JP2009129246A - 物理量検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】センサ本体の異常状態を瞬時に判定可能な安価な物理量検出装置を提供する。
【解決手段】同一の物理量を検出するセンサ本体2a,2bを有するセンサモジュール3と、センサモジュール3内に配設された、センサ本体2a,2bの検出値の差分値を増幅出力する増幅回路5と、増幅回路5から出力された差分値と所定値とを比較して制御信号を生成する比較回路6と、比較回路6からの制御信号に従ってセンサ本体2aの検出値とセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号との間で出力信号を切り換える出力回路7とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】同一の物理量を検出するセンサ本体2a,2bを有するセンサモジュール3と、センサモジュール3内に配設された、センサ本体2a,2bの検出値の差分値を増幅出力する増幅回路5と、増幅回路5から出力された差分値と所定値とを比較して制御信号を生成する比較回路6と、比較回路6からの制御信号に従ってセンサ本体2aの検出値とセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号との間で出力信号を切り換える出力回路7とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、同一の物理量を検出する複数のセンサを備える物理量検出装置に関する。
従来より、同一の物理量を検出する複数のセンサ本体を有するセンサモジュールと、出力信号線を介してセンサモジュール内の各センサ本体に接続されたECU(Electronic Control Unit)とを備え、ECUが各出力信号線から入力されたセンサ本体の出力値を比較することにより、センサ本体の異常状態を判定するセンサモジュールの異常診断回路が知られている。
特開2003−201907号公報
従来のセンサモジュールの異常診断回路は、センサモジュール外に設けられたECUが各出力信号線から入力されたセンサ本体の出力値を比較することによりセンサ本体の異常状態を判定する構成になっているために、ECUの処理負荷が大きく、センサ本体の異常を瞬時に判定することが難しい。また各センサ本体とECUとを出力信号線により接続するために、センサ本体の数分だけ出力信号線やAD入力ポートを用意しなければならず、異常診断回路を安価に構成することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、センサ本体の異常状態を瞬時に判定可能な安価な物理量検出装置を提供することにある。
本発明に係る物理量検出装置は、同一の物理量を検出する複数のセンサ本体を有するセンサモジュールと、センサモジュール内に配設された、複数のセンサ本体により検出された物理量の差又は和が所定範囲内にあるか否かを判別することにより、複数のセンサ本体が正常状態と異常状態のどちらの状態にあるかを判定し、複数のセンサ本体が正常状態にあると判定した場合、センサ本体により検出された物理量を出力し、複数のセンサ本体が異常状態にあると判定した場合には、センサ本体が異常状態にあることを示す異常信号を出力する異常判定回路とを備える。
本発明に係る物理量検出装置によれば、異常判定回路がセンサモジュール内に設けられているので、ECUの処理負荷を低減し、センサ本体の異常状態を瞬時に判定することができる。また本発明に係る物理量検出装置によれば、出力信号線やAD入力ポートの数を少なくできるので、センサモジュールの異常診断回路を安価に構成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施形態となる物理量検出装置の構成について説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態となる物理量検出装置1は、図1に示すように、同一の物理量を検出する複数のセンサ本体2a,2bを有するセンサモジュール3と、センサモジュール3からの出力信号に基づいて各種処理を実行するECU(Electronic Control Unit)4とを主な構成要素として備える。センサモジュール3は、本発明に係る異常判定回路として、センサ本体2a,2bの検出値の差分値を増幅出力する増幅回路5と、増幅回路5から出力された差分値と所定値とを比較して制御信号を生成する比較回路6と、比較回路6からの制御信号に従ってセンサ本体2aの検出値とセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号との間で出力信号を切り換える出力回路(バッファ回路)7とを備える。
本発明の第1の実施形態となる物理量検出装置1は、図1に示すように、同一の物理量を検出する複数のセンサ本体2a,2bを有するセンサモジュール3と、センサモジュール3からの出力信号に基づいて各種処理を実行するECU(Electronic Control Unit)4とを主な構成要素として備える。センサモジュール3は、本発明に係る異常判定回路として、センサ本体2a,2bの検出値の差分値を増幅出力する増幅回路5と、増幅回路5から出力された差分値と所定値とを比較して制御信号を生成する比較回路6と、比較回路6からの制御信号に従ってセンサ本体2aの検出値とセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号との間で出力信号を切り換える出力回路(バッファ回路)7とを備える。
増幅回路5は増幅器8により構成され、増幅器8は、反転入力端子に入力される抵抗素子R1,R2によって定義される増幅率で増幅されたセンサ本体2aの検出値と、非反転入力端子に入力される抵抗素子R3,R4によって定義される増幅率で増幅されたセンサ本体2bの検出値との差分値を出力する。なお本実施形態では、センサ本体2a,2bの検出値の差分値を増幅出力するとしたが、センサ本体2a,2bの出力値の和値を増幅出力するように回路を構成してもよい。
比較回路6は、非反転入力端子に入力される分圧抵抗R5,R6によって定められる電圧と反転入力端子に入力される増幅器8の出力電圧とを比較して比較結果に従って出力回路7に制御信号を出力するオープンコレクタ(又はオープンドレイン)型の比較器9aと、反転入力端子に入力される分圧抵抗R7,R8によって定められる電圧と非反転入力端子に入力される増幅器8の出力電圧とを比較して比較結果に従って出力回路7に制御信号を出力するオープンコレクタ(又はオープンドレイン)型の比較器9bとを有する。
比較回路6は、増幅回路5の出力電圧が所定範囲(分圧抵抗R5,R6と分圧抵抗R7,R8によって定められる電圧範囲)内にある場合、センサ本体2a,2bは正常状態にあると判定し、出力のトランジスタをオフ状態にする。一方、増幅回路5の出力電圧が所定範囲内にない場合には、比較回路6は、センサ本体2a,2bは異常状態にあると判定し、センサ本体2aから出力回路7への信号経路をGNDショートする。
出力回路7は、非反転入力端子が比較回路6の出力端と抵抗素子R9を介してセンサ本体2aの出力端に接続された比較器10(ボルテージフォロア)により構成されている。出力回路7は、比較回路6の出力のトランジスタがオフ状態にある場合、センサ本体2aの検出値をそのままECU4に出力する。なお出力回路7は、センサ本体2aの検出値にゲイン・オフセットを与えてECU4に出力してもよい。一方、センサ本体2aから出力回路7への信号経路がGNDショートされている場合には、出力回路部7はセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号をECU4に出力する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態となる物理量検出装置1によれば、異常判定回路がセンサモジュール3内に設けられているので、ECU4の処理負荷を低減し、センサ本体2a,2bの異常状態を瞬時に判定することできる。またこれにより、センサモジュール3とECU4間の出力信号線やECU4のAD入力ポートの数を少なくすることができるので、センサモジュール3の異常判定回路を安価に構成できる。
また本発明の第1の実施形態となる物理量検出装置1によれば、センサ本体2a,2bが正常状態にある場合には、出力回路7は、センサ本体2aの検出値をECU4に出力するので、ECU4に検出値を出力しないセンサ本体2bには相対的に精度が低いセンサを用いることにより、物理量検出装置をより安価に構成することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態となる物理量検出装置1は、図2に示すように、上記第1の実施形態となる物理量検出装置における出力回路7が出力回路11に置き換わった構成になっている。そこで以下では、出力回路11の構成についてのみ説明し、その他の部位の説明は省略する。
本発明の第2の実施形態となる物理量検出装置1は、図2に示すように、上記第1の実施形態となる物理量検出装置における出力回路7が出力回路11に置き換わった構成になっている。そこで以下では、出力回路11の構成についてのみ説明し、その他の部位の説明は省略する。
出力回路11は、非反転入力端子が比較回路6の出力端と抵抗素子R9,R10を介してセンサ本体2a,2bの出力端に接続された加算器12により構成されている。出力回路11は、比較回路6の出力のトランジスタがオフ状態にある場合、センサ本体2aとセンサ本体2bの検出値の平均値をECU4に出力する。一方、センサ本体2aから出力回路7への信号経路がGNDショートされている場合には、出力回路11はセンサ本体2a,2bが異常状態にあることを示す異常信号をECU4に出力する。なお出力回路11は、センサ本体2aとセンサ本体2bの検出値の平均値にゲイン・オフセットを与えてECU4に出力してもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態となる物理量検出装置1によれば、出力回路11が、センサ本体2aとセンサ本体2bの検出値の平均値をECU4に出力するので、上記第1の実施形態となる物理量検出装置1により得られる技術的効果に加えて、センサ本体2a,2bの個体ばらつきを抑えて、物理量の検出精度を高めるという技術的効果を得ることができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1:物理量検出装置
2a,2b:センサ本体
3:センサモジュール
4:ECU(Electronic Control Unit)
5:増幅回路
6:比較回路
7,11:出力回路
2a,2b:センサ本体
3:センサモジュール
4:ECU(Electronic Control Unit)
5:増幅回路
6:比較回路
7,11:出力回路
Claims (3)
- 同一の物理量を検出する複数のセンサ本体を有するセンサモジュールと、
前記センサモジュール内に配設された、前記複数のセンサ本体により検出された物理量の差又は和が所定範囲内にあるか否かを判別することにより、複数のセンサ本体が正常状態と異常状態のどちらの状態にあるかを判定し、複数のセンサ本体が正常状態にあると判定した場合、センサ本体により検出された物理量を出力し、複数のセンサ本体が異常状態にあると判定した場合には、センサ本体が異常状態にあることを示す異常信号を出力する異常判定回路と
を備えることを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項1に記載の物理量検出装置において、
前記異常判定回路は、複数のセンサ本体が正常状態にあると判定した場合、複数のセンサ本体のうちの一つのセンサ本体により検出された物理量、又は当該物理量にゲイン・オフセットを与えたものを出力することを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項1に記載の物理量検出装置において、
前記異常判定回路は、複数のセンサ本体が正常状態にあると判定した場合、複数のセンサ本体により検出された物理量の平均値、又は当該平均値にゲイン・オフセットを与えたものを出力することを特徴とする物理量検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007304494A JP2009129246A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 物理量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007304494A JP2009129246A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 物理量検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009129246A true JP2009129246A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40820086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007304494A Pending JP2009129246A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 物理量検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009129246A (ja) |
-
2007
- 2007-11-26 JP JP2007304494A patent/JP2009129246A/ja active Pending
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