幅もしくは周波数に対するしきい値を有し、このしきい値と交流成分の振幅もしくは周波数とを比較してその結果に応じて切替信号を生成して出力する検出回路(44)と、を備えた電源電圧検出部(40)と、複数のセンシング素子(10、20)から電気信号がそれぞれ入力される複数のスイッチ(53a、53b)と、電源電圧検出部から入力される切替信号に応じて、これら複数のスイッチを連動させて切り替えるモード切替スイッチ部(53)を有し、連動スイッチによってそれぞれ切り替えられた複数のスイッチのうちすべてもしくはいずれかの出力に基づいてセンサ出力を求め、このセンサ出力を出力信号として出力端子を介して外部に出力する信号処理部(50)と、を備えていることを特徴としている。
このように、電源電圧検出部に出力端子から入力される交流電圧から切替信号を生成する。これにより、センサ装置において、切替信号を入力するための端子を必要とせず、端子数増加を防ぐことができる。また、アナログ信号のみによって容易にセンサ機能を切り替えることができるので、複雑な回路構成が不要となり、センサ装置を容易に構成することができる。
請求項に記載の発明では、外部から出力端子(60)に流れ込むまたは出力端子から流れ出す電流を検出し、その電流に応じて切替信号を生成する電流検出回路(57)と、複数のセンシング素子(10、20)から電気信号がそれぞれ入力される複数のスイッチ(53a、53b)と、電流検出回路から入力される切替信号に応じて、これら複数のスイッチを連動させて切り替えるモード切替スイッチ部(53)を有し、連動スイッチによってそれぞれ切り替えられた複数のスイッチのうちすべてもしくはいずれかの出力に基づいてセンサ出力を求め、このセンサ出力を出力信号として出力端子を介して外部に出力する信号処理部(50)と、を備えていることを特徴としている。
このように、出力端子に入出力される電流に基づき電流検出回路にて切替信号を生成する。これにより、請求項と同様に、センサ装置において、切替信号を入力するための端子を必要とせず、アナログ信号のみによって容易にセンサ機能を切り替えることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。以下で示されるセンサ装置は、例えばディーゼル車の排気ガスのガス圧を検出するためにマフラーに設置され、排ガス制御等に用いられる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置のブロック構成図である。また、図2は、図1に示されるセンサ装置S1の具体的な回路図を示したものである。図1に示されるように、センサ装置S1は、第1、第2センシング素子10、20と、電源端子30と、電源電圧検出部40と、信号処理部50と、出力端子60と、GND端子70と、を備えて構成されている。
第1、第2センシング素子10、20は、物理量を検出してそのレベルに応じた電気信号を出力するものである。本実施形態では、第1、第2センシング素子10、20は圧力媒体の圧力を検出するものとして採用される。したがって、第1、第2センシング素子10、20は、圧力を検出してその圧力に応じたレベルの電気信号を発生するものであり、ピエゾ抵抗効果を利用した周知構成のもので、センシング部(圧力受圧部)としてのダイヤフラムおよび拡散抵抗などにより形成されたブリッジ回路などを備えた構成となっている。
なお、図2に示されるように、本実施形態では、第1センシング素子10が圧力Aを検出し、第2センシング素子20が圧力Bを検出するようになっている。
電源端子30は、センサ装置S1を作動させるための電源電圧を外部から入力するための端子である。この電源端子30には、例えば外部ECUから電源電圧が入力される。
電源電圧検出部40は、電源端子30に入力された電源電圧の大きさを検出するものであり、図2に示されるように、基準電圧発生回路41と、電圧比較回路42と、を備えて構成されている。
基準電圧発生回路41は、電源端子30から入力される電源電圧に基づいて一定電圧を発生させ、その一定電圧を電源比較回路42に入力するものである。また、電圧比較回路42は、電源端子30から入力される電源電圧と、基準電圧発生回路41から入力される一定電圧と、を比較し、その結果に応じて後述する信号処理部50のモード切替スイッチ53を切り替える切替信号を出力するものである。このような電圧比較回路42は、例えばコンパレータを備えた構成となっている。
信号処理部50は、第1、第2センシング素子10、20から入力される各電気信号に対し、電源電圧検出部40の電圧検出部40から入力される切替信号に基づいてセンサ出力を求め、このセンサ出力を出力信号として出力するものであり、第1、第2差動アンプ51、52と、モード切替スイッチ53と、加減算回路54と、アンプ55と、を備えて構成されている。
第1、第2差動アンプ51、52は、第1、第2センシング素子10、20からそれぞれ入力される各電気信号の差動増幅信号を出力するものである。
モード切替スイッチ53は、第1、第2差動アンプ51、52を介して第1、第2センシング素子10、20から入力される電気信号を選択的に出力するものである。このようなモード切替スイッチ53は、連動して切り替わる第1切替部53aと、第2切替部53bと、を備えて構成されている。
第1、第2切替部53a、53bは、第1、第2差動アンプ51、52を介して第1、第2センシング素子10、20から入力される電気信号をスイッチが接続される接点の場所に応じて出力するものである。すなわち、第1、第2切替部53a、53bは、連動して接続状態が切り替えられる。
また、モード切替スイッチ53は、電圧比較回路42から入力される切替信号によって、第1、第2切替部53a、53bの接続状態を連動して切り替えるものである。このようなスイッチとして、例えばトランジスタ、MOSトランジスタなどが採用される。
具体的に、図2に示されるように、第1切替部53aには第1差動アンプ51側に第1〜第3接点531〜533が備えられており、切替信号によってこれら第1〜第3接点531〜533のいずれかに接続されるようになっている。同様に、第2切替部53bには第2差動アンプ52側に第4〜第6接点534〜536が備えられており、切替信号によってこれら第4〜第6接点534〜536のいずれかに接続されるようになっている。
本実施形態では、切替信号によって、第1、第2切替部53a、53bのうち第1接点531および第4接点534、第2接点531および第5接点534、第3接点531および第6接点534のいずれかの接続状態とされる。そして、切替信号に基づいて接続された第1、第2切替部53a、53bから電気信号が出力される。なお、モード切替スイッチ53は、本発明のモード切替スイッチ部に相当する。また、第1、第2切替部53a、53bは本発明の複数のスイッチに相当する。
加減算回路54は、モード切替スイッチ53から入力される電気信号を加減算の演算を行うと共に増幅して出力するものである。このような加減算回路54は、複数の抵抗と、オペアンプ54aと、を備えて構成されており、第1切替部53aから入力された電気信号はオペアンプ54aの負の符号の端子(反転入力端子)に入力され、第2切替部53bから入力された電気信号はオペアンプ54aの正の符号の端子(非反転入力端子)に入力される。そして、加減算回路54による演算結果が出力信号として出力される。
アンプ55は、加減算回路54から入力された出力信号を増幅して出力するものである。また、出力端子60は、アンプ55から入力される信号を外部ECUに出力する端子であり、GND端子70は、センサ装置S1の接地のための端子である。これら出力端子60、GND端子70、そして電源端子30には外部ECUから配線が接続される。以上が、本実施形態に係るセンサ装置S1の構成である。
次に、上記センサ装置S1において、センサ装置S1の電源端子30に入力される電源電圧に応じて各センシング素子10、20の出力を切り替えて出力する作動について説明する。
まず、第1、第2センシング素子10、20にて圧力に応じたレベルの電気信号が第1、第2差動アンプ51、52を介してそれぞれ増幅されると共に、それぞれモード切替スイッチ53の第1、第2切替部53a、53bにそれぞれ出力される。
また、外部ECUから電源端子30を介して電源電圧が入力される。この電源電圧は、基準電圧発生回路41および電圧比較回路42にそれぞれ入力される。基準電圧発生回路41に電源電圧が入力されると、一定電圧が発生されると共に、その一定電圧が電圧比較回路42に入力される。
本実施形態では、一定電圧2.25V(第1しきい値)、一定電圧2.75V(第2しきい値)を発生させて電圧比較回路42に出力する。
そして、電圧比較回路42には、基準電圧発生回路41から一定電圧であるしきい値、および電源電圧の1/2が入力され、電源電圧の1/2としきい値とが比較される。本実施形態では、電源電圧の1/2が第1しきい値よりも小さい場合、第1切替部53aの第1接点531および第2切替部53bの第4接点534が各スイッチによってそれぞれ接続されるように切替信号が電圧比較回路42からモード切替スイッチ53に入力される。
これにより、第1センシング素子10の出力(圧力A)が、第1差動アンプ51および第2切替部53bの第4接点534を介して、加減算回路54のオペアンプ54aの非反転入力端子に入力される。なお、第2センシング素子20の出力は、第2切替部53bのスイッチ接続状態により、モード切替スイッチ53から加減算回路54に出力されない。したがって、第1センシング素子10の出力のみが加減算回路54を介してアンプ55にて増幅され、センサ出力として出力端子60から外部ECUに出力される。
同様に、電源電圧の1/2が第1しきい値よりも大きく第2しきい値よりも小さい場合、第1切替部53aの第2接点532および第2切替部53bの第5接点535が各スイッチによってそれぞれ接続されるように切替信号が電圧比較回路42からモード切替スイッチ53に入力される。
これにより、第1センシング素子10の出力(圧力A)が、第1差動アンプ51および第1切替部53aを介して加減算回路54の反転入力端子に入力される。また、第2センシング素子20の出力(圧力B)が、第2差動アンプ52および第2切替部53bを介して加減算回路54の非反転入力端子に入力される。したがって、加減算回路54のオペアンプ54aからは、第2センシング素子20の出力(圧力B)と第1センシング素子10の出力(圧力A)との差圧(圧力B−圧力A)に相当する出力信号が出力され、アンプ55にて増幅されて、センサ出力として出力端子60から外部ECUに出力される。
また、電源電圧の1/2が第2しきい値よりも大きい場合、第1切替部53aの第3接点533および第2切替部53bの第6接点536が各スイッチによってそれぞれ接続されるように切替信号が電圧比較回路42からモード切替スイッチ53に入力される。
これにより、第1センシング素子10の出力(圧力A)は、第1切替部53aで止められる。また、第2センシング素子20の出力(圧力B)は、第2差動アンプ52および第2切替部53bを介して加減算回路54のオペアンプ54aの非反転入力端子に入力される。したがって、第2センシング素20の出力のみが加減算回路54を介してアンプ55にて増幅され、センサ出力として出力端子60から外部ECUに出力される。
以上のように、電源端子30から入力される電源電圧に応じて基準電圧発生回路41にて一定電圧を発生させ、電源電圧の値に応じてセンサ装置S1のセンサ出力を切り替えることができる。本実施形態では、上述のように、電源端子30から入力される電源電圧の値に応じて基準電圧発生回路41にしきい値が設定され、そのしきい値に基づいて電圧比較回路42にてモード切替スイッチ53が切り替えられるのである。
本実施形態では、基準電圧発生回路41にてしきい値が2.25Vもしくは2.75Vとなるように設定されることで、電源電圧が4Vのときに圧力A、電源電圧が5Vのときに差圧B−A、電源電圧が6Vのときに圧力Bが出力されるように、センサ機能を切り替えることができるようになっている。
以上、説明したように、本実施形態では、電源電圧に応じてモード切替スイッチ53の第1、第2切替部53a、53bをそれぞれ切り替える切替信号を生成して出力することを特徴としている。そして、この切替信号に応じてモード切替スイッチ53の第1、第2切替部53a、53bをそれぞれ切り替えて第1、第2センシング素子10、20の出力を切り替えて出力する。これにより、アナログ信号である電源電圧によってセンサ装置S1の第1、第2センシング素子10、20の出力、つまりセンサ機能を容易に切り替えることができる。
また、センサ装置S1と外部ECUとの信号の受け渡しにはアナログ信号のみを使うことになるため、複雑な回路構成が不要となり、センサ装置S1の構成を容易にすることができる。さらに、電源端子30に入力された電源電圧に基づいて切替信号を生成しているため、外部にて切替信号を生成する必要が無くなると共に、センサ機能を切り替える切替信号を入力するための端子を増やす必要が無くなり、端子数増加を防ぐことができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、第1、第2センシング素子10、20、モード切替スイッチ53、そして第1、第2差動アンプ51、52の接続形態が第1実施形態と異なる。
以下、本実施形態に係るセンサ装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態で用いられる図において、上記第1実施形態で用いられた図に示される構成要素に同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、同一符号を付してある。
図3は、本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図を示したものである。この図に示されるように、本実施形態では、第1、第2センシング素子10、20の各出力が、モード切替スイッチ53を介して第1、第2差動アンプ51、52にそれぞれ入力され、各差動アンプ51、52にて増幅された後、加減算回路54に入力される接続形態となっている。
このような接続形態に応じて、本実施形態では、モード切替スイッチ53の第1、第2切替部53a、53bに備えられたスイッチがそれぞれ2つとなり、接点がそれぞれ6個となっている。したがって、モード切替スイッチ53では、第1、第2切替部53a、53bの4つのスイッチが連動して切り替わる。
具体的には、接点537a、537d、538a、538dがそれぞれスイッチ接続された状態になると、第1センシング素子10の出力(圧力A)は、第1切替部53aで止められ、第2センシング素子20の出力(圧力B)は、第2差動アンプ52に入力される。したがって、加減算回路54には第2センシング素子20の出力のみが入力され、アンプ55を介して第2センシング素子20の出力(圧力B)が出力端子60から外部ECUに出力される。
同様に、接点537b、537e、538b、538eがそれぞれスイッチ接続された状態になると、第1センシング素子10の出力(圧力A)は、第1差動アンプ51を介して加減算回路54のオペアンプ54aの反転入力端子に入力される。また、第2センシング素子20の出力(圧力B)は、第2差動アンプ52を介して加減算回路54のオペアンプ54aの非反転入力端子に入力される。これにより、加減算回路54のオペアンプ54aからは第2センシング素子20の出力(圧力B)と第1センシング素子10の出力(圧力A)との差圧(圧力B−圧力A)に相当する出力信号が出力される。
そして、接点537c、537f、538c、538fがそれぞれスイッチ接続された状態になると、第2センシング素子20の出力は第2切替部53bで止められ、第1センシング素子10の出力(圧力A)は、第1差動アンプ51を介して加減算回路54に入力される。したがって、加減算回路54からは第1センシング素子10の出力のみが出力され、アンプ55を介して出力端子60から外部ECUに出力される。
本実施形態では、上記のような構成としても、電源端子30から入力される電源電圧の値に基づきモード切替スイッチ53を切り替えることで、第1センシング素子10の出力のみ、第2センシング素子20の出力と第1センシング素子10の出力との差の出力、第2センシング素子20の出力のみ、のいずれかを出力端子60から出力させるようにすることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、電源電圧検出部40の構成が第1実施形態と異なる。
以下、本実施形態に係るセンサ装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態で用いられる図において、上記第1実施形態で用いられた図に示される構成要素に同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、同一符号を付してある。
図4は、本発明の第3実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図を示したものである。この図に示されるように、本実施形態に係るセンサ装置S3の電源電圧検出部40は、交流直流分離回路43と、振幅検出回路44と、を備えて構成されている。
交流直流分離回路43は、外部ECUから電源端子30に入力される交流の電源電圧を直流成分と交流成分とに分離するものである。この交流直流分離回路43にて分離された電源電圧の直流成分は、センサ装置S3の電源として使用される。また、電源電圧の交流成分は、振幅検出回路44に入力される。
振幅検出回路44は、交流直流分離回路43から入力される電源電圧の交流成分の振幅を検出するものである。具体的には、振幅検出回路44は、電源電圧の交流成分の振幅に対するしきい値を有しており、このしきい値と電源電圧の交流成分の振幅とを比較してその結果に応じた切替信号をモード切替スイッチ53に出力する。なお、振幅検出回路44は、本発明の検出回路に相当する。
したがって、モード切替スイッチ53は、振幅検出回路44から入力される切替信号に基づき第1、第2センシング素子10、20の出力を加減算回路54に出力する。
以上のように、電源電圧の交流成分の振幅の大きさに基づいてモード切替スイッチ53を切り替える切替信号を生成し、この切替信号によってセンサ装置S3のセンサ出力を切り替えることができるようにしても良い。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、モード切替スイッチ53を切り替える切替信号が出力端子から入力されることが第1〜第3実施形態と異なる。
以下、本実施形態に係るセンサ装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態で用いられる図において、上記第1〜第3実施形態で用いられた図に示される構成要素に同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、同一符号を付してある。
図5は、本発明の第4実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図を示したものである。この図に示されるように、本実施形態では、電源端子30にはセンサ装置S4を作動させるための電源電圧が入力されるのみとなっている。また、信号処理部50には、出力抵抗56が設けられている。この出力抵抗56は、出力端子60から入力される切替信号が加減算回路54に影響を及ぼさないようにするためのバッファとして機能するものであり、アンプ55と出力端子60との間に接続された状態になっている。
また、本実施形態では、切替信号を生成および出力するものとして、重畳回路81およびローパスフィルタ82がセンサ装置S4の外部に設けられている。
重畳回路81は交流電圧を発生させるものであり、交流電源81aおよびコンデンサ81bを備えて構成されている。この交流電源81aは、外部からの信号に応じて交流電圧の振幅が変えられるようになっている。また、ローパスフィルタ82は、出力端子60から出力された出力信号に重畳回路81にて発生された交流電圧の交流成分を除去して出力するものであり、抵抗82aおよびコンデンサ82bを備えた周知のものである。
このような構成を有するセンサ装置S4では、外部ECUによって重畳回路81の交流電源81aの交流電圧の振幅が変えられ、その交流電圧が出力される。この交流電圧は、センサ装置S4の出力端子60に入力されると、電源電圧検出部40の交流直流分分離回路43に入力される。また、出力端子60に入力された交流電圧は、出力抵抗56によって加減算回路54には入力されない。
そして、上記第3実施形態と同様に、交流電圧が直流成分と交流成分とに分離されて、交流成分の振幅に応じて切替信号が生成され、この切替信号によってモード切替スイッチ53が切り替えられる。これにより、センサ装置S4のセンサ出力を切り替えることができるようになっている。この後、加減算回路54から出力された出力信号は出力端子60から出力される。この出力信号は、重畳回路81で発生した交流電圧と重畳してしまうが、ローパスフィルタ82によって出力信号に重畳された交流成分が除去され、外部ECUに入力される。
以上のように、センサ装置S4の出力端子60からモード切替スイッチ53を切り替えるための信号を入力するようにしても構わない。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1、第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、センサ装置の出力端子に入力された電流に応じて切替信号が生成されることが第1、第4実施形態と異なる。
以下、本実施形態に係るセンサ装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態で用いられる図において、上記第1、第4実施形態で用いられた図に示される構成要素に同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、同一符号を付してある。
図6は、本発明の第5実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図を示したものである。この図に示されるように、本実施形態では、第4実施形態と同様に電源端子30にはセンサ装置S5を作動させるための電源電圧が入力されるのみとなっている。
また、信号処理部50には、電流検出回路57が備えられている。この電流検出回路57は、出力端子60に流れ込む(シンク)または出力端子60から流れ出す(ソース)電流を検出し、その電流に応じてモード切替スイッチ53を切り替えるための切替信号を発生させるものである。このような電流検出回路57は、アンプ55と出力端子60との間に設置される。電流検出回路57はアンプ55から入力される出力信号を、出力端子60を介して外部ECUに出力する。
また、本実施形態では、電流出力回路90がセンサ装置S5の外部に設けられている。この電流出力回路90は、センサ装置S5の出力端子60に電流を流入させて、電流検出回路57にて切替信号を生成させるためのものである。このような電流出力回路90は、電流を流出させる抵抗91およびスイッチ92と、電流を流入させるスイッチ93および抵抗94と、を備えて構成されている。
これらスイッチ92、93が、例えば外部ECUによって切り替えられることで、センサ装置S5の出力端子60に電流が流出入される。これにより、出力端子60のシンク・ソース電流に応じて電流検出回路57にてモード切替スイッチ53が切り替えられる。
以上のように、センサ装置S5の出力端子60に入力される電流によってモード切替スイッチ53を切り替えるようにしても良い。
(他の実施形態)
上記第1〜第5実施形態に示される各センサ装置S1〜S5の構成は、それぞれ一例を示すものであって、これらに限定されるものではない。また、上記各実施形態では省略してあるが、必要に応じて各センシング素子の特性を合わせこむための調整回路も実際には各センサ装置S1〜S5に含まれる。
第3、第4実施形態では、電源電圧検出部40の振幅検出回路44にて電源電圧の交流成分の振幅をモニタしているが、電源電圧の交流成分の周波数をモニタし、この周波数に応じて切替信号を生成するようにしても構わない。
上記第1〜第5実施形態の各センサ装置S1〜S5において、第1、第2センシング素子10、20は例えば圧力センサであると示したが、これは一例であって、第1、第2センシング素子10、20は物理量を検出する素子であれば、どんな素子でも構わない。圧力センサの他に、例えば、加速度センサ、温度センサ、湿度センサ等を採用することができる。そして、モード切替スイッチ53により、所望の出力を得るようにすれば良い。
また、センシング素子の数は上記実施形態のように2つに限定されるものではなく、いくつ用いても構わない。
さらに、上記第1〜第5実施形態では、信号処理部50において、モード切替スイッチ53から出力された電気信号が加減算回路54にて演算されるようになっているが、モード切替スイッチ53の出力は、加減算回路54以外の他の演算回路を介して出力されるようにしても構わない。
上記各実施形態では、センシング素子を複数用いているが、センシング素子は1つであって、その出力に対する複数の処理を切り替えるようにしても構わない。すなわち、センシング素子から信号処理部53に入力される電気信号が処理される場合、まず、モード切替スイッチ53に切替信号が入力されて複数のスイッチが切り替えられ、これにより信号処理部50において例えば増幅率、極性、オフセットのうちいずれかの処理がなされる。そして、その処理結果がセンサ出力とされ、このセンサ出力が出力信号とされて出力端子60を介して外部に出力される。
このように、センシング素子の出力に対し、モード切替スイッチ部に備えられた複数のスイッチによって処理内容を切り替えるようにすることも可能である。これにより、センシング素子にて検出される物理量に対し、所望の処理を施した上で外部に出力するようにすることができる。なお、このように複数の処理を切り替える構成であっても、例えば切替信号を生成する構成や方法は、上記各実施形態のうちいずれの形態を採用しても実施することができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置のブロック構成図である。 図1に示されるセンサ装置S1の具体的な回路図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図である。 本発明の第3実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図である。 本発明の第4実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図である。 本発明の第5実施形態に係るセンサ装置の具体的な回路図である。
符号の説明
10、20…第1、第2センシング素子、30…電源端子、40…電源電圧検出部、
41…基準電圧発生回路、42…電圧比較回路、43…交流直流分離回路、
44…振幅検出回路、50…信号処理部、51、52…第1、第2差動アンプ、
53…モード切替スイッチ、53a…第1切替部、53b…第2切替部、
54…加減算回路、55…アンプ、57…電流検出回路、
60…出力端子、70…GND端子。

Claims (2)

  1. 物理量を検出してそのレベルに応じた電気信号を出力する複数のセンシング素子(10、20)と、
    外部から出力端子(60)に入力される交流電圧を直流成分と交流成分とに分離する交流直流分離回路(43)と、前記交流電圧の交流成分の振幅もしくは周波数に対するしきい値を有し、このしきい値と前記交流成分の振幅もしくは周波数とを比較してその結果に応じて切替信号を生成して出力する検出回路(44)と、を備えた電源電圧検出部(40)と、
    前記複数のセンシング素子から前記電気信号がそれぞれ入力される複数のスイッチ(53a、53b)と、前記電源電圧検出部から入力される前記切替信号に応じて、これら複数のスイッチを連動させて切り替えるモード切替スイッチ部(53)を有し、前記連動スイッチによってそれぞれ切り替えられた前記複数のスイッチのうちすべてもしくはいずれかの出力に基づいてセンサ出力を求め、このセンサ出力を出力信号として前記出力端子を介して外部に出力する信号処理部(50)と、を備えていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 物理量を検出してそのレベルに応じた電気信号を出力する複数のセンシング素子(10、20)と、
    外部から出力端子(60)に流れ込むまたは前記出力端子から流れ出す電流を検出し、その電流に応じて切替信号を生成する電流検出回路(57)と、前記複数のセンシング素子から前記電気信号がそれぞれ入力される複数のスイッチ(53a、53b)と、前記電流検出回路から入力される前記切替信号に応じて、これら複数のスイッチを連動させて切り替えるモード切替スイッチ部(53)を有し、前記連動スイッチによってそれぞれ切り替えられた前記複数のスイッチのうちすべてもしくはいずれかの出力に基づいてセンサ出力を求め、このセンサ出力を出力信号として前記出力端子を介して外部に出力する信号処理部(50)と、を備えていることを特徴とするセンサ装置。
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